JP3358844B2 - チップ型抵抗器 - Google Patents

チップ型抵抗器

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JP3358844B2 JP06511193A JP6511193A JP3358844B2 JP 3358844 B2 JP3358844 B2 JP 3358844B2 JP 06511193 A JP06511193 A JP 06511193A JP 6511193 A JP6511193 A JP 6511193A JP 3358844 B2 JP3358844 B2 JP 3358844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック等の絶縁体
製チップ基板の上面に、抵抗膜を厚膜状に形成して成る
チップ型抵抗器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のチップ型抵抗器は、そ
のチップ基板の左右両端面に、当該チップ基板の上面に
形成した抵抗膜に導通する電極端子膜を形成する構成に
したものであり、このチップ型抵抗器は、絶縁材料製の
プリント基板に対して、当該チップ型抵抗器の両電極端
子膜をプリント基板の表面に形成されているパターン配
線に半田付けすることによって装着される。
【0003】従って、このチップ型抵抗器の抵抗膜にお
いて発生した熱の放熱は、チップ基板から大気中の放熱
と、チップ基板から両電極端子膜及びパターン配線を介
してのプリント基板への熱伝達とに依存するのみである
から、従来のチップ型抵抗器においては、その抵抗膜の
発熱によってプリント基板に焼けが発生することを防止
するために、チップ基板における長さ寸法及び幅寸法を
大きくすることによって、その表面積の増大を図ると共
に、プリント基板に対する接触面積の増大を図るか、或
いは、例えば、実開昭57−201801号公報等に記
載されているように、プリント基板に対してチップ型抵
抗器を浮かした状態で半田付けするように構成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のように
構成することは、チップ型抵抗器が大型化するので、製
造コストのアップを招来するばかりか、プリント基板に
対する各種部品の実装密度(プリント基板の単位面積当
たりに実装することができる部品の個数)が低下して、
プリント基板の大型化を招来すると言う問題があった。
【0005】また、後者のように構成するには、プリン
ト基板に対してチップ型抵抗器を浮かせるように装着す
るために、両電極端子膜におけるチップ基板裏面側の厚
さ又はプリント基板におけるパターン配線の厚さを厚く
するか、半田付けに際しての半田層の厚さを厚くしなけ
ればならないから、プリント基板に対する実装に要する
コストが大幅にアップすると言う問題があった。
【0006】本発明は、これらの問題を、プリント基板
に対する自動マウント性を損なうことなく、確実に解消
できるようにしたチップ型抵抗器を提供することを技術
的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、チップ基板の上面に少なくとも一つの
抵抗膜を形成して成るチップ型抵抗器において、前記チ
ップ基板に、当該チップ基板における抵抗膜の上面との
間に適宜の隙間空間を隔てて略平行に延びる平面部を有
する金属板製の放熱部材を装着するに際して、当該放熱
部材には、前記平面部より下方位置に、前記平面部と平
行に当接片を備え、該当接片が前記抵抗膜の上面に当接
するように構成したものである。
【0008】
【作 用】このように、チップ型抵抗器におけるチッ
プ基板に、金属板製の放熱部材をその平面部が抵抗膜の
上面との間に隙間空間を設けた状態で装着したことによ
り、チップ型抵抗器における抵抗膜で発生した熱は、チ
ップ基板から金属板製の放熱部材に熱伝達し、この金属
板製の放熱部材から大気中に放熱される。
【0009】ところで、この種のチップ型抵抗器を、プ
リント基板に対して実装するに際しては、当該チップ型
抵抗器を、真空吸着式のコレットにて真空吸着し、この
状態で、プリント基板における所定の実装箇所に移送・
供給したのち、前記の真空吸着を解除すると言う自動マ
ウント方法が採用されるものであり、この場合におい
て、チップ型抵抗器に放熱部材が装着されていると、こ
の放熱部材にて放熱性を向上することができても、この
放熱部材が邪魔になって、前記真空吸着式コレットによ
るチップ型抵抗器の真空吸着ができないことになって、
真空吸着式コレットによる自動マウント性が低下するこ
とになる。
【発明の効果】
【0010】これに対して、本発明は、放熱部材に平面
部を設け、この平面部を、チップ基板における抵抗膜の
上面との間に適宜の隙間空間を隔てて略平行に延びるよ
うに構成したことにより、この平面部の表裏両面が大気
空気に晒されることになるから、放熱部材からの放熱量
を、前記平面部によって大幅にアップすることができる
のであり、また、金属板製の放熱部材における当接片が
前記抵抗膜の上面に直接当接しているから、これによっ
ても放熱性の向上を図ることができるという効果を奏す
る。 さらに、前記当接片の存在により、前記平面部と抵
抗膜との隙間空間の形成を確保出来るという効果を奏す
る。しかも、前記平面部を、前記真空吸着式コレットに
て確実に真空吸着することができるから、前記真空吸着
式コレットによる自動マウント性を損なうことなく、放
熱性の向上を確実に達成することができるのである。
【0011】従って、本発明によると、チップ型抵抗器
の大型化、ひいては、プリント基板に対する実装密度の
低下、更には、プリント基板の大型化、及び、プリント
基板に対する実装に際してのコストのアップを招来する
ことを、プリント基板に対する真空吸着式コレットによ
る自動マウント性を損なうことなく、確実に防止できる
効果を有する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面について説明
する。図1〜図5は、第1の実施例を示す。この図にお
いて符号1は、チップ型抵抗器を示し、このチップ型抵
抗器1は、セラミック製のチップ基板2の上面に厚膜状
の抵抗膜3を、チップ基板2の左右両端に前記抵抗膜3
に対する電極端子膜4を各々形成すると共に、チップ基
板2の上面にガラス等の保護膜5を形成したものに構成
されている。
【0013】また、符号6は、ステンレス又はアルミ等
の半田非接合性の金属板にて形成した放熱部材を示し、
この放熱部材6は、平面部6aと、該平面部6aの左右
両側における側面板6b,6cとを有するように断面略
コ字状に形成され、その両側面板6b,6cの各々に脚
片6d,6eを一体的に造形したものに構成する。
た、前記両側面板6b,6cには、その一部(脚片6
d,6eの両側)を内向き(前記平面部6aと平行に)
に屈曲させた当接部6i,6iを備える(図1〜図5参
照)。そして、この放熱部材6における前記当接部6
i,6iを抵抗膜3の上面に当接させた状態で、前記チ
ップ型抵抗器1に対して、当該放熱部材6における平面
部6aがチップ基板2の上面(正確には、保護膜5の上
面)との間に適宜寸法Hの隙間空間を隔てて略平行
、且つ、当該放熱部材6における両脚片6d,6eに
てチップ基板2を左右から挟み付けるようにして取付け
るのである。
【0014】なお、前記放熱部材6は、図示のように、
その両脚部6d,6eをチップ基板2の左右両側面に設
けた凹所2a,2bに対して嵌め込むことによって、チ
ップ型抵抗器1に対して取付けるように構成しても良
い。このように構成することにより、チップ型抵抗器1
における抵抗膜3で発生した熱は、チップ基板2から放
熱部材6に熱伝達し、この放熱部材6から大気中に放熱
されるのである。
【0015】この場合において、図1〜図5に示すよう
に、放熱部材6に平面部6aを設け、この平面部6a
を、チップ基板2の上面(特に抵抗膜3の上面)との間
に適宜寸法Hの隙間空間を隔てて略平行に延びるように
構成したことにより、この平面部6aの表裏両面が大気
空気に晒されることになるから、放熱部材6からの放熱
量を、前記平面部6aによって大幅にアップすることが
できるのであり、また、金属板製の放熱部材6における
当接片6i,6iが前記抵抗膜3の上面に直接当接して
いるから、これによっても放熱性の向上を図ることがで
きるという効果を奏する。しかも、前記平面部6aを、
前記真空吸着式コレット(図示せず)にて確実に真空吸
着することができるから、前記真空吸着式コレットによ
る自動マウント性を損なうことなく、放熱性の向上を確
実に達成することができるのである。
【0016】なお、前記放熱部材6を、前記実施例のよ
うに半田非接合性の金属板製にすることに代えて、鉄又
は銅等の半田接合性の金属板製にして、その表面に対し
て半田非接合性の表面処理を施したものに構成しても良
く、このように、放熱部材6を、半田非接合性の金属板
製にするか、或いは、半田非接合性の表面処理を施した
ものに構成することにより、チップ型抵抗器1のプリン
ト基板(図示せず)に対する半田付けに際して、前記放
熱部材6に半田が付着することを防止できるのである。
【0017】また、図6は、第2の実施例を示す。この
第2の実施例は、チップ基板2′の上面に複数個の抵抗
膜3′を形成する一方、チップ基板2′の両端に、各抵
抗膜3′の両端に対する電極端子膜4′を形成し、更
に、チップ基板2′の上面にガラス等の保護膜5′を形
成して成る多連のチップ型抵抗器1′に適用した場合を
示し、この場合においても、金属板にて平面部6a′
と、左右一対の側面板6b′,6c′とを有するように
断面略コ字状に形成した放熱部材6′を、前記チップ型
抵抗器1′に対して、当該放熱部材6′における平面部
6a′がチップ基板2′における抵抗膜3′及び保護膜
5′の上面との間に適宜寸法の隙間空間を隔てて略平行
になり、且つ、当該放熱部材6′における両側面板6
b′,6c′にてチップ基板2′を左右から挟み付ける
ようにして取付ける。
【0018】これにより、前記と同様に、前記チップ型
抵抗器1′における放熱性の向上を、真空吸着式コレッ
トによる自動マウント性を損なうことなく、確実に達成
することができるのである。更にまた、図7及び図8
は、第3の実施例を示す。この第3の実施例は、チップ
基板2′の上面に複数個の抵抗膜3′を形成した多連の
チップ型抵抗器1′において、その抵抗膜3′の間の部
位に、貫通孔1a′を穿設する一方、放熱部材6″を、
金属板を二つ折りにしたものにして、この二つ折りのう
ち上面側を平面部6a″にする一方、下面側には、適宜
直径の円筒部6f″を一体的に造形し、更に、この円筒
部6f″に、当接片6i″を介して中空軸部6g″を一
体的に造形して、この中空軸部6g″を、前記チップ型
抵抗器1′における貫通孔1a′内に嵌挿することによ
り、放熱部材6″をチップ型抵抗器1′に対して取付け
ように構成したものである。
【0019】そして、この構成によっても、放熱部材
6″における前記中空軸部6g″を前記貫通孔1a′内
に嵌挿し、前記当接片6i″が抵抗膜3′の上面に当接
すると(図8参照)、前記平面部6a″が、チップ基板
2′における抵抗膜3′の上面との間に適宜寸法の隙間
空間を隔てて略平行に延びていること、及び前記当接片
6i″が抵抗膜3′の上面に当接していることにより、
前記と同様に、チップ型抵抗器1′における放熱性の向
上を、真空吸着式コレットによる自動マウント性を損な
うことなく、確実に達成することができるのである。
【0020】なお、第3の実施例の場合、図9に示すよ
うに、放熱部材6″における中空状軸部6g″の下端
を、これに一体的に造形した盲板6h″で塞いだ形状に
して、この中空状軸部6g″の下端部を、円筒部6f″
内に平面部6a″に穿設の孔から挿入した受けダイA
と、パンチBとでかしめ変形することによって、チップ
型抵抗器1′に対して放熱部材6″を固着するように構
成しても良いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す分解状態の斜視図で
ある。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す組立状態の斜視図で
ある。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】図3のV−V視断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す分解状態の斜視図で
ある。
【図7】本発明の第3実施例を示す分解状態の一部切欠
斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII視断面図である。
【図9】前記第3実施例の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1′ チップ型抵抗器 2,2′ チップ基板 3,3′ 抵抗膜 4,4′ 電極端子 5,5′ 保護膜 6,6′,6″ 放熱部材 6a,6a′,6a″ 平面部 6b,6c,6b′,6c′ 側面板 6d,6e 脚片 6g″ 中空軸部 6i,6i″ 当接片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ基板の上面に少なくとも一つの抵
    抗膜を形成して成るチップ型抵抗器において、前記チッ
    プ基板に、当該チップ基板における抵抗膜の上面との間
    に適宜の隙間空間を隔てて略平行に延びる平面部を有す
    る金属板製の放熱部材を装着するに際して、当該放熱部
    材には、前記平面部より下方位置に、前記平面部と平行
    に当接片を備え、該当接片が前記抵抗膜の上面に当接す
    るように構成したことを特徴とするチップ型抵抗器。
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