JPS5937434Y2 - 大ハツチを有する船舶 - Google Patents
大ハツチを有する船舶Info
- Publication number
- JPS5937434Y2 JPS5937434Y2 JP1977000828U JP82877U JPS5937434Y2 JP S5937434 Y2 JPS5937434 Y2 JP S5937434Y2 JP 1977000828 U JP1977000828 U JP 1977000828U JP 82877 U JP82877 U JP 82877U JP S5937434 Y2 JPS5937434 Y2 JP S5937434Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hatch
- hatch cover
- ship
- girder
- strut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は大ハツチを有する船舶の構造に関する。
貨物船及びパージで荷役効率をあげるには、ハツチ開口
面積を大きくすれことが最も効果がある。
面積を大きくすれことが最も効果がある。
ハツチ開口面積を大きくするには次の2つの手段がある
。
。
(a)ハツチ数を多くすること
(b) ハツチ数は1つか2つにして個々のハツチの
開口面積を大きくすること である。
開口面積を大きくすること である。
しかし、(a)の場合は次の欠点がある。
(al)ハツチカバ一枚数が多くなり、開閉操作が面倒
になること、 (a2>\ツチカバーの部品数が増えること、(a3)
sフチ間のデツキにカーゴが溜り、その除去作用に多く
の手間がかかること 等である。
になること、 (a2>\ツチカバーの部品数が増えること、(a3)
sフチ間のデツキにカーゴが溜り、その除去作用に多く
の手間がかかること 等である。
また(b)の場合は次の欠点がある。(bDハツチカバ
ーの重量が増え、開閉用ウィンチ等も力量の大きなもの
が必要になってくること、(b2>\ツチカバー開口面
積が大きいことが原因して船体強度の低下をもたらすこ
と 等である6 地価、水深が充分でない温間で大量のカーゴを輸送した
いとき、船舶は必然的に浅吃水、幅広となる。
ーの重量が増え、開閉用ウィンチ等も力量の大きなもの
が必要になってくること、(b2>\ツチカバー開口面
積が大きいことが原因して船体強度の低下をもたらすこ
と 等である6 地価、水深が充分でない温間で大量のカーゴを輸送した
いとき、船舶は必然的に浅吃水、幅広となる。
従来であると、幅広船の場合は、第1図に示すように、
ハツチ01は2列等にして、ハツチ数を増やし、必要な
ハツチ開口面積をとる。
ハツチ01は2列等にして、ハツチ数を増やし、必要な
ハツチ開口面積をとる。
これは前記(al) 、(a2) 、 (a3′XD欠
点がある。
点がある。
また、単純に大ハツチを設けようとしても、前記(bl
) 、 (b2)、の欠点がある。
) 、 (b2)、の欠点がある。
本考案の目的は上記欠点を排除した大ハツチを有する船
舶を提供することであり、その特徴とするところは、可
能な限りホールド数を少なくし、それにともないハツチ
数も少なくした大ハツチ開口面積を有する船舶において
、 (1)ホールド内の少なくとも1個所に、大ハツチ開口
に起因する船体弾体強度低下を補うために、船体のトラ
ンス方向にストラットを設けること、(2)ハツチカバ
ー重量軽減のために、ハツチ中央部にハツチカバー支持
用ガーダ−を少なくとも1本設けること、 (3)上記ガーダ−及びストラットの上端部形状を先細
状に形威しカーゴが溜らないようにしたこと である。
舶を提供することであり、その特徴とするところは、可
能な限りホールド数を少なくし、それにともないハツチ
数も少なくした大ハツチ開口面積を有する船舶において
、 (1)ホールド内の少なくとも1個所に、大ハツチ開口
に起因する船体弾体強度低下を補うために、船体のトラ
ンス方向にストラットを設けること、(2)ハツチカバ
ー重量軽減のために、ハツチ中央部にハツチカバー支持
用ガーダ−を少なくとも1本設けること、 (3)上記ガーダ−及びストラットの上端部形状を先細
状に形威しカーゴが溜らないようにしたこと である。
これにより、水深が充分でない港湾においても浚渫の要
なく、大量のカーゴを能率良く輸送することが可能であ
る。
なく、大量のカーゴを能率良く輸送することが可能であ
る。
本考案はバルクキャリア及びパージに広く適用できる。
以下図面を参照して本考案による1実施例につき説明す
る。
る。
第2図は本考案による1実施例の大ハツチを有する船舶
のハツチカバー半開状態を示す斜視図である。
のハツチカバー半開状態を示す斜視図である。
図において、ホールド1は内底板2、縦通隔壁3、スト
ラット4及びガーダ−5により構成されている。
ラット4及びガーダ−5により構成されている。
ストラット4は縦通隔壁3まで達し、船体構造の一部を
威している。
威している。
ガーダ−5はホールド1内を全通しており、ストラット
4同様に船体構造の一部を成す。
4同様に船体構造の一部を成す。
ハツチカバー6は船長方向に多数のパネルに分けられ、
船長方向に開閉されるティルティンゲタイブ(シングル
プルタイプと殆んど同様)と称せられるものである。
船長方向に開閉されるティルティンゲタイブ(シングル
プルタイプと殆んど同様)と称せられるものである。
ハツチカバー6の支持は全通しているハツチコーミング
7とガーダ−5とにより支持される(第3図、第4図参
照)。
7とガーダ−5とにより支持される(第3図、第4図参
照)。
ガーダ−5の頂部断面形状は、第5図に示すように、先
細状になっている。
細状になっている。
ストラット4の頂部断面形状も同様に先細状になってい
る。
る。
ハツチカバー6の裏面でガーター5が支持する部分には
減音材8が装着されている。
減音材8が装着されている。
上記構成の場合の作用について述べる。
ハツチカバー6は適当な動力(例えば、ハツチカバーウ
ィンチ、ムアリングウインチあるいはウィンドラスの兼
用デリック、クレーン等)で開閉される。
ィンチ、ムアリングウインチあるいはウィンドラスの兼
用デリック、クレーン等)で開閉される。
ハツチカバー6の閉状態でのロックは、ハツチコーミン
グ7の周囲で行われ、ガーダ−5ではロックしない。
グ7の周囲で行われ、ガーダ−5ではロックしない。
ハツチカバー6の格納は上部構造9の下層部にとられた
スペースにパネルを立てた状態で行われる。
スペースにパネルを立てた状態で行われる。
ハツチカバー6開閉用に、その両サイドに車輪10が装
備されているが、車輪10はハツチコーミング7に乗っ
ており、ハツチカバー6に開閉力が加わると滑らかに転
動する。
備されているが、車輪10はハツチコーミング7に乗っ
ており、ハツチカバー6に開閉力が加わると滑らかに転
動する。
ハツチカバー6が完全に閉じた状態では、車輪10はハ
ツチコーミング7上に適当に開けられた開孔に落とし込
まれてセットされる。
ツチコーミング7上に適当に開けられた開孔に落とし込
まれてセットされる。
それによりハツチカバー6はハツチコーミング7及びガ
ーダ−5に密着する。
ーダ−5に密着する。
ハツチコーミング7上の開孔はハツチカバー6の移動中
はジヤツキにより塞がれている。
はジヤツキにより塞がれている。
ハツチカバー6を開けるときは、ジヤツキにより車輪1
0をハツチコーミング7のトップレベルまで押し上げ、
その上を転がす。
0をハツチコーミング7のトップレベルまで押し上げ、
その上を転がす。
カーゴを積込む時は、ハツチカバー6を上部構造9の下
層部に全て格納しているので、ハツチの隅まで有効に使
用できる。
層部に全て格納しているので、ハツチの隅まで有効に使
用できる。
また、ガーダ−5及びストラット4ともカーゴが溜らな
い形状としているので、ハツチのどんな個所からも積荷
できる。
い形状としているので、ハツチのどんな個所からも積荷
できる。
揚荷も積荷と同様に容易にできる。
上述のような本考案による場合は次の効果がある。
(1)ハツチカバーをガーダ−で一部支えているので、
同幅のハツチカバーに比べて重量を30%強軽減できる
。
同幅のハツチカバーに比べて重量を30%強軽減できる
。
従って、ハツチカバー用鋼材が少なくてすみ、またハツ
チカバー用開閉ウィンチの力量が少なくてすむ。
チカバー用開閉ウィンチの力量が少なくてすむ。
(2)1ハツチであるので、
i)ハツチが広くとれ、積荷、揚荷が容易になり、
iI)″ハツチ間に溜ったカーゴ処理″という作業がな
くなり、 1ii) 2列ハツチに比べて、ハツチカバーのロッ
ク操作が半分以下ですむ。
くなり、 1ii) 2列ハツチに比べて、ハツチカバーのロッ
ク操作が半分以下ですむ。
(3) ホールドを構成しているガーダ−及びストラ
ットの断面はカーゴが溜らない形状であるので、”溜り
カーゴを処理する”という作業がなくなる。
ットの断面はカーゴが溜らない形状であるので、”溜り
カーゴを処理する”という作業がなくなる。
上記(2) 、 (3)により積荷、揚荷の時間が大巾
に短縮できる。
に短縮できる。
(4)船体トランス方向にストラットを設けているので
、ストラットがない場合、即ちストラットが受けもつ力
を他の部材で受けもたせている場合と比較して、船殻重
量が軽くなる。
、ストラットがない場合、即ちストラットが受けもつ力
を他の部材で受けもたせている場合と比較して、船殻重
量が軽くなる。
第1図は従来の船舶の船体を示す斜視図、第2図は本考
案による1実施例の大ハツチを有する船舶のハツチカバ
ー半開状態を示す斜視図、第3図は第2図の船舶の船体
を横断して示す断面図、第4図は第2図のA部を拡大し
て示す斜視図、第5図は第3図のB部を拡大して示す断
面図である。 1・・・・・・ホールド、2・・・・・・内底板、3・
・・・・・縦通隔壁、4・・・・・・ストラット、5・
・・・・・ガーダ−16・・・・・・ハツチカバー、7
・・・・・・ハツチコーミング、減音材、9・・・・・
・上部構造、1o・・・・・・車輪。 8・・・・・・
案による1実施例の大ハツチを有する船舶のハツチカバ
ー半開状態を示す斜視図、第3図は第2図の船舶の船体
を横断して示す断面図、第4図は第2図のA部を拡大し
て示す斜視図、第5図は第3図のB部を拡大して示す断
面図である。 1・・・・・・ホールド、2・・・・・・内底板、3・
・・・・・縦通隔壁、4・・・・・・ストラット、5・
・・・・・ガーダ−16・・・・・・ハツチカバー、7
・・・・・・ハツチコーミング、減音材、9・・・・・
・上部構造、1o・・・・・・車輪。 8・・・・・・
Claims (1)
- ホールド内の少なくとも1個所に船体構造の一部として
トランス方向に設けられたストラット、ハツチ中央部に
船体構造の一部として設けられた少なくとも1本のハツ
チカバー支持用ガーダ−を備えると共に該ストラット及
びガーダ−の上端部形状を上に向って先細状に形成した
ことを特徴とする大ハツチを有する船舶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977000828U JPS5937434Y2 (ja) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | 大ハツチを有する船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977000828U JPS5937434Y2 (ja) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | 大ハツチを有する船舶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5396797U JPS5396797U (ja) | 1978-08-05 |
JPS5937434Y2 true JPS5937434Y2 (ja) | 1984-10-17 |
Family
ID=28687889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977000828U Expired JPS5937434Y2 (ja) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | 大ハツチを有する船舶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937434Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0531036Y2 (ja) * | 1985-08-10 | 1993-08-09 |
-
1977
- 1977-01-10 JP JP1977000828U patent/JPS5937434Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5396797U (ja) | 1978-08-05 |
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