JP3356532B2 - 液体材料気化供給装置 - Google Patents

液体材料気化供給装置

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JP3356532B2 JP04499194A JP4499194A JP3356532B2 JP 3356532 B2 JP3356532 B2 JP 3356532B2 JP 04499194 A JP04499194 A JP 04499194A JP 4499194 A JP4499194 A JP 4499194A JP 3356532 B2 JP3356532 B2 JP 3356532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば半導体製造に
おいて用いるテトラエトキシシランなどの液体材料を気
化することによって供給する液体材料気化供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の液体材料気化供給装置の一例とし
て、図6に示すように、恒温槽61内に、液体材料LM
を収容し、ヒータ62によって加熱される気化器として
の液体材料収容タンク63を設けるとともに、このタン
ク63にストップバルブ64を介して制御弁と流量計と
を一体に構成したガス流量コントローラ65を接続する
一方、前記ストップバルブ64の上流側にストップバル
ブ66を介してガス流量計67を接続し、ストップバル
ブ66を閉じた状態で、ヒータ62によって液体材料L
Mを加熱し、そのとき発生するガスGの流量をガス流量
コントローラ65で制御するようにしたものがある。
【0003】また、従来の液体材料気化供給装置の他の
例として、図7に示すように、ヒータ71によって加熱
された気化器72に液体流量コントローラ73およびス
トップバルブ74を介して液体材料LMを導入するとと
もに、前記気化器72にガス流量コントローラ75およ
びストップバルブ76を介してキャリアガスCGを導入
し、そのとき気化器72において発生するガスGの流量
を気化器72の下流側の加熱配管77に介装されたガス
流量計78によって測定するようにしたものがある。
【0004】ところで、上記いずれの液体材料気化供給
装置においても、気化ガスGの発生量の測定は、ガス流
量コントローラ65またはガス流量計78によって行わ
れており、したがって、これらのガス流量コントローラ
65およびガス流量計78の性能を定期的にチェックす
る必要がある。
【0005】例えば図6に示した液体材料気化供給装置
においては、液体材料収容タンク63に対する加熱を停
止して、ガスGが発生しないようにした状態において、
ストップバルブ64を閉じ、ストップバルブ66を開い
た状態で、不活性ガスをモニターガスMGとして導入
し、そのときのガス流量コントローラ65による検出流
量値を、ガス流量コントローラ65よりも上流側に設け
られたガス流量計67による検出流量値と比較してい
た。
【0006】また、図7に示した液体材料気化供給装置
においては、液体材料LMを液体流量コントローラ73
で制御しながら気化器72に導入し、そのとき、発生し
たガスGを、気化器72の下流側に設けたガス流量コン
トローラ78によってモニターしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した液体材料気化供給装置においては、流量管理のた
め、液体材料LMの気化を停止させなければならず、所
謂連続管理を行えないといった不都合があった。また、
図7に示した液体材料気化供給装置においては、図6の
もののような不都合がないが、キャリアガスCGを必要
とするほか、発生したガスGがキャリアガスCGと混じ
り合い、特に、ガス流量計78として熱式質量流量計を
使用した場合、キャリアガスCGと発生ガスGとの混合
状態における密度や比熱が異なるため、種々のファクタ
ーを用いて換算を行って発生ガス量を求めなければなら
ないといった不都合があった。
【0008】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、気化器における気化量を液体流量、ガス流量
のいずれによってもモニターすることができ、煩わしい
換算を行わなくても連続的に流量管理を行うことができ
る液体材料気化供給装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の液体材料気化供給装置は、液体流量計
と、気化機能と流量調整機能とを備え、液体流量計を介
