JP3355906B2 - 水性印刷インキ組成物 - Google Patents
水性印刷インキ組成物Info
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Description
ン紙、包装紙、プラスチックフィルム、アルミ箔等の印
刷基材を対象とするフレキソ印刷において、レベリング
性、抗ミスチング性および高い転移濃度を有し、高品質
な印刷物を得るのに適した水性印刷インキ組成物に関す
る。
印刷分野においては、美粧性や経済性から、優れた印刷
濃度、レベリング性、高速印刷性が印刷インキに要望さ
れている。また、労働安全、防災や環境対策として、水
性インキが、従来の段ボールや紙器用途に限らず、濡れ
性がより重視されるプラスチックフィルムに適用されつ
つある。フレキソ印刷方式は、グラビア印刷方式と比べ
インキの薄膜化が可能であり、乾燥性から高速印刷に有
利であるが、従来よりレベリング性が不十分であった
り、あるいはミスチングを生じ易いといった問題があっ
た。
92号公報には、特定の酸化ポリエチレンとアルカリ金
属塩からなる水性インキ組成物が、特開昭62−179
504号公報には、特定のスチレンーマレイン酸モノエ
ステルからなる組成物が、特開昭54−74104号公
報には、特定のアルキレンオキサイド基を有す樹脂組成
物が、特開昭63−227674号公報には、多価無機
カチオンを特定の樹脂組成物に配合した組成物が開示さ
れている。しかしながら、これらの水性インキではレベ
リング性は不十分であり、抗ミスチング性も劣ってい
た。
表面張力を下げることは有効であるが、有機溶剤を使用
しない水性インキでは、界面活性剤などを大量に添加す
る必要があり、そのような手法では消泡性の低下や耐水
性の低下を生じる。また、炭化水素系、フッソ系、シリ
コーン系の化合物により表面張力の低下をなし得たとし
ても、フレキソ印刷に使用した場合、ミスチングを生じ
易く、レベリング性とミスチング性を兼ね備えた水性イ
ンキはなかった。
ール、コート紙、プラスチックフィルムに優れたレベリ
ング性を有し、フレキソ印刷において抗ミスチング性の
優れた水性印刷インキ組成物を提供することにある。
剤、
ルフォサクシニックアシッドのアルカリ塩、 (c)アルカリ可溶型スチレン−マレイン酸モノアルキ
ルエステル共重合体を含むことを特徴とする水性印刷イ
ンキ組成物を提供する。
yne/cmの範囲にあることを特徴とする上記水性印
刷インキ組成物を提供する。さらに、本発明は、(b)
の含有量が、0.01〜1.0重量%の範囲であること
を特徴とする上記水性印刷インキ組成物を提供する。さ
らに、本発明は、(a)の含有量が、0.1〜5重量%
の範囲であることを特徴とする上記水性印刷インキ組成
物を提供する。さらに、本発明は、(c)の含有量が、
0.1〜10重量%の範囲であることを特徴とする上記
水性印刷インキ組成物を提供する。
いて更に詳しく説明する。上記一般式(1)で表される
ノニオン性界面活性剤は、アセチレニックジオールまた
はアセチレニックカルビノールであり、水性印刷インキ
組成物中の含有量は、0.1〜5重量%の範囲、さらに
は0.5〜3重量%の範囲であることが好ましい。含有
量が上記範囲より少ないと印刷基材へのレベリング性が
得られず、上記範囲より多いと抗ミスチング性の低下、
耐ブロッキング性の低下、粘度安定性の低下を招く。上
記一般式(1)で表されるノニオン性界面活性剤におけ
るエチレンオキサイド付加数(一般式(1)における
N)は、0〜40の範囲、より好ましくは0〜40の範
囲である。エチレンオキサイド付加数が40を越えると
レベリング性への低下を生じる。
キルスルフォサクシニックアシッドのアルカリ塩は、ア
ルキル成分の炭素数が4〜10のジアルキルスルフォサ
クシニックアシッドを塩基性化合物で中和して得られる
ものであり、水性印刷インキ組成物中の含有量は、0.
01〜1.0重量%の範囲、さらには0.1〜0.5重
量%の範囲であることが好ましい。含有量が上記範囲よ
り少ないと抗ミスチング性が劣り、上記範囲より多いと
消泡性、耐水性の低下を生じる。
キルスルフォサクシニックアシッドとしては、ジブチル
スルフォサクシニックアシッド、ジアミルスルフォサク
シニックアシッド、ジヘキシルスルフォサクシニックア
シッド、ジヘプチルスルフォサクシニックアシッド、ジ
オクチルスルフォサクシニックアシッド、ジノニルスル
フォサクシニックアシッド、ジデカノールスルフォサク
シニックアシッドが例示できる。塩基性化合物として
は、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの
単独もしくは2種以上の混合物が使用されるが、水酸化
ナトリウムが好ましい。
アルキルエステル共重合体は、スチレンとマレイン酸モ
ノアルキルエステルと必要に応じて他の共重合可能なビ
ニルモノマーとを共重合させて得られるものであり、水
性印刷インキ組成物中の含有量は、0.1〜10重量%
の範囲、さらには0.5〜5.0重量%の範囲であるこ
とが好ましい。含有量が上記範囲より少ないとレベリン
グ性が劣り、上記範囲より多いと摩擦性、塗膜強度が低
下する。スチレンとマレイン酸モノアルキルエステルと
必要に応じて他の共重合可能なビニルモノマーとを共重
合させる際に、スチレンは、10〜70重量%の範囲で
使用できるが、反応性からマレイン酸モノアルキルエス
テルと同モル以上使用することが好ましい。
イン酸もしくはその無水物とモノアルコール、好ましく
は炭素数1〜20のモノアルコールとを反応させて得ら
れる化合物であるが、なかでも、スチレンマレイン酸モ
ノプロピルエステル、スチレンマレイン酸モノブチルエ
ステルが好適に用いられる。モノアルコールとして、具
体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、ヘキサノール、オクタノール、デカノールな
どが挙げられる。モノアルコールの炭素数が20を越え
ると、水溶化が乏しくなり本発明の目的とする効果が得
られ難い。
は、ラジカル重合性ビニル結合を有するカルボン酸類、
(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、ラジカル重合
性ビニル結合を有するジカルボン酸ジエステル類、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル類、(メ
タ)アクリルアミド類、スチレン系ビニルモノマー類、
含窒素複素環を有するビニルモノマー類、アミノ基を有
するビニルモノマー、ラジカル重合性ビニル結合を有す
るエーテル化合物が使用できる。
合を有するカルボン酸類としては、(メタ)アクリル
酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン
酸、イタコン酸等が上げられる。(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル類としては、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリ
ル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸ステアリル等が挙げられる。
ボン酸ジエステル類としては、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラ
コン酸、無水シトラコン酸等の酸成分と、メタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノー
ル、オクタノール、デカノール、ウンデカノール、ペプ
タデカノール、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、エチレングリコールモノオクチエル
エーテル、プロピレングリコールコールモノブチルエー
テル、プロピレングリコールモノヘキシルエーテル、プ
ロピレングリコールモノオクチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキオ
クチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエ
ーテル等の水酸基含有成分とを反応させて得られるもの
が挙げられる。
ステル類としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレエート等が挙げら
れる。(メタ)アクリルアミド類としては、(メタ)ア
クリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N
−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メ
タ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−ヘキシル(メタ)アクリルアミド、N−オクチ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジプロピル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ
ヘキシル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジオクチル
(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
しては、ビニルピロリドン類、ビニルピリジン類、ビニ
ルイミダゾール類、ビニルカルバゾール類、ビニルキノ
リン類、ビニルピペリジン類などが挙げられる。アミノ
基を有するビニルモノマーとしては、N−エチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、N−プロピルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、N−ブチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノブチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノブチル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。ラジカル重合性
ビニル結合を有するエーテル化合物としては、メチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニル
エーテル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエー
テル、オクチルビニルエーテル等が挙げられる。
アルキルエステル共重合体は、窒素等の不活性ガス下、
沸点が60〜200℃の、モノまたはポリアルキレング
リコールあるいは、そのエーテルまたはエステル系溶
媒、酢酸エステル系溶媒等の水混和性溶剤、芳香族炭化
水素系溶媒、ケトン系溶媒等の水非混和性溶剤中に前記
単量体を添加混合し、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
ベンゼンパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル
等の反応開始剤を添加して、60〜170℃で1〜10
時間、好ましくは4〜8時間ランダム共重合させたの
ち、有機溶媒を乾燥除去することにより得られる。得ら
れるアルカリ可溶型スチレン−マレイン酸モノアルキル
エステル共重合体の融点は40〜180℃であり、その
重量平均分子量は、5,000〜100,000、さら
には10,000〜30,000であることが好まし
い。
アルキルエステル共重合体は、アルカリを添加した水中
に添加し、加熱溶解させて水溶性樹脂ワニスとして使用
することができる。アルカリとしては、アンモニア水、
アルカリ金属の水酸化物などの無機アルカリ、有機アミ
ン等の有機アルカリが使用できるが、アンモニアが好ま
しい。アルカリ金属の水酸化物としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等が挙げられ、有機アミンとして
は、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、モルホリン等が挙げられる。
は、20〜26dyne/cmの範囲に調整することが
好ましい。これらの範囲は、一般式(1)で表されるノ
ニオン性界面活性剤とアルカリ可溶型スチレン−マレイ
ン酸モノアルキルエステル共重合体の添加により得られ
る。表面張力が26dyne/cmを超えると、レベリ
ング性が不十分である。
に水性インキで使用できる無機、有機あるいは体質顔料
や、他の水性バインダー樹脂が使用できる。併用可能な
他の水性バインダー樹脂としては、特に制限はないが、
用途に応じて、例えばシェラツク樹脂、アクリル系樹
脂、ポリウレタン樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、エ
チレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂等の水溶性
または水分散性樹脂が使用できる。本発明の水性印刷イ
ンキ組成物がプラスチックフィルムへの印刷に用いられ
る場合には、プラスチックフィルムに対する接着性が要
求されるため、接着性の良好なアクリル系樹脂、ポリウ
レタン樹脂、スチレン−アクリル系樹脂等の水性バイン
ダー樹脂を併用することが好ましい。
には、まず顔料をアルカリ可溶型スチレン−マレイン酸
モノアルキルエステル共重合体および水、必要に応じて
顔料分散剤と攪拌混練して水性顔料分散物を得た後、残
りのインキ材料の所定量を添加混合する。なお、本発明
の水性印刷インキ組成物の性能低下をきたさない範囲
で、水混和性溶剤、各種添加剤を添加混合することがで
きる。水混和性溶剤としては、低級アルコール類、多価
アルコール類及びそのアルキルエーテルまたはアルキル
エステル類などが挙げられ、具体的には、メタノール、
エタノール、ノルマルプロパノール、イソプロパノール
等の低級アルコール類、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、グリセリン等の多価アルコール類、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレン グリコール
モノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールアセテート、ジエチレングリコー
ルモノメチルメエーテル、ジプロピレングリコール等が
使用できる。
ング剤、消泡剤等が挙げられる。また、印刷可能な被印
刷体として、紙ではジュート紙、クラフト紙、撥水ライ
ナー、各種コート紙が挙げられ、プラスチックフイルム
では、ポリエチレン、延伸及び非延伸ポリエステル、ナ
イロン、セロファン等が挙げられる。
モノアルキルエステル共重合体の製造例を挙げ、次いで
本発明の水性印刷インキ組成物の実施例を挙げるが、本
発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下の
各例において、部および%とあるのは、重量部および重
量%をそれぞれ示す。
及び還流冷却器を備えた反応容器にキシレン1594部
を仕込み、内温が125〜130℃になるまで昇温し
た。次いでスチレン624部、マレイン酸イソプロピル
エステル374部、マレイン酸nブチルエステル596
部及びジ−tert−ブチルパーオキサイド63部から
なる混合液を滴下漏斗より4時間を要して滴下した後、
同温度で3時間保ち重合反応を完結させた。更に180
℃に昇温し、減圧下でキシレンを完全に除去し、重量平
均分子量が7900、数平均分子量が2490の共重合
体を得た。得られた共重合体にアンモニア水及び脱イオ
ン水を加えてpH8.6、固形分30%のアルカリ可溶
型スチレン−マレイン酸モノアルキルエステル共重合体
水溶液を得た。以下、これを共重合体水溶液(A)とす
る。
キシレン1594部を仕込み、内温が125〜130℃
になるまで昇温した。次いでスチレン624部、マレイ
ン酸エチルエステル707部、マレイン酸エチルヘキシ
ルエステル235部及びジ−tert−ブチルパーオキ
サイド63部からなる混合液を滴下漏斗より4時間を要
して滴下した後、同温度で3時間保ち重合反応を完結さ
せた。更に180℃に昇温し、減圧下でキシレンを完全
に除去し、重量平均分子量が8700、数平均分子量が
2500の共重合体を得た。得られた共重合体にアンモ
ニア水及び脱イオン水を加えてpH8.3、固形分30
%のアルカリ可溶型スチレン−マレイン酸モノアルキル
エステル共重合体水溶液を得た。以下、これを共重合体
水溶液(B)とする。
て分散し、粒度がグラインドゲージで30μ、表面張力
が25.3dyne/cmの水性印刷インキ組成物を得
た。 ・フタロシアニン系青顔料 12.0% ・スチレンアクリル樹脂エマルジョン(固形分40%) 20.0% ・共重合体水溶液(A) 27.0% ・ジオクチルスルフォサクシニックアシッドのNa塩 0.1% ・2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール 1.0% ・ポリエチレンワックス 0.5% ・シリコーン消泡剤 0.1% ・ 脱イオン水 39.3% 得られた水性印刷インキ組成物を、200線/インチの
アニロックスロールを装着したフレキソ印刷機を使用
し、100m/分にて、コート紙(レンゴー社製「CR
C」)、撥水ライナー(本州製紙社製「スーパー
K」)、ポリプロピレンフィルム(東洋紡社製「Pー2
161」)に印刷した。レベリング性、ミスチング性、
転移濃度はきわめて良好であった。
て分散し、粒度がグラインドゲージで30μ、表面張力
が22.7dyne/cmの水性印刷インキ組成物を得
た。 ・ジオキサジン系紫顔料 8.0% ・ポリウレタン樹脂エマルジョン(固形分35%) 43.0% ・共重合体水溶液(B) 1.5% ・ジオクチルスルフォサクシニックアシッドのNa塩 0.5% ・2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール 3.0% ・ポリエチレンワックス 0.5% ・シリコーン消泡剤 0.3% ・脱イオン水 43.2% 得られた水性印刷インキ組成物を用い、実施例1と同様
にして印刷したところ、レベリング性、ミスチング性、
転移濃度はきわめて良好であった。
て分散し、粒度がグラインドゲージで30μ、表面張力
が23.5dyne/cmの水性印刷インキ組成物を得
た。 ・塩素化フタロシアニン系緑顔料 12.0% ・炭酸カルシウム 3.0% ・スチレンアクリル樹脂エマルジョン(固形分38%) 40.0% ・共重合体水溶液(A) 1.5% ・ジオクチルスルフォサクシニックアシッドのNa塩 0.5% ・2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール 4.0% ・ポリエチレンワックス 0.5% ・シリコーン消泡剤 0.3% ・脱イオン水 39.0% 得られた水性印刷インキ組成物を用い、実施例1と同様
にして印刷したところ、レベリング性、ミスチング性、
転移濃度はきわめて良好であった。
て分散し、粒度がグラインドゲージで30μ、表面張力
が27.4dyne/cmの水性印刷インキ組成物を得
た。 ・フタロシアニン系青顔料 13.0% ・ポリウレタン樹脂エマルジョン(固形分46%) 40.0% ・共重合体水溶液(A) 5.0% ・2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール 0.5% ・ポリエチレンワックス 0.5% ・シリコーン消泡剤 0.1% ・脱イオン水 40.9% 得られた水性印刷インキ組成物を用い、実施例1と同様
にして印刷したところ、レベリング性、ミスチング性が
不良であり、転移濃度も低かった。
て分散し、粒度がグラインドゲージで30μ、表面張力
が28.3dyne/cmの水性印刷インキ組成物を得
た。 ・ジオキサジン系紫顔料 8.0% ・アクリル樹脂水溶液(固形分40%) 42.0% ・ジオクチルスルフォサクシニックアシッドのNa塩 0.1% ・2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール 0.3% ・ポリエチレンワックス 0.5% ・シリコーン消泡剤 0.1% ・脱イオン水 49.0% 得られた水性印刷インキ組成物を用い、実施例1と同様
にして印刷したところ、レベリング性、ミスチング性が
極めて不良であった。
て分散し、粒度がグラインドゲージで30μ、表面張力
が30.2dyne/cmの印刷用インキを得た。 ・塩素化フタロシアニン系緑顔料 12.0% ・スチレンアクリル樹脂エマルジョン(固形分40%) 39.0% ・共重合体水溶液(B) 5.0% ・ジオクチルスルフォサクシニックアシッドのNa塩 0.2% ・ポリエチレンワックス 0.5% ・シリコーン消泡剤 0.1% ・ 脱イオン水 43.2% 得られた水性印刷インキ組成物を用い、実施例1と同様
にして印刷したところ、レベリング性、転移濃度が劣っ
ていた。
キソ印刷方式により、段ボール、カートン紙、プラスチ
ックフィルム、アルミ箔などに印刷した際、レベリング
性と転移濃度が優れ、且つ優れた抗ミスチング性を示
し、美粧性の高い印刷物が得られる。
Claims (5)
- 【請求項1】(a)下記一般式(1)で表されるノニオ
ン性界面活性剤、 【化1】 (n+m=N エチレンオキサイド付加モル数) (b)アルキル成分の炭素数が4〜10のジアルキルス
ルフォサクシニックアシッドのアルカリ塩、 (c)アルカリ可溶型スチレン−マレイン酸モノアルキ
ルエステル共重合体を含むことを特徴とする水性印刷イ
ンキ組成物。 - 【請求項2】表面張力が20〜26dyne/cmの範
囲にあることを特徴とする請求項1記載の水性印刷イン
キ組成物。 - 【請求項3】(b)の含有量が、0.01〜1.0重量
%の範囲であることを特徴とする請求項1または2記載
の水性印刷インキ組成物。 - 【請求項4】(a)の含有量が、0.1〜5重量%の範
囲であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記
載の水性印刷インキ組成物。 - 【請求項5】(c)の含有量が、0.1〜10重量%の
範囲であることを特徴とする請求項1ないし4いずれか
記載の水性印刷インキ組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2494396A JP3355906B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 水性印刷インキ組成物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2494396A JP3355906B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 水性印刷インキ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09217034A JPH09217034A (ja) | 1997-08-19 |
JP3355906B2 true JP3355906B2 (ja) | 2002-12-09 |
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JP2494396A Expired - Lifetime JP3355906B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 水性印刷インキ組成物 |
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---|---|---|---|---|
JP7400608B2 (ja) * | 2020-04-14 | 2023-12-19 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 水性グラビアまたはフレキソインキ、およびその利用 |
-
1996
- 1996-02-13 JP JP2494396A patent/JP3355906B2/ja not_active Expired - Lifetime
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