JP3353793B2 - コンテナ船の居住区構造 - Google Patents
コンテナ船の居住区構造Info
- Publication number
- JP3353793B2 JP3353793B2 JP16491993A JP16491993A JP3353793B2 JP 3353793 B2 JP3353793 B2 JP 3353793B2 JP 16491993 A JP16491993 A JP 16491993A JP 16491993 A JP16491993 A JP 16491993A JP 3353793 B2 JP3353793 B2 JP 3353793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deck
- room
- container
- ship
- deck room
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B15/00—Superstructures, deckhouses, wheelhouses or the like; Arrangements or adaptations of masts or spars, e.g. bowsprits
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Ship Loading And Unloading (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナ船の居住区構
造に関するもので、とりわけ、大型コンテナ船に適する
ものである。
造に関するもので、とりわけ、大型コンテナ船に適する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の大型コンテナ船の居住区は、たと
えば、図3に示すような構成からなっている。すなわ
ち、図3にみられるように、大型コンテナ船の居住区2
1は、機関室22の直上に位置し、上甲板23の上部に
第1層目の甲板室24から航海船橋甲板25まで、6層
ないし8層の甲板室で構成されている。
えば、図3に示すような構成からなっている。すなわ
ち、図3にみられるように、大型コンテナ船の居住区2
1は、機関室22の直上に位置し、上甲板23の上部に
第1層目の甲板室24から航海船橋甲板25まで、6層
ないし8層の甲板室で構成されている。
【0003】前記居住区21の前後部には、船倉26,
26があり、上甲板23の上に倉口蓋27,27が装備
されている。そして、これら倉口蓋27,27の上にコ
ンテナ28,28が4段積載されている。また居住区2
1の前端壁29はコンテナ28に近接している。
26があり、上甲板23の上に倉口蓋27,27が装備
されている。そして、これら倉口蓋27,27の上にコ
ンテナ28,28が4段積載されている。また居住区2
1の前端壁29はコンテナ28に近接している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示した従来の技術においては、上甲板23の上部が第1
層目の甲板室24から第8層目まで、すべて居住区画に
占有されており、倉口蓋27の上に4段程度に積載され
ているコンテナ28のため、航海船橋甲板室25からの
前方見透し角度が悪く、かつ、居室前方に前記コンテナ
28が積載されているため、採光性が悪く、窓からの視
野を妨げ、快適な居室が確保できない。したがって、操
船場所および居室からの視界が悪く、船舶の安全な航海
に支障を招くという問題点があった。
示した従来の技術においては、上甲板23の上部が第1
層目の甲板室24から第8層目まで、すべて居住区画に
占有されており、倉口蓋27の上に4段程度に積載され
ているコンテナ28のため、航海船橋甲板室25からの
前方見透し角度が悪く、かつ、居室前方に前記コンテナ
28が積載されているため、採光性が悪く、窓からの視
野を妨げ、快適な居室が確保できない。したがって、操
船場所および居室からの視界が悪く、船舶の安全な航海
に支障を招くという問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決しよ
うとするものである。すなわち、本発明は、コンテナ積
載場所の拡大と航海船橋前方の見透しの改善がなされ
て、コンテナ船の経済性と操船の安全性ならびに居住室
の快適性の向上を図ることができるコンテナ船の居住区
構造を提供することを目的とするものである。
うとするものである。すなわち、本発明は、コンテナ積
載場所の拡大と航海船橋前方の見透しの改善がなされ
て、コンテナ船の経済性と操船の安全性ならびに居住室
の快適性の向上を図ることができるコンテナ船の居住区
構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコンテナ船の居住区構造は、コンテナ船の
居住区の第2層目以上の甲板室(4、5、6、7)が嵩
上げされていて最上層部に航海船橋甲板室(8)を有
し、かつ、第1層目の甲板室(3)と第2層目の甲板室
(4)との間にコンテナを3段以上積載可能な空所(1
4)を有するものとした。
に、本発明のコンテナ船の居住区構造は、コンテナ船の
居住区の第2層目以上の甲板室(4、5、6、7)が嵩
上げされていて最上層部に航海船橋甲板室(8)を有
し、かつ、第1層目の甲板室(3)と第2層目の甲板室
(4)との間にコンテナを3段以上積載可能な空所(1
4)を有するものとした。
【0007】
【作用】本発明によれば、コンテナ船の居住区の第2層
目以上の甲板室が嵩上げされていて最上層部に航海船橋
甲板室を有し、かつ、第1層目の甲板室と第2層目の甲
板室との間にコンテナを3段以上積載可能な空所を有す
るので、コンテナ積載個数が増大し、航海船橋甲板室が
高い位置にあって視界がよくなり、操船上の安全性が向
上する。しかも、居室前方が倉口蓋上のコンテナによっ
て遮蔽されることがなくなり、採光性などがよくなる。
目以上の甲板室が嵩上げされていて最上層部に航海船橋
甲板室を有し、かつ、第1層目の甲板室と第2層目の甲
板室との間にコンテナを3段以上積載可能な空所を有す
るので、コンテナ積載個数が増大し、航海船橋甲板室が
高い位置にあって視界がよくなり、操船上の安全性が向
上する。しかも、居室前方が倉口蓋上のコンテナによっ
て遮蔽されることがなくなり、採光性などがよくなる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示した斜視図であ
り、図2は同じく正面図である。図1において、1は機
関室、2は上甲板、3は第1層目の甲板室、4は第2層
目の甲板室、5は第3層目の甲板室、6は第4層目の甲
板室、7は第5層目の甲板室、8は航海船橋甲板室であ
る。
り、図2は同じく正面図である。図1において、1は機
関室、2は上甲板、3は第1層目の甲板室、4は第2層
目の甲板室、5は第3層目の甲板室、6は第4層目の甲
板室、7は第5層目の甲板室、8は航海船橋甲板室であ
る。
【0009】すなわち、コンテナ船の機関室1の直上に
第1層目の甲板室3を上甲板2上に設置する。第2層目
の甲板室4は該甲板室3の上方の高い位置に設置して空
所14を設ける。第3層目以上の甲板室5,6,7は、
それぞれ上下に接して設け、最上層部は航海船橋甲板室
8とする。これらの甲板室は舷側まで拡大し、上甲板2
の上の甲板室3と外壁9、前端壁10、機関室囲壁11
およびトランク12で結合する。
第1層目の甲板室3を上甲板2上に設置する。第2層目
の甲板室4は該甲板室3の上方の高い位置に設置して空
所14を設ける。第3層目以上の甲板室5,6,7は、
それぞれ上下に接して設け、最上層部は航海船橋甲板室
8とする。これらの甲板室は舷側まで拡大し、上甲板2
の上の甲板室3と外壁9、前端壁10、機関室囲壁11
およびトランク12で結合する。
【0010】開放甲板13を第1層目の甲板室3の上に
設け、陸上のコンテナローダでコンテナ(20フィート
コンテナ)の荷役場所とする。同コンテナは汎用フォー
クリフトで移動し、空所14内に3段ないし4段積みと
して積載し、固縛する。前記甲板室4,5,6,7,8
への昇降はトランク12を設けて、エレベータ、階段を
設備する高層居住区を構成する。
設け、陸上のコンテナローダでコンテナ(20フィート
コンテナ)の荷役場所とする。同コンテナは汎用フォー
クリフトで移動し、空所14内に3段ないし4段積みと
して積載し、固縛する。前記甲板室4,5,6,7,8
への昇降はトランク12を設けて、エレベータ、階段を
設備する高層居住区を構成する。
【0011】図2において、15は交通装置トランク、
16はコンテナ倉、17は倉口蓋、18は倉口蓋上コン
テナ、19は積載コンテナ、20は外壁構造である。
16はコンテナ倉、17は倉口蓋、18は倉口蓋上コン
テナ、19は積載コンテナ、20は外壁構造である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテナ船の居住区の第2層目以上の甲板室が嵩上げさ
れていて最上層部に航海船橋甲板室を有し、かつ、第1
層目の甲板室と第2層目の甲板室との間にコンテナを3
段以上積載可能な空所を有するので、コンテナ積載量が
増大する。また航海船橋甲板室が高い位置にあって視界
がよくなり、操船上の安全性が向上する。しかも、居室
前方が倉口蓋上のコンテナによって遮蔽されることがな
くなり、採光性および快適性の向上を図ることができる
とともに、コンテナ船の経済的効果も増大する。したが
って、従来においては、航海船橋甲板の高さ位置から倉
口蓋上のコンテナ積載段数は4段程度が上限となってい
たが、本発明により4段以上の積載も可能となり、コン
テナ積載量の大幅な増加が期待できる。
コンテナ船の居住区の第2層目以上の甲板室が嵩上げさ
れていて最上層部に航海船橋甲板室を有し、かつ、第1
層目の甲板室と第2層目の甲板室との間にコンテナを3
段以上積載可能な空所を有するので、コンテナ積載量が
増大する。また航海船橋甲板室が高い位置にあって視界
がよくなり、操船上の安全性が向上する。しかも、居室
前方が倉口蓋上のコンテナによって遮蔽されることがな
くなり、採光性および快適性の向上を図ることができる
とともに、コンテナ船の経済的効果も増大する。したが
って、従来においては、航海船橋甲板の高さ位置から倉
口蓋上のコンテナ積載段数は4段程度が上限となってい
たが、本発明により4段以上の積載も可能となり、コン
テナ積載量の大幅な増加が期待できる。
【図1】本発明の一実施例を示した斜視図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】従来の技術の一例を示した一部切欠側面図であ
る。
る。
2 上甲板 3 第1層目の甲板室 4 第2層目の甲板室 5 第3層目の甲板室 6 第4層目の甲板室 7 第5層目の甲板室 8 航海船橋甲板室 13 開放甲板 14 空所
Claims (2)
- 【請求項1】 コンテナ船の居住区の第2層目以上の甲
板室(4、5、6、7)が嵩上げされていて最上層部に
航海船橋甲板室(8)を有し、かつ、第1層目の甲板室
(3)と第2層目の甲板室(4)との間にコンテナを3
段以上積載可能な空所(14)を有することを特徴とす
る、コンテナ船の居住区構造。 - 【請求項2】 航海船橋甲板室(8)を除く各甲板室
(3、4、5、6、7)が舷側にまで至っている請求項
1記載のコンテナ船の居住区構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16491993A JP3353793B2 (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | コンテナ船の居住区構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16491993A JP3353793B2 (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | コンテナ船の居住区構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0717468A JPH0717468A (ja) | 1995-01-20 |
JP3353793B2 true JP3353793B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=15802350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16491993A Expired - Fee Related JP3353793B2 (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | コンテナ船の居住区構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3353793B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150107054A (ko) * | 2014-03-13 | 2015-09-23 | 현대중공업 주식회사 | 화물 적재 선박 및 적재 방법 |
KR20150133101A (ko) * | 2014-05-19 | 2015-11-27 | 현대중공업 주식회사 | 화물 적재 선박 및 적재 방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101271139B1 (ko) * | 2010-10-12 | 2013-06-04 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 모듈형 거주구 |
KR101735601B1 (ko) * | 2015-10-30 | 2017-05-16 | 현대중공업 주식회사 | 화물 적재 선박 |
CN113715960A (zh) * | 2021-09-18 | 2021-11-30 | 江南造船(集团)有限责任公司 | 一种船舶上层建筑 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS604482A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶居住区構造 |
JPS63107293U (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-11 |
-
1993
- 1993-07-05 JP JP16491993A patent/JP3353793B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150107054A (ko) * | 2014-03-13 | 2015-09-23 | 현대중공업 주식회사 | 화물 적재 선박 및 적재 방법 |
KR20150133101A (ko) * | 2014-05-19 | 2015-11-27 | 현대중공업 주식회사 | 화물 적재 선박 및 적재 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0717468A (ja) | 1995-01-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4065105B2 (ja) | 甲板上キャリッジ組立体を備える貨物コンテナの格納・取出しシステム及び方法 | |
JP3353793B2 (ja) | コンテナ船の居住区構造 | |
KR20100135252A (ko) | 선박 | |
US2440307A (en) | Ship hold | |
JP3435433B2 (ja) | 多目的貨物船の船倉配置構造 | |
JP2010184631A (ja) | 船舶 | |
JP5982523B1 (ja) | 二種類の荷役装置による同時荷役貨物船 | |
KR101267995B1 (ko) | 데크 하우스 구조가 개선된 컨테이너선 | |
KR940001339B1 (ko) | 비수밀형 평저선(平底船)에 있어서의 강제(鋼製) 해치커버의 격납공간의 구조 | |
JPH09507187A (ja) | 貨物ハッチ装置 | |
KR102722758B1 (ko) | 컨테이너 운반선 | |
JPS604484A (ja) | 昇降甲板付倉口蓋 | |
WO2003000544A1 (en) | Transport bed for heavy load, such as steel rolls | |
KR102210364B1 (ko) | 해치 커버 및 이를 포함한 선박 | |
JP6182635B1 (ja) | 多目的貨物船構造 | |
JPS6378892A (ja) | 兼用倉付き自動車運搬船 | |
JP2002249095A (ja) | コンテナ船 | |
SU1085889A1 (ru) | Судно | |
GB2118906A (en) | A ship adapted for alternative transportation of bulk cargo or containers | |
US5090353A (en) | Open cellular containership and method | |
KR20170053267A (ko) | 화물 적재 선박 | |
JPH0520994U (ja) | タンカーのカーゴタンク用通路 | |
JPH0744193U (ja) | コンテナ船の倉口の角部構造 | |
JP6174087B2 (ja) | 2層甲板船のポンツーンハッチカバー格納構造 | |
KR20220137490A (ko) | 컨테이너 운반선 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |