JP3359159B2 - ガス漏れ・不完全燃焼検知器 - Google Patents
ガス漏れ・不完全燃焼検知器Info
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- JP3359159B2 JP3359159B2 JP23946794A JP23946794A JP3359159B2 JP 3359159 B2 JP3359159 B2 JP 3359159B2 JP 23946794 A JP23946794 A JP 23946794A JP 23946794 A JP23946794 A JP 23946794A JP 3359159 B2 JP3359159 B2 JP 3359159B2
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- Japan
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- circuit
- incomplete combustion
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- carbon monoxide
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
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- Emergency Alarm Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガス漏れ及び不完全燃焼
を検出する検知器に関するものである。
を検出する検知器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ガス漏れで発生するメタンガスと不完全
燃焼で発生する一酸化炭素は、いずれも有毒ガスである
から、一方だけしか検出できないセンサでは不安であ
る。そこで近年ガス漏れと不完全燃焼の両方を検出でき
る検知器が市販されている。これは１個のパッケージの
中に、ガス漏れを検知するメタンセンサと、不完全燃焼
を検知するＣＯセンサとの両方を収納したものである。
燃焼で発生する一酸化炭素は、いずれも有毒ガスである
から、一方だけしか検出できないセンサでは不安であ
る。そこで近年ガス漏れと不完全燃焼の両方を検出でき
る検知器が市販されている。これは１個のパッケージの
中に、ガス漏れを検知するメタンセンサと、不完全燃焼
を検知するＣＯセンサとの両方を収納したものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のガス漏れ
・不完全燃焼兼用センサは、ガス漏れと不完全燃焼のい
ずれを検出したときにも同一の信号を出すようになって
いた。従ってこの検知出力で警報を発する場合には、ユ
ーザーは先ずガス漏れか不完全燃焼かを確認しなければ
ならず、適切な対策が遅れるという問題があり、また監
視センターへ電話回線で検知信号を送ったり、検知出力
で防災装置を作動させるような場合にも、いずれの検知
信号かを判断できないので、自動的に次の処理をするこ
とができないという問題があった。またメタンセンサの
検知信号と一酸化炭素センサの検知信号を別個にして
も、不完全燃焼に対しては両方のセンサが反応してしま
うために、誤報の発生率が高くなって却って混乱を生じ
るという問題があった。
・不完全燃焼兼用センサは、ガス漏れと不完全燃焼のい
ずれを検出したときにも同一の信号を出すようになって
いた。従ってこの検知出力で警報を発する場合には、ユ
ーザーは先ずガス漏れか不完全燃焼かを確認しなければ
ならず、適切な対策が遅れるという問題があり、また監
視センターへ電話回線で検知信号を送ったり、検知出力
で防災装置を作動させるような場合にも、いずれの検知
信号かを判断できないので、自動的に次の処理をするこ
とができないという問題があった。またメタンセンサの
検知信号と一酸化炭素センサの検知信号を別個にして
も、不完全燃焼に対しては両方のセンサが反応してしま
うために、誤報の発生率が高くなって却って混乱を生じ
るという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によるガス漏れ・
不完全燃焼検知器は、図１に示すように、メタンセンサ
１と一酸化炭素センサ２を備え、メタンセンサ１の検知
出力でガス漏れ警報回路３を、一酸化炭素センサ２の検
知出力で不完全燃焼警報回路４をそれぞれ作動させるよ
うし、更に両センサ１，２が共に検知出力を発した時
に、メタンセンサ１の検知出力を遮断する信号遮断回路
５を備えたものである。
不完全燃焼検知器は、図１に示すように、メタンセンサ
１と一酸化炭素センサ２を備え、メタンセンサ１の検知
出力でガス漏れ警報回路３を、一酸化炭素センサ２の検
知出力で不完全燃焼警報回路４をそれぞれ作動させるよ
うし、更に両センサ１，２が共に検知出力を発した時
に、メタンセンサ１の検知出力を遮断する信号遮断回路
５を備えたものである。
【０００５】
【作用】一般にガス漏れを検知するメタンセンサ１はメ
タンガスと水素ガスに反応し、不完全燃焼を検知する一
酸化炭素センサ２は一酸化炭素ガスと水素ガスに反応す
る。一方不完全燃焼ガスには、一酸化炭素と水素の両方
が含まれており、都市ガスやＬＰＧ等の燃料ガスには、
メタンガスは含まれているが、水素ガスは含まれていな
い。従ってメタンセンサと一酸化炭素センサの両方が反
応した場合には、燃料ガスには含まれていない水素ガス
