JP3349335B2 - 除電方法及び除電装置 - Google Patents
除電方法及び除電装置Info
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Description
ミリ、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置におい
て、静電像坦持体である感光体や、記録紙等の絶縁体の
除電に用いられる除電方法及び除電装置に関する。
光を用いて除電する技術が特開昭62−38491号公
報、特開平1−274186号公報、特開平2−256
084号公報に開示されている。これらは何れも有機感
光体(OPC)の除電に関する技術であり、除電ランプ
で短波長光を感光体に照射して除電することにより、光
導電層の深い位置でトラップされている電荷を開放する
ことができ、帯電性能の劣化が無い。
除電方法及び帯電物の除電装置として、特開平7−16
1485号公報には、帯電物に対して紫外線照射体から
紫外線を照射し、帯電物が臨む気体をイオン化し、ある
いは、帯電物内の過剰な電子を放出させて、帯電物の除
電を行う技術が開示されている。
た複写機、ファクシミリ、プリンタ等における作像プロ
セスでは、感光体や記録紙等を除電するプロセスが存在
する。感光体を除電する方法としては、数百[nm]程度の
波長の光を出す除電ランプが最も多く用いられている。
しかし、除電ランプは感光体の光導電性を利用している
ため、感光体の除電にしか使えず、また、除電できる電
荷の極性は感光体の極性によって決まってしまう。した
がって、放電などにより感光体にのってしまった逆極性
の電荷は、他の手段によってでなければ取り除くことは
できない。
光体と記録紙を分離するために行われ、主にコロナチャ
ージャーが用いられる。また、転写前やクリーニング前
の感光体の除電も、コロナチャージャーが用いられてい
る。このように、電子写真方式の作像プロセスでは、除
電のために複数のコロナチャージャーが使われている。
しかし、コロナチャージャーはオゾンを多量に発生する
という大きな欠点を有している。
って、除電ランプやコロナチャージャーと同様に非接触
でかつ、両極性の電荷の除電が可能で、さらにオゾンを
発生しない除電方法及び除電装置を提供することを課題
(目的)としている。以下に、個々の請求項の発明が解
決しようとする課題(目的)を列挙する。
は、電磁波を作用させることで、帯電極性に無関係に被
除電部材を非接触で除電することができ、また、オゾン
を発生させない除電装置を提供することであり、さらに
は、被除電部材に電磁波が照射されることによる、被除
電部材の劣化を防止することである。
は、請求項1の課題に加え、非接触、オゾンレスの除電
と帯電を1つの装置で可能にすることである。
は、請求項1の課題に加え、簡易な構成で被除電部材へ
の電磁波の照射を防止することである。
は、請求項1の課題に加え、不要な部分まで電磁波が照
射されることを防ぎ、装置の安全性を向上させることで
ある。
は、請求項1の課題に加え、有効な電界を形成し、除電
効率を向上させるとともに、電界を大きくすることで除
電速度を向上させることである。
の手段として、請求項1の発明は、静電像坦持体上に、
均一な初期帯電を行った後、部分的に初期帯電を消去し
画像信号に応じて変調した静電荷のパターンを形成し、
該静電荷のパターンをトナーにより現像して記録紙ある
いは中間転写体に転写し、画像を得る画像形成装置に用
いる除電装置であり、被除電部材あるいは、その近傍の
空間に波長が10 -11 〜10 -9 [m] の電磁波を照射する
電磁波照射装置を有し、該電磁波照射装置により、被除
電部材あるいは、その近傍の空間に電磁波を照射するこ
とによって発生するイオンにより該被除電部材を除電す
る除電装置において、前記被除電部材に直接電磁波が照
射しないように、前記電磁波照射装置からの電磁波を被
除電部材の除電面に対して略平行に照射する構成とし
た。
置において、電磁波照射領域の一部に電界を形成する手
段として、電磁波照射装置と被除電部材の間の電磁波照
射領域の一部に電極を配置し、該電極に帯電用バイアス
を印加する構成とした。
置において、電磁波照射装置の電磁波照射孔の被除電部
材側に、電磁波遮蔽部材を設ける構成とした。
置において、電磁波照射領域を挾んで被除電部材あるい
は電磁波照射装置と対向する部分に電磁波遮蔽部材を設
ける構成とした。
置において、電磁波照射領域あるいは電磁波照射領域を
挾んで被除電部材と対向する部分に定電位の電極を設
け、該電極を被除電部材の帯電極性と逆極性の電位にす
る構成とした。
て図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の除電
方法について述べる。電磁波が空気中に照射されると、
照射された領域の空気が電離され、正負両極性のイオン
が生成される。したがって、図1(a)のように帯電し
ている物質(被除電部材)1に対して、同図(b)のよ
うに電磁波照射装置2の電磁波照射孔3から被除電部材
1の上部に電磁波を照射すると、被除電部材1の上部の
空間で作られるイオンにより、被除電部材1の電荷が中
和され、除電することができる。当然のことながら本発
明の除電方法は、電子写真方式の画像形成装置における
静電像坦持体である感光体の除電にも用いることがで
き、例えば、図2に示す装置構成にすれば、感光体4上
の残留電荷をA部において非接触で除電することができ
る。尚、図2は、正極性の電荷の除電を行う場合の説明
図であるが、全く同じ構成で負極性の電荷もキャンセル
できるため、例えば、図3に示す構成例のように従来の
除電ランプでは除電できなかった、感光体4が両極性に
帯電している場合についても、除電することができる。
も、両極性の電荷のキャンセルは可能であるが、コロナ
チャージャーは多量にオゾンを発生するという大きな欠
点がある。その点、本発明の除電装置はオゾンも発生し
ないため、コロナチャージャーよりも優れていると言え
る。尚、本発明における電磁波としては、紫外線、軟X
線、X線、γ線等が使用できるが、電離効率や安全性の
面を考慮すると、波長が10~11〜10~9[m] の軟X線
かX線が好ましい。
向を被除電部材1に対して略平行にした除電装置の構成
例を示した図である。被除電部材1が電磁波に対して劣
化するような材料の場合には、図4に示すような構成に
すれば、電磁波が被除電部材1に照射されないので、被
除電部材1が劣化することなく除電することができる。
尚、電磁波照射装置2によっては、電磁波の照射角が異
なるため、例えば、図5のように照射角θが大きい電磁
波照射装置2を用いる場合には、図6に示すように電磁
波照射孔3にスリット5を設けるとか、図7に示すよう
に電磁波照射孔3の被除電部材側に電磁波遮蔽部材6を
設けるとかして照射角を小さくすることができる。この
電磁波照射装置2の電磁波照射孔3に設けられるスリッ
ト5や電磁波遮蔽部材6を形成する材料としては、ほと
んど全ての金属材料や樹脂材料が使用できるが、ベリリ
ウム(Be)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(C
a)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、カ
ーボン、カーボンフィルムは、電磁波の透過性が高いの
で好ましくない。
例である。図4の構成では、電磁波照射装置2から波長
が短く強度の高い電磁波を照射した場合には、放射線が
装置外部に漏れ、人体等への害が考えられる。そこで図
8に示すように電磁波照射方向下流側に電磁波遮蔽部材
6を設けることで、装置の外部に電磁波が漏れず、安全
性が向上する。また、図9は、電磁波照射領域の上方へ
の電磁波の漏れも防止するために、電磁波遮蔽部材6の
上端から電磁波照射方向上流側に向けて庇状に延出する
部分を設けてL字形とした例である。特に図示しない
が、装置の奥行き方向にも電磁波遮蔽部材を設けること
もでき、このようにすることで、装置の安全性は更に向
上する。
設けた構成の除電装置の説明図である。この電極7は接
地されており、被除電部材1に対向して平行に設けられ
ている。電極7を設けることで、被除電部材上方への電
磁波の漏れを防ぐと共に、図10のように空気の電離領
域に除電に有効な電界(矢印B)が形成されるので、除
電効率が向上する。尚、電極7を被除電部材1に更に近
づけて設けることも可能であるが、あまり近づけすぎる
と電離する空間が狭まり、除電効率が低下するので好ま
しくない。また、遠すぎても電界が弱まるので好ましく
ないのは明らかである。
電部材1の帯電電位と逆極性の電位にすると、電界(矢
印C)が強くなり、除電速度が上がる。ただし、電極7
の電位が大きすぎると逆に被除電部材1が帯電してしま
うので、電極7は照射される電磁波のエネルギーや被除
電部材1の移動速度、帯電量等に応じて適当な電位にす
る必要がある。尚、電極7の設け方は、図10,11で
は被除電部材1に平行に設けているが、平行にする必然
性はなく、例えば、図12に示すように傾けて設けて配
置すれば、電極7が電磁波遮蔽部材としての機能も兼ね
ることができる。また、図13に示すように電極7を配
置すれば、電界が被除電部材1の移動方向下流に行くに
つれて電界が弱まるため、被除電部材1が除電後に再び
帯電してしまうことが防げる。
磁波を照射する場合の装置構成で電界の形成方法の一例
を示す図である。この場合には、電極7の下で電離を起
こさなければならないので、電極7を電磁波の透過性に
優れた材料で構成するか、開口率の大きな網形状にする
必要がある。
を照射する場合の装置構成で、除電速度を向上させる別
の手段を示すものである。電磁波照射装置2を被除電部
材1の移動方向と平行に矢印Dのように往復運動させる
ことで、電離する空気の量が増え、生成されるイオンが
増えて除電効率が向上する。電磁波照射装置2を動かす
手段としては、ソレノイドなどのアクチュエータを用い
て独立に駆動してもよいし、ギヤ、ベルト、カム等の伝
達機構を用いて被除電部材1の動きに従動するような手
段を用いてもよい。また、電磁波照射装置2は並進運動
する必要はなく、回転往復運動でもよい。
実現する装置の構成を示すもので、感光体4を除電して
すぐ帯電する場合の構成例である。電磁波照射装置2と
感光体4の間の電磁波照射領域のうち感光体移動方向
(矢印G)下流側の一部に、電磁波に対して透明性の高
い金属材料の電極7を挿入する。また、同電極には帯電
バイアスを印加する。このようにすることで、領域Eで
は感光体4を除電し、領域Fで感光体4を一様に帯電す
ることができる。したがって、従来用いられてきた除電
ランプと帯電チャージャーの機能を1つの装置で達成で
きる。また、電磁波を感光体に略平行に照射する場合の
構成例を示すと図17のようになる。この場合には、電
極7は電磁波の透過性の良い金属材料である必要はな
い。
帯電する装置の構成例を示したが、電子写真プロセスの
転写プロセスにおいては、図18に示すように、記録紙
11を帯電後即除電する装置が用いられる。つまり、ま
ず感光体4と記録紙11のニップ入口部(H部)におい
て、第1のコロナチャージャー8で記録紙11の裏面を
トナー10と逆極性に帯電させて、感光体4の上に形成
されたトナー像を記録紙11に移す。次に、感光体4と
記録紙11が分離しやすくするために、ニップ出口部
(I部)において第2のコロナチャージャー9で記録紙
11の裏面を除電する。しかし、図18の例では、コロ
ナチャージャーで転写・分離を行うので、オゾンの問題
が生じる。そこで次に、本発明を転写・分離装置に応用
する例を図19に示す。
より記録紙11の裏側から電磁波を、感光体4と記録紙
11の接触部より広い範囲に照射し、記録紙11の進入
側(J部)にのみ転写バイアスが印加された電極7を設
ける。このようにすることにより、ニップ入口部(J
部)では記録紙11の裏面が帯電されて転写が行われ、
ニップ出口部(K部)では記録紙11の裏面が除電され
る。したがって、オゾンレスで、転写・分離することが
できる。尚、転写・分離装置として用いる場合において
も、感光体に対して電磁波照射装置を略平行にする構成
が可能であることは説明するまでもなく、感光体が電磁
波の直射によって劣化するような場合には、そのように
電磁波の照射方向や照射角を制限することで対応でき
る。また、直射する構成であっても、電磁波を照射する
スイッチングを記録紙11の搬送に合わせて適宜に行う
ことで、感光体4への電磁波の照射量を制限することが
できる。
説明する。
電したドラム状の感光体4に電磁波を照射し、除電性能
を評価した。電磁波照射装置2としては、直径φ30[m
m]の電磁波照射孔3から6[keV]にピークを持つ連続
X線を照射する軟X線源(ピーク波長約2×10~
10[m])を用い、感光体4から約20[mm]離して設け
た。感光体4としては、Se感光体とOPC感光体を用
い、それぞれ600[V]、−600[V]に帯電させ、線
速40[mm/s]で回転させながら、除電を行った。その結
果、オゾン臭が発生することなく、どちらの場合も残留
電位がなく、良好な除電が行えた。また、1.5[ke
V]の特性X線(波長8.26×10~10[m])による評
価を行ったところ、同様に良好な結果が得られ、オゾン
レス除電の効果が確認された。
てX線照射装置を用いて評価を行った。用いたX線の波
長は10~11[m] 程度である。X線を用いた場合にも、
軟X線と同様に除電が可能で、感光体4の線速を200
[mm/s]で評価を行った。その結果、Se感光体について
は、良好な結果を得ることができたが、OPC感光体の
場合には、初期的には良好な除電性能が得られたが、1
000回程度除電を行うと感光体4が劣化し、十分な帯
電電位が得られないといった問題が生じた。そこで、X
線が感光体4に直射しないように、図20に示す実施例
のように、X線が感光体4とほぼ平行に照射されるよう
に設置した。また、X線が除電部以外に照射されること
を防ぐために、L字形の電磁波遮蔽部材6を電磁波照射
孔3から約30[mm]離して設けた。電磁波遮蔽部材6
は、厚さが10[mm]の塩化ビニール板で構成した。ま
た、X線照射角が110°であるため、電磁波照射装置
2を感光体4に対して平行にしただけではX線が感光体
4に直射するので、電磁波照射孔3の下側にも電磁波遮
蔽部材6を設けた。このような構成で、−600[V]に
帯電したOPC感光体を線速200[mm/s]で回転させな
がら除電を行ったところ、良好な除電結果が得られ、感
光体4も劣化しなかった。
装置2として軟X線源を用い、−600[V]に帯電した
OPC感光体を線速80[mm/s]で回転させながら除電を
行ったところ、約−200[V]の残留電位が残ってしま
った。ここで、電磁波遮蔽部材6には、実施例2と同じ
く、塩化ビニル板を用いた。また、図21に示す実施例
のように、電磁波遮蔽部材6に接地電位の電極7を設
け、同じ条件で評価を行ったところ、残留電位は−10
[V]以下に減少した。さらに、図22に示す実施例のよ
うに、電極7に電源を接続して電極7の電位を変えなが
ら除電性能の変化を調べた。その結果を図23に示す。
図23で除電限界線速とは、−600[V]に帯電した感
光体を−10[V]以下に除電できる限界の感光体線速で
ある。この値が大きいほど、高速除電できるということ
であり、高性能であると言える。図22の除電装置で
は、図23に示すように、電極(金属板)7の電位を大
きくするにしたがって、性能が向上していった。しか
し、350[V]以上にすると、感光体4が正極性に帯電
してしまう不具合が生じた。このように限界はあるが、
電極7に電圧を印加することで、除電の高速化が図れ
る。
に、感光体4の上方に電磁波照射装置2としての軟X線
源を感光体4から約25[mm]離して設け、電磁波照射孔
3の約2[mm]下方に50[cm]角で厚さ0.2[mm]の電極
7としてのBe板を設けた。さらに、Be板は接地電位
にした。まず、感光体4を線速40[mm/s]で回転させた
時に、−10[V]以下に除電できる感光体4の帯電量
(帯電電位)の最大値を調べたところ、約−750[V]
であった。次に、感光体4の回転に同期して、図24の
矢印Lの方向に、振幅約5[mm]、振動数約2[Hz]で電
磁波照射装置2を往復運動させたところ、除電可能な感
光体4の帯電量が−900[V]に上がり、除電性能が向
上した。本実施例では、感光体4の回転軸の回転をギヤ
で昇速し、さらにカム−クランク機構で往復運動に変換
する方式で電磁波照射装置2を往復運動させたが、感光
体4の回転と独立駆動で電磁波照射装置2を駆動するよ
うなことも可能である。
えた除電装置の実施例を示している。図25に示すよう
に、感光体4の上方に電磁波照射装置2としてのX線源
をX線が感光体4に対して略平行に照射されるように設
置し、波長が10~11[m] 程度のX線を照射した。X線
源の電磁波照射孔3の感光体側には、塩化ビニール製の
電磁波遮蔽板6を設け、感光体4にX線が直接照射され
ないようにした。また、電磁波照射孔3から約50[mm]
離して、厚さ10[mm]の塩化ビニール製のL字形の電磁
波遮蔽部材6を設けた。L字形の電磁波遮蔽部材6の感
光体4と向かい合う面は、感光体4から約35[mm]離れ
たところにあり、同面の感光体移動方向下流側に幅25
[mm]の電極7を設け、−3[kV]印加した。電磁波照射
装置2の上流側で感光体4に+300[V]と−300
[V]の潜像を形成した後、線速100[mm/s]で感光体4
を回転させ、電磁波照射装置2の下流側で帯電電位を測
定した。その結果、感光体4は均一に−650[V]に帯
電していた。また、感光体4を現像して帯電ムラを評価
したところ、全く帯電ムラは観察されず、均一帯電が確
認できた。
電子写真方式の画像形成装置の転写・分離装置に用いた
実施例を説明する。感光体4の下部に感光体4から約1
5[mm]離して、電磁波照射装置2としての軟X線源を設
け、感光体4に向けて軟X線を照射した。また、電磁波
照射孔3の上部約5[mm]の位置に、厚さ100[μm] 、
幅30[mm]のBe板を電極7として電磁波照射孔3の中
央付近から記録紙11の給紙側(J部)に電磁波照射孔
3とほぼ平行に配置した。尚、電極7としてのBe板に
は−3[kV]の電圧を印加した。感光体4に正帯電トナ
ーでトナー像を形成し、線速40[mm/s]で回転させると
同時に、図示しない紙搬送装置で感光体下部に記録紙1
1を供給し、転写を行った。その結果、感光体4の上の
トナーの90%以上が記録紙11に転写された。また、
分離性能に関しても良好で、記録紙11として、OHP
シートや上質紙はもちろんのこと、薄紙を用いた場合で
も感光体4に巻き付いてしまうことはなかった。
置においては、被除電部材あるいは、その近傍の空間に
波長が10 -11 〜10 -9 [m] の電磁波を照射する電磁波
照射装置を有し、該電磁波照射装置により、被除電部材
あるいはその近傍の空間に電磁波を照射することによっ
て発生するイオンにより該被除電部材の除電を行うの
で、帯電極性に無関係に被除電部材を非接触で除電で
き、しかもオゾンを発生しない。そして、被除電部材に
直接電磁波が照射しないように、電磁波照射装置からの
電磁波を被除電部材の除電面に対して略平行に照射する
ので、被除電部材に電磁波が照射されることによる被除
電部材の劣化を防止することができる。
の効果に加え、電磁波照射領域の一部に電界を形成する
ので、電界形成領域で被除電部材を帯電させることがで
き、非接触、オゾンレスの除電と帯電を1つの装置で実
現できる。したがって、画像形成装置の除電・帯電装置
や、転写・分離装置として応用することができる。
の効果に加え、電磁波照射孔の被除電部材側に電磁波遮
蔽部材を設けるので、簡易な構成で、電磁波の被除電部
材への直射を防ぐことができる。
の効果に加え、電磁波照射領域を挾んで被除電部材ある
いは電磁波照射装置と対向する部分に電磁波遮蔽部材を
設けるので、装置外部への電磁波の漏れが防止され、装
置の安全性が向上する。
の効果に加え、電磁波照射領域に設ける電極を、被除電
部材の帯電電位と逆極性の電位にするので、除電のため
の電界が大きくなり、除電速度が向上する。
成説明図であり、正極性の電荷の除電を行う場合の説明
図である。
荷の除電を行う場合の説明図である。
構成説明図である。
置の照射角の説明図である。
けて照射角を小さくした例の説明図である。
に電磁波遮蔽部材を設けて照射角を小さくした例の説明
図である。
装置の構成説明図である。
装置の構成説明図である。
電装置の構成説明図である。
電装置の構成説明図である。
電装置の構成説明図である。
電装置の構成説明図である。
電装置の構成説明図である。
電装置の構成説明図である。
電装置の構成説明図であり、除電器と帯電器の2つの機
能を実現する装置の構成例を示す図である。
電装置の構成説明図であり、除電器と帯電器の2つの機
能を実現する装置の別の構成例を示す図である。
離装置の構成説明図である。
であって、本発明による除電器と帯電器の2つの機能を
有する除電装置を転写・分離装置に応用した例を示す構
成説明図である。
図である。
明図である。
構成説明図である。
(金属板)電位を変えながら除電性能(除電限界線速)
の変化を調べた結果を示す図である。
構成説明図である。
除電器と帯電器の2つの機能を有する除電装置の構成説
明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】静電像坦持体上に、均一な初期帯電を行っ
た後、部分的に初期帯電を消去し画像信号に応じて変調
した静電荷のパターンを形成し、該静電荷のパターンを
トナーにより現像して記録紙あるいは中間転写体に転写
し、画像を得る画像形成装置に用いる除電装置であっ
て、被除電部材あるいは、その近傍の空間に波長が10 -11
〜10 -9 [m] の電磁波を照射する電磁波照射装置を有
し、該電磁波照射装置により、 被除電部材あるいは、そ
の近傍の空間に電磁波を照射することによって発生する
イオンにより該被除電部材を除電する除電装置におい
て、 前記被除電部材に直接電磁波が照射しないように、前記
電磁波照射装置からの電磁波を被除電部材の除電面に対
して略平行に照射することを特徴とする除電装置 。 - 【請求項2】電磁波照射領域の一部に電界を形成する手
段として、電磁波照射装置と被除電部材の間の電磁波照
射領域の一部に電極を配置し、該電極に帯電用バイアス
を印加することを特徴とする請求項1記載の除電装置。 - 【請求項3】電磁波照射装置の電磁波照射孔の被除電部
材側に、電磁波遮蔽部材を設けることを特徴とする請求
項1記載の除電装置。 - 【請求項4】電磁波照射領域を挾んで被除電部材あるい
は電磁波照射装置と対向する部分に電磁波遮蔽部材を設
けることを特徴とする請求項1記載の除電装置。 - 【請求項5】電磁波照射領域あるいは電磁波照射領域を
挾んで被除電部材と対向する部分に定電位の電極を設
け、該電極を被除電部材の帯電極性と逆極性の電位にす
ることを特徴とする請求項1記載の除電装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7687696A JP3349335B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 除電方法及び除電装置 |
US08/796,181 US6058003A (en) | 1996-02-08 | 1997-02-07 | Electrostatic charger and discharger |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7687696A JP3349335B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 除電方法及び除電装置 |
Publications (2)
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