JP3359014B2 - 液体回収濾過装置 - Google Patents

液体回収濾過装置

Info

Publication number
JP3359014B2
JP3359014B2 JP34094899A JP34094899A JP3359014B2 JP 3359014 B2 JP3359014 B2 JP 3359014B2 JP 34094899 A JP34094899 A JP 34094899A JP 34094899 A JP34094899 A JP 34094899A JP 3359014 B2 JP3359014 B2 JP 3359014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
liquid recovery
solid
cutting oil
filtration device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34094899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001149713A (ja
Inventor
靜三 太田
Original Assignee
モスニック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by モスニック株式会社 filed Critical モスニック株式会社
Priority to JP34094899A priority Critical patent/JP3359014B2/ja
Publication of JP2001149713A publication Critical patent/JP2001149713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3359014B2 publication Critical patent/JP3359014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体回収濾過装置に
係り、例えば各種金属切削加工で使用後に比較的に大型
の切粉を含んだ状態になった浄化前切削油を、切粉と切
削油に分離して浄化後切削油を得ることで、繰り返しの
使用を可能にするために用いられる液体回収手段を備え
たコンベヤ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の工作機械による金属切
削や研削加工等の使用後に、切粉や研磨粉を含んだ状態
になった被濾過切削油(浄化前切削油とも言う)を、切
粉と切削油に分離して再使用可能にする切削油(以下、
浄化後切削油とも言う)を得るための濾過装置が提案さ
れている。
【0003】この濾過装置によれば、例えばマシニング
センタで使用後の汚濁液であって、サイズと形状がラン
ダムの切粉と、液体である切削油との混在した汚濁液を
槽の内に導入し、槽外部に排出する排出口の間を軌道と
してエンドレス状態でコンベアを駆動し、斜め上方に駆
動する途中で切粉や研磨粉を含んだ状態になった被濾過
切削油を、切粉と切削油とに分離して回収するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
る濾過装置において、コンベア装置が例えば斜め上方に
駆動する途中で、切粉中に混在した切削油の分離及び回
収が十分に行われないことがある。すなわち、切粉は旋
盤加工などにより複雑な形状となっており、切削油を保
持したままで回収される場合には、コンベア装置の搬送
途中で十分な分離を行なえない場合もある。
【0005】一方、濾過装置は上記のマシニングセンタ
に対して切削油を供給するようにクローズドの配管系で
接続されるが、上記のように切削油を含んだままで切粉
を回収する運転を繰返すと、長時間運転後には、切削油
が少なくなり、ついには空になってしまう問題がある。
そこで、一定時間経過後における切削油の供給を余儀な
くされていた。
【0006】したがって、本発明の液体回収濾過装置
は、上記の問題点に鑑みて成されたものであり、例えば
液体である切削油を配管系で供給する場合に、長時間の
運転後であっても切削油が少なくなることがなく、かつ
粘性の高い切削油を選択的に分離できる液体回収濾過装
置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明によれば、マシニングセン
タを含む産業機械で使用され、固体と液体とが混在した
状態になった汚濁液を固体と液体に分離する液体回収濾
過装置であって、前記汚濁液を槽の内部に導入する導入
口と、固体と液体とを排出する排出口との間で搬送する
ために、無端状態で設けられる所定幅の搬送面を有し、
戻り側に駆動されて前記搬送面の接線方向に沿う垂直面
を通過する際に、固体と液体とを自重落下させるコンベ
ア手段と、前記垂直面に対する鋭角θ1を成して下方側
に傾斜して配設されるとともに、前記搬送面の幅寸法を
有した傾斜面部と、前記傾斜面部の下端部から液体を付
着させて下端縁部から自重落下させるために、前記垂直
面に対する鋭角θ2を成して液体回収部に向かうように
形成される形状部とを備えた板状部材と、前記下端縁部
の下方で液体を回収し前記槽に送る位置に配設される前
液体回収部と、固体を回収する固体回収部とを具備す
ることを特徴としている。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
につき図面を参照して説明する。
