JP3351215B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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JP3351215B2
JP3351215B2 JP00807196A JP807196A JP3351215B2 JP 3351215 B2 JP3351215 B2 JP 3351215B2 JP 00807196 A JP00807196 A JP 00807196A JP 807196 A JP807196 A JP 807196A JP 3351215 B2 JP3351215 B2 JP 3351215B2
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繁 石井
良秀 新祖
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、故障検出時に車両
システムに対しフェールセーフ制御を行うフェールセー
フ制御手段を具える車両用制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両システムの構成要素の故障検
出時に当該車両システムに対しフェールセーフ制御を行
うフェールセーフ制御手段を具える車両用制御装置は、
一般に、フェールセーフ制御と同時に故障記憶を行うよ
うに構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような車両用制
御装置を搭載した車両においてエンジンのアイドル調整
を行う際には、例えばアイドル回転数のフィードバック
制御を停止するためにスロットルセンサを外した状態で
アイドル回転数の調整を行うようにしている。このよう
に、通常の走行時には生じ得ないような状態でのエンジ
ン操作をアイドル調整のトリガにする場合、上記スロッ
トルセンサを共有するユニット(この場合、自動変速機
制御ユニット)が存在することから、そのユニットによ
り故障(NG)の発生であると誤検出されてしまう。そ
の結果、実際に故障が生じていないにも拘わらずフェー
ルセーフ制御手段のメモリ等に故障情報が記憶されるた
め、その故障情報を消去する作業が生じてしまい、好ま
しくない。
【0004】上記誤検出の対策として、「車速が零の場
合は、故障検出を行わない」という制御ロジックとする
方法が考えられる。しかし、そのようにすると、走行中
に車速センサが故障した場合にそのセンサ故障を検出で
きなくなり、変速機等へ好ましくない影響を及ぼすおそ
れがあるため、上記制御ロジックは採用できない。
【0005】本発明は、フェールセーフ制御におけるフ
ェールセーフ制御動作と故障記憶動作とを分離し、エン
ジンのアイドル調整等の場合には故障記憶動作を禁止し
てフェールセーフ制御動作のみを行うことにより、上述
した問題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の請求項1に係る車両用制御装置は、車両システムの構
成要素の故障を検出する故障検出手段と、故障検出時に
前記車両システムに対しフェールセーフ制御を行うフェ
ールセーフ制御手段と、故障検出時に故障記憶を行う故
障記憶手段とを具える車両用制御装置において、車速を
検出する車速検出手段と、エンジンスロットルの開度を
検出するスロットルセンサとを設け、前記故障検出手段
は、スロットルセンサの異常状態を検出した場合にスロ
ットルセンサの故障として検出して、前記フェールセー
フ制御手段によるスロットルセンサ故障時のフェールセ
ーフ制御および前記故障記憶手段によるスロットルセン
サの故障記憶を行わせるとともに、スロットルセンサの
異常状態を検出したときに前記車速検出手段により検出
された車速が零であれば、前記フェールセーフ制御のみ
を行わせて前記スロットルセンサの故障記憶を禁止する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0007】本発明の請求項1の車両用制御装置におい
ては、故障検出手段は、スロットルセンサの異常状態が
検出された場合にフェールセーフ制御手段によるスロッ
トルセンサ故障時のフェールセーフ制御のおよび故障記
憶手段によるスロットルセンサの故障記憶を実施させる
が、スロットルセンサの異常状態が検出された場合であ
っても車速検出手段により検出された車速が零であれ
ば、フェールセーフ制御手段によるスロットルセンサ故
障時のフェールセーフ制御のみを実施させ、故障記憶手
段によるスロットルセンサの故障記憶を実施させない。
【0008】
【発明の効果】本発明の請求項1の車両用制御装置によ
れば、アイドル調整時のように車両システムの故障検出
に関与するセンサであるスロットルセンサを取り外して
から調整作業を行う必要がある場合には、スロットルセ
ンサを取り外したことに起因して故障検出がなされて
も、その故障検出に基づいて故障情報が記憶されること
がないため、フェールセーフ制御手段のメモリ等に不所
望に記憶された故障情報を消去する作業を行う必要がな
く、調整作業が簡略化される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態の
車両用制御装置の構成を示す図であり、図中10,20
は夫々エンジン制御用電子制御ユニット(以下、ECC
Sと称す)および変速制御用電子制御ユニット(以下、
ATCUと称す)を示し、ECCS10およびATCU
20間はバス30により相互接続されている。
【0010】ECCS10およびATCU20には夫
々、車速センサ(車速検出手段)11から車速を表わす
信号が入力されるとともに、車速センサ11以外の各種
センサより成るセンサ群12から車両システムの構成要
素の状態を表わす信号が入力される。上記センサ群12
の各種センサとしては、本実施形態では、エンジンのス
ロットルバルブが全閉状態になったときONするアイド
ルスイッチ(スロットル全閉スイッチ)、スロットルバ
ルブが全開状態になったときONするスロットル全開ス
イッチ、エンジンのスロットル開度を検出するスロット
ルセンサ、エンジンの吸入空気量を検出する吸入空気量
センサ、吸気管負圧を検出する圧力センサおよびエンジ
ン回転数を検出するエンジン回転センサ等を用いてい
る。
【0011】ECCS10は、上記各種センサからの入
力信号に基づいて、対応する各種アクチュエータより成
るエンジン制御アクチュエータ群13に対し所定の制御
指令を発することによりエンジン制御(フェールセーフ
制御を含む)を行う。同様に、ATCU20は、上記各
種センサからの入力信号に基づいて、対応する各種アク
チュエータより成る変速制御アクチュエータ群14に対
し所定の制御指令を発することにより変速制御(フェー
ルセーフ制御を含む)を行う。
【0012】図2は第1実施形態においてATCU20
により実行されるフェールセーフ制御の制御プログラム
を示すフローチャートである。ここで、ECCS10に
おいても同様のフェールセーフ制御が実行されるが、内
容的に同一であるため説明を省略する。なお、フェール
セーフ制御とは、各種センサやソレノイドに異常が発生
した場合にフェールセーフ機能を発揮させることにより
走行を可能とする制御であり、フェールセーフ機能と
は、重要なセンサ類に異常が発生した場合に他の入力信
号により運転状態を推定して予め用意してある値に基づ
いてエンジン(車両)を安全サイドに制御する機能であ
る。また、スロットルセンサの故障時のフェールセーフ
制御としては、例えば、アイドル判定をONにするとと
もに出力値を一定値に固定し、通常走行を可能にする制
御(ライン圧制御)がある。
【0013】所定周期毎に繰り返し実行される図2の制
御プログラムにおいて、まずステップ51で、車速セン
サ11から車速信号を読み込むとともにセンサ群12を
構成する各種センサから夫々センサ信号を読み込み、次
のステップ52で、前記センサ信号に基づいて故障検出
を行う。この故障検出は車両システムの構成要素である
各種センサやソレノイドを対象とするものであり、スロ
ットルセンサの故障を検出する場合を例に挙げて説明す
ると、例えば「アイドルスイッチがONであってスロッ
トルセンサからの入力信号(例えば電圧値)が所定値を
超える状態が所定時間継続したとき、スロットルセンサ
の故障と判定する」という故障検出ロジックを用いる。
なお、上記故障検出ロジックの代わりに、例えば本願出
願人が先に出願した特開平4−260834号公報の第
1実施例に記載された多数決処理のような故障検出ロジ
ックを用いてもよい。
【0014】上記ステップ52において故障が検出され
た場合(NGの場合)には制御をステップ53に進め、
故障が検出されなかった場合(OKの場合)には制御を
そのまま終了する。ステップ53では車速が0か否かの
判別を行い、車速が0以外であれば制御をステップ54
に進めてフェールセーフ制御指令および故障記憶指令を
発し、車速が0であれば制御をステップ55に進めてフ
ェールセーフ制御指令のみを発する。これにより、エン
ジンのアイドル調整時等の場合には故障記憶動作を禁止
し、走行中の故障検出時にはフェールセーフ制御動作お
よび故障記憶動作を実施するようになる。
【0015】なお、ATCU20は、上記ステップ52
において故障検出手段として機能し、上記ステップ53
のNO−55においてフェールセーフ制御手段および故
障検出手段として機能し、上記ステップ53のYES−
54においてフェールセーフ制御手段および故障記憶手
段として機能する。
【0016】次に、エンジンのアイドル調整時における
本実施形態のフェールセーフ制御の作用を説明する。エ
ンジンのアイドル回転数の調整を行う際には、例えば
「NISSANテラノ整備要領書 E-LR50型(A037027) 」のMA
E-65頁に記載されているように、まず、スロットルセン
サのハーネスコネクタを外してアイドル回転数のフィー
ドバック制御を停止し、次に、AACバルブASSYの
アイドルアジャストスクリュをマイナスドライバで回し
てアイドル回転数を700rpm(ベース回転数)に調
整し、その後、スロットルセンサのハーネスコネクタを
接続し、アイドル回転数が基準値の750rpmである
ことを確認する。
【0017】上記エンジンのアイドル調整を行う間、ス
ロットルセンサのハーネスコネクタを取り外したことに
より、図2の制御プログラムのステップ51でスロット
ルセンサからのセンサ信号が読み込まれなくなるため、
ステップ52で故障(この場合、スロットルセンサ故
障)が検出される。この故障検出によりステップ52が
YESとなるため、制御はステップ53に進む。ステッ
プ53では、車速が0か否かの判定がなされ、この判定
はアイドル調整中はYESになるため、制御はステップ
55に進み、そこでフェールセーフ制御指令のみがAT
CU20から発せられる。
【0018】このフェールセーフ制御指令により変速制
御アクチュエータ群14が作動して変速制御系はフェー
ルセーフ状態になるため、所望の通りエンジンのアイド
ル調整を行うことができるが、ステップ52の故障検出
に伴う故障情報は記憶されない。
【0019】ところで、上記「NISSANテラノ整備要領
書」に記載された故障診断装置では、一旦フェールセー
フ制御手段のメモリ等に故障情報が記憶されると、その
故障情報をキャンセルしない限り当該系統に関する故障
の再診断ができない構成となっていたが、本実施形態の
ようにエンジンのアイドル調整時には故障情報が記憶さ
れない構成となっていれば、故障情報をキャンセルする
作業は生じない。よって、エンジンのアイドル調整時の
ように車両システムの故障検出に関与するセンサを取り
外す必要がある場合の調整作業が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両用制御装置の構成
を示す図である。
【図2】第1実施形態において変速制御用電子制御ユニ
ットにより実行されるフェールセーフ制御の制御プログ
ラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 エンジン制御用電子制御ユニット(ECCS) 11 車速センサ 12 センサ群 13 エンジン制御アクチュエータ群 14 変速制御アクチュエータ群 20 変速制御用電子制御ユニット(ATCU) 30 バス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−137454(JP,A) 特開 昭61−169333(JP,A) 実開 昭63−97746(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 41/00 - 41/28 F02D 9/00 - 11/10 F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 45/00 F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両システムの構成要素の故障を検出す
    る故障検出手段と、故障検出時に前記車両システムに対
    しフェールセーフ制御を行うフェールセーフ制御手段
    と、故障検出時に故障記憶を行う故障記憶手段とを具え
    る車両用制御装置において、 車速を検出する車速検出手段と、エンジンスロットルの
    開度を検出するスロットルセンサとを設け、 前記故障検出手段は、スロットルセンサの異常状態を検
    出した場合にスロットルセンサの故障として検出して、
    前記フェールセーフ制御手段によるスロットルセンサ故
    障時のフェールセーフ制御および前記故障記憶手段によ
    るスロットルセンサの故障記憶を行わせるとともに、ス
    ロットルセンサの異常状態を検出したときに前記車速検
    出手段により検出された車速が零であれば、前記フェー
    ルセーフ制御のみを行わせて前記スロットルセンサの故
    障記憶を禁止するようにしたことを特徴とする車両用制
    御装置。
JP00807196A 1996-01-22 1996-01-22 車両用制御装置 Expired - Lifetime JP3351215B2 (ja)

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