JP3350699B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP3350699B2
JP3350699B2 JP18999895A JP18999895A JP3350699B2 JP 3350699 B2 JP3350699 B2 JP 3350699B2 JP 18999895 A JP18999895 A JP 18999895A JP 18999895 A JP18999895 A JP 18999895A JP 3350699 B2 JP3350699 B2 JP 3350699B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム実行処
理等をサイクリックに実行して被制御機器の動作を制御
するコントローラ本体と、そのコントローラ本体に対し
特定の処理(以下、「特定処理」という。)を要求する
周辺機器とを具備するプログラマブルコントローラに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、プログラム実行処理、入出力処理
および周辺サービス処理をサイクリックに実行して被制
御機器の動作を制御するコントローラ本体と、そのコン
トローラ本体に対し特定の処理を要求する周辺機器とを
具備するプログラマブルコントローラでは、コントロー
ラ本体に対し特定処理を実行させるために、コントロー
ラ本体が実行するユーザプログラム中に、その特定処理
を予め命令として組み込んでいた。
【0003】そして、通常はその特定処理命令の実行条
件をオフにセットしておく一方、周辺機器からコントロ
ーラ本体に対しその特定処理を要求しようとする場合に
は、コントローラ本体の周辺サービス処理中に、その周
辺機器がその特定処理命令の実行条件をオフからオンに
セットし、コントローラ本体がプログラム実行サイクル
中にその特定処理命令を実行して、その特定処理を実行
させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のプログラマブルコントローラでは、周辺機器がコン
トローラ本体へ要求する特定処理が、例えば当該周辺機
器からコントローラ本体を介し他の周辺機器へデータを
送信するという簡単な処理の場合でも、コントローラ本
体の実行するユーザプログラム中にその特定処理を実行
させるための命令を組み込んでおく必要があったため、
コントローラ本体のユーザプログラムメモリやI/Oメ
モリ等のメモリ資源の使用効率が良くない、という問題
もあった。
【0005】また、周辺機器がその特定処理をコントロ
ーラ本体に対し要求する場合には、コントローラ本体の
周辺サービス処理サイクル中に、その周辺機器がその特
定処理命令の実行条件をオフからオンにセットし、コン
トローラ本体のプログラム実行サイクル中にその特定処
理命令を実行させて、その特定処理を実行させるように
していたので、特定処理実行のための手順が繁雑である
と共に、ユーザプログラム中にその特定処理命令を組み
込むため、プログラム実行サイクルが長くなる、という
問題があった。
【0006】そこで、本発明はこのような問題に着目し
てなされたもので、メモリ資源等の使用効率を低減させ
ることなく、手順が簡単で、かつ、プログラム実行サイ
クルも長くせずに周辺機器が要求した特定処理を実行可
能なプログラマブルコントローラを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、プログラム実行処理、入
出力処理および周辺サービス処理をサイクリックに実行
して被制御機器の動作を制御するコントローラ本体と、
そのコントローラ本体に対し特定処理を要求する周辺機
器と、を具備するプログラマブルコントローラであっ
て、上記周辺機器は、特定処理の命令を記述した特定処
理コマンドを作成して送信する特定処理コマンド送信手
段を具備する一方、上記コントローラ本体は、周辺サー
ビス処理中に上記特定処理コマンド送信手段から特定処
理コマンドを受信して、周辺サービス処理中にその特定
処理コマンドの特定処理命令を実行して特定処理を行
い、その処理結果をレスポンスとして上記周辺機器へ送
信する特定処理実行手段を具備する、ことを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
