JP3354349B2 - エスカレータ利用者用災害防止装置 - Google Patents

エスカレータ利用者用災害防止装置

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JP3354349B2
JP3354349B2 JP14076395A JP14076395A JP3354349B2 JP 3354349 B2 JP3354349 B2 JP 3354349B2 JP 14076395 A JP14076395 A JP 14076395A JP 14076395 A JP14076395 A JP 14076395A JP 3354349 B2 JP3354349 B2 JP 3354349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エスカレータの乗場
付近に於いて子供等の手がゴムブーツに挟まれる事を防
止するためのエスカレータ利用者用災害防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のエスカレータ利用者用
災害防止装置の構成を示した図で、エスカレータの乗場
付近を示したものである。図において、1はエスカレー
タのゴム手摺であり、図中の矢印B方向に動いている。
2はゴム手摺1が入っていくトラス、3は乗り場である
床、8はトラス2の手摺入り込み口に設けられ、手摺入
り込み口内に異物が入るのを防止するためのゴム等から
なるブーツ、7はブーツ8の奥のトラス2に設けられ、
異物がブーツ8に入ったときにそれを検出し、エスカレ
ータを停止させるための検出スイッチである。また、2
2は乗り場付近で遊んでいる子供であり、9はその子供
22の手を示している。
【0003】動作について説明する。エスカレータの
ム手摺1が矢印Bの方向に動いている場合には、ゴム手
摺1は図中のA部においてトラス2の内部にブーツ8を
介して入っていく。図10に示すように、エスカレー
乗場付近の床3で子供22等が遊んでいたりすること
があるが、そのようなときに、子供22の手9は小さい
ため、ブーツ8に阻まれず、場合によっては、ゴム手摺
1と共にブーツ8の中に引き込まれてしまうことがあ
る。このような場合の多くは、母親がスーパーマーケッ
ト等で子供22を遊ばせて、自分が買い物に熱中してい
る時等に多く発生する。なお、ブーツ8の奥には、上述
したように、異物がブーツ8に入ったことを検出し、エ
スカレータを停止させるための安全スイッチである検出
スイッチ7が取り付けてあるため、子供22の手9がブ
ーツ8内に入ってしまったときには、この検出スイッチ
がそれを検出して、直ちにエスカレータを停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
エスカレータ利用者用災害防止装置においては、ブーツ
8内に異物が入ったときに、初めて、それを検出してエ
スカレータを停止させるように構成されていたため、ブ
ーツ8内に子供22の手9等が入ってしまうことを未然
に防ぐという工夫はなされていなかった。
【0005】また、ブーツ8内に子供22の手9が入っ
た場合には、エスカレータが停止してしまうので、運行
に支障をきたし、エスカレータの他の利用者に迷惑がか
かってしまっていた。
【0006】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、エスカレータの乗り場付近で子
供22が遊んでいる場合には、ブーツ8内に手9等が入
ることを未然に防ぐことができ、ブーツ8内に子供の手
9等が入ってしまうことによるエスカレータの停止を極
力防ぐためのエスカレータ利用者用災害防止装置を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エス
カレータのステップとともに移動する移動手摺が入り込
むための手摺入り込み口付近に対して送風を行うための
吹き出し口を有する送風手段と、上記エスカレータが上
方向に運転中は上階側に設けられた上記吹き出し口のみ
から上記風を吹き出させ、上記エスカレータが下方向に
運転中は下階側に設けられた上記吹き出し口のみから上
記風を吹き出させるように、上記送風手段を制御するた
めの吹き出し箇所制御手段とを備えたエスカレータ利用
者用災害防止装置である。
【0008】請求項2の発明は、送風手段が吹き出し口
まで風を送るための通風路を有しており、吹き出し口が
塞がれて通風路内の風圧が上昇したときに、それを検知
して、検出信号を出力するための風圧検出手段と、その
検出信号により作動する警報手段と、をさらに備えたエ
スカレータ利用者用災害防止装置である。
【0009】請求項3の発明は、エスカレータのステッ
プとともに移動する移動手摺が入り込むための手摺入り
込み口付近に対して送風を行うための吹き出し口と、上
記吹き出し口まで風を送るための通風路とを有する送風
手段と、上記吹き出し口が塞がれて上記通風路内の風圧
