JP3359351B2 - 自己洗浄機能付充填ノズル - Google Patents
自己洗浄機能付充填ノズルInfo
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- JP3359351B2 JP3359351B2 JP11656392A JP11656392A JP3359351B2 JP 3359351 B2 JP3359351 B2 JP 3359351B2 JP 11656392 A JP11656392 A JP 11656392A JP 11656392 A JP11656392 A JP 11656392A JP 3359351 B2 JP3359351 B2 JP 3359351B2
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、容器等に自動的に飲料
液や薬液を注入充填する充填ノズルにおいて、メンテナ
ンス時等にノズル内を洗浄する機能を備えたものに関す
る。
液や薬液を注入充填する充填ノズルにおいて、メンテナ
ンス時等にノズル内を洗浄する機能を備えたものに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の自己洗浄機能付充填ノズルを図
５，図６に基づいて説明する。タンクケーシング５１の
下面に形成された孔部５１ａには、ノズル支持筒５２に
より固定外筒５３が軸心部に取り付けられて垂下され、
ノズル支持筒５２と固定外筒５３の間の空間部に、下端
部に外ノズル５４を有する可動外筒５５が所定範囲でス
ライド自在に配置されて、タンクケーシング１内の液を
固定外筒５３の上部に形成された液流入口５３ａから固
定外筒５３，可動外筒５５を介して外ノズル５４に流下
するように構成されている。前記可動外筒５５は、その
上空間部に介装されたばね５６により下方に付勢される
とともに、その下空間部に可動外筒５５の段部５５ａと
ノズル支持筒５２の段部５２ａによりシリンダー室５７
が形成され、ノズル支持筒５２に形成された空気給排出
孔５７ａから環状のシリンダー室５７に圧縮空気を供給
することにより、可動外筒５５をばね５６に抗して下位
から上位にスライドさせることができる。
５，図６に基づいて説明する。タンクケーシング５１の
下面に形成された孔部５１ａには、ノズル支持筒５２に
より固定外筒５３が軸心部に取り付けられて垂下され、
ノズル支持筒５２と固定外筒５３の間の空間部に、下端
部に外ノズル５４を有する可動外筒５５が所定範囲でス
ライド自在に配置されて、タンクケーシング１内の液を
固定外筒５３の上部に形成された液流入口５３ａから固
定外筒５３，可動外筒５５を介して外ノズル５４に流下
するように構成されている。前記可動外筒５５は、その
上空間部に介装されたばね５６により下方に付勢される
とともに、その下空間部に可動外筒５５の段部５５ａと
ノズル支持筒５２の段部５２ａによりシリンダー室５７
が形成され、ノズル支持筒５２に形成された空気給排出
孔５７ａから環状のシリンダー室５７に圧縮空気を供給
することにより、可動外筒５５をばね５６に抗して下位
から上位にスライドさせることができる。
【０００３】固定外筒５３内には、上端開口部８ｂがタ
ンクケーシング１内で液流入口５３ａより上位に位置す
る内ノズル５８が支持されて固定外筒５３内から可動内
筒５５を介して外ノズル５４内に垂下されている。そし
て、内ノズル５８の下端部に、外ノズル５４下端の外ノ
ズル口５４ａを閉止可能な弁体５９が取り付けられると
ともに、弁体５９上の内ノズル５８の側面に内ノズル口
５８ａが形成されている。
ンクケーシング１内で液流入口５３ａより上位に位置す
る内ノズル５８が支持されて固定外筒５３内から可動内
筒５５を介して外ノズル５４内に垂下されている。そし
て、内ノズル５８の下端部に、外ノズル５４下端の外ノ
ズル口５４ａを閉止可能な弁体５９が取り付けられると
ともに、弁体５９上の内ノズル５８の側面に内ノズル口
５８ａが形成されている。
【０００４】上記構成によれば、充填ノズルを下降して
外ノズル５４を容器の入口に挿入し、空気給排出孔５７
ａからシリンダー室５７に圧縮空気を供給して可動外筒
５５をばね５６に抗して上方にスライドさせることによ
り、外ノズル５４を上昇させて外ノズル口５４ａを弁体
５９から離間して開放し、タンクケーシング５１内の液
を固定外筒５３の流入口５３ａから固定外筒５３，可動
外筒５５，外ノズル５４を介して容器に供給することが
できる。この時、容器内の空気はノズル口５８ａから内
ノズル５８を介してタンクケーシング５１内に排出され
る。
外ノズル５４を容器の入口に挿入し、空気給排出孔５７
ａからシリンダー室５７に圧縮空気を供給して可動外筒
５５をばね５６に抗して上方にスライドさせることによ
り、外ノズル５４を上昇させて外ノズル口５４ａを弁体
５９から離間して開放し、タンクケーシング５１内の液
を固定外筒５３の流入口５３ａから固定外筒５３，可動
外筒５５，外ノズル５４を介して容器に供給することが
できる。この時、容器内の空気はノズル口５８ａから内
ノズル５８を介してタンクケーシング５１内に排出され
る。
【０００５】上記構成の充填ノズルは自己洗浄機能を備
えている。すなわち、ノズル支持筒５２の下端部には複
数の係止ピン６１が突設され、上部に係止ピン６１に係
合可能な装着用長孔６２が形成された洗浄キャッブ６３
が、外ノズル５４および弁体５９を覆うようにノズル支
持筒５２に装着される。そして、ノズル支持筒５２の下
端部には洗浄キャッブ５３内の排水空間６４に連通する
洗浄液排水孔６５が形成されている。
えている。すなわち、ノズル支持筒５２の下端部には複
数の係止ピン６１が突設され、上部に係止ピン６１に係
合可能な装着用長孔６２が形成された洗浄キャッブ６３
が、外ノズル５４および弁体５９を覆うようにノズル支
持筒５２に装着される。そして、ノズル支持筒５２の下
端部には洗浄キャッブ５３内の排水空間６４に連通する
洗浄液排水孔６５が形成されている。
【０００６】洗浄時には図５に示すように、洗浄キャッ
プ６３をノズル支持筒５２の下端部に装着し、図６に示
すように、空気給排出口５７ａからシリンダー室５７内
に圧縮空気を供給するとともに、タンクケーシング５１
内に液供給口５１ｂから洗浄水を供給することにより、
可動外筒５５を上昇させて外ノズル５４の外ノズル口５
４ａを開放し、タンクケーシング５１内の洗浄水を固定
外筒５３の流入口５３ａから固定外筒５３および可動外
筒５５ならびに外ノズル５４を介して排水空間６４に流
送させると同時に、内ノズル５８を介して排水空間６４
に流送させ、ノズル内の洗浄を行う。排水空間６４内に
流送された洗浄水は洗浄液排水孔６５から外部に排出さ
れる。
プ６３をノズル支持筒５２の下端部に装着し、図６に示
すように、空気給排出口５７ａからシリンダー室５７内
に圧縮空気を供給するとともに、タンクケーシング５１
内に液供給口５１ｂから洗浄水を供給することにより、
可動外筒５５を上昇させて外ノズル５４の外ノズル口５
４ａを開放し、タンクケーシング５１内の洗浄水を固定
外筒５３の流入口５３ａから固定外筒５３および可動外
筒５５ならびに外ノズル５４を介して排水空間６４に流
送させると同時に、内ノズル５８を介して排水空間６４
に流送させ、ノズル内の洗浄を行う。排水空間６４内に
流送された洗浄水は洗浄液排水孔６５から外部に排出さ
れる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の充填ノズル
を装備した充填設備は、回転テーブルの周囲に一定間隔
毎に複数本が配置され、回転テーブルの回転中に入口ス
ターホィール等から供給される容器を回転テーブルの充
填ノズルの下部に保持し、回転テーブルの回転に従っ
て、充填ノズルを下降して容器の口に挿入し、液を容器
内に供給した後、充填ノズルを上昇して容器から抜き出
し、出口スターホィールなどに搬出するように構成され
ている。
を装備した充填設備は、回転テーブルの周囲に一定間隔
毎に複数本が配置され、回転テーブルの回転中に入口ス
ターホィール等から供給される容器を回転テーブルの充
填ノズルの下部に保持し、回転テーブルの回転に従っ
て、充填ノズルを下降して容器の口に挿入し、液を容器
内に供給した後、充填ノズルを上昇して容器から抜き出
