JP2002249095A - コンテナ船 - Google Patents

コンテナ船

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JP2002249095A
JP2002249095A JP2001049937A JP2001049937A JP2002249095A JP 2002249095 A JP2002249095 A JP 2002249095A JP 2001049937 A JP2001049937 A JP 2001049937A JP 2001049937 A JP2001049937 A JP 2001049937A JP 2002249095 A JP2002249095 A JP 2002249095A
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JP
Japan
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hatch
hatch cover
container
container ship
hold
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001049937A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Hirose
隆之 廣瀬
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船倉内の有効活用とコンテナ船の安定性の向
上を図る。 【解決手段】 コンテナ船1の倉口4をハッチカバー7
で閉鎖したとき、ハッチカバー7の上面がハッチコーミ
ング5の上端よりも下方に位置するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ船に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】コンテナ船はコンテナを輸送する専用船
で、近年、大型化しているが、コンテナをできるだけ数
多く格納するため船倉内に格納するだけでなくデッキ上
にも積み上げて格納するようになっている。コンテナ
は、船倉内では船倉内に立設されたセルガイドに沿って
案内されて積木を重ねるようにして格納され、デッキ上
では積み上げて格納し、ラッシングロドッド、ターンバ
ックルなどの固縛装置により固定している。
【0003】図5は従来のコンテナ船の横断面図であ
る。図において、1はコンテナ船、2はコンテナ船1の
船側外板、2aは内壁、2bはデッキ、2cは船底であ
る。3はコンテナ6を格納する船倉である。4はデッキ
2bに設けた倉口(開口部)で、コンテナ6を積み卸す
際の通路である。5はコンテナ船1の倉口4の周縁を縁
取りするように設けられたハッチコーミングである。ハ
ッチコーミング5は、デッキ2bの強度不足に対する補
強と船倉3内への海水の流入を防止するためのもので、
デッキ2bよりも上方に突出するように設けられてい
る。7は倉口4を閉鎖する複数のハッチカバーで、船の
長さ方向にハッチコーミング5上に掛け渡すように載置
されている。なお、コンテナ6は、船倉3内に4〜9
段、ハッチカバー7上に3〜6段積み上げるようにして
格納されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンテ
ナ船の大型化にともない、船体の強度を確保するために
船倉の深さを大きくしているが、船倉内に多数のコンテ
ナを積み上げると、コンテナ自体の強度上、積み上げ荷
重が過大となってしまい下積みのコンテナが損傷するお
それがある。そのためコンテナ内に収納する貨物の重量
を制限するとか、船倉内にコンテナを格納しない空きス
ペースを設けなければならない。このように空きスペー
スを設けることは、設備上の無駄となって船の採算性を
悪くし、復原性能にも悪影響を及ぼす。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたもので、コンテナ船の復原性を損なう
ことなくハッチカバー上のコンテナの積載段数を増すこ
とができるとともに、船倉内の積み上げ段数が過大にな
ったために下段のコンテナが損傷を受けるおそれがない
コンテナ船を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コンテ
ナ船の倉口をハッチカバーで閉鎖したとき、ハッチカバ
ーの上面がハッチコーミングの上端よりも下方に位置す
るようにしたコンテナ船が提供される。
【0007】ハッチカバーは長さ方向の両端に、上方に
伸び、かつ、その上端から外方に伸びる支持部材を有し
ていて、外方に伸びる部分をハッチコーミングの上端に
引っ掛けてハッチカバーを横架するようにするのが好ま
しい。
【0008】また、ハッチコーミングまたは船倉上端付
近に出没可能な突起を設け、該突起は船倉内にコンテナ
を積み卸しするときは引っ込んでおり、船倉内へのコン
テナの積み卸しが完了して倉口をハッチカバーで閉鎖す
るときには突出してその上にハッチカバーを載置するよ
うにするのが好ましい。
【0009】突起の出没を、油圧シリンダによって行う
のが好ましい。
【0010】次に、本発明の作用について説明する。コ
ンテナ船の倉口をハッチカバーで閉鎖したとき、ハッチ
カバーの上面がハッチコーミングの上端よりも下方に位
置するようにしたので、コンテナ船の復原性を損なうこ
となくハッチカバー上のコンテナの積載段数を増すこと
ができるとともに、船倉内の積み上げ段数が過大になっ
たために下段のコンテナが損傷を受けるおそれもない。
【0011】
【本発明の実施の形態】以下、請求項3記載発明の好ま
しい一実施形態について図面を参照して説明する。図1
はコンテナ船の横断面図で、船倉内に複数のコンテナを
多段・多列に格納している状態を示している。図2はコ
ンテナ船の横断面図で、船倉内とハッチカバー上に複数
のコンテナを多段・多列に格納している状態を示してい
る。図4は図1の一部拡大図である。なお、図5に示し
たものと同じ部分については、同じ符号を付して説明
し、重複する説明は省略する。図において、5はコンテ
ナ船1の倉口4の周縁に設けられたハッチコーミングで
ある。5aはハッチコーミング5の内壁である。6はコ
ンテナである。7はハッチカバーである。8は船倉3の
上端付近に出没可能に設けられた突起8である(図1、
図2)。なお、図4ではハッチコーミング5に設けられ
た例を示している。9は突起8を出没させる油圧シリン
ダである。10はハッチコーミング5に設けられたブッ
シュで、突起8が出没する際、突起8を案内するととも
に、突起8が突出した際、突起8を支持する。ハッチカ
バー7は、船倉3の倉口4を閉鎖するとき突起8上に載
置される。突起8は、船倉3内にコンテナ6を積み卸し
するときは油圧シリンダ9の収縮作動により引っ込んで
おり、船倉3内のコンテナの積み卸しが完了して倉口4
をハッチカバー7で閉鎖するときには油圧シリンダ9の
伸長作動により突出し、その上にハッチカバー7を載置
する。
【0012】次に、本実施形態の作用について述べる。
コンテナ船1の倉口4をハッチカバー7で閉鎖したと
き、ハッチカバー7の上面がハッチコーミング5の上端
よりも下方に位置するようにしたので、コンテナ船1の
復原性を損なうことなくハッチカバー7上のコンテナ6
の積載段数を増すことができるとともに、船倉3内の積
み上げ段数が過大になったために下段のコンテナ6が損
傷を受けるおそれもない。なお、ハッチカバー7は、コ
ンテナ船1の横方向に掛け渡すようにしてもよいし、長
さ方向に掛け渡すようにしてもよい。
【0013】図3は請求項2記載発明のコンテナ船の一
部拡大図である。図において、7はハッチカバーであ
る。7aはハッチカバー7の長さ方向の両端に、上方に
伸びるように設けられた支持部材であり、その上端には
外方に伸びる部材7bを有している。コンテナ船1の倉
口4を閉鎖するときは、その外方に伸びる部材7bをハ
ッチコーミング5の上端に引っ掛けてハッチカバー7を
横架する。
【0014】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し
得ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテナ船の倉口をハッチカバーで閉鎖したとき、ハッ
チカバーの上面がハッチコーミングの上端よりも下方に
位置するようにしたので、コンテナ船の復原性を損なう
ことなくハッチカバー上のコンテナの積載段数を増すこ
とができるとともに、船倉内の積み上げ段数が過大にな
ったために下段のコンテナが損傷を受けるおそれもない
などの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテナ船の横断面図で、船倉内に複数のコン
テナを多段・多列に格納している状態を示している。
【図2】コンテナ船の横断面図で、船倉内とハッチカバ
ー上に複数のコンテナを多段・多列に格納している状態
を示している。
【図3】請求項2記載発明のコンテナ船の一部拡大図で
ある。
【図4】図1の一部拡大図である。
【図5】従来のコンテナ船の横断面図で、船倉内に複数
のコンテナを多段・多列に格納している状態を示してい
る。
【符号の説明】
1 コンテナ船 2 船側外板 2a 内壁 2b デッキ 2c 船底 3 船倉 4 倉口 5 ハッチコーミング 6 コンテナ 7 ハッチカバー 7a 支持部材 8 突起 9 油圧シリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ船の倉口をハッチカバーで閉鎖
    したとき、ハッチカバーの上面がハッチコーミングの上
    端よりも下方に位置するようにしたことを特徴とするコ
    ンテナ船。
  2. 【請求項2】 ハッチカバーは長さ方向の両端に、上方
    に伸び、かつ、その上端から外方に伸びる支持部材を有
    していて、外方に伸びる部分をハッチコーミングの上端
    に引っ掛けてハッチカバーを横架するようにした請求項
    1記載のコンテナ船。
  3. 【請求項3】 ハッチコーミングまたは船倉上端付近に
    出没可能な突起を設け、該突起は船倉内にコンテナを積
    み卸しするときは引っ込んでおり、船倉内へのコンテナ
    の積み卸しが完了して倉口をハッチカバーで閉鎖すると
    きには突出してその上にハッチカバーを載置するように
    した請求項1記載のコンテナ船。
  4. 【請求項4】 突起の出没を、油圧シリンダによって行
    う請求項3記載のコンテナ船。
JP2001049937A 2001-02-26 2001-02-26 コンテナ船 Pending JP2002249095A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101302998B1 (ko) 2011-04-28 2013-09-03 삼성중공업 주식회사 선박용 컨테이너 해치커버
JP2016527144A (ja) * 2013-08-08 2016-09-08 マクレガー フィンランド オサケイティエMacgregor Finland Oy 貨物船の甲板に積載されて輸送される複数のコンテナを支えるための設備

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