JP3353416B2 - 内燃機関の燃料制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料制御装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温再始動時に供給さ
れる燃料量を補正する内燃機関の燃料制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の燃料制御装置に関連す
る先行技術文献としては、特開昭56−81230号公
報にて開示されたものが知られている。
【0003】このものでは、内燃機関の高温再始動とし
て、高温環境下で高負荷状態の走行を実施したのち、数
十分程度機関を停止状態としたのちの再始動時に、燃料
のベーパ発生による燃料供給量不足を補うために、再始
動時の燃料温度や機関冷却水温度等に応じて燃料量を増
量補正するとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、燃料におけ
るベーパ発生量は燃料の温度に関わる補正だけでは未だ
燃料供給量に過不足が発生し、アイドリングの不安定状
態であるラフアイドルやアクセルペダルを踏込んでも加
速応答が得られないような失速等の走行不良が現出する
という不具合がある。
【0005】ここで、特開平5−125984号公報に
て開示されたものが知られている。
【0006】このものでは、高温再始動時においては、
ベーパ発生が起き易くなるため調圧弁(プレッシャレギ
ュレータ:Pressure Regulator)の負圧通路を吸気管圧
力(吸気管内の圧力)から大気開放に切替え燃圧(燃料
の圧力)を上昇させ、この燃圧変化に伴う燃料噴射量が
そのときの運転状態で要求される燃料量より多くならな
いように減量補正をするとしている。
【0007】上述の補正制御は、調圧弁の負圧通路が吸
気管圧力から大気開放に切替えられるものに限られるた
め、調圧弁の負圧通路に切替えがなく吸気管圧力に対す
る燃圧を一定に維持しようとするような燃料制御装置に
は適用することはできない。
【0008】発明者は、上述のような調圧弁の負圧通路
に切替えがなく吸気管圧力に対する燃圧を一定に維持し
ようとする燃料制御装置においては、ベーパ発生量は燃
料の温度変化に加えて、大気圧に対する燃圧(燃料の絶
対圧)の変化にも影響されることを見出し、以下のよう
に新規な内燃機関の燃料制御装置を提供するに至ったの
である。
【0009】なお、燃圧センサを搭載して大気圧に対す
る燃圧を検出し、内燃機関に供給する燃料量の補正をす
ることは可能ではあるが、コストの増加を招いてしまう
という新たな問題を起こすこととなる。
【0010】そこで、この発明は、コストの増加を招く
ことなく、高温再始動時の燃料量の基本となる基本噴射
が適切に補正される内燃機関の燃料制御装置の提供を
課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる内燃機関
の燃料制御装置は、内燃機関の運転状態に基づいて前記
内燃機関に供給する燃料量の基本となる基本噴射量を算
出する基本噴射量演算手段と、高温再始動状態において
前記内燃機関に供給される燃料の圧力を前記内燃機関
のスロットル弁の下流の吸気管内の圧力に対して一定の
圧力となるように制御する燃圧制御手段と、前記内燃機
関に供給される燃料の温度に関連して変化する物理量を
検出する物理量検出手段と、前記内燃機関の始動状態を
検出する始動状態検出手段と、前記内燃機関の前記スロ
ットル弁の下流の前記吸気管内の圧力を検出する吸気管
圧力検出手段と、前記物理量検出手段で検出される物理
量と前記始動状態検出手段で検出される始動状態とに基
づき前記内燃機関の高温再始動状態を判別する高温再始
動判別手段と、前記高温再始動判別手段で高温再始動状
態と判別されたときには、前記内燃機関の始動後の所定
期間、ベーパ発生量を考慮して、前記吸気管圧力検出手
段で該期間において逐次検出される前記吸気管内の圧力
及び前記物理量検出手段で検出される物理量に応じて、
少なくとも前記吸気管内の圧力が小さいほど前記基本噴
射量の増量が大であるように前記基本燃料噴射量を補正
する燃料量補正手段とを具備するものである。
【0012】
【作用】本発明においては、内燃機関に供給される燃料
の温度に関連する物理量である燃料の温度そのものやそ
の他、内燃機関の冷却水温等が高くて内燃機関が高温再
始動状態であると、燃料におけるベーパ発生量が増加し
必要な燃料量が減少してしまう。更に、このベーパ発生
量は、燃料の温度等によるだけでなく吸気管圧力の変動
により吸気管圧力に対する燃圧が変動して増減する。こ
のため、内燃機関が高温再始動状態にあるときには、内
燃機関の始動後の所定期間だけ燃料の温度に関連する物
理量及び吸気管圧力に応じて、少なくとも前記吸気管内
の圧力が小さくなるほど前記基本噴射量が大きくなるよ
うに前記基本燃料噴射量が補正される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。
【0014】図1は本発明の一実施例にかかる内燃機関
の燃料制御装置を示す全体構成図である。
【0015】図1において、内燃機関の燃料制御装置1
は、主として、内燃機関(エンジン)2及び電子制御装
置(以下、単に『ECU』という)4から構成されてい
る。
【0016】シリンダ5、ピストン6、シリンダヘッド
7にて内燃機関2の燃焼室8が形成され、この燃焼室8
には点火プラグ9が配設されている。
【0017】内燃機関2の吸気系は、燃焼室8と吸気弁
10を介して連通される吸気ポート11、吸気管12、
吸入空気の脈動を吸収するサージタンク13、吸入空気
量を調節するスロットル弁14及びエアクリーナ15か
ら構成されている。上記吸気管12は、スロットル弁1
4を迂回するバイパス通路16を備え、このバイパス通
路16にはアイドルスピードコントロール弁17が介装
されている。
【0018】また、内燃機関2の排気系は、燃焼室8と
排気弁18を介して連通する排気ポート19、排気管2
0及び排出ガスを浄化する触媒コンバータ21から構成
されている。
【0019】更に、内燃機関2の点火系は、点火に必要
な高電圧を出力するイグナイタ22及び図示しないクラ
ンク軸に連動してイグナイタ22で発生された高電圧を
点火プラグ9に分配供給するディストリビュータ23か
ら構成されている。
【0020】更にまた、内燃機関2の燃料供給系は、燃
料を貯蔵するフューエルタンク24、燃料を圧送するフ
ューエルポンプ25、圧送された燃料を吸気ポート11
に噴射するインジェクタ(電磁式燃料噴射弁)26、吸
気管圧力に対して燃圧を一定に維持し、燃圧制御手段を
達成する調圧弁27から構成されている。
【0021】内燃機関の燃料制御装置1は検出器とし
て、吸気管12のスロットル弁14の下流側に配設され
吸気管圧力を検出する圧力センサ28、エアクリーナ1
5の下流側に配設され吸入空気温度を検出し、物理量検
出手段を達成する吸気温センサ32、スロットル弁14
に連動してスロットル開度を検出するスロットルポジシ
ョンセンサ33、スロットル弁14の全閉状態を検出す
るアイドルスイッチ34、シリンダブロック5aの冷却
系統に配設され内燃機関2の冷却水温度を検出し、物理
量検出手段を達成する水温センサ35、排気管20内に
配設され排気ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素セン
サ36、ディストリビュータ23のカムシャフトの1/
24回転毎、即ち、クランク角0°から30°の整数倍
毎に回転角信号を出力する回転速度センサを兼ね、始動
状態検出手段を達成する回転角センサ37を備えてい
る。
【0022】上述の各センサ及び各スイッチ等からの出
力信号はECU4に入力され、ECU4はこれらの入力
された信号に基づいて内燃機関2を制御する。また、E
CU4には図示しないスタータの駆動を検出し、始動状
態検出手段を達成するスタータスイッチ38からの出力
信号及びバッテリ39の電圧も入力されている。
【0023】ECU4は、主として、CPU4a、RO
M4b、RAM4cからなり、論理演算回路として構成
され、コモンバス4dを介して入出力部4eに接続され
外部との入出力が行われる。
【0024】次に、本発明の一実施例にかかる内燃機関
の燃料制御装置で使用されているCPU4aの処理手順
を示す図2、図3及び図4のフローチャートに基づいて
説明する。
【0025】《インジェクタの噴射量(燃料量)算出の
メインルーチン:図2参照》図2において、まず、ステ
ップS101で圧力センサ28で検出された吸気管圧力
と回転角センサ37で検出された回転速度に基づいて内
燃機関2に供給する燃料量の基本となる基本噴射量tp
が算出される。
【0026】次にステップS102に移行して、トータ
ル補正値ftotal が算出される。このトータル補正値f
total は、水温センサ35で検出された冷却水温度に基
づく暖機補正値fthw と吸気温センサ32で検出された
吸入空気温度に基づく吸気温補正値ftha とスロットル
ポジションセンサ33でスロットル弁14が全開状態で
あることを検出されたときに補正される全開補正値fer
と酸素センサ36で検出された排気ガス中の酸素濃度に
基づくフィードバック補正値ffbと高温補正値frst と
の総和である。このうち高温補正値frst 以外の補正値
については周知であり、詳細な説明を省略するが、予め
別の所定時間毎の割込みルーチンまたは内燃機関2のク
ランク角回転に同期したルーチンで算出しておくもので
ある。
【0027】次にステップS103に移行して、実際の
噴射量ti が、次式に示す一般式にステップS101で
算出された基本噴射量tp 、ステップS102で算出さ
れたトータル補正値ftotal を代入され算出される。
【0028】ti =tp ×ftotal +tv なお、tv は無効噴射時間と称されるものでバッテリ3
9の電圧値に対して図示しないマップより一義的に求め
られる。
【0029】そして、ステップS104に移行し、ステ
ップS103で算出された実際の噴射量ti に基づいて
インジェクタ26が駆動され、本プログラムを終了す
る。
【0030】次に、上述のステップS102におけるト
ータル補正値ftotal のうちの高温補正値frst を算出
する各ルーチンを説明する。
【0031】〈高温補正値frst の初期値frsttemp 算
出のサブルーチン:図3及び図5参照〉図3のルーチン
は、スタータスイッチ38からの出力信号がONで、且
つ、回転角センサ37で検出された回転速度が例えば、
500rpm 以下であるような始動時のみに実行される。
【0032】始動時であると、ステップS201で、高
温再始動であるかが判定される。高温再始動の判定で
は、高温判定処理が実行され、水温センサ35で検出さ
れた冷却水温度が例えば、90℃以上で、且つ、吸気温
センサ32で検出された吸入空気温度が例えば、40℃
以上のとき高温と判定される。ステップS201で、こ
れらの判定条件が全て満足されると、高温再始動である
としてステップS202に移行し、図5のマップから水
温センサ35で検出された冷却水温度(℃)に対する高
温補正値frst の初期値frsttemp (%)が算出され、
本プログラムを終了する。なお、ステップS201で、
上記判定条件のうち一つでも満足しなければ、高温再始
動でないとして本プログラムを終了する。
【0033】〈始動後の高温補正値frst 算出のサブル
ーチン:図4及び図6参照〉図4のルーチンは、所定時
間毎の割込みまたは内燃機関2のクランク角回転に同期
して実行される。まず、ステップS301で、高温補正
値frst の初期値frsttemp の前回値であるfrsttemp
(i-1)からルーチン実行毎にΔfrst ずつ減少させ新た
なfrsttemp を次式に示すように算出する。
【0034】frsttemp =frsttemp(i-1)−Δfrst そして、ステップS302に移行し、図6のマップから
圧力センサ28で検出された吸気管圧力(mmHgabs)に対
する補正ゲインfatp (%)を算出し、この補正ゲイン
fatp をステップS301で算出されたfrsttemp に乗
算することにより高温補正値frst が次式に示すように
算出され、本プログラムを終了する。
【0035】frst =frsttemp ×fatp なお、図6のマップにおけるA点はほぼアイドリング時
の吸気管圧力(200〜300mmHgabs)に等しい。
【0036】次に、高温補正値frst を算出する他のサ
ブルーチンを示す図7とそのルーチンで使用されるマッ
プを示す図8及び図9を参照して説明する。このルーチ
ンは高温再始動であると判定された後に、所定時間毎の
割込みまたは内燃機関2のクランク角回転に同期して実
行される。
【0037】まず、ステップS401で、図8のマップ
から圧力センサ28で検出された吸気管圧力(mmHgabs)
及び水温センサ35で検出された冷却水温度(℃)に対
する高温補正値frst の初期値frsttemp (%)が算出
される。
【0038】次にステップS402に移行して、図9の
マップから始動後経過時間に対する補正ゲインfstart
(%)を算出し、ステップS401で算出された初期値
frsttemp に乗算され高温補正値frst が次式に示すよ
うに算出され、本プログラムを終了する。
【0039】frst =frsttemp ×fstart なお、図9のマップにおけるB点は始動後経過時間が3
0秒〜3分程度であり、始動時の温度状態で可変として
もよい。
【0040】このように、本発明の一実施例の内燃機関
の燃料制御装置は、内燃機関2に供給される燃料の圧力
を内燃機関2のスロットル弁14の下流の吸気管12
(サージタンク13)内の圧力に対して一定の圧力とな
るように制御する調圧弁27からなる燃圧制御手段と、
内燃機関2に供給される燃料の温度に関連して変化する
物理量を検出する吸気温センサ32及び水温センサ35
からなる物理量検出手段と、内燃機関2の始動状態を検
出する回転角センサ37及びスタータスイッチ38から
なる始動状態検出手段と、内燃機関2のスロットル弁1
4の下流の吸気管12内の圧力を検出する圧力センサ2
8からなる吸気管圧力検出手段と、前記物理量検出手段
で検出される物理量と前記始動状態検出手段で検出され
る始動状態とに基づき内燃機関2の高温再始動状態を判
別するCPU4aからなる高温再始動判別手段と、前記
高温再始動判別手段で高温再始動状態と判別されたとき
には、内燃機関2の始動後の所定期間だけ前記物理量検
出手段で検出される物理量及び前記吸気管圧力検出手段
で検出される吸気管12内の圧力に応じて内燃機関2に
供給する燃料量を補正するCPU4aからなる燃料量補
正手段とを具備するものである。
【0041】したがって、内燃機関に供給される燃料量
が、燃料の温度に関連する物理量の変化によるベーパ発
生量のみでなく、大気圧に対して吸気管圧力が変動する
ことに伴う燃圧の変化によるベーパ発生量も考慮され補
正される。
【0042】故に、内燃機関の高温再始動状態におい
て、燃料にベーパ発生があっても極めて適切な燃料量が
インジェクタを介して内燃機関に供給される。
【0043】ところで、上述の実施例における高温補正
値frst は、吸気管圧力を含むパラメータから算出され
ればよく、吸気管圧力のみからの算出値としても何ら不
都合はない。
【0044】また、上述の実施例における高温再始動時
の判定は、燃料の温度に関連して変化する物理量として
吸気温センサ32からの吸入空気温度及び水温センサ3
5からの冷却水温度に基づいて実行されているが、燃料
の温度を直接検出してもよいことは明白である。
【0045】また、上述の実施例では、吸気管圧力を直
接圧力センサ28にて検出しているが、その他、吸入空
気量をエアフローメータで検出、スロットル開度をスロ
ットルポジションセンサ33及び回転速度を回転角セン
サ37で検出し、推定する燃料制御装置でも適用でき
る。即ち、これらの燃料制御装置で算出された基本噴射
量tp と回転角センサ37で検出された回転速度とに基
づき逆推定等して吸気管圧力を求めてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内燃機関
の燃料制御装置は、内燃機関に供給される燃料の温度に
関連して変化する物理量と始動状態とに基づき内燃機関
が高温再始動状態と判別されたときには、内燃機関の始
動後の所定期間、ベーパ発生量を考慮して、該期間にお
いて逐次検出される吸気管圧力及びその物理量に応じて
内燃機関に供給する燃料量の基本となる基本噴射量が補
正される。そして、その補正は、吸気管内の圧力が小さ
くなるほど基本噴射量が大きくなるように補正される。
よって、高温再始動時にも内燃機関に供給される燃料の
圧力は吸気管圧力に対して一定の圧力となるように制御
されている燃料制御装置において、吸気管圧力が変動す
ることに伴う燃圧の変化によるベーパ発生量に応じても
燃料量が極めて適切に補正され、高温再始動時における
ラフアイドルや走行不良が防止できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例にかかる内燃機関の燃
料制御装置を示す全体構成図である。
【図2】図2は本発明の一実施例にかかる内燃機関の燃
料制御装置で使用されているCPUにおけるインジェク
タの噴射量算出のメインルーチンである。
【図3】図3は本発明の一実施例にかかる内燃機関の燃
料制御装置で使用されているCPUにおける高温補正値
frst の初期値frsttemp 算出のサブルーチンである。
【図4】図4は本発明の一実施例にかかる内燃機関の燃
料制御装置で使用されているCPUにおける始動後の高
温補正値frst 算出のサブルーチンである。
【図5】図5は図3のサブルーチンで使用される冷却水
温度に対する高温補正値frstのfrsttemp を示すマッ
プである。
【図6】図6は図4のサブルーチンで使用される吸気管
圧力に対する補正ゲインfatpを示すマップである。
【図7】図7は本発明の一実施例にかかる内燃機関の燃
料制御装置で使用されているCPUにおける高温補正値
frst 算出の他のサブルーチンである。
【図8】図8は図7のサブルーチンで使用される吸気管
圧力及び冷却水温度に対する高温補正値frst の初期値
frsttemp を示すマップである。
【図9】図9は図7のサブルーチンで使用される始動後
経過時間に対する補正ゲインfstart を示すマップであ
る。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 ECU(電子制御装置) 4a CPU 12 吸気管 13 サージタンク 14 スロットル弁 26 インジェクタ 27 調圧弁 28 圧力センサ 32 吸気温センサ 35 水温センサ 37 回転角センサ 38 スタータスイッチ 39 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−249935(JP,A) 特開 平2−271041(JP,A) 特開 昭58−67934(JP,A) 特開 平5−125984(JP,A) 特開 昭56−81230(JP,A) 特開 昭62−131944(JP,A) 特開 昭62−243956(JP,A) 特開 昭63−268940(JP,A) 実開 昭55−94436(JP,U) 実開 昭60−187343(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/00 - 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の運転状態に基づいて前記内燃
    機関に供給する燃料量の基本となる基本噴射量を算出す
    る基本噴射量演算手段と、高温再始動状態においても 前記内燃機関に供給される燃
    料の圧力を前記内燃機関のスロットル弁の下流の吸気管
    内の圧力に対して一定の圧力となるように制御する燃圧
    制御手段と、 前記内燃機関に供給される燃料の温度に関連して変化す
    る物理量を検出する物理量検出手段と、 前記内燃機関の始動状態を検出する始動状態検出手段
    と、 前記内燃機関の前記スロットル弁の下流の前記吸気管内
    の圧力を検出する吸気管圧力検出手段と、 前記物理量検出手段で検出される物理量と前記始動状態
    検出手段で検出される始動状態とに基づき、前記内燃機
    関の高温再始動状態を判別する高温再始動判別手段と、 前記高温再始動判別手段で高温再始動状態と判別された
    ときには、前記内燃機関の始動後の所定期間、ベーパ発
    生量を考慮して、前記吸気管圧力検出手段で該期間にお
    いて逐次検出される前記吸気管内の圧力及び前記物理量
    検出手段で検出される物理量に応じて、少なくとも前記
    吸気管内の圧力が小さいほど前記基本噴射量の増量が大
    であるように前記基本燃料噴射量を補正する燃料量補正
    手段とを具備することを特徴とする内燃機関の燃料制御
    装置。
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