JPH11148406A - エンジンのスロットル弁制御装置 - Google Patents

エンジンのスロットル弁制御装置

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Publication number
JPH11148406A
JPH11148406A JP31328497A JP31328497A JPH11148406A JP H11148406 A JPH11148406 A JP H11148406A JP 31328497 A JP31328497 A JP 31328497A JP 31328497 A JP31328497 A JP 31328497A JP H11148406 A JPH11148406 A JP H11148406A
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JP
Japan
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opening
throttle
throttle valve
engine
control unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP31328497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakamura
浩之 中村
Yuji Shitani
有司 志谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH11148406A publication Critical patent/JPH11148406A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】故障であることを運転者に明確に認識させつ
つ、必要最小限の走行が行えるようにする。 【解決手段】第1制御ユニットUAによって、センサ1
4、15で検出されるアクセル開度に応じて目標スロッ
トル開度が決定される。第2制御ユニットUBが、スロ
ットル弁5の開度が目標スロットル開度となるようにア
クチュエ−タ11を駆動制御する。目標スロットル開度
を正常に決定できないとき、あるいは目標スロットル開
度を第2制御ユニットUBへ正常に送信できない故障発
生時には、第2制御ユニットUBが、第1または第2の
待避走行開度となるようにアクチュエ−タ11を駆動制
御する。アクセル開度がアイドル相当のときは、待避走
行開度がアイドル相当開度の小さいものとされ(第2待
避走行開度=ISC開度)、アクセル開度がアイドル相
当よりも大きいときは50km/h程度で走行できるよ
うな開度(第1待避走行開度)とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのスロット
ル弁制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のエンジン、特に自動車用エンジン
では、スロットル弁を電子制御するようにしたものが増
加する傾向にある。このものにあっては、スロットル弁
を駆動するアクチュエ−タを別途設けて、少なくともア
クセル開度検出手段からの信号に基いて目標スロットル
開度を決定して、スロットル弁の実際の開度が目標スロ
ットル開度となるように上記アクチュエ−タが制御され
ることになる。
【0003】上述のように、スロットル弁を電子制御す
る場合、その制御系に故障が発生して、スロットル開度
を目標スロットル開度とする制御が正常に行われなくな
る場合が考えられ、この場合のフェイル対策が必要にな
る。特開平6−137206号公報には、それぞれアク
セル開度検出手段からの信号を受ける第1制御手段と第
2制御手段とを設けて、第1制御手段が目標スロットル
開度を決定する一方、第1制御手段から目標スロットル
開度に対応した信号を受ける第2制御手段によってスロ
ットル弁駆動用のアクチュエ−タを駆動制御するものが
開示されている。そしてこの公報には、第2制御手段
に、検出されたアクセル開度と目標スロットル開度との
対応関係を記憶しておく記憶手段を別途設けて、第1制
御手段に異常が発生した故障時には、上記記憶手段の記
憶内容に基いてアクチュエ−タを駆動制御することが開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットル
弁の駆動制御が正常が行われなくなる故障発生時には、
故障が発生したことを運転者に明確に告知することが強
く要求される一方、故障発生時でも、整備工場へ向けて
走行するための必要最小限の走行を確保することが要求
される。
【0005】前記公報記載のものでは、故障発生時で
も、正常時とほぼ同じように走行が可能になるという利
点は有するが、ほぼ正常通り走行できるということから
運転者は故障発生を認識しにくいものとなる。故障発生
を告知する警報器を作動させたとしても、ほぼ正常とお
り走行できることから、運転者は、警報器の誤作動と認
識してしまうおそれもあり、故障発生を認識しないでそ
のまま使用し続けてしまうという事態をまねきかねな
い。
【0006】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、アクセル開度に基くスロット
ル弁の駆動制御が正常に行われなくなる故障発生時に、
故障が発生したことを明確に運転者に認識させつつ、必
要最小限の走行は確保できるようにしたエンジンのスロ
ットル弁制御装置を提供することにある。
【0007】前記目的を達成するため、本発明はその解
決手法として次のようにしてある。すなわち、特許請求
の範囲における請求項1に記載のように、少なくともア
クセル開度検出手段により検出されるアクセル開度に基
いて目標スロットル開度を決定して、スロットル弁の実
際の開度が該目標スロットル開度となるようにスロット
ル弁駆動用のアクチュエ−タを制御するようにしたエン
ジンのスロットル弁制御装置において、前記目標スロッ
トル開度にするための制御系に故障が生じた故障発生時
に、スロットル弁の開度がアイドル開度よりも大きくか
つ全開開度よりも十分小さい第1待避走行開度となるよ
うに前記アクチュエ−タを制御する第1故障時対応手段
と、アイドル状態が検出されたとき、スロットル弁の開
度が前記第1待避走行開度よりも小さい第2待避走行開
度となるように前記アクチュエ−タを制御する第2故障
時対応手段と、を備えているようにしてある。上記解決
手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲にお
ける請求項2以下に記載のとおりである。
【0008】
【発明の効果】請求項1によれば、故障発生時には、い
くら大きくアクセルを踏み込んでも、スロットル弁の実
際の開度が第1待避走行開度以上には大きくならないの
で、運転者は故障が発生したことを明確に認識すること
ができる。また、アイドル状態では、待避走行開度が第
2待避走行開度というように小さくされるので、スロッ
トル弁の開度が必要以上に大きいままとされてしまう事
態も防止される。勿論、故障修理のために必要な必要最
小限の走行も確保されることとなる。
【0009】請求項2によれば、故障発生時に、エンジ
ン回転数が所定の上限値よりも大きくならないようにし
て、フェイル対策上より好ましいものになると共に、故
障発生をエンジン回転数を規制することによってより明
確に認識させることができる。請求項3によれば、スロ
ットル開度制御の制御系統を第1制御手段と第2制御手
段との分割態様とする場合に好適なものが得られる。
【0010】請求項4によれば、故障が発生したことを
運転者がより明確に認識することができて、故障発生に
起因する特別なスロットル開度とされても運転者に違和
感を与えないようにする上でも好ましいものとなる。請
求項5によれば、急激なスロットル開度の変化を防止し
て、安全上好ましいものとなる。
【0011】請求項6によれば、スロットル開度を小さ
くする方向の変化速度を速くして応答性を確保しつつ、
スロットル開度を大きくする方向の変化速度を小さくし
て安全上好ましいものとなる。請求項7によれば、故障
発生時でも、極力アクセル開度に応じたスロットル開度
を得るようにして、走行上好ましいものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1において、1は火花点火式の
多気筒エンジンで、エンジン1の吸気通路2にはその上
流側から下流側へ順次、エアフィルタ3、吸入空気量検
出センサ4、スロットル弁5、サ−ジタンク6が配設さ
れている。サ−ジタンク6とエンジン1の各気筒とは、
独立吸気通路7によって個々独立して接続され、各独立
吸気通路7にはそれぞれ、燃料噴射弁8が配設されてい
る。エンジン1の各気筒には、点火のための点火プラグ
9が設けられている。スロットル弁5は、電磁式のアク
チュエ−タ11より駆動されるもので、その開度がスロ
ットル開度センサ12によって検出される。