が検出されていることになるので、この時のメタンセン
サ１の出力ａを無視するような回路５を付加することに
よって、図５に示すように、メタンセンサ１の出力ｘが
ガス漏れを、一酸化炭素センサ２の出力ｙが不完全燃焼
を、それぞれ表示していると見なすことができる。
タンガスと水素ガスに反応し、不完全燃焼を検知する一
酸化炭素センサ２は一酸化炭素ガスと水素ガスに反応す
る。一方不完全燃焼ガスには、一酸化炭素と水素の両方
が含まれており、都市ガスやＬＰＧ等の燃料ガスには、
メタンガスは含まれているが、水素ガスは含まれていな
い。従ってメタンセンサと一酸化炭素センサの両方が反
応した場合には、燃料ガスには含まれていない水素ガス
が検出されていることになるので、この時のメタンセン
サ１の出力ａを無視するような回路５を付加することに
よって、図５に示すように、メタンセンサ１の出力ｘが
ガス漏れを、一酸化炭素センサ２の出力ｙが不完全燃焼
を、それぞれ表示していると見なすことができる。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示したもので、メ
タンセンサ１と一酸化炭素センサ２とを備え、メタンセ
ンサ１の出力をＡＮＤ回路６を介してガス漏れ警報回路
３の入力端に接続すると共に、一酸化炭素センサ２の出
力を不完全燃焼警報回路４の入力端に接続し、更に両セ
ンサ１，２の出力を入力とするＮＡＮＤ回路７の出力を
上記ＡＮＤ回路６の他入力としたものであり、ＡＮＤ回
路６とＮＡＮＤ回路７とで前述のメタンセンサ１の出力
を遮断する検知信号遮断回路５を形成している。
タンセンサ１と一酸化炭素センサ２とを備え、メタンセ
ンサ１の出力をＡＮＤ回路６を介してガス漏れ警報回路
３の入力端に接続すると共に、一酸化炭素センサ２の出
力を不完全燃焼警報回路４の入力端に接続し、更に両セ
ンサ１，２の出力を入力とするＮＡＮＤ回路７の出力を
上記ＡＮＤ回路６の他入力としたものであり、ＡＮＤ回
路６とＮＡＮＤ回路７とで前述のメタンセンサ１の出力
を遮断する検知信号遮断回路５を形成している。
【０００７】図２（ａ）及び（ｂ）は、一般的なメタン
センサ１の回路及びこれに用いる酸化錫半導体素子８を
示したもので、酸化錫半導体８をヒータ線９で３５０℃
前後に加熱しておき、ある種の可燃性ガスが表面に化学
吸着すると半導体の電気伝導度が上昇する性質を利用す
る。同図中、１０は電源、１１は定電圧回路である。図
３（ａ）及び（ｂ）は一酸化炭素センサ２の回路及びこ
れに用いる接触燃焼素子１１を示したもので、接触燃焼
素子１２は白金線１３の周囲にアルミナ１４を焼結し、
表面に白金やパラジウム等の酸化触媒を塗布したもので
あり、白金線１３に電流を流して表面を５００℃前後に
昇温しておき、可燃性ガスが表面で接触燃焼すると白金
線１２の温度が上昇して電気抵抗が増大するのを利用す
る。同図中、１５は温度補償素子である。
センサ１の回路及びこれに用いる酸化錫半導体素子８を
示したもので、酸化錫半導体８をヒータ線９で３５０℃
前後に加熱しておき、ある種の可燃性ガスが表面に化学
吸着すると半導体の電気伝導度が上昇する性質を利用す
る。同図中、１０は電源、１１は定電圧回路である。図
３（ａ）及び（ｂ）は一酸化炭素センサ２の回路及びこ
れに用いる接触燃焼素子１１を示したもので、接触燃焼
素子１２は白金線１３の周囲にアルミナ１４を焼結し、
表面に白金やパラジウム等の酸化触媒を塗布したもので
あり、白金線１３に電流を流して表面を５００℃前後に
昇温しておき、可燃性ガスが表面で接触燃焼すると白金
線１２の温度が上昇して電気抵抗が増大するのを利用す
る。同図中、１５は温度補償素子である。
【０００８】図４はメタン・一酸化炭素センサの例を示
したもので、接触燃焼式センサは一般に感度が低いた
め、回路が複雑となる上に、電源回路１１等を半導体式
と共用し難い。そこで、酸化錫半導体も低温の場合は一
酸化炭素センサとして使用できる点に着目し、同一パッ
ケージ１６内に２個の半導体素子８を収納し、ヒータ電
圧により高温と低温に使用することにより、メタン及び
一酸化炭素に兼用のセンサを構成したものであり、これ
によって検知器全体の小型化が可能となる。また１個の
半導体素子８に周期的に温度変化を与えて、両検知信号
を交互に切り換えて取り出すようにしてもよい。
したもので、接触燃焼式センサは一般に感度が低いた
め、回路が複雑となる上に、電源回路１１等を半導体式
と共用し難い。そこで、酸化錫半導体も低温の場合は一
酸化炭素センサとして使用できる点に着目し、同一パッ
ケージ１６内に２個の半導体素子８を収納し、ヒータ電
圧により高温と低温に使用することにより、メタン及び
一酸化炭素に兼用のセンサを構成したものであり、これ
によって検知器全体の小型化が可能となる。また１個の
半導体素子８に周期的に温度変化を与えて、両検知信号
を交互に切り換えて取り出すようにしてもよい。
【０００９】表１は、図１の回路における各センサ１，
２の出力端ａ，ｂのガスの種類別の真理値表、表２は同
じく各警報回路３，４の入力端ｘ，ｙの真理値表を示し
たもので、従来は表１に示すように、各センサ１，２の
出力をそのまま警報回路入力としていたために、水素ガ
スの存在が区別を曖昧にしていたのであるが、本発明に
よって、表２に示すように、一酸化炭素と水素に対する
ｘ，ｙ端の入力信号が同一となったために、ガス漏れと
不完全燃焼に対する区別が明確となり、別個の警報信号
を使用できるようになった。
２の出力端ａ，ｂのガスの種類別の真理値表、表２は同
じく各警報回路３，４の入力端ｘ，ｙの真理値表を示し
