JP2881129B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2881129B2
JP2881129B2 JP848796A JP848796A JP2881129B2 JP 2881129 B2 JP2881129 B2 JP 2881129B2 JP 848796 A JP848796 A JP 848796A JP 848796 A JP848796 A JP 848796A JP 2881129 B2 JP2881129 B2 JP 2881129B2
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昌由 加藤
康弘 富田
昌義 石川
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Hamamatsu Photonics KK
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
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  • X-Ray Techniques (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された情報をもと
にして、紙をはじめとするフレキシブルな記録媒体の表
面に視認可能な画像を形成する装置であって、ファクシ
ミリ、コピー機、レーザプリンタなどを含む画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
カールソン法を用いた図5に示す電子複写機がある。こ
の電子複写機では以下のようにして入力情報が複写され
る。
【0003】まず、コロナ帯電部1において、暗所で、
コロナ放電を利用して感光体と呼ばれる半導体層が帯電
される。次に、露光部2において、複写したい原稿(入
力情報)に光が照射され、原稿と同じパターンを有する
静電潜像が感光体上に形成される。次に、現像部3にお
いて、静電潜像と反対極性に帯電したトナーと呼ばれる
着色微粒子が感光体上に振り掛けられる。このトナー
は、カーボンブラックその他がその表面あるいは全体に
添加された粒径数μm〜50μm程度の樹脂微粉末であ
り、樹脂中に0.1〜0.5μm程度の磁性粉末を分散さ
せてある。次に、転写部4において、感光体上のトナー
による複写像が静電気力によって白い紙に写しとられ
る。次に、定着部5において、トナーに熱が加えられて
溶かされ、紙の繊維の間に染み込まされてトナーが紙に
固着される。次に、清掃部6において、感光体が除電さ
れ、残留トナーが清掃されて初期状態に戻される。この
感光体は繰り返し使用される。このような一連の処理は
数秒以内に終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
電子複写機においては、感光体表面を帯電する帯電部1
や、感光体表面を除電する清掃部6においてコロナ放電
が用いられており、次の問題があった。つまり、コロナ
放電を感光層の帯電や除電に用いると、コロナ放電時に
オゾンやNOx、ゴミが発生し、コロナ放電部の周辺部
品である電極が酸化し、周辺部品が劣化してしまう。ま
た、コロナ放電による火災の発生等の原因にもなる。ま
た、このオゾンやNOxの発生は地球環境上好ましいこ
とではない。
【0005】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するためになされたものであり、使用時に周囲の環境
へ悪影響を及ぼさず、使用耐久性に優れ、安全性に優れ
た画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、表面
に感光層が形成された絶縁体と、その感光層表面を帯電
させる帯電手段と、帯電した感光層表面を露光して形成
すべき画像に対応した静電潜像を形成する露光手段と、
その静電潜像に着色微粒子を付着させる現像手段と、そ
の静電潜像の領域に付着した着色微粒子を記録媒体に転
写する転写手段と、その記録媒体に転移した着色微粒子
を定着させる定着手段と、感光層表面に残留した着色微
粒子を清掃する清掃手段とを備えて構成される画像形成
装置において、前述の帯電手段が感光層表面の大気をX
線照射によって電離させる帯電用X線発生手段と、この
電離によって生じた気体イオンを電界によって感光層表
面に導く電界印加手段とから構成され、前述の清掃手段
が着色微粒子が残留した感光層上の大気をX線照射によ
ってイオン化させると共に感光層内にキャリアを発生さ
せる消去用X線発生手段から構成されていることを特徴
とする。
【0007】このような発明によれば、帯電手段におけ
る帯電用X線発生手段によって感光層上に生じた気体イ
オンが電界印加手段によって発生した電界により感光層
表面に導かれ、感光層表面が帯電することとなる。