が上昇したときに、それを検知して、検出信号を出力す
るための風圧検出手段と、上記検出信号により作動する
警報手段とを備えたエスカレータ利用者用災害防止装置
である。
【0010】請求項4の発明は、警報手段が、乗り場付
近に設けられ、風圧検出手段からの検出信号により鳴動
する警報ブザーから構成されているエスカレータ利用者
用災害防止装置である。
【0011】請求項5の発明は、警報手段が、乗り場付
近に設けられたスピーカーと、風圧検出手段からの検出
信号により、音声メッセージを流すように上記スピーカ
ーを制御するスピーカー制御手段と、から構成されてい
るエスカレータ利用者用災害防止装置である。
【0012】請求項6の発明は、警報手段が、監視員が
監視室に設けられた画面を監視している監視カメラと、
風圧検出手段からの検出信号により、乗り場付近の映像
を監視カメラの画面に写すように制御する監視カメラ制
御手段と、から構成されているエスカレータ利用者用災
害防止装置である。
【0013】請求項7の発明は、風圧検出手段が、通風
路内に設けられ、通風路内の風圧により移動する風検出
レバーと、風検出レバーの移動を検知し、警報手段を作
動させるための信号を出力するための警報信号出力部
と、から構成されているエスカレータ利用者用災害防止
装置である。
【0014】請求項8の発明は、風圧検出手段が、光を
投光するための投光部と、光を受光するための受光部と
からなり、通風路内の風圧が上昇したことを検知し、警
報手段を作動させるための信号を出力するための警報信
号出力部と、通風路内に設けられ、通風路内の風圧によ
り移動して、風圧が上昇したときに投光部からの光の光
路を遮断する風検出レバーと、から構成され、受光部の
光の受光の有無により、通風路内の風圧を検出するエス
カレータ利用者用災害防止装置である。
【0015】請求項9の発明は、送風手段が、電動の送
風機を有しており、風圧検出手段が、送風機の電流増加
を検出するための増電流検出部から構成されているエス
カレータ利用者用災害防止装置である。
【0016】請求項10の発明は、手摺入り込み口内に
異物が入ってしまった場合に、それを検出して、エスカ
レータを停止させるための第一のエスカレータ停止制御
手段をさらに備えたエスカレータ利用者用災害防止装置
である。
【0017】請求項11の発明は、吹き出し口が塞がれ
る状態が所定時間経過しても断続的に継続する場合に、
エスカレータを停止させるための第二のエスカレータ停
止制御手段をさらに備えたエスカレータ利用者用災害防
止装置である。
【0018】
【作用】請求項1の発明においては、手摺入り込み口付
近の乗り場の床から風を吹き出させ、エスカレータが上
方向に運転中は上階側に設けられた吹き出し口のみから
風を吹き出させ、エスカレータが下方向に運転中は下階
側に設けられた上記吹き出し口のみから風を吹き出させ
るようにしたので、子供等が乗り場付近で遊んでいた場
合にも、手摺入り込み口に近付く前に、この風に驚き、
危険を感じて、子供等が手摺入り込み口から遠ざかるた
め、子供等が手などを移動手摺とともに手摺入り込み口
に引き込まれるのを未然に防止する。
【0019】請求項2の発明においては、吹き出し口が
子供等により塞がれて、通風路内の風圧が上昇した場合
に、風圧検出手段がそれを検知して警報手段を作動させ
る。
【0020】請求項3の発明においては、手摺入り込み
口付近の乗り場の床から風を吹き出させ、かつ、吹き出
し口が子供等により塞がれて、通風路内の風圧が上昇し
た場合に、風圧検出手段がそれを検知して警報手段を作
動させるようにしたので、子供等が乗り場付近で遊んで
いた場合にも、手摺入り込み口に近付く前に、この風に
驚き、危険を感じて、子供等が手摺入り込み口から遠ざ
かるため、子供等が手などを移動手摺とともに手摺入り
込み口に引き込まれるのを未然に防止する。
【0021】請求項4の発明においては、警報手段が警
報ブザーから構成されており、風圧検出手段からの信号
により鳴動する。
【0022】請求項5の発明においては、警報手段がス
ピーカーから構成されており、風圧検出手段からの信号
により音声メッセージを流す。
【0023】請求項6の発明においては、警報手段が監
視カメラから構成されており、風圧検出手段からの信号
により監視室にある監視カメラの画面に乗り場付近の映
像を写す。
【0024】請求項7の発明においては、通風路内の風
圧により移動する風検出レバーを設け、警報信号出力部
により、その風検出レバーの移動を検知して警報手段を
作動させる。
【0025】請求項8の発明においては、通風路内の風
圧により移動する風検出レバーを設け、また、警報信号
出力部を光を投光する投光部とその光を受光する受光部
とから構成し、風検出レバーの移動によりその光の光路
が遮られるようにして、受光部の光の受光の有無によ
り、通風路の風圧の上昇を検知する。
【0026】請求項9の発明は、送風手段が電動の送風
機を有しており、風圧検出手段が、送風機の電流増加を
検出するための増電流検出部から構成されて、通風路の
