JP3356988B2 - 竪型射出成形機のスクリュー取外し方法 - Google Patents

竪型射出成形機のスクリュー取外し方法

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JP3356988B2 JP11253898A JP11253898A JP3356988B2 JP 3356988 B2 JP3356988 B2 JP 3356988B2 JP 11253898 A JP11253898 A JP 11253898A JP 11253898 A JP11253898 A JP 11253898A JP 3356988 B2 JP3356988 B2 JP 3356988B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/176Exchanging the injection unit or parts thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は竪型射出成形機のス
クリュー並びに射出筒の脱着方法、特にスクリューの取
外し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出装置本体から射出筒を取外すときに
用いる装置に、例えば特許番号第2553412号公報
「竪型射出成形機の可塑化ユニット着脱装置」があり、
同公報の第1実施例に係る第1図によれば、可塑化ユニ
ット取付板9に、L型ヒンジ4を介してスイング可能に
可塑化ユニット本体1を吊り下げることができるように
したものであり、同第3図に示す要領で可塑化ユニット
本体1を可塑化ユニット取付板9から取外すことができ
るというものである。しかし、L型ヒンジ4で可塑化ユ
ニット本体1の重心から離れた点を吊っているため、着
脱作業中は常に可塑化ユニット本体1が傾いており、特
に取付けの際に心出し作業が難しくなる。
【0003】上記公報の第29図に示される第4実施例
では、取付中心B−Bを挟んだ位置に一対の枢支ピン支
え27,27を取付けているため、可塑化ユニット本体
1の重心が吊り点の真下にあり、可塑化ユニット本体1
が傾くことはない。しかし、上記第29図の装置におい
ては、第32図に示す極めて長いボルト18,18で可
塑化ユニット本体1を可塑化ユニット取付板9に対して
接離させなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】まとめると上記公報技
術は、「静止中」の可塑化ユニット取付板9に如何にし
て可塑化ユニット本体1を着脱するか、というものであ
り、そのために加える力はクレーンによる吊り上げ力
か、人力による。この結果、可塑化ユニット本体1の着
脱作業は、面倒なものとなり且つ作業者の負担を強要
し、しかも熟練を要する。しかし、近年は未熟練者でも
作業を遂行することができ且つ作業者の労力を軽減する
装置若しくは方法が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記要求に応じるために
本発明者は、射出成形機に常備する射出装置移動装置の
活用を思い立ち、この射出装置移動装置を巧みに使用す
れば、未熟練者でも作業を遂行することができ且つ作業
者の労力を軽減することができることに気付き、発明を
完成するに至った。
【0006】具体的には請求項1のスクリュー取外し方
法は、射出台から1対のホルダプレートを下げ、これら
のホルダプレートに開けた縦長の長孔に、射出筒の基部
フランジに取付けたガイドピンを嵌合してなる射出装置
を、下降させて射出筒下端のノズル部を固定金型又はそ
れに代る物に預ける工程と、スクリューとスクリュー駆
動機構との連結を解除すると共に、射出台に射出筒の基
部フランジを止めていたボルトを外す工程と、射出筒及
びスクリューを残して射出台及びホルダプレートを上昇
させ、射出台を射出筒内のスクリューより上まで移動す
る工程と、更に射出台を上げることで、ホルダプレート
及びガイドピンを介して吊った射出筒のノズル部を固定
盤より上まで移動する工程と、ガイドピンを回転中心と
して射出筒を所定角度スイングさせる工程と、スイング
状態で、射出筒からスクリューを引抜く工程と、からな
る。射出筒や基部フランジを支える射出台を、昇降させ
ることでスクリュー引抜きに至る作業を実施する。射出
台の昇降は、射出装置移動装置で実施可能であるため、
格別に作業員の労力を加える必要がない。従って、未熟
練者でも容易にスクリューの交換作業が実行できる。
【0007】請求項2のスクリュー取外し方法は、射出
筒を所定角度スイングさせる工程とスクリューを引抜く
工程との間に、射出台を下げることにより射出筒の下部
を固定盤又はそれに代る物に預ける工程を加えることを
特徴とする。スクリューを引抜く前に、射出筒の下部を
固定盤などに固定する。これで、射出筒はガイドピンに
よる支えと、固定盤側の支えとの2点で支持でき、射出
筒が安定し、スクリューの引抜きがより容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る竪型射出成形機の要部
正面図であり、竪型射出成形機1は、型締装置10と、
射出装置20と、射出装置移動装置40とからなり、型
締装置10は、作図の都合で固定盤11のみを示す。
【0009】射出装置20は、射出台21と、この射出
台21にボルト22・・・(・・・は複数を示す。以下同
様。)で固定した基部フランジ23と、この基部フラン
ジ23から延ばした射出筒24と、射出筒24の先端に
取付けたノズル部25と、射出台21から延ばした一対
のホルダプレート26,26と、これらのホルダプレー
ト26,26に開けた長孔27,27と、これらの長孔
27,27に嵌合しつつ基部フランジ23に捩じ込んだ
ガイドピン28,28と、射出筒24に差込んであるス
クリュー29と、スクリュー駆動機構30を構成するプ
ーリ31、ベルト32、プーリ33及びスクリュー駆動
モータ34と、からなる。35・・・はボルトである。
【0010】射出装置移動装置40は、射出台21をガ
イドするために固定盤11に立てたガイドロッド41・・
・と、射出台21から上に延ばしたロッド42,42
と、これらのロッド42,42を結ぶ連結板43と、こ
の連結板43を吊り上げる移動手段45とからなる。
【0011】移動手段45は、図示の都合上一部のみ示
したが、油圧シリンダ、電動シリンダ、駆動リンクのい
づれでもよく、要は射出台21をガイドロッド41・・・
に沿って正確に昇降させるものであればよい。
【0012】以上に述べた竪型射出成形機において、ス
クリュー29の取外し作業及び射出筒24の取外し作業
方法を次に説明する。図2(a)〜(c)は本発明に係
るスクリュー取外し作業説明図(前半)である。 (a)は射出作業終了状態を示し、射出装置20が上昇
位置にあることを示す。 (b);(ノズル部を預ける工程):矢印の如く射出
台21を下げて、ノズル部25を固定金型13に当て
る。なお、この工程及び以降において射出台21の昇降
は図1の射出装置移動装置40で実施する。
【0013】(スクリュー駆動機構との連結を解除する
と共にボルトを外す工程):ノズル部25を固定金型1
3に預けたことにより、スクリュー駆動機構との連結を
解除すること並びにボルトを取外すことができる。先
ず、図1においてベルト32並びにプーリ31を外すこ
とで、スクリュー29とスクリュー駆動機構30との連
結を解除する。
【0014】図2(b)に戻って、矢印,のごとく
ボルト22・・・を外し、昇降台21から基部フランジ2
3をフリーにする。フリーにしても、ガイドピン28,
28がホルダプレート26,26でガイドされているの
で、射出筒24が倒れる心配はない。なお、ボルト22
・・・を外した後に、ベルト32並びにプーリ31を外し
てもよく、人手があればボルト22・・・、ベルト32並
びにプーリ31を同時に外してもよく、これらの取外し
順序は任意である。
【0015】(c);(射出台を移動する工程):射出
筒24を残して、矢印の如く射出台21及びホルダプ
レート26,26を上昇させ、射出台21をスクリュー
29より上まで移動する。ただし、図は上昇の途中を示
す。
【0016】図3(a)〜(c)は本発明に係るスクリ
ュー取外し作業説明図(後半)である。 (a);(更に射出台を移動する工程):更に射出台2
1を上げることで、ホルダプレート26,26及びガイ
ドピン28,28を介して吊った射出筒24のノズル部
25を固定盤11より上まで移動する。
【0017】(b);(スイング工程):(b)は
(a)の右側面図に相当する図であり、ホルダプレート
26の長孔27の最下端にガイドピン28が掛かってい
ることを示す。今まで説明しなかったが射出筒24の先
端部47にフック48を設けておき、固定盤11に受け
溝49を設けておく。更に、矢印のごとく基部フラン
ジ23の雌ねじ51にアイボルト52を捩じ込む。そし
て、矢印のごとくガイドピン28を回転中心にして、
射出筒24を所定角度スイングさせる。所定角度はスク
リュー29の軸線29aが射出台21から外れる程度の
角度をいう。このスイング作業は人手で実施するが、吊
った状態の射出筒24をスイングさせるだけであるか
ら、それほどの力は必要としない。
【0018】(c);(射出筒を預ける工程): 射出台21を下げて、矢印の通りにフック48を受け
溝49に差込む。これで、射出筒24はガイドピン28
とフック48の2ヶ所で安定的に支えられる。 (スクリュー引抜き工程):矢印のごとくスクリュー
29を引抜く。
【0019】空の射出筒24に清掃済スクリュー29若
しくは新たなスクリュー29を挿入し、図3(c)→
(b)→(a)→図2(c)→(b)→(a)の順で、
射出成形可能状態に復帰させることができる。
【0020】図2及び図3によれば、射出筒24や基部
フランジ23を支える射出台21を、昇降させることで
スクリュー29の引抜きに至る作業を実施し、射出台2
1の昇降が射出装置移動装置40(図1参照)で実施で
きるため、格別に作業員の労力を加える必要がない。従
って、未熟練者でも容易にスクリュー29の交換作業が
実行できる。スクリュー29を引抜く前に、射出筒24
の下部を固定盤11などに固定するので、射出筒24は
ガイドピン28による支えと、固定盤11側の支えとの
2点で支持でき、射出筒24が安定し、スクリュー29
の引抜きがより容易となり、一人作業が可能となる。な
お、請求項1では、図3(c)を省略したので、一人作
業は可能であるが射出筒24を支える作業が増えるの
で、請求項2に比べて省労力化効果はやや小さくなる。
【0021】図4は本発明に係る射出筒取外し作業説明
図である。材料替えや部品交換などを目的として射出筒
24を取外すことがある。射出筒24は、スクリュー2
9を引抜いた後に取外す場合と、スクリュー29を内蔵
したままで取外す場合とがある。スクリュー29を引抜
いた後に射出筒24を取外すには、図2(a)→(b)
→(c)→図3(a)→(b)→(c)と進め、その
次、図4にて、適当なワイヤ53をアイボルト52に掛
け、ガイドピン28,28(奥の28は不図示)を外
す。そして、ワイヤ53を斜めに巻上げることで射出筒
24を白抜き矢印の通りに、取り出す。
【0022】スクリュー29を内蔵したままで射出筒2
4を取外すには、図3(b)から直接図4を実施するこ
とで、スクリュー29を内蔵したままで射出筒24を取
外す。次に、必要に応じて射出成形機から離れた場所
で、射出筒24からスクリュー29を外すことができ
る。従って、射出台21から射出筒24を取外すとき
に、スクリュー29を先に外すか否かは適宜決定すれば
よい。
【0023】なお、図2(a)の固定盤11に図示せぬ
受け治具(固定金型に代る物)を載せ、この受け治具に
ノズル部25を預けるようにしてもよい。また、図3
(b)の固定盤11に設けた受け溝49は、固定盤11
以外の部材に設けてもよい。受け溝49は受け突起であ
ってもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1のスクリュー取外し方法によれば、射出
筒や基部フランジを支える射出台を、昇降させることで
スクリュー引抜きに至る作業を実施し、射出台の昇降が
射出装置移動装置で実施できるため、格別に作業員の労
力を加える必要がない。従って、未熟練者でも容易にス
クリューの交換作業が実行できる。
【0025】請求項2のスクリュー取外し方法は、スク
リューを引抜く前に、射出筒の下部を固定盤などに固定
するので、射出筒はガイドピンによる支えと、固定盤側
の支えとの2点で支持でき、射出筒が安定し、スクリュ
ーの引抜きがより容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る竪型射出成形機の要部正面図
【図2】本発明に係るスクリュー取外し作業説明図(前
半)
【図3】本発明に係るスクリュー取外し作業説明図(後
半)
【図4】本発明に係る射出筒取外し作業説明図
【符号の説明】
1…竪型射出成形機、10…型締装置、11…固定盤、
13…固定金型、20…射出装置、21…射出台、22
…ボルト、23…基部フランジ、24…射出筒、25…
ノズル部、26…ホルダプレート、27…長孔、28…
ガイドピン、29…スクリュー、30…スクリュー駆動
機構、40…射出装置移動装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出台から1対のホルダプレートを下
    げ、これらのホルダプレートに開けた縦長の長孔に、射
    出筒の基部フランジに取付けたガイドピンを嵌合してな
    る射出装置を、下降させて射出筒下端のノズル部を固定
    金型又はそれに代る物に預ける工程と、 スクリューとスクリュー駆動機構との連結を解除すると
    共に、射出台に射出筒の基部フランジを止めていたボル
    トを外す工程と、 射出筒及びスクリューを残して射出台及びホルダプレー
    トを上昇させ、射出台を射出筒内のスクリューより上ま
    で移動する工程と、 更に射出台を上げることで、ホルダプレート及びガイド
    ピンを介して吊った射出筒のノズル部を固定盤より上ま
    で移動する工程と、 前記ガイドピンを回転中心として射出筒を所定角度スイ
    ングさせる工程と、 スイング状態で、射出筒からスクリューを引抜く工程
    と、 からなる竪型射出成形機のスクリュー取外し方法。
  2. 【請求項2】 前記射出筒を所定角度スイングさせる工
    程とスクリューを引抜く工程との間に、射出台を下げる
    ことにより射出筒の下部を固定盤又はそれに代る物に預
    ける工程を加えることを特徴とした請求項1記載の竪型
    射出成形機のスクリュー取外し方法。
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