JP3135994B2 - 微少流量混合装置 - Google Patents

微少流量混合装置

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JP3135994B2 JP04212245A JP21224592A JP3135994B2 JP 3135994 B2 JP3135994 B2 JP 3135994B2 JP 04212245 A JP04212245 A JP 04212245A JP 21224592 A JP21224592 A JP 21224592A JP 3135994 B2 JP3135994 B2 JP 3135994B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微少量の液体や気体な
どの流体を混合する微少流量混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体と流体とを混合する手段として、例
えば図5に示されるものがある。すなわち、同図(A)
は、管路51内を流れる流体52に対して、より細い管
路53を流れる流体54を混合するものであり、同図
(B)は、数種類の流体55を同じ管路56に流し、こ
の管路56の一部57を細径にして流体が乱流状態にな
るようにして前記数種類の液体55を混合するものであ
り、同図(C)は、数種類の流体をコイル状の管路58
に流して混合するものであり、同図(D)は、数種類の
流体を内部に螺旋体59を設けた管路60に流して混合
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記い
ずれの手段も、例えば毎分当たりの流量が1ml以下と
云った微少量の流体を混合する場合、前記管路51,5
6,58,60としては、その内径が極めて細いものを
使用しなければならない。また、複数の流体が十分に混
合されるには、前記管路51,56,58,60の長さ
を十分大きいものにする必要がある。そして、前記管路
51,56,58,60の形状を一旦決定してしまう
と、適用する流体やその流量が限定され、汎用性に欠け
ると云った不都合がある。
【0004】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、汎用性に優れ、任意
の流量の流体を確実に混合することができるコンパクト
な微少流量混合装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る微少流量混合装置は、本体ブロック内
に複数の流体導入口と一つの流体導出口とを形成し、前
記流体導入口にそれぞれ連なる流体導入流路の他端側
を、前記本体ブロックに設けられた環状かつ薄肉のスペ
ーサとダイヤフラムによって形成される混合室内に開口
すると共に、前記流体導出口に連なる流体導出流路の他
端側を前記スペーサに設けた開口と連通し、前記ダイヤ
フラムを押圧駆動部によって押圧することにより、前記
流体導入流路の各開口の開度を調整し、かつ、前記混合
室内の流体流路部の容積を調整することにより、流体導
入流路を介して導入される流体を前記混合室内において
混合し、この混合による混合流体を、前記流体導出流路
を介して導出するように構成されている。
【0006】
【作用】前記構成の微少流量混合装置においては、ダイ
ヤフラムが混合室内の容積を調整する。従って、混合室
内に導入される流体の量が変化しても、流体の混合が確
実に行われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。図1〜4は、本発明に係る微少流量混合装
置1の一例を示し、図1〜図3において、2は例えばス
テンレス鋼などのように熱伝導性および耐腐食性の良好
な素材からなる例えば直方体形状の本体ブロックであ
る。
【0008】前記本体ブロック2内には、4つの流路
3,4,5,6が形成されている。すなわち、流路3,
4,5は、互いに混合されるべき流体A,B,Cをそれ
ぞれ後述する混合室11に導入するための流路(以下、
それぞれ第1、第2、第3流体導入流路と云う)、6は
混合室11で混合された流体Dを導出するための混合流
体導出流路である。
【0009】より具体的には、第1流体導入流路3は、
本体ブロック2の一方の側面2aに流体導入口3aを有
し、他端が上面2eにおいて開口するように形成されて
いる。そして、第2流体導入流路4は、前記側面2aお
よび上面2eと直交する側面2b(図示例では前面)に
流体導入口4bを有し、他端が上面2eにおいて開口す
るように形成されている。また、第3流体導入流路5
は、前面2bに対応する後面2cに流体導入口5cを有
し、他端が上面2eにおいて開口するように形成されて
いる。さらに、混合流体導出流路6は、前記側面2aお
よび上面2eと直交する側面2dに混合流体導出口6c
を有し、他端が上面2eにおいて開口するように形成さ
れている。
【0010】前記流路3〜6は、いずれもL字形状に形
成され、前記流路3〜5の内径は、同一であり、例えば
1〜2mm程度に、そして、流路6のそれは例えば3〜
5mm程度に設定されている。そして、特に図2に示す
ように、前記本体ブロック2の上面2eにおける流路3
〜5の開口3e〜5eは、流路3〜5よりも細径に形成
されると共に、開口位置が互いに近接し、上面2eに設
けられるスペーサ7の内側部7b内に位置するように形
成されている。また、開口6eは、開口3e〜5eから
やや離れ、スペーサ7に形成された孔8と連通するよう
に形成されている。
【0011】前記スペーサ7は、耐腐食性の金属よりな
り、環状かつ薄肉(厚みが例えば20μm)に形成され
ている。そして、このスペーサ7には、孔8を内側部7
bに連通させるためのスリット9(例えば幅が100μ
m、長さが0.5mm)が形成されている。なお、図示
してないが、スペーサ7の外周部には、シールフッ素樹
脂製のシール用シートが設けられている。
【0012】10は前記スペーサ7を介して本体ブロッ
ク2の上面2eに載置されるダイヤフラムで、耐熱性お
よび耐腐食性の良好な素材からなり、その軸部10aの
周囲に薄肉部10bを備え、さらに、この薄肉部10b
の周囲に厚肉部10cを備えており、軸部10aに下方
向の押圧力が作用すると、歪み(変位)が生じるように
構成されている。このダイヤフラム10と前記スペーサ
7と上面2eとによって混合室11が形成される。
【0013】12は前記ダイヤフラム10を覆うように
して設けられる弁ブロックで、その内部空間12aに
は、ダイヤフラム10の軸部10aが収容されると共
に、ダイヤフラム10を常時上方に付勢するためのばね
13が設けられている。
【0014】本実施例においては、このようなダイヤフ
ラム10を、流体A,B,Cの混合するための混合室1
1を、構成する部材、および、この混合室11に流入す
る流体A,B,Cの流量調整およびシャットオフのため
の弁として使用している。従って、前記シャットオフを
より確実に行うため、ダイヤフラム10のフラットな面
は、フッ素系樹脂をコーティングするなどしてそのシー
ル性が高められている。
【0015】前記構成のダイヤフラム10は、その軸部
10aが上になるようにして、その下面の一部がスペー
サ7に当接し、その下面側に形成される混合室11内に
は、本体ブロック2の上面2eに形成された開口3e〜
6eが含まれ、軸部10aの下面10dが開口3e〜5
eに対応して位置するように設けられる。つまり、流体
導入流路3〜5の開口3e〜5eおよび混合流体導出流
路6の開口6eは、混合室11内において連通してい
る。そして、このダイヤフラム10が後述する押圧駆動
部14によって押圧され、その下面10dが開口3e〜
5eの開度を調節することにより、流体A,B,Cを混
合室11内に導入する際の圧力を調節でき、さらに、開
口3e〜5eを下面10dによって完全に閉じることに
より、流体A,B,Cの導入を止めることができる。
【0016】14は前記ダイヤフラム10を下方に押圧
してこれを歪ませる押圧駆動部で、図示例においては、
弁ブロック12の上部に立設されたハウジング15内に
複数の圧電素子を積層してなるピエゾスタック16を設
けて成り、このピエゾスタック16の押圧部16aをダ
イヤフラム10の軸部10aの上部に当接させてある。
なお、17,18,19,20は、前記流体導入口3
a,4b,5c、混合流体導出口6dにそれぞれ付設さ
れる継手である。
【0017】図4は、上記構成の微少流量混合装置1を
例えば半導体製造装置の材料供給ラインに組み込んだ例
を示し、この図において、21,22,23はマスフロ
ーコントローラ24,25,26をそれぞれ備えた液体
材料供給ラインで、前記継手17〜19に接続される。
また、27は混合液体搬送ライン、28は混合液体搬送
ライン27に供給される液体材料を気化する気化器、2
9は真空チャンバー、30は吸引ポンプである。
【0018】次に、上記微少流量混合装置1の動作につ
いて説明する。今、微少流量混合装置1が前記図4に示
すような材料供給ラインに組み込まれているものとす
る。上述したように、ダイヤフラム10は、ばね13の
付勢力によって常に上方に付勢されており、この状態に
おいては、ダイヤフラム10の下面10dが第1、第
2、第3流体導入流路3,4,5の下流側の開口3e〜
5eを開放している。
【0019】従って、この状態では、前記マスフローコ
ントローラ24,25,26によってそれぞれ制御され
た液体材料A,B,Cが微少流量混合装置1内に流れ込
み、さらに、混合室11内に導入される。混合室11内
に導入された液体材料A,B,Cは、スペーサ7の内側
部7bを開口6eに向かって流れ、スリット9を経て開
口6eに至るが、混合室11およびスリット9を通過す
る際に互いに混じり合って、混合液体材料Dとなる。こ
の混合液体材料Dは、開口6eおよび混合流体導出流路
6を経て微少流量混合装置1外に導出される。
【0020】このとき、前記ピエゾスタック16に所定
の直流電圧を印加して、ダイヤフラム10を下方に歪ま
せると、前記開口3e〜5eの開度が狭まり、混合室1
1内の圧力が高められ、微少流量混合装置1の上流側の
マスフローコントローラ24,25,26に対してバッ
クプレッシャーをかけることができ、キャビテーション
を抑制することができる。
【0021】さらに、前記ピエゾスタック16により大
きな電圧を印加して、ダイヤフラム10を下方に十分歪
ませると、前記開口3e〜5eがダイヤフラム10の下
面10dによって閉鎖され、所謂液シャットオフの状態
になる。従って、混合室11内に液体材料A,B,Cが
導入されることはない。
【0022】このように、上記実施例に係る微少流量混
合装置1は、ダイヤフラムをピエゾスタック16によっ
て押圧することにより、流体導入流路3〜5の各開口3
e〜5eの開度が調整され、混合室11内の圧力が調整
される。また、混合室11内に導入される液体材料A,
B,Cの流量は、液体材料供給ライン21,22,23
に設けられたマスフローコントローラ24,25,26
によってそれぞれ任意に設定されるから、液体材料A,
B,Cの混合比率が種々異なる混合液体材料Dを得るこ
とができる。
【0023】なお、上記微少流量混合装置1を用いて3
種類の液体A,B,Cを任意の流量で混合して得られた
混合液体Dを紫外可視光分光光度計を用いて測定したと
ころ、安定な混合状態になっていることが確かめられ
た。さらに、前記混合液体Dの流量が0.1ml/mi
nと云うように、前記液体A,B,Cの流量が極めて微
量であっても、前記ダイヤフラム10を下方に歪ませ、
前記混合室11の容積を小さくすることにより、安定な
混合状態になっていることも確認できた。
【0024】本発明は、上述の実施例に限られるもので
はなく、例えば前記押圧駆動部14として電磁式やサー
マル式のものを用いてもよい。そして、各流路3〜6
は、L字状に形成する必要はなく、ストレートであって
もよい。また、流体導入流路3〜5は、2個であっても
よく、さらに、4以上であってもよい。そして、本発明
は、複数の気体を混合するのに用いてもよいことは云う
までもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る微少
流量混合装置によれば、複数の流体をその混合比率の如
何に拘りなく安定して均一に混合することができる。ま
た、前記微少流量混合装置は小型であるから、各種の流
体供給ラインなどに好適に組み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る微少流量混合装置の一例を示す断
面斜視図である。
【図2】前記微少流量混合装置の縦断面図である。
【図3】前記微少流量混合装置の本体ブロックの平面構
成を示す図である。
【図4】前記微少流量混合装置を組み込んだ材料供給ラ
インの構成図である。
【図5】(A),(B),(C),(D)は、従来の微
少流量混合方式を説明するための図である。
【符号の説明】 1…微少流量混合装置、2…本体ブロック、2e…上
面、3,4,5…流体導入流路、3a,4b,5c…流
体導入口、3e,4e,5e…開口、6…流体導出流
路、6d…流体導出口、7…スペーサ、8…開口、10
…ダイヤフラム、11…混合室、14…押圧駆動部、
A,B,C…流体、D…混合流体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭61−48968(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01F 15/00 - 15/06 B01F 3/00 - 3/22 B01F 5/00 - 5/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ブロック内に複数の流体導入口と一
    つの流体導出口とを形成し、前記流体導入口にそれぞれ
    連なる流体導入流路の他端側を、前記本体ブロックに設
    けられた環状かつ薄肉のスペーサとダイヤフラムによっ
    て形成される混合室内に開口すると共に、前記流体導出
    口に連なる流体導出流路の他端側を前記スペーサに設け
    た開口と連通し、前記ダイヤフラムを押圧駆動部によっ
    て押圧することにより、前記流体導入流路の各開口の開
    度を調整し、かつ、前記混合室内の流体流路部の容積を
    調整することにより、流体導入流路を介して導入される
    流体を前記混合室内において混合し、この混合による混
    合流体を、前記流体導出流路を介して導出するように構
    成したことを特徴とする微少流量混合装置。
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