吹き出し口が塞がれると、通風路内の負荷が上がること
を利用して、それにより増加する送風機の電流を検出す
ることにより、通風路の風圧の上昇を検知する。
【0027】請求項10の発明においては、手摺入り込
み口に万一異物が入ってしまった場合に、第一のエスカ
レータ停止制御手段により、エスカレータを停止させ
る。
【0028】請求項11の発明においては、吹き出し口
が塞がれる状態が所定時間経過しても断続的に継続する
場合に、第二のエスカレータ停止制御手段により、エス
カレータを停止させる。
【0029】
【実施例】実施例1. 図1は、本発明の実施例1によるエスカレータ利用者用
災害防止装置の構成を示した図である。図において、6
はエスカレータの機械室又はトラス内に設けられた送風
機、5は送風機6からの風を送るための通風路、4は通
風路5を通って乗場付近に吹き出ている風である。他の
構成については、図10の従来例と同様であるため、同
一符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0030】なお、送風機6、通風路5および吹き出し
口5aが、エスカレータのステップとともに移動する移
動手摺1が入り込むための手摺入り込み口(図中A部、
または、ブーツ8)付近に送風するための吹き出し口5
aを有する送風手段を構成している。また、従来例にお
いて説明した検出スイッチ7が、手摺入り込み口内に異
物が入ってしまった場合に、それを検出して、エスカレ
ータを停止させるための第一のエスカレータ停止制御手
段を構成している。
【0031】動作について説明する。乗場付近の床3で
子供22が遊んでいた場合に、子供22がエスカレー
ゴム手摺1付近に近づくと、その付近には、上述した
ように、送風機6により通風路5を経由して送風されて
きた風4が吹き出ているため、子供22は風4の吹き出
し口5aの近くにくると風4に驚いて危険を感じ、ゴム
手摺1付近から離れる。これにより、子供22がブーツ
8に近づく前に、ゴム手摺1から子供22を遠ざけるこ
とが出来る。
【0032】なお、風4の吹き出し口5aの設置場所と
しては、図1に示すように、ゴム手摺1の下方のブーツ
8から若干離間した手前の位置でもよいが、その場合に
限らず、ブーツ8の手前の位置にブーツ8に隣接させて
設けるようにしてもよい。また、風4の強度は、子供2
2がゴム手摺1付近から離れるのを促すに十分なよう
に、ある程度の強さで吹き出させるようにする方が望ま
しい。
【0033】以上のように、この実施例においては、送
風機6および通風路5を設けて、手摺1付近に風4を吹
き出させておき、子供22等がエスカレータの乗場付近
で遊んでいる場合に、子供22等がブーツ8内に近づく
前にその風4により危険を感じさせて、子供22等をゴ
ム手摺1から遠ざけるようにしたので、ブーツ8内に子
供22等の手9などが入ることを未然に防ぐことができ
るとともに、そのようなことによるエスカレータの停止
を未然に防ぐことができるため、運行に支障をきたして
他の利用者に迷惑がかかることを防止することができ
る。
【0034】実施例2. ブーツ8内に異物が入り込むのは、一般に、エスカレー
タが運転中で、かつ、ゴム手摺1が図2中の矢印B方向
に動いている場合である。即ち、異物がブーツ8内に入
り込むようなことが起こり得る乗場は、エスカレータが
上方向運転中(UP運転中)は上部乗場(上階の乗場)
が該当し、エスカレータが下方向運転中(DOWN運転
中)は下部乗場(下階の乗場)が該当する。そのため、
この実施例においては、実施例1の構成にさらに、図2
に示すように、送風機6の制御を行うための制御盤17
を設けて、エスカレータが上方向運転中は上部乗場にお
いてのみ送風機6を動作させて風4を吹き出させ、下方
向運転中は下部乗場のみ送風機6を動作させて風4を吹
き出させるようにした。
【0035】なお、制御盤17は、エスカレータが上方
向に運転中は上階側に設けられた吹き出し口のみから風
を吹き出させ、エスカレータが下方向に運転中は下階側
に設けられた上記吹き出し口のみから風を吹き出させる
ように、送風手段を制御するための吹き出し箇所制御手
段を構成している。
【0036】この実施例においては、上述したように、
エスカレータが上方向運転中は上部乗場においてのみ送
風機6を動作させ、下方向運転中は下部乗場のみ送風機
6を動作させるようにしたので、上記実施例1と同様の
効果を奏するとともに、送風機6を最小限必要な部分で
のみ駆動させるようにしたので、送風機6の寿命を延長
させることができ、また、送風機6を駆動させるための
電力等の消費を抑えることができる(省エネルギー効
果)。
【0037】実施例3. 上述の実施例1及び2においては、風4に気付いて子供
22(図1参照)がゴム手摺1から遠ざかることを期待
しているが、この実施例においては、風4が吹き出てい
るにもかかわらず、子供22が遠ざからずに、図3
(a)に示すように、手9(図1参照)等で風4の吹き
出し口5aを塞ぐ場合等を想定して、そのような場合に
はそれを検出してブザー等により警報を出すようにし
た。
【0038】図3(a)及び(b)において、11は、
通風路5内の吹き出し口5aより先端の部分5c(以
下、端部5cとする)に設けられ、通常時は図3(b)
に示すように通風路5の端部5cを塞いでおり、吹き出
し口5aが塞がれる等して通風路5内の風圧がある一定
以上に上昇すると図3(a)に示すように図中矢印C方
向に上がって、吹き出し口5aが塞がれたことを検出す
るための風検出レバーであり、10は、床3内に埋設さ
れて、風検出レバー11の開閉動作により、吹き出し口
5aが塞がれたことを検知して、信号を出力するための
風検出スイッチであり、12は、風検出スイッチ10か
らの信号により鳴動するブザーである。他の構成につい
て、上記の実施例と同様であるため、ここでは説明を省
略する。なお、ブザー12の設置場所は、乗場付近であ
ればどこでもよいが、望ましくは、図3(a)に示すよ
うに、ブーツ8付近に設けるようにする。
【0039】なお、風検出レバー11と風検出スイッチ
10とが、吹き出し口が塞がれて通風路内の風圧が上昇
したときに、それを検知して、検出信号を出力するため
の風圧検出手段を構成しており、ブザー12が、乗り場
付近に設けられ、風圧検出手段からの検出信号により鳴
動する警報手段である警報ブザーを構成している。さら
に詳細に説明すれば、風検出レバー11が、通風路内に
設けられ、通風路内の風圧により移動(上下動)する風
検出レバーを構成しており、風検出スイッチ10が、風
検出レバーの移動を検知し、警報手段を作動させるため
の信号を出力するための警報信号出力部を構成してい
る。
【0040】動作について説明する。通風路5の吹き出
し口5aが塞がれて、通風路5内の風圧がある所定値以
上に上昇すると、通風路5内に設けられている風検出レ
バー11がその風圧により矢印C方向に押し上げられ、
床3内に取り付けられている風検出スイッチ10を動作
させ、乗場付近に設けられたブザー12を鳴らす。ブザ
ー12の鳴動により、子供22に危険だと感じさせ、子
供22を乗場付近から遠ざけることができるとともに、
近くにいる人にもブザー12により注意を促すことがで
きるので、近くにいる人が子供22に乗場付近で遊ばな
いように注意を与えてくれることが期待でき、それによ
り、子供22を乗場付近から遠ざけることができる。な
お、風検出スイッチ10は、風検出レバー11の移動
を、例えば、風検出レバー11を支持し連動して動く支
持棒11aの動きを機械的または電気的に検知すること
により、検出するようにすればよい。
【0041】以上のように、この実施例においては、子
供22等がエスカレータの乗場付近で遊んでいる場合
に、ブーツ8内に手9等を入れてしまうことを未然に防
止するため、上述の実施例1及び2と同様に、ゴム手摺
1の付近に風4を吹き出させて、ゴム手摺1の付近から
子供22を遠ざけるようにし、それでも、子供22が遠
ざからずに風4の吹き出し口5aを塞いだ場合には、ブ
ザー12を鳴動させて、子供22および近くにいる人に
注意を促すことにより、子供22を乗場付近から遠ざけ
るようにしたので、さらに確実に、ブーツ8内に子供2
2等の手9などが入ることを未然に防ぐことができると
ともに、そのようなことによるエスカレータの停止を未
然に防ぐことができるため、運行に支障をきたして他の
利用者に迷惑がかかることを防止することができる。
【0042】実施例4. 上記実施例3では、ブザー12の鳴動により子供22
(図1参照)及び周囲の人に注意を促すようにした例に
ついて説明したが、周囲に人がいなかった場合には、子
供22に気付かないので、この実施例においては、図4
に示すように、人が確実にいる場所に設置されて、案内
放送等に用いられるスピーカーを用いて、制御盤17等
の制御により、音声メッセージで状況を知らせ、子供2
2に注意を与え、乗場付近から遠ざけるようにした。図
において、13は、上述した案内放送等に用いられると
ともに、子供22が風4の吹き出し口5aを塞いだ場合
に子供22及び他の人に注意を促すための音声メッセー
ジを流すためのスピーカーを示したものである。他の構
成については、上記の実施例3と同様であるため、ここ
ではその説明は省略する。
【0043】なお、この実施例においては、警報手段
が、乗り場付近に設けられたスピーカー13と、風圧検
出手段からの検出信号により、音声メッセージを流すよ
うにスピーカー13を制御するスピーカー制御手段であ
る制御盤17とから構成されている。
【0044】この実施例においては、上記の実施例3と
同様の動作により、風4及びブザー12により、子供2
2を乗場付近から遠ざけるようにし、それでもまだ、子
供22が遠ざからずに、吹き出し口5aを塞いでいる場
合には、制御盤17によりそれを検出し、スピーカー1
3により音声メッセージを流して、子供22を遠ざける
ようにする。なお、メーセージを流すタイミングとして
は、ブザー12を所定時間鳴らしても子供22が断続的
