JP3353216B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3353216B2
JP3353216B2 JP13781695A JP13781695A JP3353216B2 JP 3353216 B2 JP3353216 B2 JP 3353216B2 JP 13781695 A JP13781695 A JP 13781695A JP 13781695 A JP13781695 A JP 13781695A JP 3353216 B2 JP3353216 B2 JP 3353216B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
unit
image
image forming
modulation method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13781695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08324026A (ja
Inventor
雅樹 田中
幸彦 奥野
Original Assignee
ミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP13781695A priority Critical patent/JP3353216B2/ja
Publication of JPH08324026A publication Critical patent/JPH08324026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3353216B2 publication Critical patent/JP3353216B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルフルカラー複
写機等の電子写真式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルフルカラー複写機では、
単一の階調再現方式を採用していた。このため、作像条
件は、採用する階調再現方式に準じて設定されていた。
例えば、階調再現方式には、強度変調方式、パルス幅変
調方式及びディザ法などがあげられる。強度変調方式で
は、原稿の濃度レベルに応じて、帯電された感光体表面
を露光する半導体レーザの発光量を変化する。パルス幅
変調方式では、印字すべき1ドットの面積を原稿の濃度
レベルに応じて変化する。ディザ法では、半導体レーザ
の発光をオン・オフの2値に変調する方式で、複数の画
素を1つの単位として、その面積率を変化するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】用紙上に再現される画
質の向上を求める場合、原稿の種類に応じて階調再現方
式を選定することが望ましい。しかしながら、適切な作
像条件は、階調再現方式によって異なる。このため、単
一の作像条件では、選定された階調再現方式によって
は、用紙上に形成される画像にノイズが生じることがあ
る。
【0004】本発明の目的は、より高画質の再現画像を
形成する画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、強度変調方式及びパルス幅変調方式を含む複数の階
調再現方式より1つを選定する選定手段と、帯電された
感光体と、選定手段により選定された階調再現方式を用
いて、感光体上に画像データに基づく静電潜像を形成す
る静電潜像形成手段と、感光体上に形成された静電潜像
にトナーを付着する現像器と、感光体上に形成されたト
ナー像を用紙上に転写する転写手段と、転写手段を帯電
する転写チャージャと、選定された階調再現方式に応じ
て、転写チャージャによる転写手段の帯電量を制御する
制御手段とを備える。また、より好ましい構成の画像形
成装置では、更に、転写チャージャにより帯電された転
写手段を除電し、トナー像の転写された用紙を転写手段
により分離する用紙分離手段と、選定手段により選定さ
れた階調再現方式に応じて、用紙分離手段による転写手
段の除電量を制御する第2制御手段を備える。
【0006】
【作用】本発明の画像形成装置では、選定手段により
度変調方式及びパルス幅変調方式を含む複数の階調再現
方式より選定された階調再現方式に応じて、制御手段
が、転写チャージャによる転写手段の帯電量を制御す
る。これにより、放電ノイズの発生が抑制される。更
に、より好ましい構成の画像形成装置では、用紙分離手
段が転写チャージャにより帯電された転写手段を除電
し、トナー像の転写された用紙を転写手段により分離す
る。ここで、第2制御手段は、選定手段により選定され
た階調再現方式に応じて、用紙分離手段による転写手段
の除電量を制御する。
【0007】
【実施例】本実施例のデジタルフルカラー複写機は、使
用者により操作パネルを介して選択された画像の種類に
応じて階調再現方式を選定し、選定した方式に応じて、
転写チャージャによる転写ドラムの帯電量や、除電・分
離チャージャの出力等を設定することを特徴とする。以
下、本実施例のデジタルフルカラー複写機について、以
下の順に説明する。 (1)デジタルフルカラー複写機の構成 (1−2)操作パネル (1−3)転写制御ブロックの説明 (2)転写時における電荷注入及び画像ノイズについて (3)転写制御 (3−1)転写出力の制御 (3−2)分離・除電出力の制御
【0008】(1)デジタルフルカラー複写機の構成 図1は、本発明の処理装置を備えるデジタルカラー複写
機の全体構成を示す図である。デジタルカラー複写機
は、原稿画像を読み取る画像読取部100と、画像読取
部100で読み取った画像データを再現する複写部20
0とに大きく分けられる。画像読取部100において、
スキャナ10は、原稿を照射する露光ランプ12と、原
稿からの反射光を集光するロッドレンズアレー13、及
び集光された光を電気信号に変換する密着型のCCDカ
ラーイメージセンサ14を備えている。スキャナ10
は、原稿画像の読み取り時には、スキャンモータ11に
より駆動されて、矢印の方向(副走査方向)に移動し、
原稿台15上に載置された原稿を走査する。露光ランプ
12により照射された原稿面の画像は、イメージセンサ
14で光電変換される。CCDカラーイメージセンサ1
4により得られるR,G,Bの3色の多値電気信号は、画
像信号処理部20において8ビット階調データに変換さ
れた後、同期用バッファメモリ30に記憶される。複写
部200において、プリンタヘッド部31は、入力され
る階調データに対して感光体の階調特性に応じた階調補
正(γ補正)を行った後、補正後の画像データをD/A
変換してレーザダイオード駆動信号を生成し、この駆動
信号により半導体レーザを発光させる。階調データに対
応してプリンタヘッド部31から発生されるレーザビー
ムは、反射鏡37を介して回転駆動される感光体ドラム
41を露光する。感光体ドラム41は、1複写毎に露光
を受ける前にイレーサランプ42で照射され、帯電チャ
ージャ43により一様に帯電されている。この状態で露
光を受けると、感光体ドラム41上に原稿の静電潜像が
形成される。シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)及びブラック(BK)のトナー現像器45a〜4
5dのうちの何れか1つだけが選択され、感光体ドラム
41上の静電潜像を現像する。現像されたトナー像は、
転写チャージャ46により転写ドラム51上に巻き付け
られた複写紙に転写される。ここで、転写ドラム51
は、内部に備えられる図示しない検出子及び検出センサ
により回転位置が検出される。複写動作は、これを起点
(Time-Base)に制御される。また、感光体ドラム41
と、転写ドラム51は、ドラム径を整数比に構成され、
連結駆動されており、常に感光体ドラム41と、転写ド
ラム51の同位置が接するようになっている。これによ
りトナーの重ね合わせ時のずれをなくしている。上記印
字過程は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)及びブラック(BK)の4色について繰り返し行
われている。このとき、感光体ドラム41と、転写ドラ
ム51の動作に同期してスキャナ10は、スキャン動作
を繰り返す。その後、分離・除電チャージャ25及び2
6が所定のAC成分を出力し、転写ドラム51表面の静
電気を除去する。分離・除電チャージャ25は、主に転
写ドラム51表面の誘電体フィルムの除電を行い、複写
紙の静電吸着力を減ずる働きをする。また、分離・除電
チャージャ26は、転写ドラム51から分離した複写紙
表面の除電を行う。複写紙は、分離爪47の作動により
転写ドラム51から分離され、定着装置48を通って定
着され、排紙トレー49に排紙される。なお、複写紙
は、用紙カセット50より給紙され、転写ドラム51上
のチャッキング機構52によりその先端がチャッキング
されると共に、プラスに帯電された転写ドラム51表面
に静電吸着されており、転写時に位置ずれが生じないよ
うにされている。感光体表面のトナー付着量を検出する
AIDCセンサ210は、図示される場所に感光体ドラ
ム41に対して約3mmの所に設定されている。また、ト
ナーの付着量検出時には、転写前イレーサ55の光がA
IDCセンサ210の受光部に入射するのを防止するた
め、転写前イレーサ55がOFFにされる。
【0009】(1−2)操作パネル 図2は、操作パネル300の正面図である。アップキー
302及びダウンキー303は、複写枚数を設定するた
めのキーである。指定された複写枚数は、複写枚数表示
部304に表示される。コピースタートキー311は、
複写動作を開始させるためのキーである。モード1設定
キー307は、ペイント画面の複写に適したペイントモ
ードを設定する際に用いるキーである。モード2設定キ
ー308は、写真画像の複写に適した写真モードを設定
する際に用いるキーである。モード3設定キー309
は、文字画像の複写に適した文字モードを設定する際に
用いるキーである。オートモード設定キー310は、読
み取った画像に応じて適切なモードを設定するオートモ
ードを設定する際に用いるキーである。また、クリエイ
トキー305は、使用者が所望のモードの選択を開始す
るためのキー、エンターキー306は、使用者がモード
の選択を終了するためのキーである。即ち、設定キー3
07〜310の操作は、クリエイトキー305の押下後
に受け付けられ、エンターキー306の押下によりモー
ドが確定する。選択されているモードは、表示部301
に表示される。
【0010】(1−3)転写制御ブロックの説明 図3は、本実施例の複写機の転写チャージャ46の出力
(以下、転写出力という)の制御に係る制御ブロック図
である。操作パネル300のエンターキー306が押し
下げられたときに選択されているモードを示す情報は、
パラレルI/O203を介してCPUを有するプリンタ
制御部201に入力される。ここで、操作パネル300
からの情報がオートモードを示している場合、プリンタ
制御部201は、画像読み取り部100(図中I/Rと
示す)で読み取った原稿画像を判断し、上述のペイント
モード、写真モード、文字モードの何れか1つを選択す
る。更にプリンタ制御部201は、選択されているモー
ドに応じて階調再現方式を選定する。具体的には、ペイ
ントモードが選択されている場合は強度変調方式を選定
し、写真モードが選択されている場合にはパルス幅変調
方式を選定し、文字モードが選択されているときはディ
ザ方を選定する。プリンタ制御部201は、使用する階
調再現方式についての情報をパターンセレクト回路20
4に入力する。パターンセレクト回路204は、入力さ
れる情報に基づいて、強度変調回路205、パルス幅変
調回路206、又は、ディザ発生回路207の何れかの
回路を選択し、画像読取部100より入力される画像デ
ータを選択した回路に出力する。画像データの入力され
た強度変調回路205、パルス幅変調回路206、又
は、ディザ発生回路207の何れかの回路は、入力され
る画像データを所定の階調データに変換した後、プリン
タヘッド部31内に備えられるLD制御回路208に上
記所定の階調データを出力する。プリンタヘッド部30
の備えるLD制御回路208は、入力される階調データ
に基づいて、LD駆動信号を発生してLD209を発光
する。プリンタ制御部201には、温度・湿度センサー
44より感光体ドラム41周辺の温度及び湿度について
の情報が入力される。プリンタ制御部201に接続され
るデータROM202には、感光体ドラム周辺の湿度
(RH%)に対する転写出力(μA)と、分離・除電出
力(kv)とを設定する際に用いる所定のテーブルが格
納されている。プリンタ制御部201は、データROM
202に格納するテーブルと、使用する階調再現方式
と、感光体ドラム41周辺部の湿度に基づいて転写出力
(μA)、分離・除電出力(kv)を決定し、I/O2
20を介して転写チャージャ46、分離・除電チャージ
ャ25及び26の出力値を上記決定した出力値に設定す
る。
【0011】(2)転写時における電荷注入及び画像ノ
イズについて 本実施例の複写機は、強度変調方式、パルス幅変調方
式、ディザ法の3つの階調再現方式の内、使用者により
選定された方式で原稿画像の階調を複写紙上に再現す
る。モード1設定キー307の押下により設定される強
度変調方式は、読み取られた原稿の画像データの値に応
じて、帯電された感光体ドラム41表面を露光する半導
体レーザの発光強度を切り換え、印字すべき1ドットの
濃度を段階的に変化して階調を表現する方式である。図
4は、ドットの濃度に応じて半導体レーザの発光強度を
8段階に切り換えた場合の感光体ドラム41表面におけ
る潜像電位を示す図である。モード2設定キー308の
押下により設定されるパルス幅変調方式は、印字すべき
1ドットの面積を原稿の濃度レベルに応じて変化して、
原稿の濃度を表現する方式である。図5は、原稿の濃度
に応じて半導体レーザの発光時間を8段階に切り換えた
場合の感光体ドラム41表面における潜像電位を示す図
である。モード3設定キー309により設定されるディ
ザ法は、半導体レーザの発光をオン・オフの2値に変調
する方式であり、複数の画素を1つの単位として、その
面積率を変化して階調を表現する。この方式は、画素を
主走査方向、副走査方向にそれぞれm,n個設定し、こ
のm×nマトリクス内の各画素の印字面積の制御により
階調表現を行う方式であり、面積階調法と呼ばれるもの
の1つである。図6は、16階調を再現する際に用いる
計16個の4×4マトリクスを示す図である。なお、プ
リンタ制御部201は、使用者によりオートモード設定
キー310が押下された場合、原稿の画像に応じて、自
動的に上記何れかの階調再現方式を設定する。ある一定
の中間調濃度Vi(=64)の画素が並ぶ1走査ライン
について、各階調再現方式により感光体ドラム41表面
に形成される潜像電位について調べる。図7(a)は、
強度変調方式により感光体ドラム41表面に形成される
潜像電位の状態を示す図である。図示するように、感光
体ドラム41表面に形成される潜像電位は、一定の状態
を維持する。これに対してパルス幅変調方式及びディザ
法では、中間調濃度の画素の濃度を表現する場合、感光
体ドラム41の表面には、一定の非露光部分が形成され
る。図7(b)及び(c)は、パルス幅変調方式及びデ
ィザ法により感光体ドラム41表面に形成される潜像電
位の状態を示す図である。図示するように、パルス幅変
調方式及びディザ法においては、感光体ドラム41表面
に形成される潜像電位に電位リップルが存在する。ま
た、パルス幅変調方式と、ディザ法を比較すると、ディ
ザ法の方が所定の範囲内に存在する電位リップルの数が
多い。このため、強度変調方式、パルス幅変調方式、デ
ィザ法の順で潜像電位の差の大きな箇所が多く存在する
といえる。通常、トナー像形成後の感光体ドラム41表
面は、転写前イレーサ55により、残留電位が除去され
る。複写機内部の湿度が低い場合、プリンタ制御部20
1は、トナーの付着量が低下するのを防止するため、感
光体ドラム41表面の帯電量を増加する。この場合、転
写前イレーサ55は、感光体ドラム41の表面の残留電
位を十分に除電を行うことができない。図8(a)は、
強度変調方式を採用する場合であって、感光体ドラム4
1表面の残留電位が完全に除去されていない場合におけ
る感光体ドラム41と転写ドラム51との最近接付近の
状態を示す図である。図示するように、強度変調方式の
場合、感光体ドラム41表面には一様に残留電位が分布
しており、複写紙への電荷注入は均一に行われる。強度
変調方式の場合、残留電位の絶対量は少ない。このた
め、複写紙が転写ドラム51から分離する際に、放電電
位差が形成されることはなく、画像ノイズが発生するこ
ともない。図8(b)は、パルス幅変調方式やディザ法
を採用する場合であって、感光体ドラム41表面の残留
電位が完全に除去されていない場合における感光体ドラ
ム41と転写ドラム51との最近接付近の状態を示す図
である。図示するように、パルス幅変調方式やディザ法
を用いた場合には、感光体ドラム41表面に残留電位の
リップルが存在する。この場合、転写ドラム51側のプ
ラス電荷が感光体ドラム41の残留電位の高い部分の電
荷を、感光体ドラム41と転写ドラム51の最近接位置
に引きつけるといった複写紙への局在的な電荷注入が発
生してしまう。このため、複写紙が転写ドラム51表面
から離れる際にパッシェンの法則により放電電位差が形
成され、トナーの飛び散りが生じる。
【0012】(3)転写制御 (3−1)転写出力の制御 プリンタ制御部201は、複写機内部の環境(本実施例
の場合は、湿度である)の変化に伴い、転写出力の値
(μA)を制御する。また、上記説明した放電現象の発
生を抑制するため、使用者により設定された階調再現方
式毎に、転写出力の値を補正する。具体的には、放電現
象の発生しやすいパルス幅変調方式及びディザ法が設定
されている場合には、パルス幅変調方式、ディザ法の順
に転写出力の値を強度変調方式が設定されている場合よ
りも低い値に設定する。図9は、複写機内部の湿度(R
H%)に対応して設定される転写出力の値(μA)を示
すグラフである。図中、強度変調方式が設定されている
場合に適用される転写出力の値は、実線で示される。パ
ルス幅変調方式が設定されている場合に適用される転写
出力の値は、破線で示される。ディザ法の設定されてい
る場合に適用される転写出力の値は、一点鎖線で示され
る。次の、図10は、プリンタ制御部201の実行する
転写制御処理のフローチャートである。使用者により設
定された階調再現方式が強度変調方式である場合(ステ
ップS100でYES)、次に示す「表1」に基づく通
常の転写出力制御を行う(ステップS101)。また、
パルス幅変調方式が設定されている場合には(ステップ
S102でYES)、「表1」に基づいて定められる転
写出力の値から10μA差し引いた値を設定する。ま
た、ディザ法が設定されている場合には(ステップS1
02でNO)、「表1」に基づいて定められる転写出力
の値から20μA差し引いた値を設定する。
【表1】
【0013】(3−2)分離・除電チャージャの出力の
制御 本実施例の複写機では、転写ドラム51に巻き付けられ
ている複写紙を分離するため、分離・除電チャージャ2
5及び26から転写ドラム51に対して所定の交流成分
を印加する。分離・除電チャージャ25及び26が所定
のAC(交流)成分を出力することで、分離・除電チャ
ージャ25及び26と複写紙、及び、分離・除電チャー
ジャ25及び26と転写ドラム51とが等電位となる。
これにより複写紙上及び転写ドラム51表面上の電荷が
除去・除電され、画像ノイズが防止される。使用者によ
り設定される階調再現方式の違いにより、感光体ドラム
41表面から、複写紙への電荷注入に差があるため、転
写ドラム51からの複写紙の分離、転写ドラム51表面
の除電を行う場合には、分離・除電チャージャによるA
C成分の出力値を変更することが必要である。そこで、
プリンタ制御部201は、使用者により設定された階調
再現方式により、分離・除電チャージャからのAC成分
の出力値を変更する。図11は、複写機内部の湿度に対
応して設定される分離・除電チャージャのAC成分の出
力の値を示すグラフである。図中、強度変調方式が設定
されている場合に適用される転写出力の値は、実線で示
される。パルス幅変調方式が設定されている場合に適用
される分離・転写出力の値は、破線で示される。ディザ
法の設定されている場合に適用される分離・転写出力の
値は、一点鎖線で示される。次の、図12は、プリンタ
制御部201の実行する分離・除電出力の制御処理のフ
ローチャートである。使用者により設定された階調再現
方式が強度変調方式である場合(ステップS200でY
ES)、次の「表2」に基づく通常の分離・転写出力制
御を行う(ステップS201)。また、パルス幅変調方
式が設定されている場合には(ステップS202でYE
S)、「表2」に基づいて定められる分離・転写出力の
値を0.2kv増加する。また、ディザ法が設定されて
いる場合には(ステップS202でNO)、「表2」に
基づいて定められる分離・転写出力の値を0.4kv増
加する。
【表2】 以上、説明するように、本実施例のデジタルフルカラー
複写機では、階調再現方式毎に、最適な転写条件を設定
する。これにより、画像ノイズの発生を抑制して用紙上
に形成される再現画像の質を向上する。
【0014】
【発明の効果】本発明の画像形成装置では、制御手段
が、選定手段により選定された階調再現方式に応じて、
転写チャージャによる転写手段の帯電量を制御する。ま
た、より好ましい構成の画像形成装置では、選定された
階調再現方式に応じて、用紙分離手段が転写手段を除電
する量を制御する。これにより、より適切な転写条件を
設定することが可能になり、画像ノイズの発生を抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の処理装置を備えるデジタルカラー複
写機の全体構成を示す図である。
【図2】 操作パネル300の正面図である。
【図3】 本実施例の複写機の転写出力の制御に係る制
御ブロック図である。
【図4】 ドットの濃度に応じて半導体レーザの発光強
度を切り換えた場合の感光体ドラム41表面における潜
像電位を示す図である。
【図5】 原稿の濃度に応じて半導体レーザの発光時間
を8段階に切り換えた場合の感光体ドラム41表面にお
ける潜像電位を示す図である。
【図6】 16階調を再現する際に用いる16個の4×
4マトリクスを示す図である。
【図7】 (a)は、強度変調方式により感光体ドラム
41表面に形成される潜像電位の状態を示す図であり、
(b)及び(c)は、パルス幅変調方式及びディザ法に
より感光体ドラム41表面に形成される潜像電位の状態
を示す図である。
【図8】(a)は、強度変調方式を採用する場合であっ
て、感光体ドラム41表面の残留電位が完全に除去され
ていない場合に生じる電荷注入を説明するための図であ
り、(b)は、パルス幅変調方式やディザ法を採用する
場合であって、感光体ドラム41表面の残留電位が完全
に除去されていない場合に生じる電荷注入を説明するた
めの図である。
【図9】 複写機内部の湿度に対応して設定される転写
出力の値を示すグラフである。
【図10】 プリンタ制御部201の実行する転写制御
処理のフローチャートである。
【図11】 複写機内部の湿度に対応して設定される分
離・除電チャージャのAC成分の出力の値を示すグラフ
である。
【図12】 プリンタ制御部201の実行する分離・除
電出力の制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
25…分離チャージャ 26…除電チャージャ 31…プリンタヘッド部 44…温度・湿度センサー 46…転写チャージャ 201…プリンタ制御部 204…パターンセレクト回路 205…強度変調回路 206…パルス幅変調回路 207…ディザ発生回路 307…モード1設定キー 308…モード2設定キー 309…モード3設定キー 310…オートモード設定キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/405 H04N 1/40 B (56)参考文献 特開 昭60−194473(JP,A) 特開 平6−149025(JP,A) 特開 平5−273874(JP,A) 特開 平1−206380(JP,A) 特開 平8−46795(JP,A) 特開 平5−88568(JP,A) 特開 昭61−87181(JP,A) 特開 平4−200077(JP,A) 特開 平6−217120(JP,A) 特開 平5−37751(JP,A) 特開 平7−154599(JP,A) 特開 平2−155771(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/04 G03G 15/14 - 15/16 G03G 21/00 B41J 2/44 - 2/46 B41J 2/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強度変調方式及びパルス幅変調方式を含
    複数の階調再現方式より1つを選定する選定手段と、 帯電された感光体と、 選定手段により選定された階調再現方式を用いて、感光
    体上に画像データに基づく静電潜像を形成する静電潜像
    形成手段と、 感光体上に形成された静電潜像にトナーを付着する現像
    器と、 感光体上に形成されたトナー像を用紙上に転写する転写
    手段と、 転写手段を帯電する転写チャージャと、 選定された階調再現方式に応じて、転写チャージャによ
    る転写手段の帯電量を制御する制御手段とを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像形成装置にお
    いて、 更に、転写チャージャにより帯電された転写手段を除電
    し、トナー像の転写された用紙を転写手段により分離す
    る用紙分離手段と、 選定手段により選定された階調再現方式に応じて、用紙
    分離手段による転写手段の除電量を制御する第2制御手
    段を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP13781695A 1995-06-05 1995-06-05 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3353216B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13781695A JP3353216B2 (ja) 1995-06-05 1995-06-05 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13781695A JP3353216B2 (ja) 1995-06-05 1995-06-05 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08324026A JPH08324026A (ja) 1996-12-10
JP3353216B2 true JP3353216B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=15207530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13781695A Expired - Fee Related JP3353216B2 (ja) 1995-06-05 1995-06-05 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3353216B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08324026A (ja) 1996-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3021538B2 (ja) デジタル画像形成装置
JP3096910B2 (ja) 画像記録装置
JP2985290B2 (ja) デジタル画像形成装置
JPH1188690A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH11327250A (ja) 画像処理方法、エッジ影響低減方法、および画像形成装置
US6198491B1 (en) Electrophotographic image forming apparatus
EP0465074B1 (en) Image forming apparatus
JPH11112810A (ja) 画像形成装置及びその制御方法及び記憶媒体
JP3041887B2 (ja) 画像形成方法
US5265196A (en) Image forming apparatus
JPH08337007A (ja) 画像処理装置及び方法
JP3353216B2 (ja) 画像形成装置
JP3261846B2 (ja) デジタル画像形成装置
JPH11112809A (ja) 画像形成装置及びその制御方法及び記憶媒体
JPH06106782A (ja) 適応露光色補正装置
EP0622948B1 (en) Image processing apparatus and method
JPH06205217A (ja) 画像作成装置
JP2001075321A (ja) 中間調を有する画像を形成する画像作成装置及びその方法
JP3189318B2 (ja) デジタル画像形成装置
JPH11194553A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
CN100476618C (zh) 成像装置及其控制方法
JP3961090B2 (ja) スムージング処理機能を備えた画像処理装置
JP3407399B2 (ja) 画像形成装置
US20050019681A1 (en) Electrophotographic image recording apparatus and method therefore
JPH096191A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070927

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130927

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees