JP3354989B2 - オレフィン類の気相重合法と装置 - Google Patents

オレフィン類の気相重合法と装置

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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/18Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles
    • B01J8/24Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles according to "fluidised-bed" technique
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S526/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S526/904Monomer polymerized in presence of transition metal containing catalyst at least part of which is supported on a polymer, e.g. prepolymerized catalysts

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、少なくとも2つの流
動床又は機械攪拌床の気相反応器中異なる反応条件下で
操作しかつ反応器間のポリマーを循還させてオレフィン
類CH2=CHR(Rは水素原子又は1〜12の炭素原
子を有するアルキル基)のポリマー類又はコポリマー類
を製造する気相法に関する。
【0002】この発明の好ましい具体例によれば、流動
床又は機械攪拌床の気相反応器中、少なくとも分子量調
整剤の濃度が異なる反応条件下で操作し、反応器間のポ
リマーを循還させ、かつさらに少なくとも1つの反応器
の出口でポリマーを充填し適当なガスで洗浄することか
らなる前記オレフィン類CH2=CHRの広範囲分子量
分布(MWD)のポリマー類又はコポリマー類の連続気
相製造法に関する。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】各種の反
応量が異なる重合条件下で連続的に操作できる多段又は
多マルチ反応器方法によるオレフィン類からのポリマー
の製造技術は、工業的に特に興味がある。各工程/反応
器工程ごとに、温度、圧力、触媒の性質、モノマーのタ
イプと濃度、水素又は他の分子量調整剤の濃度のような
パラメータが独立して変動する可能性から、単工程法よ
り最終製品の組成と性質の調節にかなり巾広い融通性を
もたらす。
【0004】特に、多段法は、ポリオレフィン類の分子
量分布(MWD)を調節するに使用できる。MWDはレ
オロジー挙動すなわち溶融体の加工性と最終機械特性の
両方に影響し、エチレン(コ)ポリマー類に対する特に
重要な特性である。従って、広いMWDポリオレフィン
類は、狭いMWDを有するポリマーより、加工性と機械
特性がバランスがよい。比較的高い平均分子量にカップ
ルした広いMWDを有するポリオレフィンは、狭いMW
Dのポリオレフィンが溶融破断を生じうる条件である高
速押出加工やブロー成形で特に好ましいものである。
【0005】異なる分子量のポリマーフラクションを異
なる工程で生産することによる多段法、すなわち連続的
に異なる長さの巨大分子を触媒粒子上に形成することに
より、広いMWDのポリマーが得られることが知られて
いる。各工程で得られる分子量の調節が、異なる方法で
達成できる。例えば、各工程での重合条件や触媒系を適
切に選択するか又は分子量調整剤を用いて達成できる。
液相又は気相の何れかで操作する際に水素の調節は好ま
しい方法である。
【0006】低分子と高分子量のフラクションの相対量
は、各工程での滞留時間又はモノマー濃度で調節され、
これが最終製品の平均分子量とMWDの巾を決定する。
エチレンポリマー類に関して、分子量分布の巾は、一般
にメルトフロー比F/E、すなわち、21.6kgの負荷
で測定したメルトインデックス(メルトインデックス
F)と2.16kgの負荷で測定したメルトインデックス
(メルトインデックスE)の比で表される。メルトイン
デックスの測定は、ASTM D 1238により19
0℃で行われる。一般にメルトインデックスEは平均分
子量の指示的基準である。
【0007】広いMWDポリオレフィン類の製造を一連
の1以上の反応器を用いる方法が知られており、液相
(溶剤又は液体モノマー)及び気相での両方の重合共知
られている。この種の方法でみられる典形的な問題は、
特に非常に広い分子量分布の場合に均質な製品が生じな
いことである。均質性が制限されたものであると、各単
一ポリマー粒子中に存在する低分子量ポリマーと高分子
量ポリマーのフラクションの異なる流動性のため加工中
にある種の欠点となる。各反応器で生産される分子量が
非常に異なるとき、すなわち非常に広い分子量分布を生
産する方法が用いられたとき加工中に不均一材料が明ら
かに存在する。
【0008】均質性の程度は、ポリマーの性質や最終製
品の応用分野に影響する。特に、ブロー成形法や薄いフ
ィルムの製造に用いる材料の均質性は臨界的なもので、
そこでは少量でも不均質な材料が存在すると非溶融の粒
子の存在が現われてくる。実際に、オレフィン類をチグ
ラーナッタ触媒を用いての重合すると、反応が行われる
実際の場所は、触媒粒子でその上にポリマーが生長す
る。すなわち、各触媒顆粒がマイクロリアクターと考え
られ、通常の意味で反応器に付与された唯一の機能は、
適当に塊りと熱伝達を提供する機能である。異なる巨大
分子鎖のシーケンスを生産するためにそれぞれ異なる組
成に保持させた一連の特定数の反応段階では、顆粒自体
は、異なる組成のポリマーの別個の部分からなるので得
られる各顆粒のレベルで適当な均質性を与えない。
【0009】この問題へのアプローチが米国特許第4,
098,974号で提案されている。この特許は、HD
PEの生産を目的として不活性炭化水素溶剤の存在下で
2つの反応器を異なる水素濃度で操作し、反応器の1つ
に存在する1部のスラリーを、水素脱ガス用のフラッシ
ュチューブの下流で他の反応器に循還させるオレフィン
の懸濁重合法を記載している。この特許では、一連の反
応器から得られるポリマーより、異なる分子量のフラク
ションのより均一な分布を有するポリマーが得られる。
【0010】このような高循還比は、方法にかなりの負
荷を与え、各循還において、スラリーは、フラシュ圧か
ら反応圧へ再圧縮する必要がある。同じような影響が、
フラシュ操作からのガスの再圧縮で生ずる。その上、得
られるポリマーのMWDはあまり巾広ではなく、これは
操作モードに関係なく、ある量の水素が溶剤中に溶解し
て常に残存し、2つの反応器で異なる分子量を得ること
をより困難にするという事実に少なくとも部分的に原因
するものである。
【0011】高分子量ポリマーを高級なコモノマーで修
正すると製品に機械特性の改良をすることが知られてい
る。このような製品を得るため、水素の非存在下又はご
く少量の存在下で操作する反応器に重いコモノマーの存
在が、要求される。このようなコモノマーは溶剤に溶解
して残存するので、高水素含量の反応器になるのがさけ
られない。そのため上記の修正される製品は米国特許第
4,098,974号の方法では生産できない。
【0012】イタリー特許第690208号には、2つ
の流動床気相反応器間を、スクリューコンベヤーの手段
によりかなりのポリマーを循還させることを意図した方
法が開示されている。この方法では、プロピレン単位の
ブロックをエチレン単位のブロックで交互に配列又はプ
ロピレン単位のブロックをランダムエチレン−プロピレ
ンコポリマーブロックで交互に配列を含有するポリマー
を得ることを指向し、異なるオレフィンが重合される異
なる反応器の間をポリマーを連続的に移送するものであ
る。ブロックコポリマーはこのような方法で生成され
ず、むしろポリプロピレンとポリエチレン又はエチレン
/プロピレンコポリマーの機械的混合物が生成される。
【0013】この方法で使用される循還割合は非常に高
く約57/1で、高い時間当り生産性用に考えられた触
媒を使用する最近の気相法に適用したとすると、実際の
工業生産で行うことのできないばく大な量のガスの回収
と循還ならびに非常に高い時間当りの流量を用いること
が必要とされよう。スクリューコンベヤーの手段による
移送系は、反応している粉末の移送に伴う重大な機械的
問題があり、高生産性用の触媒を用いての最近の気相法
に適用すると、工業的実施が行うことができないばく大
な量のガスの回収と循還ならびに非常に高い時間当り流
速を用いる必要があろう。異なるモノマーを1つの反応
器から他反応器への移送を避けるには、第1に、複雑な
停止手段と十分な量の不活性ガスでの洗浄を必要とし、
このガスの回収と循還には洗浄を必要とし、このガスの
回収と循還には技術的な困難性と法外なコストが伴うの
である。
【0014】その上、気相重合法では、触媒が、調節さ
れた形態学と高い嵩密度を示す粒子の形でポリマーを生
成できること、重合条件が、反応器壁の汚れ及び/又は
プラントの走行の停止となるような塊りの形成又は他の
欠かんを避けるべく反応中熱交換の十分なコントロール
を汚すものであることが必要とされる。これらの要求
は、気相法で反応器間のポリマーの循還を企画するとき
より強く感ぜられるのである。
【0015】
【課題を解決するための手段】気相(共)重合法を、異
なる反応条件で操作する2以上の流動床又は機械的攪拌
床の反応器中で、反応器間のポリマーの循還を比較的低
い循還比で行い、流動床を形成するか又は循還されるポ
リマーが0.35g/cm3 以上の嵩密度を有する、高い均
一組成をもつオレフィンCH2=CHRのポリマー類又
はコポリマー類が製造できることを見出した。
【0016】この発明を添付の図を参照して示すがこれ
に限定されるものではない。この発明の方法では、オレ
フィンCH2=CHR(Rは水素原子又は1〜12の炭
素原子を有するアルキル基)が、気相中、少なくとも1
つのTi−ハロゲン結合を有するチタン化合物が活性型
のマグネシウムジハライドで支持されてなる固形触媒成
分とAl−アルキル化合物との反応生成物からなる触媒
の存在下、異なる反応条件が存在する少なくとも2つの
内部連結した流動又は機械攪拌床の反応器中で操作して
重合される。
【0017】この方法は、触媒が導入される反応器(第
1反応器)で生成されるポリマーが、第2反応器に移送
され、そこで生成されるポリマーは、2〜6の間からな
る循還流量と排出流量の比を用いて第1反応量に循還さ
れ、そこで触媒は少なくとも0.35g/cm3の盛込み
嵩密度(DIN-53194により測定)を有するポリマーを生
成することができるものであることを特徴とする。
【0018】この発明の方法に使用しうるチタニウム触
媒の例には、次の1)と2)の反応物が含まれる。 1)活性型のマグネシウムハライドに支持された少なく
とも1つのTi−ハロゲン結合を含有するチタニウム化
合物からなる固形成分。活性型のマグネシウムハライド
はMgCl2が好ましく、非活性ハライドのX線スペク
トルで表れる最強回析線は強度が減少し、ハロに置換さ
れ、極大強度は、極大強度ラインより低い回析角にシフ
トしており、又はこのラインはよりブロードに現れる。
固形成分はまた、電子供与化合物(内部ドナー)からな
ってもよい。 2)任意に電子供与化合物(外部ドナー)が存在するア
ルキルアルミニウム化合物。
【0019】固形成分1)を作るのに適するチタニウム
化合物には、TiCl3又は好ましくはTiCl4のよう
なハライド、トリクロロブトキシ−チタニウム又はトリ
クロロフェノキシ−チタニウムのようなアルコキシドが
含まれる。固形成分1)は、例えばSiO2、Al23
又はこれらの混合物のような有機又は無機の不活性支持
体で、任意に支持することができる。高いアイソタクチ
ック指数を有するポリプロピレンのような立体規則性ポ
リマーを作ることを望む場合には、一般に内部ドナーと
外部ドナーが用いられる。
【0020】この発明の方法に調節された形態の触媒を
用いるのが特に適するこの触媒を作るのに適する球形状
の成分の例が、米国特許第4,399,054 号、EP-A-344,755
号に記載されているので、その記載をここに参照として
導入する。EP-A-449,673号に記載のもののような球形状
以外の規則性の幾何形を有する支持体から得られる成分
と触媒も使用できる。
【0021】他の使用可能な固形成分の例は米国特許第
4,748,272号及び同第4,302,566号に記載されている。米
国特許第4,472,520号及び同第4,218,339号に記載の成分
もこの発明の方法に使用できる。好ましい固形成分とし
ては、10〜120μmのサイズを有する球状又は楕円
状の粒子の形で、粒子の10重量%以下が200μmよ
り小さい直径を有し同じ粒子の80重量%以上が500
μmより大きい直径を有するような粒子サイズ分布を有
するポリマーを生成しうるものである。
【0022】上記の嵩密度と粒子サイズ分布特性を有す
るポリマーを生成しうる使用可能な触媒の例は、イタリ
ア特許出願MI-92-A-000194号とMI-92-A-000195号に開示
されており、その記載をここに参照として導入する。こ
こに記載の触媒は、モノマーが実質的に存在しない状態
で、固形触媒成分とAlアルキル化合物を予め触媒させ
て作られ、その後予備重合工程に用いられる。得られる
プレポリマーが気相重合反応量に供給される。一般に、
プレポリマーは少なくとも0.30g/ccの嵩密度と1
0〜3000μmのサイズを有する。
【0023】触媒成分の予備触媒は、約60℃より低い
温度、好ましくは約0〜60℃の範囲内の温度で、オレ
フィンの実質的な非存在下(少量のオレフィンは存在し
てもよいことを意味する)で行われる。かくして得られ
る触媒は、1又はそれ以上のCH=CHR(Rは前述の