たもので、従来は表１に示すように、各センサ１，２の
出力をそのまま警報回路入力としていたために、水素ガ
スの存在が区別を曖昧にしていたのであるが、本発明に
よって、表２に示すように、一酸化炭素と水素に対する
ｘ，ｙ端の入力信号が同一となったために、ガス漏れと
不完全燃焼に対する区別が明確となり、別個の警報信号
を使用できるようになった。
【表１】
【表２】
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、メタンセ
ンサと一酸化炭素センサを備えたガス漏れ・不完全燃焼
兼用検知器において、メタンセンサと一酸化炭素センサ
が共に検知出力を発した時に、メタンセンサの検知出力
が遮断されるために、メタンセンサが不完全燃焼による
水素ガスに反応してガス漏れ警報を出してしまうことが
なくなり、その結果メタンセンサの出力はガス漏れのみ
を、一酸化炭素センサの出力は不完全燃焼のみを、それ
ぞれ表示しているものと見なすことができ、従ってガス
漏れと不完全燃焼の警報を別個に行わせ、且つ誤報の発
生を防止することができるという利点がある。
ンサと一酸化炭素センサを備えたガス漏れ・不完全燃焼
兼用検知器において、メタンセンサと一酸化炭素センサ
が共に検知出力を発した時に、メタンセンサの検知出力
が遮断されるために、メタンセンサが不完全燃焼による
水素ガスに反応してガス漏れ警報を出してしまうことが
なくなり、その結果メタンセンサの出力はガス漏れのみ
を、一酸化炭素センサの出力は不完全燃焼のみを、それ
ぞれ表示しているものと見なすことができ、従ってガス
漏れと不完全燃焼の警報を別個に行わせ、且つ誤報の発
生を防止することができるという利点がある。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック回路図。
【図２】（ａ）は同上に用いるメタンセンサの回路図、
（ｂ）はその要部斜視図。
（ｂ）はその要部斜視図。
【図３】（ａ）は同上に用いる一酸化炭素センサの回路
図、（ｂ）はその要部斜視図。
図、（ｂ）はその要部斜視図。
【図４】本発明の他の実施例を示すメタン・一酸化炭素
センサの回路図。
センサの回路図。
１ メタンセンサ ２ 一酸化炭素センサ ３ ガス漏れ警報回路 ４ 不完全燃焼警報回路 ５ 検知信号遮断回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01M 3/00 G01N 27/00 G01N 27/12 G08B 21/00
Claims (2)
- 【請求項１】 メタンセンサと一酸化炭素センサを備
え、メタンセンサの検知出力でガス漏れ警報回路を、一
酸化炭素センサの検知出力で不完全燃焼警報回路をそれ
ぞれ作動させるようし、両センサが共に検知出力を発し
た時に、メタンセンサの検知出力を遮断する回路を備え
て成るガス漏れ・不完全燃焼検知器。 - 【請求項２】 メタンセンサと一酸化炭素センサを備
え、メタンセンサの出力をＡＮＤ回路を介してガス漏れ
警報回路の入力端に接続すると共に、一酸化炭素センサ
の出力を不完全燃焼警報回路の入力端に接続し、更に両
センサの出力を入力とするＮＡＮＤ回路の出力を上記Ａ
ＮＤ回路の他入力として成るガス漏れ・不完全燃焼検知
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23946794A JP3359159B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | ガス漏れ・不完全燃焼検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23946794A JP3359159B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | ガス漏れ・不完全燃焼検知器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0875586A JPH0875586A (ja) | 1996-03-22 |
| JP3359159B2 true JP3359159B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=17045206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23946794A Expired - Fee Related JP3359159B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | ガス漏れ・不完全燃焼検知器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3359159B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5204511B2 (ja) * | 2008-03-03 | 2013-06-05 | 大阪瓦斯株式会社 | 警報装置 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP23946794A patent/JP3359159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0875586A (ja) | 1996-03-22 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |