JP3349315B2 - コードレス電話機及びコードレス親子電話機 - Google Patents

コードレス電話機及びコードレス親子電話機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親機子機間の送受
信で異なる周波数の搬送波を用いて通信を行うコードレ
ス電話機及びコードレス親子電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アナログコードレス電話の分野に
おいて、その通信制御方法について種々検討が行われて
いる。通常、アナログコードレス電話では、通話に使用
できる搬送波(以下、「キャリア」と呼ぶ)の周波数
(以下、「チャネル」と呼ぶ)は、地域等によって予め
決定されている。例えば、北米地域で使用されるアナロ
グコードレス電話では、親機側から子機側への送信に使
用できるチャネルは43〜47MHzの範囲で、また、
子機側から親機側への送信に使用できるチャネルは48
〜50MHzの範囲で、それぞれ、25個のチャネルが
割り当てられている。
【0003】図5は、北米地域におけるチャネルの周波
数割当ての一覧を示す。同図において「BASE」は親機、
「REMOTE」は子機を表す。「CH」はチャネル番号、「TX
FREQ」は送信周波数、「RX FREQ」は受信周波数、「RX
LOCAL」は受信用局部発振周波数を示している。例えば
チャネル16の場合、親機の送信、受信周波数はそれぞ
れ46.610MHz、49.670MHzであり、子機
の送信、受信周波数はこの逆の組み合わせである。同図
中のチャネル16〜25は従来から用いられているチャ
ネルであるのに対して、チャネル1〜15は1995年
6月に新たに追加されたチャネルを示している。
【0004】親機−子機間の通信では、同図中の同一チ
ャネルの「TX FREQ」と「RX FREQ」とが用いられる。親
機の送信周波数が46.730MHzのときは受信周波
数(は49.875MHzになる。子機はその逆にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
親子電話機では図5に示した同一チャネルの送信周波数
と受信周波数とを用いており、全部で25通りの組み合
わせから1チャネルを使用している。特に、チャネル1
6〜25までの10チャネルは、同一チャネルの送信周
波数と受信周波数とを使用するよう規格化されている。
【0006】しかしながら、新たに追加されたチャネル
1〜15については、同一チャネルを使用する必要がな
いにも関らず従来通り同一チャネルで使用されており、
送信周波数と受信周波数とが有効に利用されていないと
いう問題があった。本発明は上記問題に鑑み、送信周波
数と受信周波数の組み合わせに柔軟性を持たせて限られ
た周波数を有効利用するコードレス電話及びコードレス
親子親子電話機を提供することを目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、親機に対する送信と受信とで異
なる周波数の搬送波を用いて通信を行うコードレス電話
機であって、複数の受信周波数と複数の送信周波数とか
ら得ら全ての組み合わせの中、ビート妨害を発生させ
ない全ての組み合わせを記憶する記憶手段と、記憶され
ている全ての組み合わせの中から受信周波数と送信周波
数とを選択する選択手段とを備える。
【0008】請求項2の発明は、親機への送信と親機か
らの受信とで、異なる周波数の搬送波を用いて通信を行
うコードレス親子電話機であって、親機と子機のうち一
方は、自局の受信周波数を選択する受信周波数選択手段
と、自局の受信周波数を示す情報を相手局に送信する送
信手段を備え、親機と子機のうち他方は、複数の受信周
波数と複数の送信周波数とから得ら全ての組み合わせ
の中、ビート妨害を発生させない全ての組み合わせを記
憶する記憶手段と、相手局から前記情報を受信する受信
手段と、受信された情報が示す周波数を送信周波数とし
た場合に、記憶手段に記憶されている全ての組み合わせ
の中から受信周波数を選択する選択手段とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(a)は、実施の一形態にお
けるコードレス電話の子機の構成を示すブロック図を示
す。この子機は、アンテナ101から送受信される高周
波信号を分離・供給するデュプレクサ102と、分離さ
れた高周波信号を増幅する受信部RFアンプ103と、
指定された受信周波数に対応する局部発振信号を生成す
る局部発振回路104と、増幅された高周波信号と局部
発振信号とを混合して中間周波信号に変換する混合器1
05と、中間周波信号を増幅する受信部IFアンプ10
6と、増幅された中間周波信号を検波して音声信号に復
調する検波器107と、音声信号を増幅するSPアンプ
108と、増幅された音声信号を音声に変換するスピー
カ109と、受信周波数と送信周波数の指定、発着呼制
御および子機全体の制御を行う制御部111と、表示部
112と、操作部113と、音声を音声信号に変換する
マイク110と、音声信号を変調し、さらに指定された
送信周波数の高周波信号に変換する送信部変調回路11
5と、その高周波信号を増幅する送信部RFアンプ11
6と、バッテリー117と、定電圧回路118と、送信
部と受信部への電力供給をオン・オフするスイッチとか
ら構成され、異なる受信周波数と送信周波数とを用いて
親機との間で無線通話を行う。
【0010】前記局部発振回路104と混合器105
は、2組みの発振回路とミキサーとからなり、ダブルス
ーパーヘテロダイン方式を実現している。前記制御部1
11は、さらに受信周波数と送信周波数の組み合わせを
記憶するメモリ1111を内部に有する。メモリ111
1は、図5の「REMOTE」に示したチャネル1〜15まで
については、受信周波数と送信周波数とのペアとして使
用し得る組み合わせを記憶し、チャネル16〜25につ
いては、同図に示した組み合わせを記憶している。制御
部111は、メモリ1111に記憶されているペアの中
から送信周波数と受信周波数とを選択し、局部発振回路
104に指定する。
【0011】図1(b)は、本実施形態のコードレス電
話の親機の構成を示すブロック図である。同図(b)に
おいて、検波器207からの音声信号を公衆回線に、公
衆回線からの音声信号を送信部変調回路213に出力す
るハイブリッドトランス208と、AC電源からの電圧
を整流する平滑回路215、制御部209以外の構成
は、同図(a)と同様の構成要素を備えている。同じ構
成要素は説明を省略し、以下異なる点を中心に説明す
る。
【0012】ハイブリッドトランス208は、公衆回線
に接続され、検波器207からの音声信号を公衆回線
に、公衆回線からの音声信号を送信部変調回路213に
出力する。制御部209は、受信周波数と送信周波数の
指定、発着呼制御および親機全体の制御を行う制御部1
11と親機全体の制御を行い、内部にメモリ2091を
有する。メモリ2091は、図5の「BASE」に示したチ
ャネル1〜15までについては、受信周波数と送信周波
数とのペアとして使用し得る組み合わせを記憶し、チャ
ネル16〜25については、同図に示した組み合わせを
記憶している。制御部209は、メモリ2091に記憶
されているペアの中から送信周波数と受信周波数とを選
択し、局部発振回路204に指定する。
【0013】図2は、メモリ1111及びメモリ209
1に記憶されたチャネル1〜15の送信周波数及び受信
周波数の組み合わせを示す説明図である。同図において
縦軸と横軸の1〜15は図5に示したチャネル番号であ
る。縦軸は子機の送信周波数即ち親機の受信周波数を示
し、横軸は子機の受信周波数即ち親機の送信周波数を示
す。同図ではチャネル1〜15における送信周波数と受
信周波数について255通りの組み合わせを示してい
る。
【0014】同図の×印の欄は、当該送信周波数と受信
周波数の組み合わせを使用した場合にビート妨害が発生
する可能性があることを表している。ここでビート妨害
とは、子機又は親機の内部で発生する複数の電磁波の高
周波成分が干渉して、その差分がノイズとして音声信号
に現れる現象をいう。ビート妨害の可能性があるか否か
は、次式において右辺の値と左辺の値とがほぼ等しくな
るか否かにより判断された結果を表している(この式で
は=をほぼ等しいという意味で用いている。) Rxf=|Txf・M/16−10.24・N| ここで、Rxfは受信周波数、Txfは送信周波数、M
は送信周波数の高調波の倍数、1/16は局部発振回路
104及び204における内部の分周数、10.24は
受信時の第2局部発振周波数、Nは第2局部発振周波数
の倍数を表す。したがって、右辺は送信周波数の高調波
成分を表すので、この値が左辺の値を近ければビート妨
害発生の可能性があることを意味する。
【0015】例えば、親機においてM=18、N=0、
Txf=43.74MHz(チャネル2)の場合には、上式は
次のようになる。 Rxf=|43.74・18/16−10.24・0|
=49.2075MHz この式は、Rxfがチャネル9(49.200MHz)のとき
に、0.0075MHz(7.5kHz)のビート妨害を受けるこ
とをことを意味する。すなわち、親機においてチャネル
2のTxfとチャネル9のRxfとを組み合わせること
は、ビート妨害が発生する可能性がある。
【0016】図2では、高調波成分が生じ易いM、Nの
次数を用いた計算結果である。すなわちM=1〜20の
それぞれに対してN=1〜20を組み合わせ場合と、M
=1〜20、32、48、64、80、96、112、
128、144、160のそれぞれに対してN=1〜1
0を組み合わせた場合の計算結果が記載してある。この
ような計算により得られたチャネルの組み合わせが図2
における×印の欄である。上記の計算では比較的高次の
高調波成分まで計算しているため、ビート妨害の可能性
については、高いものから低いものまで混在しているの
で、実際の子機及び親機ではビート妨害が発生しない組
み合わせも含まれている。
【0017】図3は、実際の子機及び親機においてビー
ト妨害の発生の有無を実験した結果を示す。実験では、
200mの距離をおいて通常の通話ができない場合を判
別している。同図に示すように×印の18通り以外の2
07通りの組み合わせは、使用可能という結果が得られ
た。図2に比べて×印が減少しているのは、主に次の理
由による。(1)図2では高次(M、Nが大)の高調波ま
で考慮しているので、ビート妨害の可能性が低い組み合
わせまで含まれていること。(2)回路基板の配線パター
ン形状より高調波成分が発生する場合としない場合とが
ある。(3)受信系統の配線パターンと高調波成分を発生
する配線パターンの近接状況によりビート妨害が発生す
る場合としない場合とがある。
【0018】したがって、実機においては、図3のよう
な実験結果で×印以外の組み合わせは問題なく使用でき
る。また、実験結果が得られない場合には図2の×印の
組み合わせを避けることが望ましい。本実施形態では子
機のメモリ1111及び親機のメモリ2091は、図3
の×印以外の組み合わせを記憶している。
【0019】以上のように構成された本実施形態の親子
電話機について、その動作を説明する。図4は、制御部
111及び制御部209により発着呼の開始時において
受信周波数及び送信周波数が選択される処理を示すフロ
ーチャートである。同図の左側は子機における発呼時の
処理を、右側は親機における子機からの発呼受け付け時
の処理を示す。
【0020】子機においてユーザによるオフフック等に
より発呼を開始しようとする場合、制御部111は、受
信周波数についてはランダムに選択する(ステップ10
0)。また、送信周波数については制御部111は、例
えば前回の通話で使用した送信周波数を示す情報を内部
レジスタ(図外)に現在の送信周波数として保持してい
る。制御部111は選択された受信周波数と送信周波数
とのペアがメモリ1111に記憶されているか否かを判
定し、記憶されていない場合には(ステップ101:n
o)再び受信周波数をランダムに選択し、記憶されてい
る場合には(ステップ101:yes)、さらにその受信
周波数の受信電解強度を測定することにより近隣の他の
電話機等により使用されているか否かを判定する。
【0021】判定の結果、使用されていると判定された
場合(ステップ102:yes)再び受信周波数をランダ
ムに選択し、使用されていないと判定された場合(ステ
ップ102:no)、選択された受信周波数を示す情報を
当該送信周波数で親機に送信する(ステップ103)。
具体的には制御部111は、使用されていないと判定さ
れたとき、局部発振回路104に当該送信周波数に対応
する局部発信周波数を指定することによって搬送波の送
信周波数を指定し、受信周波数情報を検波器107に変
調させ、受信部IFアンプ106、混合器105、受信
部RFアンプ103、デュプレクサ102を介して親機
に受信周波数情報を送信する。
【0022】受信周波数情報を送信後、制御部111
は、選択された受信周波数で親機からの応答を待つ。具
体的には局部発振回路104に当該受信周波数に対応す
る局部発信周波数を指定することによって搬送波の受信
周波数を指定し、アンテナ101、送信部RFアンプ1
16、送信部変調回路115を介して応答の有無を常時
センスする(ステップ104)。
【0023】他方、親機の制御部209は、内部レジス
タ(図外)に前回の親機の送信周波数を示す情報を保持
していて、また、常時または間欠的に親機の受信周波数
をセンスしている。制御部209は、子機からの受信周
波数情報を受信した場合(ステップ200)、内部レジ
スタの送信周波数を受信した受信周波数情報が示す周波
数に更新する(ステップ201)。
【0024】さらに制御部209は、受信周波数をラン
ダムに選択し、選択された受信周波数と更新された送信
周波数とのペアがメモリ2091に記憶されているか否
かを判定する。記憶されていない場合には(ステップ2
03:no)再び受信周波数をランダムに選択し、記憶さ
れている場合には(ステップ203:yes)、さらにそ
の受信周波数の受信電解強度を測定することにより近隣
の他の電話機等により使用されているか否かを判定す
る。
【0025】使用されていると判定された場合(ステッ
プ204:yes)再び受信周波数をランダムに選択し、
使用されていないと判定された場合(ステップ204:
no)、選択された受信周波数を示す情報を更新された送
信周波数で子機に送信する(ステップ205)。子機で
は、親機からの受信周波数情報を応答として受信した場
合(ステップ104)、制御部111は、当該受信周波
数情報が示す周波数を内部レジスタに更新して、局部発
振回路104に当該送信周波数に対応する局部発振周波
数を指定する。
【0026】これ以後、子機の制御部111、親機の制
御部209は、それぞれ通常の手順によりダイヤル番号
の送信等の発呼制御、通話、終話の制御等を行う。この
ようにして子機の制御部111は、ビート妨害の可能性
がない受信周波数と送信周波数とを選択する。上記の動
作説明では、子機が発呼側として説明したが、親機が公
衆回線から着呼しさらに子機を呼び出す場合に送信周波
数および受信周波数を選択する処理については、図4の
フローにおいて左側が親機、右側が子機の処理を表し、
全く同様である。
【0027】以上説明してきたように、本実施形態にお
ける親子電話機によれば、メモリ1111に記憶された
送信周波数及び受信周波数の多数の組み合わせの中から
実際に使用しうる送信及び受信周波数が選択されるの
で、選択範囲が大きく拡大し、周波数選択をより柔軟に
行うことができる。具体的には本実施形態では従来の2
5通りから217通りに大きく選択範囲が拡大してい
る。例えば従来の25通りの組み合わせの何れもが子機
又は親機の一方において受信状態が悪い場合には通話不
能に陥るが、本実施形態の親子電話機によれば、子機及
び親機においてそれぞれ受信状態のよい周波数を選択す
ることができるという効果がある。
【0028】加えて、ビート妨害の可能性のある組み合
わせをメモリから除外しておくことにより、より適切な
周波数の組み合わせを選択することができる。また、理
論上ビート妨害が起こる可能性がある組み合わせより
も、実際の子機及び親機において実験により使用不適と
判断された組み合わせを除外するほうがより多くの組み
合わせを利用することができる。
【0029】なお、上記の実施形態において、子機と親
子間で送信される受信周波数情報は、図5に示したチャ
ネル番号そのものであってもよい。その場合、メモリ1
111は図5に示したチャネル番号と子機の送信周波数
Txf及び受信周波数Rxfとを対応させて記憶し、メ
モリ2091は図5に示したチャネル番号と親機の送信
周波数Txf及び受信周波数Rxfとを対応させて記憶
し、制御部111及び制御部209がメモリ1111及
びメモリ2091を参照してチャネル番号から周波数を
特定する構成とすればよい。
【0030】さらに、メモリ1111およびメモリ20
91に記憶される使用可能な送信周波数及び受信周波数
の組み合わせも、送信周波数のチャネル番号と受信周波
数のチャネル番号とをペアとして記憶してもよい。この
場合も上記のように図5の内容をきおくする構成とすれ
ばよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、記憶手段に記
憶された送信周波数及び受信周波数の多数の組み合わせ
の中から実際に使用可能な送信及び受信周波数が選択さ
れるので、選択範囲が大きく拡大し、選択手段による周
波数選択をより柔軟に行うことができる。具体的には受
信周波数と送信周波数とが1対1に対応していないの
で、大きく選択範囲が拡大している。例えば1対1に対
応している組み合わせの何れもが子機又は親機の一方に
おいて受信状態が悪い場合には通話不能に陥るが、本実
施形態の親子電話機によれば、子機及び親機においてそ
れぞれ受信状態のよい周波数を組み合わせが存在するの
で、通話不能に陥らないよう柔軟に選択でき、周波数を
有効利用することができるという効果がある。
【0032】加えて、ビート妨害の可能性のある組み合
わせを記憶手段が除外しているので、より適切な周波数
の組み合わせを選択することができる。また、理論上ビ
ート妨害が起こる可能性がある組み合わせよりも、実際
の子機及び親機において実験により使用不適と判断され
た組み合わせを除外するほうがより多くの組み合わせを
利用することができる。
【0033】請求項2の発明によれば、請求項1と同じ
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施の一形態におけるコードレス電話の
子機の構成を示すブロック図を示す。 (b)同実施形態のコードレス電話の親機の構成を示す
ブロック図である。
【図2】メモリ1111及びメモリ2091に記憶され
たチャネル1〜15の送信周波数及び受信周波数の組み
合わせを示す説明図である。
【図3】実際の子機及び親機においてビート妨害の発生
の有無を実験した結果を示す。
【図4】制御部111及び制御部209により発着呼の
開始時において受信周波数及び送信周波数が選択される
処理を示すフローチャートである。
【図5】北米地域におけるチャネルの周波数割当ての一
覧を示す。
【符号の説明】
103 受信部RFアンプ 104 局部発振回路 105 混合器 106 受信部IFアンプ 107 検波器 108 SPアンプ 109 スピーカ 110 マイク 111 制御部 1111 メモリ 112 表示部 113 操作部 115 送信部変調回路 116 送信部RFアンプ 117 バッテリー 118 定電圧回路 204 局部発振回路 207 検波器 208 ハイブリッドトランス 209 制御部 2091 メモリ 213 送信部変調回路 215 平滑回路 2901 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益田 昌佳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 猪崎 昌宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−235859(JP,A) 特開 平7−87550(JP,A) 特開 平6−253362(JP,A) 特開 平4−32322(JP,A) 特開 平5−268122(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04M 1/00 - 1/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親機に対する送信と受信とで異なる周波数
    の搬送波を用いて通信を行うコードレス電話機であっ
    て、 複数の受信周波数と複数の送信周波数とから得ら全て
    の組み合わせの中、ビート妨害を発生させない全ての
    み合わせを記憶する記憶手段と、 記憶されている全ての組み合わせの中から受信周波数と
    送信周波数とを選択する選択手段と、 を備えることを特徴とするコードレス電話機。
  2. 【請求項2】親機への送信と親機からの受信とで、異な
    る周波数の搬送波を用いて通信を行うコードレス親子電
    話機であって、 親機と子機のうち一方は、 自局の受信周波数を選択する受信周波数選択手段と、 自局の受信周波数を示す情報を相手局に送信する送信手
    段を備え、 親機と子機のうち他方は、 複数の受信周波数と複数の送信周波数とから得ら全て
    の組み合わせの中、ビート妨害を発生させない全ての
    み合わせを記憶する記憶手段と、 相手局から前記情報を受信する受信手段と、 受信された情報が示す周波数を送信周波数とした場合
    に、記憶手段に記憶されている全ての組み合わせの中か
    ら受信周波数を選択する選択手段とを備えることを特徴
    とするコードレス親子電話機。
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