JP3358570B2 - 非可逆回路素子、非可逆回路装置および送受信装置 - Google Patents

非可逆回路素子、非可逆回路装置および送受信装置

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JP3358570B2
JP3358570B2 JP00096999A JP96999A JP3358570B2 JP 3358570 B2 JP3358570 B2 JP 3358570B2 JP 00096999 A JP00096999 A JP 00096999A JP 96999 A JP96999 A JP 96999A JP 3358570 B2 JP3358570 B2 JP 3358570B2
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circuit device
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film
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孝一 坂本
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/36Isolators

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波帯や
ミリ波帯におけるアイソレータなどとして用いることの
できる非可逆回路素子、非可逆回路装置およびそれらを
用いた送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エッジガイドモードを用いたアイ
ソレータが特開平4−287403号および特開昭
63−124602号に示されている。
【0003】のアイソレータは、磁性体基板にマイク
ロストリップ線路を形成すると共に、ストリップ導体の
途中位置を片側に接地し、磁性体基板に対して垂直方向
に外部直流磁界を印加するようにしたものである。の
アイソレータは、磁性体基板にコプレーナウェーブガイ
ド(以下、「コプレーナ線路」という。)を形成すると
共に、コプレーナ線路の中心導体から一方の接地導体に
かけて電波吸収膜を形成し、磁性体基板に対して垂直方
向に外部直流磁界を印加するようにしたものである。
,のいずれも、外部直流磁界によって磁性体基板内
の磁気特性を変化させ、エッジガイド効果によって線路
両側の伝搬モードの電磁界分布を非対称にし、外部磁界
の方向と信号の伝搬方向に応じて伝搬信号を選択的に減
衰させるようにして、アイソレーション効果を発生させ
るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のアイソレータ
においては、伝送線路としてマイクロストリップ線路を
用いるので、マイクロストリップ線路で回路を構成した
平面回路にアイソレータを設ける場合には回路の接続性
が比較的高い。また、のアイソレータにおいては、伝
送線路としてコプレーナ線路を用いるので、例えば同軸
線路との線路変換が比較的容易であるという利点を備え
る。しかしマイクロストリップ線路やコプレーナ線路な
どでは、伝送損失が比較的大きいため、伝送距離が長い
場合や特に低伝送損失の要求される箇所には適さない。
他の伝送線路として空洞導波管や非放射性誘電体線路
は、それ自体の伝送損失が小さいが、アイソレータ等を
非可逆回路素子を構成しようとすると、全体のサイズが
大型化せざるを得ない。一方、上記マイクロストリップ
線路やコプレーナ線路による非可逆回路素子を用いよう
とすれば、マイクロストリップ線路やコプレーナ線路と
空洞導波管や非放射性誘電体線路との線路変換器が必要
となる。その結果、全体に小型化できず、しかも変換損
失が生じるため、目的に反することになる。
【0005】この発明の目的は、上述した種々の問題点
を解消した非可逆回路素子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願出願人は、誘電体基
板の両面に対向するスロットを形成して、その誘電体基
板を挟むスロットの対向する領域を伝搬域とした、伝送
損失が極めて小さい平面誘電体線路を特開平8−265
007号で出願している。この発明は基本的に平面誘電
体線路を用いて、その線路自体で非可逆回路特性を惹起
させる。
【0007】この発明は、フェリ磁性特性を示す基板の
両面に第1・第2のスロットが互いに対向するように導
体膜を形成するとともに、第1または第2のスロット部
分に抵抗体膜を形成し、前記基板に略平行で且つ前記第
1・第2のスロットに略垂直な向きに直流磁界を印加し
て非可逆回路素子を構成する。また、この発明は、フェ
リ磁性特性を示す基板の両面に第1・第2のスロットが
互いに対向するように導体膜を形成するとともに、第1
・第2の両方のスロット部分におけるそれぞれの片方に
抵抗体膜を形成し、前記基板に略垂直な向きに直流磁界
を印加して非可逆回路素子を構成する。
【0008】上記フェリ磁性特性を示す基板は所定の誘
電率を備える誘電体板でもあり、第1・第2のスロット
は、その第1・第2のスロットで挟まれる基板内を伝搬
域とする平面誘電体線路として作用する。特に第1のス
ロットにおける基板の第1の面と第2のスロットにおけ
る基板の第2の面とによって電磁波が全反射しながら伝
搬するように、基板の誘電率と厚さとを定めれば、伝送
損失の極めて小さい平面誘電体線路として作用する。
【0009】また、この発明は、フェリ磁性特性を示す
磁性体と誘電体とを積層することによって前記基板を構
成し、誘電体に前記導体膜を形成する。このように誘電
体に導体膜を形成する構造とすれば、誘電体に構成した
他の平面回路との接続性が極めて高くなる。例えば誘電
体基板に平面回路を構成したものに、本願発明の非可逆
回路素子を設ける場合に、誘電体基板に形成した平面回
路と磁性体基板に形成した非可逆回路素子とを接続す
る、といった構造を採る必要がなくなる。
【0010】また、この発明は、誘電体板の両面に第1
・第2のスロットが互いに対向するように導体膜を形成
し、フェリ磁性特性を示す磁性体板を前記誘電体板に積
層するとともに、第1または第2のスロット部分に対向
する抵抗体膜を前記磁性体板に形成し、前記誘電体板お
よび前記磁性体板に略平行で且つ前記第1・第2のスロ
ットに略垂直な向きに直流磁界を印加して非可逆回路素
子を構成する。このように抵抗体膜が導体膜から離れた
位置にあっても、阻止方向に信号が伝搬する際に、伝搬
モードの電磁界分布が抵抗体膜方向に偏る(集中する)
ことによって、抵抗体膜での電力消費が生じて信号が減
衰される。また、この場合、抵抗体膜はスロットを構成
する必要がないため、抵抗体膜のパターン化が容易とな
る。
【0011】また、この発明は、前記スロットの方向に
沿った抵抗体膜の端部をテーパ状にする。これにより線
路の特性インピーダンスが緩やかに変化するため、信号
の反射が抑えられる。
【0012】また、この発明は上記非可逆回路素子と、
前記基板の周囲を覆って磁路を形成するヨークと、前記
直流磁界を生じさせる磁石とから非可逆回路装置を構成
する。この構造により基板、磁石、ヨークが一体化され
た、小型のアイソレータとして用いることのできる非可
逆回路装置が得られる。
【0013】さらに、この発明は上記非可逆回路素子ま
たは非可逆回路装置を用いて送受信装置を構成する。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態に係る
非可逆回路素子の構成を図1〜図3を参照して説明す
る。図1は非可逆回路素子の斜視図であり、2つの異な
った例について示している。1はフェライトやYIGな
どのフェリ磁性特性を示す磁性体板であり、その一方の
表面(図における上面)に、第1のスロット3aを有す
る導体膜2a,2bを形成している。また、他方の表面
(図における下面)に、第1のスロット3bを有する導
体膜2c,2dを形成している。導体膜2a,2bの上
面にはスロット3aの両脇部分にスロットに沿って抵抗
体膜4a,4bを形成している。図1の(A)と(B)
とでは、抵抗体膜4a,4bの形状が異なっていて、
(A)ではスロットから離れる方向に先すぼみ形状と
し、(B)ではスロットから離れる方向に末広がり形状
としている。図に示すように、磁性体板1に対しては平
行に且つスロット3a,3bに対して垂直に外部から直
流磁界Hoを印加する。
【0015】上記導体膜2a,2b,2c,2dおよび
磁性体板1は平面誘電体線路を構成する。この例では、
図に示すように、左手前をポート#1、右後方をポート
#2とする2ポートの非可逆回路素子として用いる。
【0016】図2は、図1におけるA−A部分の断面図
であり、外部から直流磁界を印加することによる平面誘
電体線路の伝搬モード(以下「PDTLモード」とい
う。)の電磁界分布の変化を示す図である。なお、図で
は省略しているが、磁性体板1の両面からそれぞれ所定
距離離れた位置に、遮蔽のための導体板を磁性体板に平
行に配置している。
【0017】ここでは紙面に対して向こう側から手前方
向へ(図1に示したポート#2からポート#1方向へ)
信号が伝搬する場合について示している。図中実線の矢
印は電界分布を、破線の矢印は磁界分布をそれぞれ示し
ている。直流磁界Hoを印加しない状態では、(A)に
示すように通常のPDTLモードで信号が伝搬する。直
流磁界Hoを印加すると、図2の(B)に示すようにP
DTLモードの電磁界分布が図における上側へ引かれ
て、電磁界のエネルギーが抵抗体膜を形成した第1のス
ロット部分に集中することになる。そのため、抵抗体膜
4a,4bに電流が流れる際に電力消費が生じ、PDT
Lモードによる信号が大きく減衰される。逆に、紙面に
対して手前から向こう側へ(ポート#1からポート#2
方向へ)信号が伝搬する場合には、PDTLモードの電
磁界分布は図における下側へ引かれて、抵抗体膜4a,
4b側の電磁界エネルギー分布が疎になる。その結果、
抵抗体膜4a,4bによる電力消費が抑制されて、信号
はほとんど減衰することなく伝搬する。この作用によ
り、ポート#1からポート#2方向へ信号を選択的に伝
搬するアイソレータとして用いることができる。因み
に、直流磁界の方向を逆にした場合には、直流磁界の方
向と信号の伝搬方向とによって定まる、伝搬モードの電
磁界分布の偏る方向が、上述とは逆の関係となるため、
アイソレーションの向きは逆となる。
【0018】なお、図1に示したように、スロットに沿
った抵抗体膜4a,4bの端部をテーパ状にしたため、
阻止方向に信号が伝搬しようとする場合でも、線路の特
性インピーダンスの変化が緩やかとなり、信号の反射が
抑えられる。透過方向に信号が伝搬する場合には、抵抗
体膜側の電磁界のエネルギー密度が低くなるため、抵抗
体膜による影響は殆ど受けないが、図1に示したよう
に、信号の透過方向にも、抵抗体膜の幅が緩やかに広が
る形状とすれば、線路の特性インピーダンスの変化が緩
やかとなり、抵抗体膜による信号の反射はさらに殆ど生
じない。
【0019】図3は図1に示した非可逆回路素子の他の
断面構造を示す図である。これらの例はいずれも、スロ
ットに対して直交する向きの断面図であり、抵抗体膜の
平面パターンは図1に示したものと同様である。(A)
の例では、磁性体板1の表面に抵抗体膜4a,4bを形
成し、その表面に導体膜2a,2bを形成している。
(B)の例では、抵抗体膜4a,4b、導体膜2a,2
b、抵抗体膜4a,4bの順に積層している。この
(A),(B)のように、導体膜と共に抵抗体膜を積層
しても、表皮効果により電流分布は抵抗体膜に集中する
ため、効率的な電力消費が可能となる。また、(C)に
示す例では、導体膜2a,2bと同一平面上に抵抗体膜
4a,4bを形成している。
【0020】なお、これらの例では、スロットの両脇に
抵抗体膜を形成したが、4aまたは4bのいずれか一方
に抵抗体膜を形成してもよい。その場合も、阻止方向に
信号が伝搬する際、抵抗体膜部分で電力消費が生じるた
め、信号の伝搬が遮断される。
【0021】次に、第2の実施形態に係る非可逆回路素
子の構成を図4を参照して説明する。図4の(A)は分
解斜視図、(B)は(A)の組立後のA−A部分の断面
図である。図4において5は誘電体板であり、その一方
の面に第1のスロット3aを有する導体膜2a,2bを
形成し、第1のスロット3aに対向する第2のスロット
3bを有する導体膜2c,2dを誘電体板5の他方の面
に形成している。また、導体膜2a,2bの上面には第
1のスロット3aの両脇にスロットに沿って抵抗体膜4
a,4bを形成している。また、図中1はフェライトや
YIGなどのフェリ磁性特性を示す磁性体板である。こ
の磁性体板1と誘電体板5を重ね合わせて、基板を構成
し、基板に対して平行で且つスロットに垂直な方向に外
部から直流磁界Hoを印加することによって、アイソレ
ータとして用いる非可逆回路素子を構成する。
【0022】このように、誘電体板に平面誘電体線路を
構成し、一方の面のスロット部分に沿って抵抗体膜を形
成すると共に磁性体板を積層した構造であっても、その
伝搬モードの電磁界分布は阻止方向に信号が伝搬する
際、磁性体板側に偏り、抵抗体膜での電力消費が生じ
る。透過方向に信号が伝搬する際には、電磁界分布は誘
電体板内に殆ど閉じ込められるため、低挿入損失で透過
する。
【0023】次に、第3の実施形態に係る非可逆回路素
子の構成を図5を参照して説明する。図5の(A)は非
