JP3357920B2 - バス制御方式及びそのシステム - Google Patents

バス制御方式及びそのシステム

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JP3357920B2
JP3357920B2 JP16264591A JP16264591A JP3357920B2 JP 3357920 B2 JP3357920 B2 JP 3357920B2 JP 16264591 A JP16264591 A JP 16264591A JP 16264591 A JP16264591 A JP 16264591A JP 3357920 B2 JP3357920 B2 JP 3357920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ、ワークステーション等の情報処理装置に係わり、特
に、システムバスとしてアドレスとデータが多重化され
たマルチプレクスバスを有するコンピュータシステム、
およびそのバス制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】当技術分野における従来の装置では、シ
ステムバスとして用いられるバスとして、例えば、「フ
ユーチャーバスプラス、P896.1、ロジカルレイヤ
ースペシフィケーションズ、Futurebus+、P
896.1、Logical Layer Speci
fications」(1990,IEEE)などのよ
うな、ピン数の制限からアドレスとデータが多重化され
たバスが多く使われるようになってきている。また、連
続アドレスを高速にアクセスするために、Future
bus+などのように、連続データを高速にブロック転
送するバースト転送をサポートするバスも多くなってき
ている。図9にその典型的な例を示す。図9は、アドレ
スとデータが多重化されたバスのアクセスタイムチャー
トを示す。 (a)は単発のライトアクセスが4回連続
した場合のアクセスタイムチャートである。この場合、
1回の転送でそのバスのデータ幅だけのデータが転送で
きる(4バイト幅のバスならば1回の転送で4バイト、
すなわち4回で16バイトの転送ができたことにな
る)。 (b)は4回連続のバーストライト転送のアク
セスタイムチャートである。これは連続アドレスにアク
セスする場合に用いられる転送形態で、先頭アドレス
(アドレス0)を指定してやり、あとはそれに続く3つ
のアドレスにライトするデータを連続でバス上に出力す
ることで行うことができる。このように、連続アドレス
にアクセスする場合には、単発のアクセスを行うより
も、バースト転送モードを用いた方が高速にアクセスが
でき、しかもバスを占有する期間が短いためバス使用効
率も向上する。
【0003】図2は典型的なマルチプロセッサシステム
のシステム構成図で、100はプロセッサバスとシステ
ムバス間の変換を行なうバスコンバータ、101、10
2、103はマルチ対応のプロセッサモジュール、10
4はメインメモリ、105、106はI/O(入出力装
置)、107はシステムバスとI/Oバス間の変換を行
なうバスコンバータ、108はマルチプロセッサ対応の
プロセッサバス、109はアドレスとデータが多重化さ
れたシステムバス、110はI/Oバスである。
【0004】このようなシステムにおいては、プロセッ
サ101〜103のメインメモリ104に対するアクセ
ス、いかに高速化するかが、システム性能向上のために
は重要である。
【0005】このようなシステムにおいて、バースト転
送モードを効率的に使用する手段としては、特開平2−
12358号公報や特開平2−278362号公報に示
されるような方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにシステム
バスにおいては、多くの場合、バスのピン数を低減する
ために、アドレスとデータを多重化(マルチプレクス)
することが不可欠になっている。この場合、アクセスの
高速化やバス使用効率の向上にはバースト転送が有効で
あり、DMA(ダイレクトメモリアクセス)等では多用
されている。
【0007】本発明の目的は、プロセッサが行うI/O
アクセスで連続アドレスにアクセスする場合に、バース
ト転送モードを用いることを可能にし、アクセスの高速
を図ることである。
【0008】本発明の他の目的は、プロセッサが行うI
/Oアクセスで連続アドレスにアクセスする場合に、バ
ースト転送モードを用いることを可能にし、システムバ
スの占有する期間を短くし、システムバスのバス使用効
率を向上させることである。
【0009】本発明の更なる目的は、プロセッサが行う
連続アドレスI/Oアクセスをバースト転送モードに変
換する手段を有するシステムであって、プロセッサが行
うI/Oアクセスで連続アドレスにアクセスする場合
に、変換の有無の2つのモードを有効に使い分けること
により処理効率を向上させることにある。
【0010】本発明の更なる他の目的は、プロセッサが
行う連続アドレスI/Oアクセスをバースト転送モード
に変換する手段を有するシステムであって、マルチプロ
セッサシステムを構築した場合、変換のモードを有効に
使い、処理効率を向上させる手段を提供することにあ
る。
【0011】本発明の他の更なる目的は、プロセッサが
行うI/Oアクセスで連続アドレスにアクセスする場合
に、バースト転送モードを効率よく用いることを可能と
し、システムバスの占有する期間を短くし、システムバ
スのバス使用効率を向上させることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、プロセッサバス側からシステム
バスに対する単発のI/Oアクセス要求を溜め込むバッ
ファを設け、それらのアクセス先が連続アドレスである
場合、それらをバースト転送(ブロック転送)に変換し
てシステムバスにアクセスする手段を設ける。そして、
単発のI/Oアクセスをバースト転送(ブロック転送)
に変換してシステムバスに対して起動をかけるかどうか
の判定方法として、プロセッサからバスコントローラに
起動がかかったアクセスのアドレスが連続アドレスであ
る場合、それらをバースト転送(ブロック転送)に変換
してシステムバスにアクセスする。
【0013】さらに本発明においては、上記他の目的を
達成するために、次の手段をつけ加える。
【0014】(1)、単発のI/Oアクセス要求が溜ま
るまでシステムバスへのアクセスを待つか、単発のI/
Oアクセスとしてシステムバスにアクセスするかの判定
条件として、バスコントローラ内部のコントロールレジ
スタにバースト転送の回数分のデータが溜るまで、単発
のI/Oアクセスを行わせず、データが溜った時点でシ
ステムバスに対してバースト転送の起動をかけることを
指定するビットを設ける。また、これに加えて、あまり
長時間I/Oアクセス要求が溜まるのを待ちすぎること
による性能低下を防ぐため、監視用のタイマも合わせて
設ける。
【0015】(2)、マルチプロセッサシステムを構築
した場合、プロセッサバスのバスアービタに、(1)の
データが溜ってからシステムバスに対してバースト転送
の起動をかけることを指定するビットがセットされた場
合、バースト転送の回数分のデータが溜るまでこのビッ
トをセットしたプロセッサのみに、プロセッサバスのバ
ス権を与える手段を設ける。さらに、プロセッサに対し
て割込み要求が生じた場合や、プログラムのスイッチが
起こって、アドレスが連続しなくなった場合、自動的に
本ビットをクリアし通常のモードに戻る手段を設ける。
【0016】
【作用】これにより、単発でシステムバスに出ていくI
/Oアクセスのうち、アドレスが連続したアクセスに関
して、バースト転送モードを用いることが可能となり、
単発のI/Oアクセスでは毎回出力していたアドレスサ
イクルを一度のブロック転送につき一回出力すれば良く
なるため、アクセスの高速化が図れることに加え、同じ
量のデータ転送をする場合のバス占有時間を短くするこ
とができ、バスの使用効率も向上する。さらに、アービ
トレーションのオーバヘッドによる性能低下も防ぐこと
ができる。
【0017】又、単発でシステムバスに出ていくI/O
アクセスのうち、アドレスが連続したアクセスに関し
て、バースト転送モードを用いることがソフトウェアか
ら選択的に可能となり、単発のI/Oアクセスでは毎回
出力していたアドレスサイクルを1度のブロック転送に
つき1回出力すれば良くなるため、アクセスの高速化が
図れることに加え、同じ量のデータ転送をする場合のバ
ス占有時間を短くすることができ、バスの使用効率も向
上する。アービトレーションの回数も、例えば4回から
1回に減少し、アービトレーションのオーバヘッドによ
る性能低下も防ぐことができる。また、データが溜って
からシステムバスに対してバースト転送の起動をかける
ことを指定するビットは、連続アドレスに対してI/O
アクセスが起こることをあらかじめ把握しているソフト
ウェアが管理するため、例えば、I/Oアクセスの間隔
が非常に長い場合などに、単発のI/Oアクセスとして
システムバスにアクセスした方が逆に速いなどという処
理効率の低下を防ぐことができる。
【0018】更に、マルチプロセッサシステムを構築し
た場合、プロセッサバスのバスアービタに、データが溜
ってからシステムバスに対してバースト転送の起動をか
けることを指定するビットがセットされたとき、バース
ト転送の回数分のデータが溜るまでこのビットをセット
したプロセッサのみに、プロセッサバスのバス権を与え
ることで、プロセッサの切り替えによるモード変換の効
率低下を防ぐことができる。さらに又、プロセッサに対
して割込み要求が生じた場合、自動的に通常のモードに
戻ることで、応答性のよい割込み処理が可能となる。ま
た、アドレスが連続しなくなった場合、自動的に本ビッ
トをクリアし通常のモードに戻る手段を設けることで、
プログラムのスイッチに対しても柔軟な対応が可能とな
る。
【0019】
【実施例】以下、図1から図6により、本発明の第1の
実施例について説明する。第1の実施例は、従来例で説
明した図2のシステム構成におけるバスコンバータ10
0の新規な構成を示したもので、図1は、本発明のバス
コンバータ100の詳細ブロック図である。2はプロセ
ッサバス108のバス使用権を調停するバスアービタ、
3はプロセッサバス制御部、4は4段分のI/Oライト
バッファのアドレス部、5はI/Oライトバッファのデ
ータ部、6は4段分のI/Oリードバッファのアドレス
部、7はI/Oリードバッファのデータ部、8はプロセ
ッサバス108からの入力ラッチ、9はプロセッサバス
への出力ラッチ、10、11はライトまたはリードアク
セスアドレスが連続アドレスかどうかを判定するコンパ
レータ、12はプロセッサがプロセッサバス108を介
して直接ライトアクセスできるバスコンバータ100内
のコントロールレジスタ群、13はバーストI/Oアク
セス制御用コントロールレジスタ、14はコントロール
レジスタ13内のバーストI/Oアクセス指定ビット、
15はタイマ、16は割込み制御部、17はシステムバ
ス制御ブロック、18はシステムバス信号制御部、19
はI/Oアクセス制御部、20は単発I/Oアクセス制
御部、21はバーストI/Oアクセス制御部、22はシ
ステムバスアクセス用アドレスラッチ、23はシステム
バスへの出力データラッチ、24はシステムバスからの
入力データラッチ、25は論理和ゲート、26、27、
28はインバータ、29、30はセレクタである。
【0020】又、31はプロセッサバス上にあるプロセ
ッサに対する割込み要求信号、32はプロセッサバスの
アービトレーション信号、33はプロセッサバス制御信
号、34はプロセッサバス108の多重化されたアドレ
ス/データバス、35はコントロールレジスタ13内の
バーストI/Oアクセス指定ビット14の出力でバース
トI/Oアクセス指定信号、36はバーストI/Oアク
セス指定ビット14のクリアおよびタイマ15のリセッ
ト信号、37はバーストI/Oアクセス制御信号、38
はシステムバス109からの割込み要求信号、39はシ
ステムバス制御信号、40はシステムバス109の多重
化されたアドレス/データバス、41、42はライトま
たはリードアクセスアドレスが連続アドレスであること
を示すアドレスヒット信号、43はシステムバスからの
割込みによるバーストI/Oアクセスのキャンセル信
号、44はタイマ15のオーバフローによるバーストI
/Oアクセスのキャンセル信号、45は内部制御信号で
ある。
【0021】まず、本実施例におけるI/Oリード、ラ
イト動作について説明する。通常のアクセス、すなわ
ち、コントロールレジスタ13内のバーストI/Oアク
セス指定ビット14の値が、”0”(初期値は0)の場
合、プロセッサ101〜103内のあるプロセッサがI
/Oライト動作を起動すると、バーストI/Oアクセス
指定信号35が偽になっているため、バーストI/Oア
クセス制御部21は作動せず、そのかわり単発I/Oア
クセス制御部20が働き、システムバスに対し、単発の
I/Oリード、ライトが起動される。一方、あるプロセ
ッサが連続するアドレスに対してI/Oリード、ライト
を行ない、かつバーストアクセスに変換させたい場合、
あらかじめコントロールレジスタ13内のバーストI/
Oアクセス指定ビット14の値を”1”にセットしてお
く。ここで、バスコンバータ100内のコントロールレ
ジスタ群12のアクセス方法は、プロセッサが出力した
アドレスおよびデータをアドレス/データバス34、入
力ラッチ8を介して取り入れ、そのアドレスがバスコン
バータ100内のコントロールレジスタ群12に割り付
けられたアドレスであった場合に、アクセスデータをコ
ントロールレジスタ群12の内部に取り込むという制御
を行う。
【0022】さて、バーストI/Oアクセス指定信号3
5が真になっているため、単発I/Oアクセス制御部2
0のかわりにバーストI/Oアクセス制御部21が作動
し、ライトの場合なら、I/Oライトバッファのアドレ
ス部4およびデータ部5に4回分のアクセスを溜め込ん
だのち、システムバス109に対し、バーストI/Oモ
ードでライトアクセスを起動することができる。
【0023】このとき、本実施例においては、いくつか
の条件により、バーストI/Oアクセスをキャンセルで
きるようにしてある。まず第一に、I/Oアクセスの間
隔が開き過ぎることによる性能低下を防ぐため、タイマ
15による監視を行なっている。タイマの設定値を超え
た場合、タイマ15のオーバフローによるバーストI/
Oアクセスのキャンセル信号44により、強制的にアク
セス指定ビット14をクリアして溜っていたアクセス要
求を単発I/Oアクセスとしてシステムバスに吐き出す
という制御を行なう。タイマ15のクリア等の条件を図
6のフローチャートに示す。
【0024】バーストアクセス変換モードを行う場合、
まず601の開始直後には、602のようにタイマは停
止状態である。603でバーストI/Oアクセス指定ビ
ット14がセットされたことを検出した場合、604で
タイマをカウントアップ状態にする。この直後、605
でタイマをクリアし606で、”0”からカウントアッ
プを開始させる。この後は、607のように常に割込み
またはタイムアウトが生じないかどうかを監視する。6
08では、後で説明する図4における一連の制御と同様
に、アクセスがあった場合、単発I/Oアクセスせずに
バッファに溜め込む。そして、そのアドレスが連続アド
レスか否かを判定しする。連続アドレスでない場合に
は、それまでに溜め込んだアクセスはすべて単発I/O
アクセスとして吐き出し、バーストI/Oアクセス指定
ビット14を自動的にクリアして通常状態に戻り、連続
アドレスの場合には、溜め込んだアクセス回数が4回に
達してから、609でバーストI/Oアクセスに変換
し、実行する。割込みまたはタイムアウトが生じた場
合、それまでに溜め込んだアクセスはすべて単発I/O
アクセスとして吐き出し、バーストI/Oアクセス指定
ビット14を自動的にクリアし、602に遷移して、バ
ーストI/Oアクセス指定ビット14がセットされる前
の通常状態に戻る。
【0025】これにより、バーストアクセス変換モード
で、なかなかデータが溜らずに逆に性能低下を招くこと
を防止することができる。
【0026】2番目は、割込みによるバーストI/Oア
クセスのキャンセルである。システムバスから割込み要
求があった場合、できるだけ速く、割込み処理を行なわ
なければならない。そこで、システムバスからの割込み
によるバーストI/Oアクセスのキャンセル信号43に
より強制的にアクセス指定ビット14をクリアできるよ
うにして、溜っていたアクセス要求を単発I/Oアクセ
スとしてシステムバスに吐き出すという制御を行なわせ
る。3番目は、プロセススイッチなどによってアドレス
が不連続になる場合である。これに対しては、ライトま
たはリードアクセスアドレスが連続アドレスかどうかを
判定するコンパレータ10、11により常にアドレスを
監視しておき、アドレスが不連続となって時点で、強制
的にアクセス指定ビット14をクリアして、溜っていた
アクセス要求を単発I/Oアクセスとしてシステムバス
に吐き出すという制御を行なう。これらの一連の動作の
遷移図を図3に示す。同図において、、、、は
I/OライトバッファまたはI/Oリードバッファのア
ドレス部のFIFO(ファーストイン・ファーストアウ
ト)で、が最初に溜め込まれたもので、最初に吐き出
される。また、動作をフローチャートにしたものは図4
に示す。
【0027】バーストアクセス変換モードを行う場合、
まず401の開始直後に402でバーストI/Oアクセ
ス指定ビット14をセットする。この後は、403のよ
うに常に割込みまたはタイムアウトが生じないかどうか
を監視する。割込みまたはタイムアウトが生じた場合、
410に遷移して、それまでに溜め込んだアクセスはす
べて単発I/Oアクセスとして吐き出し、411でバー
ストI/Oアクセス指定ビット14を自動的にクリア
し、412で終了し通常状態に戻る。もし404で判定
し、アクセスがあった場合、単発I/Oアクセスせずに
405でバッファに溜め込む。そして、そのアドレスが
連続アドレスか否かを406で判定しする。連続アドレ
スでない場合には、410に遷移して、それまでに溜め
込んだアクセスはすべて単発I/Oアクセスとして吐き
出し、411でバーストI/Oアクセス指定ビット14
を自動的にクリアし、412で終了し通常状態に戻る。
連続アドレスの場合には、407で溜め込んだアクセス
回数が4回に満たなければ、403に遷移し、溜め込ん
だアクセス回数が4回に達すれば、408でバーストI
/Oアクセスに変換し、実行する。その後、プロセッサ
によりバーストI/Oアクセス指定ビット14がクリア
されたかどうかを409で判定し、クリアされていなけ
れば403に戻り、上記の一連の動作を繰り返す。プロ
セッサによりバーストI/Oアクセス指定ビット14が
クリアされていれば412で終了し通常状態に戻るとい
う制御を行う。
【0028】プロセッサバスのアービトレーションに関
しては、バーストI/Oアクセス指定ビット14がある
プロセッサによりセットされた場合、プロセッサバスア
ービタ2は、そのプロセッサにバーストI/Oアクセス
を行なわせるために、タイムアウト、割込み、プロセス
スイッチによるミスヒットなどによって、自動的にバー
ストI/Oアクセス指定ビット14がクリアされるま
で、バーストI/Oアクセス指定ビット14をセットし
たプロセッサ以外にバスの使用権を渡さないという制御
を行なう。
【0029】このときのバスアービタの動作を図5のフ
ローチャートに示す。マルチプロセッサシステムにおい
てバーストアクセス変換モードを行う場合、まず501
の開始直後に502でバーストI/Oアクセス指定ビッ
ト14をセットする。この後は、マルチプロセッサバス
108上で、502でバーストI/Oアクセス指定ビッ
ト14をセットしたプロセッサにバス権を固定、すなわ
ち、バーストI/Oアクセス指定ビット14をセットし
たプロセッサ以外にバス権を与えないようにマルチプロ
セッサバス108のアービトレーション制御を変更す
る。504では、図4における一連の制御と同様に、ア
クセスがあった場合、単発I/Oアクセスせずにバッフ
ァに溜め込む。そして、そのアドレスが連続アドレスか
否かを判定しする。連続アドレスでない場合には、それ
までに溜め込んだアクセスはすべて単発I/Oアクセス
として吐き出し、バーストI/Oアクセス指定ビット1
4を自動的にクリアして通常状態に戻り、連続アドレス
の場合には、溜め込んだアクセス回数が4回に達してか
ら、506でバーストI/Oアクセスに変換し、実行す
る。この間、常に、505で割込みまたはタイムアウト
が生じないかどうかを監視する。割込みまたはタイムア
ウトが生じた場合、507に遷移して、それまでに溜め
込んだアクセスはすべて単発I/Oアクセスとして吐き
出し、バーストI/Oアクセス指定ビット14を自動的
にクリアし、502でバーストI/Oアクセス指定ビッ
ト14をセットしたプロセッサに固定していたバス権を
解放した後、508で終了し通常状態に戻る。
【0030】次に、図7および図8を用いて、本発明の
第2の実施例について説明する。本実施例は、図8に示
すように第1の実施例のメインメモリ104をメモリバ
ス112を介してバスコンバータ111に直結させ、プ
ロセッサのメインメモリアクセスおよびシステムバス上
にあるI/OからのDMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)転送の効率化を図った構成になっている。本出願人
は先にこのシステム構成を特願平2−144301号、
「情報処理装置用バスシステム」として出願した。
【0031】図7は、本実施例のバスコンバータ111
の詳細ブロック図で、52は4段分のメインメモリ(M
M)ライトバッファのアドレス部、53はメインメモリ
(MM)ライトバッファのデータ部、54は4段分のメ
インメモリ(MM)リードバッファのアドレス部、55
はメインメモリ(MM)リードバッファのデータ部、5
6はメモリバスからの入力データラッチ、57はメモリ
バスへの出力データラッチ、58はメモリバスアクセス
用アドレスラッチ、59はメインメモリ制御部、60は
DMAコントローラ、61、62、63、64はセレク
タ、65はDMA時のメインメモリ制御部制御信号、6
6はDMA時のシステムバス制御部制御信号、67はD
MA時のシステムバスのアドレス、68はDMA時のメ
モリバスのアドレス、69はメモリバス上のデータバ
ス、70はメモリバス制御信号、71はメモリバス上の
アドレスバスである。こちらも、メインメモリをバスコ
ンバータ111に直結させ、プロセッサのメインメモリ
アクセスおよびシステムバス上にあるI/OからのDM
A転送の効率化を図った構成になっている以外は第1の
実施例と全く同様の制御を行なう。
【0032】本実施例においては、バーストアクセス変
換モードでI/Oアクセスをバッファに溜め込んでいる
最中でも、プロセッサとメモリの間の転送、I/Oとメ
モリの間の転送が可能になり、第1の実施例よりもデー
タの処理効率がより向上するという効果がある。
【0033】
【発明の効果】以上詳述してきた本発明によれば、単発
でシステムバスに出ていくI/Oアクセスのうち、アド
レスが連続したアクセスに関して、データが溜ってから
システムバスに対してバースト転送の起動をかけること
を指定するビットを設けたことにより、ソフトウェアに
より選択的にバースト転送モードを用いることが可能と
しなり、単発のI/Oアクセスでは毎回出力していたア
ドレスサイクルを1度のブロック転送につき1回出力す
れば良くなるため、アクセスの高速化が図れることに加
え、同じ量のデータ転送をする場合のバス占有時間を短
くすることができ、バスの使用効率も向上する。これ
は、例えば、I/Oアクセスの間隔が非常に長い場合な
どに、単発のI/Oアクセスとしてシステムバスにアク
セスした方が逆に速いなどという処理効率の低下を防ぐ
という効果がある。更に、アービトレーションの回数も
減少し、アービトレーションのオーバヘッドによる性能
低下も防ぐことができ、バスの使用効率も向上するとい
う効果がある。また、マルチプロセッサシステムを構築
した場合、プロセッサバスのバスアービタに、データが
溜ってからシステムバスに対してバースト転送の起動を
かけることを指定するビットがセットされたとき、バー
スト転送の回数分のデータが溜るまでこのビットをセッ
トしたプロセッサのみに、プロセッサバスのバス権を与
えることで、プロセッサの切り替えによるモード変換の
効率低下を防ぐことができる。一方、プロセッサに対し
て割込み要求が生じた場合、自動的に通常のモードに戻
ることで、応答性のよい割込み処理ができるという効果
がある。また、アドレスが連続しなくなった場合、自動
的に本ビットをクリアし通常のモードに戻る手段を設け
ることで、プログラムのスイッチに対しても柔軟な対応
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のバスコンバータの詳細
ブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例のシステム構成図。
【図3】本発明の第1の実施例の動作遷移図。
【図4】本発明の第1の実施例の動作フローチャート。
【図5】本発明の第1の実施例のプロセッサバスアービ
タの動作フローチャート。
【図6】本発明の第1の実施例のタイマの動作フローチ
ャート。
【図7】本発明の第2の実施例のバスコンバータの詳細
ブロック図。
【図8】本発明の第2の実施例のシステム構成図。
【図9】バーストアクセスのタイミングチャート。
【符号の説明】
100…バスコンバータ、 2…プロセッサバスアービタ、 3…プロセッサバス制御部、 4…I/Oライトバッファのアドレス部、 5…I/Oライトバッファのデータ部、 6…I/Oリードバッファのアドレス部、 7…I/Oリードバッファのデータ部、 8…プロセッサバスからの入力ラッチ、 9…プロセッサバスへの出力ラッチ、 10、11…コンパレータ、 12…コントロールレジスタ群、 13…バーストI/Oアクセス制御用コントロールレジ
スタ、 14…バーストI/Oアクセス指定ビット、 15…タイマ、 16…割込み制御部、 17…システムバス制御ブロック、 18…システムバス信号制御部、 19…I/Oアクセス制御部、 20…単発I/Oアクセス制御部、 21…バーストI/Oアクセス制御部、 22…システムバスアクセス用アドレスラッチ、 23…システムバスへの出力データラッチ、 24…システムバスからの入力データラッチ、 25…論理和ゲート、 26、27、28…インバータ、 29、30…セレクタ、 31…プロセッサに対する割込み要求信号、 32…プロセッサバスのアービトレーション信号、 33…プロセッサバス制御信号、 34…プロセッサバスのアドレス/データバス、 35…バーストI/Oアクセス指定信号、 36…バーストI/Oアクセス指定ビットクリアおよび
タイマリセット信号、 37…バーストI/Oアクセス制御信号、 38…割込み要求信号、 39…システムバス制御信号、 40…システムバスのアドレス/データバス、 41、42…アドレスヒット信号、 43…バーストI/Oアクセスのキャンセル信号、 44…タイマによるバーストI/Oアクセスのキャンセ
ル信号、 45…内部制御信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 誠司 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 源馬 英明 神奈川県海老名市下今泉810番地株式会 社日立製作所オフィスシステム設計開発 センタ内 (72)発明者 岡澤 宏一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニ クス機器開発研究所内 (72)発明者 篠崎 雅継 神奈川県海老名市下今泉810番地株式会 社日立製作所オフィスシステム設計開発 センタ内 (56)参考文献 特開 平2−12358(JP,A) 特開 昭64−76256(JP,A) 特開 昭63−85955(JP,A) 特開 昭60−151769(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/38 320 G06F 13/36 310 G06F 13/36 520

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上のプロセッサが接続さ
    れているプロセッサバスと、 入出力装置が接続され、アドレスとデータが多重化され
    たマルチプレクスバスであるシステムバスと、 該プロセッサバスと該システムバスに接続されたバスコ
    ンバータとを有し、該バスコンバータは前記入出力装置
    に対するアクセス要求に対応するアクセスアドレスおよ
    びデータを格納するバッファと、該バッファに格納され
    ている前記アクセスアドレスが連続アドレスであるかど
    うかを判定する手段と、前記アクセス要求についてバー
    スト転送で前記システムバスにアクセスする手段と、前
    記アクセスアドレスが前記バッファに格納されている
    間を検知する手段とを備え、 前記アクセス手段は、前記判定する手段が前記バッファ
    に格納されている前記アクセスアドレスが連続アドレス
    であることを判定した場合、前記システムバスにバース
    ト転送でアクセスし、前記検知手段が前記アクセスアド
    レスが前記バッファに格納されている時間が予め定めた
    時間以上であることを検知した場合、前記アクセス要求
    について単発アクセスで前記システムバスにアクセスす
    ることを特徴とするバス制御システム。
  2. 【請求項2】前記バスインタフェースは前記プロセッサ
    バスに接続されたコントロールレジスタを有し、 前記アクセスする手段は、該コントロールレジスタ内に
    設けられたバーストI/Oアクセス指定ビットに応じ
    て、前記アクセス要求についてバースト転送で前記シス
    テムバスにアクセスすることを特徴とする請求項1記載
    のバス制御システム。
  3. 【請求項3】前記アクセスする手段は、格納されている
    前記アドレスとは不連続のアドレスを前記単発アクセス
    要求として前記システムバスにアクセスすることを特徴
    とする請求項1記載のバス制御システム。
  4. 【請求項4】前記判定する手段は、さらに前記データも
    しくは前記アドレスが前記バッファに格納されている個
    数を判定し、 前記アクセスする手段は、前記データもしくは前記アド
    レスが前記バッファに予め定められた所定数格納され、
    前記格納されている前記アドレスが連続アドレスの場合
    に、バースト転送での前記システムバスへのアクセスを
    実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか記
    載のバス制御システム。
  5. 【請求項5】少なくとも1つ以上のプロセッサが接続さ
    れているプロセッサバスと、入出力装置が接続されるシ
    ステムバスと、前記プロセッサバスと前記システムバス
    とに接続されるバスコンバータとを備えた情報処理シス
    テムにおけるバス制御方法であって、 該システムバスは、アドレスとデータが多重化されたマ
    ルチプレクスバスであり、 該プロセッサと該システムバスとに接続されたバッファ
    に、少なくとも該入出力装置へのアクセス要求に対応す
    るアクセスアドレス及びデータを格納し、 前記データもしくは前記アドレスが前記バッファに格納
    されている時間を計測し、前記計測された時間が予め定
    めた時間以下の場合であって、且つ、該アドレスが連続
    アドレスである場合、前記アクセス要求についてバース
    ト転送にて前記システムバスにアクセスし、 前記計測された時間が予め定めた時間以上の場合、前記
    アクセス要求について単発転送にて前記システムバスに
    アクセスすることを特徴とするバス制御方法。
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