プログラマブルコントローラにおいて、特定処理コマン
ド送信手段は、コントローラ本体内でのみ処理する特定
処理命令を記述した特定処理コマンドを作成して送信す
る、ことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
プログラマブルコントローラにおいて、特定処理コマン
ド送信手段は、コントローラ本体が他の周辺機器に対し
処理を行う特定処理命令を記述した特定処理コマンドを
作成して送信する、ことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項1、請求
項2または請求項3記載のプログラマブルコントローラ
において、特定処理実行手段は、周辺サービス処理中に
特定処理コマンド送信手段から特定処理コマンドを受信
して、その特定処理コマンドを受信した当該周辺サービ
ス処理中にその特定処理コマンドの特定処理命令を実行
して特定処理を行い、その処理結果をレスポンスとして
上記周辺機器へ送信する、ことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項1、請求
項2または請求項3記載のプログラマブルコントローラ
において、特定処理実行手段は、周辺サービス処理中に
特定処理コマンド送信手段から特定処理コマンドを受信
して、その特定処理コマンドを受信した当該周辺サービ
ス処理中にその特定処理コマンドの実行を完了できるか
否かを判断し、当該周辺サービス処理中にその特定処理
コマンドの実行を完了できないと判断した場合には、次
サイクル以降の周辺サービス処理中にその特定処理コマ
ンドの特定命令を実行して特定処理を行い、その処理結
果をレスポンスとして周辺機器へ送信する、ことを特徴
とする。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
プログラマブルコントローラにおいて、特定処理実行手
段は、特定処理コマンドを受信した当該周辺サービス処
理中にその特定処理コマンドの実行を完了できないと判
断した場合には、次サイクル以降の空き時間のある周辺
サービス処理中にその特定処理コマンドの特定命令を実
行して特定処理を行い、その処理結果をレスポンスとし
て周辺機器へ送信する、ことを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明では、請求項5記載の
プログラマブルコントローラにおいて、特定処理実行手
段は、特定処理コマンドを受信した当該周辺サービス処
理中にその特定処理コマンドの実行を完了できないと判
断した場合には、次サイクル以降の複数サイクルの周辺
サービス処理にわたってその特定処理コマンドの特定命
令を実行して特定処理を行い、その処理結果をレスポン
スとして周辺機器へ送信する、ことを特徴とする。
【0014】このため、本発明では、周辺機器は、特定
処理の命令を記述した特定処理コマンドを作成して送信
して、コントローラ本体は、周辺サービス処理中にその
周辺機器からの特定処理コマンドを受信して、その周辺
サービス処理中、またはその周辺サービス処理中にやり
きれない場合には次サイクル以降の周辺サービス処理中
にその特定処理コマンドに基づく特定の処理を行い、そ
の処理結果をレスポンスとしてその周辺機器へ送信する
ようにする。
【0015】なお、特定処理コマンドは、コントローラ
本体内でのみ処理する特定処理コマンドであっても、ま
たコントローラ本体が他の周辺機器に対し処理する特定
処理コマンドであっても勿論良く、その内容としては、
例えば、データの加算命令や、設定命令、読出命令等を
含むコマンドがある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプログラマブ
ルコントローラの実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】図1に、本発明に係るプログラマブルコン
トローラの実施形態の構成を示す。このプログラマブル
コントローラは、コントローラ本体1と、周辺機器とし
てのプログラミングツール2、高速カウンタユニット3
およびI/Oユニット4と、から構成されている。
【0018】コントローラ本体1は、応用演算命令およ
びビット演算命令からなるユーザプログラムを格納した
