JP3357432B2 - 足浴器の温度制御装置 - Google Patents
足浴器の温度制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は足浴器の温度制御装置に
係り、特に、温水の保温を目的とした電熱ヒータの温度
制御装置に関するものである。
係り、特に、温水の保温を目的とした電熱ヒータの温度
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】足浴器においては、足浴槽中の温水にシ
ーズヒータなど密封型の外装を施した電熱線発熱体を沈
める、所謂投げ込み式ヒータで保温するのが使用上都合
がよい。温水を所望の温度に保つ手段として従来は、上
記ヒータの電源を手動でオン・オフするか、又は電源と
ヒータとの間に直列に挿入した可変抵抗器を使用者が手
動で操作してヒータの発熱量を調節していた。
ーズヒータなど密封型の外装を施した電熱線発熱体を沈
める、所謂投げ込み式ヒータで保温するのが使用上都合
がよい。温水を所望の温度に保つ手段として従来は、上
記ヒータの電源を手動でオン・オフするか、又は電源と
ヒータとの間に直列に挿入した可変抵抗器を使用者が手
動で操作してヒータの発熱量を調節していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、水
温を測定するために別途温度計を備える必要があり、か
つ現在の水温が適温であるか否かを判断するには、使用
者が常時温度計を監視しなければならない。
温を測定するために別途温度計を備える必要があり、か
つ現在の水温が適温であるか否かを判断するには、使用
者が常時温度計を監視しなければならない。
【0004】また、ヒータの発熱量の調節が所謂“手加
減”であるから、水温の変動を適温の上下に小さい幅に
納めることは困難であり、水温が適温からずれて足浴の
効果が減殺されるという欠点があった。
減”であるから、水温の変動を適温の上下に小さい幅に
納めることは困難であり、水温が適温からずれて足浴の
効果が減殺されるという欠点があった。
【0005】更にまた、ヒータの調節を誤って使用者が
火傷を負ったり、不注意による空炊きでヒータを損傷し
たり、火災が発生する危険性があるなどの問題があっ
た。
火傷を負ったり、不注意による空炊きでヒータを損傷し
たり、火災が発生する危険性があるなどの問題があっ
た。
【0006】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、水温を自動的に調節して正確な温度に保温し、取
扱が容易で安全な足浴器の温度制御装置を提供すること
を目的としている。
鑑み、水温を自動的に調節して正確な温度に保温し、取
扱が容易で安全な足浴器の温度制御装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明により成された足浴器の温度制御装置は、図1
の基本構成図に示すように、水中に置かれて水を加熱す
るための投げ込み式密封形ヒータ20、該ヒータから間
隔を置いて取り巻くように前記ヒータに取り付けられ、
ヒータ表面に身体が接近しないように防御するヒータカ
バー、該ヒータカバーに取り付けられた水温検出端31
及び前記ヒータに取り付けられたヒータ温度検出端32
が一体となって構成されたヒータユニット10と、該ヒ
ータユニット10中の前記ヒータ20の電流を制御する
ことにより水の温度を調節する温度調節器40と、前記
ヒータユニット10及び温度調節器40を相互に接続し
て前記温度調節器40から前記ヒータ10への電流供給
を行う電力線22と前記検出端31,32から前記温度
調節器40への温度検知信号を伝送する信号線33とか
らなるケーブルとを備える。
に本発明により成された足浴器の温度制御装置は、図1
の基本構成図に示すように、水中に置かれて水を加熱す
るための投げ込み式密封形ヒータ20、該ヒータから間
隔を置いて取り巻くように前記ヒータに取り付けられ、
ヒータ表面に身体が接近しないように防御するヒータカ
バー、該ヒータカバーに取り付けられた水温検出端31
及び前記ヒータに取り付けられたヒータ温度検出端32
が一体となって構成されたヒータユニット10と、該ヒ
ータユニット10中の前記ヒータ20の電流を制御する
ことにより水の温度を調節する温度調節器40と、前記
ヒータユニット10及び温度調節器40を相互に接続し
て前記温度調節器40から前記ヒータ10への電流供給
を行う電力線22と前記検出端31,32から前記温度
調節器40への温度検知信号を伝送する信号線33とか
らなるケーブルとを備える。
【0008】前記温度調節器40は、水温調節の上下限
温度を設定するための複数の上下限界値の組およびヒー
タに接近した身体に害を及ぼさないヒータ温度の許容上
限値を格納している温度値記憶手段101と、該上下限
界値の組の中から使用者が所望の設定温度を選定する選
択手段61と、該選定した設定値を格納するための設定
値記憶手段102と、前記選定された設定温度を表示す
る設定表示手段LST1〜LST3と、前記水温検出端
31が検知した水温信号及びヒータ温度検出端32が検
知したヒータ温度信号をそれぞれ前記設定温度及びヒー
タ温度の許容上限と比較し、該比較結果によって、水温
を前記設定温度の範囲内に保持しかつヒータ温度が前記
ヒータ温度の許容上限を越えないように、前記ヒータ2
0の電流を操作する操作信号を出力する論理処理手段1
00aと、前記ヒータに電流を供給するための電源回路
110と、前記論理処理手段100aからの操作信号に
従いヒータ電流を制御するための電流制御回路120と
を有することを特徴としている。
温度を設定するための複数の上下限界値の組およびヒー
タに接近した身体に害を及ぼさないヒータ温度の許容上
限値を格納している温度値記憶手段101と、該上下限
界値の組の中から使用者が所望の設定温度を選定する選
択手段61と、該選定した設定値を格納するための設定
値記憶手段102と、前記選定された設定温度を表示す
る設定表示手段LST1〜LST3と、前記水温検出端
31が検知した水温信号及びヒータ温度検出端32が検
知したヒータ温度信号をそれぞれ前記設定温度及びヒー
タ温度の許容上限と比較し、該比較結果によって、水温
を前記設定温度の範囲内に保持しかつヒータ温度が前記
ヒータ温度の許容上限を越えないように、前記ヒータ2
0の電流を操作する操作信号を出力する論理処理手段1
00aと、前記ヒータに電流を供給するための電源回路
110と、前記論理処理手段100aからの操作信号に
従いヒータ電流を制御するための電流制御回路120と
を有することを特徴としている。
【0009】前記温度調節器40はまた、現在の水温が
前記設定温度範囲を基準にして何れの領域にあるかを表
示する水温温度手段63と、現在のヒータ温度を表示す
るヒータ温度表示手段64aと、前記水温検出端31と
ヒータ温度検出端32とが正常な状態であることを検査
する検出端検査手段100bと、前記ヒータ温度が安全
な領域にあることを検査するヒータ温度検査手段100
cと、該検査結果が異常であるときはエラーメッセージ
を表示しかつ警告音を発するエラーメッセージ表示手段
64b及び警告音発生手段130とを有することを特徴
としている。
前記設定温度範囲を基準にして何れの領域にあるかを表
示する水温温度手段63と、現在のヒータ温度を表示す
るヒータ温度表示手段64aと、前記水温検出端31と
ヒータ温度検出端32とが正常な状態であることを検査
する検出端検査手段100bと、前記ヒータ温度が安全
な領域にあることを検査するヒータ温度検査手段100
cと、該検査結果が異常であるときはエラーメッセージ
を表示しかつ警告音を発するエラーメッセージ表示手段
64b及び警告音発生手段130とを有することを特徴
としている。
【0010】
【作用】上記構成により、水中に置かれて水を加熱する
ための投げ込み式密封形ヒータ20に、これから間隔を
置いて取り巻くように取り付けられたヒータカバーが、
ヒータ表面に身体が接近しないように防御しており、ま
たヒータカバーには水温検出端31が、ヒータにはヒー
タ温度検出端32がそれぞれ付けられ、ヒータユニット
10として一体に構成されている。そして、論理処理手
段100aが、検出端31,32で検出した温度と設定
値記憶手段102に設定した限界温度とを比較し、その
結果に基づいて発生される操作信号により電流制御手段
120がヒータ電流を自動的に適切に制御する。水温の
上下限温度を設定する際には、温度値記憶手段101に
予め格納されている複数の限界値の中から、選択手段6
1により使用者が所望の設定温度を選定するので、取扱
が簡単であり適切な上下限温度を設定するのに特別な知
識が不要である。
ための投げ込み式密封形ヒータ20に、これから間隔を
置いて取り巻くように取り付けられたヒータカバーが、
ヒータ表面に身体が接近しないように防御しており、ま
たヒータカバーには水温検出端31が、ヒータにはヒー
タ温度検出端32がそれぞれ付けられ、ヒータユニット
10として一体に構成されている。そして、論理処理手
段100aが、検出端31,32で検出した温度と設定
値記憶手段102に設定した限界温度とを比較し、その
結果に基づいて発生される操作信号により電流制御手段
120がヒータ電流を自動的に適切に制御する。水温の
上下限温度を設定する際には、温度値記憶手段101に
予め格納されている複数の限界値の中から、選択手段6
1により使用者が所望の設定温度を選定するので、取扱
が簡単であり適切な上下限温度を設定するのに特別な知
識が不要である。
【0011】特に、水温を上記設定温度の範囲内に保持
するためのヒータ電流の制御において、論理処理手段1
00aは水温と設定温度との比較だけでなくヒータの温
度も参照して判断するから、ヒータ表面に身体が接近し
ないようにヒータカバーで防御するだけでなく、保温中
にヒータ温度が過度に上昇して使用者が火傷を負う危険
も避けられ、逆に水温が設定温度より低い場合には、ヒ
ータの許容上限温度に達するまでは連続的にヒータ電流
を流すことにより最短時間で効率的に加温することが出
来る。
するためのヒータ電流の制御において、論理処理手段1
00aは水温と設定温度との比較だけでなくヒータの温
度も参照して判断するから、ヒータ表面に身体が接近し
ないようにヒータカバーで防御するだけでなく、保温中
にヒータ温度が過度に上昇して使用者が火傷を負う危険
も避けられ、逆に水温が設定温度より低い場合には、ヒ
ータの許容上限温度に達するまでは連続的にヒータ電流
を流すことにより最短時間で効率的に加温することが出
来る。
【0012】検査手段100b,100cが水温とヒー
タ温度とを常時監視して装置の動作状態を表示し、動作
が異常であるときは警告音を発しかつエラーメッセージ
を表示して使用者に取るべき処置を報知する。また正常
な動作状態であっても、必要に応じて警告音を警告音発
生手段130により発しかつメッセージをエラーメッセ
ージ表示手段64bにより表示して使用者に取るべき処
置を報知する。
タ温度とを常時監視して装置の動作状態を表示し、動作
が異常であるときは警告音を発しかつエラーメッセージ
を表示して使用者に取るべき処置を報知する。また正常
な動作状態であっても、必要に応じて警告音を警告音発
生手段130により発しかつメッセージをエラーメッセ
ージ表示手段64bにより表示して使用者に取るべき処
置を報知する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明による温度制御装置の構成を示し、
同図において、20はヒータであり、これは密封型の外
装を施した電熱線発熱体であるシーズヒータからなり、
ヒータコード22が水密構造に取り付けられ、コネクタ
23によってコントロールボックス40に接続されて電
流を供給され、足浴槽の温水中に沈められて投げ込み式
ヒータとして動作する。
する。図2は本発明による温度制御装置の構成を示し、
同図において、20はヒータであり、これは密封型の外
装を施した電熱線発熱体であるシーズヒータからなり、
ヒータコード22が水密構造に取り付けられ、コネクタ
23によってコントロールボックス40に接続されて電
流を供給され、足浴槽の温水中に沈められて投げ込み式
ヒータとして動作する。
【0014】ヒータ20から適宜な間隔を置いてこれを
取り巻いてヒータカバー21がヒータ20に取り付けら
れてあり、動作中のヒータ20の高温になった表面又は
その近辺の高温水に使用者の身体が接近しないように防
護する。
取り巻いてヒータカバー21がヒータ20に取り付けら
れてあり、動作中のヒータ20の高温になった表面又は
その近辺の高温水に使用者の身体が接近しないように防
護する。
【0015】感温素子31、感温素子32は何れも密封
型の外装を施こされたサーミスタ素子で、それぞれサー
ミスタコード33が水密構造に取り付けられ、コネクタ
34によってコントロールボックス(温度調節器)40
に接続されて温度情報を伝送する。
型の外装を施こされたサーミスタ素子で、それぞれサー
ミスタコード33が水密構造に取り付けられ、コネクタ
34によってコントロールボックス(温度調節器)40
に接続されて温度情報を伝送する。
【0016】感温素子32はヒータ20に直接取り付け
られてヒータ温度検出端として作用し、感温素子31は
ヒータカバー21に取り付けられてヒータ20から離れ
た位置の水温検出端として作用する。
られてヒータ温度検出端として作用し、感温素子31は
ヒータカバー21に取り付けられてヒータ20から離れ
た位置の水温検出端として作用する。
【0017】ヒータ20、ヒータカバー21、感温素子
31、感温素子32は一体となってヒータユニット10
を構成する。
31、感温素子32は一体となってヒータユニット10
を構成する。
【0018】コントロールボックス40のハウジング4
1にはヒータ用レセプタクル42、サーミスタ用レセプ
タクル43が設けられ、それぞれコネクタ23、コネク
タ34を受承し、また電源用コード44およびその先端
のプラグ45により商用電源が接続される。
1にはヒータ用レセプタクル42、サーミスタ用レセプ
タクル43が設けられ、それぞれコネクタ23、コネク
タ34を受承し、また電源用コード44およびその先端
のプラグ45により商用電源が接続される。
【0019】ハウジング41の前面には操作パネル60
があり、操作パネル60の表面には選択スイッチ61、
温度設定表示灯LST1,LST2,LST3、ヒータ
表示灯63および温度表示部64が配置されている。本
実施例においては、選択スイッチ61は押しボタンスイ
ッチからなり選択手段を構成し、温度設定表示灯LST
1,LST2,LST3等は発光ダイオードからなり設
定表示手段を構成し、ヒータ表示灯63は発光ダイオー
ドからなり水温表示手段に対応し、温度表示部64は液
晶表示器からなり通常はヒータ温度表示手段64aとし
て作動しているが、装置または動作状態に異常が発生し
たときは監視警報のためのエラーメッセージ表示手段6
4bとして作動する。
があり、操作パネル60の表面には選択スイッチ61、
温度設定表示灯LST1,LST2,LST3、ヒータ
表示灯63および温度表示部64が配置されている。本
実施例においては、選択スイッチ61は押しボタンスイ
ッチからなり選択手段を構成し、温度設定表示灯LST
1,LST2,LST3等は発光ダイオードからなり設
定表示手段を構成し、ヒータ表示灯63は発光ダイオー
ドからなり水温表示手段に対応し、温度表示部64は液
晶表示器からなり通常はヒータ温度表示手段64aとし
て作動しているが、装置または動作状態に異常が発生し
たときは監視警報のためのエラーメッセージ表示手段6
4bとして作動する。
【0020】図3は本発明による足浴器の温度制御装置
の電気回路構成を示し、同図において、100はプログ
ラムや各種の定数を格納したROM101と各種のワー
クエリアを形成するRAM102とを内蔵したマイクロ
コンピュータ(CPU)、110は電源回路、120は
CPU100からの操作信号によってヒータ20への電
流を制御する電流制御回路、130は警報音を発生する
ブザーであり、これらハウジング41内に収容され図2
に示されていないが、これら以外は図2について上述し
たものであり、同等の部分には同一の符号を付してあ
る。図3から明らかなように、上記ヒータ用レセプタク
ル42、サーミスタ用レセプタクル43及び前記操作パ
ネル60の表面に配置されている各部品がCPU100
の入出力部となっている。
の電気回路構成を示し、同図において、100はプログ
ラムや各種の定数を格納したROM101と各種のワー
クエリアを形成するRAM102とを内蔵したマイクロ
コンピュータ(CPU)、110は電源回路、120は
CPU100からの操作信号によってヒータ20への電
流を制御する電流制御回路、130は警報音を発生する
ブザーであり、これらハウジング41内に収容され図2
に示されていないが、これら以外は図2について上述し
たものであり、同等の部分には同一の符号を付してあ
る。図3から明らかなように、上記ヒータ用レセプタク
ル42、サーミスタ用レセプタクル43及び前記操作パ
ネル60の表面に配置されている各部品がCPU100
の入出力部となっている。
【0021】図4は上記CPU100が予め定めたプロ