して供給される液体材料を気化する気化器と、気化器か
ら出力されるガスの流量を測定するガス流量計とをこの
順で直列に接続し、液体流量計によって検出される液体
流量検出値を液体流量設定値と比較し、この比較結果に
基づいて気化器に流入する液体材料の量を制御する場合
にはガス流量計をモニターとして用い、ガス流量計によ
って検出されるガス流量検出値をガス流量設定値と比較
し、この比較結果に基づいて気化器におけるガス発生量
を制御する場合には液体流量計をモニターとして用いる
ようにしている。
【0010】
【作用】前記構成の液体材料気化供給装置においては、
液体流量計によって気化量を制御する場合、その気化量
のモニタリングにガス流量計を使用し、ガス流量計によ
って気化量を制御する場合、その気化量のモニタリング
に液体流量計を使用している。したがって、気化量を液
体流量、ガス流量のどちらの方式においても制御でき、
気化量を液体流量で制御する場合は、ガス流量でモニタ
リングでき、また、気化量をガス流量で制御する場合
は、液流量でモニタリングできるというように、制御方
式とは異なる方式で、気化量をモニタリングできる。し
たがって、従来のように、煩わしい換算を行う必要がな
い。また、気化量の連続管理を行うことができる。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の液体材料気化供給装置の
一例を概略的に示し、この図において、1は液体材料L
Mを収容した液体材料タンクで、それぞれストップバル
ブ2,3を備えた不活性ガス供給管4と液体材料導出管
5が接続されている。不活性ガス供給管4の他端側(上
流側)は、図示してない不活性ガス供給源に接続され、
また、液体材料導出管5の他端側(下流側)は、液体材
料供給管6に接続されている。そして、不活性ガス供給
管4と液体材料導出管5とは、ストップバルブ7によっ
て接続されている。
【0012】8は液体材料供給管6に設けられるストッ
プバルブで、その下流側には液体流量計9が接続されて
いる。この液体流量計9は、後述する気化器12ととも
に液体材料気化供給装置の主要部を構成するもので、こ
の液体流量計9としては、例えば一般に市販されている
ものを用いることができる。10は液体材料導出管5と
液体材料供給管6との接続部分において分岐接続される
バイパスで、ストップバルブ11を介して、図示してな
い排出部に接続されている。
【0013】12は前記液体流量計9の下流側に接続さ
れる気化器で、例えば図2に示すように構成される。す
なわち、図2において、13は本体ブロックである。こ
の本体ブロック13には、詳細には図示してないが、本
体ブロック13全体を加熱する例えばカートリッジヒー
タ14が内蔵されている。
【0014】15,16は互いに交わることなく本体ブ
ロック13内に鉤型に形成された液体材料導入路、ガス
導出路である。すなわち、液体材料導入路15は、その
一方の開口(液体材料導入口)17が本体ブロック13
の一つの側面18に形成され、他方の開口19が側面1
8に直交する上面20に形成され、後述する気化室32
に液体材料LMを導入するように構成されている。ま
た、ガス導出路16は、一方の開口21が前記上面20
に形成され、他方の開口(ガス導出口)22が前記側面
18と対向する側面23に形成され、気化室32におい
て発生したガスGを本体ブロック13外に導出するよう
に構成されている。24,25は液体材料導入口17、
ガス導出口22にそれぞれ接続される継手である。
【0015】前記本体ブロック13の上面20における
構成を、本体ブロック13の平面構成を示す図3および
本体ブロック13の上部構成を示す図4をも参照しなが
ら詳細に説明すると、液体材料導入路15の前記上面2
0における開口19は、上面20の例えば中央部分26
に開口している。この中央部分26の周囲には、開口1
9と同心状に溝27が形成され、この溝27に臨むよう
にしてガス導出路16の開口21が開設されている。そ
して、液体材料導入路15の内径は、例えば0.5〜
1.5mm程度であり、ガス導出路16の内径は、例え
ば2〜4mm程度であり、開口19と同心状に形成され
た溝27までの距離は3〜6mmである。これらの寸法
は、液体材料導入口17から導入される液体材料LMの
量に応じて適宜定められることは言うまでもない。
【0016】そして、溝27の外方には、図4に示すよ
うに、例えば20〜80μm程度の厚みを有するステン
レス鋼よりなる環状のスペーサ28が周設されている。
このスペーサ28は、後述するダイヤフラム34の下部
周辺を当接保持する。29はスペーサ28の外方に周設
された溝30に嵌設されたシール部材で、このシール部
材29には後述する弁ブロック31の下面が当接する。
【0017】再び図2に戻り、31は本体ブロック13
の上面20に載置される弁ブロックで、例えばステンレ
ス鋼などのように熱伝導性および耐腐食性の良好な素材
からなる。この弁ブロック31と前記上面20との間に
気化室32が形成されている。すなわち、弁ブロック3
1の内部空間33に、ダイヤフラム34がその下部周辺
をスペーサ28に当接し、ばね35によって常時上方に
付勢されるようにして設けられ、このダイヤフラム34
とスペーサ28とによって気化室32が構成されるので
ある。
【0018】前記ダイヤフラム34は、耐熱性および耐
腐食性の良好な素材からなり、図4に示すように、軸部
36の下方に本体ブロック13の上面20の中央部分2
6と当接または離間し、液体材料導入路15の開口19
を開閉するための弁部37が形成されるとともに、この
周囲に薄肉部38を備え、さらに、この薄肉部38の周
囲に厚肉部39を備えてなるもので、常時はばね35に
よって上方に付勢されることにより、弁部37が前記中
央部分26から離間しているが、軸部36に下方向への
押圧力が作用すると、弁部37が中央部分26と当接密
着し、前記開口19を閉じるように構成されている。
【0019】この実施例においては、前記ダイヤフラム
34を液体材料LMの流量調整およびシャットオフのた
めの弁、並びに、液体材料導入口17を介して本体ブロ
ック13内に供給される液体材料LMの気化室32を構
成する部材として使用している。したがって、前記シャ
ットオフをより確実に行うため、ダイヤフラム34のフ
ラットな下面には、フッ素系樹脂をコーティングした
り、ライニングが施されている。なお、このコーティン
グなどに代えて、ダイヤフラム34そのものをフッ素系
樹脂で形成してもよい。
【0020】上記構成のダイヤフラム34は、その軸部
36が上になるようにして、その下面周辺部がスペーサ
28に当接し、その下面側に形成される気化室32内に
は、本体ブロック13の上面20に形成された開口1
9,21および溝27が全て含まれるように設けられ
る。つまり、液体材料導入路15およびガス導出路16
の開口19,21は、気化室32内において連通してい
る。そして、このダイヤフラム34が後述するアクチュ
エータ40によって押圧され、液体材料LMを気化室3
2内に導入するための開口19の開度を調節したり、閉
じることにより、液体材料LMの気化室32内への導入
量を制御するのである。
【0021】40は前記ダイヤフラム34を下方に押圧
してこれを歪ませるアクチュエータで、この実施例にお
いては、弁ブロック31の上部に立設されたハウジング
41内に複数の圧電素子を積層してなるピエゾスタック
42を設け、このピエゾスタック42の押圧部43をダ
イヤフラム34の軸部36に当接させたピエゾアクチュ
エータに構成されている。
【0022】このように構成された気化器12の動作に
ついて、図5をも参照しながら説明すると、上述のよう
に、ダイヤフラム34はばね35の付勢力によって常に
上方に付勢されており、ダイヤフラム34の弁部37
は、図4に示すように、本体ブロック13の上面20と
僅かな隙間をもって離間した状態にある。したがって、
液体材料導入路15およびガス導出路16の上部側の開
口19,20は開放されている。
【0023】そして、ヒータ14に通電を行い、本体ブ
ロック13を加熱しておいた状態において、ピエゾスタ
ック42に所定の直流電圧を印加すると、ダイヤフラム
34が下方に押し下げられ、その弁部37は、図5に示
すように、前記上面20の中央部分26と当接するよう
に歪み、液体材料導入路15の開口19が閉鎖され、液
シャットオフの状態になる。したがって、液体材料LM
を例えば3kg/cm2 程度の圧力で気化器12に供給
しても、気化室32内に液体材料LMが流入することは
ない。
【0024】次に、ピエゾスタック42に印加する電圧
を前記印加電圧よりやや小さくして、ダイヤフラム34
への押圧力を小さくすると、ダイヤフラム34による開
口19の閉鎖が解除され、弁部37と前記中央部分26
との間に僅かな隙間が生じ、この隙間を介して液体材料
LMが気化室32に導入されるようになる。そして、液
体材料LMは、気化室32への流入に伴う圧力降下とヒ
ータ14による加熱(例えば100℃程度)とによって
速やかに気化し、気化によって生じたガスGはガス導出
路16を経てガス導出口22側へ流れていく。
【0025】上述の説明から理解されるように、上記気
化器12においては、液体材料LMが気化室32への流
入に伴う圧力降下とヒータ14による加熱とによって速
やかに気化されるとともに、気化室32のボリュームが
極めて小さいので、気化によって生じたガスGを速やか
に効率よく導出できる。そして、ダイヤフラム34が液
体材料LMの流量を調整する弁と、液体材料LMを気化
させる気化室32の構成部材とを兼ねているため、従来
の気化器と異なり、流量調整弁と気化室との間に液体残
留部を形成することはなく、したがって、気泡が蓄積さ
れたり、成長するといったことがなく、所望流量のガス
Gを安定に供給することができる。
【0026】このように、気化器12が気化機能と流量
調整機能とを備えているので、高速応答が可能となり、
気化ガスの短時間の繰り返し発生が可能となる。また、
気化器12がコンパクトとなり、コストダウンが図れ
る。
【0027】再び、図1に戻り、44は前記気化器12
におけるの本体ブロック13の温度を検出するセンサ
で、その出力は温度調整器45に入力される。そして、
この温度調整器45からの出力信号に基づいて、本体ブ
ロック13を加熱するヒータ14が制御されるように構
成されている。
【0028】46は気化器12の下流側に設けられるガ
ス流量計で、例えばガスマスフローメータなど市販のも
のを用いることができる。
【0029】そして、47は比較制御部で、気化器12
の上流側に設けられる液体流量計9によって検出される
液体材料LMの流量値(液体流量検出値)aと設定流量
値(液体流量設定値)bとを比較したり、または、気化
器12の下流側に設けられるガス流量計46によって検
出されるガスGの流量値(ガス流量検出値)cを、設定
流量値(ガス流量設定値)dと比較して、前記気化器1
2におけるアクチュエータ40に制御信号eを出力する
もので、アクチュエータ40は比較制御部47からの制
御信号eに基づいて駆動され、これによって、気化室3
2の開口19の開度調整が行われる。
【0030】そして、この実施例においては、液体流量
計9によって検出される液体流量検出値aを液体流量設
定値bと比較し、この比較結果に基づいて気化器12に
設けられた気化室32に対する液体材料LMの流入量を
制御する場合にはガス流量計46をモニターとして用
い、ガス流量計46によって検出されるガス流量検出値
cをガス流量設定値dと比較し、この比較結果に基づい
て気化器12におけるガス発生量を制御する場合には液
体流量計9をモニターとして用いるように構成されてい
る。
【0031】つまり、この実施例の液体材料気化供給装
置においては、気化器12において気化される量をガス
流量、液流量のどちらの方式においても制御でき、気化
量を液体流量で制御する場合は、ガス流量でモニタリン
グでき、また、気化量をガス流量で制御する場合は、液
体流量でモニタリングできるというように、制御方式と
は異なる方式で、気化量をモニタリングできるように構
成されている。
【0032】48は気化器12において発生したガスG
を例えば半導体製造に用いられる減圧CVD装置のチャ
ンバー49に供給するためのガス供給路、50はチャン
バー49の下流側に設けられる吸引ポンプである。な
お、気化器12とガス流量計46との間の管路51およ
びガス供給路48の外周にはガスGの凝縮を防止するた
めのヒータ52が巻設されている。
【0033】次に、上記液体材料気化供給装置の動作に
ついて説明する。ストップバルブ7,11を閉じ、スト
ップバルブ2,3,8を開いた状態で例えば窒素または
ヘリウムなどの不活性ガスを所定圧力で液体材料タンク
1に供給する。この不活性ガスの圧入によって液体材料
LMが液体流量計9方向に送られる。
【0034】そして、液体流量で気化量を調整する場合
には、前記液体流量計9からは液体材料LMの検出流量
を表す信号aが出力され、これが比較制御部47に入力
される。この比較制御部47には設定値信号bが入力さ
れているので、両者a,bが比較され、その結果に基づ
く制御信号eが気化器12のアクチュエータ40に送ら
れ、これによって、アクチュエータ40が駆動されるこ
とにより、気化室32の開口19の開度調整が行われ
る。
【0035】そして、気化器12の気化室32には一定
流量の液体材料LMが流入し、この液体材料LMが圧力
降下とヒータ14による加熱とによって速やかに気化
し、気化によって生じたガスGはガス導出路16を経て
ガス導出口22側へ流れていく。そして、前記ガスGは
加熱配管51,48を経てチャンバー49に供給され
る。
【0036】このとき、気化器12の下流側に設けられ
ているガス流量計46は、気化ガスGの流量モニターと
して機能する。
【0037】次に、気化量をガス流量で制御する場合
は、気化器12において生じたガスGの流量がガス流量
計46において検出され、その検出流量値cが比較制御
部47に入力される。この比較制御部47には設定値信
号dが入力されているので、両者c,dが比較され、そ
の結果に基づく制御信号eが気化器12のアクチュエー
タ40に送られ、これによって、アクチュエータ40が
駆動されることにより、気化室32の開口19の開度調
整が行われ、気化室32に導入された液体材料LMは、
前述の場合と同様に、圧力降下とヒータ14による加熱
とによって速やかに気化し、気化によって生じたガスG
はガス導出路16を経てガス導出口22側へ流れてい
く。そして、前記ガスGは加熱配管51,48を経てチ
ャンバー49に供給される。
【0038】このとき、気化器12の上流側に設けられ
ている液体流量計9は、液体材料LMの流量モニターと
して機能する。
【0039】以上説明したように、上記液体材料気化供
給装置においては、気化量を液体流量で制御する場合、
ガス流量でモニタリングでき、また、気化量をガス流量
で制御する場合は、液体流量でモニタリングできるとい
うように、同一材料であっても物性の異なる状態(液体
と気体)における流量をそれぞれモニターすることがで
きる。言い換えれば、異なる検出方式の流量計(液体流
量計9、ガス流量計46)で流量をモニターすることが
できるため、液体材料気化供給装置としても信頼性が向
上するとともに、異常の早期発見を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、気化器における気化量を液体流量、ガス流量のいず
れによっても常時モニターすることができるので、ガス
発生を停止しなくても管理を行うことができ、したがっ
て、煩わしい換算を行わなくても連続的に流量管理を行
うことができる。そして、この発明によれば、信頼性の
高い液体材料気化供給装置を得ることができ、特に、減
圧CVDに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る液体材料気化供給装置の一例を
概略的に示す図である。
【図2】前記液体材料気化供給装置において用いる気化
器の一例を示す縦断面図である。
【図3】前記気化器における本体ブロックの平面構成を
示す図である。
【図4】前記本体ブロックの上部構成を示す拡大縦断面
図である。
【図5】前記気化器の動作説明図である。
【図6】従来の液体材料気化供給装置を説明するための
図である。
【図7】従来の他の液体材料気化供給装置を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
9…液体流量計、12…気化器、46…ガス流量計、L
M…液体材料、G…ガス、a…液体流量検出値、b…液
体流量設定値、c…ガス流量検出値、d…ガス流量設定
値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−132226(JP,A) 特開 平5−15766(JP,A) 特開 平4−14114(JP,A) 特開 平2−163600(JP,A) 特開 昭64−67243(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 4/00 - 4/02 B01J 7/00 - 7/02 H01L 21/00 - 21/98

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体流量計と、気化機能と流量調整機能
    とを備え、液体流量計を介して供給される液体材料を気
    化する気化器と、気化器から出力されるガスの流量を測
    定するガス流量計とをこの順で直列に接続し、液体流量
    計によって検出される液体流量検出値を液体流量設定値
    と比較し、この比較結果に基づいて気化器に流入する液
    体材料の量を制御する場合にはガス流量計をモニターと
    して用い、ガス流量計によって検出されるガス流量検出
    値をガス流量設定値と比較し、この比較結果に基づいて
    気化器におけるガス発生量を制御する場合には液体流量
    計をモニターとして用いるようにしたことを特徴とする
    液体材料気化供給装置。
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