JP2749121B2 - 自動車の車速制限方法及び装置 - Google Patents

自動車の車速制限方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の車速を設定車速以上とならないよ
うに制御する車速制限方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、自動2輪車等の分野においては、安全性の配
慮から180Km/h以上の車速が出ないような自主規制が要
求されている。
このような車速制限の技術としては、従来より自動車
分野で採用されているオートクルーズ(自動定速走行)
制御の技術を利用することや(オートクルーズに関する
従来技術としては、例えば特公昭49−47235号公報等に
開示されている)、エンジン回転数の過回転防止のため
に行なわれるエンジン点火の間引き運転技術等を利用す
ることが考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
これらの従来技術のうちで、前者の技術を利用する場
合には、目的速度以上になるとスロツトルバルブの開度
を制限する等の動作がなされるが、スロツトルバルブ開
度制御用のアクチユエータ等が必要となり、コスト高と
なり、また、車速センサを外したり、その線が遮断され
ると、車速制限の制御がなされず改造を容易にする問題
がある。一方、後者の点火間引き方式の場合には、コス
ト的に有利であるが、やはり車速センサを外したり、そ
の信号線を切つたりその他センサに故障が生じた場合に
は、車速制限制御が不能となるので、その対策を講じる
必要がある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、簡単な構成で精度良く車速制限の制御
を行なうことができ、しかも車速センサを外したり、そ
の他故障等の異常が生じた場合でも車速制限制御を支障
なく行ない得る車速制限方法及びその装置を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、方法的に次のよ
うに構成する。
すなわち、エンジンの回転数及びクランクの基準位置
を検出し、これらの検出信号に基づき点火時期及び点火
コイル通電時間を制御する方式の自動車エンジンにおい
て、 車速制限の基準となる高速の車速(第1の設定車速)
と、任意の或る低速車速(第2の設定車速)とを定め、
車速センサが前記第1の設定車速以上の速度を検出した
時、及び前記第2の設定車速以下の速度のいずれかを検
出した時に信号Aを出力し、 キースイツチオン時及びアイドル運転時の少なくとも
1つの状態時に前記車速センサの信号Aが出力されてい
る時には、センサが正常なものと判定し、その判定条件
の下で、その後の自動車走行時に前記車速センサの信号
Aが出力されずエンジン回転数が設定回転数以下の場合
には、通常の点火運転を行なわせ、信号Aが出力しエン
ジン回転数が設定回転数以上の場合には、エンジン点火
の間引き運転を行ない、 一方、キースイツチオン時及びアイドル運転時の少な
くとも1つの状態時に前記車速センサの信号Aが出力さ
れない時には、センサに異常があるものと判定し、この
場合には、その後の自動車走行において常に車速センサ
からは第1の設定車速以上の信号が出力されているもの
とみなし、このみなし条件の下でエンジン回転数が設定
回転数以上になると、エンジン点火の間引き運転を行な
うようにする。
また、上記方法を実施させる装置としては、エンジン
の回転数及びクランクの基準位置を検出する手段と、こ
れらの検出信号に基づき点火時期及び点火コイル通電時
間を制御する点火制御手段とを備えるものにおいて、 車速制限の基準となる高速の車速(第1の設定車速)
以上の速度、及び任意の或る低速車速(第2の設定車
速)以下の速度のいずれかを検出した時に信号Aを出力
する車速センサと、 キースイツチオン時及びアイドル運転時の少なくとも
1つの状態時に前記車速センサの信号Aの有無を判別し
て、この車速センサの正常,異常を判定する手段と、 前記車速センサが正常な場合には、車速センサの検出
値とエンジン回転数の検出値を夫々の設定基準値と比較