グラムに従って行う処理を示すフローチャートであり、
このフローチャートを参照して本実施例の温度調節器の
動作を説明する。
グラムに従って行う処理を示すフローチャートであり、
このフローチャートを参照して本実施例の温度調節器の
動作を説明する。
【0022】CPU100は、電源用コード44のプラ
グ45を交流電源に接続すると、動作を開始し、その最
初のステップS1において初期化処理を行い、続くステ
ップS2においてヒータ監視用感温素子32からの信号
を取り込みヒータ温度Thを検知し、これを温度表示部
64に表示させる。次にステップS3に進み、ここで図
5のフローチャートについて後述する処理により故障の
有無を判定する。
グ45を交流電源に接続すると、動作を開始し、その最
初のステップS1において初期化処理を行い、続くステ
ップS2においてヒータ監視用感温素子32からの信号
を取り込みヒータ温度Thを検知し、これを温度表示部
64に表示させる。次にステップS3に進み、ここで図
5のフローチャートについて後述する処理により故障の
有無を判定する。
【0023】ステップS3の判定が「有」の場合にはス
テップS4に進んでエラーメッセージを表示させ、次の
ステップS5においてヒータ電流をオフさせ、更に次の
ステップS6において警報音を連続的に発生させてから
処理を終了する。この処理終了により、最後の出力状態
を保持して動作を停止する。本実施例においては、処理
終了に達する直前の一連の実行命令でヒータの電流を遮
断し連続的な警報音を発し状況に応じたエラーメッセー
ジを温度表示部64に表示して使用者に処置を要求する
ように構成されているから、使用者は電源用プラグ45
を交流電源から抜き、しかるべき処置を行なった上で、
必要に応じ再び電源用プラグ45を交流電源に接続して
処理を再開させる。
テップS4に進んでエラーメッセージを表示させ、次の
ステップS5においてヒータ電流をオフさせ、更に次の
ステップS6において警報音を連続的に発生させてから
処理を終了する。この処理終了により、最後の出力状態
を保持して動作を停止する。本実施例においては、処理
終了に達する直前の一連の実行命令でヒータの電流を遮
断し連続的な警報音を発し状況に応じたエラーメッセー
ジを温度表示部64に表示して使用者に処置を要求する
ように構成されているから、使用者は電源用プラグ45
を交流電源から抜き、しかるべき処置を行なった上で、
必要に応じ再び電源用プラグ45を交流電源に接続して
処理を再開させる。
【0024】ステップS3の故障判定では、その最初の
ステップS3aにおいて水温測定用感温素子31の抵抗
RTwが水温測定用感温素子31の断線判定限界抵抗値
Rw 1 より大きいか否かを判定し、次のステップS3b
においてRTwが水温測定用感温素子31の短絡判定限
界抵抗値Rw2 より小さいか否かを判定する。ステップ
S3a又は3bの判定がYESのときにはステップS4
aに進んでエラーメッセージE2を温度表示部64に表
示させる。
ステップS3aにおいて水温測定用感温素子31の抵抗
RTwが水温測定用感温素子31の断線判定限界抵抗値
Rw 1 より大きいか否かを判定し、次のステップS3b
においてRTwが水温測定用感温素子31の短絡判定限
界抵抗値Rw2 より小さいか否かを判定する。ステップ
S3a又は3bの判定がYESのときにはステップS4
aに進んでエラーメッセージE2を温度表示部64に表
示させる。
【0025】上記ステップS3a及び3bの判定がいず
れもNOであるときには、ステップS3cに進んでヒー
タ監視用感温素子32の抵抗RThがヒータ監視用感温
素子32の断線判定限界抵抗値Rh1 大きいか否かを判
定し、次のステップS3dにおいてRThがヒータ監視
用感温素子32の短絡判定限界抵抗値Rh2 より小さい
か否かを判定する。ステップS3c又は3dの判定がY
ESのときにはステップS4bに進んでエラーメッセー
ジE3を温度表示部64に表示させる。なお、上記比較
用限界値Rw1 及びRw2 、Rh1 及びRh2 はそれぞ
れROMなどの不揮発性の記憶領域に格納されている。
れもNOであるときには、ステップS3cに進んでヒー
タ監視用感温素子32の抵抗RThがヒータ監視用感温
素子32の断線判定限界抵抗値Rh1 大きいか否かを判
定し、次のステップS3dにおいてRThがヒータ監視
用感温素子32の短絡判定限界抵抗値Rh2 より小さい
か否かを判定する。ステップS3c又は3dの判定がY
ESのときにはステップS4bに進んでエラーメッセー
ジE3を温度表示部64に表示させる。なお、上記比較
用限界値Rw1 及びRw2 、Rh1 及びRh2 はそれぞ
れROMなどの不揮発性の記憶領域に格納されている。
【0026】上記ステップS3の判定により故障が
「無」のときにはステップS7に進み、ここで後述する
ステップでセットされるタイマがタイムオーバとなった
か否かを判定する。このステップS7の判定の結果、タ
イムオーバになっていれば後述するステップS5に進ん
でヒータ電流を遮断し、連続的な警報音を発して一連の
処理を終了する。この警報音の発生により、使用者に所
定の時間例えば1時間が経過したことを報知する。
「無」のときにはステップS7に進み、ここで後述する
ステップでセットされるタイマがタイムオーバとなった
か否かを判定する。このステップS7の判定の結果、タ
イムオーバになっていれば後述するステップS5に進ん
でヒータ電流を遮断し、連続的な警報音を発して一連の
処理を終了する。この警報音の発生により、使用者に所
定の時間例えば1時間が経過したことを報知する。
【0027】次にステップS8に進み、ここで操作パネ
ル60の選択スイッチ61がオン操作されているか否か
を判定し、このステップS8の判定がのきには後述する
ステップS12に進む。また、ステップS8の判定がY
ESのときにはステップS9に進んで選択スイッチ61
が所定の時間、例えば3秒以上押し続けられているか否
か判定し、このステップS9の判定がYESのときには
ステップS10に進んでタイマを起動して計時を開始さ
せてから上記ステップS2に戻る。オン操作が3秒以内
でステップS9の判定がNOのときにはステップS11
に進んで図6のフローチャートについて後述する設定変
更処理を行う。
ル60の選択スイッチ61がオン操作されているか否か
を判定し、このステップS8の判定がのきには後述する
ステップS12に進む。また、ステップS8の判定がY
ESのときにはステップS9に進んで選択スイッチ61
が所定の時間、例えば3秒以上押し続けられているか否
か判定し、このステップS9の判定がYESのときには
ステップS10に進んでタイマを起動して計時を開始さ
せてから上記ステップS2に戻る。オン操作が3秒以内
でステップS9の判定がNOのときにはステップS11
に進んで図6のフローチャートについて後述する設定変
更処理を行う。
【0028】すなわち、図6の設定変更処理フローチャ
ートでは、その最初のステップS11aにおいて計数値
が0,1,2を循環する温度設定のステイタスカウンタ
STが2未満であるか否かを判定する。このステップS
11aの判定がNOのときにはステップS11bに進ん
でSTを0にしてからステップS11cに進み、ステッ
プS11aの判定がYESのときにはステップS11d
に進んでインクリメントしてからステップS11cに進
む。ステップS11cにおいては全ての温度設定表示灯
LSTを消灯させてからステップS11eに進む。
ートでは、その最初のステップS11aにおいて計数値
が0,1,2を循環する温度設定のステイタスカウンタ
STが2未満であるか否かを判定する。このステップS
11aの判定がNOのときにはステップS11bに進ん
でSTを0にしてからステップS11cに進み、ステッ
プS11aの判定がYESのときにはステップS11d
に進んでインクリメントしてからステップS11cに進
む。ステップS11cにおいては全ての温度設定表示灯
LSTを消灯させてからステップS11eに進む。
【0029】上記ステップS11eにおいてはステイタ
スカウンタSTが2であるか否かを判定し、このステッ
プS11eがYESのときにはステップS11fに進ん
で設定温度上限レジスタLwhにLw1 を、LwlにL
w2 をそれぞれ格納し、それからステップS11gに進
んで温度設定表示灯LST3を点灯させてから上記ステ
ップS2に戻る。ステップS11eの判定がNOのとき
にはステップS11hに進んでステイタスカウンタST
が1であるか否かを判定し、このステップS11eがY
ESのときにはステップS11iに進んで設定温度上限
レジスタLwhにLw2 を、LwlにLw3 をそれぞれ
格納し、それからステップS11jに進んで温度設定表
示灯LST2を点灯させてから上記ステップS2に戻
る。ステップS11hの判定がNOのときにはステップ
S11kに進んで設定温度上限レジスタLwhにLw3
を、LwlにLw4 をそれぞれ格納し、それからステッ
プS11mに進んで温度設定表示灯LST1を点灯させ
てから上記ステップS2に戻る。
スカウンタSTが2であるか否かを判定し、このステッ
プS11eがYESのときにはステップS11fに進ん
で設定温度上限レジスタLwhにLw1 を、LwlにL
w2 をそれぞれ格納し、それからステップS11gに進
んで温度設定表示灯LST3を点灯させてから上記ステ
ップS2に戻る。ステップS11eの判定がNOのとき
にはステップS11hに進んでステイタスカウンタST
が1であるか否かを判定し、このステップS11eがY
ESのときにはステップS11iに進んで設定温度上限
レジスタLwhにLw2 を、LwlにLw3 をそれぞれ
格納し、それからステップS11jに進んで温度設定表
示灯LST2を点灯させてから上記ステップS2に戻
る。ステップS11hの判定がNOのときにはステップ
S11kに進んで設定温度上限レジスタLwhにLw3
を、LwlにLw4 をそれぞれ格納し、それからステッ
プS11mに進んで温度設定表示灯LST1を点灯させ
てから上記ステップS2に戻る。
【0030】以上のステップS11e〜S11mの処
理、ステイタスカウンタSTの値に応じて設定温度上限
レジスタLwh及び設定温度下限レジスタLwlにそれ
ぞれ下記の限界値を格納し、また対応する温度設定表示
灯LST1,LST2,LST3の何れかを点灯して現
在設定されている温度範囲を表示する。
理、ステイタスカウンタSTの値に応じて設定温度上限
レジスタLwh及び設定温度下限レジスタLwlにそれ
ぞれ下記の限界値を格納し、また対応する温度設定表示
灯LST1,LST2,LST3の何れかを点灯して現
在設定されている温度範囲を表示する。
【0031】
【表1】 ST= Lwh= Lwl= 温度設定表示灯 0 Lw3 Lw4 LST1 1 Lw2 Lw3 LST2 2 Lw1 Lw2 LST3
【0032】上記限界値は例えば下記の温度データがR
OMなどの不揮発性の記憶領域にそれぞれ格納されてい
る。
OMなどの不揮発性の記憶領域にそれぞれ格納されてい
る。
【0033】
【表2】Lw1 … 46 Lw2 … 43 Lw3 … 40 Lw4 … 36
【0034】この場合、温度設定表示灯が表示する設定
温度の上下限は、次の3段階になり使用者が選択スイッ
チ61を押す度に逐次段階が選択される。
温度の上下限は、次の3段階になり使用者が選択スイッ
チ61を押す度に逐次段階が選択される。
【0035】
【表3】 温度設定表示灯 設定温度の上限 設定温度の下限 LST1 40℃ 36℃ LST2 43℃ 40℃ LST3 46℃ 43℃
【0036】なお、ステイタスカウンタST、設定温度
上限レジスタLwh及び設定温度下限レジスタLwlは
バッテリーバックアップされたRAM中のワークエリア
に形成され、ここで設定された温度範囲は制御装置の電
源が断たれても保存されるから、再度電源が投入される
と以前の設定状態に復帰する。
上限レジスタLwh及び設定温度下限レジスタLwlは
バッテリーバックアップされたRAM中のワークエリア
に形成され、ここで設定された温度範囲は制御装置の電
源が断たれても保存されるから、再度電源が投入される
と以前の設定状態に復帰する。
【0037】再び図4のフローチャートの説明に戻る
と、ステップS12においてはヒータ監視用感温素子3
2で検出されたヒータの温度Thをヒータ安全上限温度
Lh1と比較し、ThがLh1 以上であるか否かを判定
する。ヒータ安全上限温度Lh 1 は例えば95℃であ
り、ROMなどの不揮発性の記憶領域に格納されてい
る。ヒータ20が液面から露出したり、または長時間液
が撹拌されないなどの理由で、ヒータ20自体の温度が
過度に上昇した場合、ステップS12の判定がYESに
なってステップS13に進む。ステップS13において
はエラーメッセージE1を温度表示部64に表示させ、
続くステップS14においてヒータ20の電流を遮断
し、更にその後のステップS15において連続的な警報
音を発させて処理を終了する。以上により、使用者に温
水の補充または撹拌等適宜な処置をすべきことを報知す
る。
と、ステップS12においてはヒータ監視用感温素子3
2で検出されたヒータの温度Thをヒータ安全上限温度
Lh1と比較し、ThがLh1 以上であるか否かを判定
する。ヒータ安全上限温度Lh 1 は例えば95℃であ
り、ROMなどの不揮発性の記憶領域に格納されてい
る。ヒータ20が液面から露出したり、または長時間液
が撹拌されないなどの理由で、ヒータ20自体の温度が
過度に上昇した場合、ステップS12の判定がYESに
なってステップS13に進む。ステップS13において
はエラーメッセージE1を温度表示部64に表示させ、
続くステップS14においてヒータ20の電流を遮断
し、更にその後のステップS15において連続的な警報
音を発させて処理を終了する。以上により、使用者に温
水の補充または撹拌等適宜な処置をすべきことを報知す
る。
【0038】上記ステップS12の判定がNOのときに
はステップS16に進んで水温測定用感温素子31で検
出された水温Twを前述設定温度下限レジスタLwlの
内容と比較し、TwがLwl未満であるか(Tw<Lw
lであるか)否かを判定し、ステップS16の判定がY
ESのときにはステップS17に進んでヒータ20に電
流を流す加熱処理を行い、続くステップS18において
ヒータ表示灯63を点滅させてから上記ステップS2に
戻る。ステップS16の判定がNOのときにはステップ
S19に進んで水温Twを設定温度下限レジスタLwh
の内容と比較し、TwがLwh以上であるか(Tw≧L
whであるか)否かを判定し、このステップS19の判
定がYESのときにはステップS20に進んで適温報知
処理を行ってから上記ステップS2に戻る。
はステップS16に進んで水温測定用感温素子31で検
出された水温Twを前述設定温度下限レジスタLwlの
内容と比較し、TwがLwl未満であるか(Tw<Lw
lであるか)否かを判定し、ステップS16の判定がY
ESのときにはステップS17に進んでヒータ20に電
流を流す加熱処理を行い、続くステップS18において
ヒータ表示灯63を点滅させてから上記ステップS2に
戻る。ステップS16の判定がNOのときにはステップ
S19に進んで水温Twを設定温度下限レジスタLwh
の内容と比較し、TwがLwh以上であるか(Tw≧L
whであるか)否かを判定し、このステップS19の判
定がYESのときにはステップS20に進んで適温報知
処理を行ってから上記ステップS2に戻る。
【0039】上記ステップS19の判定がNOのとき、
すなわち、水温Twが設定範囲以内、すなわち、Lwl
≦Tw<Lwhならは保温処理のためにステップS21
に進み、ここでヒータの温度ThがLh2 以上であるか
(Th≧Lh2 であるか)否かを判定し、このステップ
S21の判定がYESのとき、すなわち、ヒータ動作上
限温度以上であるときにはステップS22に進んでヒー
タ20への通電を遮断し、続くステップS23でヒータ
表示灯63を消灯させてから上記ステップS2に戻る。
すなわち、水温Twが設定範囲以内、すなわち、Lwl
≦Tw<Lwhならは保温処理のためにステップS21
に進み、ここでヒータの温度ThがLh2 以上であるか
(Th≧Lh2 であるか)否かを判定し、このステップ
S21の判定がYESのとき、すなわち、ヒータ動作上
限温度以上であるときにはステップS22に進んでヒー
タ20への通電を遮断し、続くステップS23でヒータ
表示灯63を消灯させてから上記ステップS2に戻る。
【0040】上記ステップS21の判定がNOのときに
は、ステップS24に進んでヒータ20の電流をオン
し、次のステップS25でヒータ表示灯63を点灯させ
てから上記ステップS2に戻る。
は、ステップS24に進んでヒータ20の電流をオン
し、次のステップS25でヒータ表示灯63を点灯させ
てから上記ステップS2に戻る。
【0041】要するに、加温処理においては、ヒータ2
0に通電して連続的に温水を加熱する動作を行なう。ま
たヒータ表示灯63をウインクさせ使用者に水温が適温
より低いので加熱中であることを報知する。適温報知処
理においては、ヒータ電流を遮断し、所定時間例えば5
秒間警報音を発して使用者に水温が適温に達したことを
報知する。保温処理においては、ヒータ監視用感温素子
32で検出されたヒータの温度Thを保温中のヒータ温
度上限Lh2 と比較し、Lh2 ≦Thならヒータ電流を
遮断し、ヒータ表示灯63を消灯し、Th<Lh2 なら
ヒータに通電し、ヒータ表示灯63を点灯し、何れの場
合も動作を終ればステップS2に戻り上述のステップを
繰り返し実行する。なお保温中のヒータ温度上限Lh2
は例えば75℃でありROMなどの不揮発性の記憶領域
に格納されている。
0に通電して連続的に温水を加熱する動作を行なう。ま
たヒータ表示灯63をウインクさせ使用者に水温が適温
より低いので加熱中であることを報知する。適温報知処
理においては、ヒータ電流を遮断し、所定時間例えば5
秒間警報音を発して使用者に水温が適温に達したことを
報知する。保温処理においては、ヒータ監視用感温素子
32で検出されたヒータの温度Thを保温中のヒータ温
度上限Lh2 と比較し、Lh2 ≦Thならヒータ電流を
遮断し、ヒータ表示灯63を消灯し、Th<Lh2 なら
ヒータに通電し、ヒータ表示灯63を点灯し、何れの場
合も動作を終ればステップS2に戻り上述のステップを
繰り返し実行する。なお保温中のヒータ温度上限Lh2
は例えば75℃でありROMなどの不揮発性の記憶領域
に格納されている。
【0042】上記のように保温処理中には水温TwがL
wl≦Tw<Lwhで、このときヒータ表示灯63が点
滅を繰り返して使用者に水温が設定された水温の範囲に
保たれていることを報知する。また保温処理中のヒータ
ー温度は上限値75℃を越えることが無く使用者が火傷
を負うなどの危険が防止される。
wl≦Tw<Lwhで、このときヒータ表示灯63が点
滅を繰り返して使用者に水温が設定された水温の範囲に
保たれていることを報知する。また保温処理中のヒータ
ー温度は上限値75℃を越えることが無く使用者が火傷
を負うなどの危険が防止される。
【0043】なお、上述の実施例では、ヒータ20とし
て電熱線発熱体であるシーズヒータを使用した例を示し
たが、これは密閉型ヒータであれば何でもよく、例えば
セラミックスヒータ、パネルヒータ等も適用することが
できる。
て電熱線発熱体であるシーズヒータを使用した例を示し
たが、これは密閉型ヒータであれば何でもよく、例えば
セラミックスヒータ、パネルヒータ等も適用することが
できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、検
出した温度と設定した限界温度とを比較し、その結果に
基づいてヒーター電流を自動的に操作するが、その際水
温と設定温度との比較だけでなくヒーターの温度も参照
して判断するから、ヒータ表面に身体が接近しないよう
にヒータカバーで防御するだけでなく、保温中にヒータ
ー温度が過度に上昇して使用者が火傷を負う危険も避け
られ、逆に水温が設定温度より低い場合には、ヒーター
の許容上限温度に達するまでは連続的にヒーター電流を
流すことにより最短時間で加温することが出来る。よっ
て、水温を自動的に調節して正確な温度に保温し、取扱
が容易で、安全かつ効率的な加温を行える足浴器の温度
制御装置が得られる。
出した温度と設定した限界温度とを比較し、その結果に
基づいてヒーター電流を自動的に操作するが、その際水
温と設定温度との比較だけでなくヒーターの温度も参照
して判断するから、ヒータ表面に身体が接近しないよう
にヒータカバーで防御するだけでなく、保温中にヒータ
ー温度が過度に上昇して使用者が火傷を負う危険も避け
られ、逆に水温が設定温度より低い場合には、ヒーター
の許容上限温度に達するまでは連続的にヒーター電流を
流すことにより最短時間で加温することが出来る。よっ
て、水温を自動的に調節して正確な温度に保温し、取扱
が容易で、安全かつ効率的な加温を行える足浴器の温度
制御装置が得られる。
【0045】水温の上下限温度を設定する際には、予め
装置に記憶されている標準の限界値のメニューの中か
ら、使用者が所望の設定温度を選定するので、取扱が簡
単であり適切な上下限温度を設定するのに特別な知識が
不要である。
装置に記憶されている標準の限界値のメニューの中か
ら、使用者が所望の設定温度を選定するので、取扱が簡
単であり適切な上下限温度を設定するのに特別な知識が
不要である。
【0046】水温とヒーター温度とを常時監視して装置
の動作状態を表示し、動作が異常であるときは警告音を
発しかつエラーメッセージを表示して使用者に取るべき
処置を報知する。また正常な動作状態であっても、必要
に応じて警告音を発しかつメッセージを表示して使用者
に取るべき処置を報知する。従って使用者が常時温度そ
の他を監視する必要がない。
の動作状態を表示し、動作が異常であるときは警告音を
発しかつエラーメッセージを表示して使用者に取るべき
処置を報知する。また正常な動作状態であっても、必要
に応じて警告音を発しかつメッセージを表示して使用者
に取るべき処置を報知する。従って使用者が常時温度そ
の他を監視する必要がない。
【図1】本発明により温度制御装置の基本的な構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】本発明の温度制御装置の一実施例を示す概略構
成図である。
成図である。
【図3】本発明により温度制御装置の回路構成を示す図
である。
である。
【図4】図3中のCPUが行う処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図5】図4中の一部分の詳細を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図6】図4中の他の一部分の詳細を示すフローチャー
トである。
トである。
【符号の説明】 10 ヒータユニット 20 密封形ヒータ 22 電力線 31 水温測定用感温素子(水温検出
端) 32 ヒータ監視用感温素子(ヒータ温
度検出端) 33 信号線 40 コントロールボックス(温度調節
器) 61 選択スイッチ(選択手段) 63 ヒータ表示灯(水温温度手段) 64a 温度表示部(ヒータ温度表示手
段) 64b 温度表示部(エラーメッセージ表
示手段) 100a CPU(論理処理手段) 100b CPU(検出端検査手段) 100c CPU(ヒータ温度検査手段) 101 ROM(温度値記憶手段) 102 RAM(設定値記憶手段) 110 電源回路 120 電流制御回路 130 ブザー(警告音発生手段) LST1〜LST3 表示灯(設定表示手段)
端) 32 ヒータ監視用感温素子(ヒータ温
度検出端) 33 信号線 40 コントロールボックス(温度調節
器) 61 選択スイッチ(選択手段) 63 ヒータ表示灯(水温温度手段) 64a 温度表示部(ヒータ温度表示手
段) 64b 温度表示部(エラーメッセージ表
示手段) 100a CPU(論理処理手段) 100b CPU(検出端検査手段) 100c CPU(ヒータ温度検査手段) 101 ROM(温度値記憶手段) 102 RAM(設定値記憶手段) 110 電源回路 120 電流制御回路 130 ブザー(警告音発生手段) LST1〜LST3 表示灯(設定表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 35/00
Claims (2)
- 【請求項1】 水中に置かれて水を加熱するための投げ
込み式密封形ヒータ、該ヒータから間隔を置いて取り巻
くように前記ヒータに取り付けられ、ヒータ表面に身体
が接近しないように防御するヒータカバー、該ヒータカ
バーに取り付けられた水温検出端及び前記ヒータに取り
付けられたヒータ温度検出端が一体となって構成された
ヒータユニットと、 該ヒータユニット中の前記ヒータの電流を制御すること
により水の温度を調節する温度調節器と、 前記ヒータユニット及び温度調節器を相互に接続して前
記温度調節器から前記ヒータへの電流供給を行う電力線
と前記検出端から前記温度調節器への温度検知信号を伝
送する信号線とからなるケーブルとを備え、 前記温度調節器は、水温調節の上下限温度を設定するた
めの複数の上下限界値の組およびヒータに接近した身体
に害を及ぼさないヒータ温度の許容上限値を格納してい
る温度値記憶手段と、 該上下限界値の組の中から使用者が所望の設定温度を選
定する選択手段と、 該選定した設定値を格納するための設定値記憶手段と、 前記選定された設定温度を表示する設定表示手段と、 前記水温検出端が検知した水温信号及びヒータ温度検出
端が検知したヒータ温度信号をそれぞれ前記設定温度及
びヒータ温度の許容上限と比較し、該比較結果によっ
て、水温を前記設定温度の範囲内に保持しかつヒータ温
度が前記ヒータ温度の許容上限を越えないように、前記
ヒータの電流を操作する操作信号を出力する論理処理手
段と、 前記ヒータに電流を供給するための電源回路と、 前記論理処理手段からの操作信号に従いヒータ電流を制
御するための電流制御回路とを有することを特徴とする
足浴器の温度制御装置。 - 【請求項2】 前記温度調節器は、 現在の水温が前記設定温度範囲を基準にして何れの領域
にあるかを表示する水温表示手段と、 現在のヒータ温度を表示するヒータ温度表示手段と、 前記水温検出端とヒータ温度検出端とが正常な状態であ
ることを検査する検出端検査手段と、 前記ヒータ温度が安全な領域にあることを検査するヒー
タ温度検査手段と、 該検査結果が異常であるときはエラーメッセージを表示
しかつ警告音を発するエラーメッセージ表示手段及び警
告音発生手段とを有することを特徴とする請求項1記載
の足浴器の温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26894693A JP3357432B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 足浴器の温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26894693A JP3357432B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 足浴器の温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07116221A JPH07116221A (ja) | 1995-05-09 |
JP3357432B2 true JP3357432B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=17465489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26894693A Expired - Fee Related JP3357432B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 足浴器の温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3357432B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP26894693A patent/JP3357432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07116221A (ja) | 1995-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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