JP3350326B2 - 積層型コンデンサ - Google Patents

積層型コンデンサ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層型コンデンサに
関するものであり、特に、ニッケル(Ni)を主成分と
する内部電極を有する積層型コンデンサに関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来、一般に積層型コンデンサは、内部電
極層とBaTiO3 を主成分とする誘電体層を交互に積
層してなり、その側面に内部電極と電気的に導通する外
部電極を設け、これを焼結一体化することにより形成さ
れていた。
【0003】そして、近年のエレクトロニクスの発展に
伴い、電子部品の小型化が急速に進行し、これに伴い電
子部品の各種電子回路に搭載される積層型コンデンサも
小型化が要求されるようになっている。
【0004】従来のBaTiO3 を主成分とする誘電体
材料は、1250℃〜1350℃の高温で焼結する必要
があり、この材料を積層型コンデンサの誘電体磁器とし
て使用した場合、内部電極は前記誘電体磁器の焼結温度
にて溶融することなく、かつ酸化することがない高価な
貴金属であるパラジウム(融点1555℃)またはその
合金を使用する必要があり、特に静電容量が大きいもの
では内部電極の積層枚数が大となり、コスト高になると
いう問題があった。
【0005】そこで、内部電極として安価な卑金属、例
えばニッケル(Ni)等を使用することが試みられてい
るが、前記卑金属を内部電極として使用すると、チタン
酸バリウム(BaTiO3)等からなる誘電体磁器と卑
金属内部電極とを同時焼結する際、前記卑金属が酸化す
ることなく金属膜として焼結できる条件は、Ni/Ni
Oの平行酸素分圧が1300℃において約3×10 -8
であることから、それ以下の酸素分圧でなければなら
なかった。また、酸素分圧が3×10 -8 Pa以下であっ
たとしても、焼成温度が1300℃を超える場合Niの
凝集が起こり、均一なNiの内部電極層が得られなかっ
た。
【0006】一方、酸素分圧が3×10 -8 Pa以下であ
ったとしても、BaTiO3またはその固溶体からなる
誘電体磁器が還元されて絶縁性を失い、その結果、積層
型磁器コンデンサを製造した場合に、実用的な誘電特性
が得られなくなるという欠点を有していた。
【0007】このような欠点を解決した非還元性誘電体
磁器組成物として、塩基性酸化物である(Ba、Ca、
Sr)Oを、酸性酸化物であるTiO2 に対して化学量
論比より過剰にしたチタン酸バリウム固溶体(Ba、C
a、Sr)(TiZr)O3が、特開昭61−1474
04号公報等に開示されている。
【0008】このような非還元性誘電体磁器組成物は、
焼成条件及び再酸化条件を適切にすることで比誘電率を
7000〜14000とすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の誘電体磁器組成物では、コンデンサとして用いた場
合に高温時における寿命が短いという問題があった。こ
のため、高温となる状態で使用される場合には、例え
ば、回路の電源部の一部として用いられる場合には、寿
命が短くなるという問題があった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、高温時における寿命を向上す
ることができるとともに、酸素分圧が3×10-8〜3×
10-3Paの雰囲気で1100〜1250℃で焼成して
も還元されず緻密な焼結体が得られ、かつ静電容量の温
度変化率が−30℃〜+85℃の広い温度範囲にわたっ
て+30%〜−80%であり、誘電正接も小さい極めて
経済性の高い積層型コンデンサを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の積層型コンデン
サは、誘電体層と内部電極層とを交互に積層してなる積
層型コンデンサにおいて、前記内部電極層がNiを主成
分とし、前記誘電体層が、金属元素として少なくともB
a、Ca、Ti、Zrを含有し、その組成式を、(Ba
1-xCaxz(Ti1-yZry)O3と表したとき、前記
x、y、zが、0.01≦x≦0.08、0.10≦y
≦0.25、1.00≦z≦1.03を満足する複合酸
化物からなる主成分100重量部に対して、二酸化マン
ガン(MnO2)を0.1〜0.2重量部、酸化ネオジ
ウム(Nd23)を0.3〜0.8重量部、さらにLi
2 OとSiO 2 からなるガラス成分を0.5〜0.9重量
含有するとともに、前記複合酸化物の平均結晶粒径が
2〜4μmであることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】本発明の積層型コンデンサでは、高温時におけ
る寿命を向上することができるとともに、静電容量の温
度変化率が−30℃〜+85℃の広い温度範囲にわたっ
て+30%〜−80%、誘電正接も小さい(tanδが
14.5以下)極めて経済性の高い積層型コンデンサを
得ることができ、さらに、酸素分圧が3×10-8〜3×
10-3Paの雰囲気で1100〜1250℃で焼成して
も還元されずに緻密な焼結体を得ることができる。
【0014】即ち、従来、上記従来の非還元性誘電体磁
器組成物では平均結晶粒径が5μm程度であったため、
この組成物を誘電体として用いたコンデンサでは高温時
における信頼性が悪く、寿命が短いという欠点があった
が、本発明では、x,y,zが所定値の(Ba1-x Ca
x z (Ti1-y Zry )O3 で表される複合酸化物の
平均結晶粒径を2〜4μmとしたので、誘電体磁器の比
誘電率を向上することができるとともに、この誘電体磁
器をコンデンサに用いた場合に高温時における信頼性を
向上することができ、高温時の寿命を向上することがで
きる。
【0015】また、(Ba1-x Cax z (Ti1-y
y )O3 で表される複合酸化物からなる主成分に、酸
化ネオジウム、酸化マンガン及びガラス成分を含有させ
たことから、誘電体磁器の比誘電率を8000以上に保
持し、かつ1250℃以下の低温焼成を可能としなが
ら、その焼成温度でも異常粒成長し難く、均一な微結晶
粒径を有する緻密な焼結体磁器が得られる。このため、
内部電極としてニッケル(Ni)を使用して還元雰囲気
中で焼成しても絶縁抵抗が100GΩ以上のものを得る
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の積層型コンデンサは、誘
電体層がチタンジルコン酸バリウムカルシウムからなる
複合酸化物を(Ba1-x Cax z (Ti1-y Zry
3 と表したとき、xが0.01≦x≦0.08を満足
するものであるが、これはxが0.01未満である場合
には絶縁抵抗が100GΩ以下となるからであり、xが
0.08を越える場合には、比誘電率が8000以下と
なり実用範囲外となるからである。xは比誘電率向上と
いう観点から0.04≦x≦0.06であることが望ま
しい。
【0017】また、上記組成式においてyを0.10≦
y≦0.25としたのは、yが0.10よりも小さい場
合には誘電損失(tanδ)が高くなり、yが0.25
を超える場合には比誘電率が低くなり実用範囲外となる
からである。yは比誘電率向上という観点から0.15
≦y≦0.20であることが望ましい。
【0018】さらに、上記組成式において1.00≦z
≦1.03としたのは、zが1より小さい場合には絶縁
抵抗が低くなり、zが1.03を超えると比誘電率が低
くなるからである。zは比誘電率向上という観点から
1.01≦z≦1.02であることが望ましい。
【0019】そして、本発明では、上記組成式の主成分
100重量部に対して、MnO2 を0.1〜0.2重量
部含有せしめたものであるが、これはMnO2 が0.1
重量部よりも少ない場合および0.2重量部よりも多く
なる場合には、絶縁抵抗が低くなるからである。
【0020】また、本発明においてNd2 3 を添加し
たのは、誘電体磁器の焼結性を向上し、比誘電率を高く
するためである。そして、上記組成式の主成分100重
量部に対して、Nd2 3 を0.3〜0.8重量部含有
せしめたのは、Nd2 3 が0.3重量部よりも少ない
場合には、比誘電率が8000未満と低下してしまい、
0.8重量部よりも多くなると焼結体の密度及び絶縁抵
抗IRが低下し、誘電損失(tanδ)も高くなり、実
用範囲外となってしまうからである。Nd2 3 は、比
誘電率および絶縁抵抗を向上するためには0.5〜0.
7重量部含有せしめることが望ましい。
【0021】さらに、本発明では、比誘電率を向上する
ため、主成分100重量部に対して、Li 2 OとSiO 2
からなるガラス成分を0.5〜0.9重量部添加含有す
るものである。
【0022】
【0023】また、(Ba1-x Cax z (Ti1-y
y )O3 で表される主成分の複合酸化物の平均結晶粒
径は2〜4μmであるが、これは、この範囲内であれば
比誘電率を向上することができるとともに、コンデンサ
を構成した場合に高温時における寿命を向上することが
できるからである。(Ba1-x Cax z (Ti1-y
y )O3 からなる複合酸化物中に、NdやMn,その
他の元素Li,Si,Bが固溶する場合もある。ここ
で、主成分からなる複合酸化物の平均結晶粒径が2μm
よりも小さい場合には比誘電率が低下し、一方、4μm
よりも大きい場合には高温時における寿命(信頼性)が
短くなるからである。主成分からなる複合酸化物の平均
結晶粒径は、比誘電率向上および高温時における信頼性
という観点から2〜3μmであることが望ましい。
【0024】(Ba1-x Cax z (Ti1-y Zry
3 で表される主成分の複合酸化物の平均結晶粒径を2
〜4μmと微粒にするためには、出発原料として水熱合
成法により作製した微粒のBa(Ti1-y Zry )O3
で表されるチタンジルコン酸バリウム粉末や、CaTi
3 で表されるチタン酸カルシウム粉末を用いることに
より達成することができる。そして、さらに、添加物と
してNdを用いたり、z値を1.01以上とすることに
より、複合酸化物の平均結晶粒径を微粒に制御し易くな
る。
【0025】本発明の積層型コンデンサは、例えば、先
ず出発原料として、水熱合成法により合成した0.3〜
0.5μmのBa(Ti1-y Zry )O3 で表されるチ
タンジルコン酸バリウム粉末と、水熱合成法により合成
した0.1〜0.5μmのCaTiO3 で表されるチタ
ン酸カルシウム粉末を混合し、組成式(Ba1-x
x z (Ti1-y Zry )O3 で表される主成分の混
合粉末を作製する。
【0026】また、ガラス成分として炭酸リチウム(L
2 CO 3 )と酸化硅素(SiO 2 )を所定の調合比にな
るように秤量し、これを所定温度で所定時間仮焼後、粉
砕してガラス成分の粉末を作製する。
【0027】そして、この後、主成分粉末100重量部
に対して、ネオジウム化合物及びマンガン化合物を、ネ
オジウム化合物はNd23に、マンガン化合物はMnO
2に換算して所定量添加し、さらに前記主成分粉末10
0重量部に対して、炭酸リチウム(Li2CO3)と酸化
硅素(SiO2)からなるガラス成分の粉末を所定量添
加し、この粉末をZrO2ボールにより混合粉砕し、得
られた混合物にバインダーを添加してスラリーを作製す
る。
【0028】得られたスラリーをドクターブレード法等
により所定回数台板に塗布し、乾燥して誘電体膜を作製
し、この誘電体膜の上に、内部電極用ペーストを所定形
状にスクリーン印刷する。このような誘電体膜作製から
内部電極用ペーストの印刷までの工程を所定回数繰り返
して得られた積層体を切断し、グリーンチップを作製す
る。
【0029】内部電極用ペーストとしては、Niまたは
Cuを主成分とするものが用いられるが、特にNiを主
成分とするものが望ましい。
【0030】そして、脱バインダー処理を行い、酸素分
圧が3×10-8〜3×10-3Paの雰囲気中で1100
〜1250℃の温度で所定時間焼成することにより、本
発明の積層コンデンサが得られる。
【0031】
【実施例】出発原料として水熱合成法により合成した
0.3〜0.5μmのBa(Ti1- y Zry )O3 で表
されるチタンジルコン酸バリウム粉末と、水熱合成法に
より合成した0.2μmのCaTiO3 で表されるチタ
ン酸カルシウム粉末を混合し、組成式におけるx,y,
zが表1および表2に示す値となる(Ba1-x Cax
z (Ti1-y Zry )O3 で表される主成分の混合粉末
を作製する。
【0032】また、ガラス成分として炭酸リチウム(L
2 CO3 )と酸化硅素(SiO2)及び酸化ホウ素
(B2 3 )を表1および表2の調合比になるように秤
量し、これを900℃で2時間仮焼後、粉砕してガラス
成分の粉末を作製した。
【0033】そして、前述した主成分の混合粉末100
重量部に対して、ネオジウム化合物及びマンガン化合
物、ネオジウム化合物は酸化ネオジウム(Nd2 3
に、マンガン化合物は二酸化マンガン(MnO2 )に換
算して表1および表2に示す量だけ添加するとともに、
ガラス成分を表1および表2に示す量だけ添加し、得ら
れた混合粉末に有機溶剤を加え、ZrO2 ボールにより
20時間混合粉砕し、この後有機系粘結剤と媒体からな
るバインダーを添加してスラリーを作製した。
【0034】得られたスラリーをドクターブレード法に
より所定回数台板に塗布し、乾燥して得られた誘電体膜
上に、Ni粉末とバインダからなる内部電極用ペースト
を用いて所定形状にスクリーン印刷した。このような誘
電体膜作製から内部電極ペースト印刷までの工程を20
回繰り返して得られた積層体を切断し、グリーンチップ
を作製した。
【0035】作製したグリーンチップについて、400
℃で2時間脱バインダー処理を行い、酸素分圧が3×1
-8〜3×10-3Paの雰囲気中で1150〜1300
℃の温度で2時間焼成し、800℃大気中で2時間熱処
理することにより、コンデンサの寸法が縦3.2mm、
横1.6mm、厚さ1.2mmで、誘電体層の積層数が
20層、誘電体層の厚み6μmの積層コンデンサを作製
した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】その後、焼結体磁器の両側の側面に銅ペー
ストを塗布して焼き付け、外部電極を形成し、評価用チ
ップとした。
【0039】かくして得られた評価用チップを用い、基
準温度25℃、周波数1.0kHz、入力信号レベル
1.0Vrmsにて静電容量および誘電正接を測定し、
静電容量から比誘電率を算出した。その後、16Vの直
流を1分間印加し、そのときの絶縁抵抗を測定した。
【0040】また、評価用チップについて85℃で電界
強度が1.2×104 V/mmの直流電圧の印加状態を
保つ高温負荷試験を行った。この高温負荷試験は、30
0個の評価用チップについて行い、最初にショートした
チップの、電圧印加開始からショートに至るまでの時間
を測定することにより行った。
【0041】さらに、−30〜85℃の温度範囲におい
ても前記と同様の条件にて静電容量を測定し、+25℃
での静電容量に対する各温度での静電容量の変化率を算
出した。
【0042】また、評価用チップの表面を無作為に5カ
所選び、これらを走査型電子顕微鏡で800倍に拡大し
て撮影し、この写真から200個の結晶をランダムに選
んで切片法により大きさを測定し、平均値を求めて平均
結晶粒径とした。
【0043】前記測定結果から、比誘電率εrが800
0未満では、積層型セラミックコンデンサとして小型化
ができないため、8000以上を良品とし、また、誘電
損失(tanδ) DFは、1.5%以上になると、例えばコ
ンデンサのチップ化が困難となるなどのため、1.5%
未満を良と評価した。
【0044】絶縁抵抗IRは100GΩ未満では、積層
型セラミックコンデンサとして絶縁抵抗の規格を満足せ
ず絶縁不良となるため、100GΩ以上を良と評価し
た。
【0045】一方、磁器密度を測定し、該密度が5.5
5g/cm3 より小さいと焼成不十分であることを示し
ており、1100℃未満の低温焼成で実用的な焼結体が
得られないことから、密度は5.55g/cm3 以上を
良とした。
【0046】静電容量の温度変化率(TCC)は−80
%〜30%の範囲を良と評価した。
【0047】高温負荷試験は、40時間未満に不良が発
生した場合、積層型コンデンサの規格を満足しなくなる
ことから、40時間以上不良が発生しないものを○とし
た。これらの結果を表3および表4に示す。尚、試料N
o.36〜38、40、44、45は参考資料である。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】表3,4からも明らかなように、xが0で
ある試料No.1では絶縁抵抗が100GΩより低く、x
が0.08よりも大きくなる試料No.7では比誘電率が
8000より小さくなった。また、yが0.10未満で
ある試料番号8では、誘電損失(DF)が1.5%を超
え、yが0.25を超える試料番号13では比誘電率が
8000より低くなり実用範囲外となった。A/B比を
変化させるzが1.00未満である試料番号14は絶縁
抵抗が100GΩより低く、zが1.03よりも大きく
なる試料番号18では比誘電率が8000以下と低くな
り仕様範囲外であった。Nd2 3 の含有量が0.3重
量部より少ない試料番号19,20では、磁器密度が低
下し、比誘電率が8000以下と低く、逆に0.8重量
部を越える試料番号27では、比誘電率が10000以
上と高くなるが絶縁抵抗が100GΩより低くなり、誘
電損失が1.5%より大きくなる。
【0051】試料No.47は、水熱合成法ではなく、通
常の固相反応法により得られた2μmのBa(Ti1-y
Zry )O3 で表されるチタンジルコン酸バリウム粉末
と、6μmのCaTiO3 で表されるチタン酸カルシウ
ム粉末を用いて得られた試料である。この試料では、複
合酸化物の平均結晶粒径が4.5μmであり、高温時に
おける信頼性も低いことが判る。
【0052】
【発明の効果】本発明の積層型コンデンサでは、高温時
における寿命を向上することができるとともに、静電容
量の温度変化率が−30℃〜+85℃の広い温度範囲に
わたって+30%〜−80%、誘電正接も小さい極めて
経済性の高い積層型コンデンサを得ることができ、さら
に、酸素分圧が3×10-8〜3×10-3Paの雰囲気で
1100〜1250℃で焼成しても還元されずに緻密な
焼結体を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体層と内部電極層とを交互に積層して
    なる積層型コンデンサにおいて、前記内部電極層がNi
    を主成分とし、前記誘電体層が、金属元素として少なく
    ともBa、Ca、Ti、Zrを含有し、その組成式を、 (Ba1-xCaxz(Ti1-yZry)O3 と表したとき、前記x、y、zが 0.01≦x≦0.08 0.10≦y≦0.25 1.00≦z≦1.03 を満足する複合酸化物からなる主成分100重量部に対
    して、二酸化マンガン(MnO2)を0.1〜0.2重
    量部、酸化ネオジウム(Nd23)を0.3〜0.8重
    量部、さらにLi 2 OとSiO 2 からなるガラス成分を
    0.5〜0.9重量部含有するとともに、前記複合酸化
    物の平均結晶粒径が2〜4μmであることを特徴とする
    積層型コンデンサ。
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