【0010】図1は一実施形態に係る液体回収濾過装置
1の要部を破断して示した正面図である。また、図2は
図1のX−X線矢視断面図である。
【0011】先ず、図1において、この液体回収濾過装
置1は上述したマシニングセンタと併用され、切削加工
後に発生した粒度の異なる切粉と切削油の混在した被濾
過切削油から切粉を濾過して浄化切削油を分別して得る
ものであるが、この構成はマシニングセンタと併用する
場合に限定されず、油脂類を固形物から分離する食品機
械や、土木機械であって、土石の混在した汚濁液から粒
度に応じた土砂を濾過して得る場合にも適用可能である
ことは言うまでもない。
【0012】図1、図2において、一点鎖線で図示した
ヒンジコンベア5は、槽2の内部に導入する導入口3
と、図示のように斜め上に傾斜する傾斜面の上方の排出
口4との間で無端状態で設けられるとともに、所定幅W
の搬送面を有しており、搬送面の接線方向に沿う垂直面
Pを通過する際に、固体と液体とを自重落下させること
で切粉Gを下方に落下するとともに、搬送面上の切削油
を落下するように構成されている。
【0013】このために、図2をさらに参照して、ヒン
ジコンベア5の左右一対のローラ取付け板において回転
自在に設けられたローラ11に歯合するスプロケット2
0に対してヒンジコンベア5のローラ11が歯合し、ギ
アドモータ12の駆動に伴い矢印方向にスプロケット2
0が駆動されることで、このスプロケット20において
搬送側5aと戻り側5bに方向転換されて連続駆動され
るように配置されている。
【0014】このスプロケット20は、図1に図示され
るように排出口4からさらに外側に位置されており、ヒ
ンジコンベア5の戻り側5bの下方からも切粉Gが落下
する機会を多くしている。槽2は不図示のマシニングセ
ンタを含む産業機械に対して配管が行われており、固体
である切粉と液体である切削油が混在した状態になった
汚濁液を固体と液体に分離した後に、液体である切削油
を循環させることで無人化運転を可能にしている。ま
た、上記の垂直面Pに対して角度θの約30度の鋭角を
成して下方側に傾斜して傾斜面部9が形成されており、
図示のように落下した切粉Gをこの傾斜面部9上で衝突
させることで、下方の固体回収部6内に落下させるよう
に構成されている。また、この傾斜面部9の下端部から
は、切削油を付着させてその下端縁部から自重落下させ
る形状部10が図示のように、垂直面Pと平行になるよ
うに設けられており、これらの傾斜面部9と、形状部1
0とを一体的に板状部材として固定している。また、傾
斜面部9と、形状部10とを別部材としてもよい。
【0015】この形状部10の下端縁部の下方には、図
示のように切粉Gが落ち込むことのないギリギリの距離
t分を、外側に位置させることで液体を回収するように
した液体回収部7が固定されており、この液体回収部7
で回収された切削油を配管8を経て槽2中に送り込むよ
うにしている。
【0016】以上の構成により、長時間の運転後であっ
ても、液体である切削油が大幅に減少することがない液
体回収濾過装置1を提供することが可能となる。
【0017】次に、図3は、以上説明した液体回収濾過
装置1の変形例を示した断面図である。本図において、
既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して
説明を割愛すると、形状部10と、液体回収部7が異な
っている。
【0018】図1、2では、形状部10は傾斜面部9か
ら連続形成され垂設されていたが、図3に図示のように
この変形例では、垂直面Pに対する鋭角θ2を成して液
体回収部7に向かうように形成されている。このように
形状部10を設けることで、より粘性の高い切削油を選
択的に分離することも可能となる。
【0019】最後に、図4は、図1で説明した液体回収
濾過装置1の別の変形例を示した断面図である。本図に
おいて、既に説明済みの構成部品については同様の符号
を附して説明を割愛すると、ヒンジコンベア5の下方に
は、濾過ドラムを回転駆動することで、より粒度の小さ
な固体の分離を行なう濾過機構を増設した様子が示され
ており、上記の形状部10から落下した液体を図示のよ
うに斜め上方に傾斜して設けられた傾斜板15で受ける
ようにして、固体回収部6に液体である切削油が落下し
ないように構成されている。
【0020】尚、本願発明は上記説明の構成に限定され
ないことは言うまでもなく、また濾過前の濾過対象液と
して切削油の場合について述べたがこれに限定されず、
液中に固形物が混在した液体の濾過装置であって、ヒン
ジコンベアにより液体と固体に分離する機能を備えた各
種装置には全て適用できる。また、コンベアとしては、
通常のベルトコンベアでも良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば液体である切削油を配管系で供給する場合に、長
時間の運転後であっても切削油が少なくなることがな
く、かつ粘性の高い切削油を選択的に分離できる液体回
収濾過装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の液体回収濾過装置の要部を破断し
て示した正面図である。
【図2】図1のX−X線矢視断面図である。
【図3】変形例の液体回収濾過装置の要部を破断して示
した正面図である。
【図4】別の液体回収濾過装置の要部を破断して示した
正面図である。
【符号の説明】
1 液体回収濾過装置 2 槽 3 導入口 4 排出口 5 ヒンジコンベア 6 固体回収部 7 液体回収部 8 配管 9 傾斜面部 10 形状部 G 切粉

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マシニングセンタを含む産業機械で使用
    され、固体と液体とが混在した状態になった汚濁液を固
    体と液体に分離する液体回収濾過装置であって、 前記汚濁液を槽の内部に導入する導入口と、固体と液体
    とを排出する排出口との間で搬送するために、無端状態
    で設けられる所定幅の搬送面を有し、戻り側に駆動され
    て前記搬送面の接線方向に沿う垂直面を通過する際に、
    固体と液体とを自重落下させるコンベア手段と、 前記垂直面に対する鋭角θ1を成して下方側に傾斜して
    配設されるとともに、前記搬送面の幅寸法を有した傾斜
    面部と、前記傾斜面部の下端部から液体を付着させて下
    端縁部から自重落下させるために、前記垂直面に対する
    鋭角θ2を成して液体回収部に向かうように形成される
    形状部とを備えた板状部材と、 前記下端縁部の下方で液体を回収し前記槽に送る位置に
    配設される前記液体回収部と、 固体を回収する固体回収部とを具備することを特徴とす
    る液体回収濾過装置。
JP34094899A 1999-11-30 1999-11-30 液体回収濾過装置 Expired - Fee Related JP3359014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34094899A JP3359014B2 (ja) 1999-11-30 1999-11-30 液体回収濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34094899A JP3359014B2 (ja) 1999-11-30 1999-11-30 液体回収濾過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001149713A JP2001149713A (ja) 2001-06-05
JP3359014B2 true JP3359014B2 (ja) 2002-12-24

Family

ID=18341788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34094899A Expired - Fee Related JP3359014B2 (ja) 1999-11-30 1999-11-30 液体回収濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3359014B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2818277A1 (en) 2013-06-26 2014-12-31 Dmg Mori Seiki Co., Ltd. Chip disposal device of machine tool

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4247876B2 (ja) * 2002-10-18 2009-04-02 住友重機械ファインテック株式会社 コンベヤ用液切り装置
CN113103056A (zh) * 2021-04-15 2021-07-13 马鞍山昇工智能科技有限公司 一种刮板式排屑装置及排屑方法
CN115253411B (zh) * 2022-07-07 2023-06-23 广西玉柴机器股份有限公司 一种具有回收功能的防锈液辊道

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2818277A1 (en) 2013-06-26 2014-12-31 Dmg Mori Seiki Co., Ltd. Chip disposal device of machine tool
US9339907B2 (en) 2013-06-26 2016-05-17 Dmg Mori Seiki Co., Ltd. Chip disposal device of machine tool

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001149713A (ja) 2001-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09300171A (ja) 濾過装置及び濾過システム
JP3004556B2 (ja) 分別濾過方法及び分別濾過装置
US7638061B2 (en) Coolant fluid cleaning method, system, and apparatus
JP4753385B2 (ja) 濾過装置
JP2000300914A (ja) 濾過装置
JP3359014B2 (ja) 液体回収濾過装置
JP4753386B2 (ja) 濾過装置
WO2012043520A1 (ja) 濾過機及び当該濾過機が搭載されたチップコンベヤ装置
US3850814A (en) Scraper conveyor for a centrifugal separator
JP3389126B2 (ja) 濾過装置
JP2022074379A (ja) クーラント浄化装置
JP2003117769A (ja) クーラント清浄装置
JPH07124843A (ja) 切削屑搬送装置
JP2011083845A (ja) 研磨用固液回収分離装置
JPS63278741A (ja) チツプコンベヤ
JPH09225209A (ja) 固形物沈降除去フィルタ装置
JP2006159393A (ja) クーラント濾過装置
CN213136009U (zh) 一种机床加工集中排屑装置
JP2001029706A (ja) 吸引式濾過装置
JP3070378U (ja) 切り屑の処理装置
JPH1190763A (ja) ドラムフィルタ式セパレータ
JP3603541B2 (ja) 液処理装置
JP3146594U (ja) 金属切削加工に使用した使用済切削油に混入された切粉の中の小さな切粉を取り除いて濾過済切削油とする濾過機具、前記濾過機具を組み込んだ濾過装置
JPH0233850Y2 (ja)
JP4202531B2 (ja) 液体回収手段を備えたヒンジコンベヤ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020830

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111011

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141011

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees