JP3351984B2 - 作業用走行車の視界改善装置および方法 - Google Patents

作業用走行車の視界改善装置および方法

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JP3351984B2
JP3351984B2 JP11874997A JP11874997A JP3351984B2 JP 3351984 B2 JP3351984 B2 JP 3351984B2 JP 11874997 A JP11874997 A JP 11874997A JP 11874997 A JP11874997 A JP 11874997A JP 3351984 B2 JP3351984 B2 JP 3351984B2
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和夫 渡邊
経夫 久武
直行 守屋
皓 小島
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国土交通省関東地方整備局長
新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
作業用走行車の視界改善装置および方向の技術分野に属
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、キャブ仕様の作業用走行車で
は、キャブの前後および左右に窓を設けてオペレータの
視界を可及的に広く確保しているが、例えば油圧ショベ
ルにおいては、右側の窓を介したオペレータの視界に、
ブームの基端部によって遮られる死角が存在する一方、
後側の窓を介したオペレータの視界には、エンジンフー
ドによって遮られる死角が存在するのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、オペレータか
ら死角となる車外風景を撮影するカメラを機外に設置す
る一方、該カメラが撮影した死角風景を表示するモニタ
を機内に設置して、直視不可能な周辺作業者や障害物の
確認を容易にすることが提案されるが、単に死角映像を
表示したとしても、死角映像と実像(オペレータから見
える車外風景)との位置関係(重なりや繋がり)を直感
的に認識することが難しいため、死角映像を有効利用で
きない許りか、死角映像の認識を誤る可能性もあり、ま
た、複数の死角映像を表示する場合には、映像認識がさ
らに難しくなるという不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することができる作業用走
行車の視界改善装置を提供することを目的として創作さ
れたものであって、請求項1の発明は、窓が形成された
キャブ内に、オペレータが着座する運転席を設けてなる
作業用走行車であって、該作業用走行車に、運転席に着
座したオペレータから死角となる車外風景を撮影するカ
メラと、該カメラが撮影した死角風景を表示するモニタ
とを設けるにあたり、該モニタの表示面を前記死角方向
を見る際のオペレータの略視線上に配置し、カメラが撮
影した死角風景を、オペレータから見える仮想死角風景
と略同一のサイズでモニタに表示させる作業用走行車の
視界改善装置である。つまり、オペレータが死角方向を
見た場合に、視界を遮る部材が恰も透けているようなイ
メージで死角映像を見ることができるため、死角映像と
実像との関係を直感的に認識することが可能になり、そ
の結果、直視できない周辺作業者や障害物を死角映像に
基づいて容易に確認できる許りか、死角映像を誤認する
不都合も可及的に防止することができる。さらに、死角
映像を実像に近いイメージで見ることができるため、直
視できない周辺作業者や障害物の確認をさらに容易にす
ることができる。
【0005】請求項2の発明は、窓が形成されたキャブ
内に、オペレータが着座する運転席を設けてなる作業用
走行車であって、該作業用走行車に、運転席に着座した
オペレータから死角となる車外風景を撮影するカメラ
と、該カメラが撮影した死角風景を表示するモニタとを
設けるにあたり、該モニタの表示面を前記死角方向を見
る際のオペレータの略視線上に配置し、カメラが撮影し
た死角風景に、死角を作り出す部材の輪郭線を合成する
輪郭合成手段を設けた作業用走行車の視界改善装置であ
る。つまり、オペレータが死角方向を見た場合に、視界
を遮る部材が恰も透けているようなイメージで死角映像
を見ることができるため、死角映像と実像との関係を直
感的に認識することが可能になり、その結果、直視でき
ない周辺作業者や障害物を死角映像に基づいて容易に確
認できる許りか、死角映像を誤認する不都合も可及的に
防止することができる。さらに、視界を遮る部材と死角
映像との関係が明確になるため、直視できない周辺作業
者や障害物の確認をさらに容易にすることができる。
【0006】また、請求項3の発明は、請求項1もしく
は請求項2の発明において、前記モニタを窓面に取付け
たものである。つまり、死角映像と実像(窓から見える
車外風景)との関係を明確化することができるため、直
視できない周辺作業者や障害物の確認がさらに容易にな
り、しかも、窓面は一般的にフラットであるため、モニ
タの取付けも容易にすることができる。
【0007】また、請求項4の発明は、請求項1もしく
は請求項2の発明において、前記モニタを非透過型
し、該モニタを、オペレータ視界に死角が発生する窓面
の一部に取付けたものである。つまり、実像と死角映像
との関係を容易に認識することができ、しかも、窓面全
体にモニタを取付ける場合に比してコストを低減できる
許りでなく、全体映像と死角映像との合成処理を不要に
して制御部の負担を軽減することができる。
【0008】また、請求項5の発明は、請求項1もしく
は請求項2の発明において、前記モニタを投影型とし、
死角風景を窓面に投影するものである。つまり、視界を
遮る部材と死角映像が重合状に見えるため、視界を遮る
部材が透けるイメージをさらに高めることができ、しか
も、モニタ自身がオペレータの視界を遮る不都合も解消
することができる。
【0009】また、請求項6の発明は、請求項1もしく
は請求項2において、ミラー装置を介したオペレータ視
界の死角部分をカメラで撮影すると共に、該カメラの撮
影画像を、ミラー装置の略死角対応位置に取付けたモニ
タに表示するものである。つまり、ミラー装置を介した
オペレータ視界の死角部分がミラー装置上でモニタ表示
されるため、オペレータがミラー装置を見た場合に、視
界を遮る部材が恰も透けているようなイメージで死角部
分を見ることができる。
【0010】また、請求項7の発明は、窓が形成された
キャブ内に、オペレータが着座する運転席を設けてなる
作業用走行車であって、該作業用走行車に、運転席に着
座したオペレータから死角となる車外風景を撮影する死
角撮影用カメラと、オペレータ目線の全体的な車外風景
を撮影する全体撮影用カメラと、両カメラの撮影画像を
合成するカメラ画像合成手段と、合成したカメラ画像
に、死角を作り出す部材の輪郭線を合成する輪郭合成手
段と、輪郭線を合成した画像を表示するモニタとを設け
たものである。つまり、実像(全体映像)と死角映像と
の関係が実際にモニタ表示されるため、直視できない周
辺作業者や障害物を、モニタ位置に拘わらず容易に確認
できる許りか、死角映像の誤認も可及的に防止すること
ができる。
【0011】また、請求項8の発明は、請求項2もしく
は請求項7において、死角を作り出す部材が作動部材で
ある場合に、作動部材の作動位置を検出し、該作動位置
に対応した輪郭線をカメラ画像に合成する輪郭合成手段
を設けたものである。つまり、映像に合成される輪郭線
が作動部材の動きに合わせて動くため、作動部材と死角
映像との関係を動的に認識することができる。
【0012】また、請求項9の発明は、請求項1、請求
項2もしくは請求項7において、オペレータの目の位置
に応じて表示画像を調整する表示画像調整手段を設けた
ものである。つまり、オペレータの座高差等に応じて視
点が変化したとしても、各オペレータの視点に適合した
画像表示を行うことができる。
【0013】また、請求項10の発明は、窓が形成され
たキャブ内に、オペレータが着座する運転席を設けてな
る作業用走行車において、前記運転席に着座したオペレ
ータから死角となる車外風景をカメラで撮影し、該撮影
した死角風景を、死角方向を見る際のオペレータの略視
線上に配置したモニタに表示するにあたり、カメラが撮
影した死角風景が、オペレータから見える仮想死角風景
と略同一のサイズでモニタに表示される作業用走行車の
視界改善方法である。つまり、オペレータが死角方向を
見た場合に、視界を遮る部材が恰も透けているようなイ
メージで死角映像を見ることができるため、死角映像と
実像との関係を直感的に認識することが可能になり、そ
の結果、直視できない周辺作業者や障害物を死角映像に
基づいて容易に確認できる許りか、死角映像を誤認する
不都合も可及的に防止することができる。さらに、死角
映像を実像に近いイメージで見ることができるため、直
視できない周辺作業者や障害物の確認をさらに容易にす
ることができる。
【0014】また、請求項11の発明は、窓が形成され
たキャブ内に、オペレータが着座する運転席を設けてな
る作業用走行車において、前記運転席に着座したオペレ
ータから死角となる車外風景をカメラで撮影し、該撮影
した死角風景を、死角方向を見る際のオペレータの略視
線上に配置したモニタに表示するにあたり、カメラが撮
影した死角風景が、死角を作り出す部材の輪郭線に合成
されるようにした作業用走行車の視界改善方法である。
つまり、オペレータが死角方向を見た場合に、視界を遮
る部材が恰も透けているようなイメージで死角映像を見
ることができるため、死角映像と実像との関係を直感的
に認識することが可能になり、その結果、直視できない
周辺作業者や障害物を死角映像に基づいて容易に確認で
きる許りか、死角映像を誤認する不都合も可及的に防止
することができる。さらに、視界を遮る部材と死角映像
との関係が明確になるため、直視できない周辺作業者や
障害物の確認をさらに容易にすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1は油圧シ
ョベルであって、該油圧ショベル1は、左右一対の履帯
式走行装置2を備える下部走行体3、該下部走行体3の
上部に旋回自在に設けられる上部旋回体4、該上部旋回
体4の前端部に連結される作業部5等で構成されてお
り、また、前記作業部5は、上部旋回体4の前端部に回
動自在に連結されるブーム6、該ブーム6の先端部に回
動自在に連結されるアーム7、該アーム7の先端部に回
動自在に連結されるバケット8、ブーム6を作動させる
ブームシリンダ9、アーム7を作動させるアームシリン
ダ10、バケット8を作動させるバケットシリンダ11
等で構成されているが、これらの基本構成は何れも従来
通りである。
【0016】12は前記上部旋回体4に設けられるキャ
ブであって、該キャブ12の内部には、オペレータが着
座する運転席13、該運転席13の左右両側方に配置さ
れる左右一対の作業レバー14L、14R、運転席13
の前方に配置される左右一対の走行レバー15L、15
R(もしくは走行ペダル16L、16R)等が設けられ
る一方、キャブ12の前後および左右の壁面には、オペ
レータの視界を確保する窓17A〜17Dが形成されて
いるが、後側窓17Bを介したオペレータの視界には、
上部旋回体4の後部(エンジンフード18等)によって
遮られる後方死角が存在する一方、右側窓17Dを介し
たオペレータの視界には、作業部5(ブーム6の基端部
等)によって遮られる側方死角が存在している。
【0017】19Aおよび19Bはキャブ12の窓面に
取付けられる液晶型モニタ(例えば非透過型LCDスク
リーン)であって、該モニタ19A、19Bのうち、後
側窓17Bの窓面に取付けられる後部モニタ19Aは、
オペレータ視線で上部旋回体4の後部が見える窓面下半
部の略全幅、つまりオペレータ視界で死角となる部分の
みに取付けられる一方、右側窓17Dの窓面に取付けら
れる側部モニタ19Bは、窓面全体に取付けられてい
る。
【0018】20A〜20Cは上部旋回体4に設置され
るカメラ(CCDイメージセンサ)であって、該カメラ
20A〜20Cのうち、広角レンズを備えるカメラ20
A、20Bは、オペレータから死角となる車外風景を撮
影すべく、エンジンフード18の後方位置およびブーム
6の基端部右側方位置に設置される一方、標準レンズを
備えるカメラ20Cは、右側窓17Dから見えるオペレ
ータの仮想全体風景を撮影すべく、右側窓17Dの外面
部に設置されている。
【0019】21は所謂マイクロコンピュータを用いて
構成されるモニタ制御装置であって、該モニタ制御装置
21の入力側には、前述したカメラ20A〜20C、ブ
ーム6の回動角を検出するブームセンサ22、アーム7
の回動角を検出するアームセンサ23、バケット8の回
動角を検出するバケットセンサ24、オペレータの視点
を設定する視点設定器25等が所定の入力インタフェー
ス回路を介して接続される一方、出力側には、前述した
モニタ19A、19Bが所定の出力インタフェース回路
を介して接続されている。つまり、モニタ制御装置21
のメモリ(ROM)には、モニタ19A、19Bを表示
制御するモニタ制御の制御ルーチンが予め書き込まれて
おり、以下、モニタ制御の制御手順をフローチャートに
基づいて説明する。
【0020】前記モニタ制御では、まず、視点設定処理
および作業部姿勢認識処理を実行する。即ち、視点設定
処理においては、固定データとして与えられるオペレー
タの視点座標(三次元座標)を、視点設定器25の操作
信号に基づいて変化させる一方、作業部姿勢認識処理に
おいては、固定データとして与えられる作業部輪郭座標
を、ブームセンサ22、アームセンサ23およびバケッ
トセンサ24の検出信号に基づいて変化させるが、両処
理を実行した後は、モニタ毎に別定義されるサブルーチ
ン(後部モニタ制御および側部モニタ制御)を実行する
ようになっている。
【0021】さて、後部モニタ19Aを制御する後部モ
ニタ制御では、後部広角カメラ20Aの撮影画像におけ
る死角領域を、オペレータの視点座標、後側窓17Bの
窓枠座標、上部旋回体4の後部輪郭座標、後部広角カメ
ラ20Aの位置座標、向きデータ、撮影角度データ等に
基づいて演算する。そして、死角領域を演算した後は、
後部広角カメラ20Aの撮影画像から対応する部分を切
り取ると共に、切り取った画像を後部モニタ19Aに表
示するようになっている。即ち、オペレータが上部旋回
体4の後部を見る際の視線上に後部モニタ19Aを設置
すると共に、該後部モニタ19Aに、後部広角カメラ2
0Aで撮影した死角映像を表示するため、オペレータ
は、上部旋回体4の後部が恰も透けているようなイメー
ジで死角映像を見ることができ、しかも、後部モニタ1
9Aは、後側窓17Bの下半部に略全幅に亘って設けら
れているため、オペレータから見える仮想死角風景と略
同一のサイズで死角映像が表示されるようになってい
る。
【0022】一方、側部モニタ19Bを制御する側部モ
ニタ制御では、側部広角カメラ20Bの撮影画像におけ
る死角領域を、オペレータの視点座標、右側窓17Dの
窓枠座標、作業部5の輪郭座標(作業部姿勢認識処理の
処理結果)、側部広角カメラ20Bの位置座標、向きデ
ータ、撮影角度データ等に基づいて演算する一方、側部
標準カメラ20Cの撮影画像における有効領域(オペレ
ータが右側窓17Dを介して見える全体風景)を、オペ
レータの視点座標、右側窓17Dの窓枠座標、側部標準
カメラ20Cの位置座標、向きデータ、撮影角度データ
等に基づいて演算する。そして、両領域を演算した後
は、両カメラ20B、20Cの撮影画像から対応する部
分を切り取って合成すると共に、合成画像を側部モニタ
19Bに表示するようになっている。即ち、オペレータ
が右側方を見る際の視線上に側部モニタ19Bを設置す
ると共に、該側部モニタ19Bに、側部広角カメラ20
Bで撮影した死角映像と、側部標準カメラ20Cで撮影
した全体映像とを合成表示するため、オペレータは、作
業部5が恰も透けているようなイメージで死角映像およ
び全体映像を見ることが可能であるが、さらに側部モニ
タ制御では、オペレータから見える作業部5の仮想輪郭
線を、オペレータの視点座標、右側窓17Dの窓枠座
標、作業部5の輪郭座標(作業部姿勢認識処理の処理結
果)等に基づいて演算すると共に、演算した仮想輪郭線
を側部モニタ29Bの表示画像に合成するため、全体映
像と死角映像との関係が明確になる許りでなく、作業部
5の動きも容易に認識することができるようになってい
る。
【0023】叙述の如く構成されたものにおいて、オペ
レータから死角となる車外風景を撮影するカメラ20
A、20Bを機外に設置する一方、該カメラ20A、2
0Bが撮影した死角風景を表示するモニタ19A、19
Bを機内に設置して、直視できない周辺作業者や障害物
の確認を可能にするものであるが、前記モニタ19A、
19Bを、死角方向を見る際のオペレータの視線上に配
置したため、オペレータは、視界を遮る部材が恰も透け
ているようなイメージで死角映像を見ることができる。
従って、死角映像と実像との関係を直感的に認識するこ
とが可能になり、その結果、直視できない周辺作業者や
障害物を死角映像に基づいて容易に確認できる許りか、
死角映像を誤認する不都合も可及的に防止することがで
きる。
【0024】また、前記モニタ19A、19Bを窓面に
取付けているため、死角映像と実像(または全体映像)
との関係が明確になって周辺作業者や障害物の確認がさ
らに容易になり、しかも、窓面はフラットであるため、
モニタ19A、19Bを容易に取付けることができる。
【0025】また、前記モニタ19A、19Bが表示す
る死角風景は、オペレータから見える仮想死角風景と略
同一のサイズであるため、死角映像を実像に近いイメー
ジで見ることができ、その結果、直視できない周辺作業
者や障害物の確認をさらに容易にすることができる。
【0026】また、右側窓17Dの窓面全体に取付けた
側部モニタ19Bは、側部広角カメラ20Bで撮影した
死角映像と、側部標準カメラ20Cで撮影した全体映像
とを合成表示するが、オペレータから見える作業部5の
仮想輪郭線を表示画像に合成するため、全体映像と死角
映像との関係が明確になる許りでなく、作業部5の動き
も容易に認識することができる。
【0027】また、後部モニタ19Aは、後側窓17B
の一部(死角部分)に取付けられているため、実像と死
角映像との関係を容易に認識することができ、しかも、
窓面全体に取付ける場合の様に大型のモニタを必要とし
ないため、コストを可及的に抑えることができる許りで
なく、全体映像と死角映像との合成処理を不要にしてモ
ニタ制御装置21の負担を軽減することができる。
【0028】また、オペレータの視点座標を設定する視
点設定器25を設けたため、オペレータの目の位置に応
じて表示画像を調整することが可能になり、その結果、
オペレータの座高差等に拘わらず各オペレータの視点に
適合した画像表示を行うことができる。
【0029】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いものであることは勿論であって、例えば前記実施形態
では、右側窓17全体に側部モニタ19Bを取付けてい
るが、図10に示す様に、側部モニタ19Bを小型モニ
タとし、右側窓17の死角部分の一部に取付けてもよ
い。そしてこの場合には、死角映像の後方に死角を作り
出す作動部材(ブーム)が見えるため、死角映像の認識
が容易になり、しかも、モニタの小型化によってコスト
を抑えることができる許りでなく、全体映像と死角映像
との合成処理を不要にしてモニタ制御装置21の負担を
軽減することができる。
【0030】また、死角映像を表示するモニタを投影型
(プロジェクター型)とし、死角風景を窓面に投影する
ように構成することができる。そしてこの場合には、視
界を遮る部材と死角映像が重合状に見えるため、視界を
遮る部材が透けるイメージをさらに高めることができ、
しかも、モニタ自身がオペレータの視界を遮る不都合も
解消することができる。
【0031】また、前記実施形態の側部モニタの如く、
死角映像、全体映像および輪郭線を合成表示する場合に
は、死角映像を誤認する可能性が低いため、モニタを死
角方向を見る際の視線上に配置しない場合であっても、
十分な効果を得ることが可能である。
【0032】また、前記実施形態では、撮影映像の死角
領域(または死角を作る部材の輪郭)を座標データ等に
基づいて幾何学的に演算しているが、死角映像(死角以
外の映像を含む)と全体映像とを比較し、その差分を抽
出しても略同様の結果を得ることができる。そしてこの
場合には、工場生産ラインにおいて製品の形状や部品の
欠損を検査するために用いられる差分抽出法等の既存の
画像処理技術を利用することが可能であるが、同じシス
テムを用いて過去の映像と現在の映像とを比較すれば、
作業領域内への新たな侵入者等を差分抽出することも可
能になる。
【0033】また、前記実施形態では、オペレータの直
接視界を改善する装置および方法を示しているが、オペ
レータがミラー装置26(サイドミラー、ルームミラー
等の死角監視装置)を介して得られる間接視界を改善す
ることも可能である。つまり、図11に示す様に、ミラ
ー装置26(サイドミラー)を介したオペレータ視界の
死角部分をカメラ20Aで撮影すると共に、該カメラ2
0Aの撮影画像を、ミラー装置26の略死角対応位置に
取付けたモニタ27に表示するようにすれば、オペレー
タがミラー装置26を見た場合に、視界を遮る部材が恰
も透けているようなイメージで死角部分を見ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの斜視図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】キャブの内部斜視図である。
【図4】(A)は後側窓の正面図、(B)は右側窓の正
面図である。
【図5】モニタ制御装置の入出力を示すブロック図であ
る。
【図6】モニタ制御を示すフローチャートである。
【図7】後部モニタ制御を示すフローチャートである。
【図8】側部モニタ制御を示すフローチャートである。
【図9】死角風景の表示概念を示す説明図である。
【図10】他例を示す右側窓の正面図である。
【図11】他例を示すミラー装置の正面図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 3 下部走行体 4 上部旋回体 5 作業部 12 キャブ 13 運転席 17 窓 19 モニタ 20 カメラ 21 モニタ制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 和夫 東京都港区芝公園三丁目5−8 社団法 人日本建設機械化協会内 (72)発明者 久武 経夫 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新 キャタピラー三菱株式会社内 (72)発明者 守屋 直行 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新 キャタピラー三菱株式会社内 (72)発明者 小島 皓 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新 キャタピラー三菱株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−252863(JP,A) 特開 平7−138994(JP,A) 特開 平6−88360(JP,A) 特開 平8−248866(JP,A) 特開 平8−258589(JP,A) 実開 平2−117935(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/16 - 9/26 B60R 1/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓が形成されたキャブ内に、オペレータ
    が着座する運転席を設けてなる作業用走行車であって、
    該作業用走行車に、運転席に着座したオペレータから死
    角となる車外風景を撮影するカメラと、該カメラが撮影
    した死角風景を表示するモニタとを設けるにあたり、該
    モニタの表示面を前記死角方向を見る際のオペレータの
    略視線上に配置し、カメラが撮影した死角風景を、オペ
    レータから見える仮想死角風景と略同一のサイズでモニ
    タに表示させる作業用走行車の視界改善装置。
  2. 【請求項2】 窓が形成されたキャブ内に、オペレータ
    が着座する運転席を設けてなる作業用走行車であって、
    該作業用走行車に、運転席に着座したオペレータから死
    角となる車外風景を撮影するカメラと、該カメラが撮影
    した死角風景を表示するモニタとを設けるにあたり、該
    モニタの表示面を前記死角方向を見る際のオペレータの
    略視線上に配置し、カメラが撮影した死角風景に、死角
    を作り出す部材の輪郭線を合成する輪郭合成手段を設け
    作業用走行車の視界改善装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2において、モ
    ニタを窓面に取付けた作業用走行車の視界改善装置。
  4. 【請求項4】 請求項1もしくは請求項2において、モ
    ニタを非透過型とし、該モニタを、オペレータ視界に死
    角が発生する窓面の一部に取付けた作業用走行車の視界
    改善装置。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは請求項2において、モ
    ニタを投影型とし、死角風景を窓面に投影する作業用走
    行車の視界改善装置。
  6. 【請求項6】 請求項1もしくは請求項2において、ミ
    ラー装置を介したオペレータ視界の死角部分をカメラで
    撮影すると共に、該カメラの撮影画像を、ミラー装置の
    略死角対応位置に取付けたモニタに表示する作業用走行
    車の視界改善装置。
  7. 【請求項7】 窓が形成されたキャブ内に、オペレータ
    が着座する運転席を設けてなる作業用走行車であって、
    該作業用走行車に、運転席に着座したオペレータから死
    角となる車外風景を撮影する死角撮影用カメラと、オペ
    レータの目線 の全体的な車外風景を撮影する全体撮影用
    カメラと、両カメラの撮影画像を合成するカメラ画像合
    成手段と、合成したカメラ画像に、死角を作り出す部材
    の輪郭線を合成する輪郭合成手段と、輪郭線を合成した
    画像を表示するモニタとを設けた作業用走行車の視界改
    善装置。
  8. 【請求項8】 請求項2もしくは請求項7において、死
    角を作り出す部材が作動部材である場合に、作動部材の
    作動位置を検出し、該作動位置に対応した輪郭線をカメ
    ラ画像に合成する輪郭合成手段を設けた作業用走行車の
    視界改善装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項2もしくは請求項7に
    おいて、オペレータの目の位置に応じて画像表示を調整
    する表示画像調整手段を設けた作業用走行車の視界改善
    装置。
  10. 【請求項10】 窓が形成されたキャブ内に、オペレー
    タが着座する運転席を設けてなる作業用走行車におい
    て、前記運転席に着座したオペレータから死角となる車
    外風景をカメラで撮影し、該撮影した死角風景を、死角
    方向を見る際のオペレータの略視線上に配置したモニタ
    に表示するにあたり、カメラが撮影した死角風景が、オ
    ペレータから見える仮想死角風景と略同一のサイズでモ
    ニタに表示される作業用走行車の視界改善方法。
  11. 【請求項11】 窓が形成されたキャブ内に、オペレー
    タが着座する運転席を設けてなる作業用走行車におい
    て、前記運転席に着座したオペレータから死角となる車
    外風景をカメラで撮影し、該撮影した死角風景を、死角
    方向を見る際のオペレータの略視線上に配置したモニタ
    に表示するにあたり、カメラが撮影した死角風景が、死
    角を作り出す部材の輪郭線に合成されるようにした作業
    用走行車の視界改善方法。
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