JP3355000B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP3355000B2
JP3355000B2 JP25235993A JP25235993A JP3355000B2 JP 3355000 B2 JP3355000 B2 JP 3355000B2 JP 25235993 A JP25235993 A JP 25235993A JP 25235993 A JP25235993 A JP 25235993A JP 3355000 B2 JP3355000 B2 JP 3355000B2
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口 保 博 山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はラベル貼付装置に関
し、特にたとえば、ラベルを吸引しながら移送して被貼
着物に貼着する、ラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラベル貼付装置としては、たとえ
ば、特公昭62−1891号に開示されたものがある。
このラベル貼付装置は、ラベルを吸引しながら移送して
被貼着物に貼着する装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このラ
ベル貼付装置においては、ラベルが被貼着物に貼着され
なかったときに、装置の中に入り込んで故障を引き起こ
したり、搬送装置上に落ちて散乱するという不都合の生
じることがあった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、被
貼着物に貼着されなかったラベルを回収することができ
る、ラベル貼付装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ラベルを吸
引するためのラベル吸引手段を含むラベル貼付装置であ
って、ラベル吸引手段は、少なくとも空気の吸入口と排
出口とを有する筐体と、吸入口から空気を吸入し排出口
から排出するための排気手段と、吸入口と排出口との間
の筐体内部に形成され、被貼着物に貼着されなかったラ
ベルを回収するためのラベル回収手段とを含む、ラベル
貼付装置である。
【0006】
【作用】排気手段によって筐体内部が減圧状態となり、
被貼着物に貼着されなかったラベルは筐体内部に吸引さ
れる。そして、吸引されたラベルはラベル回収手段によ
って回収される。
【0007】
【発明の効果】この発明のラベル貼付装置は、被貼着物
に貼着されなかったラベルを回収することができる。し
たがって、装置の中に入り込んで故障を引き起こした
り、ラベルが搬送装置上に落ちて散乱するという不都合
が生じにくくなる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】まず、説明をわかりやすくするために、この
実施例に適用されるラベル連続体Aについて説明する。
ラベル連続体Aは、剥離台紙BとラベルCとを含む。剥
離台紙Bは、紙等からなる基材の表面上にシリコン等の
剥離剤層が形成され帯状に形成されたものである。ラベ
ルCは、その裏面に感圧型の粘着剤層が形成され、かつ
その表面には通常の印字装置,感熱転写型印字装置ある
いは感熱発色型印字装置等によって文字,数字または図
形等の画線が施され、あるいは施すための処理がされ
て、たとえば円形に打ち抜かれたものである。そして、
ラベル連続体Aは、剥離台紙Bに形成された剥離剤層上
に、ラベルCが2列に並べられ仮着されてなるものであ
る。
【0010】図1はこの発明の一実施例を示す側面図解
図である。この実施例のラベル貼付装置10はシャーシ
12を含む。シャーシ12は図示しない台座によって地
面に略垂直に載置される。ラベル貼付装置10は、ラベ
ル連続体Aを移送してラベルCを後記ラベル貼付装置に
供給するための供給装置14を含む。供給装置14は、
ロール状に巻き重ねられたラベル連続体Aを保持し、供
給するための供給リール16を含む。供給リール16
は、シャーシ12の上部に形成される。供給リール16
は、モータ、それに結合した歯車、軸等からなるもので
あり、移送されるラベル連続体Aの撓みを修正するた
め、ラベル連続体Aの移送方向と逆方向に非常に弱い力
をラベル連続体Aに加えるものである。
【0011】供給リール16のラベル連続体A移送方向
下流には、ラベル連続体Aの移送方向を変えるためのロ
ーラ18が設けられ、さらに、ローラ18の下流には、
ラベル連続体Aを後記剥離器の方へと導くためのローラ
20およびローラ22が設けられる。ローラ20および
ローラ22の下流には、剥離台紙B上のラベルCの有無
を検知するためのラベル検知器24が設けられる。
【0012】ラベル検知器24のラベル連続体A移送方
向下流には、ラベルCに文字,数字または図形等の画線
を施すための印字装置26が設けられる。この実施例の
印字装置26はサーマルヘッドによってラベルCの表面
に塗布された感熱発色剤を発色させる方式のものであ
る。なお、印字装置26は、その他の印字方式、たとえ
ば感熱転写方式やインキ着色方式のものでもよい。
【0013】印字装置26のラベル連続体A移送方向下
流には、剥離台紙Bに仮着したラベルCを剥離するため
の剥離器28が設けられる。図3に示すように、剥離器
28は、ラベル連続体Aを導くための舌状部材30を含
む。舌状部材30の一方主面には押え部材32がボルト
などで固着される。押さえ部材32は、ラベル連続体A
の一方主面を押さえて、略V字形にへこませることによ
りラベルCを剥離しやすくするためのものである。ま
た、舌状部材30の他方主面には略L字形の剥離部材3
4がボルトなどで固着される。剥離部材34は、ラベル
連続体Aを折り返すためのものである。押さえ部材32
と剥離部材34とが協働してラベル連続体Aを構成する
剥離台紙Bのみを鋭角に折り返すことにより、ラベルC
のみ直進させて、ラベルCが剥離台紙Bから後記貼着装
置56方向へ繰り出されて剥離される。
【0014】さらに、図1に示すように、剥離器28の
剥離台紙B移送方向下流には、剥離台紙Bを移送するた
めのラベル移送ローラ36が設けられる。ラベル移送ロ
ーラ36は、制御モータ等からなるものであり、剥離台
紙Bを可変し得る一定の速度で移送し、剥離器28で剥
離台紙Bを鋭角に折り返して、ラベルCのみを後記貼着
装置の方向に繰り出すためのものである。
【0015】ラベル移送ローラ36の剥離台紙B移送方
向下流には、剥離台紙Bの移送方向を変えるためのロー
ラが設けられ、その下流には、剥離台紙Bを巻き取るた
めの巻取リール38が設けられる。巻取リール38は、
モータ、それに結合した歯車、軸等からなるものであ
り、剥離台紙Bの移送方向と同じ方向に弱い力で巻き取
るためのものである。
【0016】また、図1に示すように、このラベル貼付
装置10は、供給装置14によって剥離され供給される
ラベルCをさらに移送し、被貼着物に貼着するための貼
着装置56を含む。貼着装置56は、図2に示すよう
に、板状部材40を含む。板状部材40は、シャーシ1
2の右端近傍の一方主面に略垂直に配置される。また、
図6に示すように、断面矩形の補強部材42が、板状部
材40の下面と、シャーシ12の一方主面とに接するよ
うにして配置される。そして、補強部材42はボルト4
4によってシャーシ12に固着され、板状部材40はボ
ルト46によって補強部材42に固着される。したがっ
て、板状部材40は、補強部材42,ボルト44,およ
びボルト46によってシャーシ12に略垂直に固着され
る。板状部材40のシャーシ12と接する側面と対向す
る側面には、後記貼着装置を固定するためのねじ穴50
が形成される。板状部材40の略中央部には矩形の開口
部52が形成される。矩形の開口部52の4つの内側面
には、後記筐体を固定するためのねじ穴54がそれぞれ
形成される。
【0017】また、貼着装置56は平面ロの字形の枠部
材58を含む。枠部材58は板状部材40の下面に配置
される。枠部材58の主面には、長手方向の一端近傍か
ら他端側にかけて矩形の開口部60が形成される。枠部
材58の長手方向の一端には、逆L字形の吊下部材62
aが配置される。吊下部材62aの一端は、ねじ64a
によって枠部材58の上面に固着され、他端は板状部材
40の一端側の上面に当接される。また、枠部材58の
一端からシャーシ42の長さとほぼ同じ長さをおいて、
逆L字形の吊下部材62bが、吊下部材62aと対向す
るようにして配置される。吊下部材62bの一端は、ね
じ64bによって枠部材58の一方主面に固着され、他
端は板状部材40の他端側の上面に当接される。こうし
て、枠部材58は、吊下部材62a,62bによって板
状部材40に吊り下げられるようにして保持される。
【0018】枠部材58の側面には片部材48が固着さ