し、出口スターホィールなどに搬出するように構成され
ている。
【０００８】しかし、上記のように液の供給、停止を行
う供給駆動源に圧縮空気を用いることは、ロータリージ
ョイントやバルブなど部品点数が多くなってコストが高
くなるという問題点があるため、カム等の駆動手段を用
いて可動外筒５を上昇させる機構を採用し、圧縮空気に
よる駆動をなくして部品点数を減らすことが考えられて
いる。すると、上記の自己洗浄機構では、駆動源が得ら
れないため、自己洗浄ができないという問題が生じてく
る。
う供給駆動源に圧縮空気を用いることは、ロータリージ
ョイントやバルブなど部品点数が多くなってコストが高
くなるという問題点があるため、カム等の駆動手段を用
いて可動外筒５を上昇させる機構を採用し、圧縮空気に
よる駆動をなくして部品点数を減らすことが考えられて
いる。すると、上記の自己洗浄機構では、駆動源が得ら
れないため、自己洗浄ができないという問題が生じてく
る。
【０００９】本発明は、上記問題点を解決して、駆動源
に圧縮流体を使用しなくても自己洗浄が可能で、充填設
備の部品点数削減、低コスト化に貢献できる自己洗浄機
能付充填ノズルを提供することを目的とする。
に圧縮流体を使用しなくても自己洗浄が可能で、充填設
備の部品点数削減、低コスト化に貢献できる自己洗浄機
能付充填ノズルを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の自己洗浄機能付充填ノズルは、タンクに連
通される液供給用の固定外筒に、可動ノズル筒をスライ
ド自在に嵌合し、これら固定外筒および可動ノズル筒内
に容器の空気排出用内ノズルを設けるとともに、この内
ノズルの下端部に可動ノズル筒下端の外ノズル口を閉止
可能な弁体を設け、可動外ノズル筒を下方に付勢して前
記外ノズル口を弁体で閉止する付勢手段を設けた充填ノ
ズルにおいて、固定外筒および可動ノズル筒に外嵌する
ノズル支持筒の下端部に、可動外ノズル筒の外周部を排
水空間をあけて覆う洗浄キャップを着脱自在に設け、前
記ノズル支持筒に排水空間に連通する排水口を形成し、
前記洗浄キャップに、装着位置で前記可動外ノズル筒を
付勢手段に抗して上昇させ外ノズル口を開きかつ前記排
水空間を前記外ノズル口側の下部排水空間と排水口側の
上部排水空間とに仕切る環状係止部を設け、下部排水空
間からの洗浄水により可動外ノズル筒を押し上げて上部
排水空間に連通可能に構成したものである。
めに本発明の自己洗浄機能付充填ノズルは、タンクに連
通される液供給用の固定外筒に、可動ノズル筒をスライ
ド自在に嵌合し、これら固定外筒および可動ノズル筒内
に容器の空気排出用内ノズルを設けるとともに、この内
ノズルの下端部に可動ノズル筒下端の外ノズル口を閉止
可能な弁体を設け、可動外ノズル筒を下方に付勢して前
記外ノズル口を弁体で閉止する付勢手段を設けた充填ノ
ズルにおいて、固定外筒および可動ノズル筒に外嵌する
ノズル支持筒の下端部に、可動外ノズル筒の外周部を排
水空間をあけて覆う洗浄キャップを着脱自在に設け、前
記ノズル支持筒に排水空間に連通する排水口を形成し、
前記洗浄キャップに、装着位置で前記可動外ノズル筒を
付勢手段に抗して上昇させ外ノズル口を開きかつ前記排
水空間を前記外ノズル口側の下部排水空間と排水口側の
上部排水空間とに仕切る環状係止部を設け、下部排水空
間からの洗浄水により可動外ノズル筒を押し上げて上部
排水空間に連通可能に構成したものである。
【００１１】
【作用】上記構成において、充填ノズルの洗浄を行う時
には、洗浄キャップをノズル支持筒の下端部に取り付
け、洗浄キャップの環状係止部により可動外ノズル筒を
持ち上げて外ノズル口を開ける。そして、タンクケーシ
ング内に洗浄水を供給することにより、液流入口から固
定外筒から可動外ノズル筒を介して外ノズル口に洗浄水
を流送させると同時に、内ノズルの開口部から内ノズル
を介して内ノズル口に洗浄水を流送して両ノズルを洗浄
し、さらに洗浄水により、下部排水空間から可動外ノズ
ル筒を押し上げて上部排水空間に流入させ、排水口を介
して排水するとともに、可動外ノズル筒の上昇によりさ
らに外ノズル口を開き、洗浄水の流量を増大して洗浄を
促進させる。
には、洗浄キャップをノズル支持筒の下端部に取り付
け、洗浄キャップの環状係止部により可動外ノズル筒を
持ち上げて外ノズル口を開ける。そして、タンクケーシ
ング内に洗浄水を供給することにより、液流入口から固
定外筒から可動外ノズル筒を介して外ノズル口に洗浄水
を流送させると同時に、内ノズルの開口部から内ノズル
を介して内ノズル口に洗浄水を流送して両ノズルを洗浄
し、さらに洗浄水により、下部排水空間から可動外ノズ
ル筒を押し上げて上部排水空間に流入させ、排水口を介
して排水するとともに、可動外ノズル筒の上昇によりさ
らに外ノズル口を開き、洗浄水の流量を増大して洗浄を
促進させる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明に係る自己洗浄機能付充填ノズ
ルの一実施例を図１〜図４に基づいて説明する。
ルの一実施例を図１〜図４に基づいて説明する。
【００１３】図２に示すように、１は底部に孔部１ａが
形成されるとともに、天部に液供給口１ｂが形成された
タンクケーシングで、底部にはノズル支持筒２により、
孔部１ａに嵌合される固定外筒３が取り付けられてい
る。この固定外筒３には孔部１ａに臨む上部側面に流入
口３ａが形成され、その下部には可動外筒５が所定範囲
でスライド自在に外嵌されている。この可動外筒５は固
定外筒３に外嵌されたばね６により下方に付勢され、さ
らに下端部には外ノズル４が装着されて、可動外筒５と
外ノズル４とで可動外ノズル筒を構成している。前記固
定外筒３内には、上端開口部８ｂがタンクケーシング１
内で流入口３ａより上位に位置する内ノズル８が所定間
隔をあけて軸心位置で内嵌固定され、この内ノズル８は
途中で少し折り曲げられて外ノズル４下端の外ノズル口
４ａまで延びており、下端部に外ノズル口４ａに嵌合し
て閉止可能な弁体９が取り付けられ、内ノズル８の内ノ
ズル口８ａは弁体９上部の側面に形成されている。
形成されるとともに、天部に液供給口１ｂが形成された
タンクケーシングで、底部にはノズル支持筒２により、
孔部１ａに嵌合される固定外筒３が取り付けられてい
る。この固定外筒３には孔部１ａに臨む上部側面に流入
口３ａが形成され、その下部には可動外筒５が所定範囲
でスライド自在に外嵌されている。この可動外筒５は固
定外筒３に外嵌されたばね６により下方に付勢され、さ
らに下端部には外ノズル４が装着されて、可動外筒５と
外ノズル４とで可動外ノズル筒を構成している。前記固
定外筒３内には、上端開口部８ｂがタンクケーシング１
内で流入口３ａより上位に位置する内ノズル８が所定間
隔をあけて軸心位置で内嵌固定され、この内ノズル８は
途中で少し折り曲げられて外ノズル４下端の外ノズル口
４ａまで延びており、下端部に外ノズル口４ａに嵌合し
て閉止可能な弁体９が取り付けられ、内ノズル８の内ノ
ズル口８ａは弁体９上部の側面に形成されている。
【００１４】前記ノズル支持筒２は可動外筒５の下端部
近傍まで延び、内面がパッキンを介して可動外筒５に摺
接されるとともに、その下部で可動外筒５とノズル支持
筒２の間にリング状の上部排水空間１１Ａが形成されて
いる。そして、ノズル支持筒２には上部排水空間１１Ａ
に連通する排水口１２が形成され、さらに下端部外面に
後述する洗浄キャップ２１の取付用の複数または単数の
係止ピン１３が突設されている。
近傍まで延び、内面がパッキンを介して可動外筒５に摺
接されるとともに、その下部で可動外筒５とノズル支持
筒２の間にリング状の上部排水空間１１Ａが形成されて
いる。そして、ノズル支持筒２には上部排水空間１１Ａ
に連通する排水口１２が形成され、さらに下端部外面に
後述する洗浄キャップ２１の取付用の複数または単数の
係止ピン１３が突設されている。
【００１５】図１および図３に示すように、洗浄キャッ
プ２１は下端部が閉塞され外ノズル４に下部排水空間１
１Ｂをあけて外嵌する筒状に形成され、ノズル支持筒２
に外嵌される上端装着部には、図４に示すように、係止
ピン１３が係合可能な傾斜長孔２２が上端に連通して形
成されている。また、この洗浄キャップ２１の装着部下
方の内面には、可動外筒５の下端に設けられた環状シー
ル材５ａの下面外周部に当接する環状係止部２３が突設
され、洗浄キャップ２１を装着した時に、この環状係止
部２３により環状シール材５ａを介して可動外筒５を押
し上げ、弁体９から可動外筒５を離間させて外ノズル口
４ａを開きくことができる。さらにこれら環状係止部２
３とシール材５ａとで下部排水空間１１Ｂと上部排水空
間１１Ａとを仕切り、下部排水空間１１Ｂに流入した洗
浄水の圧力を環状係止部２３内側の環状シール材５ａ下
面内周部に作用させて、可動外筒５をさらに押し上げ、
外ノズル口４ａを大きく開いて洗浄水の流量および流速
を増大させて洗浄を効果的に行えるようにように構成さ
れている。
プ２１は下端部が閉塞され外ノズル４に下部排水空間１
１Ｂをあけて外嵌する筒状に形成され、ノズル支持筒２
に外嵌される上端装着部には、図４に示すように、係止
ピン１３が係合可能な傾斜長孔２２が上端に連通して形
成されている。また、この洗浄キャップ２１の装着部下
方の内面には、可動外筒５の下端に設けられた環状シー
ル材５ａの下面外周部に当接する環状係止部２３が突設
され、洗浄キャップ２１を装着した時に、この環状係止
部２３により環状シール材５ａを介して可動外筒５を押
し上げ、弁体９から可動外筒５を離間させて外ノズル口
４ａを開きくことができる。さらにこれら環状係止部２
３とシール材５ａとで下部排水空間１１Ｂと上部排水空
間１１Ａとを仕切り、下部排水空間１１Ｂに流入した洗
浄水の圧力を環状係止部２３内側の環状シール材５ａ下
面内周部に作用させて、可動外筒５をさらに押し上げ、
外ノズル口４ａを大きく開いて洗浄水の流量および流速
を増大させて洗浄を効果的に行えるようにように構成さ
れている。
【００１６】上記構成の充填ノズルの作用を説明する。
これら充填ノズルは充填装置の回転体外周部に一定間隔
毎に配置され、回転体の回転とともに容器が供給され
る。そして、所定位置で充填ノズルが下降されて外ノズ
ル筒が容器の口に挿入され、充填装置に設けられたカム
機構などの手段により可動外筒５がばね６に抗して押し
上げられて外ノズル口４が開口され、タンクケーシング
１内の液体が流入口３ａから固定外筒３、可動外筒５、
外ノズル４を介して外ノズル口４ａから容器内に供給さ
れる。一方、容器内の空気は外ノズル口４ａから内ノズ
ル口８ａおよび内ノズル８を介してタンクケーシング１
内に排出される。一定量の液体が供給されると、所定位
置で可動外筒５がばね６により下降されて外ノズル口４
ａが閉止される。そして充填ノズルが上昇されて外ノズ
ル４が容器の口部から抜き出され、容器が排出される。
これら充填ノズルは充填装置の回転体外周部に一定間隔
毎に配置され、回転体の回転とともに容器が供給され
る。そして、所定位置で充填ノズルが下降されて外ノズ
ル筒が容器の口に挿入され、充填装置に設けられたカム
機構などの手段により可動外筒５がばね６に抗して押し
上げられて外ノズル口４が開口され、タンクケーシング
１内の液体が流入口３ａから固定外筒３、可動外筒５、
外ノズル４を介して外ノズル口４ａから容器内に供給さ
れる。一方、容器内の空気は外ノズル口４ａから内ノズ
ル口８ａおよび内ノズル８を介してタンクケーシング１
内に排出される。一定量の液体が供給されると、所定位
置で可動外筒５がばね６により下降されて外ノズル口４
ａが閉止される。そして充填ノズルが上昇されて外ノズ
ル４が容器の口部から抜き出され、容器が排出される。
【００１７】この充填ノズルを洗浄する場合は、図４に
示すように、ノズル支持筒２に洗浄キャップ２１を外嵌
させ、係止ピン１３を傾斜長孔２２に嵌め合わせて回転
させることにより取り付ける。すると、図３に示すよう
に、環状係止部２３が可動外筒５の環状シール材５ａに
当接して、可動外筒５をばね６に抗して押し上げ、外ノ
ズル口４ａが開いた状態となる。ここで液供給口１ｂか
らタンクケーシング１内に洗浄水が供給されると、洗浄
水は流入口３ａから固定外筒３、可動外筒５、外ノズル
４および外ノズル口４ａを介して下部排水空間１１Ｂに
流送されるとともに、開口部８ｂから内ノズル８、内ノ
ズル口８ａおよび外ノズル口４ａを介して下部排水空間
１１Ｂに流送され、充填ノズルが洗浄される。さらに下
部排水空間１１Ｂに流入された洗浄水は、環状シール材
５ａを押し上げて上部排水空間１１ａに流れ、排水口１
２から排水される。このとき、環状シール材５ａを介し
て可動外筒５がばね６に抗して押し上げられ、外ノズル
口４ａがさらに開放されることにより、洗浄水の流量お
よび流速がさらに増大されて、洗浄効果がさらに向上さ
れる。
示すように、ノズル支持筒２に洗浄キャップ２１を外嵌
させ、係止ピン１３を傾斜長孔２２に嵌め合わせて回転
させることにより取り付ける。すると、図３に示すよう
に、環状係止部２３が可動外筒５の環状シール材５ａに
当接して、可動外筒５をばね６に抗して押し上げ、外ノ
ズル口４ａが開いた状態となる。ここで液供給口１ｂか
らタンクケーシング１内に洗浄水が供給されると、洗浄
水は流入口３ａから固定外筒３、可動外筒５、外ノズル
４および外ノズル口４ａを介して下部排水空間１１Ｂに
流送されるとともに、開口部８ｂから内ノズル８、内ノ
ズル口８ａおよび外ノズル口４ａを介して下部排水空間
１１Ｂに流送され、充填ノズルが洗浄される。さらに下
部排水空間１１Ｂに流入された洗浄水は、環状シール材
５ａを押し上げて上部排水空間１１ａに流れ、排水口１
２から排水される。このとき、環状シール材５ａを介し
て可動外筒５がばね６に抗して押し上げられ、外ノズル
口４ａがさらに開放されることにより、洗浄水の流量お
よび流速がさらに増大されて、洗浄効果がさらに向上さ
れる。
【００１８】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の自己洗浄機
能付充填ノズルによれば、洗浄キャップの装着により、
可動外筒を押し上げて外ノズル口を開け、さらにこの外
ノズル口から下部排水空間に流入する流体圧により、可
動外筒をさらに押し上げて外ノズル口の開度を増大させ
て洗浄能力を増大させることができるので、従来起動に
必要であった駆動源の圧縮流体がなくても自己洗浄を行
うことができ、充填設備の部品点数削減、低コスト化に
貢献することができる。
能付充填ノズルによれば、洗浄キャップの装着により、
可動外筒を押し上げて外ノズル口を開け、さらにこの外
ノズル口から下部排水空間に流入する流体圧により、可
動外筒をさらに押し上げて外ノズル口の開度を増大させ
て洗浄能力を増大させることができるので、従来起動に
必要であった駆動源の圧縮流体がなくても自己洗浄を行
うことができ、充填設備の部品点数削減、低コスト化に
貢献することができる。
【図１】本発明に係る充填ノズルの一実施例を示し、洗
浄状態の拡大縦断面図である。
浄状態の拡大縦断面図である。
【図２】同充填ノズルの全体縦断面図である。
【図３】同充填ノズルの洗浄キャップ装着状態を示す拡
大縦断面図である。
大縦断面図である。
【図４】同充填ノズルの洗浄キャップ装着状態を示す側
面図である。
面図である。
【図５】従来の充填ノズルの洗浄キャップ装着状態を示
す拡大縦断面図である。
す拡大縦断面図である。
【図６】従来の充填ノズルの洗浄状態を示す拡大縦断面
図である。
図である。
１ タンクケーシング 1a 孔部 ２ ノズル支持筒 ３ 固定外筒 ４ 外ノズル筒 4a 外ノズル口 ５ 可動外筒 5a 環状シール材 ６ ばね ８ 内ノズル 8a 内ノズル口 ９ 弁体 11A 上部排水空間 11B 下部排水空間 12 排水口 13 係止ピン 21 洗浄キャップ 22 傾斜長孔 23 環状係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65B 3/04 B65B 3/18 B65B 39/00 B65B 39/04 B67C 3/00 - 3/34
Claims (1)
- 【請求項１】 タンクに連通される液供給用の固定外筒
に、可動ノズル筒をスライド自在に嵌合し、これら固定
外筒および可動ノズル筒内に容器の空気排出用内ノズル
を設けるとともに、この内ノズルの下端部に可動ノズル
筒下端の外ノズル口を閉止可能な弁体を設け、可動外ノ
ズル筒を下方に付勢して前記外ノズル口を弁体で閉止す
る付勢手段を設けた充填ノズルにおいて、固定外筒およ
び可動ノズル筒に外嵌するノズル支持筒の下端部に、可
動外ノズル筒の外周部を排水空間をあけて覆う洗浄キャ
ップを着脱自在に設け、前記ノズル支持筒に排水空間に
連通する排水口を形成し、前記洗浄キャップに、装着位
置で前記可動外ノズル筒を付勢手段に抗して上昇させ外
ノズル口を開きかつ前記排水空間を前記外ノズル口側の
下部排水空間と排水口側の上部排水空間とに仕切る環状
係止部を設け、下部排水空間からの洗浄水により可動外
ノズル筒を押し上げて上部排水空間に連通可能に構成し
たことを特徴とする自己洗浄機能付充填ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11656392A JP3359351B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 自己洗浄機能付充填ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP11656392A JP3359351B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 自己洗浄機能付充填ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05310221A JPH05310221A (ja) | 1993-11-22 |
| JP3359351B2 true JP3359351B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=14690210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11656392A Expired - Fee Related JP3359351B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 自己洗浄機能付充填ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3359351B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107512693A (zh) * | 2017-07-25 | 2017-12-26 | 苏州首达机械有限公司 | 液体灌装阀 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6769627B2 (en) * | 2002-04-26 | 2004-08-03 | Nestec S.A. | Fluid dispensing device with self-cleaning nozzle and methods of use |
| DE102008028754A1 (de) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Bernd Hansen | Vorrichtung zum Herstellen und Befüllen von Behältern |
| JP5164171B2 (ja) * | 2009-03-10 | 2013-03-13 | オリオン機械株式会社 | 乳頭洗浄装置 |
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-
1992
- 1992-05-11 JP JP11656392A patent/JP3359351B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107512693A (zh) * | 2017-07-25 | 2017-12-26 | 苏州首达机械有限公司 | 液体灌装阀 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05310221A (ja) | 1993-11-22 |
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