JP3356253B2 - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

Info

Publication number
JP3356253B2
JP3356253B2 JP02269196A JP2269196A JP3356253B2 JP 3356253 B2 JP3356253 B2 JP 3356253B2 JP 02269196 A JP02269196 A JP 02269196A JP 2269196 A JP2269196 A JP 2269196A JP 3356253 B2 JP3356253 B2 JP 3356253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrostatic latent
latent image
image carrier
electromagnetic wave
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02269196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09218563A (ja
Inventor
雅史 門永
知己 加藤
雅之 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK, Ricoh Co Ltd filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP02269196A priority Critical patent/JP3356253B2/ja
Priority to US08/796,181 priority patent/US6058003A/en
Publication of JPH09218563A publication Critical patent/JPH09218563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3356253B2 publication Critical patent/JP3356253B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の電子写真技術を利用した画像形成装
置の帯電ユニットに用いられる帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を利用した複写機、ファク
シミリ、プリンタ等における作像プロセスでは、静電潜
像担持体である感光体上を帯電させるプロセスが存在す
る。この帯電プロセスとして、従来は、非接触で帯電安
定性にも優れているコロナチャージャーによって行われ
ていたが、この方式ではオゾンが多く発生するため、最
近では接触帯電方式が検討されており、例えば、特開昭
63−149669号公報に開示されているような接触
帯電方法(導電性ローラを用いたローラ帯電方式であ
り、DC電圧にAC電圧を重畳させて導電性ローラに印
加する方法)や、特開平6−175469号公報に開示
されているようなブラシ帯電装置(導電性ブラシを用い
たブラシ帯電方式であり、導電性ブラシと芯金の間に低
抵抗の中間導電部材を設けて、帯電の環境依存性を無く
し、被帯電物を一定に帯電させる)、が実用化されてき
ている。
【0003】しかし、接触帯電方式では、帯電部材が感
光体に接触しているために帯電部材がトナーなどで汚れ
やすく、その結果、帯電ムラ等の帯電性能の劣化が生じ
てしまう。以上のことから、オゾンレスの非接触帯電が
帯電手段としては理想的であると言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであって、オゾンレスの非接触帯電方式
の帯電装置を提供することを課題(目的)としている。
以下に、個々の請求項の発明が解決しようとする課題を
列挙する。
【0005】(1) 請求項1の発明が解決しようとする課
題:電磁波によって生成されたイオンを、静電潜像担持
体に付着させるための電界を、効率よく空間に形成する
ことを課題(目的)とする。
【0006】(2) 請求項2の発明が解決しようとする課
題:電磁波によって生成されたイオンを、静電潜像担持
体に付着させるための電界を、効率よく空間に形成する
ことを課題(目的)とする。
【0007】(3) 請求項3の発明が解決しようとする課
題:電磁波によって生成されたイオンを、静電潜像担持
体に付着させるための電界を、効率よく空間に形成する
ことを課題(目的)とする。
【0008】(4) 請求項4の発明が解決しようとする課
題:電磁波照射装置の少なくとも静電潜像担持体に対向
する面に電圧を印加した際に、電磁波照射装置全体が高
電位となると、電磁波照射に悪影響を与え、また人体が
接触した際に危険であるため、これを防止することを課
題(目的)とする。
【0009】(5) 請求項5の発明が解決しようとする課
題:電磁波照射装置と静電潜像担持体間で放電が発生す
ると、静電潜像担持体上の帯電が不均一となり画像に悪
影響を与える。また放電によってオゾンが発生するた
め、環境や人体に悪影響を与える。よって電磁波照射装
置と静電潜像担持体間で、放電が発生しないようなバイ
アスを印加して、上記の問題を解決することを課題(目
的)とする。
【0010】(6) 請求項6の発明が解決しようとする課
題:静電潜像担持体移動方向の下流側で、十分な強度の
電界が形成されないと、静電潜像担持体が除電されてし
まい、所望の帯電電位が得られないため、この下流側で
の除電を防止することを課題(目的)とする。
【0011】(7) 請求項7の発明が解決しようとする課
題:静電潜像担持体が曲率をもち、かつその曲率が大き
い場合には、電磁波照射装置表面のバイアスが印加され
た面と、静電潜像担持体の空隙幅が、静電潜像担持体の
移動に伴って変化し、電界強度も変化してしまう。電界
強度が変化すると効率的な帯電が行われないため、静電
潜像担持体と電磁波照射装置表面との空隙幅を略一定、
または下流側の空隙幅が狭くなるようにする必要があ
る。そこでこのような要求を満たす構成を提供すること
を課題(目的)とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、静電潜像担持体上に均一な初期
帯電を行った後、部分的に初期帯電を消去し、画像信号
に応じて変調した静電荷のパターンを形成し、該静電荷
のパターンをトナーにより現像して記録紙あるいは中間
転写体に転写し画像を得る画像形成装置の帯電装置であ
り、電磁波照射装置と電界形成手段を備え、該電磁波照
射装置と電界形成手段により、前記静電潜像担持体上の
空間に電磁波を照射すると共に電界を形成することによ
って、静電潜像担持体を所望の電位Vs に帯電させる帯
電装置において、前記電界形成手段として、静電潜像担
持体を挾んで電磁波照射装置と対向する位置に対向電極
を設け、該対向電極に所望の帯電電位Vs と逆極性でV
s の絶対値を上まわる電位を印加し、電磁波照射装置の
少なくとも静電潜像担持体に対向する面に0Vを印加す
る構成とした。
【0013】請求項2の発明は、静電潜像担持体上に均
一な初期帯電を行った後、部分的に初期帯電を消去し、
画像信号に応じて変調した静電荷のパターンを形成し、
該静電荷のパターンをトナーにより現像して記録紙ある
いは中間転写体に転写し画像を得る画像形成装置の帯電
装置であり、電磁波照射装置と電界形成手段を備え、該
電磁波照射装置と電界形成手段により、前記静電潜像担
持体上の空間に電磁波を照射すると共に電界を形成する
ことによって、静電潜像担持体を所望の電位Vs に帯電
させる帯電装置において、前記電界形成手段として、静
電潜像担持体を挾んで電磁波照射装置と対向する位置に
対向電極を設け、該対向電極に所望の帯電電位Vs と逆
極性の適当な電位を印加し、電磁波照射装置の少なくと
も静電潜像担持体に対向する面にVs と同極性の適当な
電位を印加し、かつ両電極間の電位差がVs の絶対値よ
りも大きい構成とした。
【0014】請求項3の発明は、静電潜像担持体上に均
一な初期帯電を行った後、部分的に初期帯電を消去し、
画像信号に応じて変調した静電荷のパターンを形成し、
該静電荷のパターンをトナーにより現像して記録紙ある
いは中間転写体に転写し画像を得る画像形成装置の帯電
装置であり、電磁波照射装置と電界形成手段を備え、該
電磁波照射装置と電界形成手段により、前記静電潜像担
持体上の空間に電磁波を照射すると共に電界を形成する
ことによって、静電潜像担持体を所望の電位Vs に帯電
させる帯電装置において、前記電界形成手段として、静
電潜像担持体を挾んで電磁波照射装置と対向する位置に
対向電極を設け、該対向電極に0Vを印加し、電磁波照
射装置の少なくとも静電潜像担持体に対向する面にVs
と同極性でVs の絶対値を上まわる電位を印加する構成
とした。
【0015】請求項4の発明は、請求項1,2,3記載
の帯電装置において、電磁波照射装置の静電潜像担持体
と対向する面または対向する面上に設けられた電極が、
電磁波照射装置の他の構成部材と電気的に絶縁されてい
る構成とした。
【0016】請求項5の発明は、請求項1,2,3記載
の帯電装置において、電磁波照射装置と静電潜像担持体
間の距離をhとしたときに、電磁波照射装置の静電潜像
担持体と対向する面または対向する面上に設けられた電
極と、対向電極間の電位差が、空隙幅hでの空気の絶縁
破壊電圧よりも小さくなる構成とした。
【0017】請求項6の発明は、請求項1,2,3記載
の帯電装置において、電磁波照射装置の静電潜像担持体
と対向する面または対向する面上に設けられた電極が、
静電潜像担持体移動方向下流側に適当な幅Lを有してい
る構成とした。
【0018】請求項7の発明は、請求項6記載の帯電装
置において、電磁波照射装置の静電潜像担持体と対向す
る面が、静電潜像担持体との空隙幅が略一定または静電
潜像担持体移動方向下流側で狭くなるような曲率を有し
ている構成とした。
【0019】
【発明の実施の形態】まず本発明による非接触帯電方式
の原理について述べる。電磁波が空気中に照射される
と、照射された領域の空気が電離され、正負両極性のイ
オンが生成される。したがって、静電潜像担持体(感光
体等)上の空間に電磁波照射装置により電磁波を照射し
て電離を行い、その空間に電界を作用させることで、所
望の極性のイオンのみを感光体に付着させることができ
る。このような原理で、感光体を非接触で帯電させるこ
とができる。本発明における電磁波としては、紫外線、
軟X線、X線、γ線等が使用できるが、電離効率や安全
性の面を考慮すると、軟X線かX線が好ましい。以下、
本発明の実施の形態を図示の実施例に基づいて詳細に説
明する。
【0020】図1は本発明に係る帯電装置の基本構成の
一例を示す図であり、符号1は電磁波照射装置、2は静
電潜像担持体である。静電潜像担持体2の裏側には対向
電極3が配置されている。また静電潜像担持体2は図中
の矢印の方向に移動する。電磁波照射装置1により電磁
波を照射して電離を行い、静電潜像担持体2を表面電位
Vs に帯電させる場合には、Vs が正の場合には図2に
示すように電界の方向は電磁波照射装置1から静電潜像
担持体2へ向かい、Vs が負の場合には図3に示すよう
に電界の方向は電磁波照射装置1から静電潜像担持体2
へと向かう必要がある。
【0021】静電潜像担持体上の空間に電界を形成する
電界形成手段としては、幾つかの方法が挙げられる。例
えばVs が負の場合には、図4に示す実施例のように、
対向電極3に直流電圧電源9を接続して、対向電極3に
Vs と逆極性でVs の絶対値を上まわる正電圧を印加
し、電磁波照射装置1の静電潜像担持体2に対向する面
4を接地する(請求項1)。これにより電界は図3のよ
うになり、電磁波照射により電離されたイオンのうち、
負のイオンが静電潜像担持体2に向かって移動する。こ
の構成では、静電潜像担持体下の対向電極3にバイアス
電圧を印加するために、電子写真プロセスにおける帯電
の後行程である露光、現像、転写プロセスが複雑になる
欠点があるが、電磁波照射装置1はケースを接地するだ
けでよいため、構成は簡単になる。
【0022】また図5に示す実施例のように、図4の構
成に加えて、電磁波照射装置1の静電潜像担持体2に対
向する面4に直流電圧電源10を接続して、面4に負の
バイアス電圧を印加してもよい(請求項2)。この場
合、電源が2つ必要となり、両電源の電圧の和がVs の
絶対値を上まわる必要があるが、空隙にかかる電界が強
くなり、イオンを効率よく静電潜像担持体2へ移動させ
ることができる。また同じ電界であるならば、静電潜像
担持体下側の対向電極3に印加するバイアス電圧が小さ
くてすみ、電子写真プロセスにおける帯電の後行程であ
る露光、現像、転写等のプロセスへの負荷が少なくな
る。
【0023】図6に示す実施例は、静電潜像担持体下側
の対向電極3を接地し、電磁波照射装置1の静電潜像担
持体2に対向する面4に直流電圧電源10を接続して、
面4に負のバイアス電圧を印加した場合の構成例である
(請求項3)。この場合、対向電極3の電位が0Vであ
るため、電子写真プロセスにおける帯電の後行程である
露光、現像、転写等のプロセスへの影響がなく、好適で
ある。また図5の構成に比べて、面4に高電圧を印加す
る必要があるが、電源は1つですむ。
【0024】尚、図4、図6の構成の場合には、所望の
帯電電位Vs に対してVs より高電圧な電源が必要とな
るが、図5の構成の場合には、各電源9,10は、必ず
しもVs よりも高い電圧が必要ではない。また図5,6
の構成の場合には、電磁波照射装置1の静電潜像担持体
2に対向する面4にバイアス電圧を印加するため、面4
と電磁波照射装置全体とを絶縁する必要がある(請求項
4)。もし絶縁しない場合には装置全体が電位をもって
しまい、電磁波照射に悪影響を与える。また万が一、人
が触った場合には危険である。
【0025】図4〜6に示した構成例では、電磁波照射
装置1と静電潜像担持体2間の空隙で放電が発生する
と、静電潜像担持体2に帯電ムラがあらわれ、画像劣化
を生じる。また放電によってオゾンが発生する。オゾン
は静電潜像担持体である感光体や周囲の部材を劣化させ
たり人体に有害であるため、放電を発生させないように
すべきである。ここで、電磁波照射装置1と静電潜像担
持体2間の空隙幅をhとしたとき、絶縁破壊電圧Vt す
なわち放電が発生する電圧は、空隙幅hが100μm以
下の場合にはパッシェンの法則から次式で与えられる。 Vt=312+6.2×106h また、空隙幅hが100μm以上の場合には、絶縁破壊
電圧Vt は次式で与えられる。
【0026】
【数1】 但し、δは空気の相対密度であり、単位は、hは[m]、
Vt は[V]である。
【0027】静電潜像担持体2と電磁波照射装置1の面
4との間の電位差をΔVとすると、 ΔV>Vt のとき放電が発生する。よって放電が発生しないために
はΔVは空隙幅hで決まる絶縁破壊電圧Vt 以下である
必要がある(請求項5)。
【0028】次に図7に示すように、電磁波照射装置1
の下の台形状の領域が電磁波照射領域である。図7のよ
うに電磁波照射装置1の静電潜像担持体2に対向する面
4が電磁波照射領域よりも小さい場合には、電磁波照射
領域の静電潜像担持体移動方向下流側5では電界が弱く
なる。このため電磁波照射装置1直下で静電潜像担持体
2が帯電しても、出口側で除電され、帯電電位が低下す
るといった不具合が生じる。これは上述のように、静電
潜像担持体下流側での電界が、電磁波照射装置1直下で
の電界に比べて弱いために起こると考えられる。そこで
例えば図8に示すように、電磁波照射装置1の静電潜像
担持体2に対向する面4の下流側に電極(下流側電極)
6を設け、電磁波照射装置直下と同等の電界を下流側に
も形成してやる必要がある。電磁波照射装置1と静電潜
像担持体2間の距離をh、電磁波照射角度をθとしたと
き、下流側電極6の静電潜像担持体移動方向の幅Lは、 L>htan(θ/2) ・・・(1) であれば、下流側でも十分な電界が形成される(請求項
6)。
【0029】尚、図8では、電磁波照射装置1の静電潜
像担持体2に対向する面4に、新たに電極6を設けてい
るが、図9に示すように、電磁波照射装置1の静電潜像
担持体2に対向する面7を電磁波照射孔よりも静電潜像
担持体移動方向に長く形成し、電極6の代わりに用いて
もよい。この面7は、電磁波照射孔から下流側に長さL
を持ち、Lは上記の(1)式を満たす必要がある。また電
極6に印加するバイアスは、請求項5を満たす必要があ
るのは言うまでもない。本発明では電極6を電磁波照射
領域よりも外側に配置し、電界を形成するため、電極6
は電磁波に対して透明である必要がなく、よって電極6
の構成材料の選択の幅が広がる。むしろ電磁波を装置外
部に漏らさないために、電磁波を吸収しやすい材質で構
成するのがよい。
【0030】次に、以下に示す実験結果(表1)は、図
8に示す構成で静電潜像担持体2として片面をアルミニ
ウム蒸着したポリエチレンテレフタレートのシートを用
い、電磁波照射装置1として軟X線源を用いて行った結
果である。より具体的には、軟X線のエネルギーは中心
で6keV、照射角度θは110度であり、ポリエチレ
ンテレフタレートシートのアルミニウム蒸着した面に+
1kVを印加し、ポリエチレンテレフタレートのシート
面を電磁波照射装置1に対向させた。また電磁波照射装
置1の電磁波照射孔の下流側にアルミニウム製の下流側
電極6を設け、電磁波照射装置1並びに下流側電極6を
接地した。そして電磁波照射装置1と静電潜像担持体2
間の距離hを10mm、電磁波照射孔の直径を12mm
としたときに、下流側電極6の幅Lを変えて電磁波を照
射し、静電潜像担持体2を線速4mm/sで移動させて
帯電を行い、帯電電位を測定した結果が表1である。
【0031】
【表1】
【0032】前記の式(1)によるとL>14mmであれ
ば、十分な帯電電位が得られることになる。一方、実験
結果(表1)によるとL=15mm以上であれば、ほぼ
−650V一定の帯電電位が得られることがわかる。
【0033】以上は、電磁波照射装置1の電磁波照射孔
より静電潜像担持体移動方向下流側について注目して述
べてきたが、静電潜像担持体2の移動線速が速くなる
と、帯電能力が追いつかなくなり、十分な帯電電位が得
られなくなる。下記の表2は静電潜像担持体2の移動速
度と帯電電位の関係を示したものであり、図8の構成
で、下流側電極6を幅20mmとし、その他の条件は表
1の実験と同じにして実験した結果を示すものである。
【0034】
【表2】
【0035】表2に示すように静電潜像担持体の移動速
度が速くなると帯電電位が低下するが、この原因は、静
電潜像担持体の移動速度が速く、電磁波によるイオン生
成速度が追いつかない、電荷を静電潜像担持体に引き付
ける力が弱い等の理由が上げられる。この場合には電磁
波照射装置と静電潜像担持体間の電界を強くする、電磁
波強度を強くする等の手段が考えられるが、その他に上
流側にも電極8を設ける方法がある。すなわち、図8の
ように下流側にのみ電極を設けた場合には、上流側で生
成されたイオンは有効に利用されないが、図10に示す
ように、電磁波照射装置1の静電潜像担持体2と対向す
る面の電磁波照射孔より上流側にも電極(上流側電極)
8を設置することで、上流側で生成されたイオンも静電
潜像担持体に引き付けられるため、帯電効率が向上す
る。ここで下記の表3は、図10の構成で上流側電極
8、下流側電極6共に幅L=20mmとした場合の、静
電潜像担持体の線速と帯電電位の関係である。
【0036】
【表3】
【0037】表3の実験結果より明らかなように、電磁
波照射装置1の静電潜像担持体2と対向する面に上流側
電極8を設置することによって、帯電効率が向上し、静
電潜像担持体2の線速が速くなっても帯電効率の低下が
少ないことがわかる。
【0038】次に静電潜像担持体2が円筒状の場合に
は、静電潜像担持体2の径が小さくなると、図11に示
すように、電磁波照射装置1との空隙が一定とならず、
静電潜像担持体2の移動に伴って変化する。電磁波照射
装置1の直下では、空隙がh1であっても下流側ではh2
となり、電界強度が弱くなり静電潜像担持体2が除電
される恐れがある。したがって、空隙幅を静電潜像担持
体2が移動しても略一定になるように下流側電極6を配
置することが好ましく、図12に示すように静電潜像担
持体2の曲率と略等しくすることが望ましい。電極6の
形状の精度は、それほど高精度である必要はなく、また
帯電効率を上げるために図13のように、下流側の電界
を強くする目的でh1>h2となるようにしてもよい(請
求項7)。但しこの場合には、空隙h2 の所で放電が発
生しないように注意する必要がある。また上流側電極8
の配置も同様であるが、静電潜像担持体2の線速がそれ
ほど速くない場合には影響は少ない。
【0039】
【実施例】次に本発明のより具体的な実施例について述
べる。 (実施例1)静電潜像担持体2として直径100mm、
軸方向の長さ30cmの円筒状の有機感光体(OPC)
を用い、電磁波照射装置1として軟X線のエネルギーが
平均6keVの軟X線源を用いた。軟X線源1の照射孔
は直径10mmのスリットを用いた。さらに照射孔には
ベリリウム金属がはめこまれており、軟X線管内部を高
真空に保っている。軟X線の照射角度は図8に示すθで
110度であり、軟X線源1の感光体2と対向する面の
感光体回転方向上流側、下流側には、図12に示したよ
うに感光体2と略平行になる曲率を持ち、幅10mmの
下流側電極6と上流側電極8を配置した。この電極6、
電極8は照射孔のベリリウムとは導通しているが、他の
軟X線源1の部材とは電気的に絶縁されている。また、
感光体2の芯金を接地し、電極6と電極8に−2kVの
バイアスを印加した。次に、軟X線源1を感光体2から
5mm離した位置に固定し、感光体2を線速20mm/
sで回転させながら軟X線を照射したところ、感光体は
約−750Vに帯電した。次に、帯電箇所に正帯電トナ
ーをふりかけたところ、帯電部分にはトナーの付着がな
く、よって帯電ムラが全くないことが確認された。
【0040】(実施例2)実施例1と同じ構成で、軟X
線源の感光体と対向する面を接地し、感光体の芯金に+
2kVのバイアスを印加して、軟X線を照射した場合に
も同様の結果が得られた。
【0041】(実施例3)実施例1と同じ構成で、軟X
線源の感光体と対向する面に−1kV、感光体の芯金に
+1kVのバイアスを印加して、軟X線を照射した場合
にも同様の結果が得られた。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、電磁波照射装置と電界形成手段を備え、該電磁波照
射装置と電界形成手段により、前記静電潜像担持体上の
空間に電磁波を照射すると共に電界を形成することによ
って、静電潜像担持体を所望の電位Vs に帯電させる帯
電装置において、前記電界形成手段として、静電潜像担
持体を挾んで電磁波照射装置と対向する位置に対向電極
を設け、該対向電極に所望の帯電電位Vs と逆極性でV
s の絶対値を上まわる電位を印加し、電磁波照射装置の
少なくとも静電潜像担持体に対向する面に0Vを印加す
る構成としたので、電磁波によって生成されたイオンを
静電潜像担持体に付着させるための電界を、効率良く空
間に形成することが可能となり、オゾンレスで非接触帯
電方式の帯電装置を提供できる。
【0043】請求項2の発明は、電磁波照射装置と電界
形成手段を備え、該電磁波照射装置と電界形成手段によ
り、前記静電潜像担持体上の空間に電磁波を照射すると
共に電界を形成することによって、静電潜像担持体を所
望の電位Vs に帯電させる帯電装置において、前記電界
形成手段として、静電潜像担持体を挾んで電磁波照射装
置と対向する位置に対向電極を設け、該対向電極に所望
の帯電電位Vs と逆極性の適当な電位を印加し、電磁波
照射装置の少なくとも静電潜像担持体に対向する面にV
s と同極性の適当な電位を印加し、かつ両電極間の電位
差がVs の絶対値よりも大きい構成としたので、電磁波
によって生成されたイオンを静電潜像担持体に付着させ
るための電界を、効率良く空間に形成することが可能と
なり、オゾンレスで非接触帯電方式の帯電装置を提供で
きる。
【0044】請求項3の発明は、電磁波照射装置と電界
形成手段を備え、該電磁波照射装置と電界形成手段によ
り、前記静電潜像担持体上の空間に電磁波を照射すると
共に電界を形成することによって、静電潜像担持体を所
望の電位Vs に帯電させる帯電装置において、前記電界
形成手段として、静電潜像担持体を挾んで電磁波照射装
置と対向する位置に対向電極を設け、該対向電極に0V
を印加し、電磁波照射装置の少なくとも静電潜像担持体
に対向する面にVs と同極性でVs の絶対値を上まわる
電位を印加する構成としたので、電磁波によって生成さ
れたイオンを静電潜像担持体に付着させるための電界
を、効率良く空間に形成することが可能となり、オゾン
レスで非接触帯電方式の帯電装置を提供できる。
【0045】請求項1〜3の帯電装置において、電磁波
照射装置の少なくと静電潜像担持体に対向する面に電圧
を印加した際に、電磁波照射装置全体が高電位となる
と、電磁波照射に悪影響を与え、また人体が接触した際
に危険であるが、請求項4の発明では、電磁波照射装置
の静電潜像担持体と対向する面と、対向する面上に設け
られた電極が、電磁波照射装置の他の構成部材と電気的
に絶縁されている構成としたので、上記の問題を防止す
ることができる。
【0046】請求項1〜3の帯電装置において、電磁波
照射装置と静電潜像担持体間で放電が発生すると、静電
潜像担持体上の帯電が不均一となり画像に悪影響を与
え、また放電によってオゾンが発生するため、環境や人
体に悪影響を与えるが、請求項5の発明では、電磁波照
射装置と静電潜像担持体間の距離をhとしたときに、電
磁波照射装置の静電潜像担持体と対向する面または対向
する面上に設けられた電極と、対向電極間の電位差が、
空隙幅hでの空気の絶縁破壊電圧よりも小さくなる構成
としたので、電磁波照射装置と静電潜像担持体間で、放
電が発生しなくなり、上記の問題を防止することができ
る。
【0047】請求項1〜3の帯電装置において、静電潜
像担持体移動方向の下流側で、十分な強度の電界が形成
されないと、静電潜像担持体が除電されてしまい、所望
の帯電電位が得られないが、請求項6の発明では、電磁
波照射装置の静電潜像担持体と対向する面または対向す
る面上に設けられた電極が、静電潜像担持体移動方向下
流側に適当な幅Lを有している構成としたので、上記の
下流側の除電の問題を防止することができる。
【0048】請求項6の帯電装置において、静電潜像担
持体が曲率を持ち、かつその曲率が大きい場合には、電
磁波照射装置表面のバイアスが印加された面と、静電潜
像担持体の空隙幅が、静電潜像担持体の移動に伴って変
化し、電界強度も変化してしまい、下流側で電界強度が
弱くなると効率的な帯電が行われないが、請求項7の発
明は、電磁波照射装置の静電潜像担持体と対向する面
が、静電潜像担持体との空隙幅が略一定または静電潜像
担持体移動方向下流側で狭くなるような曲率を有してい
る構成としたので、上記の問題を解消でき、効率的な帯
電が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯電装置の基本構成の一例を示す
構成説明図である。
【図2】図1に示す帯電装置において静電潜像担持体を
正極性に帯電させる場合の電界方向の説明図である。
【図3】図1に示す帯電装置において静電潜像担持体を
負極性に帯電させる場合の電界方向の説明図である。
【図4】本発明の請求項1の実施例を示す帯電装置の構
成説明図である。
【図5】本発明の請求項2の実施例を示す帯電装置の構
成説明図である。
【図6】本発明の請求項3の実施例を示す帯電装置の構
成説明図である。
【図7】本発明による帯電装置の電磁波照射領域の説明
図である。
【図8】本発明の請求項6の実施例を示す帯電装置の構
成説明図である。
【図9】本発明の請求項6の別の実施例を示す帯電装置
の構成説明図である。
【図10】本発明の請求項6のさらに別の実施例を示す
帯電装置の構成説明図である。
【図11】本発明の請求項6のさらに別の実施例を示す
帯電装置の構成説明図である。
【図12】本発明の請求項7の実施例を示す帯電装置の
構成説明図である。
【図13】本発明の請求項7の別の実施例を示す帯電装
置の構成説明図である。
【符号の説明】
1 電磁波照射装置 2 静電潜像担持体(感光体等) 3 対向電極 4,7 電磁波照射装置の静電潜像担持体に対向する面 5 電磁波照射領域の静電潜像担持体移動方向下流
側 6 下流側電極 8 上流側電極 9,10直流電圧電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 雅之 静岡県浜松市市野町1126番地の1・浜松 ホトニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−82791(JP,A) 特開 平8−262845(JP,A) 特開 平5−312998(JP,A) 特開 平8−262844(JP,A) 米国特許2701764(US,A) 米国特許2900515(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 H01T 19/00 G03G 15/00 115 G03G 15/22 - 15/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担持体上に均一な初期帯電を行っ
    た後、部分的に初期帯電を消去し、画像信号に応じて変
    調した静電荷のパターンを形成し、該静電荷のパターン
    をトナーにより現像して記録紙あるいは中間転写体に転
    写し画像を得る画像形成装置の帯電装置であり、電磁波
    照射装置と電界形成手段を備え、該電磁波照射装置と電
    界形成手段により、前記静電潜像担持体上の空間に電磁
    波を照射すると共に電界を形成することによって、静電
    潜像担持体を所望の電位Vs に帯電させる帯電装置にお
    いて、 前記電界形成手段として、静電潜像担持体を挾んで電磁
    波照射装置と対向する位置に対向電極を設け、該対向電
    極に所望の帯電電位Vs と逆極性でVs の絶対値を上ま
    わる電位を印加し、電磁波照射装置の少なくとも静電潜
    像担持体に対向する面に0Vを印加することを特徴とす
    る帯電装置。
  2. 【請求項2】静電潜像担持体上に均一な初期帯電を行っ
    た後、部分的に初期帯電を消去し、画像信号に応じて変
    調した静電荷のパターンを形成し、該静電荷のパターン
    をトナーにより現像して記録紙あるいは中間転写体に転
    写し画像を得る画像形成装置の帯電装置であり、電磁波
    照射装置と電界形成手段を備え、該電磁波照射装置と電
    界形成手段により、前記静電潜像担持体上の空間に電磁
    波を照射すると共に電界を形成することによって、静電
    潜像担持体を所望の電位Vs に帯電させる帯電装置にお
    いて、 前記電界形成手段として、静電潜像担持体を挾んで電磁
    波照射装置と対向する位置に対向電極を設け、該対向電
    極に所望の帯電電位Vs と逆極性の適当な電位を印加
    し、電磁波照射装置の少なくとも静電潜像担持体に対向
    する面にVs と同極性の適当な電位を印加し、かつ両電
    極間の電位差がVs の絶対値より大きいことを特徴とす
    る帯電装置。
  3. 【請求項3】静電潜像担持体上に均一な初期帯電を行っ
    た後、部分的に初期帯電を消去し、画像信号に応じて変
    調した静電荷のパターンを形成し、該静電荷のパターン
    をトナーにより現像して記録紙あるいは中間転写体に転
    写し画像を得る画像形成装置の帯電装置であり、電磁波
    照射装置と電界形成手段を備え、該電磁波照射装置と電
    界形成手段により、前記静電潜像担持体上の空間に電磁
    波を照射すると共に電界を形成することによって、静電
    潜像担持体を所望の電位Vs に帯電させる帯電装置にお
    いて、 前記電界形成手段として、静電潜像担持体を挾んで電磁
    波照射装置と対向する位置に対向電極を設け、該対向電
    極に0Vを印加し、電磁波照射装置の少なくとも静電潜
    像担持体に対向する面にVs と同極性でVs の絶対値を
    上まわる電位を印加することを特徴とする帯電装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2,3記載の帯電装置におい
    て、電磁波照射装置の静電潜像担持体と対向する面また
    は対向する面上に設けられた電極が、電磁波照射装置の
    他の構成部材と電気的に絶縁されていることを特徴とす
    る帯電装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3記載の帯電装置におい
    て、電磁波照射装置と静電潜像担持体間の距離をhとし
    たときに、電磁波照射装置の静電潜像担持体と対向する
    面または対向する面上に設けられた電極と、対向電極間
    の電位差が、空隙幅hでの空気の絶縁破壊電圧よりも小
    さいことを特徴とする帯電装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3記載の帯電装置におい
    て、電磁波照射装置の静電潜像担持体と対向する面また
    は対向する面上に設けられた電極が、静電潜像担持体移
    動方向下流側に適当な幅Lを有していることを特徴とす
    る帯電装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の帯電装置において、電磁波
    照射装置の静電潜像担持体と対向する面が、静電潜像担
    持体との空隙幅が略一定または静電潜像担持体移動方向
    下流側で狭くなるような曲率を有していることを特徴と
    する帯電装置。
JP02269196A 1996-02-08 1996-02-08 帯電装置 Expired - Fee Related JP3356253B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02269196A JP3356253B2 (ja) 1996-02-08 1996-02-08 帯電装置
US08/796,181 US6058003A (en) 1996-02-08 1997-02-07 Electrostatic charger and discharger

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02269196A JP3356253B2 (ja) 1996-02-08 1996-02-08 帯電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09218563A JPH09218563A (ja) 1997-08-19
JP3356253B2 true JP3356253B2 (ja) 2002-12-16

Family

ID=12089909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02269196A Expired - Fee Related JP3356253B2 (ja) 1996-02-08 1996-02-08 帯電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3356253B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09218563A (ja) 1997-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3356253B2 (ja) 帯電装置
JP3454401B2 (ja) 静電記録装置
US6058003A (en) Electrostatic charger and discharger
JP3386307B2 (ja) 帯電装置
JP3386311B2 (ja) 帯電装置
JP3715552B2 (ja) 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JP3850578B2 (ja) 帯電装置
JPH077223B2 (ja) 放電装置
JP3500329B2 (ja) 正帯電トナーを用いての反転現像システムにおけるトナー像の転写方法
JP3386315B2 (ja) 帯電装置
JP3759835B2 (ja) 画像形成装置
JP4176921B2 (ja) 帯電装置
JP2000047457A (ja) 帯電装置
JP3349335B2 (ja) 除電方法及び除電装置
JP3535635B2 (ja) 帯電装置
JP3850577B2 (ja) 帯電装置
JP3660540B2 (ja) 画像形成装置
JP3583253B2 (ja) 帯電装置
JPH0772704A (ja) 帯電方法、帯電装置、及び同装置を有する画像形成装置
JPH1031360A (ja) 画像形成装置
JP3296093B2 (ja) 帯電装置
JP2000122379A (ja) 帯電装置
JPH1097119A (ja) イオン発生装置及びこのイオン発生装置を備えた画像形成装置
JPH09319190A (ja) 帯電装置
JPH04240671A (ja) 帯電装置及びこれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees