JP3359157B2 - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置

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JP3359157B2
JP3359157B2 JP20426694A JP20426694A JP3359157B2 JP 3359157 B2 JP3359157 B2 JP 3359157B2 JP 20426694 A JP20426694 A JP 20426694A JP 20426694 A JP20426694 A JP 20426694A JP 3359157 B2 JP3359157 B2 JP 3359157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2つの部材の相対位置を
制御する位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、位置決め装置は特開昭59−88
602号公報に記載されているように、永久磁石と界磁
コイルと磁気センサより構成されている。この位置決め
装置において、隣接して配置された着磁強度が等しく、
逆極性の1対の永久磁石よりなる磁界発生手段が発生す
る磁界分布は2つの部材の相対移動の経路に対して垂直
方向には、磁束密度Φが実質的に直線変化する絶対値が
図14に示すように1対の永久磁石の接合部を中心に左
右、対称な分布をしており、この磁界分布の直線部分を
磁気センサで位置信号として検出し、界磁コイルに印加
する電圧を制御して位置決め制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では1対の逆極性の永久磁石を当接して配置し
ており、2つの部材の相対移動の経路に対して垂直方向
の磁束密度の実質的に直線変化をする範囲がきわめて狭
いという問題点があった。
【0004】そこで、1対の永久磁石を少し離して配置
することによって、図15に示す様に図14より広い直
線範囲を得られるが、あまり1対の永久磁石の間隔を広
くすると、図16に示すように、中心部分の磁束密度の
傾きが小さくなるという現象を生じ、このときの磁力線
の分布図は図17に示すように、磁界発生手段の中央部
で磁力線が広い範囲で平らになるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は上記のような従来の問題点を解消
することを課題になされたもので、本出願に係る第1の
発明の目的は2部材の相対移動の経路に対して垂直方向
の磁界強度が実質的に直線変化する範囲を広くして、正
確な位置決め制御を可能にすることである。
【0006】本出願に係る第2の発明の目的は着磁強度
の異なる1対の永久磁石を用いて、2部材の相対移動経
路に対して垂直方向の磁界強度が直線変化する範囲を広
くして、部品および組立てコストを削減することであ
る。
【0007】本出願に係る第3の発明の目的は1対の永
久磁石と継鉄により形成する磁気回路内の空隙を左右異
にし、2部材の相対移動経路に対して垂直方向の磁界強
度が直線変化する範囲を広くして、外部からの磁界影響
を低減することである。
【0008】本出願に係る第4の発明の目的は1対の永
久磁石の大きさを異にして、2部材の相対移動の経路に
対して垂直方向の磁界強度が直線変化する範囲を広くし
て、部品および組立てコストを削減することである。
【0009】本出願に係る第5の発明の目的は着磁強度
の異なる1対の永久磁石と継鉄により、2部材の相対移
動経路に対して垂直方向の磁界強度が直線変化する範囲
を広くして、外部からの磁界の影響を低減することであ
る。
【0010】本出願に係る第6の発明の目的は大きさを
異にする1対の永久磁石と継鉄により2部材の相対移動
の経路に対して垂直方向の磁界強度が直線変化する範囲
を広くして、部品および組立てコストを削減し、外部か
らの磁界の影響を低減することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1の発明は、第1の部材と、支持手
段によって前記第1の部材に対して相対移動可能に支持
された第2の部材と、前記第1の部材の一部を成し、相
対移動の経路に対して垂直な方向の磁界強度の極値の絶
対値が異なった逆極性の磁界分布を発生し、該極値の弱
い方向へ偏った磁界強度が実質的に直線的に変化する部
分を有する磁界発生手段と、前記第2の部材の一部を成
し、前記磁界発生手段の発生する磁界内に配置され通電
により該磁界との相互作用で力を受ける界磁コイルと、
初期位置が前記磁界強度の直線的に変化する部分の中央
に配置されて前記第2の部材に固定され該磁界強度を電
気信号として出力する磁気検出手段と、目標位置信号と
前記磁気検出手段の出力信号に応じて前記界磁コイルへ
の印加電圧を制御するフィードバック制御手段とを備え
たことにより、2極の永久磁石の空間の中心に対して磁
界極値の絶対値が小さい方へ偏った磁界強度が実質的に
直線的に変化する範囲を広く確保する事が可能となり、
より広い範囲内でより正確な位置決め制御が可能とな
る。
【0012】本出願に係る第2の発明は、磁界発生手段
は空間を隔てて配置された相対移動の経路に対して垂直
方向に互いに逆方向に着磁された1対の永久磁石より成
り片側の磁石の着磁強度を他方より弱くして前記磁界分
布を発生させるようにしたことにより、部品および組立
てコストを削減できる。
【0013】本出願に係る第3の発明は、磁界発生手段
は空間を隔てて配置された相対移動の経路に対して垂直
方向に互いに逆方向に同一強度で着磁された1対の永久
磁石と、該永久磁石の発生する磁力線を通し、閉路した
磁気回路を形成する強磁性の継鉄より成り、前記磁気回
路内の空隙の片方を他方より広くして前記磁界分布を発
生させるようにしたことより、外部からの磁界(外乱)
の影響を受けることを低減できる。
【0014】本出願に係る第4の発明は、磁界発生手段
は空間を隔てて配置された相対移動の経路に対して垂直
方向に互いに逆方向に同一強度で着磁された1対の永久
磁石より成り、片側の永久磁石を他方より小さくして前
記磁界分布を発生させるようにしたことにより、部品お
よび組立てコストを削減できる。
【0015】本出願に係る第5の発明は、磁界発生手段
は空間を隔てて配置された、相対移動の経路に対して垂
直方向に互いに逆方向に着磁された1対の永久磁石と、
該永久磁石の発生する磁力線を通し、閉路した磁気回路
を形成する強磁性の継鉄より成り、片側の永久磁石の着
磁強度を他方より弱くして、前記磁界分布を発生させる
ようにしたことにより、外部からの磁界の影響を受ける
ことを低減できる。
【0016】本出願に係る第6の発明は、磁界発生手段
は空間を隔てて配置された、相対移動の経路に対して垂
直方向に互いに逆方向に同一強度で着磁された1対の永
久磁石と、該永久磁石の発生する磁力線を通して、閉路
した磁気回路を形成する強磁性の継鉄より成り、片側の
永久磁石を他方より小さくして、前記磁界分布を発生さ
せるようにしたことにより、部品および組当てコストを
削減した構成で、外部からの磁界の影響を受けることを
低減できる。
【0017】
【実施例】
第1の実施例 図1は本発明の特徴を最もよく表す第1の実施例の図面
であり、同図において、1は第1の部材、2は第1の部
材に対して矢印B方向に図示しない支持手段によって相
対移動可能に支持された第2の部材、3は矢印B方向に
対して垂直方向に着磁された1対の永久磁石3b、3c
よりなる永久磁石部であり、両永久磁石3b、3cの当
接面中央部に開口部3aを有する。
【0018】4は永久磁石部3からの磁力線を通し閉路
した磁気回路を形成する強磁性の継鉄、5は永久磁石部
3と空間を隔てて配置され、磁気回路中に空隙を形成す
る強磁性の継鉄であり、上記永久磁石部3、継鉄4、5
は第1の部材1に固定されている。
【0019】
【外1】 7は界磁コイル6内に配置され、永久磁石部3の発生す
る磁界強度を検出するホール効果を利用した磁界強度セ
ンサとしてのホール素子であり、磁界強度に比例した電
圧出力を得ることができる。
【0020】8はホール素子7の電圧出力を処理し、位
置信号を得る信号処理回路、9は目標位置信号と位置信
号の差出力を増幅し、界磁コイル6に印加する増幅回路
であり、両回路によりフィードバック制御手段を構成
し、目標位置信号に基づいて、2つの部材1、2の相対
位置決めが可能となる。
【0021】図2は継鉄5を取外し、界磁コイル6と永
久磁石部3、ホール素子7の初期位置の平面的な配置を
示している。図3は永久磁石部3とホール素子7の平面
的を配置を示し、永久磁石部3は対称な着磁パターンを
持っており、着磁強度は永久磁石3bが永久磁石3cよ
り弱く着磁されている。又、ホール素子7は初期位置が
永久磁石部3の中心より着磁の弱い永久磁石3b側にず
らして第2の部材2に固定されている。
【0022】図4は永久磁石部3と継鉄5の成す磁気回
路中の空隙における第1の部材1と第2の部材2の相対
移動の経路である矢印B方向とは垂直方向の磁束密度分
布を示すもので、横軸は変位量、縦軸は磁束密度(磁界
強度)を示す。図示する様に着磁強度の弱い永久磁石3
b側の磁界強度の極値の絶対値bは着磁強度の強い永久
磁石3b側の磁界強度の極値の絶対値a’より小さくな
っており、2点鎖線で示す範囲S内で実質的に磁界強度
が直線的に変化しており、この範囲Sの中心位置(一点
鎖線位置)に上記ホール素子7が設けられている。
【0023】図5はホール素子7の信号処理回路を示す
もので、オペアンプ10は抵抗10a、10b、10c
と組み合わされてホール素子7に定電流を供給する。こ
のホール素子7の出力信号はオペアンプ11と抵抗11
a、11b、11c、11dによって差動増幅される。
抵抗11eは可変抵抗であり、この可変抵抗11eの抵
抗値を変えることにより、磁界強度に対するオペアンプ
11の出力端の電圧を変化させる事が可能である。前記
図4に示す一点鎖線位置に設けられたホール素子7の出
力を、基準電圧Vcに等しくなる様に調整することによ
り、一点鎖線位置を中心とする第1の部材1と第2の部
材2の相対位置に対して、基準電圧Vcを中心とする正
負の電圧出力が得られる。
【0024】オペアンプ12は抵抗12a、12bと組
み合わせて、オペアンプ11の出力を基準電圧Vcを中
心に反転増幅し、可変抵抗12bの抵抗値を変化させる
ことにより、磁界強度の変化に対する出力電圧の変化の
割合を可変とする。
【0025】本実施例では1対の永久磁石3b、3cの
発生する磁束を2つの継鉄4、5を介して閉じている為
に、外部からの磁界(外乱)の影響を受けにくく安定し
た位置決め制御が可能となる。
【0026】第2の実施例 図6は本発明の第2の実施例を表す図であり、同図にお
いて、21は第1の部材、22は第1の部材21に対し
て矢印B方向に図示しない支持手段によって相対移動可
能に支持された第2の部材、23は矢印B方向に対して
垂直方向に2極に着磁された一対の永久磁石23b、2
3cよりなる永久磁石部であり、永久磁石23bの着磁
強度は永久磁石23cより弱くなっている。
【0027】
【外2】 本実施例は第1の実施例に対して、永久磁石の磁束を閉
じる継鉄を無くした構成であるが、第1の実施例と同様
な磁界強度分布が得られ、同様な制御回路によって位置
決め制御が可能である。そして、本実施例では磁気回路
を閉じる継鉄を省いた構成なので、部品および組立てコ
ストを削減できる。
【0028】第3の実施例 図7は本発明の第3の実施例を表す図であり、永久磁石
部33を構成する一対の永久磁石33b、33cの着磁
パターンを変化させたもので、図8に示す様に永久磁石
33b、33cは前記図4の一点鎖線で示すホール素子
7の初期位置を境として着磁されており、図7に示す様
に界磁コイル6はホール素子7の初期位置に対して左右
対称な形状としている。ただしホール素子7の相対移動
する断面での永久磁石部33の形状は第1、第2の実施
例と同様となり、各実施例と同様な位置決め制御が可能
である。本実施例では界磁コイルを小型化でき省スペー
スに有利である。
【0029】第4の実施例 図9は本発明の第4の実施例を表す図であり、同図にお
いて、41は第1の部材、42は第1の部材41に対し
て矢印B方向に図示しない支持手段によって、相対移動
可能に支持された第2の部材、43は矢印B方向に対し
て垂直方向に同一の磁界強度に着磁された一対の永久磁
石43b、43cよりなる永久磁石部であり、両永久磁
石43b、43cの当接面中央部に開口部43aを有す
る。44は永久磁石43b、43cの発生する磁力線を
通し閉路した磁気回路を形成する強磁性の継鉄、45は
永久磁石部43と空間を隔てて配置され、磁気回路中に
空隙を形成する強磁性の継鉄であり、上記の永久磁石部
43、継鉄44、45は第1の部材41に固定されてい
る。
【0030】
【外3】 上記継鉄45は段差のついた形状をしており、永久磁石
部43とで形成する磁気回路内の空隙は左側の方が右側
より広くなっている。この空隙が広くなると磁気抵抗が
増し、磁束は通りにくくなり、その結果として矢印Bで
示す相対移動の経路に垂直な方向の磁束密度の極値の絶
対値は、図9において左側の方が右側より小さくなり、
前記図4で示す磁界強度分布が得られる。
【0031】第5の実施例 図10は本発明の第5の実施例を表すもので、同図にお
いて、51は第1の部材、52は第1の部材51に対し
て矢印B方向に図示しない支持部材によって相対移動可
能に支持された第2の部材、53は矢印Bに対して垂直
方向に同一の磁界強度で着磁された一対の永久磁石53
b、53cよりなる永久磁石部であり、両永久磁石53
b、53cの当接面中央部に開口部53aを有する。5
4は永久磁石部53の発生する磁力線の閉磁路を形成す
る強磁性を有する継鉄、55は永久磁石部53と空間を
隔てて配置され、磁気回路中に空隙を形成するための強
磁性を有する継鉄であり、上記永久磁石部53、継鉄5
4、55は第1の部材51に固定されている。
【0032】
【外4】 57はホール素子であり、上記磁界強度に応じた電圧を
出力する。上記永久磁石部53は図10に示すように開
口部53aより左側の永久磁石が右側のそれより小さく
なっており、矢印Bで示す相対移動の経路に垂直な方向
の磁束密度の極値の絶対値は、左側の方が右側より小さ
くなり、前記図4で示す様な磁界強度分布が得られる。
本実施例において、第1の実施例と同様な制御回路によ
って位置決め制御が可能である。
【0033】第6の実施例 図11は本発明の第6の実施例を表す図であり、同図に
おいて、61は第1の部材、62は第1の部材61に対
して矢印B方向に図示しない支持部材によって相対移動
可能に支持された第2の部材、63は矢印B方向に対し
て垂直方向に同一の磁界強度で着磁された一対の永久磁
石63b、63cよりなる永久磁石部であり、両永久磁
石63b、63cの当接面中央部に開口部63aを有
し、開口部63aより左側の永久磁石63bが右側の永
久磁石63cより小さくなっている。
【0034】
【外5】 本実施例は永久磁石部63の磁束を閉じる継鉄を無くし
た構成であるが、前記第5の実施例と同様な磁界強度分
布が得られ、同様な制御回路により位置決め制御が可能
である。
【0035】以上の各実施例において、相対移動する第
1の部材と第2の部材の動きについては直線的な動きに
ついて説明したが、図12に示す様に第1の部材71、
第2の部材72、永久磁石73、継鉄74、75、界磁
コイル76等の構成部材を円弧もしくは図13に示す様
に第1の部材を兼ねる永久磁石81、第2の部材82、
界磁コイル83、継鉄84等の構成部材を円形とし相対
移動の経路を円弧としたものでも同様である。この場
合、ホール素子77、85の検出する磁界の強度は、相
対移動の経路に垂直すなわち回転中心から放射方向の磁
界成分となる。又、永久磁石、継鉄、界磁コイル等が平
面構成であって、第1の部材と第2の部材の相対運動が
回転であっても、実質的に直線と見なせる場合も同様で
ある。
【0036】尚、本発明は上記各実施例の構成に限られ
るものではなく、請求項で示した機能が達成できる構成
であれば、どのようなものでもよいことは言うまでもな
い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、1対の永久磁石が発生する磁界分布
を、2部材の相対移動の経路に対して垂直な方向の磁界
強度の極値の絶対値の片方を他方に対して小さく構成し
たので、1対の永久磁石の空間の中心に対して磁界極値
の絶対値が小さい方へ偏り磁界強度が実質的に直線的に
変化する範囲を広く確保する事が可能となり、より広い
範囲内でより正確な位置決め制御が可能である。
【0038】本出願に係る第2の発明によれば、1対の
永久磁石の着磁強度を異に構成したので、部品および組
立てコストを削減でき、簡単な構成で磁界強度が実質的
に直線的に変化する範囲を広く確保する事が可能であ
る。
【0039】本出願に係る第3の発明によれば、1対の
永久磁石と継鉄で形成される磁気回路内の空隙を異に構
成したので、外部からの磁界(外乱)の影響を受けるこ
となく、磁界強度が実質的に直線的に変化する範囲を広
く確保する事ができ、安定した位置決め制御が可能であ
る。
【0040】本出願に係る第4の発明によれば、1対の
永久磁石の大きさを異にして構成したので、部品および
組立てコストを削減した簡単な構成で、磁界強度が実質
的に直線的に変化する範囲を広く確保する事が可能であ
る。
【0041】本出願に係る第5の発明によれば、着磁強
度を異にする1対の永久磁石と継鉄で構成したので、外
部からの磁界の影響を受けることなく、磁界強度が実質
的に直線的に変化する範囲を広く確保する事が可能であ
る。
【0042】本出願に係る第6の発明によれば、大きさ
を異にする1対の永久磁石と継鉄で構成したので、部品
および組立てコストを削減した簡単な構成で、外部から
の磁界の影響を受けることなく、磁界強度が実質的に直
線的に変化する範囲を広く確保する事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る位置決め装置を説
明する断面および制御ブロック図である
【図2】本発明の第1の実施例に係る位置決め装置を説
明する平面図である
【図3】図2において界磁コイルを取外した平面図であ
【図4】図2において界磁コイルを取外した平面図の磁
界強度分布図である
【図5】図2において界磁コイルを取外した平面図のホ
ール素子の信号処理回路図である
【図6】本発明の第2の実施例に係る位置決め装置を説
明する断面図である
【図7】本発明の第3の実施例に係る位置決め装置を説
明する平面図である
【図8】図7において界磁コイルを取外した平面図であ
【図9】本発明の第4の実施例に係る位置決め装置を説
明する断面図である
【図10】本発明の第5の実施例に係る位置決め装置を
説明する断面図である
【図11】本発明の第6の実施例に係る位置決め装置を
説明する断面図である
【図12】本発明の他の実施例に係る位置決め装置を説
明する断面図である
【図13】本発明の他の実施例に係る位置決め装置を説
明する断面図である
【図14】従来例を説明する磁界強度分布図である
【図15】従来例を説明する磁界強度分布図である
【図16】従来例を説明する磁界強度分布図である
【図17】1対の永久磁石の磁束分布図である
【符号の説明】
1 第1の部材 2 第2の部材 3 永久磁石部(磁界発生手段) 3b 永久磁石 3c 永久磁石 4 ヨーク(継鉄) 5 ヨーク(継鉄) 6 界磁コイル 7 ホール素子(磁気検出手段) 8 信号処理回路(フィールドバック制御手段) 9 増幅回路(フィールドバック制御手段)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と、支持手段によって前記第
    1の部材に対して相対移動可能に支持された第2の部材
    と、前記第1の部材の一部を成し、相対移動の経路に対
    して垂直な方向の磁界強度の極値の絶対値が異なった逆
    極性の磁界分布を発生し、該極値の弱い方向へ偏った磁
    界強度が実質的に直線的に変化する部分を有する磁界発
    生手段と、前記第2の部材の一部を成し、前記磁界発生
    手段の発生する磁界内に配置され通電により該磁界との
    相互作用で力を受ける界磁コイルと、初期位置が前記磁
    界強度の直線的に変化する部分の略中央に配置されて前
    記第2の部材に固定され該磁界強度を電気信号として出
    力する磁気検出手段と、目標位置信号と前記磁気検出手
    段の出力信号に応じて前記界磁コイルへの印加電圧を制
    御するフィードバック制御手段とを備えたことを特徴と
    する位置決め装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、磁界発生手段は空間
    を隔てて配置された相対移動の経路に対して垂直方向に
    互いに逆方向に着磁された1対の永久磁石より成り片側
    の磁石の着磁強度を他方より弱くして前記磁界分布を発
    生させるようにしたことを特徴とする位置決め装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、磁界発生手段は空間
    を隔てて配置された相対移動の経路に対して垂直方向に
    互いに逆方向に同一強度で着磁された1対の永久磁石
    と、該永久磁石の発生する磁力線を通し、閉路した磁気
    回路を形成する強磁性の継鉄より成り、前記磁気回路内
    の空隙の片方を他方より広くして前記磁界分布を発生さ
    せるようにしたことを特徴とする位置決め装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、磁界発生手段は空間
    を隔てて配置された相対移動の経路に対して垂直方向に
    互いに逆方向に同一強度で着磁された1対の永久磁石よ
    り成り、片側の永久磁石を他方より小さくして前記磁界
    分布を発生させるようにしたことを特徴とする位置決め
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、磁界発生手段は空間
    を隔てて配置された、相対移動の経路に対して垂直方向
    に互いに逆方向に着磁された1対の永久磁石と、該永久
    磁石の発生する磁力線を通し、閉路した磁気回路を形成
    する強磁性の継鉄より成り、片側の永久磁石の着磁強度
    を他方より弱くして、前記磁界分布を発生させるように
    したことを特徴とする位置決め装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、磁界発生手段は空間
    を隔てて配置された、相対移動の経路に対して垂直方向
    に互いに逆方向に同一強度で着磁された1対の永久磁石
    と、該永久磁石の発生する磁力線を通して、閉路した磁
    気回路を形成する強磁性の継鉄より成り、片側の永久磁
    石を他方より小さくして、前記磁界分布を発生させるよ
    うにしたことを特徴とする位置決め装置。
JP20426694A 1994-08-05 1994-08-05 位置決め装置 Expired - Fee Related JP3359157B2 (ja)

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