JP5164171B2 - 乳頭洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、乳牛の乳頭を洗浄(清拭)する際に用いて好適な洗浄ユニット及びこの洗浄ユニットに接続する本体部を備える乳頭洗浄装置に関する。
一般に、搾乳を行う乳牛の乳頭には、汚れや雑菌(病原菌等)が付着しているため、牛乳の衛生的生産や乳質低下防止の観点或いは牛体の乳房炎等を防止する観点から、搾乳前に、乳頭に対する所定の洗浄作業(清拭作業)を行う必要があり、既に、本出願人もこのような洗浄作業に用いて好適な洗浄装置を特許文献1により提案した。
同文献1で開示される洗浄装置は、突起状の被洗浄物における起伏のある先端部であっても有効かつ十分な洗浄を行えるようにするとともに、ブラシ機構部におけるブラシへのゴミの付着を回避するようにしたものであり、突起状の被洗浄物を挿入口から内部に挿入可能なハウジング部,このハウジング部に挿入した被洗浄物を洗浄するブラシ機構部,このブラシ機構部を回転させる回転駆動部及びハウジング部の内部に洗浄液を噴射する噴射部を備える洗浄ユニットと、少なくとも、洗浄ユニットに対して洗浄液を供給する洗浄液供給手段及び電力を供給する電力供給手段を備える本体ユニットからなる洗浄装置であって、ブラシ機構部に、弾性素材により形成し、先端のエッジ部を被洗浄物における少なくとも先端面に当接させて当該先端面の汚れを掻き取る複数の突起部を所定の密度で配した先端面洗浄ブラシを備えている。この場合、ブラシ機構部は、被洗浄物の周面部を洗浄する第一洗浄ブラシ部と当該被洗浄物の先端部を洗浄する第二洗浄ブラシ部を備えるとともに、この第二洗浄ブラシ部に、被洗浄物の先端部における先端面に当接する先端面洗浄ブラシ、及びこの先端面洗浄ブラシを中心にして放射方向に延出し、少なくとも先端面から周面部に至る境曲面に当接する境曲面洗浄ブラシを備えている。
特開2008−206409号公報
しかし、上述した特許文献1で開示される洗浄装置は、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、ブラシ機構部は被洗浄物からの汚れが付着するため、本来の洗浄能力を確保するとともに、病原菌等の感染を防止する観点から、使用後はブラシ機構部におけるブラシ自身を洗浄する作業、即ち、洗浄ユニットを乳頭に対して非装着状態にして洗浄装置を作動させる自己洗浄が必要となる。このような自己洗浄は、一回の使用毎に行う必要があり、作業工数の増加を招くことから全体の作業能率を低下させる要因となる。
第二に、自己洗浄は作業者自身の操作により行う必要があるため、洗浄時間が一回の自己洗浄毎にバラつき、洗浄が不十分になる虞れがある。また、自己洗浄は乳頭に対する洗浄条件が適用されるため、必ずしも自己洗浄に適しているとは言えない。さらに、自己洗浄は洗浄ユニットを乳頭に対して非装着状態で行うため、乳頭を挿入する挿入口が開放された状態でブラシが回転し、汚れた洗浄液が周囲に飛び散る不具合を招くなど、更なる幾つかの改善余地があった。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した乳頭洗浄装置の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、乳頭Mを挿入口2iから内部に挿入可能なブラシカップ部2,このブラシカップ部2に挿入した乳頭Mを洗浄するブラシ機構部3,このブラシ機構部3を回転させる回転駆動部4及びブラシカップ部2の内部に洗浄液Lを噴射する噴射部5を備える洗浄ユニットU1と、少なくとも、洗浄ユニットU1に対して洗浄液Lを供給する洗浄液供給手段6及び電力を供給する電力供給手段7を備える本体部U2からなる乳頭洗浄装置1を構成するに際して、洗浄ユニットU1を着脱可能に保持するユニットホルダ部11と、このユニットホルダ部11に洗浄ユニットU1が保持されたことを検出するユニット検出部12と、このユニット検出部12により洗浄ユニットU1が保持されたことが検出されたなら予め設定した所定の洗浄条件に従って洗浄液Lを噴射部5から噴射させる動作を行う自己洗浄機能部13を備えることを特徴とする。
このような構成を有する本発明に係る乳頭洗浄装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) ユニットホルダ部11に対して洗浄ユニットU1が保持されたことをユニット検出部12により検出し、自己洗浄機能部13により、予め設定した所定の洗浄条件に従って洗浄液Lを噴射部5から噴射させるようにしたため、使用後、作業者は洗浄ユニットU1をユニットホルダ部11にセットするのみで、ブラシ機構部3におけるブラシ自身を自動で洗浄する自己洗浄を行うことができ、作業工数の削減による全体の作業能率を向上させることができる。特に、洗浄ユニットU1をユニットホルダ部11にセットする行為は、使用後、自己洗浄を行うか否かに拘わらず、通常の作業行為となるため、自己洗浄のための作業は実質的にゼロにすることができる。
(2) 自己洗浄機能部13により予め設定した所定の洗浄条件に従って洗浄液Lを噴射部5から噴射させる動作を自動で行うため、一回の自己洗浄毎における洗浄時間のバラつきを解消し、自己洗浄が不十分になる不具合を回避できるとともに、自己洗浄に適した任意の洗浄条件を設定することができるため、常に一定水準以上の良好な自己洗浄処理を実現することができる。
(3) 発明の好適な態様により、ユニットホルダ部11を、洗浄ユニットU1に設けた鍔部11sの両側を載置する一対の保持ロッド部11f,11fを備えて構成すれば、作業者は、洗浄ユニットU1をユニットホルダ部11に載置するのみで極めて容易にセットすることができる。
(4) 発明の好適な態様により、ユニットホルダ部11に、保持された洗浄ユニットU1の上方を覆うカバー部11cを設ければ、自己洗浄時に、汚れた洗浄液Lが挿入口2iから周囲に飛び散る不具合を回避することができる。
(5) 発明の好適な態様により、ユニット検出部12に、保持された洗浄ユニットU1を接触方式又は非接触方式により検出するリミットスイッチ等の検出スイッチ12s又は光学センサ等の検出センサを用いれば、単一部品を付設するのみで容易に実施することができる。
(6) 発明の好適な態様により、自己洗浄機能部13に、少なくとも、洗浄条件として、噴射部5における全部の噴射孔14a…,14b…から洗浄液Lを噴射させるとともに、噴射部5から噴射させる時間Tsを設定すれば、洗浄効果の高い最適な自己洗浄処理を行うことができる。
本発明の好適実施形態に係る乳頭洗浄装置の全体側面図、 同乳頭洗浄装置におけるユニットホルダ部の拡大側面図、 同ユニットホルダ部の拡大平面図、 同乳頭洗浄装置における洗浄ユニットの洗浄部材を除いた平面図、 同洗浄ユニットの断面側面図、 同乳頭洗浄装置のブロック系統図、 同乳頭洗浄装置の主要部の動作を説明するためのフローチャート、 同乳頭洗浄装置における洗浄ユニットの使用説明図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る乳頭洗浄装置1の構成について、図1〜図6を参照して具体的に説明する。
乳頭洗浄装置1は、基本的な構成として、接続ラインUsにより接続した洗浄ユニットU1と本体部U2を備え、具体的な形態の一例を図1に示す。図1に示す乳頭洗浄装置1は、洗浄ユニットU1と本体部U2を台車部81に搭載したものであり、自由に移動させることができる。台車部81は、底面に複数の移動用の車輪部82…を備えるとともに、上面にハンドル部83を備える。また、本体部U2は、洗浄液Lを収容する洗浄液貯留部(洗浄液タンク)Utと本体ユニットUmを備える。この本体部U2は、洗浄ユニットU1に対して洗浄液Lを供給する洗浄液供給手段6及び電力を供給する電力供給手段7を構成する。
そして、台車部81の上面であってハンドル部83側(後側)位置には、洗浄液貯留部Utを搭載するとともに、台車部81の上面であって前側位置には、本体ユニットUmを搭載する。この場合、本体ユニットUmは台車部81の上面に起立したポスト部21により支持される。ポスト部21は、台車部81の上面に固定した固定ポスト部21cと、この固定ポスト部21cに着脱可能な被支持ポスト部21sを有し、この被支持ポスト部21sの外周面に本体ユニットUmの背面を固定する。被支持ポスト部21sは所定長さのパイプ部材を使用する。これにより、この被支持ポスト部21sの下端開口を固定ポスト部21cに装着し、固定ピン又はボルトナット等の固定部材22,22により両者間を固定できるとともに、固定部材22,22を外すことにより、被支持ポスト部21sを固定ポスト部21cから離脱することができる。
一方、被支持ポスト部21sの上端付近には、洗浄ユニットU1を着脱可能に保持するユニットホルダ部11を取付ける。図2及び図3はユニットホルダ部11を拡大して示す。ユニットホルダ部11は、L形に折曲した取付プレート23を備える。取付プレート23は垂直側の取付プレート本体部23mと、この取付プレート本体部23mの上端から前方へ突出した水平側のカバー部11cからなり、この取付プレート本体部23mの背面を取付部材24を介して被支持ポスト部21sの上端付近に取付ける。この取付プレート本体部23mには一対の保持ロッド部11f,11fを取付ける。各保持ロッド部11f…は、それぞれ一本の棒材を使用し、後端を取付プレート本体部23mの前面に固定して前方へ突出させる。この際、保持ロッド部11fと11f間の間隔は、後述する洗浄ユニットU1のブラシカップ部2の直径よりも稍大きく設定し、かつ平行に配する。また、図2に示すように、各保持ロッド部11f,11fは、前側を稍上向きに折曲させるとともに、図3に示すように、前側を稍外広がりに折曲させる。
さらに、カバー部11cには、ユニットホルダ部11に、洗浄ユニットU1が保持されたことを検出するユニット検出部12を付設する。この場合、ユニット検出部12には、カバー部11cの下面に取付けた接触方式により検出するリミットスイッチ(検出スイッチ)12sを用いる。リミットスイッチ12sの取付位置は、保持ロッド部11f,11fに洗浄ユニットU1を載置した際に、当該洗浄ユニットU1の外面に押されてONする位置を選定する。リミットスイッチ12sはケーブル25を介して本体ユニットUmに接続する。ユニット検出部12として検出スイッチ(リミットスイッチ)12sを例示したが、非接触方式により検出する光学センサ等の検出センサを用いても同様に実施できる。このように、ユニット検出部12は、リミットスイッチ12s等の単一部品を付設するのみで容易に実施できる。
他方、洗浄ユニットU1の構成を図4及び図5に具体的に示す。洗浄ユニットU1は、基本的な構成として、乳牛C(図8)の乳頭Mを挿入口2iから内部に挿入可能なブラシカップ部2,このブラシカップ部2に挿入した乳頭Mを洗浄するブラシ機構部3,このブラシ機構部3を回転させる回転駆動部4及びブラシカップ部2の内部に洗浄液Lを噴射する上噴射部5a及び下噴射部5bからなる噴射部5を備える。ブラシカップ部2は、全体を円筒形に形成し、上端開口が挿入口2iとなる。
また、図5に示すように、ブラシカップ部2の上端位置より稍下側の位置となる外周面には、ブラシカップ部2の直径よりも大きいリング盤状の鍔部11sを一体形成する。この鍔部11sは、図2〜図4に示すように、ブラシカップ部2(洗浄ユニットU1)を一対の保持ロッド部11fと11f間に収容した際に、鍔部11sの両側下面が各保持ロッド部11f,11fの上に載置可能な直径を選定するとともに、鍔部11sの形成位置は、図2に示すように、ブラシカップ部2(洗浄ユニットU1)の上端とカバー部11cの下面間に所定の隙間Gが生じるように選定する。この場合、後述する自己洗浄時に、汚れた洗浄液Lが、挿入口2iから周囲に飛び散らない隙間Gの大きさを選定するとともに、前述したカバー部11cの大きさ(形状)も、自己洗浄時に、汚れた洗浄液Lが、挿入口2iから周囲に飛び散らない大きさ(形状)を選定する。
ブラシカップ部2は、内周面の上部に嵌め入れたリング形の噴射部形成部材31を有し、この噴射部形成部材31は、その外周面に、周方向に沿ったリング状の凹溝による上下一対の液通路32a,32bを有するとともに、各液通路32a,32bと内周面間に形成した複数の上噴射孔14a…及び複数の下噴射孔14b…を有する。この場合、各上噴射孔14a…及び下噴射孔14b…は、それぞれ周方向に沿って一定間隔おきに配する。これにより、ブラシカップ部2の上部には、上噴射部5aと下噴射部5bがそれぞれ上下に離間して設けられ、上噴射部5a(上噴射孔14a…)は、後述する洗浄部材35の上方に配されるとともに、下噴射部5b(下噴射孔14b…)は、洗浄部材35の下方に配される。
ブラシ機構部3は、底面部下面を回転駆動部4の回転シャフトに結合し、この回転駆動部4により回転するカップ状(円筒状)をなすブラシホルダ部41と、このブラシホルダ部41の周面に保持され、ブラシカップ部2に挿入した乳頭Mの周面部Mfを洗浄(清拭)する周面部洗浄ブラシ部42と、ブラシホルダ部41により軸方向Fsの所定範囲にわたって変位自在に支持されるとともに、三つのスプリング43…により挿入口2i側に付勢され、乳頭Mにおける少なくとも先端部Msの洗浄(清拭)を行う先端部洗浄ブラシ部44を備える。
周面部洗浄ブラシ部42は、図4及び図5に示すように、連結リング部34r(図5)及びこの連結リング部34rの下面から下方に延設した三つのブラシ支持部34p…を備え、各ブラシ支持部34p…は連結リング部34rの周方向に沿って120〔゜〕間隔で配されるとともに、各ブラシ支持部34p…は、図4に示すように、ブラシホルダ部41の上端から切込状に形成した三つの取付スリットに対して凹凸レールにより着脱する。したがって、各ブラシ支持部34p…の装着時にはブラシホルダ部41に係合(嵌合)し、ブラシホルダ部41と一体に回転する。そして、各ブラシ支持部34p…の内側面に周面ブラシ42x…を取付ける。なお、周面ブラシ42x…はブラシ支持部34p…に対して着脱可能である。周面ブラシ42xは、シリコンゴム、望ましくは、硬度を60〜70〔度〕(ショアA)から選択したシリコンゴムを用いたシート材の前端辺から複数の切込みを設けることにより複数のブラシ片を形成したブラシシート部42xp…を軸方向Fsに所定間隔おきに配列させて構成する。この際、各ブラシシート部42xp…は、当該ブラシシート部42xp…の面を回転方向(旋回方向)に対して略平行に配する。このような周面ブラシ42xは、ゴミや細菌が溜まりにくく、周面ブラシ42xに付着したゴミ等の除去作業を大幅に軽減できるとともに、常に清潔な周面ブラシ42xを維持できる。また、ブラシ片には曲がりや変形が生じにくく、使用による清浄能力の低下を回避できるなど、耐久性を向上させることができるとともに、ゴミの残存防止を図ることができる。さらに、周面ブラシ42xは容易に製造でき、しかも、耐久性向上による新品交換の回数も大幅に低減できるため、イニシャルコスト及びランニングコストの双方におけるコスト削減に寄与できる利点がある。
連結リング34rの上面には洗浄部材35を取付ける。洗浄部材35は、円盤リング状に形成し、中央に乳頭Mが挿通する挿通孔を有する。洗浄部材35は、上面から上方に突出する複数のフィン状部35f…を有する。この場合、各フィン状部35f…は放射方向に形成するとともに、周方向に沿って一定間隔おきに配する。洗浄部材35はシリコンゴム、望ましくは、硬度を55〜65〔度〕(ショアA)から選択したシリコンゴムにより一体成形する。これにより、洗浄部材35は、ブラシカップ部2の挿入口2iに配され、ブラシ機構部3と一体に回転することにより乳頭Mにおける根元部位Mbを洗浄する。このように、洗浄部材35をシリコンゴムにより一体成形すれば、単一部品により容易かつ低コストに実施できるとともに、乳頭Mに対する保護を図りつつ根元部位Mbに対する十分な洗浄を行うことができる。
先端部洗浄ブラシ部44は、図4に示すように、先端面ブラシ44sと三つの境曲面ブラシ44r…を備える。先端面ブラシ44sは、乳頭Mの先端部Msにおける先端面Mssに当接して当該先端面Mssの洗浄を行うものであり、硬度の低いシリコンゴム、望ましくは、硬度を5〜15〔度〕(ショアA)から選択したシリコンゴムを用いて全体を、中心から120〔゜〕間隔で放射三方向に延出した形状に形成し、上面には多数の円柱突起部46…を設ける。円柱突起部46…は、上端にエッジ部が形成され、乳頭M上の汚れを掻き取ることができる。これにより、突起状の乳頭Mにおける起伏のある先端部Msであっても有効かつ十分な洗浄を行うことができ、特に、牛乳の衛生的生産の確保及び乳質低下防止や乳房炎等の防止に貢献できるとともに、乳頭Mにおける汚れの残存を解消できるため、洗浄後の確認作業や手作業による追加洗浄などが不要或いは軽減され、作業性の向上及び作業能率の向上を図ることができる。境曲面ブラシ44r…は、先端面Mssから周面Mfに至る境曲面Msrに当接して当該境曲面Msrの洗浄を行うものであり、シリコンゴム、望ましくは、硬度を55〜65〔度〕(ショアA)から選択したシリコンゴムにより形成し、図5に示すように、複数の切り溝を入れた二枚のシートを組み合わせた形態に形成する。これにより、乳頭Mにおける先端部Msに対する洗浄性能をより高めることができ、効率的で良好な洗浄を行うことができる。このようなブラシ機構部3の構成により、各周面ブラシ42x…と各境曲面ブラシ44r…は、図4に示すように、周方向に沿って60〔゜〕間隔で交互に配され、異なる長さの乳頭Mに対しても先端部Msの洗浄を常にムラ無く良好に行うことができる。
一方、回転駆動部4は、ケーシング51にブラシモータ52を内蔵して構成し、ケーシング51の上端面からブラシモータ52の回転シャフトが上方に突出する。そして、ケーシング51の上端はブラシカップ部2の下端開口に取付けるとともに、ケーシング51の下面にはコネクタ53を取付ける。また、ケーシング51には、ブラシカップ部2の内部に連通する排液口部54を一体に形成する。なお、ブラシカップ部2の外周面には手で持った状態で操作できる運転スイッチ55(図6)を付設する。
このような洗浄ユニットU1の構成により、乳頭Mにゴミ(稲藁,おがこ,籾殻,糞等)が付着している場合であっても、ゴミはブラシ機構部3のブラシで掻き取られる前に、洗浄部材35により除去されるとともに、洗浄液Lにより速やかに流されるため、ブラシ機構部3におけるブラシへのゴミの付着を回避できる。これにより、洗浄能力の低下やブラシに付着したゴミの頻繁な除去作業を排除し又は軽減することができるとともに、より少ない量の洗浄液Lにより効率良く清拭できる。また、専用の洗浄部材35により乳頭Mにおける根元部位Mbの洗浄が可能なため、根元部位Mbに対して洗浄ユニットU1を必要以上の力で押付ける必要が無く、根元部位Mb側に対して不必要な負担をかけてしまう弊害を回避できるとともに、洗浄時間も不必要に長くなる弊害を回避できる。しかも、洗浄部材35の上方に配した上噴射部5a及び洗浄部材35の下方に配した下噴射部5bを備えるため、少ない洗浄液Lにより乳頭Mにおける先端部Msから根元部位Mbまで効率良く洗浄できる。
他方、本体ユニットUmは、全体が本体ハウジング60により覆われ、図6に示すように、下側に配した洗浄液処理ユニットUpと上側に配した制御ユニットUcを内蔵する。以下、本体ユニットUmの構成を含む全体の接続系統の概要について、図6を参照して説明する。
まず、制御ユニットUcは、防水構造のケーシング61を備え、このケーシング61の内部に制御部(コントローラ)62を配設する。制御部62は各種制御を実行するマイクロコンピュータ及びメモリを含むコンピューティング機能を備え、設定した所定の洗浄条件に従って洗浄液Lを噴射部5から噴射させる動作を行わせるための自己洗浄機能部13を構成する。したがって、制御部62は、少なくとも、所定の洗浄条件を設定する機能を備えるとともに、設定された所定の洗浄条件に従って洗浄液Lを噴射部5から噴射させるシーケンス制御を実行するための制御プログラムを格納する。また、ケーシング61にはバッテリ63を内蔵し、制御部62に接続する。なお、制御部62は、外部電源によって使用可能であり、本体ハウジング60には外部電源端子を備えている。バッテリ63は着脱式であり、外部電源端子を使用する場合には、ケーシング61から外部に取出すことができる。
一方、本体ハウジング60にはコネクタ26を配設し、このコネクタ26に前述したリミットスイッチ(検出スイッチ)12sからのケーブル25を接続するとともに、コネクタ26は制御部62に接続する。他方、洗浄ユニットU1に備えるコネクタ53の内側接続端子には、ブラシモータ52と運転スイッチ55を接続する。そして、コネクタ53は、接続ケーブル65を介して本体ハウジング60のコネクタ66に接続するとともに、コネクタ66の内側接続端子は制御ユニットUcの制御部62に接続する。また、洗浄ユニットU1におけるケーシング51に設けた排液口部54は、廃液チューブ56を介して洗浄液処理ユニットUpの廃液チューブ接続口67iに接続する。洗浄液処理ユニットUpは廃液回収タンク67は備え、この廃液回収タンク67に廃液チューブ接続口67iが連通する。洗浄液チューブ57a,57bは廃液チューブ56の内部に挿通させ、一端となる流出端を、洗浄ユニットU1におけるブラシカップ部2の内部に設けた接続口部58a,58bにそれぞれ接続する。各接続口部58a,58bはブラシカップ部2の内部流路を介して、上噴射部5a,下噴射部5bにそれぞれ接続する。各洗浄液チューブ57a,57bの他端となる流入端は、廃液チューブ接続口67iを通して、廃液回収タンク67に付設した継手管68a,68bの下端口にそれぞれ接続する。これにより、本体ユニットUmと洗浄ユニットU1は、洗浄液チューブ57a,57bを含む廃液チューブ56と接続ケーブル65を有する接続ラインUsにより接続される。
さらに、洗浄液処理ユニットUpに備える廃液回収タンク67には吸気ファン69を臨ませる。また、一方の継手管68aの上端口は電磁バルブ70を介して三方継手72の第一分岐端に接続するとともに、他方の継手管68bの上端口は三方継手72の第二分岐端に直接接続する。そして、三方継手72の入力端は送液ポンプ73の吐出口に接続するとともに、送液ポンプ73の吸入口は洗浄液貯留部Utに接続する。吸気ファン69と電磁バルブ70は制御部62に接続する。なお、廃液回収タンク67において、67eは自動排出を行うオートドレインであり、回収された洗浄液(廃液)Lrはオートドレイン67e及び排水管91を通して外部に排出される。
次に、本実施形態に係る乳頭洗浄装置1の使用方法及び動作(機能)について、図7に示すフローチャートを含む図1〜図8を参照して説明する。
図1は、乳頭洗浄装置1の非使用時における状態を示す。乳頭洗浄装置1を使用する際には、作業者は、洗浄ユニットU1を手で持ち、ユニットホルダ部11から離脱するとともに、図8に示すように、ブラシカップ部2の挿入口2iに乳牛Cの乳頭Mを挿入すれば、一連の洗浄(清拭)処理を行うことができる(ステップS1)。なお、洗浄ユニットU1における先端部洗浄ブラシ部44は、スプリング43…により上方に付勢されるため、乳頭Mが未挿入のときは、図5に示す最上昇位置にあるが、乳頭Mが挿入されれば、下降変位する。
洗浄は、予備洗浄と主洗浄からなり、最初に予備洗浄を行う。予備洗浄は、主洗浄を行う前に各乳頭M…を洗浄液Lで濡らすことにより主洗浄において汚れをより落とし易くする目的で行う。この際、作業者は、洗浄ユニットU1を手で持った状態で運転スイッチ55を押してONにする。これにより、送液ポンプ73,電磁バルブ70,ブラシモータ52及び吸気ファン69がONになり、洗浄液貯留部Ut内の洗浄液Lは、洗浄液チューブ57a及び57bを介して上噴射部5a及び下噴射部5bにそれぞれ供給される。そして、洗浄液Lは、上噴射孔14a…から洗浄部材35の上方に噴射されるとともに、下噴射孔14b…から洗浄部材35の下方に噴射される。また、ブラシモータ52が正転と逆転を交互に繰り返す。ブラシモータ52の回転により、先端面ブラシ44s,三つの境曲面ブラシ44r…,周面ブラシ42x…及び洗浄部材35が一体に回転し、乳頭Mに対する予備洗浄が行われる。さらに、吸気ファン69のONにより、廃液チューブ56内が吸気されるため、ブラシカップ部2の内部における使用済の洗浄液(廃液)Lrは、廃液チューブ56を介して本体ユニットUmの廃液回収タンク67内に回収される。廃液回収タンク67に回収された廃液Lrは、オートドレイン67eから自動排出される。予備洗浄の時間Taとしては、数〔秒〕程度の僅かな時間で足りる。
予備洗浄が終了したなら、主洗浄を行う。主洗浄でも基本的な操作は予備洗浄と同じであるが、作業者は、乳頭Mの汚れ度合等を考慮して、運転スイッチ55を押す時間(ON時間)を任意に変えることができる。まず、洗浄ユニットU1に乳頭Mを挿入する。そして、運転スイッチ55を押してONにする。運転スイッチ55のONにより、予備洗浄の場合と同様、洗浄液Lは、上噴射孔14a…から洗浄部材35の上方に噴射されるとともに、下噴射孔14b…から洗浄部材35の下方に噴射される。また、ブラシモータ52は、正転と逆転を交互に繰り返し、乳頭Mに対する主洗浄が行われる。この場合、周面ブラシ42x…は、乳頭Mの周面部Mfに対する洗浄を行う。さらに、境曲面ブラシ44r…は、乳頭Mの先端部Msにおける境曲面部位の洗浄を行うとともに、先端面ブラシ44sは、乳頭Mの先端部Msにおける先端面部位の洗浄を行う。この際、周面ブラシ42x…及び境曲面ブラシ44r…は、シート状のため、ゴミが付着しにくい利点があるとともに、先端面ブラシ44sは、円柱突起部46…を用いるため、上端のエッジ部により乳頭M上の汚れを掻き取ることができ、突起状の乳頭Mにおける起伏のある先端部Msであっても有効かつ十分な洗浄を行うことができる。したがって、牛乳の衛生的生産の確保及び乳質低下防止や乳房炎等の防止に貢献できるとともに、乳頭Mmにおける汚れの残存を解消できるため、洗浄後の確認作業や手作業による追加洗浄などが不要或いは軽減され、作業性の向上及び作業能率の向上を図ることができる。また、洗浄部材35の回転により、フィン状部35f…による乳頭Mにおける根元部位Mbの洗浄が行われ、この洗浄には洗浄部材35の上方に配した上噴射部5aから噴射される洗浄液Lが用いられる。
一方、吸気ファン69により、廃液チューブ56内が吸引されるため、ブラシカップ部2の内部における廃液Lrは、廃液チューブ56を介して廃液回収タンク67に回収される。廃液回収タンク67に回収された廃液Lrは、オートドレイン67eから自動排出される。主洗浄は正規の洗浄を行うため、時間Tdは、予備洗浄時の時間Taよりも例えば2倍程度長くする。そして、設定した最大時間Tamが経過した以降は、乳頭Mの根元部位Mbに対する実質的な洗浄が終了し、洗浄部材35は回転するフィン状部35f…により液切り及び乾燥を開始する。運転スイッチ55がOFFになることにより、ブラシモータ52の回転は、正転方向にのみ回転する。また、送液ポンプ73はそのままONを継続し、予め設定したTe時間経過後に、送液ポンプ73及びブラシモータ52がOFFになる。したがって、運転スイッチ55をOFFにした後、このTe時間内に、洗浄ユニットU1を乳頭Mから離脱する(ステップS2)。
そして、離脱した洗浄ユニットU1は、そのままユニットホルダ部11にセットする(ステップS3)。即ち、ユニットホルダ部11の一対の保持ロッド部11f,11f間に洗浄ユニットU1を収容し、洗浄ユニットU1の鍔部11sの両側を保持ロッド部11f,11fの上に載置してそのまま押し込めばよい。このように、作業者は、洗浄ユニットU1をユニットホルダ部11に載置するのみで極めて容易にセットできる。この際、各保持ロッド部11f,11fは、前側を稍外広がりに折曲させているため、洗浄ユニットU1を保持ロッド部11fと11f間に容易に収容できるとともに、各保持ロッド部11f,11fは、前側を稍上向きに折曲させているため、台車81の移動時等にも洗浄ユニットU1が保持ロッド部11f,11fから落下するのを回避できる。
また、洗浄ユニットU1をユニットホルダ部11にセットすることにより、図3に示すように、洗浄ユニットU1のブラシカップ部2の外面がリミットスイッチ12sを押してONにする(ステップS4)。リミットスイッチ12sのONにより、制御部62は、設定された洗浄条件に基づく自己洗浄処理を自動で開始する(ステップS5)。この場合、少なくとも、洗浄条件としては、噴射部5における全部の噴射孔14a…,14b…から洗浄液Lを噴射させるとともに、噴射部5から噴射させる時間Tsを設定する。したがって、必要に応じて送液ポンプ73の出力(噴射孔14a…,14b…からの噴射圧力)を高くしたり、ブラシモータ52(ブラシ機構部3)の回転数を速くしたり、ブラシモータ52(ブラシ機構部3)の回転方向又は反転切換周期を変更したり、或いは、吸気ファン69のONのタイミングや時間を変更するなど、任意の条件により設定可能である。
したがって、自己洗浄処理は、予め設定された所定の洗浄条件により、先端面ブラシ44s,三つの境曲面ブラシ44r…,周面ブラシ42x…及び洗浄部材35自身の洗浄(自己洗浄)が行われる。この際、ユニットホルダ部11には、洗浄ユニットU1の上方を覆うカバー部11cを備えるため、汚れた洗浄液Lが挿入口2iから周囲に飛び散る不具合を回避できる。そして、設定した時間Tsが経過すれば、自己洗浄処理は自動的に終了する(ステップS6,S7)。
このように、自己洗浄の洗浄条件として、上述した予備洗浄や主洗浄とは異なる洗浄条件を設定することにより、洗浄効果の高い最適な自己洗浄処理を行うことができる。また、自己洗浄処理は、洗浄ユニットU1をユニットホルダ部11にセットするのみで自動的に開始し、かつ自動的に終了するため、次の乳牛C(乳頭M)に対する洗浄(清拭)がある場合には、台車81の移動中に行うことができ、次に洗浄(清拭)を行う乳牛Cに到着したなら、作業者は、洗浄ユニットU1を手で持ち、ユニットホルダ部11から離脱するとともに、ブラシカップ部2の挿入口2iに乳牛Cの乳頭Mを挿入すれば、一連の洗浄(清拭)処理を行うことができる(ステップS8,S9,S1…)。
よって、このような本実施形態に係る乳頭洗浄装置1によれば、ユニットホルダ部11に対して洗浄ユニットU1が保持されたことをユニット検出部12により検出し、自己洗浄機能部13により、予め設定した所定の洗浄条件に従って洗浄液Lを噴射部5から噴射させるようにしたため、使用後、作業者は洗浄ユニットU1をユニットホルダ部11にセットするのみで、ブラシ機構部3におけるブラシ自身を自動で洗浄する自己洗浄を行うことができ、作業工数の削減による全体の作業能率を向上させることができる。特に、洗浄ユニットU1をユニットホルダ部11にセットする行為は、使用後、自己洗浄を行うか否かに拘わらず、通常の作業行為となるため、自己洗浄のための作業は実質的にゼロにすることができる。しかも、自己洗浄機能部13により予め設定した所定の洗浄条件に従って洗浄液Lを噴射部5から噴射させる動作を自動で行うため、一回の自己洗浄毎における洗浄時間のバラつきを解消し、自己洗浄が不十分になる不具合を回避できるとともに、自己洗浄に適した任意の洗浄条件を設定することができるため、常に一定水準以上の良好な自己洗浄処理を実現することができる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、ユニットホルダ部11は、洗浄ユニットU1に設けた鍔部11sの両側を載置する一対の保持ロッド部11f,11fにより構成した場合を例示したが、同様の機能を有するものであれば、他の構成を排除するものではない。また、洗浄ユニットU1と本体部U2は、台車部81に搭載した場合を例示したが、天井に配したレール等により吊り下げられて移動する場合など、各種形態を適用できる。さらに、本体ユニットUmは、制御ユニットUcと洗浄液処理ユニットUpを一体に構成した場合を例示したが、それぞれ別体に構成してもよい。
本発明に係る乳頭洗浄装置1は、乳牛の乳頭を洗浄又は清拭する際に利用できる。したがって、乳頭洗浄装置1は少なくとも乳頭清拭装置を含む概念である。
1:乳頭洗浄装置,2:ブラシカップ部,2i:挿入口,3:ブラシ機構部,4:回転駆動部,5:噴射部,6:洗浄液供給手段,7:電力供給手段,11:ユニットホルダ部,11s:鍔部,11f…:保持ロッド部,11c:カバー部,12:ユニット検出部,12s:検出スイッチ,13:自己洗浄機能部,14a…:噴射孔,14b…:噴射孔,U1:洗浄ユニット,U2:本体部,M:乳頭,L:洗浄液

Claims (5)

  1. 乳頭を挿入口から内部に挿入可能なブラシカップ部,このブラシカップ部に挿入した乳頭を洗浄するブラシ機構部,このブラシ機構部を回転させる回転駆動部及び前記ブラシカップ部の内部に洗浄液を噴射する噴射部を備える洗浄ユニットと、少なくとも、前記洗浄ユニットに対して洗浄液を供給する洗浄液供給手段及び電力を供給する電力供給手段を備える本体部からなる乳頭洗浄装置において、前記洗浄ユニットを着脱可能に保持するユニットホルダ部と、このユニットホルダ部に前記洗浄ユニットが保持されたことを検出するユニット検出部と、このユニット検出部により前記洗浄ユニットが保持されたことが検出されたなら予め設定した所定の洗浄条件に従って前記洗浄液を前記噴射部から噴射させる動作を行う自己洗浄機能部を備えることを特徴とする乳頭洗浄装置。
  2. 前記ユニットホルダ部は、前記洗浄ユニットに設けた鍔部の両側を載置する一対の保持ロッド部を備えることを特徴とする請求項1記載の乳頭洗浄装置。
  3. 前記ユニットホルダ部は、保持された前記洗浄ユニットの上方を覆うカバー部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の乳頭洗浄装置。
  4. 前記ユニット検出部は、保持された前記洗浄ユニットを接触方式又は非接触方式により検出する検出スイッチ又は検出センサを用いることを特徴とする請求項1記載の乳頭洗浄装置。
  5. 前記自己洗浄機能部は、前記洗浄条件として、少なくとも、前記噴射部における全部の噴射孔から洗浄液を噴射させるとともに、前記噴射部から噴射させる時間を設定することを特徴とする請求項1記載の乳頭洗浄装置。
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