定義と同じ)オレフィンの予備重合に、触媒の0.5g
/gから最終の触媒収量に対し10重量%までの量で用
いられる。予備重合では、エチレン以外の1以上のオレ
フィンを用いて行うとき、内部ドナーと任意に外部ドナ
ーとから触媒を用い行うと、60重量%以上のキシレン
不溶性のポリマーを形成される。
【0024】キシレン溶解性は、ポリマーの2gを25
0cm3のキシレンに135℃で溶解し、系を攪拌して測
定される。20分後に、溶液を25℃に冷却し、30分
後に沈澱物を濾過し、溶液を窒素気流中で蒸発し、残渣
を80℃で乾燥する。室温でキシレンに溶解性のポリマ
ーのパーセントを計算し、結果として不溶部分のパーセ
ントが得られる。
【0025】好ましいスキームでは、この発明の方法
は、2以上の流動又は機械的攪拌床の気相反応器を使用
し、C2〜C3アルカンが全ガス量に対して20%以上で
90%までのモル濃度で気相に保持される。アルカンは
プロパンが好ましい。
【0026】この発明に関する方法の1つの具体例は図
1の簡略化したフローシートで例示される。参照番号1
は、触媒系の製造と得られた固形触媒又はプレポリマー
の分離が行われる装置の組立物を示す。触媒(又はプレ
ポリマー)は移送ライン2により気相反応器3に供給さ
れる。矢印4で示すように、フレシュなガス供給物(モ
ノマー類、任意に水素と不活性ガス)ガス循還ライン5
から反応器3に供給される。移送ライン6により、反応
器3から排出されチャンバー7に入ったポリマーは、固
体/気体分離器8に移送され、ロックホッパー9により
気相反応器10に導入される。反応器10に、矢印11
で示すように、フレシュなモノマー(4で供給したもの
と異なることができる)と任意に水素と不活性ガスを供
給する。反応器10から、循還ポリマーがパッキングチ
ャンバー12により排出される。ライン13により、ポ
リマーは固体/気体分離器14に入りロックホッパー1
5により反応器3に導入される。生成物は、排出ライン
16を通して分離具8(又は別に分離具14から)簡便
に排出される。反応器容量と操作圧は同一又は異なって
もよい。
【0027】使用した技術は、ポリマーそれ自体に溶解
した大部分のモノマーの放出をさせるように十分に低圧
に保ったレシバー(分離器8,14)にポリマーを連続
的に排出するようにしている。この圧は、大気圧より僅
かに上に(何れの場合も反応器圧より十分に低い)保つ
のが好ましい。このような条件は分離器が重合速度がモ
ノマー分圧に比例するので重合部位になるのを防止す
る。パッキングチャンバー7、12が介在することによ
り、制限量のガスが放出される。そのガスは圧縮され、
必要により包含した固形粒子を除去した後に、受理した
反応器に送られる。固形物の次の反応器への供給は、適
当な順序でロックホッパー(9,15)を分離する弁の
開閉による“ロックホッパー”で行われる。このルート
で反応器にポリマーと供給されるガス量は、受け器/分
離器8と14の各々に存在する圧条件下で間粒状である
ガスのみからなる。この条件を適切に選択することによ
り(好ましくは大気圧に近い)、供給されたガス量は無
視できるものとなる。そのため、固体の循還は2つの反
応最中のガス組成と独立して達せられる。
【0028】図2は、この発明による方法の気相の他の
可能な具体例を系統的に示すもので、特に広いMWDH
DPEの生産に適用できる。異なる水素濃度での2つの
反応段階と1つの段階から他の段階へのポリマーの循還
を有する。反応器20は水素リッチ組成を有する反応器
を示し、反応器21中の気相は、制限量の水素を含むか
つ全く含まない。装置23の組立物で作られたプレポリ
マー又は触媒は、ライン20で気相反応器20に供給さ
れる。矢印34に示すように、フレシュガス供給材料
(モノマー、水素と任意に不活性ガス)はガス循還ライ
ン24から反応器20に供給される。移送ライン25に
より反応器20から排出され、チャンバー26に充填さ
れたポリマーは固体/気体分離器27に移送され、ロッ
クホッパー28により気相反応器21に導入される。フ
レシュモノマーと、任意に水素と不活性ガスが、矢印2
9で示すように反応器21に供給される。反応器21か
ら循還ポリマーがパッキングチャンバー30により循還
ライン31に排出され、直接反応器20に供給する。ラ
イン中には、ライン31への空気移送状況を確かにする
ため反応器20のガス液化回路から取られた適量の圧縮
ガスを導入する(ライン32)。
【0029】パッカー30から排出された充填ポリマー
は一定量のガス(このガスは反応量20中で反応を起こ
させる同じモノマーから本質的になり、反応器20中で
反応を起こさせるモノマーの量は非常に多い)を含有す
る事実により、この方法は容易に管理され、広いMWD
HDPEの均一製品の生産が得られることを補償す
る。
【0030】循還ポリマーの排出ポリマーに対する割合
は、一般に2と4の間で、好ましくは3と5の間であ
る。好ましい具体例によれば気相(共)重合法を2以上
の反応器中で、反応器間のポリマーを循還させ、充填し
かつ少なくとも1つの反応器の出口でポリマーを適当な
ガスで洗浄する全体に連続法で行い、高度に均一な組成
を有するオレフィンCH2=CHRの広い分子量分布の
ポリマー又はコポリマーを作ることができる。
【0031】このような方法で、オレフィンCH2=C
HRは、0.35g/cm3より大きな盛込み嵩密度(DIN
-53194により測定)を有するポリマーを生産でき、かつ
少なくとも1つのTi−ハロゲン結合を有するチタニウ
ム化合物を活性型のマグネシウムジハライドに支持した
固形触媒成分をAl−アルキル化合物と反応させた製品
からなる触媒の存在下で、異なる濃度の分子量調整剤が
存在する少なくとも2つの内部連結した流動又は機械撹
拌床の反応器中で操作して重合される。
【0032】触媒が導入されている反応器(第1反応
器)で生成したポリマーは連続的に第2反応器に移送さ
れ、そこで生成したポリマーは連続的に第1反応器に循
還される。気相を分子量調整剤/モノマーの高い割合で
操作する反応器を出るポリマーは連続的に充填され、分
子量調整剤の除去のため適当なガスで洗浄され、その後
分子量調整剤が存在しないか又は分子量調整剤/モノマ
ー比が低くて操作する反応器に送られることを特徴とし
ている。
【0033】反応器に存在するポリマーベットの密度値
から、生産されるポリマーの盛込み嵩密度に近い値に移
されるポリマーの嵩密度を増大さすように充填(パッキ
ング)が行われる。このようにして排出するポリマーの
洗浄を最小量のガスで行うことが可能で、間在ガスを排
出し、何れにしてもポリマーで引っ張られたガスに対し
結果的に分子量調整剤に対する効果的な停止作用を行
う。
【0034】さらに、適切に充填系を寸法付けすること
により、ポリマーの高い大量流量を達成することができ
る。すなわち、ごく限られて滞留時間にすると方法の実
際の実行を無効とする無調節な反応を避けることにな
る。洗浄ガスは、充填されるポリマーの流れに対流して
供給するのがよい。この方法は、気相中に、C3〜C5
ルカンを存在ガスの20%以上90%までのモル濃度に
保持するのが好ましい。洗浄ガスは、少なくとも部分的
に、反応器の気相に存在する同じC3〜C5アルカンから
なり、かつ分子量調整剤を存在させないか又は低い分子
量調整剤/モノマー比で操作する反応器のガス循還回路
から回収するのが便利である。
【0035】高含量の分子量調整剤を含有する反応器の
ガス循還回路中のガスの一部を部分濃縮することが、実
際上分子量調整剤が無いと考えられる濃縮物を実質的な
量で得る1つの方法である。アルカンの多いアルカン/
モノマー混合物からなりかつ分子量調整剤をごく限られ
た量か全くない濃縮物を次の反応器に供給し、充填ポリ
マーを洗浄し反応器圧をバランスさせるガスキャリヤー
を発生さすことができる。バランスさせることが各種反
応器を実質的に同じ絶体圧で操作させることになる。好
ましい分子量調整剤は水素である。
【0036】この方法の好ましい具体例の系統図を図3
に示す。方法は、コンプレーサー(111,121)と
クーラー(113,123)を備えた2つの流動床気相
反応器(101,102)で行われる。広いMWD H
DPEの製造に関して、(101)のガス回路は、高い
分子量調整剤/エチレン比で、一方(102)の気相で
はその比は便宜上低く保持されるのが特徴である。セク
ション(110)で作られる触媒又はプレポリマーは反
応器(101)に供給されるのが好ましい。同じ反応器
(101)に、モノマー(類)と分子量調整剤とを供給
ライン(124)から供給する。またモノマー(類)は
供給ライン(124)から反応器(102)に供給され
る。反応器間のポリマーの循還は実質的に垂直なパイプ
(スタンドパイプ)(115)を通して行われ、その頂
端は流動床内にあり、底端は移送パイプ(116)に連
結されている。入口点はガス分配グリッド(138)の
中心に位置するのが好ましいが必須ではない。このグリ
ッドは、ポリマーの流れ込みを容易にするため、入口点
に対し適当な傾斜を持たせて作ることができる。このパ
イプ(115)内に、ポリマーは充填した形で流動す
る。循還流量は、弁(135)、例えば機械的絞り弁、
好ましくは、小さい曲率の曲がった結合部材で充填パイ
プ(115)の下降部に結合した短い水平部のパイプか
らなるL−弁で調整される。特定量のガスが弁(13
2)により前記弁(135)に送られる。弁(131)
により、ガス流は、充填されるポリマーを洗浄しかつ内
在ガスを置換するため“スタンドパイプ”に送られる。
弁(135)の出口で、ポリマーは、弁(133)から
導入されたガス流により、ライン(116)を経て反応
器(102)に空気的に移送される。弁(131,13
2,133)は、反応器(102)のガス循還ライン
(122)に結合され、そこでガスはその後パイプ(1
15)(116)に導入される。反応器(101)の一
部の流動化ガス(112)は(140)で濃縮できる。
濃縮物は移送管(116)に入り、流量は弁(136)
により調節される。(140)で分離された蒸気はライ
ン(112)に、好ましくはクーラー(13)の下流点
で再導入される。反応器(102)は、反応ガスの組成
と滞留時間を適宜調整することにより、所定の高分子ポ
リマークラクションを生成さすことができる。反応器
(102)からのポリマーは、充填の形でパイプ(12
5)を流動する。流量調整は、例えば機械的絞り弁好ま
しくはL−弁のような弁によって行われる。間在ガスを
除去するため、充填させているポリマーの洗浄は必要で
なく、これは間在ガスが完全に反応器(101)の反応
環境と相容性であるからである。ライン(126)を経
て、ポリマーは、(137)を経て導入されてガス流に
より空気的に反応器(101)に移送される。平衡ライ
ン(130)は反応器(102)からの残留過剰ガス混
合物を圧縮器(111)の上流点で反応器(101)の
流動ラインに送る。生成したポリマーは、その流量が反
応器中のポリマーの一定レベルを保障することを条件と
して、ライン(145)からのように2つの反応器の何
れかの点から排出することができる。
【0037】高分子量ポリマーフラクションは比較的制
限されることが知られている。また分子量調整剤/モノ
マー比は重合反応の速度に大きく影響することも知られ
ている。従って、低い分子量調整剤/モノマー比で操作
する反応器は短い滞留時間を必要として、結果的にその
比の高い値で操作する反応器より寸法が小さいことが必
要とされる。上記の考慮を利用して、この発明の好まし
い具体例を実施するための別の方法構成を図4で例示す
る。
【0038】方法は、2つの気相反応器(105,10
6)で行われ、その1つ(105)は流動床反応器で他
(106)は適当な大きさで何れの場合も長さ/直径比
が大きく、乱流の流動床(“速流動床”(Fast Fluidiz
ed Bed))状態が保持される管状反応器である。反応器
は移送管(156,166)で連結され、流動床反応器
(150)を備え、2つの反応器は、モノマー(類)供
給系(154,164)とガス圧縮系(151,16
1)と冷却系(153,163)からなる流動化ライン
(152,162)を備えている。流動床反応器(10
5)は、先端が流動床内に位置し、底端が移送管(15
6)に連結されているパッキング管(“立て管”)(1
55)からなる放出装置を備えている。出口点はガス分
配グリット(177)の中央に位置するのが好ましいが
必須ではない。このグリットはポリマー流入を促進する
ためその出口点に対し適当な傾斜をもって作ることがで
きる。ポリマーは前記管(155)内を充填した形(pa
cked form)で流れる。循還流量は弁(175)で調整
され、この弁は例えば機械的な絞り弁又は、好ましく
は、小さな曲率の曲り連結によりパッキング管の下降部
に結合した短い水平部の管からなるL−弁であることが
できる。特定量のガスは弁(172)により前記弁(1
75)に送られ、弁(171)の手段によりガス流は
“立て管”に送られ充填されているポリマーを洗浄し間
在ガスを除去する。弁(175)の出口で、ポリマー
は、弁(173)から導入されたガス流によりライン
(156)を通り管状反応器(106)の底部に気体的
に移送される。弁(171,172,173)は、反応
器(106)のガス流動化ライン(162)に結合する
が便利で、これらはガスを受理し、その後管(155,
156)に導入する。管状反応器(106)の頭部を出
るポリマー/ガス混合物は、好ましくはサイクロン型の
固体/気体分離器(165)に入り、固体と過剰ガスを
移送ライン(166)に放出する。分離器の頭部から
は、圧縮器(161)の手段により、流動化流量と任意
に上記の弁(171,172,173)への供給流量を
維持するのに十分なガス量を、ライン(162)が取
る。反応器(105)の1部の流動化ガス(152)は
(180)中で簡便に濃縮することができ、濃縮物は、
その流量を弁(176)で調節される移送管(156)
に導入され、(180)で分離された蒸気は好ましくは
冷却器(153)の下流点でライン(152)に再導入
される。管状反応器(106)で作られるポリマー量
は、例えば、弁(176)により濃縮物供給流量を変化
させることによるモノマー分圧を変えることによってコ
ントロールできる。生成したポリマーは、流量が反応器
(105)中の一定レベルのポリマーを維持することを
条件として、ライン(185)からのように2つの反応
器系の便利な点から排出できる。
【0039】この発明の他の観点によれば図3で例示さ
れるオレフィンCH2=CHR(Rは前記の定義と同
じ)の重合装置が提供され、この装置は、一対の流動床
気圧反応器(101,102)からなり、この反応器
は、触媒(110)とモノマー類(114,124)の
供給系、ガス冷却系(113,123)と圧縮系(11
1,121)からなる流動化ライン(112,122)
を具備し、その反応器は移送管(116,126)で連
結されている。この装置は、2つの反応器の1つ(10
1)がパッキング管(115)でその頂端が流動床内に
位置し底端が移送管(116)の1つに連結している排
出装置を具備し、そのパッキング管(115)が、ガス
流を第2弁(132)によって送る循還流量調節用の第
1弁(135)と、洗浄ガス導入用第3弁(131)を
具備し、移送管(116)が、第1弁(135)と反応
器(102)への管(116)の出口との間に位置する
ガス流導入用第4弁(133)を具備していることを特
徴としている。
【0040】パッキング管(115)の頂端は、ガス分
配グリット(138)の中央に位置し、第1弁(13
5)は小曲率の曲り連結によってパッキング管(11
5)の下降部に連結した短い水平部の管からなるL−弁
であるのが好ましい。反応器(102)のガス循還ライ
ン(122)は、第2、第3及び第4弁(131,13
2,133)に連結するのが好ましい。
【0041】また、前記装置は、反応器(101)のガ
ス流動化ライン(112)で供給されるガス濃縮系(1
40)からなり、その濃縮系(140)が、第4弁(1
33)と反応器(102)への移送管(116)の出口
の間の点で第5流量弁(136)により移送管(11
6)に連結されかつ冷却器(113)の下流点で反応器
(101)のガス供給ラインに連結されるのが好まし
い。
【0042】好ましい観点では、反応器(102)は、
また頂端が流動化床に底端が移送管の1つ(126)に
連結させるパッキング管(125)からなる排出装置を
具備し、このパッキング管(125)は循還流量調整用
弁(134)を、移送管(126)は流量調整弁(13
4)と反応器(101)への移送管(126)の出口と
の間に位置するガス流導入用弁(137)をそれぞれ具
備している。
【0043】反応器(101)ガス循還ライン(11
2)は弁(137)で連結するのが便利である。この発
明による方法を実施する他の装置(図4)は、一対の気
相反応器(105,106)が移送管(156,16
6)で連結され、触媒(150)とモノマー(154,
164)の供給系と、流動化ライン(152,162)
とガス圧縮(151,161)及び冷却(153,16
3)系とを具備してなり、2つの反応器の1つ(10
5)が流動床反応器であり、他(106)が乱流流動床
状態が保持される管状反応器であり、その流動床反応器
(105)が、先端を流動床内に位置させて下端を移送
管(156)に結合したパンキング管(155)からな
る排出装置を備え、そのパンキング管(155)が、第
2弁(172)によりガス流を送る循還流量調整用第1
弁(175)と洗浄ガス導入用第3弁(176)を備
え、この管(156)は、第1弁(175)と管状反応
器(106)の底部への移送管(156)の出口との間
に位置するガス流導入用第4弁(173)を備え、管状
反応器(106)の頂点は固体/気体分離器(165)
に連結され、この分離器は管状反応器(106)のガス
循還ライン(162)と流動床反応器)105)へつな
がる移送管(106)に連結されていることを特徴とし
ている。 パッキング管(155)の先端は、ガス分配
グリットの中央に位置し、第1弁(175)は小曲率の
曲げ連結によってパンキング管(155)の下降部に結
合した短い水平部の管からなるL−弁であり、固体/気
体分離器(165)はサイクロン型であるのが好まし
い。
【0044】管状反応器(106)のガス循還ライン
(162)は第2、第3及び第4弁(171,172,
173)に連結するのが好ましい。装置は、また流動床
反応器(105)のガス循還ライン(152)で供給さ
れるガス濃縮系(180)を有し、その系(180)
が、第4弁と反応器(106)への移送管(156)の
出口との間の点で、第4流量弁(176)により移送管
(156)に、かつ熱交換機(153)の下流点で反応
機(105)のガス供給ラインにそれぞれ結合している
のが好ましい。
【0045】この発明の方法には、エチレン又はプロピ
レンの何れかの広い分子量分布のポマー又はコポリマー
の製造に適用できる。好ましい分子量調整剤は水素であ
る。ジアルキル亜鉛のような他の調整剤も使用できる。
2つの反応器で生成されるポリマーの量が、平均分子量
と分子量分布の巾を決定する。ポリマーの量は、各段階
でのモノマー濃度の滞留時間によって調節される。
【0046】エチレン重合の際し、粒子の10重量%以
下が200μmより小さなサイズで、80%以上のフラ
クションが500μmより大きなサイズの球状粒子の形
でポリマーが得られる。線状ポリエチレンの製造の場合
には、MIF/MIE指数の比は、MIE=0.15g
/10分に対し50と200の間である。ポリマーの実
密度は0.930と0.970g/cm2の間である。
50μmのフラットなフィルムは、500/m2以下の
若干の未溶融粒子(通常フィシュアイと称せられる)を
含む。50μmのフラットなフィルム中に存在する限ら
れた数の未溶融粒子は、ポリマー均質性を評価する基準
である。500/m2以下の若干の未溶融粒子は、10
0以上のメルトインデックス比F/Eを有するポリエチ
レンの場合に特に興味なる結果である。
【0047】このような均質性の度合と広い分子量分布
を奏するエチレンポリマー類は、この発明の一つの観点
を構成するものである。広いHWDポリマーとコポリマ
ーの製造の他に、この発明の方法は、異なる組成物のポ
リマー又はコポリマーが2以上の段階で作られるポリマ
ー組成物の製造に適用できる。特に、1以上の段階で、
ポリプロピレンホモポリマー、エチレン及び/又はブテ
ン−1のようなアルファオレイン小量を含有するプロピ
レンコポリマーが作られ、続いての1以上の段階でエチ
レン−プロピレン弾性コポリマーが作られるポリプロピ
レン組成物の製造に適用できる。これらの製造例は、ヨ
ーロッパ特許請求の範囲EP−77532、同EP−3
7360及び同EP−400333に記載されている。
【0048】
【実施例】次の実施例は例示のためのもので、これによ
って発明が限定されるものではない。この実施例で用い
た固体成分は、次の手順によって作成した。固体触媒成分の製造 不活性雰囲気下、MgCl2の28.4g、無水エタノ
ールの49.5g、ROL OB/30ワセリンオイル
の10ml及び350CSの粘度を有するシリコンオイル
の100mlを、攪拌機の付いた反応器の中へ導入した。
この反応混合物を攪拌下120℃の温度で加熱し、Mg
Cl2とエチルアルコールの付加物が得られた。この付
加物は、溶融され分散剤と混合して残存した。この混合
物を、この後ワセリンオイルの150mlとシリコンオイ
ルの150mlが入っているウルトラターラックス(Ultr
a Turrax)T−45攪拌機の付いた1500ml容器の中
へ熱い状態で移した。温度は、120℃に保持し、その
間3000rpmで3分間攪拌した。次にこの混合物
を、攪拌機が付いていて攪拌下0℃に冷却されているn
−ヘプタンの無水物の1000mlの入っている2l容器
の中へ排出し、一秒間に6mの速度で0℃の温度を維持
しながら20分間処理した。このようにして得られた粒
子は、濾過によって回収し、n−ヘキサンの500mlで
くり返し洗浄し、そして徐々に加熱しアルコール含有量
を3モルから所望の数値のモルまで減少させるに十分な
時間500〜100℃の温度に挙げた。
【0049】所望量のアルコールを含有する付加物(2
5g)を、攪拌機が付いていて攪拌下0℃でTiCl4
の625mlが入っている反応器へ移した。それから10
0℃で1時間加熱した。温度が40℃に達したとき、ジ
イソブチルフタレートを、フタレートに対するMgのモ
ル比が8となる量だけ添加した。この反応器の内容物
を、次に攪拌下100℃で2時間加熱し、この後固体が
沈殿した。この熱い液体は、サイフォンによって除去し
た。500mlのTiCl4を添加し、そしてこの混合物
を攪拌した120℃で1時間加熱した。この攪拌を中断
し、そして固体を沈殿させた。この熱い液体をサイフォ
ンによって除去した。この固体を、60℃のn−ヘキサ
ンでくり返し洗浄し、この後室温にした。
【0050】実施例1 高密度ポリエチレン(HDPE)を、連続に操作するパ
イロットプラントで製造した。この装置は、触媒活性化
反応器、予備重合が行なわれ、流動床気相反応器が一連
に連結されているループ反応器、及び2つの重合反応器
間の再循還ラインからなる。この気相反応器は、米国特
許第4,518,750号に記載されたタイプである。
【0051】この固体触媒成分は、35重量%のアルコ
ールを含有するMgCl2−エタノールアダクトを用い
て、上述の手順によって作成した。この固体成分、トリ
エチルアルミニウム(TEAL)n−ヘキサン溶液、電
子供与体(ED)としてのジシクロヘキシルジメトキシ
シラン(DCPMS)及び不活性媒体としてのプロパン
を、15℃の一定温度に保持された活性化反応器へ供給
した。この供給量は、TEAL/ED重量比が18そし
てTEAL/Tiモル比が330である。この活性化反
応器へプロパンも不活性媒体として供給した。
【0052】約6分の平均滞留時間の後、生成物を、排
出しそしてループ予備重合装置へ供給し、250℃の温
度で維持し、ここへもまた所定量の液体プロピレン及び
プロパン(不活性媒体として)を供給した。この予備重
合器中における平均滞留時間は、約70分であった。こ
の予備重合器の中に入っている液体は、液体状態にあっ
た。この液体プロピレンは、実際にほとんど固体ポリプ
ロピレンに転換された。予備重合器からこのポリマーと
共に排出された残留のプロピレンを、気相反応器へ供給
されるプロピレンを無視できる量にするために、フラッ
シュ分離した。
【0053】前段階で生産されたプレポリマーを受入れ
る流動床反応器を、60℃の温度と2MPaに維持した
反応圧力下で操作した。この気相反応器へ供給された新
鮮ガスは、エチレン、分子量調整剤としての水素及びプ
ロパンからなる。この供給量は、この装置の主な操作条
件と生産されたポリマーの特性を報告する表1の中に示
される気相濃度を与えるようなものであって、メルトイ
ンデックス“E”とメルトフロー比“F/E”を、押出
しとペレット化後に得られる生成物で決定した。盛込み
密度と詰込み密度を、DIN−53194によって
決定した。
【0054】この工程で得られるポリマーから、不溶融
粒子の無い薄膜が生産されている。この結果は、この実
施例において用いた触媒が、ポリマーの均質性の問題を
悪化させる狭いMWDポリマーを生産すると考えるなら
特に興味深くかつ重要である。
【0055】比較実施例1 HDPEを、2つの流動床気相反応器を連続に結合して
なる連続に作動するパイロットプラントを用いて製造し
た。実施例1と異なって、第2反応器を出るポリマーの
すべてを、このプロセスから排出した。すなわちこの操
作を再循還することなしに行った。
【0056】このプレポリマー・触媒系を、実施例1と
同じ工程で製造し、そして新鮮エチレン、プロパン及び
水素ガス供給物と共に第1流動床反応器の中へ導入し
た。この装置の主操作条件及び生産されたポリマーの特
性を表2に報告する。メルトインデックス“E”とメル
トフロー比“F/E”を押出とペレット化の後に得られ
た生成物で決定する。盛込み密度と詰込み密度をD
IN−53194によって決定する。このポリマーから
得られた薄膜は、多くの不溶融粒子を示した。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】実施例2 高密度ポリエチレン(HDPE)を、図3の装置に類似
しそして触媒活性反応器と予備重合が行なわれるループ
反応器からなる、連続に作動するパイロットプラントで
製造した。
【0060】この固体触媒成分を、35重量%のアルコ
ールを含有するMgCl2−エタノール付加物を用いる
上記手順によって製造した。この固体成分、トリエチル
アルミニウム(TEAL)のn−ヘキサン溶液、電子供
与体(ED)としてのジシクロヘキシルジメトキシシラ
ン(DCPMS)及び不活性媒体としてのプロパンを、
15℃の一定温度に保たれたこの活性反応器へ供給し
た。この供給量は、TEAL/ED重量比が18そして
TEAL/Tiモル比が330であった。この活性反応
器へもまたプロパンを不活性媒体として供給した。
【0061】約6分間の平均滞留時間の後、この生成物
を排出しそしてループ予備重合器へ供給し、25℃の温
度に維持し、これに所定量の液体プロピレン及びプロパ
ン(不活性媒体として)は供給した。この予備重合器中
の平均滞留時間は、約70分であった。予備重合器の中
に入っている流体は、液体であった。この液体プロピレ
ンは実際にほとんど団体のポリプロピレンに転換され
た。予備重合器からポリマーと共に排出される残余のプ
ロピレンを、気相反応器へ供給されるプロピレンを無視
できる量にするためにフラッシュ分離した。
【0062】前の段階で生産されたプレポリマーを受入
れる流動床反応器を、2MPaに維持した反応圧力下で
60℃の温度で操作する。気相反応器へ供給される新鮮
気体は、エチレン、分子量調整剤としての水素及びプロ
パンからなる。供給量は、設備の主作動条件及び生産さ
れたポリマーの特性を報告している表3の中に示される
気相濃度で与えられる。メルトインデックス“E”とメ
ルトフロー比“F/E”を、押出しとペレット化の後に
得られた生産物で決定する。
【0063】この工程から得られるポリマーから、不溶
融粒子のない薄膜が作製されている。この結果は、この
実施例で用いた触媒がポリマーの同質性の問題を悪化さ
せる狭いMWDポリマーを生産すると考えるとしたら特
に興味深く重要である。
【0064】
【表3】
【0065】
【発明の効果】少なくとも2つの流動床又は機械的攪拌
床の反応器中で、異なる反応条件下で操作し、オレフィ
ンの(コ)ポリマー類を気相重合で製造する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による方法の第1の具体例を示すフロ
ーチャート。
【図2】この発明による方法の第2の具体例を示すフロ
ーチャート。
【図3】この発明による方法の好ましい具体例を実施す
る装置。
【図4】この発明による方法の好ましい具体例を実施す
る他の装置。
【符号の説明】
1 触媒系の製造と得られた固形触媒又はプレポリマー
の分離が行われる装置の装置の組立物 2 移送ライン 3 気相反応器 4 ガス供給物 5 循還ライン 6 移送ライン 7 チャンバー 8 固体−気体分離器 9 ロックホッパー 10 気相反応器 11 フレッシュなモノマー 12 パッキングチャンバー 13 ライン 14 固−気分離器 15 ロックホッパー 16 排出ライン 105、106 気相反応器 151、161 ガス圧縮系 152、162 流動化ライン 153、163 冷却系 154、164 モノマー(類)供給系 155 パッキング管 156、166 移送管 165 固体/気体分離器 171、172、173、175、176 弁 177 ガス分配グリッド 185 ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 593029053 モンテル ノース アメリカ インコー ポレーテッド Montell North Amer ica Inc. アメリカ合衆国、19850−5439 デラウ エア、ウイルミングトン、センタービル ロード 2801、スリー リトル フォ ールズ センター (72)発明者 ガブリエレ ゴバニ イタリア国、レナツォ(エフイー) 44045、ヴィア ピラストロ 63 (72)発明者 ロベルト リナルディ イタリア国、マントバ 46100 ヴィア チト スペリ 11 (72)発明者 マッシモ コベッチ イタリア国、フェラーラ 44100、ヴィ ア コミタト ジ リベラチオネ 19 (56)参考文献 特開 昭56−166209(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 2/00 - 2/60 C08F 10/00

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al−アルキル化合物と少なくとも1つ
    のTi−ハロゲン結合を有し活性型マグネシウムジハラ
    イドに支持された固形触媒成分との反応生成物からなる
    触媒の存在下で、異なる反応器で異なるポリマーが得ら
    れるように異なる条件下で操作する少なくとも2つの内
    部連結の流動床又は機械攪拌床の反応器内で操作するこ
    とによるオレフィン類CH2=CHR(Rは水素原子又
    は1〜12の炭素原子を有するアルキル基)の気相重合
    法であって、 触媒が導入される反応器(第1反応器)中で生成するポ
    リマーが排出されかつ部分的又は全体的に第2反応器に
    移送し、第2反応器で生成するポリマーが排出され、か
    つ部分的又は全体的に2〜6の間の循還比(ポリマーの
    循環流量と排出流量の比)を用いて第1反応器に循還
    し、かつ、生成するポリマーが0.35g/cm3より
    大きい嵩密度を有することを特徴とするオレフィン類の
    気相重合法。
  2. 【請求項2】 異なる濃度の分子量調整剤が、異なる反
    応器で異なる分子量のポリマーを得るため、異なる反応
    器中に存在する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 流動又は攪拌床が、500μmより大き
    いサイズが少なくとも80%で200μmより小さいサ
    イズが10%以下であるポリマー粒子からなる請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 循還比が3と5の間である請求項1記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 盛込み嵩密度が0.35g/cm3を有
    するポリマーを生成でき、かつ少なくとも1つのTi−
    ハロゲン結合を有するチタニウム化合物と活性型マグネ
    シウムジハライドを含有する固形触媒成分とAl−アル
    キル化合物との反応生成物からなる触媒の存在下で、異
    なる反応器で異なる分子量のポリマーが得られるように
    異なる濃度の分子量調整剤が存在する少なくとも2つの
    内部連結流動又は機械攪拌床の反応器中でオレフィン類
    CH2=CHR(Rは水素原子又は1〜12の炭素原子
    を有するアルキル基)を気相重合することからなり、 触媒の存在する第1反応器で生成されるポリマーが排出
    され、かつ連続的に部分的又は全体的に次の反応器に移
    送され、次の反応器で生成するポリマーが連続的に、部
    分的又は全体的に第1反応器に循還され、かつ次の反応
    器より気相中高い分子量調整剤/オレフィン比で操作す
    る反応器を出る循還ポリマーが連続的に充填され、分子
    量調整剤の除去のため洗浄ガスで洗浄されることを特徴
    とするオレフィン類の気相重合法。
  6. 【請求項6】 洗浄ガスが、充填される循還ポリマーの
    流れに逆流して供給される請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 異なる反応器間の循還流量放出流量の
    比が2と6の間で行う請求項5又は6記載の方法。
  8. 【請求項8】 洗浄ガスがC3〜C5アルカンからなる請
    求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 異なる反応器が、等しい絶対圧下で実質
    的に操作される請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 触媒が、60℃以下の温度で、実質的
    にオレフィンの存在しない状態で、固形触媒成分とAl
    −アルキル化合物とを予備接触させて作られ、得られる
    触媒が、触媒の0.5g/gから最終触媒収率の10%
    までの範囲の量で、オレフィンポリマーを形成するため
    に1以上のオレフィンCH2=CHRを予備重合するの
    に用いられ、但し、エチレン以外の1以上のオレフィン
    が予備重合されるときは、60重量%以上のキシレン不
    溶性を有するプレポリマーを形成するような操作条件で
    ある請求項1又は5記載の方法。
  11. 【請求項11】 C2〜C5アルカンが、全ガスに対し2
    0〜90%のモル濃度で気相に存在する請求項1、2、
    5又は10記載の方法。
  12. 【請求項12】 アルカンがプロパンである請求項11
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 分子量調整剤が水素である請求項2又
    は5記載の方法。
  14. 【請求項14】 重合が、2つの気相反応器中で行わ
    れ、水素が分子量調整剤として使用され、第1反応器で
    高い水素濃度が保持され、C2〜C5アルカンが全ガスに
    対し20〜90%モル濃度で気相中で保持される請求項
    2又は11記載の方法。
  15. 【請求項15】 2つの流動床気相反応器(101,1
    02)が移送管(116,126)で連結され、触媒
    (110)とオレフィン(114,124)供給系と、
    ガス冷却(113,123)と圧縮(111,121)
    系からなるガス循還ラインを具備し、2つの反応器の少
    なくとも1つ(101)が、反応器(101)の流動床
    内に位置する先端と移送管の1つ(116)に連結した
    底端と下降部を有する立て管(115)からなる排出装
    置を備え、前記立て管は第2弁(132)によってガス
    流を送る循還流量を調整するための第1弁(135)
    と、洗浄ガスを導入するための第3弁(131)を備
    え、前記移送管(116)は反応器(102)への出口
    を有し、前記第1弁(135)と反応器(102)への
    移送管(116)の出口の間にある第2ガス流を導入す
    るための第4弁(133)を備えてなるオレフィン類C
    2=CHR(Rは水素原子又は1〜12の炭素原子を
    有するアルキル基)の気相重合用装置。
  16. 【請求項16】 立て管(115)の先端がガス分配グ
    リットの中央に設けられ、さらにその中で前記第1弁
    (135)が小さな曲率を有する曲った接続による立て
    管(115)の下降部に結合した短い水平部の管からな
    るL−弁である請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 反応器(102)のガス循還ライン
    (122)が、第2、第3及び第4弁(131,132
    と133)に連結している請求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 反応器(101)のガス循還ライン
    (112)で供給されるガス濃縮系(140)からな
    り、その濃縮系は、第4弁(133)と反応器(10
    2)への移送管(116)出口との間の点で、第5計量
    弁(136)により移送管(116)に連結され、かつ
    冷却器(113)の下流の点で反応器(101)のガス
    循還ラインに連結している請求項17記載の装置。
  19. 【請求項19】 反応器(102)は、反応器(10
    2)の流動床内に位置した先端と移送管の1つ(12
    6)に連結した底端とを有する立て管(125)からな
    る排出装置を具備し、その立て管(125)は、循還流
    量調整弁(134)を備え、移送管(126)は反応器
    (101)への出口を有しかつ流量調整弁(134)と
    反応器(101)への移送管(126)の出口の間に設
    けられたガス流導入弁(137)を備えている請求項1
    5記載の装置。
  20. 【請求項20】 反応器(101)のガス循還ライン
    (112)が弁(137)に連結している請求項19記
    載の装置。
  21. 【請求項21】 2つの気相反応器(105,106)
    が移送管(156,166)で連結され、触媒供給系
    (156)、オレフィン供給系(154,164)、循
    還ライン(152,162)、ガス圧縮系(151,1
    61)及び冷却系(153,163)を具備し、その中
    で2つの反応器の1つ(105)が流動床反応器で、他
    の1つ(106)は乱流の流動床状態が保持される頂部
    と底部を有する管状反応器で、その流動床反応器(10
    5)は、反応器(105)の流動床内に位置した先端
    と、移送管(156)に連結した底端と下降部とを有す
    る立て管(155)からなる排出装置を具備し、その立
    て管(155)は、ガス流が第2弁(172)から送ら
    れる循還流量調整用の第1弁(175)と、洗浄ガス導
    入用の第3弁(171)を具備し、その移送管(15
    6)は管状反応器(106)の底部への出口を有し、第
    1弁(175)と管状反応器(106)の底部への移送
    管(156)の出口に位置する第2ガス流導入用第4弁
    (173)を具備し、その管状反応器(106)は固体
    /気体分離器(165)に連結し、その固体/気体分離
    器は、管状反応器(106)のガス循還ライン(16
    2)と流動床(105)への移送管(166)に連結し
    ているオレフィン類CH2=CHR(Rは水素原子又は
    1〜12の炭素原子を有するアルキル基)の気相重合用
    装置。
  22. 【請求項22】 立て管(155)の先端がガス分配グ
    リットの中央に位置し、さらに第1弁(175)が小さ
    な曲率の曲げ連結によって立て管(155)の下降部に
    連結した短い水平部からなるL−弁であり、かつ固体/
    気体分離器(165)はサイクロン型である請求項21
    記載の装置。
  23. 【請求項23】 管状反応器(106)のガス循還ライ
    ン(162)が第2、第3及び第4弁(171,172
    と173)に連結している請求項22記載の装置。
  24. 【請求項24】 流動床反応器(105)のガス循還ラ
    イン(152)によって供給されるガス濃縮系(18
    0)からなり、そのガス濃縮系(180)は、第4弁
    (173)と管状反応器(106)への移送管の出口の
    間の点で第5計量弁(176)により移送管(156)
    に連結し、冷却器(153)の下流点で反応器(10
    5)のガス循還ラインに連結している請求項23記載の
    装置。
  25. 【請求項25】 請求項1又は5記載の方法で得られ
    0.93g/cm 3 より大きな密度と100より大きな
    メルトフロー比F/Eを有し、500/m 2 より低い未
    溶融粒子数を有する50μmの厚みのフィルムを形成し
    うるエチレンのポリマーとコポリマー。
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