して、エンジンの点火間引き運転の必要の有無を判定
し、前記車速センサが異常な場合には、専らエンジン回
転数の検出値に基づき、このエンジン回転数検出値を設
定基準値と比較して点火間引き運転の必要の有無を判定
する手段と、 点火間引きが必要と判定されると、その判定信号に基
づき点火間引きを実行する手段等で装置を構成する。
〔作用〕
本発明における車速制限法によれば、キースイツチオ
ン時及びアイドル運転時の少なくとも1つの状態の時に
車速センサの信号Aが出力されると、車速センサが正
常、逆に信号Aが出力されないと車速センサが異常なも
のと判定される。
このことは、信号Aの発生条件が、(イ)第1の設定
車速(車速制限の基準速度)以上か、(ロ)第2の設定
車速(或る低速車速)以下の場合なので、正常ならば、
キースイツチオン時やアイドル運転時のように非走行状
態時には車速が出ず、(ロ)の条件にそつて信号Aが生
じることを意味する。逆に非走行状態時に信号Aが生じ
なければ、実際には非走行にもかかわらず走行している
旨の信号を出していることになる。この場合には、車速
センサの異常、例えば車速センサを外したり、故障が生
じているものと判定する。すなわち第2の設定車速は、
専らセンサ異常の判定要素で、極めて低速の速度値で設
定してある。
そして、車速センサが正常なものと判定された条件の
下で、その後の自動車走行時に信号Aが出力されない場
合は、第2の設定車速以上で第1の設定車速以下の範囲
内、いわゆる通常の走行運転がなされているので、この
場合には、点火も通常通り行なわれる。逆に、信号Aが
出力されると、第1の設定車速以上であると判定され、
この場合にエンジン回転数が設定回転数以上になると
(このエンジン回転数は、例えばギヤ比の高い時に制限
車速となるような回転数に設定してある)、エンジン点
火の間引き運転が行なわれ、このようにしてエンジンパ
ワーを落すことで車速制限が実行される。このように車
速センサと、エンジン回転数の双方で車速を検出する場
合、センサの出力にばらつきがあつてもエンジン回転数
でバツクアツプするので、精度のよい車速検出がなされ
る。
一方、車速センサが異常なものと判定された場合に
は、その後の自動車走行において、常に車速センサから
は第1の設定車速以上の信号が出力されているものとみ
なされる。そして、このみなし条件の下では、エンジン
回転数が前記許容の設定回転数以上になると、エンジン
点火の間引き運転がなされるので、車速センサに改造,
故障等の異常があつても、車速制限を実行することがで
きる。
これらの点火制限方法を実施する装置の具体的動作に
ついて、実施例で述べるが、実施例では、本発明の構成
要素となる車速センサの正常・異常判定手段,点火間引
きの必要性判定手段及び点火間引きの実行手段を一つの
制御ユニツトで構成している。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本実施例のブロツク構成図、第2図〜第4図
はその動作状態を示すフローチヤート、第5図は本実施
例に用いる制御ユニツトのロジツク回路図、第6図は本
実施例に用いる車速センサの出力を示す説明図である。
第1図において、1はクランクの位置検出センサで、
このクランク位置検出センサ1は、機関のクランク軸に
同期して回転する磁性回転体と磁気ピツクアツプセンサ
より構成される。2は車速センサで、出力段はオープン
コレクタのトランジスタで構成される。3,4は、クラン
ク位置検出センサ1,車速センサ2の波形の整形回路であ
る。5は点火制御ユニツトで、クランク位置検出センサ
1の信号によりエンジン回転数を検出し、エンジン回転
数及びクランクの位置信号に基づき点火時期、通電時間
を演算し、点火コイル7のスイツチング素子6へ点火信
号を出力する制御機能を有し、マイクロコンピユータ,R
AM,ROM,タイマ等により構成されている。この制御ユニ
ツト5は、その他に車速センサ2の信号、エンジン回転
数等のデータに基づき、車速センサ2の正常・異常を判
定する回路、点火間引きが必要(車速制限の必要)か否
か判定する回路、間引き点火の実行指令を出す回路がロ
ジツク回路として内蔵される。第5図のオア回路50,ナ
ンド回路51は、これらの論理回路を構成する。
次に本実施例の動作を説明する。
本実施例では、車速センサ2は、車速が180Km/h(第
1の設定車速)以上の時及び車速10Km/h(第2の設定車
速)以下の時に、センサ2の出力トランジスタがオフと
なり、制御ユニツトSには、整形回路4を介してハイレ
ベルの電圧v2(本実施例では5V)が入力されるよう設定
してある。このハイレベル電圧v2は、第1設定車速以上
及び第2設定車速以下のいずれかの旨を示す情報信号A
となる。また、車速が10Km/h〜180Km/hの時には、セン
サ2のトランジスタはオンし、トランジスタ7のコレク
タ−エミツタ間飽和電圧v1(本実施例では0.8V以下)の
ロウレベル電圧が制御ユニツト5に入力される。すなわ
ち、この場合には信号Aが入力されない。
ここで、制御ユニツト5の動作を、第2図〜第4図の
フローチヤート及び第5図を参照しつつ説明する。
制御ユニツト5では、まずキースイツチをオンした時
に1回だけ第2図のフローが実行される。ステツプ100
にて車速センサ2の出力レベル(信号Aの有無)を検出
し、ロウレベルの時、換言すれば信号Aが出力されてい
ない時には車速センサに改造,故障があるものと判定し
て、ステツプ101において、改造フラグを1にセツトす
る。
一方、キースイツチオン時に車速センサ2の出力がハ
イレベルの時、換言すれば信号Aが出力されている時に
は、車速センサが正常であるとしてステツプ102におい
て改造フラグを0にリセツトする。このことは、キース
イツチオン時に非走行状態なので、車速センサが正常で
あれば、第2の設定車速以下の状態を検出することで信
号Aを出力することを意味する。
このようなセンサの正常,異常の状態判定は、キース
イツチの他に、非走行たるアイドル運転の時に行なつて
もよく、例えば、第4図のステツプ100〜102に示すよう
に、エンジンが回転を開始した時、1回だけ実行しても
よい。
これらの工程後に、第3図の車速制限に関するフロー
が実行される。
第3図は常時実行されているフローチヤートで、ステ
ツプ200において改造フラグが1か0かを確認し、改造
フラグが0の場合には、車速センサ2が正常であるの
で、ステツプ201にて、その後の走行運転時にも車速セ
ンサ2の出力がデータとして取り込まれる。そして、ス
テツプ201において車速センサ出力レベルがロウレベル
(信号Aの出力無し)の時には、制限車速たる第1設定
車速を超えていないものとしてステツプ204において通
常点火制御を実行する。またステツプ201において、車
速センサ出力レベルがハイレベル(信号Aの出力有り)
と検出された時には、ステツプ202においてエンジン回
転数が2000rpm/min(以下、rpmをrと略する)以上の状
態が8秒以上継続しているかどうかを判定し、前記条件
を満足していない時には、車速制限の必要無しとして、
ステツプ204にて通常点火制御が実行される。一方、前
記条件を満足した時には、ステツプ203においてエンジ
ン回転数が7800r/min以上か否か判断し、以下の時に
は、第1設定車速(制限車速)を超えていないものとし
て、ステツプ204の通常点火制御となり、7800r/min以上
の時には制限車速を超えているものとしてステツプ205
において間引き点火制御が実行される。
ステツプ200にて、改造フラグが1の場合には、車速
センサ2が異常(不能)と判定されたことになり、この
場合には、ステツプ201を実行せず、ステツプ202を実行
する。そして、エンジン回転数が2000r/min以上の状態
が8秒以上継続している時で、エンジン回転数が7800r/
min以上になると、制限車速を超えているものとして、
ステツプ203,205を経て間引き点火が実行される。ここ
で設定のエンジン回転数7800r/minは、車両の最もギヤ
比の高い時に制限設定車速(本実施例では180Km/h)に
なる回転数である。
以上の制御内容をまとめたのが、第5図の制御ロジツ
ク図である。
第5図中、符号300,400,500,600は制御ユニツト5に
取り込まれる判定データである。
例えば、500にてキースイツチオン時に車速センサが1
0Km/h以上,180Km/h以下の出力信号を検出した時には、
車速センサは異常とみなされて、改造フラグの“1"信号
がオア回路50の一方の入力端子に入力される。そして、
この時に、300にてエンジン回転数2000r/min以上が8秒
以上継続し、600にて7800/min以上になつたものと検出
された時には、ナンド回路51の全ての入力が“1"とな
り、出力が“0"となつて、車速センサの信号に関係なく
間引き点火信号が生じ、この間引き信号“0"信号が第1
図のスイツチング素子6のいずれかに入力されて間引き
点火が実行される。
また、キースイツチオン時に車速センサが正常である
と判定された場合には、ノア回路50の一方の入力端子に
500から改造フラグの“0"信号が入力され、この場合に
は、第5図の300,400,500に記載された条件を満足させ
た時(すなわち、車速が180Km/h以上又は10Km/h以下
で、かつエンジン回転数が2000r/min以上の状態が8秒
以上継続していて、かつ7800r/min以上になつた時に、
ナンド回路51の全ての入力が“1"となり、出力が“0"と
なつて間引き点火信号が生じる。
しかして本実施例によれば、次のような効果を奏す
る。
(1)点火信号を間引くことにより車速を制限している
ため、オートクルーズのようなスロツトルバルブ駆動用
アクチユエータも必要なく、簡単なシステムで車速制限
の制御を実行することができる。
(2)車速センサとエンジン回転数の2つの条件で車速
制限を制御しているため正確な制御ができる。特に、車
速センサ信号とエンジン回転数のアンド条件で制御して
いるため、車速センサのばらつきが大きくても精度良く
制御できる。
(3)第1の設定車速の他に第2の設定車速を定めてキ
ースイツチオン時等の車両非走行時に、車速センサの正
常,異常を判定し得るように設定され、しかも車速セン
サ異常の時には、常に車速は制限車速以上とみなし、エ
ンジン回転数の検出値だけで車速制限の制御を行ない得
る。従つて、車速センサを取外したり、その他例えば車
速センサ2の信号線9(第1図参照)がアースにシヨー
トされたり、車速センサの線9がはずれても、確実な車
速制限を実行でき、改造防止を図ることができる。
(4)さらに、10Km/h以下でも車速センサ出力はハイレ
ベルとなるが、本実施例では、エンジン回転数が7800r/
min以下の時は間引き点火は実行されず、また、空吹か
しでエンジン回転数が瞬間的に7800r/min以上になつて
も、エンジン回転数が2000r/min以上が8秒とある程度
の時間継続しなければ点火間引きは実行されないので、
点火間引きの誤動作を防止でき、空吹かしの時には、車
速センサに異常があつても、エンジン回転数は最高回転
数まで上昇させることができる。
なお、前述した設定値、例えば、設定車速180Km/h,10
Km/h、エンジン回転数2000r/min,7800r/min,8秒の猶予
時間等はエンジンやその他法規等によつて変えることが
できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、車速制限のための制御
を点火間引きで行なうので、簡単なシステム構成で車速
制限制御を実行でき、しかも車速センサの他のエンジン
回転数も車速制限の条件設定とするので、精度の良い車
速制限制御を行なうことができ、更に、車速センサに改
造,故障等の異常があつても、これを検知してエンジン
回転数だけで支障なく車速制限を可能にするので、シス
テムの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示すシステム構成図、第2
図から第4図は上記実施例の動作を表わすフロートチヤ
ート、第5図は上記実施例に用いる制御ロジツク図、第
6図は上記実施例に用いる車速センサの出力特性図であ
る。 1……クランク位置センサ、2……車速センサ、5……
制御ユニツト(点火時期・通電時間演算手段,車速セン
サの正常・異常判定手段、点火間引き判定手段、点火間
引き実行手段)、6……スイツチング素子、7……点火
コイル、8……点火プラグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02P 9/00 304 F02P 5/15 C (72)発明者 片田 寛 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社日立製作所佐和工場内 審査官 礒部 賢 (56)参考文献 特開 昭59−229027(JP,A) 特開 昭63−71435(JP,A) 特開 昭59−12145(JP,A) 特開 平2−227561(JP,A) 特開 昭61−21454(JP,A) 特開 昭62−243943(JP,A) 実開 昭59−184336(JP,U) 実開 昭58−170538(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの回転数及びクランクの基準位置
    を検出し、これらの検出信号に基づき点火時期及び点火
    コイル通電時間を制御する方式の自動車エンジンにおい
    て、 車速制限の基準となる高速の車速(第1の設定車速)
    と、任意の或る低速車速(第2の設定車速)とを定め、
    車速センサが前記第1の設定車速以上の速度を検出した
    時、及び前記第2の設定車速以下の速度のいずれかを検
    出した時に信号Aを出力し、 キースイツチオン時及びアイドル運転時の少なくとも1
    つの状態時に前記車速センサの信号Aが出力されている
    時には、この車速センサが正常なものと判定し、その判
    定条件の下で、その後の自動車走行時に前記車速センサ
    の信号Aが出力されずエンジン回転数が設定回転数以下
    の場合には、通常の点火運転を行なわせ、信号Aが出力
    しエンジン回転数が設定回転数以上の場合には、エンジ
    ン点火の間引き運転を行ない、 一方、キースイツチオン時及びアイドル運転時の少なく
    とも1つの状態時に前記車速センサの信号Aが出力され
    ない時には、センサに異常があるものと判定し、この場
    合には、その後の自動車走行において常に車速センサか
    らは第1の設定車速以上の信号が出力されているものと
    みなし、このみなし条件の下でエンジン回転数が設定回
    転数以上になると、エンジン点火の間引き運転を行なう
    ことを特徴とする自動車の車速制限方法。
  2. 【請求項2】第1請求項において、前記エンジン点火の
    間引き運転を行なう場合の条件は、前記車速センサが前
    記第1の設定車速以上の信号が出力されていると判定
    し、且つエンジン回転数がアイドル回転数よりも高く前
    記設定回転数(第1の設定回転数)よりも低い第2の設
    定回転数以上になつている時間が設定時間以上の時で、
    前記第1の設定回転数以上となつた時に行なうよう設定
    する自動車の車速制限方法。
  3. 【請求項3】エンジンの回転数及びクランクの基準位置
    を検出する手段と、これらの検出信号に基づき点火時期
    及び点火コイル通電時間を制御する点火制御手段とを備
    えるものにおいて、 車速制限の基準となる高速の車速(第1の設定車速)以
    上の速度、及び任意の或る低速車速(第2の設定車速)
    以下の速度のいずれかを検出した時に信号Aを出力する
    車速センサと、 キースイツチオン時及びアイドル運転時の少なくとも1
    つの状態時に前記車速センサの信号Aの有無を判別し
    て、この車速センサの正常,異常を判定する手段と、 前記車速センサが正常な場合には、車速センサの検出値
    とエンジン回転数の検出値を夫々の設定基準値と比較し
    て、エンジンの点火間引き運転の必要の有無を判定し、
    前記車速センサが異常な場合には、専らエンジン回転数
    の検出値に基づき、このエンジン回転数検出値を設定基
    準値と比較して点火間引き運転の必要の有無を判定する
    手段と、 点火間引きが必要と判定されると、点火間引きを実行す
    る手段とを備えてなることを特徴とする自動車の車速制
    限装置。
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