【0008】また、清掃手段における消去用X線発生手
段によって感光層上に生じた気体イオンが感光層表面に
残留した着色微粒子を中和させ、かつ、この消去用X線
発生手段によって感光層内にキャリアが発生し、そのキ
ャリアにより感光層に形成された静電潜像が消滅するこ
ととなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
に係る画像形成装置の種々の実施形態について説明す
る。尚、各図において同一要素には同一符号を付して説
明を省略する。
【0010】(実施形態1)図1は、画像形成装置の基
本構成を示した図である。この画像形成装置は、入力情
報をもとにして文字又は図形などの所望の画像を記録媒
体7の表面に形成する装置であって、例えば、原稿8か
ら形成すべき画像を読み取る読取機構21を備えたコピ
ー機として用いられる。この画像形成装置は、図1に示
すように、中心を軸として回転可能な基板ドラム13の
周囲に帯電手段11、露光部20、現像部3、転写部
4、クリーニング手段12(清掃手段)が円周方向へ向
けて順次配設されると共に、転写部4と基板ドラム13
外周との間を通過する記録媒体7の搬出経路の途上に定
着部5が配設されて構成されている。なお、現像部3、
転写部4および定着部5としては、図4に示された従来
公知のものを用いることができる。また、記録媒体7と
しては、紙などのフレキシブルなものを用いることがで
きる。
【0011】図2は、画像形成装置の帯電手段11およ
びクリーニング手段12の部分を概念的に示しており、
同図(a)はこの部分の斜視図、同図(b)は断面図を
示している。図2において、円筒状の絶縁物からなる基
板ドラム13は閉ループを形成しており、この基板ドラ
ム13はその円筒軸を中心に回転する。この回転によ
り、基板ドラム13はこの閉ループに沿って移動する。
また、基板ドラム13の閉ループの外表面には半導体層
からなる感光層14が形成されている。この感光層14
の表面を帯電させる帯電手段11は、感光層14表面の
大気をX線照射によって電離させる、閉ループ外に設け
られた帯電用X線管15a,bと、この電離によって生
じた気体イオンを電界によって感光層14表面に導く電
界印加手段とから構成されている。
【0012】電界印加手段は金属板からなる外部固定電
極16aおよび内部固定電極16bと、第1の電源17
aおよび第2の電源17bとから構成されている。外部
固定電極16aは感光層14表面の閉ループ外に設けら
れており、内部固定電極16bは感光層14を含む基板
ドラム13を挟んで外部固定電極16aに対向するよう
に閉ループ内に設けられている。第1の電源17aは外
部固定電極16aに0〜V+ [V]の正極性の電圧を印
加し、第2の電源17bは内部固定電極16bにV-
[V]の負極性の電圧を印加する。この電圧印加によ
り、外部固定電極16aおよび内部固定電極16b間に
は外部固定電極16aから内部固定電極16bに向かう
電界が形成される。
【0013】帯電用X線管15a,bは長方形状の外部
固定電極16aの両端部に沿って設けられている。この
ような帯電用X線管15a,bは、感光層14の表面を
均一に帯電するためには、ドラム長手方向に短尺のX線
管を複数個並べて構成するよりも、本実施例のように長
尺タイプのX線管によって構成した方が望ましい。ま
た、これら帯電用X線管15a,15bのX線出射窓1
a1,15b1はキャピラリ状に形成されており、各出射
窓15a1b1から出射されるX線に指向性が持たせられ
ている。つまり、帯電用X線管15a,bは外部固定電
極16aと感光層14との間の大気にX線を照射する
が、このX線は感光層14の表面に平行に照射され、感
光層14には照射されない構成になっている。なお、帯
電用X線管15a、bは、外部固定電極16aと基板ド
ラム13との間にX線を照射できれば、必ずしも外部固
定電極16aに取り付けられている必要はなく、また、
基板ドラム13の外表面と平行にX線を照射するものに
限られるものではない。
【0014】一方、図2(b)に示すように、クリーニ
ング手段12における基板ドラム13の閉ループ外には
消去用X線管12aが設けられている。このX線管12
aも長尺タイプのX線管によって構成されており、X線
管12aから感光層14表面にX線19が照射される。
このX線管12aおよび上記のX線管15a,bは共に
1〜20keVのエネルギー範囲のX線を発生する。ま
た、消去用X線管12aの両側には長手方向に沿って金
属板12bが設けられている。この金属板12bは接地
されている。また、消去用X線管12aから基板ドラム
13が回転する方向に隣接する位置に、ブラシクリーナ
12cが設けられている。
【0015】図1に示すように、露光部20は、原稿8
から形成すべき画像を読み取る読取機構21を備えて構
成されている。この露光部20は、帯電手段11により
帯電された感光層14の表面を露光して形成すべき画像
に対応した静電潜像を形成する部位であり、例えば、読
取機構21、レンズ系22および照射ミラー23により
構成される。読取機構21は、載置台21a、照明ラン
プ21b、複数の反射ミラー21cにより構成され、原
稿8から形成すべき画像を光の信号として読み取れる構
造となっている。すなわち、透明な載置台21aの下方
に照明ランプ21bおよび反射ミラー21cが載置台2
1aに沿って移動可能に配設されており、載置台21a
に原稿8をセットした後、照明ランプ21bにより載置
台21aを介して原稿8を照しながら、照明ランプ21
bおよび反射ミラー21cが移動していくことにより、
原稿8の表面に表された画像が順次光の信号として読み
取られるようになっている。また、この光の信号は、所
定のレンズ系22および照射ミラー23により、帯電手
段11と現像部3の間における基板ドラム13の外表面
上に照射され、静電潜像が形成されることとなる。
【0016】次に、このような構造の本実施形態に係る
画像形成装置の帯電メカニズムについて、図3を参照し
て説明する。なお、同図において、図2と同一部分には
同一符号を付してその説明は省略する。
【0017】第1の電源17aから外部固定電極16a
に0〜V+ [V]の正極性電圧が印加され、第2の電源
17bから内部固定電極にV- [V]の負極性電圧が印
加されると、外部固定電極16aと内部固定電極16b
との間には、外部固定電極16aから内部固定電極16
bに向かう電界が発生する。このような状態において、
各X線管15a,bから感光層14の表面に平行なX線
24が照射される。このX線24の照射により、外部固
定電極16aと感光層14との間の大気は電離し、図3
(a)に示すように、感光層14表面に正極性および負
極性に帯電した気体イオンが発生する。
【0018】また、外部固定電極16aおよび内部固定
電極16b間に形成された電界により、基板ドラム13
は分極している。この分極により、図3(b)に示すよ
うに、基板ドラム13の内周面には正電荷(+)、外周
面には負電荷(−)が現れている。よって、X線照射に
よって感光層14表面に生じた気体イオンのうち、正極
性(+)に帯電した気体イオンは、電極間に生じた電界
によって感光層14の表面に導かれ、また、基板ドラム
13の外周面に生じた負電荷(−)の静電気力によって
引っ張られて感光層14の表面を正極性に帯電する。本
実施例では前述のようにX線管15a,bに長尺タイプ
のX線管を用いているため、感光層14表面の大気に均
一にX線が照射され、各X線管15a,b間に挟まれた
大気には均一に気体イオンが生じている。よって、感光
層14表面には均一に正電荷(+)が帯電する。感光層
14表面に帯電する電荷の極性は、内部固定電極16b
に印加される電圧の極性と逆極性になっている。
【0019】また、感光層14表面に帯電する正電荷
(+)の電荷量Qは、外部固定電極16aに印加する電
圧を制御することにより、自在に制御することが可能で
ある。このことは図4を参照して次のように説明するこ
とができる。
【0020】まず、同図(a)に示すように、X線管3
1から距離L離れた金属板32にX線33を照射し、金
属板32の表面電位を計測する実験を行った。ここで、
X線管31を構成する金属ケース31aおよびX線が出
射されるTa窓31bは接地電位にはなく、一定の電圧
0 が印加されている。従って、X線管31のターゲッ
ト電圧はそのまま外部に露出するかたちになっている。
この計測結果は同図(b)のグラフに示されている。同
グラフの横軸は時間[t]、縦軸は金属板32の表面電
位[V]を表している。金属板32の表面電位は同グラ
フに示されるように電位V[V]で安定した。この実験
の場合、電圧V0 を印加したX線管31のTa窓31b
の面積は小さく、一方、金属板32の表面積はそれに比
べて大きいため、電圧V(V<V0 )で安定したが、窓
31bと金属板32との各面積が同面積で平行に置かれ
た場合には、金属板32の表面電位は理論上V0 となる
はずである。
【0021】従って、図4(c)に示す電位差V0 の板
34,35の間に、図4(d)に示すように絶縁物36
を挿入し、その間にX線37を照射すると、絶縁物36
の表面は帯電し、絶縁物36の表面電位は理論的にはV
0 になる。よって、絶縁物36の厚さをd[m],表面
積をS[m2 ]とすると、絶縁物36の表面に帯電する
電荷量Qは次式に示される。
【0022】Q=ε・ε0 ・(S/d)・V0 従って、絶縁物36に帯電する電荷量Qは、電圧V0
絶縁物36の厚さdを調整することにより、コントロー
ルすることができる。すなわち、絶縁物36を本実施例
の基板ドラム13および感光層14と考えれば、感光層
14の表面に帯電する電荷量Qは、外部固定電極16a
に印加する電圧並びに基板ドラム13および感光層14
の各厚さを調整することにより、自在に制御することが
可能である。また、使用するトナーの極性(+)、
(−)に応じ、外部固定電極16aおよび内部固定電極
16bに印加する電圧の極性を選択することで、感光層
14の表面に帯電する電荷の極性を任意に選択すること
も可能である。
【0023】このように、画像形成装置の帯電手段11
により、感光層14の表面は帯電されることとなる。
【0024】次に、本実施形態に係る画像形成装置にお
ける潜像電荷の消去メカニズムについて、図1および図
2(b)を参照して説明する。
【0025】図1において、基板ドラム13の回転によ
り転写部4からクリーニング手段12に移動した感光層
14には、X線管12aから直接X線19が照射され
る。このX線19の照射により、感光層14上の大気は
電離し、気体イオンが生じる。生じた気体イオンのうち
正極性に帯電した気体イオンは、感光層14の表面に残
留している負極性に帯電したトナーの電荷を中和させ
る。また、これと同時に、X線管12aから照射された
X線19は感光層14の内部にキャリアを発生させ、感
光層14に形成された静電潜像を中和させて消滅させ
る。感光層14上の中和した残留トナーはブラシクリー
ナ12cにおいて除去され、感光層14表面が清掃され
ることとなる。
【0026】次に、本実施形態に係る画像形成装置の動
作について説明する。
【0027】図1において、まず、形成すべき画像が表
された面を下向きとして載置台21a上に原稿8をセッ
トする。その状態において、装置を作動させて、露光部
20の照明ランプ21bを点灯させながら、その照明ラ
ンプ21bおよび反射ミラー21cを原稿8に沿って移
動させる。すると、照明ランプ21bからの発せられた
光が原稿8で反射し光の信号として、反射ミラー21
c、レンズ系22および照射ミラー23により基板ドラ
ム13へ導かれ、図2(b)のように基板ドラム13表
面の感光層14へ露光される。一方、基板ドラム13の
感光層14は、その表面を帯電手段11により帯電され
ながら、基板ドラム13の回転に伴い移動していく。
【0028】そして、帯電された感光層14が露光部2
0の露光位置に達すると、その露光部20からの光の照
射を受けて原稿8の画像に対応する静電潜像が感光層1
4表面に順次形成されていく。そして、感光層14が現
像部3へ移動すると、静電潜像と異なる極性に帯電した
着色微粒子であるトナーがその静電潜像の領域に付着さ
れる。このトナーは通常、黒色のものが用いられるが、
その他の色のものであってもよい。更に、感光層14が
転写部4へ移動すると、その移動と同期して画像を形成
すべき記録媒体7が基板ドラム13と転写部4との間に
供給され、感光層14表面のトナーがその記録媒体7へ
転写部4からの静電気力によって転写される。その転写
後、記録媒体7は定着部5へ移送され、その定着部5に
おける加熱によりトナーが定着されて、所望の画像が記
録媒体7に形成されることとなる。一方、トナー転写後
の感光層14には残留トナーが存在するが、前述のよう
にクリーニング手段12により確実に除電および清掃さ
れ、感光層14は初期状態に戻される。そして、再びそ
の感光層14は帯電手段11により帯電された後、露
光、現像、転写および清掃の各工程が繰り返されて、画
像の形成が行われる。
【0029】(実施形態2)実施形態1に係る画像形成
装置にあっては、感光層14を移動させる絶縁体として
円筒状の基板ドラム13を用いた場合について説明した
が、絶縁体はこれに限定されるものではない。例えば、
閉ループ状に形成された絶縁物からなるシートフィルム
ベルトをこの絶縁体に用いても良い。この場合には、シ
ートフィルムベルトの閉ループ外の表面上に感光層14
を形成し、ベルトを閉ループに沿って移動させる構造に
し、閉ループ外に前述の実施形態と同様に帯電手段11
およびクリーニング手段12を構成する。このような構
成においても実施形態1と同様な効果が得られる。
【0030】(実施形態3)実施形態1又は2に係る画
像形成装置にあっては、感光層14が閉ループ状の基板
ドラム13又はシートフィルムベルトの表面に形成され
ているが、感光層14が形成されるものは閉ループ状に
限られるものではなく、板状のものであってもよい。例
えば、絶縁体からなる板体の一方の面に感光層14が設
けられ、その平板が帯電手段11、露光部20、現像部
3、転写部4、クリーニング手段12の配設位置へ順次
移動され、転写部4へ供給された記録媒体7が定着部5
により画像が定着される構造とすれば、実施形態1と同
様な効果が得られることとなる。なお、本実施形態にお
ける前述の板体は円弧状としてもよい。
【0031】(実施形態4)実施形態1〜3において
は、画像形成装置をコピー機として用いる場合について
説明したが、この画像形成装置はそのような用途に限定
されるものではなく、画像の形成を行うものであれば、
その他の機器などに用いることも可能である。例えば、
前述の露光部20における光信号の入力手段を変えるこ
とにより、ファクシミリ、レーザプリンタなどの機器と
して用いることができ、そのような構成においても実施
形態1と同様な効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
接触帯電手段における帯電用X線発生手段によって感光
層上に生じた気体イオンは、電界印加手段によって発生
した電界により感光層表面に導かれ、感光層表面を帯電
させる。また、清掃手段における消去用X線発生手段に
よって感光層上に生じた気体イオンは感光層表面に残留
した着色微粒子を中和させ、かつ、この消去用X線発生
手段によって感光層内に発生したキャリアは感光層に形
成された静電潜像を非接触消滅させる。このため、感光
層の帯電および除電は従来のコロナ放電を用いることな
く行え、従って、本発明による画像形成装置によればオ
ゾンやNOx、ゴミを発生することはない。よって、従
来のように帯電部および除電部の周辺部品である電極が
酸化し、周辺部品が劣化してしまうといった問題は解消
される。また、コロナ放電による火災の発生等のおそれ
もない。さらに、地球環境上好ましい画像形成装置が実
現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置の全
体概要図である。
【図2】本発明の一実施形態における画像形成装置を示
す斜視図および断面図である。
【図3】図1に示された画像形成装置の帯電手段を一部
拡大して示す断面図である。
【図4】帯電手段によって帯電電荷量を制御する原理を
示す図である。
【図5】従来の画像形成装置の基本構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
11…帯電手段、12…クリーニング手段、13…基板
ドラム、14…感光層、15a,b…帯電用X線管、1
a1b1…X線出射窓、16a…外部固定電極、16b
…内部固定電極、17a…第1の電源、17b…第2の
電源、18…消去用X線管、19,24…X線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/02 G03G 21/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に感光層が形成された絶縁体と、そ
    の感光層表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記感
    光層表面を露光して形成すべき画像に対応した静電潜像
    を形成する露光手段と、その静電潜像に着色微粒子を付
    着させる現像手段と、その静電潜像の領域に付着した着
    色微粒子を記録媒体に転写する転写手段と、その記録媒
    体に転移した前記着色微粒子を定着させる定着手段と、
    前記感光層表面に残留した前記着色微粒子を清掃する清
    掃手段とを備えて構成される画像形成装置において、 前記帯電手段は、前記感光層表面の大気をX線照射によ
    って電離させる帯電用X線発生手段と、この電離によっ
    て生じた気体イオンを電界によって前記感光層表面に導
    く電界印加手段とから構成され、 前記清掃手段は、前記着色微粒子が残留した前記感光層
    上の大気をX線照射によってイオン化させると共に前記
    感光層内にキャリアを発生させる消去用X線発生手段か
    ら構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記電界印加手段は、前記絶縁体の感光
    層形成側に配設された第1の電極と、その絶縁体を挟ん
    で第1の電極と対向して配設された第2の電極と、これ
    ら第1および第2の電極間に電圧を印加する電源とから
    構成され、 前記帯電用X線発生手段は、前記第1の電極と前記感光
    層との間の大気にX線を照射するX線管から構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記X線管から出射されるX線は前記感
    光層表面に平行な方向に照射されることを特徴とする請
    求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記絶縁体は円筒状のドラムであること
    を特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記絶縁体は閉ループ状のベルトである
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載
    の画像形成装置。
JP848796A 1995-01-26 1996-01-22 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2881129B2 (ja)

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