【0013】図中UAは第1制御ユニット(制御手
段)、UBは第2制御ユニットであり、各制御ユニット
UA、UBはそれぞれマイクロコンピュ−タを利用して
構成されて、CPU等を含むものとして構成されてい
る。第1制御ユニットUAには、前記各センサ4からの
検出信号の他、センサ13からのエンジン回転数信号、
センサ14、15からのアクセル開度検出信号が入力さ
れる。第1制御ユニットUAは、目標スロットル開度を
決定して、この決定された目標スロットル開度に対応し
た信号を第2制御ユニットUBに出力(送信)する。第
1制御ユニットUAは、また、燃料噴射量制御および点
火時期制御をも合わせて行うものとなっている。つま
り、第1制御ユニットUAは、エンジン制御のメイン制
御部を構成している。
【0014】第2制御ユニットUBは、第1制御ユニッ
トUAから上述のように目標スロットル開度信号に対応
した信号を受信して、この受信した目標スロットル開度
となるようにアクチュエ−タ11の駆動を制御する。そ
して、センサ12により検出された実際のスロットル開
度が入力されて、この入力された実スロットル開度を第
1制御ユニットUAへ出力(送信)する。
【0015】第2制御ユニットUBには、前述した2つ
のアクセル開度検出センサ14、15のうち少なくとも
一方の検出信号が入力される。また、アクチュエ−タ1
1の駆動電圧は、バッテリからリレー16を経て、一旦
第2制御ユニットUBに入力された後アクチュエ−タ1
1へ供給されるが、リレー16のコイル16bへの通電
が第1制御ユニットUAにより制御される。スロットル
弁の駆動制御が不可能な故障発生のときは、第1制御ユ
ニットUAがリレーコイル16bへの通電を強制的にカ
ットすることによりリレー接点16aが開とされて、第
2制御ユニットUBつまりアクチュエ−タ11への駆動
電圧供給が強制的にカットされる(図示を略すリタ−ン
スプリングにより、スロットル弁5が強制的に待避走行
可能な開度(例えばスロットル弁全閉から全開までを1
00%としたとき、20%程度の開度)。
【0016】次に、第1制御ユニットUA、第2制御ユ
ニットUBによる故障時の特別のスロットル弁制御につ
いて説明するが、このような特別のスロットル弁制御が
行われるときの故障態様としては、例えば次のような場
合とされている。すなわち、第1制御ユニットUAによ
って目標スロットル開度が正常に決定できなくなったと
き(2つのアクセル開度センサ14、15の一方が故障
のとき、第1制御ユニットUAでの目標スロットル開度
決定用のレジスタやメモリの故障等)、あるいは目標ス
ロットル開度が第1制御ユニットUAから第2制御ユニ
ットUBへ正常に送信できなくなったときとしてある。
【0017】上記故障発生時には、第1制御ユニットU
Aによって、警報器としての警報ランプWが点灯される
(警報ブザーでもよい)。また、第2制御ユニットUB
は、スロットル開度が所定の待避走行開度となるよう
に、アクチュエ−タ11を駆動制御する。待避走行開度
としては、第1待避走行開度と第2待避走行開度との2
種類設定される。すなわち、第1待避走行開度は、アイ
ドル状態よりも大きい開度でかつ全開開度よりも十分小
さい開度とされる(リンプフォーム開度で、図3、図4
では単に「待避走行開度」と称する)。より具体的に
は、20%程度の開度で、最高速変速段において50k
m/h程度で走行できるような吸入空気量を確保できる
開度とされる。第2待避走行開度は、例えば数%程度の
開度で、変速機が自動変速機の場合はDレンジ位置で、
また手動変速機のときはニュ−トラル状態で、アイドル
状態とされる上限回転数(例えば1000rpm)を維
持できる吸入空気量を確保できる程度の開度とされる
(図3、図4では「ISC開度」と称する)。
【0018】故障発生時に、アクセル開度が第1待避走
行開度に対応した開度以上のときは、スロットル開度が
第1待避走行開度に設定され、アクセル開度がアイドル
相当状態以下となったときは第2待避走行開度とされ
る。アクセル開度が、第1待避走行開度と第2待避走行
開度との中間の大きさのときは、スロットル開度が第1
待避走行開度とされつつ、点火時期の遅角や燃料噴射量
の低減(燃料噴射が実行される気筒数の低減でもよい)
のすくなくとも1つを実行して、エンジン1の発生トル
クが、第1待避走行開度と第2待避走行開度との間の大
きさとされる。
【0019】図2のタイムチャ−トにおいて、t1時点
が故障発生時である。このとき、第1待避走行開度相当
の開度よりも十分大きいアクセル開度にもかかわらず、
スロットル開度が第1待避走行開度にまで低減される。
t2時点で、アクセル開度がアイドル相当開度にまで低
下すると、スロットル開度が第2待避走行開度とされ
る。t3時点において、アクセル開度がアイドル相当開
度よりも大きくなると、スロットル開度が第1待避走行
開度とされる。t4時点でアクセル開度が再びアイドル
相当開度以下とされてスロットル開度が第2待避走行開
度とされ、t5時点でアクセル開度がアイドル相当開度
よりも大きくなってスロットル開度が第1待避走行開度
とされる。
【0020】前述した制御ユニットUA、UBによる制
御内容について、図3、図4のフロ−チャ−トを参照し
つつより具体的に説明するが、以下の説明でQはステッ
プを示す。まず、第2制御ユニットUBの制御内容を示
す図3から説明すると、Q1において、第1制御ユニッ
トUAから目標スロットル開度が正常に受信されたか否
かが判別される。このQ1の判別では、所定の通信時間
内で通信完了しないとき、あるいはチェックサムエラー
の有るときに正常ではないと判定される。
【0021】Q1の判別でYESのときは、Q2におい
て、目標スロットル開度が正常値であるか否かが判別さ
れる。このQ2では、前回の目標スロットル開度と今回
の目標スロットル開度との偏差が大きすぎるとき、ある
いは第2制御ユニットUBに入力されているアクセル開
度と目標スロットル開度との偏差が大きすぎるとき、あ
るいは目標スロットル開度が制御可能な大きさの範囲外
であるときに、正常値ではないと判定される。
【0022】Q1の判別でNOのとき、あるいはQ2の
判別でNOのときは、故障発生時であり、このときはQ
8において、フェイル信号を第1制御ユニットUAに送
信する。次いでQ9において、センサ15で検出される
アクセル開度が、アイドル相当状態以下であるか否かが
判別される。このQ9の判別でYESのときは、Q10
において、最終的な目標スロットル開度が、ISC開度
(第2待避走行開度)に設定される。Q9の判別でNO
のときは、Q11において、最終的な目標スロットル開
度が、第1待避走行開度に設定される。そして、Q1
0、Q11の後は、Q12において、Q10、あるいは
Q11で設定された最終的な目標スロットル開度となる
ように、アクチュエ−タ11が駆動制御される。この
後、Q6において、センサ12でスロットル開度を検出
して、Q7において、検出されたスロットル開度が第1
制御ユニットUAに出力(送信)される。
【0023】前記Q2の判別でYESのときは、正常の
ときであり、このときは、Q3において、第1制御ユニ
ットUAに対してフェイル信号を送信していたか否かが
判別される。このQ3の判別でYESのときは、Q4に
おいて、フェイル信号を解除するように第1制御ユニッ
トUAに送信した後、Q5へ移行する。Q3の判別でN
Oのときは、Q4を経ることなくQ5移行する。
【0024】Q5では、第1制御ユニットUAから送信
されてきた目標スロットル開度となるように、アクチュ
エ−タ11が駆動制御される。この後、Q6へ移行され
る。なお、Q3、Q4の処理は、一旦故障発生というこ
とでフェイル信号を送信しても、正常状態へ復帰したと
きは、第1制御ユニットUAによる点火時期制御や燃料
噴射量制御を通常の(正常時の)のものに復帰させるた
めである。
【0025】図4は、第1制御ユニットUAによる制御
内容を示すものであり、まずQ21において、センサ1
4、15で検出されるアクセル開度が入力される。次い
でQ21において、少なくともアクセル開度に基づいて
目標スロットル開度が決定される。この場合、アクセル
開度のみに基づいて目標スロットル開度を決定すること
もでるが、この他、エンジン回転数や吸入空気量をもパ
ラメ−タとして目標スロットル開度を決定することがで
きる。また、アクセル開度とスロットル開度との対応関
係を記憶した複数種のマップの中から、運転者によりマ
ニュアル入力されるスイッチ操作状態に応じて所定のマ
ップを選択して、このマップに基づいてアクセル開度に
応じたスロットル開度(目標スロットル開度)を決定す
ることもできる。
【0026】Q23では、決定された目標スロットル開
度が、第2制御ユニットUBに送信される。次いで、Q
24において、第2制御ユニットUBから送信されてく
る検出スロットル開度が受信される(図3のQ6対
応)。Q25では、第2制御ユニットUBへ送信した目
標スロットル開度が、第2制御ユニットUBから送信さ
れてくる検出スロットル開度とほぼ同じであるか否かが
判別される。Q25の判別でYESのときは、Q26に
おいて、第2制御ユニットUBからフェイル信号が送信
されているか否かが判別される(図3のQ8対応)。
【0027】Q25の判別でNOのとき、あるいはQ2
6の判別でYESのときは、故障発生時であり、このと
きは、Q30において、警報ランプWが点灯される。こ
の後、Q31において、検出されたスロットル開度が、
アイドル相当開度以下であるか否かが判別される。この
Q31の判別でYESのときは、Q32において、点火
時期および燃料噴射量が、アイドル相当状態となるよう
に制御される(第2制御ユニットUBにより、スロット
ル開度がアイドル相当開度=第2待避走行開度とされて
いるため)。なお、Q31でのアイドルか否かの判定
は、アクセル開度に応じて、またはブレーキスイッチ
(ブレーキONでアイドル判定し、ブレーキOFFで非
アイドルと判定する)を用いてもよい。
【0028】Q31の判別でNOのときは、Q33にお
いて、アクセル開度に応じて点火時期および燃料噴射量
が制御される。Q33での制御は、第2制御ユニットU
Bによってスロットル開度が第1待避走行開度とされて
いることに対応するもので、吸入空気量が第2待避走行
開度に対応したほぼ一定状態であるために、点火時期の
遅角、燃料噴射量の低減あるいは燃料噴射される気筒数
カットによって、第1待避走行開度に対応した開度より
も小さい範囲において、極力アクセル開度に応じたエン
ジン1の発生トルクを得るようにする制御となる。な
お、このとき、エンジン回転数が所定の上限値(エンジ
ン1の最高許容回転数よりも十分小さい回転数で、アイ
ドル相当回転数よりも大きい回転数)よりも大きくなら
ないように、点火時期あるいは燃料噴射量制御を合わせ
て行うこともでき、この回転数の規制制御のみを行うこ
ともできる(アクセル開度に応じて上記上限値を変更す
ることも可能)。
【0029】Q26の判別でNOのときは、正常状態の
ときである。このときは、Q27において、警報ランプ
16が点灯されているか否かが判別される。このQ27
の判別でYESのときは、Q28において警報ランプW
を消灯させた後、Q29において、点火時期や燃料噴射
量の制御が、通常時(正常時)のものとして行われる。
また、Q27の判別でNOのときは、Q28を経ること
なくQ29へ移行される。
【0030】以上実施形態について説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むもので
ある。第1待避走行開度と第2待避走行開度との間での
変更速度を異ならせるようにしてもよい。すなわち、ス
ロットル開度が閉じ方向となる第1待避走行開度から第
2待避走行開度への変更速度を、第2待避走行開度から
第1待避走行開度への変更速度よりも速くするようにし
てもよい。また、上記2種類の待避走行開度間での変更
速度を、アクセル開度の変化速度に応じて変更するよう
にしてもよい(アクセル開度の変化速度が速いほど、ス
ロットル開度の変化速度を速くする)。上記アクセル開
度の変化速度に応じたスロットル開度の変化速度の設定
と、2つの待避走行開度間での変更速度の相違の設定と
を合わせて行うこともできる。
【0031】アクセル開度が速く変化しても、2つの待
避走行開度間での変更を徐々に行う(ゆっくり行う)よ
うにすることもできる。また、正常状態から、待避走行
開度へ移行するときに、待避走行開度へ向けてスロット
ル開度を徐々に変更することもできる(故障対応制御へ
の移行を徐々に行う)。
【0032】一旦故障発生と判定されて、スロットル開
度が待避走行開度とされる制御が行われた後に、正常と
判定されたときの正常制御への復帰を、一旦イグニッシ
ョンスイッチがオフされてその後にONされたときから
行うようにすることもできる(走行中の復帰を禁止)。
また、一旦故障判定された後は、整備工場で修理が行わ
れるまでは、正常制御への復帰を禁止するようにしても
よい。
【0033】第1制御ユニットUAと第2制御ユニット
UBとの各機能を、1つの制御ユニット(1つのCP
U)でもって行うようにしてもよい。フロ−チャ−トに
示す各ステップあるいはセンサやスイッチ等の各種部材
は、その機能の上位表現に手段の名称を付して表現する
ことができる。また、本発明の目的は、明記されたもの
に限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現さ
れたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
さらに、本発明は、制御方法として表現することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体系統図。
【図2】本発明の制御例を示すタイムチャ−ト。
【図3】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図4】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
1:エンジン 2:吸気通路 5:スロットル弁 8:燃料噴射弁 9:点火プラグ 11:アクチュエ−タ(スロットル弁駆動手段) 12:センサ(スロットル開度検出手段) 14、15:センサ(アクセル開度検出手段) W:警報ランプ(警報手段) UA:第1制御ユニット(第1制御手段) UB:第2制御ユニット(第2制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 43/00 301 F02D 43/00 301B 301H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともアクセル開度検出手段により検
    出されるアクセル開度に基いて目標スロットル開度を決
    定して、スロットル弁の実際の開度が該目標スロットル
    開度となるようにスロットル弁駆動用のアクチュエ−タ
    を制御するようにしたエンジンのスロットル弁制御装置
    において、 前記目標スロットル開度にするための制御系に故障が生
    じた故障発生時に、スロットル弁の開度がアイドル開度
    よりも大きくかつ全開開度よりも十分小さい第1待避走
    行開度となるように前記アクチュエ−タを制御する第1
    故障時対応手段と、 アイドル状態が検出されたとき、スロットル弁の開度が
    前記第1待避走行開度よりも小さい第2待避走行開度と
    なるように前記アクチュエ−タを制御する第2故障時対
    応手段と、を備えていることを特徴とするエンジンのス
    ロットル弁制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記故障時対応手段が作動しているとき、点火時期また
    は燃料供給量の少なくとも一方を調整して、エンジン回
    転数が、許容最高回転数よりも十分小さい所定の上限回
    転数よりも大きくなるのを規制する回転数規制手段をさ
    らに備えている、ことを特徴とするエンジンのスロット
    ル弁制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記目標スロットル開度が、前記アクセル開度検出手段
    からの出力を受ける第1制御手段によって決定され、 前記アクチュエ−タの駆動制御が、前記第1制御手段か
    ら前記目標スロットル開度に対応した信号を受ける第2
    制御手段によって行われ、 前記第2制御手段が、前記第1故障時対応手段と第2故
    障時対応手段とを有するものとして設定されている、こ
    とを特徴とするエンジンのスロットル弁制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、 前記故障が発生したとき、運転者に故障発生を告知する
    警報手段が設けられている、ことを特徴とするエンジン
    のスロットル弁制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記待避走行開度間でのスロットル開度の変更が徐々に
    行われる、ことを特徴とするエンジンのスロットル弁制
    御装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記第1待避走行開度から第2待避走行開度への変更の
    速度が、該第2待避走行開度から第1待避走行開度への
    変更の速度よりも速くされる、ことを特徴とするエンジ
    ンのスロットル弁制御装置。
  7. 【請求項7】請求項5において、 アクセル開度の変化速度に応じて、前記2つの待避走行
    開度間でのスロットル開度の変更速度が変更される、こ
    とを特徴とするエンジンのスロットル弁制御装置。
JP31328497A 1997-11-14 1997-11-14 エンジンのスロットル弁制御装置 Pending JPH11148406A (ja)

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