JP3359419B2 - 構内自動交換機 - Google Patents
構内自動交換機Info
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- JP3359419B2 JP3359419B2 JP11775394A JP11775394A JP3359419B2 JP 3359419 B2 JP3359419 B2 JP 3359419B2 JP 11775394 A JP11775394 A JP 11775394A JP 11775394 A JP11775394 A JP 11775394A JP 3359419 B2 JP3359419 B2 JP 3359419B2
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- Japan
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- extension
- central office
- modem
- line
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- Interface Circuits In Exchanges (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔地からモデムによ
り構内自動交換機とデータ通信を行い、構内自動交換機
の保守、診断、データのダウンロード、アップロードを
行うことができる構内自動交換機に関するものである。
り構内自動交換機とデータ通信を行い、構内自動交換機
の保守、診断、データのダウンロード、アップロードを
行うことができる構内自動交換機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、構内自動交換機は、サービスの高
度化、複雑化により、そのハードウエア/ソフトウエア
の構成も、大規模化、複雑化してきている。それに伴
い、設定されるデータも複雑で大規模なものとなり、容
易にユーザが設定データを変更することが困難となって
きている。
度化、複雑化により、そのハードウエア/ソフトウエア
の構成も、大規模化、複雑化してきている。それに伴
い、設定されるデータも複雑で大規模なものとなり、容
易にユーザが設定データを変更することが困難となって
きている。
【0003】また、保守者は障害発生時に即座に対応す
る必要がある。一方、NTT回線だけでなく、NCC
(New Common Carrier)回線を構内
自動交換機に収容し、発信先に応じて最も安価な回線を
選択する機能LCR(Least Cost Rout
ing)が一般的となってきており、そのデータの構内
自動交換機へのダウンロードが必要となってきている。
る必要がある。一方、NTT回線だけでなく、NCC
(New Common Carrier)回線を構内
自動交換機に収容し、発信先に応じて最も安価な回線を
選択する機能LCR(Least Cost Rout
ing)が一般的となってきており、そのデータの構内
自動交換機へのダウンロードが必要となってきている。
【0004】これらの理由により、遠隔地からモデムに
より、構内自動交換機とデータ通信を行い、保守、診
断、データのダウンロード、アップロードを行うこと
が、主流となってきている。
より、構内自動交換機とデータ通信を行い、保守、診
断、データのダウンロード、アップロードを行うこと
が、主流となってきている。
【0005】モデム機能が具備されている従来の構内自
動交換機の構成とデータ通信方式を以下に説明する。従
来の構内自動交換機は図5に示すように構成されてい
る。局線2と内線電話機6の間に介装される従来の構内
自動交換機1は、局線2に接続されて着信時、局交換機
の送出するベル信号の検知と局線との通話路制御、局交
換機へのダイヤル信号送出、局交換機から終話時送出さ
れる回線電流瞬時遮断の検知を実施する局線インターフ
ェース部3と、内線電話機6を収容し、受話器の上げ下
げを検知するフック検知、着信時に内線電話機にベル信
号を送出するベル送出、内線電話機との通話利制御、内
線電話機からのダイヤルを受信するダイヤル受信を実施
する内線インターフェース部5と、局線2からのモデム
信号の受信を行い、信号符号化/複号化を実施するモデ
ム8と、局線インターフェース部3と内線インターフェ
ース部5とモデム8との通話路を制御する通話路スイッ
チ4と、これらを制御する制御部7とで構成されてい
る。
動交換機の構成とデータ通信方式を以下に説明する。従
来の構内自動交換機は図5に示すように構成されてい
る。局線2と内線電話機6の間に介装される従来の構内
自動交換機1は、局線2に接続されて着信時、局交換機
の送出するベル信号の検知と局線との通話路制御、局交
換機へのダイヤル信号送出、局交換機から終話時送出さ
れる回線電流瞬時遮断の検知を実施する局線インターフ
ェース部3と、内線電話機6を収容し、受話器の上げ下
げを検知するフック検知、着信時に内線電話機にベル信
号を送出するベル送出、内線電話機との通話利制御、内
線電話機からのダイヤルを受信するダイヤル受信を実施
する内線インターフェース部5と、局線2からのモデム
信号の受信を行い、信号符号化/複号化を実施するモデ
ム8と、局線インターフェース部3と内線インターフェ
ース部5とモデム8との通話路を制御する通話路スイッ
チ4と、これらを制御する制御部7とで構成されてい
る。
【0006】図6は構内自動交換機1のモデム着信シー
ケンスであり、図7はモデム着信専用局線からの内線着
信切り替えシーケンスであり、これらを用いてモデム着
信、非モデム着信時の内線着信切り替えシーケンスを説
明する。
ケンスであり、図7はモデム着信専用局線からの内線着
信切り替えシーケンスであり、これらを用いてモデム着
信、非モデム着信時の内線着信切り替えシーケンスを説
明する。
【0007】局線インターフェース部3が着信を検知し
たときに、着信通知を制御部7へ行う(S1)。制御部
7は着信をモデム8に通知し(S2)、通話路スイッチ
4を制御して、局線2とモデム8の間の両方向パスを接
続する(S4)。着信通知を受けたモデム8は、キャリ
ア信号検出開始状態に移行する(S3)。このとき、局
線2からキャリア信号を検出した場合(S5)、モデム
8は、キャリア検出通知を制御部7に送信し(S6)、
モデム8と局線2がモデム通信状態となる。モデム8が
局線2からデータを受信した場合は、受信データを制御
部7に送信する(S7)。制御部7が局線2にデータを
送信する場合は、モデム8に送信データを送信する(S
8)。
たときに、着信通知を制御部7へ行う(S1)。制御部
7は着信をモデム8に通知し(S2)、通話路スイッチ
4を制御して、局線2とモデム8の間の両方向パスを接
続する(S4)。着信通知を受けたモデム8は、キャリ
ア信号検出開始状態に移行する(S3)。このとき、局
線2からキャリア信号を検出した場合(S5)、モデム
8は、キャリア検出通知を制御部7に送信し(S6)、
モデム8と局線2がモデム通信状態となる。モデム8が
局線2からデータを受信した場合は、受信データを制御
部7に送信する(S7)。制御部7が局線2にデータを
送信する場合は、モデム8に送信データを送信する(S
8)。
【0008】図7に示すように、キャリア信号開始状態
(S3)以後、キャリア信号を検出することなくタイム
アウトした場合(S10)、検出不可通知を制御部7に
送信し(S11)、制御部7は通話路スイッチ部4を制
御して、局線2とモデム8の間の通話路を切断する(S
12)。次に制御部7はキャリア信号未検出時に着信を
受け付ける内線電話機へ着信を通知するために内線イン
ターフェース部5に着信通知を送信する(S13)。着
信通知を受け取った内線インターフェース部5は、内線
電話機のベルを鳴動させる(S14)。内線電話機使用
者が、オフフックする(S15)と、内線インターフェ
ース部5から着信応答が制御部7に送信される(S1
6)。着信通知を受信した制御部7は、通話路スイッチ
4に局線2と内線の通話路を接続するように指示し(S
17)、局線2と内線電話機が通話状態となる。
(S3)以後、キャリア信号を検出することなくタイム
アウトした場合(S10)、検出不可通知を制御部7に
送信し(S11)、制御部7は通話路スイッチ部4を制
御して、局線2とモデム8の間の通話路を切断する(S
12)。次に制御部7はキャリア信号未検出時に着信を
受け付ける内線電話機へ着信を通知するために内線イン
ターフェース部5に着信通知を送信する(S13)。着
信通知を受け取った内線インターフェース部5は、内線
電話機のベルを鳴動させる(S14)。内線電話機使用
者が、オフフックする(S15)と、内線インターフェ
ース部5から着信応答が制御部7に送信される(S1
6)。着信通知を受信した制御部7は、通話路スイッチ
4に局線2と内線の通話路を接続するように指示し(S
17)、局線2と内線電話機が通話状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、ある特定
局線をモデム着信専用として使用されるため、局線の使
用効率が悪かった。また、モデム着信でなく、一般通話
のための着信の場合、一定時間内にキャリア信号が検出
されないときに内線へと転送されていたため、内線呼出
に時間を要していた。
局線をモデム着信専用として使用されるため、局線の使
用効率が悪かった。また、モデム着信でなく、一般通話
のための着信の場合、一定時間内にキャリア信号が検出
されないときに内線へと転送されていたため、内線呼出
に時間を要していた。
【0010】本発明はモデム用の局線であっても一般通
話のための着信を迅速に内線電話機に接続することがで
き、しかも単一のモデム用の局線であっても構内自動交
換機の保守、診断、データのダウンロード、アップロー
ドを選択的に実施できる構内自動交換機を提供すること
を目的とする。
話のための着信を迅速に内線電話機に接続することがで
き、しかも単一のモデム用の局線であっても構内自動交
換機の保守、診断、データのダウンロード、アップロー
ドを選択的に実施できる構内自動交換機を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の構内自動
交換機は、局線に接続されて着信時に局交換機の送出す
るベル信号の検知と局線との通話路制御、局交換機への
ダイヤル信号送出、局交換機から終話時送出される回線
電流瞬時遮断の検知を実施する局線インターフェース部
と、内線電話機を収容して受話器の上げ下げを検知する
フック検知、着信時に内線電話機にベル信号を送出する
ベル送出、内線電話機との通話路制御、内線電話機から
のダイヤルを受信するダイヤル受信を実施する内線イン
ターフェース部と、局線からのモデム信号の受信を行
い、信号符号化/複合化を実施するモデムと、前記局線
インターフェース部を内線インターフェース部とモデム
の両方に通話路を接続できる複数通話路接続スイッチ
と、これらを制御する制御部から構成され、前記制御部
を、局線からの着信を複数通話路接続スイッチによって
内線電話機とモデムへの両方の通話路へ接続し、一定時
間内にキャリア信号を受信した場合には局線を介して外
部装置とデータ通信を可能とするとともに、局線と内線
電話機との接続を断するよう構成したことを特徴とす
る。
交換機は、局線に接続されて着信時に局交換機の送出す
るベル信号の検知と局線との通話路制御、局交換機への
ダイヤル信号送出、局交換機から終話時送出される回線
電流瞬時遮断の検知を実施する局線インターフェース部
と、内線電話機を収容して受話器の上げ下げを検知する
フック検知、着信時に内線電話機にベル信号を送出する
ベル送出、内線電話機との通話路制御、内線電話機から
のダイヤルを受信するダイヤル受信を実施する内線イン
ターフェース部と、局線からのモデム信号の受信を行
い、信号符号化/複合化を実施するモデムと、前記局線
インターフェース部を内線インターフェース部とモデム
の両方に通話路を接続できる複数通話路接続スイッチ
と、これらを制御する制御部から構成され、前記制御部
を、局線からの着信を複数通話路接続スイッチによって
内線電話機とモデムへの両方の通話路へ接続し、一定時
間内にキャリア信号を受信した場合には局線を介して外
部装置とデータ通信を可能とするとともに、局線と内線
電話機との接続を断するよう構成したことを特徴とす
る。
【0012】請求項2記載の構内自動交換機は、局線に
接続されて着信時に局交換機の送出するベル信号の検知
と局線との通話路制御、局交換機へのダイヤル信号送
出、局交換機から終話時送出される回線電流瞬時遮断の
検知を実施する局線インターフェース部と、内線電話機
を収容して受話器の上げ下げを検知するフック検知、着
信時に内線電話機にベル信号を送出するベル送出、内線
電話機との通話路制御、内線電話機からのダイヤルを受
信するダイヤル受信を実施する内線インターフェース部
と、局線からのモデム信号の受信を行い、信号符号化/
複合化を実施するモデムと、前記局線インターフェース
部を内線インターフェース部とモデムの両方に通話路を
接続できる複数通話路接続スイッチと、構内自動交換機
の保守、診断、データのダウンロード、アップロードな
どのうちの特定の処理を実施する処理部と、これらを制
御する制御部から構成され、前記制御部を、局線からの
着信を複数通話路接続スイッチによって内線電話機とモ
デムへの両方の通話路へ接続し、一定時間内にキャリア
信号と前記処理部に対応した特定の符号を受信した場合
に、局線を介して外部装置と前記処理部との間のデータ
通信を可能とするとともに、局線と内線電話機との接続
を断するよう構成したことを特徴とする。
接続されて着信時に局交換機の送出するベル信号の検知
と局線との通話路制御、局交換機へのダイヤル信号送
出、局交換機から終話時送出される回線電流瞬時遮断の
検知を実施する局線インターフェース部と、内線電話機
を収容して受話器の上げ下げを検知するフック検知、着
信時に内線電話機にベル信号を送出するベル送出、内線
電話機との通話路制御、内線電話機からのダイヤルを受
信するダイヤル受信を実施する内線インターフェース部
と、局線からのモデム信号の受信を行い、信号符号化/
複合化を実施するモデムと、前記局線インターフェース
部を内線インターフェース部とモデムの両方に通話路を
接続できる複数通話路接続スイッチと、構内自動交換機
の保守、診断、データのダウンロード、アップロードな
どのうちの特定の処理を実施する処理部と、これらを制
御する制御部から構成され、前記制御部を、局線からの
着信を複数通話路接続スイッチによって内線電話機とモ
デムへの両方の通話路へ接続し、一定時間内にキャリア
信号と前記処理部に対応した特定の符号を受信した場合
に、局線を介して外部装置と前記処理部との間のデータ
通信を可能とするとともに、局線と内線電話機との接続
を断するよう構成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の構成によると、複数通話路接続スイ
ッチを用いて局線からの着信を内線電話機用(通常の通
話)とモデム通信用の両面で受け入れ、制御部は、モデ
ムが一定時間内に局線からのキャリア信号を受け取った
場合はモデム着信と判定し、受け取らなかった場合は、
通常の着信と判定して迅速な内線着信動作を実現する。
ッチを用いて局線からの着信を内線電話機用(通常の通
話)とモデム通信用の両面で受け入れ、制御部は、モデ
ムが一定時間内に局線からのキャリア信号を受け取った
場合はモデム着信と判定し、受け取らなかった場合は、
通常の着信と判定して迅速な内線着信動作を実現する。
【0014】請求項2の構成によると、迅速な内線着信
動作を実現するとともに受信した特定の符号に応じてモ
デム通信する処理部が選択される。
動作を実現するとともに受信した特定の符号に応じてモ
デム通信する処理部が選択される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。本発明の構内自動交換機は図1に示すよ
うに構成されている。
いて説明する。本発明の構内自動交換機は図1に示すよ
うに構成されている。
【0016】局線102と内線電話機106の間に介装
される本発明の構内自動交換機101は、局線102に
接続され、着信時、局交換機の送出するベル信号の検知
と局線との通話路制御、局交換機へのダイヤル信号送
出、局交換機から終話時送出される回線電流瞬時遮断の
検知を実施する局線インターフェース部103と、内線
電話機106を収容し、受話器の上げ下げを検知するフ
ック検知、着信時に内線電話機にベル信号を送出するベ
ル送出、内線電話機との通話利制御、内線電話機からの
ダイヤルを受信するダイヤル受信を実施する内線インタ
ーフェース部105と、局線102からのモデム信号の
受信を行い、信号符号化/複号化を実施するモデム10
8と、局線インターフェース部103と内線インターフ
ェース部105とモデム108の通話路を制御する複数
通話路接続スイッチ104と、これらを制御する制御部
107とで構成されている。
される本発明の構内自動交換機101は、局線102に
接続され、着信時、局交換機の送出するベル信号の検知
と局線との通話路制御、局交換機へのダイヤル信号送
出、局交換機から終話時送出される回線電流瞬時遮断の
検知を実施する局線インターフェース部103と、内線
電話機106を収容し、受話器の上げ下げを検知するフ
ック検知、着信時に内線電話機にベル信号を送出するベ
ル送出、内線電話機との通話利制御、内線電話機からの
ダイヤルを受信するダイヤル受信を実施する内線インタ
ーフェース部105と、局線102からのモデム信号の
受信を行い、信号符号化/複号化を実施するモデム10
8と、局線インターフェース部103と内線インターフ
ェース部105とモデム108の通話路を制御する複数
通話路接続スイッチ104と、これらを制御する制御部
107とで構成されている。
【0017】なお、この実施例では制御部107に保守
処理部109と診断処理部110などが接続されてい
る。保守処理部109は制御部107からの指示で構内
自動交換機101の所定の個所の保守を実施するもので
あり、診断処理部110は制御部107からの指示で構
内自動交換機101の所定の個所の診断を実施するもの
である。
処理部109と診断処理部110などが接続されてい
る。保守処理部109は制御部107からの指示で構内
自動交換機101の所定の個所の保守を実施するもので
あり、診断処理部110は制御部107からの指示で構
内自動交換機101の所定の個所の診断を実施するもの
である。
【0018】図2は構内自動交換機101のモデム着信
シーケンスであり、図3は内線着信シーケンスであり、
これらを用いて、モデム着信、非モデム着信時の内線着
信切り替えシーケンスを説明する。
シーケンスであり、図3は内線着信シーケンスであり、
これらを用いて、モデム着信、非モデム着信時の内線着
信切り替えシーケンスを説明する。
【0019】局線インターフェース部103が着信を検
知したときに、着信通知を制御部107へ行う(S10
0)。制御部107は、内線インターフェース部105
に着信通知を行う(S101)。着信通知を受けた内線
インターフェース部105は、内線電話機のベル鳴動を
開始する(S102)。内線電話機106のオフフック
(S103)を検知した内線インターフェース部105
は、着信応答を制御部107に送信する(S104)。
着信応答を受信した制御部107は、複数通話路接続ス
イッチ104を制御して局線102と内線電話機との両
方向の通話路を、局線102からモデム108への片方
向の通話路を接続し(S105)、モデム108にID
監視指示を送信し(S106)、それを受けたモデム1
08は局線102からのキャリア信号すると、特定の符
号(ID)を検出を開始する(S107)。このとき、
内線電話機は局線と通話状態となっている。そこで、モ
デム通信の場合は、局線側から何らかのメッセージが流
され、モデム108への着信であることを内線電話機使
用者に通知し、IDを検知するまでは、オンフックはし
ないものとする。次にIDを局線102から検出すると
(S108)、ID検出通知を制御部107に送信する
(S109)。ID検出通知を受け取った制御部107
は、モデム108から局線片方向の通話路を接続する
(S110)。これにより、モデム通信状態となる。そ
の後、内線電話機106のオンフック(S111)を内
線インターフェース部105は、制御部107に切断通
知を送信し(S112)、切断通知を受け取った制御部
107は、複数通話路接続スイッチ104を制御して局
線102と内線間の両方向通話路を切断する(S11
3)。局線102から受け取った受信データは、モデム
108から制御部107へ送信される(S114)。制
御部107からの送信データは、制御部107からモデ
ム108へ送信され(S115)、局線102へ送出さ
れる。その後、局線インターフェース部103が局線1
02の切断を検知すると、切断通知を制御部107に送
信し(S116)、それを受けた制御部107はモデム
108に切断通知を送信し(S117)、複数通話路接
続スイッチ104を制御して、局線とモデム間の通話路
を切断し(S118)、モデム着信シーケンスを終了す
る。
知したときに、着信通知を制御部107へ行う(S10
0)。制御部107は、内線インターフェース部105
に着信通知を行う(S101)。着信通知を受けた内線
インターフェース部105は、内線電話機のベル鳴動を
開始する(S102)。内線電話機106のオフフック
(S103)を検知した内線インターフェース部105
は、着信応答を制御部107に送信する(S104)。
着信応答を受信した制御部107は、複数通話路接続ス
イッチ104を制御して局線102と内線電話機との両
方向の通話路を、局線102からモデム108への片方
向の通話路を接続し(S105)、モデム108にID
監視指示を送信し(S106)、それを受けたモデム1
08は局線102からのキャリア信号すると、特定の符
号(ID)を検出を開始する(S107)。このとき、
内線電話機は局線と通話状態となっている。そこで、モ
デム通信の場合は、局線側から何らかのメッセージが流
され、モデム108への着信であることを内線電話機使
用者に通知し、IDを検知するまでは、オンフックはし
ないものとする。次にIDを局線102から検出すると
(S108)、ID検出通知を制御部107に送信する
(S109)。ID検出通知を受け取った制御部107
は、モデム108から局線片方向の通話路を接続する
(S110)。これにより、モデム通信状態となる。そ
の後、内線電話機106のオンフック(S111)を内
線インターフェース部105は、制御部107に切断通
知を送信し(S112)、切断通知を受け取った制御部
107は、複数通話路接続スイッチ104を制御して局
線102と内線間の両方向通話路を切断する(S11
3)。局線102から受け取った受信データは、モデム
108から制御部107へ送信される(S114)。制
御部107からの送信データは、制御部107からモデ
ム108へ送信され(S115)、局線102へ送出さ
れる。その後、局線インターフェース部103が局線1
02の切断を検知すると、切断通知を制御部107に送
信し(S116)、それを受けた制御部107はモデム
108に切断通知を送信し(S117)、複数通話路接
続スイッチ104を制御して、局線とモデム間の通話路
を切断し(S118)、モデム着信シーケンスを終了す
る。
【0020】次に内線着信シーケンスを説明する。図3
に示すように局線102から着信を受け、キャリア、I
D検出中(S107)までは、モデム着信と同様であ
る。このとき、内線電話機は局線と通話状態となってい
る。ここで、モデム108で、キャリア、IDを検出す
ることなく、タイムアウト(S119)すると、モデム
108はID未検出通知を制御部107に送信する(S
120)。それを受けた制御部107はモデム着信では
なく通常の着信であると判断し、複数通話路接続スイッ
チ104を制御して、局線102からモデム方向の通話
路を切断して(S121)、局線と内線電話機のみの通
話とする。その後、局線102から切断を検知した局線
インターフェース部103は(S122)、切断検知を
制御部107に送信し、切断通知を内線インターフェー
ス部105に送信し(S123)、複数通話路接続スイ
ッチ104を制御して、局線と内線電話機の両方向の通
話路を切断して(S124)、内線着信シーケンスを終
了する。
に示すように局線102から着信を受け、キャリア、I
D検出中(S107)までは、モデム着信と同様であ
る。このとき、内線電話機は局線と通話状態となってい
る。ここで、モデム108で、キャリア、IDを検出す
ることなく、タイムアウト(S119)すると、モデム
108はID未検出通知を制御部107に送信する(S
120)。それを受けた制御部107はモデム着信では
なく通常の着信であると判断し、複数通話路接続スイッ
チ104を制御して、局線102からモデム方向の通話
路を切断して(S121)、局線と内線電話機のみの通
話とする。その後、局線102から切断を検知した局線
インターフェース部103は(S122)、切断検知を
制御部107に送信し、切断通知を内線インターフェー
ス部105に送信し(S123)、複数通話路接続スイ
ッチ104を制御して、局線と内線電話機の両方向の通
話路を切断して(S124)、内線着信シーケンスを終
了する。
【0021】図4は保守処理部109や診断処理部11
0などを選択的に動作させるモデム通信処理の切り替え
を示すシーケンスで、これを用いて説明する。局線から
の着信を検知してからキャリア検出、ID検出中までの
シーケンス(S107)までは、モデム着信と同様であ
る。このとき、局線102と通信する処理部〔保守処理
部109,診断処理部110,………〕をIDの値によ
って指定して選択することにより豊富な機能を実現する
ことが可能となる。この図4のシーケンスでは診断処理
部110を指定するIDを検出し、局線からの受信デー
タが診断処理部110へ選択的に送信されるシーケンス
を示している。(S128,S129)。逆に、処理部
2からの送信データは、制御部107を介して、局線に
送信される(S130,S131)。この例は、モデム
通信をIDの違いによって、構内自動交換機内の処理部
や、構内自動交換機に接続される他の装置を切り替える
ことが可能なことを示す。
0などを選択的に動作させるモデム通信処理の切り替え
を示すシーケンスで、これを用いて説明する。局線から
の着信を検知してからキャリア検出、ID検出中までの
シーケンス(S107)までは、モデム着信と同様であ
る。このとき、局線102と通信する処理部〔保守処理
部109,診断処理部110,………〕をIDの値によ
って指定して選択することにより豊富な機能を実現する
ことが可能となる。この図4のシーケンスでは診断処理
部110を指定するIDを検出し、局線からの受信デー
タが診断処理部110へ選択的に送信されるシーケンス
を示している。(S128,S129)。逆に、処理部
2からの送信データは、制御部107を介して、局線に
送信される(S130,S131)。この例は、モデム
通信をIDの違いによって、構内自動交換機内の処理部
や、構内自動交換機に接続される他の装置を切り替える
ことが可能なことを示す。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によると、複数通話
路接続スイッチを用いて局線からの着信を内線電話機用
(通常の通話)とモデム通信用の両面で受け入れ、制御
部は、モデムが一定時間内に局線からのキャリア信号を
受け取った場合はモデム着信と判定し、受け取らなかっ
た場合は通常の着信と判定するため、モデム着信専用の
局線であっても迅速な内線着信動作を実現することがで
き、モデム着信の局線を専用にする必要がないため、局
線の使用効率を高めることができる。
路接続スイッチを用いて局線からの着信を内線電話機用
(通常の通話)とモデム通信用の両面で受け入れ、制御
部は、モデムが一定時間内に局線からのキャリア信号を
受け取った場合はモデム着信と判定し、受け取らなかっ
た場合は通常の着信と判定するため、モデム着信専用の
局線であっても迅速な内線着信動作を実現することがで
き、モデム着信の局線を専用にする必要がないため、局
線の使用効率を高めることができる。
【0023】さらに、制御部を、受信した特定の符号に
応じてモデム通信する処理部を選択するように構成した
場合には、構内自動交換機の保守、診断、データのダウ
ンロード、アップロードをモデム通信で選択的に実施で
き、処理のモジュール化が図れる。
応じてモデム通信する処理部を選択するように構成した
場合には、構内自動交換機の保守、診断、データのダウ
ンロード、アップロードをモデム通信で選択的に実施で
き、処理のモジュール化が図れる。
【図1】本発明の構内自動交換機の一実施例の構成図
【図2】同実施例のモデム着信動作を示すシーケンス図
【図3】同実施例の内線着信動作を示すシーケンス図
【図4】同実施例のモデム通信処理部切り替えを示すシ
ーケンス図
ーケンス図
【図5】従来の構内自動交換機の構成図
【図6】従来の構内自動交換機におけるモデム着信シー
ケンス図
ケンス図
【図7】従来の構内自動交換機における内線着信シーケ
ンス図
ンス図
101 構内自動交換機 102 局線 103 局線インターフェース部 104 複数通話路接続スイッチ 105 内線インターフェース部 106 内線電話機 107 制御部 108 モデム 109 保守処理部 110 診断処理部
Claims (3)
- 【請求項1】 局線に接続されて着信時に局交換機の送
出するベル信号の検知と局線との通話路制御、局交換機
へのダイヤル信号送出、局交換機から終話時送出される
回線電流瞬時遮断の検知を実施する局線インターフェー
ス部と、内線電話機を収容して受話器の上げ下げを検知
するフック検知、着信時に内線電話機にベル信号を送出
するベル送出、内線電話機との通話路制御、内線電話機
からのダイヤルを受信するダイヤル受信を実施する内線
インターフェース部と、局線からのモデム信号の受信を
行い、信号符号化/複合化を実施するモデムと、前記局
線インターフェース部を内線インターフェース部とモデ
ムの両方に通話路を接続できる複数通話路接続スイッチ
と、これらを制御する制御部から構成され、前記制御部
を、局線からの着信を複数通話路接続スイッチによって
内線電話機とモデムへの両方の通話路へ接続し、一定時
間内にキャリア信号を受信した場合には局線を介して外
部装置とデータ通信を可能とするとともに、局線と内線
電話機との接続を断するよう構成した構内自動交換機。 - 【請求項2】 局線に接続されて着信時に局交換機の送
出するベル信号の検知と局線との通話路制御、局交換機
へのダイヤル信号送出、局交換機から終話時送出される
回線電流瞬時遮断の検知を実施する局線インターフェー
ス部と、内線電話機を収容して受話器の上げ下げを検知
するフック検知、着信時に内線電話機にベル信号を送出
するベル送出、内線電話機との通話路制御、内線電話機
からのダイヤルを受信するダイヤル受信を実施する内線
インターフェース部と、局線からのモデム信号の受信を
行い、信号符号化/複合化を実施するモデムと、前記局
線インターフェース部を内線インターフェース部とモデ
ムの両方に通話路を接続できる複数通話路接続スイッチ
と、構内自動交換機の保守、診断、データのダウンロー
ド、アップロードなどのうちの特定の処理を実施する処
理部と、これらを制御する制御部から構成され、前記制
御部を、局線からの着信を複数通話路接続スイッチによ
って内線電話機とモデムへの両方の通話路へ接続し、一
定時間内にキャリア信号と前記処理部に対応した特定の
符号を受信した場合に、局線を介して外部装置と前記処
理部との間のデータ通信を可能とするとともに、局線と
内線電話機との接続を断するよう構成した構内自動交換
機。 - 【請求項3】 局線に接続されて着信時に局交換機の送
出するベル信号の検知と局線との通話路制御、局交換機
へのダイヤル信号送出、局交換機から終話時送出される
回線電流瞬時遮断の検知を実施する局線インターフェー
ス部と、内線電話機を収容して受話器の上げ下げを検知
するフック検知、着信時に内線電話機にベル信号を送出
するベル送出、内線電話機との通話路制御、内線電話機
からのダイヤルを受信するダイヤル受信を実施する内線
インターフェース部と、局線からのモデム信号の受信を
行い、信号符号化/複合化を実施するモデムと、前記局
線インターフェース部を内線インターフェース部とモデ
ムの両方に通話路を接続できる複数通話路接続スイッチ
と、構内自動交換機の保守、診断、データのダウンロー
ド、アップロードなどのうちの特定の処理を実施する複
数の処理部と、これらを制御する制御部から構成され、
前記制御部を、局線からの着信を複数通話路接続スイッ
チによって内線電話機とモデムへの両方の通話路へ接続
し、一定時間内にキャリア信号と前記処理部の何れかに
対応した特定の符号を受信した場合に、局線を介して外
部装置と前記処理部のうちの前記受信した特定の符号に
対応した特定の処理部との間のデータ通信を可能とする
とともに、局線と内線電話機との接続を断するよう構成
した構内自動交換機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11775394A JP3359419B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 構内自動交換機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11775394A JP3359419B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 構内自動交換機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07327244A JPH07327244A (ja) | 1995-12-12 |
JP3359419B2 true JP3359419B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=14719474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11775394A Expired - Fee Related JP3359419B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 構内自動交換機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3359419B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP11775394A patent/JP3359419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07327244A (ja) | 1995-12-12 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |