JP3351709B2 - 制御フレーム情報部のデータバッファ解放方法 - Google Patents
制御フレーム情報部のデータバッファ解放方法Info
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- JP3351709B2 JP3351709B2 JP13183597A JP13183597A JP3351709B2 JP 3351709 B2 JP3351709 B2 JP 3351709B2 JP 13183597 A JP13183597 A JP 13183597A JP 13183597 A JP13183597 A JP 13183597A JP 3351709 B2 JP3351709 B2 JP 3351709B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送達確認がない場
合でも制御フレーム情報部バッファを解放することによ
り、制御フレーム情報部の保持時間を短縮することが可
能な制御フレーム情報部のデータバッファ解放方法に関
する。
合でも制御フレーム情報部バッファを解放することによ
り、制御フレーム情報部の保持時間を短縮することが可
能な制御フレーム情報部のデータバッファ解放方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、情報フレームの転送に
際して、転送すべき情報をデータバッファに一旦書き込
んだ後に転送処理を行っているが、書き込まれた転送情
報フレームのデータバッファを解放する方法として2つ
の方法が知られている。その1つは、図3に示すよう
に、送出要求101とともにデータを与えて送出フレー
ム102を転送した後、送達確認用フレーム103によ
る問い合わせを行い、その送達確認用フレーム103に
対して送達確認応答フレーム104が返送されることに
より、当該送出フレーム102の送達確認をとって、こ
れを契機としてデータバッファを解放する105という
方法である。他の1つは、図4に示すように、送出要求
101とともにデータを与えて送出フレーム102を転
送するだけで、送達確認を不要とし、転送後直ちにデー
タバッファを解放する105という方法である。一般
に、フレーム転送に関するレイヤ2プロトコル処理で
は、フレームはユーザ情報転送用の情報フレームと、リ
ンク設定および解放等で使用される制御フレームの2種
類に別けられる。さらに情報フレームは、上述のように
対向装置に対する送達確認を行うものと、行わないもの
とがあり、それぞれ上述の技術で示した方法により該当
フレームが格納されていたデータバッファを解放してい
る。一方、ITU(国際電気通信連合)の勧告Q.21
10では、SSCOP(Service Specif
ic Connection OrientedPro
tocol)のuser−to−user messg
e処理(信号/データ通信用プロトコル)に関する規定
が定められている。この規定によれば、情報フレーム以
外に制御フレームについても、フレーム内にリンク設定
等の制御情報のみならずユーザ情報(UU−DATAと
呼ぶ)を添付して転送することができる。
際して、転送すべき情報をデータバッファに一旦書き込
んだ後に転送処理を行っているが、書き込まれた転送情
報フレームのデータバッファを解放する方法として2つ
の方法が知られている。その1つは、図3に示すよう
に、送出要求101とともにデータを与えて送出フレー
ム102を転送した後、送達確認用フレーム103によ
る問い合わせを行い、その送達確認用フレーム103に
対して送達確認応答フレーム104が返送されることに
より、当該送出フレーム102の送達確認をとって、こ
れを契機としてデータバッファを解放する105という
方法である。他の1つは、図4に示すように、送出要求
101とともにデータを与えて送出フレーム102を転
送するだけで、送達確認を不要とし、転送後直ちにデー
タバッファを解放する105という方法である。一般
に、フレーム転送に関するレイヤ2プロトコル処理で
は、フレームはユーザ情報転送用の情報フレームと、リ
ンク設定および解放等で使用される制御フレームの2種
類に別けられる。さらに情報フレームは、上述のように
対向装置に対する送達確認を行うものと、行わないもの
とがあり、それぞれ上述の技術で示した方法により該当
フレームが格納されていたデータバッファを解放してい
る。一方、ITU(国際電気通信連合)の勧告Q.21
10では、SSCOP(Service Specif
ic Connection OrientedPro
tocol)のuser−to−user messg
e処理(信号/データ通信用プロトコル)に関する規定
が定められている。この規定によれば、情報フレーム以
外に制御フレームについても、フレーム内にリンク設定
等の制御情報のみならずユーザ情報(UU−DATAと
呼ぶ)を添付して転送することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、制御フ
レームは情報フレームと異なって明確な送達確認方法が
ないのが現状である。例えば、図5に示すように、リン
ク設定要求用制御フレーム(BGN)202に対して
は、応答用制御フレーム(BGAK、BGREJ)20
3が存在するが、この応答用制御フレーム(BGAK、
BGREJ)203に対する応答用制御フレームは存在
しない。従って、対向装置のユーザ情報部バッファにお
いては、応答制御フレームの解放契機がない(204)
ということになる。
レームは情報フレームと異なって明確な送達確認方法が
ないのが現状である。例えば、図5に示すように、リン
ク設定要求用制御フレーム(BGN)202に対して
は、応答用制御フレーム(BGAK、BGREJ)20
3が存在するが、この応答用制御フレーム(BGAK、
BGREJ)203に対する応答用制御フレームは存在
しない。従って、対向装置のユーザ情報部バッファにお
いては、応答制御フレームの解放契機がない(204)
ということになる。
【0004】また、対応する応答フレームを期待できる
制御フレームの場合には、当該応答フレームを受信する
まで予め定められた回数だけ再送することになる。例え
ば、図6の送出制御フレーム(BGN)202の場合、
これを送出した後、応答制御フレーム(BGAKまたは
BGREJ)203が返送されるまで、TimerCC
間隔でMax CC回を再送する。従って、送出制御フ
レーム(BGN)202にユーザ情報(UU−DAT
A)を添付して転送した場合には、再送する可能性のあ
る時間だけユーザ情報(UU−DATA)をデータバッ
ファ内に保持しておく必要がある。この場合、制御フレ
ーム情報部バッファの内容が長時間保持されることとな
り、さらに格納する必要がある場合にはバッファ量を増
加しなければならない。そこで、本発明の目的は、上述
のような従来の課題を解決するため、送達確認をとらな
い制御フレームに対しても、制御フレーム情報部のバッ
ファの解放の契機を与えて、制御フレーム再送の要求に
対してもこれを実現することが可能な制御フレーム情報
部のデータバッファ解放方法を提供することにある。
制御フレームの場合には、当該応答フレームを受信する
まで予め定められた回数だけ再送することになる。例え
ば、図6の送出制御フレーム(BGN)202の場合、
これを送出した後、応答制御フレーム(BGAKまたは
BGREJ)203が返送されるまで、TimerCC
間隔でMax CC回を再送する。従って、送出制御フ
レーム(BGN)202にユーザ情報(UU−DAT
A)を添付して転送した場合には、再送する可能性のあ
る時間だけユーザ情報(UU−DATA)をデータバッ
ファ内に保持しておく必要がある。この場合、制御フレ
ーム情報部バッファの内容が長時間保持されることとな
り、さらに格納する必要がある場合にはバッファ量を増
加しなければならない。そこで、本発明の目的は、上述
のような従来の課題を解決するため、送達確認をとらな
い制御フレームに対しても、制御フレーム情報部のバッ
ファの解放の契機を与えて、制御フレーム再送の要求に
対してもこれを実現することが可能な制御フレーム情報
部のデータバッファ解放方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による制御フレーム情報部のデータバッファ
解放方法では、制御フレーム情報部を格納するパッファ
に解放契機を与えるため、送出制御フレームに対して応
答制御フレームが返送された時点で、当該送出制御フレ
ームの送達確認がとれたものと認定する。そして、送達
確認のためにタイマを用いて、バッファを解放する。こ
れにより、送達確認をとらない制御フレームに対しても
制御フレーム情報部バッファに解放契機を与えることが
できる。その結果、送達確認がない場合にも、制御フレ
ーム情報部バッファの解放が可能となる。また、タイマ
は、送出制御フレームの転送後、送出制御フレームの再
送が要求される可能性がある時間の後、バッファ解放契
機を与える。そのため、当該制御フレーム情報部のバッ
ファ解放が可能となり、かつ再送要求が発生した場合に
も応答することが可能になる。
め、本発明による制御フレーム情報部のデータバッファ
解放方法では、制御フレーム情報部を格納するパッファ
に解放契機を与えるため、送出制御フレームに対して応
答制御フレームが返送された時点で、当該送出制御フレ
ームの送達確認がとれたものと認定する。そして、送達
確認のためにタイマを用いて、バッファを解放する。こ
れにより、送達確認をとらない制御フレームに対しても
制御フレーム情報部バッファに解放契機を与えることが
できる。その結果、送達確認がない場合にも、制御フレ
ーム情報部バッファの解放が可能となる。また、タイマ
は、送出制御フレームの転送後、送出制御フレームの再
送が要求される可能性がある時間の後、バッファ解放契
機を与える。そのため、当該制御フレーム情報部のバッ
ファ解放が可能となり、かつ再送要求が発生した場合に
も応答することが可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を
示す動作シーケンスチャートである。図1において示さ
れている送出制御フレーム12とは、SSCOPプロト
コルにおけるBGN、END、RSと呼ばれる制御フレ
ームを示しており、また応答制御フレーム22とは、B
GAK、BGREJ、ENDAK、RSAKと呼ばれる
制御フレームを示している。この場合、BGNに対して
はBGAKまたはBGREJ、ENDに対してはEND
AK、RSに対してはRSAKがそれぞれ対応する。た
だし、BGAK、BGREJフレーム22はユーザ情報
を含まないものと仮定し、送信側プロトコルエンティテ
ィでは正常に応答制御フレームを受信する場合について
示している。なお、送信側プロトコルエンティティで、
正常に応答制御フレームを受信できなかった場合のバッ
ファ解放は、図2に示す受信側プロトコルエンティティ
と同じである。
より詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を
示す動作シーケンスチャートである。図1において示さ
れている送出制御フレーム12とは、SSCOPプロト
コルにおけるBGN、END、RSと呼ばれる制御フレ
ームを示しており、また応答制御フレーム22とは、B
GAK、BGREJ、ENDAK、RSAKと呼ばれる
制御フレームを示している。この場合、BGNに対して
はBGAKまたはBGREJ、ENDに対してはEND
AK、RSに対してはRSAKがそれぞれ対応する。た
だし、BGAK、BGREJフレーム22はユーザ情報
を含まないものと仮定し、送信側プロトコルエンティテ
ィでは正常に応答制御フレームを受信する場合について
示している。なお、送信側プロトコルエンティティで、
正常に応答制御フレームを受信できなかった場合のバッ
ファ解放は、図2に示す受信側プロトコルエンティティ
と同じである。
【0007】図1において、送信側プロトコルエンティ
ティは、上位レイヤ(図示省略)よりユーザ情報ととも
に送出要求11を受け取ると、そのユーザ情報をバッフ
ァに格納し、そのユーザ情報を添付して受信側プロトコ
ルエンティティに対して要求された制御フレーム12を
送出する。一方、受信側プロトコルエンティティは、送
信側プロトコルエンティティから転送されてきた送出制
御フレーム12を受信すると、適切な応答制御フレーム
22を直ちに送信側プロトコルエンティティに返送する
か、あるいは上位レイヤ(図示省略)に対して当該制御
フレームの報告を行い、その上位レイヤから応答要求2
1を受ける。上位レイヤから応答要求21を受け取る
と、要求された応答制御フレーム22を送信側プロトコ
ルエンティティに対して返送する。送信側プロトコルエ
ンティティは、送出制御フレーム12に起因する受信側
プロトコルエンティティから返送される応答制御フレー
ム22を受信すると、上位レイヤ(図示省略)に報告を
行い、送出フレームのユーザ情報を廃棄してバッファを
解放する(23)。このように、従来の方法では、図5
に示すように、受信側から応答制御フレーム(BGA
K,BGREJ)あるいは送出制御フレーム(BGN)
を受け取っても送出制御フレームの送達確認を行わず、
かつユーザ情報部バッファの解放契機がなかったが、本
実施例では、図1に示すように、応答制御フレーム22
を受け取ると、送達確認がなくてもユーザ情報部バッフ
ァを解放する(23)ので、制御フレーム情報部の保持
時間が短縮され、バッファ量を削減できる。
ティは、上位レイヤ(図示省略)よりユーザ情報ととも
に送出要求11を受け取ると、そのユーザ情報をバッフ
ァに格納し、そのユーザ情報を添付して受信側プロトコ
ルエンティティに対して要求された制御フレーム12を
送出する。一方、受信側プロトコルエンティティは、送
信側プロトコルエンティティから転送されてきた送出制
御フレーム12を受信すると、適切な応答制御フレーム
22を直ちに送信側プロトコルエンティティに返送する
か、あるいは上位レイヤ(図示省略)に対して当該制御
フレームの報告を行い、その上位レイヤから応答要求2
1を受ける。上位レイヤから応答要求21を受け取る
と、要求された応答制御フレーム22を送信側プロトコ
ルエンティティに対して返送する。送信側プロトコルエ
ンティティは、送出制御フレーム12に起因する受信側
プロトコルエンティティから返送される応答制御フレー
ム22を受信すると、上位レイヤ(図示省略)に報告を
行い、送出フレームのユーザ情報を廃棄してバッファを
解放する(23)。このように、従来の方法では、図5
に示すように、受信側から応答制御フレーム(BGA
K,BGREJ)あるいは送出制御フレーム(BGN)
を受け取っても送出制御フレームの送達確認を行わず、
かつユーザ情報部バッファの解放契機がなかったが、本
実施例では、図1に示すように、応答制御フレーム22
を受け取ると、送達確認がなくてもユーザ情報部バッフ
ァを解放する(23)ので、制御フレーム情報部の保持
時間が短縮され、バッファ量を削減できる。
【0008】図2は、本発明の第2の実施例を示す動作
シーケンスチャートである。図2で示されている送出制
御フレーム32とは、SSCOPプロトコルにおけるB
GNと呼ばれる制御フレームを示し、また応答制御フレ
ーム42とは、BGAKまたはBGREJと呼ばれる制
御フレームを示し、BGAK,BGREJフレームはユ
ーザ情報を含む。送信側プロトコルエンティティは、上
位レイヤ(図示省略)より送出要求31を受け取ると、
受信側プロトコルエンティティに対して要求された制御
フレーム32を送出する。この送出要求がユーザ情報を
伴う場合の送信側プロトコルエンティティの動作は、前
述の図1の例に示す通りである。
シーケンスチャートである。図2で示されている送出制
御フレーム32とは、SSCOPプロトコルにおけるB
GNと呼ばれる制御フレームを示し、また応答制御フレ
ーム42とは、BGAKまたはBGREJと呼ばれる制
御フレームを示し、BGAK,BGREJフレームはユ
ーザ情報を含む。送信側プロトコルエンティティは、上
位レイヤ(図示省略)より送出要求31を受け取ると、
受信側プロトコルエンティティに対して要求された制御
フレーム32を送出する。この送出要求がユーザ情報を
伴う場合の送信側プロトコルエンティティの動作は、前
述の図1の例に示す通りである。
【0009】受信側プロトコルエンティティは、送信側
プロトコルエンティティから転送された送出制御フレー
ム32を受信すると、適切な応答制御フレーム42を直
ちに送信側プロトコルエンティティに返送するか、ある
いは上位レイヤ(図示省略)に対して当該制御フレーム
の報告を行い、上位レイヤからユーザ情報とともに応答
要求41を受ける。上位レイヤから応答要求41を受け
取ると、そのユーザ情報をバッファに格納し、そのユー
ザ情報を添付して送信側プロトコルエンティティに対し
て要求された応答制御フレーム42を返送し、それと同
時に当該応答制御フレーム42に対する再送が要求され
る可能性のある時間分のタイマを起動する(43)。タ
イマ満了時点(44)において、その応答制御フレーム
42のユーザ情報を廃棄し、バッファを解放する(4
5)。送信側プロトコルエンティティは、受信側プロト
コルエンティティから返送される応答制御フレーム42
を受信すると、上位レイヤ(図示省略)へ報告を行う。
このように、本実施例では、図2に示すように、応答制
御フレーム42を送信すると同時にタイマを起動して
(43)、タイマ満了時(44)にユーザ情報部バッフ
ァを解放するので(45)、送達確認がなくてもユーザ
情報部バッファを解放することができ、制御フレーム情
報部の保持時間を短縮するとともにバッファ量を削減す
ることができる。
プロトコルエンティティから転送された送出制御フレー
ム32を受信すると、適切な応答制御フレーム42を直
ちに送信側プロトコルエンティティに返送するか、ある
いは上位レイヤ(図示省略)に対して当該制御フレーム
の報告を行い、上位レイヤからユーザ情報とともに応答
要求41を受ける。上位レイヤから応答要求41を受け
取ると、そのユーザ情報をバッファに格納し、そのユー
ザ情報を添付して送信側プロトコルエンティティに対し
て要求された応答制御フレーム42を返送し、それと同
時に当該応答制御フレーム42に対する再送が要求され
る可能性のある時間分のタイマを起動する(43)。タ
イマ満了時点(44)において、その応答制御フレーム
42のユーザ情報を廃棄し、バッファを解放する(4
5)。送信側プロトコルエンティティは、受信側プロト
コルエンティティから返送される応答制御フレーム42
を受信すると、上位レイヤ(図示省略)へ報告を行う。
このように、本実施例では、図2に示すように、応答制
御フレーム42を送信すると同時にタイマを起動して
(43)、タイマ満了時(44)にユーザ情報部バッフ
ァを解放するので(45)、送達確認がなくてもユーザ
情報部バッファを解放することができ、制御フレーム情
報部の保持時間を短縮するとともにバッファ量を削減す
ることができる。
【0010】図7は、本発明に関するプロトコル階層の
一例を示す図である。本発明において、制御フレーム等
を物理的な通信線を介して実際に送受信するのは物理レ
イヤであり、それより上位の各レイヤ間では論理的な通
信線であるプリミティブにより制御フレーム等を送受信
する。SSCOPに対して直接、送信要求または応答要
求を出すのはSSCF−NNIのレイヤ72であり、そ
の下位のSSCOP73との間でSSCOP−UUが受
け渡しされる。授受される制御フレームやデータは物理
レイヤを介して、下からATMレイヤ75、AALタイ
プ5レイヤ74、SSCOPレイヤ73、SSCF−N
NIレイヤ72、Q.2931レイヤ71に上げられた
後、上から下にレイヤ71〜75の順序で送信要求、応
答要求、送出データ等が転送される。図8は、本発明に
適用される各レイヤ間の通信方式を示す図である。図8
では、上位レイヤエンティティ81とSSCOPレイヤ
82と下位レイヤ83との間の送受信の授受が示されて
いる。この通信は物理線とはイメージが異なり、プリミ
ティブと呼ばれる,指示、応答、要求、通知等である。
各レイヤ間の通信は、このプリミティブにより取り行わ
れ、具体的送受信データもやりとりされる。例えば、1
つのプロセッサで複数のレイヤエンティティを実現する
こともよく知られている。この場合には、論理的な通信
のみで、物理的な通信はない。ここでは、SSCOP8
2のプロトコル処理部でバッファの解放、指示等を行っ
ている。しかし、バッファの解放、指示等を直接、プロ
トコル処理部が行う場合と、例えば、バッファ管理部等
があるときには、プロトコル処理部がバッファ管理部に
指示を出して最終的にはバッファ管理部が解放するとい
うことが考えられる。
一例を示す図である。本発明において、制御フレーム等
を物理的な通信線を介して実際に送受信するのは物理レ
イヤであり、それより上位の各レイヤ間では論理的な通
信線であるプリミティブにより制御フレーム等を送受信
する。SSCOPに対して直接、送信要求または応答要
求を出すのはSSCF−NNIのレイヤ72であり、そ
の下位のSSCOP73との間でSSCOP−UUが受
け渡しされる。授受される制御フレームやデータは物理
レイヤを介して、下からATMレイヤ75、AALタイ
プ5レイヤ74、SSCOPレイヤ73、SSCF−N
NIレイヤ72、Q.2931レイヤ71に上げられた
後、上から下にレイヤ71〜75の順序で送信要求、応
答要求、送出データ等が転送される。図8は、本発明に
適用される各レイヤ間の通信方式を示す図である。図8
では、上位レイヤエンティティ81とSSCOPレイヤ
82と下位レイヤ83との間の送受信の授受が示されて
いる。この通信は物理線とはイメージが異なり、プリミ
ティブと呼ばれる,指示、応答、要求、通知等である。
各レイヤ間の通信は、このプリミティブにより取り行わ
れ、具体的送受信データもやりとりされる。例えば、1
つのプロセッサで複数のレイヤエンティティを実現する
こともよく知られている。この場合には、論理的な通信
のみで、物理的な通信はない。ここでは、SSCOP8
2のプロトコル処理部でバッファの解放、指示等を行っ
ている。しかし、バッファの解放、指示等を直接、プロ
トコル処理部が行う場合と、例えば、バッファ管理部等
があるときには、プロトコル処理部がバッファ管理部に
指示を出して最終的にはバッファ管理部が解放するとい
うことが考えられる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転送制御フレームの再送が要求される可能性がある時間
の後にバッファ解放契機を与えるため、送達確認がない
ときにも制御フレーム情報部バッファの解放が可能とな
る。また、送信制御フレームに対する応答制御フレーム
の返送をもって送達確認がとれたものと認定するので、
制御フレーム情報部の保持時間を短縮することができ、
その結果、バッファ量の削減が可能となる。
転送制御フレームの再送が要求される可能性がある時間
の後にバッファ解放契機を与えるため、送達確認がない
ときにも制御フレーム情報部バッファの解放が可能とな
る。また、送信制御フレームに対する応答制御フレーム
の返送をもって送達確認がとれたものと認定するので、
制御フレーム情報部の保持時間を短縮することができ、
その結果、バッファ量の削減が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す制御フレームのバ
ッファ解放動作シーケンスチャートである。
ッファ解放動作シーケンスチャートである。
【図2】本発明の第2の実施例を示す制御フレームのバ
ッファ解放動作シーケンスチャートである。
ッファ解放動作シーケンスチャートである。
【図3】従来における送達確認をとってデータバッファ
を解放する場合の動作シーケンスチャートである。
を解放する場合の動作シーケンスチャートである。
【図4】従来における送達確認が不要な場合にデータバ
ッファを直ちに解放する動作シーケンスチャートであ
る。
ッファを直ちに解放する動作シーケンスチャートであ
る。
【図5】従来における応答制御フレームを受信して送達
確認をとらない場合の問題点を示す動作シーケンスチャ
ートである。
確認をとらない場合の問題点を示す動作シーケンスチャ
ートである。
【図6】従来における送出制御フレームを受信できない
場合の問題点を示す動作シーケンスチャートである。
場合の問題点を示す動作シーケンスチャートである。
【図7】本発明に関するプロトコル階層の一例を示す図
である。
である。
【図8】本発明が適用される各レイヤ間の通信を示す図
である。
である。
11…制御フレーム送出要求、12…送出制御フレー
ム、21…応答要求、22…応答制御フレーム、23…
ユーザ情報部バッファ解放、31…制御フレーム送出要
求、32…送出制御フレーム、41…応答要求、42…
応答制御フレーム、43…タイマ起動、44…タイマ満
了、45…ユーザ情報部バッファ解放、71〜75…各
レイヤ、81…上位レイヤエンティティ、82…SSC
OPレイヤ、83…下位レイヤ、101,201…送出要
求とデータ、102…送出フレーム、103…送達確認
用フレーム、104…送達確認応答フレーム、105…
データバッファ解放、201…送出要求とユーザ情報、
202,205…送出制御フレーム、203…応答制御
フレーム、204…ユーザ情報部バッファの解放契機な
し。
ム、21…応答要求、22…応答制御フレーム、23…
ユーザ情報部バッファ解放、31…制御フレーム送出要
求、32…送出制御フレーム、41…応答要求、42…
応答制御フレーム、43…タイマ起動、44…タイマ満
了、45…ユーザ情報部バッファ解放、71〜75…各
レイヤ、81…上位レイヤエンティティ、82…SSC
OPレイヤ、83…下位レイヤ、101,201…送出要
求とデータ、102…送出フレーム、103…送達確認
用フレーム、104…送達確認応答フレーム、105…
データバッファ解放、201…送出要求とユーザ情報、
202,205…送出制御フレーム、203…応答制御
フレーム、204…ユーザ情報部バッファの解放契機な
し。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−156052(JP,A) 特開 平6−37855(JP,A) 特開 平6−197100(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 13/08 G06F 5/06 G06F 13/00 353
Claims (2)
- 【請求項1】制御フレームに上位レイヤが使用するユー
ザ情報を添付して転送するプロトコル処理方法におい
て、 前記上位レイヤからユーザ情報とともに送出要求を受け
ると、該ユーザ情報をバッファに格納し、 該ユーザ情報を添付した制御フレームを相手装置に送出
し、 該相手装置から前記制御フレームに起因する応答制御フ
レームが返送されてくると、該応答制御フレームを受信
して前記上位レイヤに報告するとともに、該応答制御フ
レームの受信を契機として前記バッファを解放すること
を特徴とする制御フレーム情報部のデータバッファ解放
方法。 - 【請求項2】制御フレームに上位レイヤが使用するユー
ザ情報を添付して転送するプロトコル処理方法におい
て、 相手装置から制御フレームを受信すると、前記上位レイ
ヤに該制御フレームの受信を報告し、 該上位レイヤからユーザ情報とともに応答要求を受ける
と、該ユーザ情報をバッファに格納し、 該ユーザ情報を添付した応答制御フレームを返送すると
ともに、該応答制御フレームに対する再送が要求される
可能性のある時間分のタイマを起動し、 該タイマの満了時点を契機として前記バッファを解放す
ることを特徴とする制御フレーム情報部のデータバッフ
ァ解放方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13183597A JP3351709B2 (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 制御フレーム情報部のデータバッファ解放方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13183597A JP3351709B2 (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 制御フレーム情報部のデータバッファ解放方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10327201A JPH10327201A (ja) | 1998-12-08 |
JP3351709B2 true JP3351709B2 (ja) | 2002-12-03 |
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ID=15067222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13183597A Expired - Fee Related JP3351709B2 (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 制御フレーム情報部のデータバッファ解放方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3351709B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP13183597A patent/JP3351709B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10327201A (ja) | 1998-12-08 |
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