れる。片部材48の一端には、ねじ48aが回動自在に
軸支される。ねじ48aは、片部材48を挿通し板状部
材40の側面のねじ穴50に螺合される。吊下部材62
a,62bによって、板状部材40に吊り下げられるよ
うに保持された枠部材58は、ねじ48aをねじ穴50
に螺合することにより、板状部材40に着脱自在に固定
される。さらに、貼着装置56は、ねじ48aをゆるめ
て、板状部材40のシャーシ12に接する側面と対向す
る側面方向へスライドさせることにより、板状部材40
から取り外すことができる。
【0019】また、図3に示すように、枠部材58の他
端側の吊下部材62bの上には、後記軸受板を支持する
ための支持部材65が載置される。支持部材65の一端
は、吊下部材62bに固着され、他端は軸受板66を回
動自在に軸支する。一端を支持部材65に軸支された軸
受板66の中央部には、駆動軸68が挿通される。駆動
軸68の一端には伝達プーリ72bが固着される。駆動
軸68の他端側には、板状の柱部材70が配置される。
柱部材70は枠部材58に固着される。駆動軸68の他
端は、柱部材70に挿通される。柱部材70から伸出し
た駆動軸68の他端には、伝達プーリ72aが固着され
る。
【0020】一方、シャーシ12の他方主面には、貼着
装置56を駆動させるための駆動装置(図示せず)が配
置される。駆動装置は、モータ,ギヤ等を含む。駆動装
置のモータの回転を伝達するための回転軸は、シャーシ
12を挿通して、駆動軸68の一端に固着され、駆動軸
68を回転させる。
【0021】軸受板66の他端には、略I字形の連結部
材74が回動自在に軸支される。連結部材74の他端
は、略V字形のレバー76の中央部に回動自在に軸支さ
れる。レバー76の先端は、枠部材58の他端部に固着
された略T字形の支持部材78に回動自在に軸支され
る。
【0022】枠部材58の下面には、後記移送貼着器の
周囲を取り囲むようにして、天地に開口部を有する箱型
形状のフード80が配置される。フード80は、ラベル
Cを吸引するために気密性を高めるためのものである。
【0023】フード80の内部には、天地に開口部を有
する箱形形状の移送貼着器82a,82bが、その一端
側が剥離器28の上側に位置するように、かつ、一端側
よりも他端側の間隔が広くなるようにして並列に配置さ
れる。移送貼着器82a,82bは、剥離器28によっ
て剥離され繰り出される2枚のラベルCを吸着し、それ
らの間隔を広げつつ移送して、被貼着物Dに貼着するた
めのものである。
【0024】移送貼着器82a,82bは移送貼着器枠
84a,84bを含む。移送貼着器枠84a,84b
は、移送貼着器82a,82bの骨格をなし、また、ラ
ベルCを吸引するための気密性を高めるためのものであ
る。移送貼着器枠84a,84bの内部の一端側には、
供給ローラ86a,86bが回動自在に軸支され、他端
側には貼付ローラ88a,88bが回動自在に配置され
る。さらに、供給ローラ86a,86bの枢軸のそれぞ
れの一端は、移送貼着器枠84a,84bから伸出さ
れ、それぞれフード80に回動自在に軸支される。その
ため、移送貼着器82a,82bは、それぞれ供給ロー
ラ86a,86bの枢軸を軸心にして、上下に揺動する
ことができる。
【0025】また、供給ローラ86a,86bの枢軸の
それぞれの他端は、移送貼着器枠84a,84bから伸
出され、伝達プーリ73a,73bに固着される。伝達
プーリ73a,73bは、それぞれ伝達プーリ72a,
72bの下方に対向して配置される。そして、伝達プー
リ73a,73bと伝達プーリ72a,72bとには、
伝達ベルト75a,75bが掛け渡される。さらに、移
送貼着器枠84a,84bの他端の上側の側面には、そ
れぞれ移送貼着器82a,82bの下方向への揺動を制
限するためのピン(図示せず)が形成される。
【0026】また、ラベルCを被貼着物Dへ貼付する時
に移送貼着器枠84a,84bが被貼着物Dと接触しな
いようにするため、移送貼着器枠84a,84bの他端
の下側角部は、貼付ローラ88a,88bが露出するよ
うに削られている。そして、供給ローラ86a,86b
と貼付ローラ88a,88bとには、ラベルCを吸着し
て移送するための吸着送ベルト90aおよび90bが掛
け渡されるようにして装着される。吸着送ベルト90
a,90bは、ゴム等の弾性材料からなる複数本の短い
幅のベルトを有間隔に掛け渡してなるものである。吸着
送ベルト90a,90bの間隔は、ラベルCを吸引する
ための吸引開口部91a,91bとなる。
【0027】一方、図2に示すように、板状部材40の
上側のシャーシ12には、板状部材40の厚み方向に貫
通した開口部92が形成される。シャーシ12の一方主
面の開口部92の周囲には、気密性を高めるために、た
とえばゴムなどからなる封止部材94aが固着される。
同様に、図6に示すように、シャーシ12の他方主面の
開口部92の周囲には封止部材94bが固着される。そ
して、封止部材94bの外側には、この実施例における
排気手段である吸引装置96が配置される。吸引装置9
6は、たとえばモータ,ファン(図示せず)等を含み、
吸気のための吸入口と排気のための排気口とを有する。
吸引装置96は、その吸入口が封止部材92に当接され
開口部92に接続されて、シャーシ12に固着される。
なお、吸引装置96は、上述のものに限らず、たとえば
真空ポンプからなるものでもよい。
【0028】また、図4に示すように、板状部材40の
上には吸引箱100が配置される。図4および図5を参
照しながら、吸引箱100についてさらに説明する。吸
引箱100は、略矩形の底面部材102を含む。底面部
材102の略中央部には、矩形の吸入口104が形成さ
れる。底面部材102の第1の端辺には、その一端から
他端にわたって、上方に伸びるようにして略逆L字形の
左側面部材106が形成される。底面部材102の第1
の端辺と対向する第2の端辺には、その一端から他端に
わたって、左側面部材106と対向するようにして、略
逆L字形の右側面部材108が上方に伸びるようにして
形成される。
【0029】右側面部材108のL字形に突出した部分
には、後記金網を出し入れするための略矩形の出入口1
10が形成される。右側面部材108に形成された第2
の開口部110には、その周囲を取り囲むようにして、
略矩形の枠部材112が配置される。そして右側面部材
108と枠部材112とは、一体に成形される。
【0030】また、第1の端辺および第2の端辺に略垂
直な第3の端辺には、上方に伸びるようにして、一枚の
板の両端を逆方向に折り曲げた形状の背面部材114が
形成される。背面部材114の上方に伸びる2辺の内の
一辺は、対応する左側面部材106の端辺に接続され、
もう1辺は、対応する右側面部材108の端辺に接続さ
れて、それぞれ一体に形成される。そして、背面部材1
12には排出口116が形成される。
【0031】さらに、底面部材102の第3の端辺に対
向する第4の端辺には、略矩形の板を略L字形に折り曲
げた形状の正面部材118の一端が接続され、一体に形
成される。正面部材118の周縁部を残したほぼ全面に
は、筐体内部の清掃を容易にするための清掃口120が
形成される。正面部材118は、左側面部材106およ
び右側面部材108の上方に延びる端辺に沿うようにし
て配置され、それぞれ一体に形成される。さらに、正面
部材118は、左側面部材106および右側面部材10
8の上端の端辺に沿いながら略L字形に折り曲げられ、
背面部材114の上端の端辺に接続され、一体に形成さ
れる。こうして、底面部材102,左側面部材106,
右側面部材108,枠部材112,背面部材114,お
よび正面部材118が一体に形成されることにより、筐
体122が形成される。
【0032】また、筐体122の内部には、略矩形の第
1の片部材124が配置される。第1の片部材124の
一端は、正面部材118の内側の下端近傍の略中央部に
固着される。第1の片部材の他端近傍には、清掃口12
0を覆うための後記カバー部材の第1のねじを螺合する
ためのねじ穴124aが形成される。さらに、筐体12
2の内部には、略L字形の第2の片部材126が配置さ
れる。第2の片部材126は、その略L字形に折れ曲が
った近傍が枠部材112の内側の上端近傍の略中央部に
固着されている。そして、第2の片部材126の一端近
傍には、後記カバー部材の第2のねじを螺合するための
ねじ穴126aが形成される。第2の片部材126の他
端近傍には、後記蓋部材のねじを螺合するためのねじ穴
126bが形成される。
【0033】さらに、筐体122の下端近傍の周縁の略
中央部には、板状部材40の4つのねじ穴52に対応す
るようにして、4つの貫通孔132が形成される。4つ
の貫通孔132には、ねじ穴52に螺合するための4本
のビス134が配置される。そして、筐体122は、そ
の下端が板状部材40の開口部50に差し込まれ、開口
部50の4つの内側面に、たとえばゴムなどからなる略
矩形の封止部材136を挟持しつつ当接され、ビス13
4がねじ穴52に螺合されることによって板状部材40
に固着される。
【0034】また、筐体120の内部には、排出口11
6の正面を覆うようにして、この実施例のラベル回収手
段である断面略L字形の金網138が配置される。金網
138は、排出口116を遮るための板状の第1の網部
材138aを含む。第1の網部材138aの幅方向の一
端側には、その長手方向の一端から他端にわたって第2
の網部材138bが一体に形成される。第2の網部材1
38bは、第1の網部材138aにあたって落ちるラベ
ルCを受けて回収するためのものである。第1の網部材
138aの長手方向の一端部には、金網138を保持す
るための短冊状の片部材140が配置される。片部材1
40の幅方向に対向する一端は、たとえばビスなどによ
って第1の網部材138aの一端部に固定される。片部
材140の幅方向に対向する他端は、出入口110を塞
ぐための略矩形の蓋部材142の内側面に略垂直に固着
される。蓋部材142は出入口110の外側に配置され
る。
【0035】蓋部材142の出入口110側の主面に
は、その周縁部に沿うようにして、たとえばゴムなどか
らなる略ロの字形の封止部材144が固着される。ま
た、蓋部材142の略中央部には、その厚み方向に挿通
するようにして、断面略T字形の固着部材146が回動
自在に保持される。固着部材146の蓋部材142の内
側面側の一端には、第2の片部材126のねじ穴126
bに螺合するための雄ねじが形成される。蓋部材142
は、出入口110を密封するために枠部材112の端辺
に封止部材144が当接され、固着部材146をねじ穴
126bに螺合することにより、固定される。
【0036】一方、清掃口120を覆うためのカバー部
材148は、正面部材118の形状に対応するように、
略矩形の板を略L字形に折り曲げて形成される。カバー
部材148の清掃口120側の内側面には、その周辺に
沿うようにして、略ロの字形の封止部材150が固着さ
れる。封止部材150は、清掃口120の周囲の正面部
材118の表面に当接される。カバー部材148の一端
近傍には、第1のねじ152が回動自在に支持される。
この第1のねじ152は第2の片部材126のねじ穴1
26aに螺合される。また、カバー部材148の他端近
傍には、第2のねじ154が回動自在に支持される。こ
の第2のねじ154は第1の片部材124のねじ穴12
4aに螺合される。こうして、着脱自在のカバー部材1
48によって、清掃口120は密封される。
【0037】また、図1に示すように、被貼着物Dを搬
送するための搬送装置160が、移送貼着器82a,8
2bの貼付ローラ88a,88bの下側に所定の間隔を
あけて配置される。この間隔は、被貼着物Dの上部が貼
付ローラ88a,88bにあたりながら搬送されるよう
に、被貼着物Dの高さに合わせて調整される。搬送装置
160は、搬送ベルト162および搬送モータ164を
含む。また、搬送装置160は、搬送されてきた被貼着
物Dを検知するための被貼着物検知装置166を含む。
【0038】次に、このラベル貼付装置10の作動状況
について説明する。まず、図1に示すように、ラベル連
続体Aは、巻物状にされ供給装置14に含まれる供給リ
ール16に取り付けられ、各ローラ,ラベル検知器24
および印字装置26を経て剥離器28に至り、次に剥離
器28の先端で折り返され、ラベルCのみを貼着装置5
6側へと繰り出して、さらに剥離台紙Bがラベル移送ロ
ーラ36で移送されて、巻取リール38で巻き取られる
ように装着される。
【0039】次に、被貼着物搬送装置160の搬送ベル
ト162上に被貼着物Dが2列に載置され、被貼着物D
の搬送が開始される。そして、被貼着物検知器166
が、被貼着物Dの通過を検知すると、ラベル移送ローラ
36が回転しラベル連続体Aの移送が開始される。ただ
し、ラベル移送ローラ36による移送は、ラベル検知器
24が1枚のラベルC(並列に仮着されているので実数
2枚)を検知するごとに一時停止する。さらに、被貼着
物検知器166が、被貼着物Dの通過を検知すると、ラ
ベル移送ローラ36は、再度1枚のラベルC(並列に仮
着されているので実数2枚)を移送する。すなわち、搬
送されてくる被貼着物Dの個数分だけ、ラベルCは移送
され貼付される。
【0040】また、順次移送されるラベル連続体Aの剥
離台紙B上に並列に仮着されたラベルCは、印字装置2
6の下側を通過する時にサーマルヘッド等により日付等
が印字される。
【0041】さらに、順次移送されてきたラベル連続体
Aは、剥離器28によってそれまでの移送方向とおおむ
ね逆方向に鋭角に折り返される。この時、ラベルCが剥
離台紙Bより剥離され、貼着装置56方向へ並列に2枚
同時に繰り出される。ラベルCが剥離された後の剥離台
紙Bは順次移送されて巻取リール38に巻き取られる。
【0042】上述のように供給装置12から貼着装置5
6下側へと繰り出されてきたラベルCは、吸引装置96
による吸引力によって供給ローラ86a,86bの下側
の吸着送ベルト90a,90bにそれぞれ吸引される。
この吸引は、吸引装置96が、フード80および移送貼
着器枠84a,84b内の空気を排出して、吸着送ベル
ト90a,90bによって形成される吸引開口部91
a,91bに吸引力を生じさせることによってなされる
ものである。
【0043】ラベルCが供給ローラ86a,86b下側
に吸引された際、駆動モータ(図示せず)によって、伝
達ベルト75a,75b等を介して供給ローラ86a,
86bが回転される。この供給ローラ86a,86bに
よって、吸着送ベルト90a,90bが回転される。こ
のため、吸着送ベルト90a,90bにそれぞれ吸引さ
れたラベルCは、吸着送ベルト90a,90bとともに
移送される。このとき、この移送貼着器82a,82b
は、供給ローラ86aと供給ローラ86bとの間隔より
も貼付ローラ88aと貼付ローラ88bとの間隔を広く
して設けられているため、並列に剥離器28から供給ロ
ーラ86a,86b側へと繰り出された複数のラベルC
の間隔を広げつつ移送することができる。
【0044】吸着送ベルト90a,90bがラベルCを
移送する速度は、駆動モータの速度により自由に設定す
ることができ、被貼着物搬送装置160で並列に搬送さ
れてくる被貼着物DにそれぞれラベルCを貼着するため
に適した速度に設定される。この速度は、被貼着物Dを
搬送する速度と同速あるいはその速度より少し遅い速度
が適する。
【0045】こうして、2枚のラベルCは、吸着送ベル
ト90a,90bによって、供給ローラ86a,86b
から貼付ローラ88a,88bの方向にその間隔を広げ
つつ移送され、ついには搬送されてきた被貼着物Dの並
列間隔と同じ間隔となり、貼付ローラ88a,88bに
よって被貼着物Dにそれぞれ貼着される。
【0046】この際、移送貼着器82a,82bは、そ
れぞれ供給ローラ86a,86bの軸心を支点として、
貼付ローラ88a,88b側が上下に揺動することがで
きるため、被貼着物Dの高さに応じて上下に揺動する。
こうして、移送貼着器82a,82bの自重によって、
高さが異なり被貼着面が曲面である被貼着物や、壊れや
すい被貼着物にも密にラベルCを貼着することができ
る。
【0047】次に、ラベルCが被貼着物Dに貼着されな
い場合を説明する。この場合は、たとえば、ラベルCを
繰り出すタイミングと被貼着物Dを搬送するタイミング
とが合わなかった場合などに生じる。この場合には、ラ
ベルCが貼付ローラ88a,88bに至ったときに、ラ
ベルCを貼着されるべき被貼着物Dが貼付ローラ88
a,88b下に至らない。そして、ラベルCは、被貼着
物Dに貼着されず、引き続き貼付ローラ88a,88b
上へと移送される。図3および図6に示すように、貼付
ローラ88a,88b上へ移送されたラベルCは、吸引
装置96の吸引力によって移送貼着器枠84a,84b
の内部を経由して、吸引箱100内部へと吸引され、さ
らに、排出口116の方へと吸引される。排出口116
の方へと吸引されたラベルCは、金網138の第1の網
部材138aにあたり、第2の網部材138b上に落ち
る。こうして、被貼着物Dに貼着されなかったラベルC
は、吸引箱100内部の金網138によって回収され
る。
【0048】この実施例によれば、吸引装置96によっ
て吸引箱100内部が減圧状態となり、被貼着物Dに貼
着されなかったラベルCは吸引箱100内部に吸引され
る。そして、吸引箱100内部の排出口116の正面に
配置された金網138によってラベルCは回収される。
したがって、被貼着物Dに貼れなかったラベルCは、搬
送装置150上に落ちて散乱したり、装置の中に入り込
んで故障を引き起こすことが少なくなる。
【0049】また、固着部材146をゆるめて、ねじ孔
126bから取り外すことにより、蓋部材142を出入
り口110から取り外すことができる。そして、金網1
38を引き出すようにして、出入口110から取り出す
ことにより、回収したラベルCを廃棄したりする作業が
容易にできる。
【0050】さらに、第1のねじ152、第2のねじ1
54をゆるめて、ねじ穴124a,126aから取り外
すことにより、カバー部材148を清掃口120から取
り外すことができる。そして、清掃口120を開けるこ
とにより、吸引箱100内部の清掃が容易になる。
【0051】また、図2に示すように、ねじ48aをゆ
るめて、ねじ穴50から取り外すことにより、枠部材5
8を板状部材40から引き抜くようにして、取り外すこ
とができる。そうすると、枠部材58の下側に取り付け
られた貼着装置56の内部を、開口部52から清掃する
ことができ、装置のメンテナンスが容易になる。
【0052】また、略V字形のレバー76を回動させる
ことにより、伝達プーリ72a,72bと伝達プーリ7
3a,73b間の距離を短くすることができるため、伝
達ペルト75a,75bを取り替えたりする際に便利で
ある。
【0053】なお、この実施例のラベル貼付装置10
は、たとえば桃、トマト、鶏卵などの農産物にラベルを
貼付するために用いられるものであるが、これに限ら
ず、その他の物品にラベルを貼付するために用いてもよ
い。
【0054】また、この実施例では、2つの移送貼着器
が供給ローラ間隔よりも貼付ローラ間隔を広くして並列
に設けられるが、2つ以上、たとえば3つの移送貼着器
をそれぞれ供給ローラ間隔よりも貼付ローラ間隔を広く
して並列に設けてもよい。
【0055】さらに、ラベル連続体Aは上述のものに限
らず、たとえば感熱型の接着剤層が裏面に形成されたラ
ベルCが仮着されてなるものでもよい。また、ラベルC
が2列に形成されたものに限らず、1列でもよく、3列
以上でもよい。
【0056】また、上述の実施例においては、金網によ
ってラベル回収手段が形成されたがこれに限らず、たと
えば合成樹脂で形成した網や、通気性を有する布などに
よってラベル回収手段が形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す側面図解図である。
【図2】図1に示す実施例の要部を示す図解図である。
【図3】図1に示す実施例の要部を示す図解図である。
【図4】図1に示す実施例の要部を分解した状態を示す
図解図である。
【図5】図1に示す実施例の要部の側面を示す図解図で
ある。
【図6】図1に示す実施例の作動状態を示す斜視図解図
である。
【符号の説明】
10 ラベル貼付装置 96 吸引装置 100 吸引箱 102 底面部材 104 吸入口 106 左側面部材 108 右側面部材 110 出入口 112 枠部材 114 背面部材 116 排出口 118 正面部材 120 清掃口 122 筐体 124 第1の片部材 126 第2の片部材 132 貫通孔 136 封止部材 138 金網 140 片部材 142 蓋部材 144 封止部材 146 固着部材 148 カバー部材 150 封止部材 160 搬送装置 162 搬送ベルト 164 搬送モータ 166 被貼着物検知装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルを吸引するためのラベル吸引手段
    を含むラベル貼付装置であって、 前記ラベル吸引手段は、少なくとも空気の吸入口と排出
    口とを有する筐体、 前記吸入口から空気を吸入し前記排出口から排出するた
    めの排気手段、および 前記吸入口と前記排出口との間の前記筐体内部に形成さ
    、被貼着物に貼着されなかったラベルを回収するため
    のラベル回収手段を含む、ラベル貼付装置。
  2. 【請求項2】 前記ラベル回収手段は、少なくともラベ
    ルの直径よりも小さな網目を有する金網を含み、 前記金網は、ラベルを回収するために、前記排出口の正
    面に配置される、請求項1のラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記筐体は前記ラベル回収手段を出し入
    れするための出入口を有する、請求項1または請求項2
    のラベル貼付装置。
  4. 【請求項4】 前記筐体はその内部を清掃するための清
    掃口を有する、請求項1ないし請求項3のいずれかの
    ベル貼付装置。
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