JP3357920B2 - バス制御方式及びそのシステム - Google Patents
バス制御方式及びそのシステムInfo
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Description
タ、ワークステーション等の情報処理装置に係わり、特
に、システムバスとしてアドレスとデータが多重化され
たマルチプレクスバスを有するコンピュータシステム、
およびそのバス制御方式に関する。
ステムバスとして用いられるバスとして、例えば、「フ
ユーチャーバスプラス、P896.1、ロジカルレイヤ
ースペシフィケーションズ、Futurebus+、P
896.1、Logical Layer Speci
fications」(1990,IEEE)などのよ
うな、ピン数の制限からアドレスとデータが多重化され
たバスが多く使われるようになってきている。また、連
続アドレスを高速にアクセスするために、Future
bus+などのように、連続データを高速にブロック転
送するバースト転送をサポートするバスも多くなってき
ている。図9にその典型的な例を示す。図9は、アドレ
スとデータが多重化されたバスのアクセスタイムチャー
トを示す。 (a)は単発のライトアクセスが4回連続
した場合のアクセスタイムチャートである。この場合、
1回の転送でそのバスのデータ幅だけのデータが転送で
きる(4バイト幅のバスならば1回の転送で4バイト、
すなわち4回で16バイトの転送ができたことにな
る)。 (b)は4回連続のバーストライト転送のアク
セスタイムチャートである。これは連続アドレスにアク
セスする場合に用いられる転送形態で、先頭アドレス
(アドレス0)を指定してやり、あとはそれに続く3つ
のアドレスにライトするデータを連続でバス上に出力す
ることで行うことができる。このように、連続アドレス
にアクセスする場合には、単発のアクセスを行うより
も、バースト転送モードを用いた方が高速にアクセスが
でき、しかもバスを占有する期間が短いためバス使用効
率も向上する。
のシステム構成図で、100はプロセッサバスとシステ
ムバス間の変換を行なうバスコンバータ、101、10
2、103はマルチ対応のプロセッサモジュール、10
4はメインメモリ、105、106はI/O(入出力装
置)、107はシステムバスとI/Oバス間の変換を行
なうバスコンバータ、108はマルチプロセッサ対応の
プロセッサバス、109はアドレスとデータが多重化さ
れたシステムバス、110はI/Oバスである。
サ101〜103のメインメモリ104に対するアクセ
ス、いかに高速化するかが、システム性能向上のために
は重要である。
送モードを効率的に使用する手段としては、特開平2−
12358号公報や特開平2−278362号公報に示
されるような方法がある。
バスにおいては、多くの場合、バスのピン数を低減する
ために、アドレスとデータを多重化(マルチプレクス)
することが不可欠になっている。この場合、アクセスの
高速化やバス使用効率の向上にはバースト転送が有効で
あり、DMA(ダイレクトメモリアクセス)等では多用
されている。
アクセスで連続アドレスにアクセスする場合に、バース
ト転送モードを用いることを可能にし、アクセスの高速
を図ることである。
/Oアクセスで連続アドレスにアクセスする場合に、バ
ースト転送モードを用いることを可能にし、システムバ
スの占有する期間を短くし、システムバスのバス使用効
率を向上させることである。
連続アドレスI/Oアクセスをバースト転送モードに変
換する手段を有するシステムであって、プロセッサが行
うI/Oアクセスで連続アドレスにアクセスする場合
に、変換の有無の2つのモードを有効に使い分けること
により処理効率を向上させることにある。
行う連続アドレスI/Oアクセスをバースト転送モード
に変換する手段を有するシステムであって、マルチプロ
セッサシステムを構築した場合、変換のモードを有効に
使い、処理効率を向上させる手段を提供することにあ
る。
行うI/Oアクセスで連続アドレスにアクセスする場合
に、バースト転送モードを効率よく用いることを可能と
し、システムバスの占有する期間を短くし、システムバ
スのバス使用効率を向上させることである。
め、本発明においては、プロセッサバス側からシステム
バスに対する単発のI/Oアクセス要求を溜め込むバッ
ファを設け、それらのアクセス先が連続アドレスである
場合、それらをバースト転送(ブロック転送)に変換し
てシステムバスにアクセスする手段を設ける。そして、
単発のI/Oアクセスをバースト転送(ブロック転送)
に変換してシステムバスに対して起動をかけるかどうか
の判定方法として、プロセッサからバスコントローラに
起動がかかったアクセスのアドレスが連続アドレスであ
る場合、それらをバースト転送(ブロック転送)に変換
してシステムバスにアクセスする。
達成するために、次の手段をつけ加える。
るまでシステムバスへのアクセスを待つか、単発のI/
Oアクセスとしてシステムバスにアクセスするかの判定
条件として、バスコントローラ内部のコントロールレジ
スタにバースト転送の回数分のデータが溜るまで、単発
のI/Oアクセスを行わせず、データが溜った時点でシ
ステムバスに対してバースト転送の起動をかけることを
指定するビットを設ける。また、これに加えて、あまり
長時間I/Oアクセス要求が溜まるのを待ちすぎること
による性能低下を防ぐため、監視用のタイマも合わせて
設ける。
した場合、プロセッサバスのバスアービタに、(1)の
データが溜ってからシステムバスに対してバースト転送
の起動をかけることを指定するビットがセットされた場
合、バースト転送の回数分のデータが溜るまでこのビッ
トをセットしたプロセッサのみに、プロセッサバスのバ
ス権を与える手段を設ける。さらに、プロセッサに対し
て割込み要求が生じた場合や、プログラムのスイッチが
起こって、アドレスが連続しなくなった場合、自動的に
本ビットをクリアし通常のモードに戻る手段を設ける。
/Oアクセスのうち、アドレスが連続したアクセスに関
して、バースト転送モードを用いることが可能となり、
単発のI/Oアクセスでは毎回出力していたアドレスサ
イクルを一度のブロック転送につき一回出力すれば良く
なるため、アクセスの高速化が図れることに加え、同じ
量のデータ転送をする場合のバス占有時間を短くするこ
とができ、バスの使用効率も向上する。さらに、アービ
トレーションのオーバヘッドによる性能低下も防ぐこと
ができる。
アクセスのうち、アドレスが連続したアクセスに関し
て、バースト転送モードを用いることがソフトウェアか
ら選択的に可能となり、単発のI/Oアクセスでは毎回
出力していたアドレスサイクルを1度のブロック転送に
つき1回出力すれば良くなるため、アクセスの高速化が
図れることに加え、同じ量のデータ転送をする場合のバ
ス占有時間を短くすることができ、バスの使用効率も向
上する。アービトレーションの回数も、例えば4回から
1回に減少し、アービトレーションのオーバヘッドによ
る性能低下も防ぐことができる。また、データが溜って
からシステムバスに対してバースト転送の起動をかける
ことを指定するビットは、連続アドレスに対してI/O
アクセスが起こることをあらかじめ把握しているソフト
ウェアが管理するため、例えば、I/Oアクセスの間隔
が非常に長い場合などに、単発のI/Oアクセスとして
システムバスにアクセスした方が逆に速いなどという処
理効率の低下を防ぐことができる。
た場合、プロセッサバスのバスアービタに、データが溜
ってからシステムバスに対してバースト転送の起動をか
けることを指定するビットがセットされたとき、バース
ト転送の回数分のデータが溜るまでこのビットをセット
したプロセッサのみに、プロセッサバスのバス権を与え
ることで、プロセッサの切り替えによるモード変換の効
率低下を防ぐことができる。さらに又、プロセッサに対
して割込み要求が生じた場合、自動的に通常のモードに
戻ることで、応答性のよい割込み処理が可能となる。ま
た、アドレスが連続しなくなった場合、自動的に本ビッ
トをクリアし通常のモードに戻る手段を設けることで、
プログラムのスイッチに対しても柔軟な対応が可能とな
る。
実施例について説明する。第1の実施例は、従来例で説
明した図2のシステム構成におけるバスコンバータ10
0の新規な構成を示したもので、図1は、本発明のバス
コンバータ100の詳細ブロック図である。2はプロセ
ッサバス108のバス使用権を調停するバスアービタ、
3はプロセッサバス制御部、4は4段分のI/Oライト
バッファのアドレス部、5はI/Oライトバッファのデ
ータ部、6は4段分のI/Oリードバッファのアドレス
部、7はI/Oリードバッファのデータ部、8はプロセ
ッサバス108からの入力ラッチ、9はプロセッサバス
への出力ラッチ、10、11はライトまたはリードアク
セスアドレスが連続アドレスかどうかを判定するコンパ
レータ、12はプロセッサがプロセッサバス108を介
して直接ライトアクセスできるバスコンバータ100内
のコントロールレジスタ群、13はバーストI/Oアク
セス制御用コントロールレジスタ、14はコントロール
レジスタ13内のバーストI/Oアクセス指定ビット、
15はタイマ、16は割込み制御部、17はシステムバ
ス制御ブロック、18はシステムバス信号制御部、19
はI/Oアクセス制御部、20は単発I/Oアクセス制
御部、21はバーストI/Oアクセス制御部、22はシ
ステムバスアクセス用アドレスラッチ、23はシステム
バスへの出力データラッチ、24はシステムバスからの
入力データラッチ、25は論理和ゲート、26、27、
28はインバータ、29、30はセレクタである。
ッサに対する割込み要求信号、32はプロセッサバスの
アービトレーション信号、33はプロセッサバス制御信
号、34はプロセッサバス108の多重化されたアドレ
ス/データバス、35はコントロールレジスタ13内の
バーストI/Oアクセス指定ビット14の出力でバース
トI/Oアクセス指定信号、36はバーストI/Oアク
セス指定ビット14のクリアおよびタイマ15のリセッ
ト信号、37はバーストI/Oアクセス制御信号、38
はシステムバス109からの割込み要求信号、39はシ
ステムバス制御信号、40はシステムバス109の多重
化されたアドレス/データバス、41、42はライトま
たはリードアクセスアドレスが連続アドレスであること
を示すアドレスヒット信号、43はシステムバスからの
割込みによるバーストI/Oアクセスのキャンセル信
号、44はタイマ15のオーバフローによるバーストI
/Oアクセスのキャンセル信号、45は内部制御信号で
ある。
イト動作について説明する。通常のアクセス、すなわ
ち、コントロールレジスタ13内のバーストI/Oアク
セス指定ビット14の値が、”0”(初期値は0)の場
合、プロセッサ101〜103内のあるプロセッサがI
/Oライト動作を起動すると、バーストI/Oアクセス
指定信号35が偽になっているため、バーストI/Oア
クセス制御部21は作動せず、そのかわり単発I/Oア
クセス制御部20が働き、システムバスに対し、単発の
I/Oリード、ライトが起動される。一方、あるプロセ
ッサが連続するアドレスに対してI/Oリード、ライト
を行ない、かつバーストアクセスに変換させたい場合、
あらかじめコントロールレジスタ13内のバーストI/
Oアクセス指定ビット14の値を”1”にセットしてお
く。ここで、バスコンバータ100内のコントロールレ
ジスタ群12のアクセス方法は、プロセッサが出力した
アドレスおよびデータをアドレス/データバス34、入
力ラッチ8を介して取り入れ、そのアドレスがバスコン
バータ100内のコントロールレジスタ群12に割り付
けられたアドレスであった場合に、アクセスデータをコ
ントロールレジスタ群12の内部に取り込むという制御
を行う。
5が真になっているため、単発I/Oアクセス制御部2
0のかわりにバーストI/Oアクセス制御部21が作動
し、ライトの場合なら、I/Oライトバッファのアドレ
ス部4およびデータ部5に4回分のアクセスを溜め込ん
だのち、システムバス109に対し、バーストI/Oモ
ードでライトアクセスを起動することができる。
の条件により、バーストI/Oアクセスをキャンセルで
きるようにしてある。まず第一に、I/Oアクセスの間
隔が開き過ぎることによる性能低下を防ぐため、タイマ
15による監視を行なっている。タイマの設定値を超え
た場合、タイマ15のオーバフローによるバーストI/
Oアクセスのキャンセル信号44により、強制的にアク
セス指定ビット14をクリアして溜っていたアクセス要
求を単発I/Oアクセスとしてシステムバスに吐き出す
という制御を行なう。タイマ15のクリア等の条件を図
6のフローチャートに示す。
まず601の開始直後には、602のようにタイマは停
止状態である。603でバーストI/Oアクセス指定ビ
ット14がセットされたことを検出した場合、604で
タイマをカウントアップ状態にする。この直後、605
でタイマをクリアし606で、”0”からカウントアッ
プを開始させる。この後は、607のように常に割込み
またはタイムアウトが生じないかどうかを監視する。6
08では、後で説明する図4における一連の制御と同様
に、アクセスがあった場合、単発I/Oアクセスせずに
バッファに溜め込む。そして、そのアドレスが連続アド
レスか否かを判定しする。連続アドレスでない場合に
は、それまでに溜め込んだアクセスはすべて単発I/O
アクセスとして吐き出し、バーストI/Oアクセス指定
ビット14を自動的にクリアして通常状態に戻り、連続
アドレスの場合には、溜め込んだアクセス回数が4回に
達してから、609でバーストI/Oアクセスに変換
し、実行する。割込みまたはタイムアウトが生じた場
合、それまでに溜め込んだアクセスはすべて単発I/O
アクセスとして吐き出し、バーストI/Oアクセス指定
ビット14を自動的にクリアし、602に遷移して、バ
ーストI/Oアクセス指定ビット14がセットされる前
の通常状態に戻る。
で、なかなかデータが溜らずに逆に性能低下を招くこと
を防止することができる。
クセスのキャンセルである。システムバスから割込み要
求があった場合、できるだけ速く、割込み処理を行なわ
なければならない。そこで、システムバスからの割込み
によるバーストI/Oアクセスのキャンセル信号43に
より強制的にアクセス指定ビット14をクリアできるよ
うにして、溜っていたアクセス要求を単発I/Oアクセ
スとしてシステムバスに吐き出すという制御を行なわせ
る。3番目は、プロセススイッチなどによってアドレス
が不連続になる場合である。これに対しては、ライトま
たはリードアクセスアドレスが連続アドレスかどうかを
判定するコンパレータ10、11により常にアドレスを
監視しておき、アドレスが不連続となって時点で、強制
的にアクセス指定ビット14をクリアして、溜っていた
アクセス要求を単発I/Oアクセスとしてシステムバス
に吐き出すという制御を行なう。これらの一連の動作の
遷移図を図3に示す。同図において、、、、は
I/OライトバッファまたはI/Oリードバッファのア
ドレス部のFIFO(ファーストイン・ファーストアウ
ト)で、が最初に溜め込まれたもので、最初に吐き出
される。また、動作をフローチャートにしたものは図4
に示す。
まず401の開始直後に402でバーストI/Oアクセ
ス指定ビット14をセットする。この後は、403のよ
うに常に割込みまたはタイムアウトが生じないかどうか
を監視する。割込みまたはタイムアウトが生じた場合、
410に遷移して、それまでに溜め込んだアクセスはす
べて単発I/Oアクセスとして吐き出し、411でバー
ストI/Oアクセス指定ビット14を自動的にクリア
し、412で終了し通常状態に戻る。もし404で判定
し、アクセスがあった場合、単発I/Oアクセスせずに
405でバッファに溜め込む。そして、そのアドレスが
連続アドレスか否かを406で判定しする。連続アドレ
スでない場合には、410に遷移して、それまでに溜め
込んだアクセスはすべて単発I/Oアクセスとして吐き
出し、411でバーストI/Oアクセス指定ビット14
を自動的にクリアし、412で終了し通常状態に戻る。
連続アドレスの場合には、407で溜め込んだアクセス
回数が4回に満たなければ、403に遷移し、溜め込ん
だアクセス回数が4回に達すれば、408でバーストI
/Oアクセスに変換し、実行する。その後、プロセッサ
によりバーストI/Oアクセス指定ビット14がクリア
されたかどうかを409で判定し、クリアされていなけ
れば403に戻り、上記の一連の動作を繰り返す。プロ
セッサによりバーストI/Oアクセス指定ビット14が
クリアされていれば412で終了し通常状態に戻るとい
う制御を行う。
しては、バーストI/Oアクセス指定ビット14がある
プロセッサによりセットされた場合、プロセッサバスア
ービタ2は、そのプロセッサにバーストI/Oアクセス
を行なわせるために、タイムアウト、割込み、プロセス
スイッチによるミスヒットなどによって、自動的にバー
ストI/Oアクセス指定ビット14がクリアされるま
で、バーストI/Oアクセス指定ビット14をセットし
たプロセッサ以外にバスの使用権を渡さないという制御
を行なう。
ローチャートに示す。マルチプロセッサシステムにおい
てバーストアクセス変換モードを行う場合、まず501
の開始直後に502でバーストI/Oアクセス指定ビッ
ト14をセットする。この後は、マルチプロセッサバス
108上で、502でバーストI/Oアクセス指定ビッ
ト14をセットしたプロセッサにバス権を固定、すなわ
ち、バーストI/Oアクセス指定ビット14をセットし
たプロセッサ以外にバス権を与えないようにマルチプロ
セッサバス108のアービトレーション制御を変更す
る。504では、図4における一連の制御と同様に、ア
クセスがあった場合、単発I/Oアクセスせずにバッフ
ァに溜め込む。そして、そのアドレスが連続アドレスか
否かを判定しする。連続アドレスでない場合には、それ
までに溜め込んだアクセスはすべて単発I/Oアクセス
として吐き出し、バーストI/Oアクセス指定ビット1
4を自動的にクリアして通常状態に戻り、連続アドレス
の場合には、溜め込んだアクセス回数が4回に達してか
ら、506でバーストI/Oアクセスに変換し、実行す
る。この間、常に、505で割込みまたはタイムアウト
が生じないかどうかを監視する。割込みまたはタイムア
ウトが生じた場合、507に遷移して、それまでに溜め
込んだアクセスはすべて単発I/Oアクセスとして吐き
出し、バーストI/Oアクセス指定ビット14を自動的
にクリアし、502でバーストI/Oアクセス指定ビッ
ト14をセットしたプロセッサに固定していたバス権を
解放した後、508で終了し通常状態に戻る。
第2の実施例について説明する。本実施例は、図8に示
すように第1の実施例のメインメモリ104をメモリバ
ス112を介してバスコンバータ111に直結させ、プ
ロセッサのメインメモリアクセスおよびシステムバス上
にあるI/OからのDMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)転送の効率化を図った構成になっている。本出願人
は先にこのシステム構成を特願平2−144301号、
「情報処理装置用バスシステム」として出願した。
の詳細ブロック図で、52は4段分のメインメモリ(M
M)ライトバッファのアドレス部、53はメインメモリ
(MM)ライトバッファのデータ部、54は4段分のメ
インメモリ(MM)リードバッファのアドレス部、55
はメインメモリ(MM)リードバッファのデータ部、5
6はメモリバスからの入力データラッチ、57はメモリ
バスへの出力データラッチ、58はメモリバスアクセス
用アドレスラッチ、59はメインメモリ制御部、60は
DMAコントローラ、61、62、63、64はセレク
タ、65はDMA時のメインメモリ制御部制御信号、6
6はDMA時のシステムバス制御部制御信号、67はD
MA時のシステムバスのアドレス、68はDMA時のメ
モリバスのアドレス、69はメモリバス上のデータバ
ス、70はメモリバス制御信号、71はメモリバス上の
アドレスバスである。こちらも、メインメモリをバスコ
ンバータ111に直結させ、プロセッサのメインメモリ
アクセスおよびシステムバス上にあるI/OからのDM
A転送の効率化を図った構成になっている以外は第1の
実施例と全く同様の制御を行なう。
換モードでI/Oアクセスをバッファに溜め込んでいる
最中でも、プロセッサとメモリの間の転送、I/Oとメ
モリの間の転送が可能になり、第1の実施例よりもデー
タの処理効率がより向上するという効果がある。
でシステムバスに出ていくI/Oアクセスのうち、アド
レスが連続したアクセスに関して、データが溜ってから
システムバスに対してバースト転送の起動をかけること
を指定するビットを設けたことにより、ソフトウェアに
より選択的にバースト転送モードを用いることが可能と
しなり、単発のI/Oアクセスでは毎回出力していたア
ドレスサイクルを1度のブロック転送につき1回出力す
れば良くなるため、アクセスの高速化が図れることに加
え、同じ量のデータ転送をする場合のバス占有時間を短
くすることができ、バスの使用効率も向上する。これ
は、例えば、I/Oアクセスの間隔が非常に長い場合な
どに、単発のI/Oアクセスとしてシステムバスにアク
セスした方が逆に速いなどという処理効率の低下を防ぐ
という効果がある。更に、アービトレーションの回数も
減少し、アービトレーションのオーバヘッドによる性能
低下も防ぐことができ、バスの使用効率も向上するとい
う効果がある。また、マルチプロセッサシステムを構築
した場合、プロセッサバスのバスアービタに、データが
溜ってからシステムバスに対してバースト転送の起動を
かけることを指定するビットがセットされたとき、バー
スト転送の回数分のデータが溜るまでこのビットをセッ
トしたプロセッサのみに、プロセッサバスのバス権を与
えることで、プロセッサの切り替えによるモード変換の
効率低下を防ぐことができる。一方、プロセッサに対し
て割込み要求が生じた場合、自動的に通常のモードに戻
ることで、応答性のよい割込み処理ができるという効果
がある。また、アドレスが連続しなくなった場合、自動
的に本ビットをクリアし通常のモードに戻る手段を設け
ることで、プログラムのスイッチに対しても柔軟な対応
ができるという効果がある。
ブロック図。
タの動作フローチャート。
ャート。
ブロック図。
スタ、 14…バーストI/Oアクセス指定ビット、 15…タイマ、 16…割込み制御部、 17…システムバス制御ブロック、 18…システムバス信号制御部、 19…I/Oアクセス制御部、 20…単発I/Oアクセス制御部、 21…バーストI/Oアクセス制御部、 22…システムバスアクセス用アドレスラッチ、 23…システムバスへの出力データラッチ、 24…システムバスからの入力データラッチ、 25…論理和ゲート、 26、27、28…インバータ、 29、30…セレクタ、 31…プロセッサに対する割込み要求信号、 32…プロセッサバスのアービトレーション信号、 33…プロセッサバス制御信号、 34…プロセッサバスのアドレス/データバス、 35…バーストI/Oアクセス指定信号、 36…バーストI/Oアクセス指定ビットクリアおよび
タイマリセット信号、 37…バーストI/Oアクセス制御信号、 38…割込み要求信号、 39…システムバス制御信号、 40…システムバスのアドレス/データバス、 41、42…アドレスヒット信号、 43…バーストI/Oアクセスのキャンセル信号、 44…タイマによるバーストI/Oアクセスのキャンセ
ル信号、 45…内部制御信号。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも1つ以上のプロセッサが接続さ
れているプロセッサバスと、 入出力装置が接続され、アドレスとデータが多重化され
たマルチプレクスバスであるシステムバスと、 該プロセッサバスと該システムバスに接続されたバスコ
ンバータとを有し、該バスコンバータは前記入出力装置
に対するアクセス要求に対応するアクセスアドレスおよ
びデータを格納するバッファと、該バッファに格納され
ている前記アクセスアドレスが連続アドレスであるかど
うかを判定する手段と、前記アクセス要求についてバー
スト転送で前記システムバスにアクセスする手段と、前
記アクセスアドレスが前記バッファに格納されている時
間を検知する手段とを備え、 前記アクセス手段は、前記判定する手段が前記バッファ
に格納されている前記アクセスアドレスが連続アドレス
であることを判定した場合、前記システムバスにバース
ト転送でアクセスし、前記検知手段が前記アクセスアド
レスが前記バッファに格納されている時間が予め定めた
時間以上であることを検知した場合、前記アクセス要求
について単発アクセスで前記システムバスにアクセスす
ることを特徴とするバス制御システム。 - 【請求項2】前記バスインタフェースは前記プロセッサ
バスに接続されたコントロールレジスタを有し、 前記アクセスする手段は、該コントロールレジスタ内に
設けられたバーストI/Oアクセス指定ビットに応じ
て、前記アクセス要求についてバースト転送で前記シス
テムバスにアクセスすることを特徴とする請求項1記載
のバス制御システム。 - 【請求項3】前記アクセスする手段は、格納されている
前記アドレスとは不連続のアドレスを前記単発アクセス
要求として前記システムバスにアクセスすることを特徴
とする請求項1記載のバス制御システム。 - 【請求項4】前記判定する手段は、さらに前記データも
しくは前記アドレスが前記バッファに格納されている個
数を判定し、 前記アクセスする手段は、前記データもしくは前記アド
レスが前記バッファに予め定められた所定数格納され、
前記格納されている前記アドレスが連続アドレスの場合
に、バースト転送での前記システムバスへのアクセスを
実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか記
載のバス制御システム。 - 【請求項5】少なくとも1つ以上のプロセッサが接続さ
れているプロセッサバスと、入出力装置が接続されるシ
ステムバスと、前記プロセッサバスと前記システムバス
とに接続されるバスコンバータとを備えた情報処理シス
テムにおけるバス制御方法であって、 該システムバスは、アドレスとデータが多重化されたマ
ルチプレクスバスであり、 該プロセッサと該システムバスとに接続されたバッファ
に、少なくとも該入出力装置へのアクセス要求に対応す
るアクセスアドレス及びデータを格納し、 前記データもしくは前記アドレスが前記バッファに格納
されている時間を計測し、前記計測された時間が予め定
めた時間以下の場合であって、且つ、該アドレスが連続
アドレスである場合、前記アクセス要求についてバース
ト転送にて前記システムバスにアクセスし、 前記計測された時間が予め定めた時間以上の場合、前記
アクセス要求について単発転送にて前記システムバスに
アクセスすることを特徴とするバス制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16264591A JP3357920B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | バス制御方式及びそのシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16264591A JP3357920B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | バス制御方式及びそのシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512197A JPH0512197A (ja) | 1993-01-22 |
JP3357920B2 true JP3357920B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=15758562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16264591A Expired - Lifetime JP3357920B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | バス制御方式及びそのシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3357920B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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