JP3353531B2 - 転送トリップ回路 - Google Patents

転送トリップ回路

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JP3353531B2 JP08782695A JP8782695A JP3353531B2 JP 3353531 B2 JP3353531 B2 JP 3353531B2 JP 08782695 A JP08782695 A JP 08782695A JP 8782695 A JP8782695 A JP 8782695A JP 3353531 B2 JP3353531 B2 JP 3353531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送,配電線で結ばれて
いる変電所間で、一方の変電所で事故が発生した場合、
信号を相手方の変電所に送り相手側の遮断器をトリップ
させる転送トリップ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、転送トリップ回路は、図2に示す
ように、直流電源Eと直列に変電所の事故発生でオンす
る転送用スイッチSを設け、転送用スイッチのオンで、
伝送回線Lを介して相手方変電所に設けた転送遮断継電
器Fを付勢し、相手方変電所の遮断器をトリップする構
成になっている。この伝送回線Lには電位上昇保護機能
として避雷器LAが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の転送トリップ回
路は、信号線に対して、回路の断線,短絡の検出がな
く、電位上昇防止機能又はサージ吸収機能により接地さ
れているため、他地域の事故信号を拾って遮断器のトリ
ップに至る誤動作の恐れがある。
【0004】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、サー
ジ低減対策の必要がなく、かつ回路の断線、短絡を常時
監視できる転送トリップ回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における転送トリップ回路は、 第1の変電
所と第2の変電所との間に設けられ、一端が第1の変電
所内に設置された直流電源に接続されている第1の直流
回路と、第2の変電所と第1の変電所との間に設けられ
一端が第1の直流回路の他端に接続されている第2の直
流回路と、第2の変電所において第1の直流回路にダイ
オードを介して接続され、第1の直流回路の電圧極性
反転すると付勢される第1の転送遮断継電器と、第1の
変電所おいて第2の直流回路にそれぞれ方向を異にする
ダイオードを介して接続されており、第1、第2の直流
回路の健全時に付勢される回線監視継電器及び第2の直
流回路の電圧極性が反転すると動作する第2の転送遮断
継電器と、第1の変電所の故障時に動作して直流電源と
第1の直流回路の接続を切換えて第1の直流回路の電圧
極性を反転させる共に、第2の転送遮断継電器及び回線
監視継電器を切り離す第1の転送用スイッチと、第2の
変電所の故障時に動作して第1の直流回路と第2の直流
回路の接続を切換えて第2の直流回路の電圧極性を反転
させる第2の転送用スイッチとからなるものである。
【0006】
【作用】常時は回線監視継電器が第1、第2の直流回路
の全線と直列に接続され付勢されている。これにより直
流回路全線の断線,短絡の監視ができる。第1の転送用
スイッチが動作すると、第1の直流回路への電圧極性が
反転し、第2の変電所にある第1の転送遮断器が動作す
ると共に、第2の転送遮断継電器及び回線監視継電器が
切離される。第2の転送用スイッチが動作すると、第1
の変電所に戻る第2の直流回路の電圧極性が反転し、第
1変電所にある第2の転送遮断継電器が動作する。
【0007】この転送回路は接地された電圧上昇防止機
能、サージ吸収機能が不要であるため、他地域の事故信
号を拾って誤動作することがない。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について図1を参照して説明
する。図1において、1は甲変電所、2は乙変電所、L
11 22 は変電所1,2間に設けられた通信線、Eは甲
変電所1に設けられた直流(100V)電源、4は電源
Eに接続された配線用遮断器、5は配線用遮断器4と直
列に接続された転送遮断使用除外スイッチ、S1は甲変
電所故障時動作する転送用スイッチ、S2は乙変電所故
障時動作する転送用スイッチ、F1は乙変電所に設け
られた転送遮断継電器、F2は甲変電所1に設けられた
転送遮断継電器、Xは甲変電所1に設けられた回線監視
継電器、T11〜T14は通信線L11 22が接続される甲
変電所側端子、T21〜T24は通信線L11〜L22が接続さ
れる乙変電所側端子である。
【0009】そして、端子T11はスイッチS1のa接点
1及びb接点b1を介してスイッチ5の+側端子及び一
側端子に接続され、端子T12はスイッチS1のa接点a
2及びb接点b2を介してスイッチ5の一側端子及び+側
端子に接続されている。
【0010】端子T23は、スイッチS2のa接点a1
びb接点b1を介して端子T21及びT22に接続され、端
子T24はスイッチS2のa接点a2及びb接点b2を介し
て端子T22及びT21に接続されている。
【0011】転送遮断継電器F1は端子T21とT22間に
ダイオードD1、抵抗R1を介して接続され、転送遮断
継電器F2及び回線監視継電器Xは端子T13,T14に接
続されたスイッチS1のb接点b3及びb4の出力側端子
間にダイオードD2と抵抗R2及びダイオードD3と抵
抗R3を介して接続されている。
【0012】上記ダイオードD1,D2,D3は通信線
11,L22,L21がそれぞれ+電位となったとき通電可
能となる方向に接続されている。
【0013】次に、実施例の動作について説明する。
【0014】(1)甲,乙変電所に事故のない場合、転
送用スイッチS1,S2は不動作で、S1,S2のa接
点がOFF,b接点がONとなっているので、転送トリ
ップ回路に断線,短絡等の異常がなければ、電源Eの+
側から電流が、S1の接点b2,通信線L12,S2の接
点b1,線L21,S1の接点b3,回線監視継電器X,S
1の接点b4,通信線L22,S4の接点b2,通信線
11,S1の接点b1を通って電源Eの一側に流れ、回
線監視継電器Xに常時通電され、継電器Xは動作状態に
なっている。
【0015】転送トリップ回路に断線又は短絡等の異常
が発生すると、継電器Xは通電が断たれ、そのb接点
(図示省略)から回線故障の表示出力がされる。以上に
より断線,短絡監視がなされる。
【0016】なお、転送トリップ回路の地絡監視は電源
E側に直流保護継電器を設けて行う(図示省略)。
【0017】(2)甲変電所故障の場合、転送用スイッ
チS1が動作する。この場合、S1のa接点及びS2の
b接点がONと成っているので、電源Eの+側から電流
が、S1の接点a1,通信線L11,転送遮断継電器F
1,通信線L12,S1の接点a2を通って電源Eの一側
に流れ、転送遮断継電器F1が動作し、乙変電所の遮断
器がトリップする。この場合は甲変電所の転送遮断継電
器F2及び回線監視継電器XはスイッチS1の接点
3,b4により切り離される。
【0018】(3)乙変電所故障の場合、転送用転送用
スイッチS2が動作する。この場合、S2のa接点及び
S1のb接点がON状態にあるので、直流電源Eの+側
から電流が、S1の接点b2,通信線L12,S2の接点
2,通信線L22,S1の接点b4,転送遮断継電器F
2,S1の接点b3,通信線L21,S2の接点a1,通信
線L11,S1の接点b1を通って電源Eの一側に流れ、
転送遮断継電器F2が動作して、甲変電所の遮断器がト
リップする。この場合、転送遮断器F1及び回線監視継
電器XはダイオードD1及びD3によりその通電が阻止
される。
【0019】なお、補助継電器X,F1,F2は低圧制
御回路サージを考慮した48V定格のものを使用し、そ
れぞれ可変抵抗R1,R2,R3を直列に接続して使用し
た。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0021】(1)回路の断線,短絡を常時監視でき
る。
【0022】(2)回路が非接地であるので、他地域の
事故信号を拾って遮断器のトリップに至る誤動作を生じ
ない。
【0023】(3)回路は非接地であるが、適用する補
助継電器は低圧制御回路サージを考慮しているため系統
の他の事故による電位上昇に対しても問題が起きない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる転送トリップ回路図。
【図2】従来例の回路図。
【符号の説明】
1,2…甲,乙変電所 4…配線用遮断器 5…転送遮断使用除外スイッチ S1,S2…転送用スイッチ F1,F2…転送遮断継電器 X…回線監視継電器 L11〜L22…通信線 T11〜T14,T21〜T24…端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の変電所と第2の変電所との間に設
    けられ、一端が第1の変電所内に設置された直流電源に
    接続されている第1の直流回路と、第2の変電所と第1
    の変電所との間に設けられ一端が第1の直流回路の他端
    に接続されている第2の直流回路と、 第2の変電所において第1の直流回路にダイオードを介
    して接続され、第1の直流回路の電圧極性が反転すると
    付勢される第1の転送遮断継電器と、 第1の変電所おいて第2の直流回路にそれぞれ方向を異
    にするダイオードを介して接続されており、第1、第2
    の直流回路の健全時に付勢される回線監視継電器及び第
    2の直流回路の電圧極性が反転すると動作する第2の転
    送遮断継電器と、 第1の変電所の故障時に動作して直流電源と第1の直流
    回路の接続を切換えて第1の直流回路の電圧極性を反転
    させる共に、第2の転送遮断継電器及び回線監視継電器
    を切り離す第1の転送用スイッチと、 第2の変電所の故障時に動作して第1の直流回路と第2
    の直流回路の接続を切換えて第2の直流回路の電圧極性
    を反転させる第2の転送用スイッチと、 からなることを特徴とした転送トリップ回路。
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JPH08289461A JPH08289461A (ja) 1996-11-01
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