ユーザプログラムメモリ(UM)11と、入出力(I/
O)データを格納するI/Oメモリ12と、システムプ
ログラムが格納されたシステムメモリ13と、ワークR
AM14と、ユーザプログラムを読出してビット演算命
令のみを実行し、応用演算命令をMPU11に渡すBP
U15と、応用演算命令を実行するMPU16と、内部
バス17を介して接続して構成されている。
【0019】プログラミングツール2は、シリアルI/
F18を介してMPU16と接続されており、高速カウ
ンタユニット3は、内部バス17上に直接接続され、I
/Oユニット4は、I/Oバス19を介してBPU15
と接続されている。
【0020】そして、本実施形態では、プログラミング
ツール2およびI/Oユニット4が、各々、コントロー
ラ本体1や他の周辺機器に対し特定の処理内容を記述し
た特定処理コマンドを作成して送信する特定処理コマン
ド送信部21,41を有している。
【0021】また、MPU16は、応用命令実行による
ユーザプログラム実行処理、入出力処理および周辺サー
ビス処理をサイクリックに実行してI/Oユニット4を
介し被制御機器の動作を制御するもので、周辺サービス
処理中にプログラミングツール2やI/Oユニット4の
特定処理コマンド送信部21,41からの特定処理コマ
ンドを受信して、周辺サービス処理中にその特定処理コ
マンドに基づく特定の処理を行い、その処理結果をレス
ポンスとしてプログラミングツール2やI/Oユニット
4へ送信する特定処理実行部16aを有している。
【0022】次に、このように構成された本実施形態に
係るプログラマブルコントローラの動作について説明す
る。
【0023】図2に、本実施形態に係るプログラマブル
コントローラの全体処理を示す。まず、このプログラマ
ブルコントローラでは、スイッチONによる立ち上げ
後、まず初期処理を行い、次いで以下に示す処理をサイ
クリックに実行して、図示しない被制御機器に対し駆動
制御を行う。
【0024】具体的には、図2に示すように、まずユー
ザプログラムメモリ11やI/Oバス等の異常等をチェ
ックする自己診断処理を行い(ステップ100)、次に
ユーザプログラムメモリ11に格納されたユーザプログ
ラムを先頭の命令からエンド命令まで1スキャン実行す
るプログラム実行処理を行い(ステップ200)、次に
I/Oメモリ12とI/Oユニット4との間で入出力デ
ータのリフレッシュ処理を行い(ステップ300)、最
後にプログラミングツール2等からのコマンドに基づい
て周辺サービス処理を実行する(ステップ400)、と
いう一連の処理を高速にサイクリックに実行して、被制
御機器の動作制御を行う。
【0025】なお、本実施形態に係るプログラムコント
ローラでは、上記ステップ400の周辺サービス処理中
に、本コントローラ1に接続されたI/Oユニット4や
プログラミングツール2等からの後述する特定処理コマ
ンドを受信して、その特定コマンドの内容に基づき特定
処理を行って、レスポンスを返送する。
【0026】図3に、I/Oユニット4の特定処理コマ
ンド送信部41が作成した特定処理コマンドによる、I
/Oユニット4とコントローラ本体1との間のコマンド
・レスポンス処理を説明する。
【0027】この場合、I/Oユニット4の特定処理コ
マンド送信部41は、加算命令(ADD)と、加算演算
すべきソースデータとからなる特定処理コマンドC1を
コントローラ本体1に対し送信する。
【0028】コントローラ本体1では、MPU16の特
定処理実行部16aが、図2に示すステップ400の周
辺サービス処理サイクル中にその特定処理コマンドC1
を受信して、ワークRAM14の特定処理コマンドエリ
ア等にいったん格納して解読し、I/Oユニット4から
の加算命令(ADD)が格納された特定処理コマンドC
1であると解読できた場合には、通常加算演算は周辺サ
ービス処理中に完結できるので、その周辺サービス処理
サイクル中にその特定処理コマンドC1中のソースデー
タを加算命令(ADD)を実行して、その演算結果をレ
スポンスR1としてI/Oユニット4に返送するように
する。
【0029】従って、本実施例によれば、特定処理を実
行するための命令を予めコントローラ本体1のユーザプ
ログラム内に作り込んでおく必要がなく、プログラミン
グツール2等からのコマンドのみでコントローラ本体に
命令を実行させることができるので、ユーザプログラム
の運転開始後でもユーザプログラムの変更なしに各種特
定処理に対応できる。
【0030】このため、特定処理実行のための手順が簡
略化して、特定処理の自由度が向上すると共に、ユーザ
プログラムメモリ11やI/Oメモリ12を余分に消費
しないので、メモリ資源等の使用効率が向上する。
【0031】また、上記の加算命令のような特定処理コ
マンドであれば、1回の周辺サービス処理中にその特定
処理が完結するので、プログラム実行サイクルに何等影
響を与えず、スキャンタイムにも影響を与えないので、
応答性能を低下させずに特定処理が可能になる。
【0032】次に、他の特定処理コマンドについても説
明する。
【0033】図4に、プログラミングツール2の特定処
理コマンド送信部21が作成したデータ読出命令の特定
処理コマンドによる、プログラミングツール2とコント
ローラ本体1との間のコマンド・レスポンス処理を説明
する。
【0034】この場合、プログラミングツール2の特定
処理コマンド送信部21は、I/Oユニット4のデータ
を読出す命令(IORD)と、読出し元となるI/Oユ
ニット4のユニットNoからなる特定処理コマンドC2
をコントローラ本体1へ送信する。
【0035】コントローラ本体1では、上記特定処理コ
マンドC1の場合と同様に、MPU16が、周辺サービ
ス処理サイクル中にその特定処理コマンドC2を受信し
て、ワークRAM15の特定処理コマンドエリアに格納
して解読し、プログラミングツール2からの入出力デー
タの読出し命令(IORD)が格納された特定処理コマ
ンドC2と解読できた場合には、当該周辺サービス処理
中にその命令を実行してI/Oユニット4からその入出
力データを読出し、読出せた場合には読出完了という実
行結果と、その読出しデータとをレスポンスR2として
プログラミングツール2へ返送する。
【0036】従って、この特定処理コマンドC2によっ
ても、上記特定処理コマンドC1,C2の場合と同様
に、その特定処理を実行するための命令をユーザプログ
ラム内に作り込んでおく必要がなくなるので、特定処理
実行のための手順が簡略化して、特定処理の自由度が向
上すると共に、ユーザプログラムメモリ11やI/Oメ
モリ12を余分に消費せず資源使用効率が向上し、さら
にはプログラム実行サイクルに何等影響を与えず、すな
わち応答性能を低下させずに特定処理が可能になる。
【0037】図5に、プログラミングツール2の特定処
理コマンド送信部21が作成したデータ書込命令の特定
処理コマンドによる、プログラミングツール2とコント
ローラ本体1との間のコマンド・レスポンス処理を説明
する。
【0038】この場合、プログラミングツール2の特定
処理コマンド送信部21は、I/Oユニット4のデータ
の書込み命令(IOWR)と、書込み先となる高速カウ
ンタユニット3のユニットNoと、書込むべき設定値と
からなる特定処理コマンドC3をコントローラ本体1へ
送信する。
【0039】コントローラ本体1では、上記特定処理コ
マンドC1,C2の場合と同様に、MPU16が、周辺
サービス処理サイクル中にその特定処理コマンドC3を
受信して、ワークRAM15等の特定処理コマンドエリ
アに格納して解読し、プログラミングツール2からの設
定値の書込み命令(IOWR)が含まれていると解読で
きた場合には、その命令実行により当該周辺サービス処
理中に高速カウンタユニット3へその設定値を書込みに
いき、書込みができた場合には書込み完了という実行結
果と、その読出した入出力データとをレスポンスR2と
してプログラミングツール2へ返送する。
【0040】従って、この特定処理コマンドC3によっ
ても、上記特定処理コマンドC1,C2の場合と同様
に、その特定処理を実行するための命令をユーザプログ
ラム内に作り込んでおく必要がなくなるので、特定処理
実行のための手順が簡略化して、特定処理の自由度が向
上すると共に、ユーザプログラムメモリ11やI/Oメ
モリ12を余分に消費せず資源使用効率が向上し、さら
にはプログラム実行サイクルに何等影響を与えずに特定
処理が可能になる。
【0041】なお、上記実施形態では、MPU16の特
定処理実行部16aは、周辺サービス処理中にプログラ
マブルツール2等の周辺機器から特定処理コマンドを受
信した場合には、その周辺処理サービス中にその特定処
理中に含まれる特定命令を完了して、そのレスポンスを
その周辺機器に返送するように説明したが、本発明で
は、その特定処理コマンドを受信した際に、その特定処
理コマンドを受信した当該周辺サービス処理中にその特
定処理コマンドの実行を完了できるか否かを判断して、
当該周辺サービス処理中にその特定処理コマンドの実行
を完了できないと判断した場合には、次サイクル以降の
周辺サービス処理中にその特定処理コマンドを実行する
ようにしても良い。
【0042】つまり、ここでの判断で、例えば特定処理
コマンドが複雑で、その実行に周辺サービス処理サイク
ル以上の時間を要し、かつ、特にデータの同期を取る必
要がなく複数サイクルにわたってもかまわないと判断し
た場合には、複数サイクルの複数周辺サービス処理にわ
たってその特定処理コマンドを実行するようにして、周
辺サービス処理サイクルが長くならないようにする。な
お、その際、特定処理コマンドの実行途中のデータは、
ワークRAM14等の任意のエリアに格納すれば良い。
【0043】また、受信した特定処理コマンドが簡単な
もので、周辺サービス処理サイクル中に完了できるが、
特定処理コマンドを受信した際の周辺サービス処理中
は、すでにこのコマンド受信処理や他の周辺サービス処
理等によって当該周辺サービス処理サイクルの残り時間
がなく、当該周辺サービス処理中ではその特定処理コマ
ンドを実行できないと判断した場合には、その特定処理
コマンドをワークRAM14等に記憶しておいて、次サ
イクル以降の周辺サービス処理の空いている時間に行う
ようにする。このようにすれば、周辺サービス処理が一
時的に長くなることはないので、全体としてスキャンタ
イムを一定かつ高速にでき、応答速度が速くなる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、周辺
機器が特定処理の命令を記述した特定処理コマンドを作
成して送信する一方、コントローラ本体が周辺サービス
処理中にその特定処理コマンドを受信して、その周辺サ
ービス処理中もしくは次サイクル以降の周辺サービス処
理中にその特定処理コマンドの特定処理命令を実行して
特定の処理を行い、その処理結果をレスポンスとしてそ
の周辺機器へ送信するようにしたため、特定処理を実行
するための命令を予めコントローラ本体1のユーザプロ
グラム内に作り込んでおく必要がなく、周辺機器からの
コマンドのみでコントローラ本体に命令を実行させるこ
とができる。
【0045】このため、ユーザプログラムの運転開始後
でもユーザプログラムの変更なしに各種特定処理に対応
でき、特定処理実行のための手順が簡略化して、特定処
理の自由度が向上すると共に、ユーザプログラムメモリ
等を余分に消費せずに、メモリ資源等の使用効率が向上
する。
【0046】また、周辺サービス処理中にその特定処理
を実行するので、プログラム実行サイクルに何等影響を
与えず、スキャンタイムに影響を与えないので、応答性
能を低下せずに特定処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプログラマブルコントローラの実
施形態の構成を示す構成図。
【図2】本実施形態に係るプログラマブルコントローラ
の全体処理を示すフローチャート。
【図3】特定処理コマンドの一例によるコマンド・レス
ポンス処理を説明する説明図。
【図4】他の特定処理コマンドによるコマンド・レスポ
ンス処理を説明する説明図。
【図5】他の特定処理コマンドによるコマンド・レスポ
ンス処理を説明する説明図。
【符号の説明】
1 コントローラ本体 2 プログラミングツール(周辺機器) 3 高速カウンタユニット(周辺機器) 4 I/Oユニット 11 ユーザプログラムメモリ 12 I/Oメモリ 13 システムROM 14 ワークRAM 15 BPU 16 MPU 16a 特定処理実行部(特定処理実行手段) 17 内部バス 18 シリアルI/F 19 I/Oバス 21 特定処理コマンド送信部(特定処理コマンド送信
手段) 41 特定処理コマンド送信部(特定処理コマンド送信
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−246604(JP,A) 特開 平3−100806(JP,A) 特開 平4−76603(JP,A) 特開 昭62−162106(JP,A) 特開 昭64−31203(JP,A) 特開 平7−36509(JP,A) 特開 平3−71307(JP,A) 特開 平1−133106(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/05

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム実行処理、入出力処理および
    周辺サービス処理をサイクリックに実行して被制御機器
    の動作を制御するコントローラ本体と、そのコントロー
    ラ本体に対し特定処理を要求する周辺機器と、を具備す
    るプログラマブルコントローラであって、 上記周辺機器は、 特定処理の命令を記述した特定処理コマンドを作成して
    送信する特定処理コマンド送信手段を具備する一方、 上記コントローラ本体は、 周辺サービス処理中に上記特定処理コマンド送信手段か
    ら特定処理コマンドを受信して、周辺サービス処理中に
    その特定処理コマンドの特定処理命令を実行して特定処
    理を行い、その処理結果をレスポンスとして上記周辺機
    器へ送信する特定処理実行手段を具備する、 ことを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 【請求項2】 特定処理コマンド送信手段は、 コントローラ本体内でのみ処理する特定処理命令を記述
    した特定処理コマンドを作成して送信する、 ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコント
    ローラ。
  3. 【請求項3】 特定処理コマンド送信手段は、 コントローラ本体が他の周辺機器に対し処理を行う特定
    処理命令を記述した特定処理コマンドを作成して送信す
    る、 ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコント
    ローラ。
  4. 【請求項4】 特定処理実行手段は、 周辺サービス処理中に特定処理コマンド送信手段から特
    定処理コマンドを受信して、その特定処理コマンドを受
    信した当該周辺サービス処理中にその特定処理コマンド
    の特定処理命令を実行して特定処理を行い、その処理結
    果をレスポンスとして上記周辺機器へ送信する、 ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記
    載のプログラマブルコントローラ。
  5. 【請求項5】 特定処理実行手段は、 周辺サービス処理中に特定処理コマンド送信手段から特
    定処理コマンドを受信して、その特定処理コマンドを受
    信した当該周辺サービス処理中にその特定処理コマンド
    の実行を完了できるか否かを判断し、当該周辺サービス
    処理中にその特定処理コマンドの実行を完了できないと
    判断した場合には、次サイクル以降の周辺サービス処理
    中にその特定処理コマンドの特定命令を実行して特定処
    理を行い、その処理結果をレスポンスとして周辺機器へ
    送信する、 ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記
    載のプログラマブルコントローラ。
  6. 【請求項6】 特定処理実行手段は、 特定処理コマンドを受信した当該周辺サービス処理中に
    その特定処理コマンドの実行を完了できないと判断した
    場合には、次サイクル以降の空き時間のある周辺サービ
    ス処理中にその特定処理コマンドの特定命令を実行して
    特定処理を行い、その処理結果をレスポンスとして周辺
    機器へ送信する、 ことを特徴とする請求項5記載のプログラマブルコント
    ローラ。
  7. 【請求項7】 特定処理実行手段は、 特定処理コマンドを受信した当該周辺サービス処理中に
    その特定処理コマンドの実行を完了できないと判断した
    場合には、次サイクル以降の複数サイクルの周辺サービ
    ス処理にわたってその特定処理コマンドの特定命令を実
    行して特定処理を行い、その処理結果をレスポンスとし
    て周辺機器へ送信する、 ことを特徴とする請求項5記載のプログラマブルコント
    ローラ。
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