可逆回路素子の分解斜視図、(B)は(A)の組立後の
A−A部分の断面図である。(C)は(A)とは異なっ
たパターンを有する磁性体板の斜視図である。図5にお
いて5は誘電体板であり、第2の実施形態の場合と同様
に、その一方の面に第1のスロット3aを有する導体膜
2a,2bを形成し、第1のスロット3aに対向する第
2のスロット3bを有する導体膜2c,2dを誘電体板
5の他方の面に形成している。ただし、誘電体板5には
抵抗体膜を形成していない。
【0024】図中1はフェライトやYIGなどのフェリ
磁性特性を示す磁性体板である。この磁性体板1の上面
に、第1のスロット3aに対向する位置に抵抗体膜4を
形成している。この磁性体板1と誘電体板5を重ね合わ
せることによって1つの基板を構成し、基板に対して平
行で且つスロットに垂直な方向に外部から直流磁界Ho
を印加することによって、アイソレータとして用いる非
可逆回路素子を構成する。
【0025】このように、誘電体板に平面誘電体線路を
構成し、磁性体板を積層した状態で、磁性体板を挟んで
一方の面のスロットと抵抗体膜とが対向する構造であっ
ても、その伝搬モードの電磁界分布は阻止方向に信号が
伝搬する際、磁性体板側に偏り、抵抗体膜での電力消費
が生じる。透過方向に信号が伝搬する際には、電磁界分
布は誘電体板内に殆ど閉じ込められるため、低挿入損失
で透過する。
【0026】なお、阻止方向に信号が入射した場合に、
抵抗体膜4の存在により線路の特性インピーダンスが変
化するが、図5の(A)または(C)に示したように、
抵抗体膜4の信号伝搬方向に端部をテーパ状にしたた
め、阻止方向に信号が伝搬しようとする場合でも、線路
の特性インピーダンスの変化は緩やかとなり、信号の反
射が抑えられる。透過方向に信号が伝搬する場合には、
抵抗体膜側の電磁界エネルギー密度が低くなるため、抵
抗体膜による影響は殆ど受けない。
【0027】次に、第4の実施形態に係る非可逆回路素
子の構成を図6〜図8を参照して説明する。図6の
(A)は斜視図、(B)は(A)におけるA−A部分の
断面図である。図6において1はフェライトやYIGな
どのフェリ磁性特性を示す磁性体板であり、その一方の
面に第1のスロット3aを有する導体膜2a,2bを形
成し、他方の面に第1のスロット3aに対向する第2の
スロット3bを有する導体膜2c,2dを形成してい
る。導体膜2bの表面には第1のスロット3aに沿って
抵抗体膜4aを形成している。また、導体膜2dの表面
には第2のスロット3bに沿って抵抗体膜4bを形成し
ている。そして、磁性体板1に対して垂直な方向に外部
から直流磁界Hoを印加する。
【0028】図7は、図6におけるA−A部分の断面図
であり、外部から直流磁界を印加することによるPDT
Lモードの電磁界分布の変化を示す図である。ここでは
紙面に対して向こう側から手前方向へ(図6に示したポ
ート#2からポート#1方向へ)信号が伝搬する場合に
ついて示している。図中実線の矢印は電界分布を、破線
の矢印は磁界分布をそれぞれ示している。直流磁界Ho
を印加しない状態では、(A)に示すように通常のPD
TLモードで信号が伝搬する。直流磁界Hoを印加する
と、図7の(B)に示すようにPDTLモードの電磁界
分布が図における右側へ引かれて、電磁界のエネルギー
が抵抗体膜を形成した第1・第2のスロットの図におけ
る右側の導体膜に集中することになる。そのため、抵抗
体膜4a,4bに電流が流れる際に電力消費が生じ、P
DTLモードによる信号が大きく減衰される。逆に、紙
面に対して手前から向こう側へ(ポート#1からポート
#2方向へ)信号が伝搬する場合には、PDTLモード
の電磁界分布は図における左側へ引かれて、抵抗体膜4
a,4b側の電磁界エネルギー分布が疎になる。その結
果、抵抗体膜4a,4bによる電力消費が抑制されて、
信号はほとんど減衰することなく伝搬する。この作用に
より、ポート#1からポート#2方向へ信号を選択的に
伝搬するアイソレータとして用いることができる。直流
磁界の方向を逆にした場合には、直流磁界の方向と信号
の伝搬方向とによって定まる、伝搬モードの電磁界分布
の偏る方向が、上述とは逆の関係となるため、アイソレ
ーションの向きは逆となる。
【0029】なお、図7に示したように、スロットに沿
った抵抗体膜4a,4bの端部をテーパ状にしたため、
阻止方向に信号が伝搬しようとする場合でも、線路の特
性インピーダンスの変化が緩やかとなり、信号の反射が
抑えられる。透過方向に信号が伝搬する場合には、抵抗
体膜側の電磁界のエネルギー密度が低くなるため、抵抗
体膜による影響は殆ど受けないが、図6に示したよう
に、信号の透過方向にも、抵抗体膜の幅が緩やかに広が
る形状とすれば、線路の特性インピーダンスの変化が緩
やかとなり、抵抗体膜による信号の反射はさらに殆ど生
じない。
【0030】図8は図6に示した非可逆回路素子の他の
断面構造を示す図である。これらの例はいずれも、スロ
ットに対して直交する向きの断面図であり、抵抗体膜の
平面パターンは図6に示したものと同様である。(A)
の例では、磁性体板1の表面に抵抗体膜4a,4bを形
成し、その表面に導体膜2b,2dを形成している。
(B)の例では、抵抗体膜4a,4b、導体膜2b,2
d、抵抗体膜4a,4bの順に積層している。この
(A),(B)のように、導体膜と共に抵抗体膜を積層
しても、表皮効果により電流分布は抵抗体膜に集中する
ため、効率的な電力消費が可能となる。また、(C)に
示す例では、導体膜2b,2dと同一平面上に抵抗体膜
4a,4bを形成している。
【0031】なお、これらの例では、スロットの両脇に
抵抗体膜を形成したが、4aまたは4bのいずれか一方
に抵抗体膜を形成してもよい。その場合も、阻止方向に
信号が伝搬する際、抵抗体膜部分で電力消費が生じるた
め、信号の伝搬が遮断される。
【0032】次に、第5の実施形態に係る非可逆回路素
子の構成を図9を参照して説明する。図9の(A)は分
解斜視図、(B)は組み立て後の(A)におけるA−A
部分の断面図である。図9において5は誘電体板であ
り、その一方の面に第1のスロット3aを有する導体膜
2a,2bを形成し、他方の面に第1のスロット3aに
対向する第2のスロット3bを有する導体膜2c,2d
を形成している。また、導体膜2bの表面には第1のス
ロット3aに沿って抵抗体膜4aを形成し、導体膜2d
の表面には第2のスロット3bに沿って抵抗体膜4bを
形成している。また、図中1はフェライトやYIGなど
のフェリ磁性特性を示す磁性体板である。この磁性体板
1と誘電体板5を重ね合わせることによって基板を構成
し、基板に対して垂直な方向に外部から直流磁界Hoを
印加することによって、アイソレータとして用いる非可
逆回路素子を構成する。
【0033】このように、誘電体板に平面誘電体線路を
構成するとともにスロット部分に沿って抵抗体膜を形成
し、磁性体板を積層した構造であっても、その伝搬モー
ドの電磁界分布は阻止方向に信号が伝搬する際に、電磁
界分布が抵抗体膜方向へ偏り、抵抗体膜での電力消費が
生じる。透過方向に信号が伝搬する際には、抵抗体膜方
向の電磁界分布が疎になり、抵抗体膜での電力消費が殆
どなくなるため、低挿入損失で透過する。
【0034】以上に示した例では非可逆回路素子として
の基本構成部分のみを示したが、回路素子としてのアイ
ソレータの構成例を図10および図11を参照して説明
する。図10はアイソレータ全体の分解斜視図である。
10は例えば図1に示した非可逆回路素子の基板であ
る。11はこの基板10に対して、基板に平行で且つス
ロットに垂直な向きに直流磁界を印加するための磁石で
ある。13は基板10と磁石11を保持するキャリアで
あり、磁石11のヨークとしても用いるため、磁性体材
料から成る。12はその上部に被せるキャップである。
【0035】図11は上記アイソレータの斜視図および
断面図である。この図に示すように、キャップ12をキ
ャリア13より小さくして、基板10の2つの入出力ポ
ート部分を露出させている。図11の(B)において、
2つの磁石11,11の磁極はその両面部分にあって、
キャリア13をヨークとして用いる。すなわち、キャリ
ア13と基板10が磁石11,11の磁路を構成し、基
板10に対して平行な向きに直流磁界を印加する。
【0036】なお、基板10の導体膜とキャリア13お
よびキャップ12の内面との距離h1,h2は管内波長
λgの1/2以下にする。このことにより、基板10と
キャリア13との間、および基板10とキャップ12と
の間の空間に不要な平行平板モードの電磁界が励起され
ないようにする。また基板の導体膜間の厚みtを基板内
波長の1/2以下にする。これにより、基板10の内部
にも不要な平行平板モードが励起されないようにする。
例えば平行な導体膜間の磁性体板または誘電体板の比誘
電率εrを15とし、20GHz帯で用いる場合には、
tを1mm以下とする。
【0037】次に、基板に対して垂直方向に直流磁界を
印加するタイプのアイソレータの構成を図12および図
13を参照して説明する。図12はアイソレータ全体の
分解斜視図である。10は非可逆回路素子の基板であ
り、例えば図6に示した構造の基板を用いる。11はこ
の基板10に対して、基板に垂直な向きに直流磁界を印
加するための磁石である。13は基板10と下方の磁石
11を保持するキャリアである。12は上部の磁石11
を保持するとともに、キャリア13に被せるキャップで
ある。このキャリア13とキャップ12は磁石11のヨ
ークとしても用いるため磁性体材料から成る。
【0038】図13は上記アイソレータの斜視図および
断面図である。図13の(B)において、2つの磁石1
1,11の磁極はその両面部分にあって、キャリア13
およびキャップ12はヨークとして作用する。すなわ
ち、キャリア13、キャップ12および基板10が磁石
11,11の磁路を構成し、基板10に対して垂直方向
に磁界を印加する。
【0039】なお、基板10の導体膜とキャリア13お
よびキャップ12の内面との距離h1,h2を管内波長
λgの1/2以下にし、また基板の導体膜間の厚みtを
基板内波長の1/2以下にする。これにより基板10の
上部の導体膜とキャリア13との間、基板10の下部の
導体膜とキャップ12との間、および基板10の上下の
導体膜間に不要な平行平板モードが励起されないように
する。
【0040】以上に示したアイソレータなどの非可逆回
路特性を有する素子を用いて高周波回路を構成する場
合、非可逆回路特性を示す基板の導体膜部分を電極とし
て他の回路素子の電極とを電気的に接続すればよい。例
えば図14に示すように、アイソレータ100と他の回
路素子101を共通の基台に設置すると共に両者をワイ
ヤ14によりボンディングする。
【0041】次に、上記アイソレータを用いて構成した
送受信装置の実施形態として、ミリ波レーダモジュール
について図15を参照して説明する。図15は送受信装
置全体のブロック図である。図15において、オシレー
タは送信信号を発振し、アイソレータはその信号が逆方
向に伝搬してオシレータ側に戻らないように、信号を一
方向に伝搬させる。サーキュレータは送信信号をアンテ
ナへ導き、アンテナからの受信信号をミキサ側へ伝搬さ
せる。アンテナは送信信号を無線送信(送波)し、物体
からの反射波を受信(受波)する。2つのカプラのうち
一方のカプラはアイソレータの出力信号に結合してロー
カル信号を取り出し、他方のカプラはそのローカル信号
と受信信号とを混合してミキサへ与える。ミキサは非線
形素子により上記ローカル信号と受信信号との差の周波
数成分の高調波を生成する。
【0042】上記ミリ波レーダモジュールを利用するコ
ントローラは、オシレータの発振周波数を周期的に変調
するとともに、上記ローカル信号と受信信号との差の周
波数およびその時間的変化から、物体までの距離および
相対速度を検出する。
【0043】上記ミリ波レーダモジュールの伝送線路は
誘電体板に形成したPDTLモードの線路であり、各回
路素子は単一の誘電体板上に一体的に設ける。例えばア
イソレータは上記誘電体板の所定箇所にフェライト板を
積層して、その部分に図4または図5に示したものと同
様のアイソレータを構成する。
【0044】
【発明の効果】請求項1,2に係る発明によれば、第1
のスロットにおける基板の第1の面と第2のスロットに
おける基板の第2の面とによって電磁波が全反射しなが
ら伝搬するように、基板の誘電率と厚さとを定めること
によって、伝送損失の極めて小さい平面誘電体線路の特
性が活かされ、且つ平面誘電体線路のままで小型の非可
逆回路素子を用いることができる。
【0045】請求項3に係る発明によれば、誘電体に構
成した他の平面回路との接続性が極めて高くなる。例え
ば誘電体基板に平面回路を構成したものに、本願発明の
非可逆回路素子を設ける場合に、誘電体基板に形成した
平面回路と磁性体基板に形成した非可逆回路素子とを接
続する、といった構造を採る必要がなくなる。
【0046】請求項4に係る発明によれば、抵抗体膜は
導体膜とは分離して設けるため、抵抗体膜でスロットを
構成する必要がなく、そのパターン化が容易となる。
【0047】請求項5に係る発明によれば、スロットの
方向に沿った抵抗体膜の端部がテーパ状であるため、線
路の特性インピーダンスが緩やかに変化し、信号の反射
が抑えられる。
【0048】請求項6に係る発明によれば、基板、磁
石、ヨークが一体化された、小型のアイソレータとして
用いることのできる非可逆回路装置が得られる。
【0049】請求項7に係る発明によれば、小型で且つ
非可逆性に優れた非可逆回路素子または非可逆回路装置
を用いた小型の送受信装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る非可逆回路素子の斜視図
【図2】同素子の電磁界分布の概略図
【図3】同素子のいくつかの構成例を示す断面図
【図4】第2の実施形態に係る非可逆回路素子の分解斜
視図および断面図
【図5】第3の実施形態に係る非可逆回路素子の分解斜
視図および断面図
【図6】第4の実施形態に係る非可逆回路素子の斜視図
および断面図
【図7】同素子の電磁界分布の概略図
【図8】同素子のいくつかの構成例を示す断面図
【図9】第5の実施形態に係る非可逆回路素子の分解斜
視図および断面図
【図10】第6の実施形態に係るアイソレータの分解斜
視図
【図11】同アイソレータの斜視図および断面図
【図12】第7の実施形態に係るアイソレータの分解斜
視図
【図13】同アイソレータの斜視図および断面図
【図14】非可逆回路特性を有する素子と他の回路素子
との接続構造を示す図
【図15】ミリ波レーダモジュールの構成例を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1−磁性体板 2−導体膜 3−スロット 4−抵抗体膜 5−誘電体板 10−非可逆回路素子の基板 11−磁石 12−キャップ 13−キャリア 14−ワイヤ 100−アイソレータ 101−他の回路素子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−265007(JP,A) 特開 平9−284012(JP,A) 特開 昭63−124602(JP,A) 特開 昭47−1735(JP,A) 米国特許3968458(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/36

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェリ磁性特性を示す基板の両面に第1
    ・第2のスロットが互いに対向するように導体膜を形成
    するとともに、第1または第2のスロットにおける少な
    くとも一方の導体膜の少なくとも一部に近接するように
    抵抗体膜を形成し、前記基板に略平行で且つ前記第1・
    第2のスロットに略垂直な向きに直流磁界を印加してな
    る非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 フェリ磁性特性を示す基板の両面に第1
    ・第2のスロットが互いに対向するように導体膜を形成
    するとともに、第1・第2の両方のスロットにおける
    れぞれの片方の導体膜の少なくとも一部に近接するよう
    に抵抗体膜を形成し、前記基板に略垂直な向きに直流磁
    界を印加してなる非可逆回路素子。
  3. 【請求項3】 前記基板は、フェリ磁性特性を示す磁性
    体と誘電体とを積層して成り、該誘電体に前記導体膜を
    形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の非
    可逆回路素子。
  4. 【請求項4】 誘電体板の両面に第1・第2のスロット
    が互いに対向するように導体膜を形成し、フェリ磁性特
    性を示す磁性体板を前記誘電体板に積層するとともに、
    第1または第2のスロット部分に対向する抵抗体膜を前
    記磁性体板に形成し、前記誘電体板および前記磁性体板
    に略平行で且つ前記第1・第2のスロットに略垂直な向
    きに直流磁界を印加してなる非可逆回路素子。
  5. 【請求項5】 前記スロットの方向に沿った前記抵抗体
    膜の端部をテーパ状にしたことを特徴とする請求項1〜
    4のうちいずれかに記載の非可逆回路素子。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれかに記載の非
    可逆回路素子と、前記基板の周囲を覆って磁路を形成す
    るヨークと、前記直流磁界を生じさせる磁石とから構成
    してなる非可逆回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のうちいずれかに記載の非
    可逆回路素子または請求項6に記載の非可逆回路装置を
    用いてなる送受信装置。
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