JP3349718B2 - 液晶リアプロジェクションテレビ - Google Patents

液晶リアプロジェクションテレビ

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JP3349718B2
JP3349718B2 JP10646192A JP10646192A JP3349718B2 JP 3349718 B2 JP3349718 B2 JP 3349718B2 JP 10646192 A JP10646192 A JP 10646192A JP 10646192 A JP10646192 A JP 10646192A JP 3349718 B2 JP3349718 B2 JP 3349718B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3102Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
    • H04N9/3105Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying all colours simultaneously, e.g. by using two or more electronic spatial light modulators

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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶リアプロジェクシ
ョンテレビに関し、特に筐体を薄形化した液晶リアプロ
ジェクションテレビに関する。
【0002】
【従来の技術】CRT内蔵型のリアプロジェクションテ
レビ(背面投写型プロジェクションテレビ)の筐体(キ
ャビネット)内には、R(赤色)、G(緑色)及びB
(青色)用の各CRTが内蔵されている。この各CRT
から出射された各色光は、筐体内に斜めに配設されたミ
ラーにより反射された後、筐体の前部に取付けられたス
クリーンの後面に投射されて、このスクリーンの前面に
カラー画像を形成している。
【0003】かかるリアプロジェクションテレビは、通
常、一般住宅又は事務用建築物の室内に載置されて使用
されるが、この筐体は通常は大形であるために室内に設
置すると大きなスペースを占めることとなる。そのた
め、筐体の奥行方向の寸法(本体厚さ)を薄くするため
に上記傾斜ミラーを設けて、上述のようにCRTからの
色光をこのミラーにより反射させる構成をとっている。
【0004】上記CRT自体のサイズも大きいため、リ
アプロジェクションテレビ全体の大きさに対してCRT
がかなり大きなスペースを占めており、例えば40イン
チのリアプロジェクションテレビの場合には、各CRT
の軸方向の長さは約450mmである。この場合CRTか
らスクリーンに至るまでの光路長はCRTに接したレン
ズの性能等から約800mm必要であるため、筐体の奥行
方向に所定距離とらないとこの光路長を確保できないの
で、本体の高さを1100mmとすれば本体厚さとしては
約470mm必要となる。
【0005】一方、近年、R,G,Bの各色光用の液晶
が内蔵されて1個の投影レンズから全体の色光を出射す
る液晶プロジェクタをCRTの代りに使用した液晶リア
プロジェクションテレビが提案されている。この液晶リ
アプロジェクションテレビにおいても、R、G、Bそれ
ぞれの液晶及び投影レンズは、従来CRTを配置してい
た場所に設置されており、この液晶プロジェクタから出
射された色光はミラーにより反射されてスクリーンに照
射されていた。この場合は本体厚さを小さくすることは
可能だが、コンバーゼンスの調整に問題が残る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、投影レンズ1個
のタイプの液晶プロジェクタではその投影距離が長くな
る等の理由により従来の反射方式では本体厚さには限界
があった。また、従来のCRTを内蔵したリアプロジェ
クションテレビは、例えば40インチサイズのテレビの
場合の本体厚さとしては450mm程度が限界であってこ
れ以下にすることは不可能であった。
【0007】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、本体厚さを従来より大幅に薄くすること
ができる液晶リアプロジェクションテレビを得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶リアプ
ロジェクションテレビは、赤色、緑色及び青色用の各液
晶を内蔵して投影レンズから色光を出射する液晶プロジ
ェクタと、この液晶プロジェクタからの上記色光を順次
反射する少なくとも2枚のミラーと、このミラーからの
反射光を後面に受光して、前面にカラー画像を形成する
スクリーンとを備え、上記液晶プロジェクタから上記ス
クリーンに至るまでの光線軸を立体的に折り返したもの
である。
【0009】また、別の液晶リアプロジェクションテレ
ビは、光源部からの光を、赤色、緑色及び青色用の各液
晶を介して投影レンズから色光として出射する液晶プロ
ジェクタと、この液晶プロジェクタからの上記色光を順
次反射して立体的に折り返す少なくとも2枚のミラー
と、このミラーからの反射光を後面に受光して、前面に
カラー画像を形成するスクリーンとを備え、上記光源部
の光線軸を、上記投影レンズの中心軸に対して傾斜させ
たものである。
【0010】
【作用】従来のリアプロジェクションテレビには3台の
CRTが使用されていたのに対して、本発明に係る液晶
リアプロジェクションテレビには1台の液晶プロジェク
タを設ければよいので本体がコンパクトであり、液晶プ
ロジェクタからスクリーンに至るまでの光路長を二回以
上立体的に折り返し反射させることで、本体の厚さを薄
くできる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。第1実施例 まず、図1乃至図6により第1実施例を説明する。
【0012】図1、図2は、上述の従来のCRT内蔵型
のリアプロジェクションテレビ(背面投写型プロジェク
ションテレビ)1を示しており、図示するように、リア
プロジェクションテレビ1の筐体2内には、R(赤
色)、G(緑色)及びB(青色)用の各CRT3,4,
5が内蔵されている。この各CRT3,4,5から出射
された各色光は、筐体2内に斜めに配設されたミラー6
により折り返し反射された後、筐体2の前部7に取付け
られたスクリーン8の後面に投射されて、このスクリー
ン8の前面にカラー画像を形成している。
【0013】この形式のリアプロジェクションテレビ1
が例えば40インチ(縦寸法×横寸法=600mm×80
0mm)のタイプの場合には、各CRT3乃至5の軸方向
の長さBは約450mmである。この場合CRT3乃至5
からスクリーン8に至るまでの光路長(C+D)は投影
レンズの拡大率や周辺性能の制限があるため、約800
mm必要であり、且つ筐体の高さもホーム用ということで
1100mm程度であるため、筐体2の奥行方向に所定距
離とらないとこの光路長を確保できないので、本体厚さ
Eとしては約470mm必要となる。
【0014】図3乃至図6は本発明に係る液晶内蔵型の
リアプロジェクションテレビを示す図である。図3、図
4に示すように、この液晶リアプロジェクションテレビ
11の筐体12内の下部12aには液晶プロジェクタ1
3が斜めに配設されている。この液晶プロジェクタ13
には、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)用の各液
晶が内蔵されており、投影レンズ14から色光Lを出射
させている。また、筐体12内には、液晶プロジェクタ
13からの色光Lを順次反射する少なくとも2枚のミラ
ーが収納されている。本実施例では、筐体12の下部1
2aの前部側に斜めに設けられて液晶プロジェクタ13
からの色光Lを反射する第1ミラー15と、筐体12内
の上部12bに設けられて前方に傾斜しており、上記第
1ミラー15からの反射光Lを再び反射するための第2
ミラー16とが設けられている。筐体12の前部にはス
クリーン17が取付けられ、このスクリーン17は、第
2ミラー16からの反射光Lをその後面に受光して、前
面18にカラー画像を形成する。
【0015】第1ミラー15は、筐体12の上下方向、
左右方向(図4の左右方向)、前後方向(図3の左右方
向)に対して斜めに配設されており、その鏡面はM1
至M 4 の異形状の平面をなしている(図中破線で図
示)。第2ミラー16の鏡面は、符号m1 乃至m4 の台
形状の平面をなしている(図中破線で図示)。
【0016】本実施例では、液晶プロジェクタ13から
スクリーン17に至るまでの色光Lの光線軸を立体的に
折り返している。即ち、液晶プロジェクタ13の投影レ
ンズ14の中心位置から上下、左右及び前後方向に対し
て斜め方向に出射された光線Lは、第1ミラー15の
中心相当位置Mで反射されたのち第2ミラー16の中
心相当位置mで反射され、スクリーン17の中心位置
に照射される。また、投影レンズ14の一つの隅部
から出射された光線L1 は第1ミラー15の点M1 で反
射され、次いで第2ミラー16の点m1 で反射され、ス
クリーン17の位置N1 に照射される。以下同様に、M
2 →m2 →N2 、M3 →m3 →N3 、M 4 →m4 →N4
の如くそれぞれ反射されてスクリーン17上に符号N1
乃至N4 で囲まれた矩形状のカラー画像を形成する。こ
のように、液晶プロジェクタ13から出射される色光L
は、第1、第2ミラー15,16により三次元的に折り
返されてスクリーン17に照射される。したがって、筐
体12に対して第1、第2ミラー15,16を所定の傾
斜角度で配置することにより、所定(例えば40インチ
の液晶リアプロジェクションテレビ(筐体の縦H=10
78mm、幅W=860mm)においては約800mm)の光
路長(液晶プロジェクタ13からスクリーン17に至る
までの光路長)を確保しつつ、筐体の縦H=1078m
m、幅W=860mmを条件として本体厚さDを例えば3
90mmにまで短縮させることができる。これは、従来の
CRT内蔵型リアプロジェクションテレビの本体厚さが
450mmであったのと比べると約60mm短かくなってお
り、筐体12の薄形化を実現できる。更に、筐体のケー
ス材料をアルミニウム等にして薄くすれば、上記本体厚
さDは370mmも可能であり、この場合には従来より8
0mm短かくなる。
【0017】なお、上記各寸法は液晶リアプロジェクシ
ョンテレビのスクリーンのインチサイズにより異なるも
のであるが、いずれのサイズの液晶リアプロジェクショ
ンテレビであっても、スクリーン17の直前のミラー
(第2ミラー16)の大きさによって決まる最小の厚さ
にまで本体厚さDを薄くすることができる。
【0018】また、かかる光線の進行軌跡をベクトル的
に扱えば、各色光の中心光線が二次元で反射を繰り返し
てスクリーンに至っていた場合は、各ミラーの法線上に
沿った軌跡を有するのでスカラー量で示せるが、本発明
においては次式に示すように三次元のベクトル式で表わ
せる。
【0019】
【数1】
【0020】ここで、符号a,bは定数、符号Nm1は第
1回目の反射用のミラーの法線でのベクトル、符号Nm2
は第2回目の反射用のミラーの法線でのベクトル、符号
Yはミラーの縦軸(短軸)でのベクトルであり、三次元
的に折り返すことを示している。
【0021】次に、図5、図6により液晶プロジェクタ
13の構造を説明する。図5は、液晶プロジェクタの原
理を示している。図示するように、集光リフレクタ31
から集光投射された白色光をダイクロイックミラー3
2,33でレッド光(R)、グリーン光(G)、ブルー
光(B)の三色に分離し、R,G,Bの各色光を各コン
デンサレンズ34を介して液晶パネル35R、35G、
35Bに入射させ、各画像信号に応じて液晶パネル35
R、35G、35Bの透過率を変化させて上記入射した
R、G、Bの各色光を透過、遮蔽して投影レンズ36か
ら色光Lを出射するように構成されている。なお、符号
37、38は全反射ミラー、符号39、40はダイクロ
イックミラーである。
【0022】図6は、具体的な液晶プロジェクタ13の
内部構造を示している。図示するように、ハロゲンラン
プ又はメタルハライドランプ等の光源を有する集光リフ
レクタ51から投射された白色光CW は紫外線、赤外線
を除去するレンズ52、53を透過し全反射鏡54で反
射される。次いで、ダイクロイックミラー55で反射さ
れ、レッド光CR とグリーン光CG は透過する。ブルー
光CB は、全反射鏡56で反射されたのち液晶としての
液晶パネル57で透過率を変化させて通過後、三色合成
プリズム装置58に入射する。この三色合成プリズム装
置58のダイクロイックミラー58aは三色光(R,
G,B)のうちブルー光CB のみ反射するが、他の二色
光CR 、CG は透過し、ダイクロイックミラー58bは
レッド光C R のみ反射するが他の二色光CG 、CB は透
過するようになっている。したがって、ブルー光CB
ダイクロイックミラー58aにより反射されたのち投影
レンズ14に至る。
【0023】一方、ダイクロイックミラー55を透過し
たレッド光CR とグリーン光CG は、ダイクロイックミ
ラー59でグリーン光CG のみ反射され、レッド光CR
は透過する。グリーン光CG は、液晶としての液晶パネ
ル60で透過率を変化させて通過後、三色合成プリズム
装置58内を直進して通過後、投影レンズ14に至る。
また、ダイクロイックミラー59を通過したレッド光C
R は全反射鏡61,62で反射後、液晶としての液晶パ
ネル63で透過率を変化させて通過後、三色合成プリズ
ム装置58に入射し、ダイクロイックミラー58bで反
射されたのち投影レンズ14に至る。このようにして投
影レンズ14からは三色(R,G,B)を含む光線Lが
出射される。かかる液晶プロジェクタ13の構造は小さ
く、具体的には高さ370mm、幅180mm、奥行き23
0mm、レンズ突出高さ90mmのものが実現できるので、
リアプロジェクタの奥行きにはさほど影響を与えない。
【0024】なお、上記実施例では、リアプロジェクシ
ョンテレビの本体高さや幅を従来タイプと同様に設定し
てその本体厚さがどれくらい縮少され得るかについて示
したが、高さが更に許容されるとすれば、本体厚さを更
に薄くできることはもちろんである。また、投影レンズ
14の拡大率も従来と同様のものを設定して示したが、
拡大率を大きくすることで、光路長も短かくなり、本体
厚さもそれに対応して薄くなることも上述の説明から明
白である。第2実施例 次に、図7乃至図14により本発明の第2実施例を説明
する。
【0025】上記第1実施例の光学系においては、図7
(a)に示すように、光源51aを有する光源部として
の集光リフレクタ51の光線軸71を、投影レンズ14
の中心軸72と一致させている。そして、光源51aか
ら出射して集光リフレクタ51で反射した光は、赤色、
緑色及び青色用の各液晶63,60,57を通過したの
ち投影レンズ14から色光として出射する。次いで、光
源部と液晶63,60,57と投影レンズ14とを有す
る液晶プロジェクタからの色光は、少なくとも2枚のミ
ラー15,16で順次反射されて立体的に折り返され
る。ミラー16からの反射光はスクリーン17の後面に
当り、その結果スクリーン17の前面にカラー画像を形
成している。
【0026】これに対して第2実施例に示すものは、図
7(b)に示すように、光源151aを有する光源部と
しての集光リフレクタ151の光線軸171を、投影レ
ンズ114の中心軸172に対してわずかに傾斜させた
方が、リアプロジェクションテレビの本体の厚さが小さ
くなることに着目したものである。傾斜角θとしては数
度例えば6°が好ましい。即ち、本実施例では、リアプ
ロジェクションテレビの本体厚さを小さくするために、
スクリーン117に至る光源部151の光線軸171
を、少なくとも2枚のミラー115,116により2回
以上立体的に折り返すことを前提とし、且つ上述の如く
光線軸171を中心軸172に対して傾斜させている。
符号163,160,157は、それぞれ赤色、緑色、
青色用の液晶である。
【0027】図8乃至図11は第2実施例に係る液晶プ
ロジェクタを示す図である。図8に示すように、液晶プ
ロジェクタ80の筐体81には、集光リフレクタ151
と投影レンズ114が取付けられている。
【0028】図9乃至図11に示すように、この液晶プ
ロジェクタ80においては、ハロゲンランプ又はメタル
ハライドランプ等の光源151aを有する集光リフレク
タ151から投射された白色光CW は紫外線及び赤外線
を除去されたのち、第1の三色分離合成プリズム装置7
9に入射する。図11に示すように、集光リフレクタ1
51は筐体81に斜めに取付けられており、これにより
集光リフレクタ151の光線軸を投影レンズ114の中
心軸に対して傾斜させている。ダイクロイックミラーで
分離されたレッド光CR は、全反射鏡82,83で反射
されたのち液晶としての液晶パネル84で透過率を変化
させて通過後、第2の三色分離合成プリズム装置85に
入射する。第1の三色分離合成プリズム装置79を直進
したグリーン光CG は全反射鏡86,87で反射された
のち液晶としての液晶パネル88で透過率を変化させて
通過後、第2の三色分離合成プリズム装置85に入射す
る。第1の三色分離合成プリズム装置79のダイクロイ
ックミラーで分離されたブルー光CB は、全反射鏡8
9,90で反射されたのち液晶としての液晶パネル91
で透過率を変化させて通過後、第2の三色分離合成プリ
ズム装置85に入射する。この第2の三色分離合成プリ
ズム装置85に入射した各色光CR ,CG ,C B はダイ
クロイックミラーにより合成されたのち、投影レンズ1
14を有するレンズ部92から三色(R,G,B)を含
む光線Lとして出射される。
【0029】かかる構成の液晶プロジェクタ80は、例
えば外形寸法として図8に示すように、高さ220mm、
幅164mm、奥行き254mmの如く小形である。この寸
法の液晶プロジェクタ80を使用して、傾斜角θ=6°
とした場合には、三次元的な折り返しの光線を考慮し
て、本発明者の行なった実験によれば40インチのリア
プロジェクションテレビの従来通りの幅と高さとした場
合、かかるテレビの本体厚さD(図3)を376mm(第
1実施例では390mm)とすることができ、一方、50
インチのリアプロジェクションテレビの場合には本体厚
さDを432mmとすることができる。第2実施例の実験例 本発明者は、第2実施例の構成によりリアプロジェクシ
ョンテレビの本体高さも小さくなることに着目した。光
源部の光線軸を投影レンズの中心軸に対して傾斜させ、
液晶プロジェクタから出射した色光が2回反射すること
により、本体厚さを小さくするとともに本体底上げをし
て上記本体高さをどこまで小さくできるかについて試行
錯誤して実験を行なった。
【0030】図12乃至図14は、この実験を行なった
第2実施例の装置を示す図であり、この液晶リアプロジ
ェクションテレビ111の筐体112の下部112aに
は液晶プロジェクタ80が斜めに配設されており、投影
レンズを有するレンズ部92から三色(R,G,B)を
含む色光Lを出射させている。筐体112内には、液晶
プロジェクタ80からの色光Lを順次反射する少なくと
も2枚のミラーが収納されている。本第2実施例では、
筐体112の下部112aの前部側に斜めに設けられて
液晶プロジェクタ80からの色光Lを反射する第1ミラ
ー115と、筐体112内の上部112bに設けられて
前方に傾斜しており、第1ミラー115からの反射光L
を再び反射するための第2ミラー116とが設けられて
いる。筐体112の前部にはスクリーン117が設けら
れ、このスクリーン117は、第2ミラー116からの
反射光Lをその後面に受光して、前面にカラー画像を形
成する。第1ミラー115,第2ミラー116は、それ
ぞれ第1実施例の第1ミラー15,第2ミラー16に相
当する形状を有しており、液晶プロジェクタ80からス
クリーン117に至るまでの色光Lの光線軸を立体的に
折り返している。このリアプロジェクションテレビの本
体厚さは符号D、本体高さは符号Hで示されている。
【0031】本発明者は、本体厚さDを500mm以下に
するため、奥行き(deep) を470mmに設定し、ミラー
115,116による2回反射によってどこまで本体の
底を浅くすることができるかを検討した。図12に示す
ように、奥行き(deep)(mm)はスクリーン117から第
2ミラー116の最遠点200までの距離である。delt
az(mm)は、スクリーン117から第2ミラー116の最
近点201までの距離である。投影距離fは、液晶プロ
ジェクタ80の投影レンズ114からスクリーン面11
7までの距離である(図7(b))。
【0032】図14中の直交するx,y,z座標系にお
いて、軸x,yがなす平面がスクリーン117の面と一
致しており、原点Oa は、スクリーン117の中心位置
に相当している。符号Fはテレビの前方向を示してい
る。液晶プロジェクタ80の投影レンズの中心軸172
のy軸まわりの回転角(−z軸と線Qのなす角)が符号
α,またx,z平面に対して中心軸172のなす角(即
ちx,z平面上の線Qに対して線172が上方向になす
角)が符号β、投影レンズの中心軸172のまわりに液
晶プロジェクタ80を回転させた場合の回転角が符号γ
である。
【0033】第1のミラー115の位置を決めるために
は、この第1のミラー115の法線ベクトルとミラー1
15が乗っている平面上の一点を決定しなければならな
い。符号yはこの平面とy軸との交点を示しており、座
標は(o,y,o)で示される。
【0034】実験の結果判明した、各パラメータとリア
プロジェクションテレビの大きさとの関係を下記に示
す。 f(投影距離)
【0035】
【表1】
【0036】deltaz
【0037】
【表2】
【0038】傾斜角θ
【0039】
【表3】
【0040】β(−90°≦β≦90°)
【0041】
【表4】
【0042】α(0°≦α≦180°) 角度αは90°≦α≦110°の範囲が本体の底を浅く
しやすい配置になる。以上のメリット・デメリットを考
えつつ、本体の底が最も上がって本体全体が小さくなる
光学系の配置を求めた結果、図12,図13の様な配置
が最もコンパクトな配置になることがわかった。
【0043】以下に奥行き(deep)500(mm)の場合
と合わせてデータを示す。
【0044】
【表5】
【0045】なお、各図中、同一符号は同一又は相当部
分を示す。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る液晶リアプロジェクション
テレビは上記のように構成したので、本体厚さを従来よ
り大幅に薄くすることができる。
【0047】また、光源部の光線軸を投影レンズの中心
軸に対して傾斜させれば、即ち、光源部をわずかにオフ
セットして投影レンズに斜め方向から入射するように配
置すれば、本体厚さをさらに薄くでき、しかも本体の高
さも小さくして、テレビ本体全体を小形化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図6は本発明の第1実施例を説明する
ための図で、図1は従来のリアプロジェクションテレビ
の内部構造を示す概略側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本第1実施例に係る液晶リアプロジェクション
テレビの内部構造を示す側面図である。
【図4】上記液晶リアプロジェクションテレビの内部構
造を示す背面図で、図3のIV−IV線矢視図である。
【図5】液晶プロジェクタの原理説明図である。
【図6】図3、図4中の液晶プロジェクタの詳細構造を
示す内部構造斜視図である。
【図7】図7乃至図14は本発明の第2実施例を説明す
るための図で、図7(a),(b)は、それぞれ第1実
施例、第2実施例の光学系を示す説明図である。
【図8】第2実施例に係る液晶プロジェクタの外観図で
ある。
【図9】図8の液晶プロジェクタの内部構造を示す原理
図である。
【図10】図9の具体的な構造を示す斜視図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】第2実施例に係るリアプロジェクションテレ
ビの内部構造を示す側面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線矢視図である。
【図14】図12、図13における液晶プロジェクタの
位置を示す説明図である。
【符号の説明】 11…液晶リアプロジェクションテレビ 12…筐体 13,80…液晶プロジェクタ 14,114…投影レンズ 15,115…第1ミラー(ミラー) 16,116…第2ミラー(ミラー) 17,117…スクリーン 18…スクリーンの前面 51,151…集光リフレクタ(光源部) 57,60,63,84,88,91…液晶パネル(液
晶) 171…光源部の光線軸 172…投影レンズの中心軸 L…色光 θ…傾斜角
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−94286(JP,A) 特開 昭61−267479(JP,A) 特開 昭63−9374(JP,A) 特開 昭63−196192(JP,A) 特開 平2−118559(JP,A) 特開 平3−83038(JP,A) 特開 平4−147290(JP,A) 特開 平4−307530(JP,A) 実開 昭59−69578(JP,U) 実開 昭62−127184(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/31 H04N 5/74 G03B 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色、緑色及び青色用の各液晶を内蔵し
    て投影レンズから色光を出射する液晶プロジェクタと、 この液晶プロジェクタからの上記色光を順次反射する少
    なくとも2枚のミラーと、 このミラーからの反射光を後面に受光して、前面にカラ
    ー画像を形成するスクリーンとを備え、液晶プロジェクタと第1ミラーとが斜めに配設され、 液晶プロジェクタからの光線は上下、左右、前後方向に
    対して斜めに出射されることで、 上記液晶プロジェクタから上記スクリーンに至るまでの
    光線軸を立体的に折り返したことを特徴とする液晶リア
    プロジェクションテレビ。
  2. 【請求項2】 光源部からの光を、赤色、緑色及び青色
    用の各液晶を介して投影レンズから色光として出射する
    液晶プロジェクタと、 この液晶プロジェクタからの上記色光を順次反射して立
    体的に折り返す少なくとも2枚のミラーと、 このミラーからの反射光を後面に受光して、前面にカラ
    ー画像を形成するスクリーンとを備え、液晶プロジェクタと第1ミラーとが斜めに配設され、 液晶プロジェクタからの光線は上下、左右、前後方向に
    対して斜めに出射されることに加えて、 上記光源部の光線軸を、上記投影レンズの中心軸に対し
    て傾斜させたことを特徴とする液晶リアプロジェクショ
    ンテレビ。
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