に吹き出し口5aを塞ぐ場合に、その所定時間を制御盤
17が計測しておき、所定時間が経過したらスピーカー
13から音声メッセージを流すようにすればよい。ま
た、音声メッセージは、制御盤17に音声格納手段(図
示せず)を設けておき、そこに予め格納しておくように
すればよい。さらに、ブザー12を設けずに、上記実施
例3におけるブザー12の代わりに、スピーカー13に
よる音声メッセージを用いるようにしてもよい。
【0045】以上のように、この実施例においても、確
実に、ブーツ8内に子供22等の手9などが入ることを
未然に防ぐことができるとともに、そのようなことによ
るエスカレータの停止を未然に防ぐことができるため、
運行に支障をきたして他の利用者に迷惑がかかることを
防止することができる。
【0046】実施例5. 上述の実施例3及び4では、風検出スイッチ10を使用
して吹き出し口5aが塞がれたことを検知するようにし
た例について説明したが、この実施例では光電装置を利
用してそれを検知する。図5のように、風検出レバー1
1Aの付近の上下位置に、光を投光するための光電装置
の投光部14と、その投光部14からの光を受ける光電
装置の受光部15とが互いに対向して設けられている。
この実施例においては、風4の吹き出し口5aが塞がれ
て、通風路5内の風圧が所定値以上に上昇すると、その
風圧により風検出レバー11Aが矢印C方向に押し上げ
られて、投光部14から投光された光ビームを遮断し、
受光部15が光ビームを受光することができなくなるの
で、それにより、吹き出し口5aが塞がれたことが検知
され、光電装置の受光部15から出力される信号によ
り、ブザー12を鳴動させて、子供22および近くにい
る人に注意を促し、子供22(図1参照)を乗場付近か
ら遠ざけるようにする。
【0047】なお、この実施例においては、光電装置1
4及び15が、光を投光するための投光部14と、光を
受光するための受光部15とからなり、通風路内の風圧
が上昇したことを検知し、警報手段を作動させるための
信号を出力するための警報信号出力部を構成しており、
風検出レバー11Aが、通風路内に設けられ、通風路内
の風圧により移動して、風圧が上昇したときに投光部か
らの光の光路を遮断する風検出レバーを構成して、受光
部15の光の受光の有無により、通風路内の風圧を検出
する。この実施例においても、以上のように、上述の実
施例3および4と同様の効果を得ることができる。
【0048】実施例6. 上述の実施例3〜5までは、通風路5の風圧の変化を利
用して、風検出レバー11または11Aの動きにより吹
き出し口5aが塞がれているのを検知した例について説
明したが、この実施例では、増電流検出装置16を利用
して検知する。図6において、16は、通風路5の吹き
出し口5aを塞がれ、通風路5内の負荷が上がることに
より、送風機6の電流増加を検出するための増電流検出
装置である。すなわち、この実施例では、風圧検出手段
が、電動の送風機6の電流増加を検出するための増電流
検出部である増電流検出装置16から構成されている。
【0049】図7に示すように、送風機6の起動時は比
較的大きい起動電流が流れるので、このときは検出をマ
スクし、すなわち、検出を行わず(マスク期間)、所定
時間経過して定常電流になった後から、増電流検出装置
により、送風機6に流れる電流を検出し始める。通風路
5の吹き出し口5aが塞がれ、通風路5内の負荷が上が
ると電流値は増加するので、所定のしきい値(異常検出
レベル)を予め設けておいて、そのしきい値より電流値
が高くなったときに、通風路5の吹き出し口5aが塞が
れていると判断して、増電流検出装置16により信号を
出力し、それにより、上記の実施例3〜5のいずれかと
同様の動作を行うようにする。
【0050】この実施例においては、上記の実施例3〜
5と同様の効果が得られるとともに、さらに、風検出レ
バー11やそれの動作を検出するための検出手段である
風検出スイッチ10や光電装置14及び15等を設ける
必要がないので、通風路5の構造を簡単にすることがで
きる。
【0051】実施例7. 上述の実施例3〜6においては、警報を行うのを、ブザ
ー12やスピーカー13等を用いて実施する例について
説明したが、この実施例では、スーパーマーケット等で
は、一般に、防犯監視カメラ(図示せず)が監視盤19
に設けられていることが多いので、これを利用して監視
室の監視員に子供22がエスカレータの乗場付近で遊ん
でいるのを知らせるようにした。図8は、上記の図6に
示した実施例6の構造に、さらに、防犯監視カメラ(図
示せず)を有し、増電流検出装置16からの信号により
制御信号を出力するための監視盤19と、監視盤19か
らの制御信号により、監視カメラに写る画面を、通常時
に写している場所(例えば、店内の売り場等)から、該
当するエスカレータの乗場付近を写すように切り換える
ための監視カメラ切換装置20とを、設けたものであ
る。
【0052】なお、この実施例においては、警報手段
が、監視員が監視室に設けられた画面を監視している監
視カメラ(図示せず)と、風圧検出手段からの検出信号
により、乗り場付近の映像を監視カメラの画面に写すよ
うに制御する監視カメラ制御手段である監視盤19およ
び監視カメラ切換装置20とから構成されている。
【0053】動作について説明する。増電流検出装置1
6等により、送風機6を流れる電流値の異常を検出する
と、増電流検出装置16は信号を出力してブザー12を
鳴らすが、その信号を監視盤19にも同時に伝送し、監
視盤19のブザーを鳴らすとともに、監視カメラ切換装
置20を作動させ、監視室の監視カメラの画面を自動的
に該当エスカレータの乗場付近に切り換える。これによ
り、画面から監視室の監視員がエスカレータの乗場付近
で遊んでいる子供22に気付き、子供22に注意をし、
乗場付近から遠ざける事ができる。
【0054】この実施例においても、以上のように、上
記実施例と同様の効果が得られるとともに、さらに、監
視室の監視員にも子供22が乗場付近で遊んでいること
を知らせることができるので、さらに確実に、ブーツ8
内に子供22等の手9などが入ることを未然に防ぐこと
ができるとともに、そのようなことによるエスカレータ
の停止を未然に防ぐことができるため、運行に支障をき
たして他の利用者に迷惑がかかることを防止することが
できる。
【0055】実施例8. 上記の実施例1〜7までのいずれかの方法で、乗場付近
にいる子供22(図1参照)を遠ざけることが可能であ
るが、ある一定時間経過してもその状態が断続的に継続
した場合は、子供22の手9等がブーツ8内に巻き込ま
れることもありうるので、この実施例においては、制御
盤17でそれを検出し、ある一定時間経過しても子供2
2が乗場付近で遊んでいる状態が断続的に継続した場合
には、エスカレータを停止させるようにした。図9にお
いて、18は、ある一定時間経過しても子供22が乗場
付近で遊んでいる状態が断続的に継続した場合に、制御
盤17からの信号により、エスカレータを停止させるた
めのエスカレータ停止制御装置である。他の構成につい
ては、上記の実施例2〜7のいずれかと同じにすればよ
いため、ここではその説明は省略する。
【0056】なお、制御盤17およびエスカレータ停止
制御装置18が、吹き出し口が塞がれる状態が所定時間
経過しても断続的に継続する場合に、エスカレータを停
止させるための第二のエスカレータ停止制御手段を構成
している。
【0057】上記の実施例1〜7においても、万一、ブ
ーツ8内に手9が巻き込まれても、第一のエスカレータ
停止制御手段である検出スイッチ7により、エスカレー
タは停止するように構成されているため、事故が起こる
ことは防止できるが、この実施例8によれば、ある一定
時間経過しても子供22が乗場付近で遊んでいる状態が
断続的に継続した場合には、ブーツ8内に手9が巻き込
まれる以前にエスカレータを停止させるようにしたの
で、さらに、確実に、事故が起こることを防止すること
ができる。
【0058】以上のように、この実施例においても、上
述の実施例1〜7と同様の効果が得られるとともに、あ
る一定時間経過しても子供22が乗場付近で遊んでいる
状態が断続的に継続した場合には、ブーツ8内に手9が
巻き込まれる以前にエスカレータを停止させるようにし
たので、さらに、確実に、事故が起こることを防止する
ことができる。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、手摺入り込み
口付近から風を吹き出させるようにしたので、子供等が
乗り場付近で遊んでいた場合にも、手摺入り込み口に近
付く前に、この風により、子供等に危険を感じさせ、手
摺入り込み口から遠ざけるようにしたので、子供等の手
などが移動手摺とともに手摺入り込み口に引き込まれる
のを未然に防止することができ、そのような災害を確実
に防止することができるとともに、そのような災害によ
るエスカレータの非常停止をなくし、他の利用者に迷惑
がかからないようにすることができるという効果を奏す
る。また、エスカレータが上方向に運転中は上階側に設
けられた吹き出し口のみから風を吹き出させ、エスカレ
ータが下方向に運転中は下階側に設けられた上記吹き出
し口のみから風を吹き出させるようにしたので、送風手
段の寿命を延長させることができるとともに、送風機を
駆動させるための電力等の消費を抑えることができると
いう効果を奏する。
【0060】請求項の発明によれば、手摺入り込み口
付近から風を吹き出させるようにしたので、子供等が乗
り場付近で遊んでいた場合にも、手摺入り込み口に近付
く前に、この風により、子供等に危険を感じさせ、手摺
入り込み口から遠ざけるようにしたので、子供等の手な
どが移動手摺とともに手摺入り込み口に引き込まれるの
を未然に防止することができ、そのような災害を確実に
防止することができるとともに、そのような災害による
エスカレータの非常停止をなくし、他の利用者に迷惑が
かからないようにすることができるという効果を奏す
る。また、吹き出し口が子供等により塞がれて、通風路
内の風圧が上昇した場合に、風圧検出手段がそれを検知
して警報手段を作動させるようにしたので、送風手段に
よる風だけでは子供等が乗り場付近を離れずに、吹き出
し口を塞いだような場合でも、警報ブザーまたはスピー
カー等の警報手段により、異常を知らせ、子供等を乗り
場付近から遠ざけることができるという効果を奏する。
【0061】請求項2、4および5の発明によれば、吹
き出し口が子供等により塞がれて、通風路内の風圧が上
昇した場合に、風圧検出手段がそれを検知して警報手段
を作動させるようにしたので、送風手段による風だけで
は子供等が乗り場付近を離れずに、吹き出し口を塞いだ
ような場合でも、警報ブザーまたはスピーカー等の警報
手段により、異常を知らせ、子供等を乗り場付近から遠
ざけることができるという効果を奏する。
【0062】また、請求項6の発明によれば、警報手段
が監視カメラから構成されており、風圧検出手段からの
信号により監視室にある監視カメラの画面に乗り場付近
の映像を写すようにしたので、監視員が子供等に注意を
促して、子供等を乗り場から遠ざけることができるとい
う効果を奏する。
【0063】請求項7の発明によれば、通風路内の風圧
により移動する風検出レバーとその風検出レバーの移動
を検出するための警報信号出力部とから風圧検出手段を
構成し、警報信号出力部からの信号により警報手段を作
動させるようにしたので、通風路内の風圧を確実にかつ
容易に検出することができるとともに、風圧検出手段を
比較的に安価に製造することができるという効果を奏す
る。
【0064】請求項8の発明によれば、通風路内の風圧
により移動する風検出レバーを設け、また、警報信号出
力部を光を投光する投光部とその光を受光する受光部と
から構成し、風検出レバーの移動によりその光の光路が
遮られるようにして、受光部の光の受光の有無により、
通風路の風圧の上昇を検知するようにしたので、通風路
内の風圧をより確実に検出することができるという効果
を奏する。
【0065】請求項9の発明は、送風手段が電動の送風
機を有しており、風圧検出手段が、送風機の電流増加を
検出するための増電流検出部から構成されて、通風路の
吹き出し口が塞がれると、通風路内の負荷が上がること
を利用して、それにより増加する送風機の電流を検出す
ることにより、通風路の風圧の上昇を検知するようにし
たので、風圧の比較的微量な変化さえも検出することが
可能となり、通風路内の風圧をより確実にかつ正確に検
出することができるという効果を奏する。
【0066】請求項10の発明によれば、上記の方法の
いずれかにより、手摺入り込み口の中に子供の手などが
入るのを未然に防ぎ、しかしながら、手摺入り込み口に
万一異物が入ってしまった場合には、第一のエスカレー
タ停止制御手段により、エスカレータを停止させるよう
にしたので、手摺入り込み口内に異物が入ることによる
災害を確実に防止することができるという効果を奏す
る。
【0067】請求項11の発明によれば、上記の方法の
いずれかにより、手摺入り込み口の中に子供の手などが
入るのを未然に防ぎ、しかしながら、吹き出し口が塞が
れる状態が所定時間経過しても断続的に継続する場合に
は、第二のエスカレータ停止制御手段により、エスカレ
ータを停止させるようにしたので、手摺入り込み口内に
異物が入ることによる災害をさらに確実に防止すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるエスカレータ利
者用災害防止装置の構成を示した図である。
【図2】 この発明の実施例2によるエスカレータ利
者用災害防止装置の構成を示した図である。
【図3】 この発明の実施例3によるエスカレータ利
者用災害防止装置の構成を示した図である。
【図4】 この発明の実施例4によるエスカレータ利
者用災害防止装置の構成を示した図である。
【図5】 この発明の実施例5によるエスカレータ利
者用災害防止装置の構成を示した図である。
【図6】 この発明の実施例6によるエスカレータ利
者用災害防止装置の構成を示した図である。
【図7】 この発明における送風機の電流値を示した図
である。
【図8】 この発明の実施例7によるエスカレータ利
者用災害防止装置の構成を示した図である。
【図9】 この発明の実施例8によるエスカレータ利
者用災害防止装置の構成を示した図である。
【図10】 従来のエスカレータ利用者用災害防止装置
の構成を示した図である。
【符号の説明】
1 ゴム手摺、2 トラス、3 床、4 風、5 通風
路、6 送風機、7検出スイッチ、8 ブーツ、9
手、10 風検出スイッチ、11 風検出レバー、12
ブザー、13 スピーカー、14 発光部(光電装
置)、15 受光部(光電装置)、16 増電流検出装
置、17 制御盤、18 エスカレータ停止制御装置、
19 監視盤、20 監視カメラ切換装置。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータのステップとともに移動す
    る移動手摺が入り込むための手摺入り込み口付近に対し
    て送風を行うための吹き出し口を有する送風手段と、 上記エスカレータが上方向に運転中は上階側に設けられ
    た上記吹き出し口のみから上記風を吹き出させ、上記エ
    スカレータが下方向に運転中は下階側に設けられた上記
    吹き出し口のみから上記風を吹き出させるように、上記
    送風手段を制御するための吹き出し箇所制御手段と を備
    えたことを特徴とするエスカレータ利用者用災害防止装
    置。
  2. 【請求項2】 上記送風手段が上記吹き出し口まで風を
    送るための通風路を有しており、 上記吹き出し口が塞がれて上記通風路内の風圧が上昇し
    たときに、それを検知して、検出信号を出力するための
    風圧検出手段と、 上記検出信号により作動する警報手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエス
    カレータ利用者用災害防止装置。
  3. 【請求項3】 エスカレータのステップとともに移動す
    る移動手摺が入り込むための手摺入り込み口付近に対し
    て送風を行うための吹き出し口と、上記吹き出し口まで
    風を送るための通風路とを有する送風手段と、 上記吹き出し口が塞がれて上記通風路内の風圧が上昇し
    たときに、それを検知して、検出信号を出力するための
    風圧検出手段と、 上記検出信号により作動する警報手段 を備えたことを
    特徴とするエスカレータ利用者用災害防止装置。
  4. 【請求項4】 上記警報手段が、 上記乗り場付近に設けられ、上記風圧検出手段からの検
    出信号により鳴動する警報ブザーから構成されているこ
    とを特徴とする請求項2または3記載のエスカレータ利
    用者用災害防止装置。
  5. 【請求項5】 上記警報手段が、 上記乗り場付近に設けられたスピーカーと、 上記風圧検出手段からの検出信号により、音声メッセー
    ジを流すように上記スピーカーを制御するスピーカー制
    御手段と、 から構成されていることを特徴とする請求項2または
    記載のエスカレータ利用者用災害防止装置。
  6. 【請求項6】 上記警報手段が、 監視員が監視室に設けられた画面を監視している監視カ
    メラと、 上記風圧検出手段からの検出信号により、上記乗り場付
    近の映像を上記監視カメラの画面に写すように制御する
    監視カメラ制御手段と、 から構成されていることを特徴とする請求項2または
    記載のエスカレータ利用者用災害防止装置。
  7. 【請求項7】 上記風圧検出手段が、 上記通風路内に設けられ、上記通風路内の風圧により移
    動する風検出レバーと、 上記風検出レバーの移動を検知し、上記警報手段を作動
    させるための信号を出力するための警報信号出力部と、 から構成されていることを特徴とする請求項ないし6
    のいずれかに記載のエスカレータ利用者用災害防止装
    置。
  8. 【請求項8】 上記風圧検出手段が、 光を投光するための投光部と、上記光を受光するための
    受光部とからなり、上記通風路内の風圧が上昇したこと
    を検知し、上記警報手段を作動させるための信号を出力
    するための警報信号出力部と、 上記通風路内に設けられ、上記通風路内の風圧により移
    動して、上記風圧が上昇したときに上記投光部からの光
    の光路を遮断する風検出レバーと、から構成され、 上記受光部の上記光の受光の有無により、上記通風路内
    の上記風圧を検出することを特徴とする請求項ないし
    6のいずれかに記載のエスカレータ利用者用災害防止装
    置。
  9. 【請求項9】 上記送風手段が、電動の送風機を有して
    おり、 上記風圧検出手段が、上記送風機の電流増加を検出する
    ための増電流検出部から構成されていることを特徴とす
    る請求項ないし6のいずれかに記載のエスカレータ利
    用者用災害防止装置。
  10. 【請求項10】 上記手摺入り込み口内に異物が入って
    しまった場合に、それを検出して、上記エスカレータを
    停止させるための第一のエスカレータ停止制御手段をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれ
    かに記載のエスカレータ利用者用災害防止装置。
  11. 【請求項11】 上記吹き出し口が塞がれる状態が所定
    時間経過しても断続的に継続する場合に、上記エスカレ
    ータを停止させるための第二のエスカレータ停止制御手
    段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし10
    のいずれかに記載のエスカレータ利用者用災害防止装
    置。
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