JP3349035B2 - 排水横管の消泡装置 - Google Patents

排水横管の消泡装置

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JP3349035B2 JP08258896A JP8258896A JP3349035B2 JP 3349035 B2 JP3349035 B2 JP 3349035B2 JP 08258896 A JP08258896 A JP 08258896A JP 8258896 A JP8258896 A JP 8258896A JP 3349035 B2 JP3349035 B2 JP 3349035B2
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正雄 仲石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水横管の消泡装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】高層建物等では、各階を貫いて立て配管
された排水立管に連なる横主管(排水立管の下端部に接
続された排水横管)内で洗剤等による泡が管内を閉塞す
る、いわゆる泡栓現象が生じると、その後、この排水管
内を排液と一緒に流される空気が上記泡栓部分で滞留
し、その上流管内が異常昇圧することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように管内が異
常昇圧すると、排水立管に接続された横枝管内も昇圧す
るようになるので、横枝管に接続された便器や流し台の
トラップ部等で、封水の噴出、悪臭の発生等を招来する
おそれがある。かかる問題を解決する手段として、横主
管内の上部側に設けた噴出口から下流側へ向けて加圧流
体を噴出することによって、横主管内で発生する泡を吹
き飛ばし、横主管の上部側に通気部を確保することが考
えられる。
【0004】ところで、従来から、排水立管内を流下す
る排水を旋回させ、遠心力により管壁に沿って流れさせ
ることにより、排水立管内の中央に通気管の作用を果た
す空気コアを生じさせ、排水立管内の空気圧変動を小さ
く保ち、横枝管のトラップにおける封水破壊を防止して
いるが、しかるに、上記のように加圧流体を下流側へ向
けて噴出すると、噴出口よりも上流側の管内が一時的に
負圧になり、かかる負圧によって、横枝管のトラップ封
水を破壊する問題が生ずる。
【0005】そこで、本発明は、排水横管内で下流側に
向けて噴出される加圧流体によって排水横管内に生ずる
泡を除去し得るようにするとともに、噴出口よりも上流
側で負圧が生じることを防止し得る消泡装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の手段を講じた。すなわち、本発明の
特徴とするところは、排水横枝管が接続されている排水
立管の下部に接続された排水横主管内の上部側に設けら
れて下流側へ向けて加圧空気を噴出する噴出口と、前記
横枝管に設けられて該横枝管の管内が負圧になると外気
を管内に吸引する吸気弁とを備え、前記噴出口は、前記
横主管の外部に設けられた送気装置に接続されており、
前記横主管の前記噴出口が位置付けられている部位より
も上流側に管内圧力を検出する圧力検出器が設けられ、
該圧力検出器には、検出圧力が予め設定した異常昇圧レ
ベルに達した場合に前記送気装置を作動させる自動制御
器が接続されており、前記噴出口からの加圧空気の噴出
により、前記横主管内を塞ぐ泡を吹き飛ばして該横主管
内に通気通路を確保すると共に、前記吸気弁は、前記
出口からの加圧空気の噴出により、前記横枝管内が負圧
になると作動するものである点にある。
【0007】すなわち、噴出口から加圧空気を下流側へ
向けて噴出すると、排水横管の上部側にまで充満する泡
を吹き飛ばして通気路が確保され、管内が異常昇圧する
ことを防止する。また、加圧空気を噴出することによっ
て噴出口の上流側で管内が負圧になっても、吸気弁が開
いて管内に外気が採り入れられて即座に負圧が解消し、
横枝管のトラップ封水を破る不具合が生ずることも防止
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1に示すように、建物の各階
を上下に貫くように立て配管された排水立管1の下端部
には、排水集合管2及びベンド管3を介して排水横主管
4が接続されている。
【0009】本実施形態の消泡装置は、排水横主管4の
上方に配設されて空気ポンプにより加圧空気をノズル管
5先端部の噴出口6から噴出する送気装置7(流体送出
装置)を備えている。この噴出口6は、横主管4の管内
の上部側に位置付けられ、下流側に向けて加圧空気(加
圧流体)を噴出するように配設されている。横主管4に
対し、送気装置7のノズル端(噴出口)6が位置付けら
れる部位よりも上流側適所には、管内圧力を検出する圧
力検出器8が取付けられており、この圧力検出器8に
は、検出圧力が予め設定した異常昇圧レベルに達した場
合に送気装置7を作動させる自動制御器9が電気的に接
続されている。なお、圧力検出器8としてはダイアフラ
ム弁等の圧力スイッチを用いることも可能であり、この
ようにすれば自動制御器9を用いなくとも送気装置7の
自動起動が可能となる。なお、送気装置7は手動により
作動・停止させるようにしておくことも可能である。
【0010】そして、圧力検出器8によって検出される
圧力値に対して自動制御器9が異常昇圧を判断した場
合、自動制御器9が送気装置7を自動的に作動させるよ
うに構成されている。そのため、横主管4内には排液流
れPに沿ってこれを加勢する方向に加圧空気が吹き込ま
れ、ノズル端の噴出口6よりも下流側の泡栓部分には押
込み力が、また噴出口6よりも上流側の泡栓部分には引
き込み力が、それぞれ作用して、これらを下流側へ吹き
飛ばして横主管4内の上部に通気路が確保されることに
なる。
【0011】自動制御器9は、異常昇圧が解消されたと
判断した後又は送気装置7の作動後における所定時間の
経過後に、送気装置7を自動的に停止させるようにな
り、再び、圧力検出器8の検出値を監視するようにな
る。前記排水集合管2は、管軸方向上端には排水立管接
合部10が、管軸方向下端にはベンド管接合部11が設
けられ、上部に排水立管1よりも大径の径大部12が設
けられると共に、径大部12とベンド管接合部11との
間にテーパー管部13が形成されている。
【0012】また、径大部12には枝管接合部14が側
方に突設されており、該枝管接合部14に、トラップ部
15を有する排水横枝管16が接続されている。この排
水横枝管16の排水集合管2寄りの適所には、管内圧力
が負圧になると外気を管内に吸入する吸気弁20が設け
られており、送気装置7が起動されて噴出口6から加圧
空気が横主管4内で下流側に向けて噴出されることによ
り、噴出口6よりも上流側となる排水立管1及び横枝管
16内が負圧になると、吸気弁20が開いて外気を管内
に吸入するため、管内が大きく負圧になることを防止で
き、よって、横枝管16の封水トラップを破壊すること
を防止できるとともに、排水の円滑性を向上することが
できる。
【0013】吸気弁20は、図2に示すように、下端が
横枝管16に接続されかつ上方に延設された吸気管21
と、該吸気管21上端を囲む函体22と、函体22内で
吸気管21の外周に上下動可能に外嵌された環状板から
なる弁体23とを備えて構成されている。函体22は、
中空円柱状でその底板22Aの吸気管嵌着孔24の外周
側には、該孔24と同心円状の筒状弁座25が上向きに
突設されると共に、該弁座25と嵌着孔24との間に通
気孔26が複数設けられている。
【0014】そして、弁体23は、通常、吸気管21内
圧力が大気圧以上であれば、弁座25に押圧されて閉状
態を維持し、吸気管21内圧力が大気圧よりも低くなる
と、大気圧により押し上げられ(図2に2点鎖線で示
す)、大気が通気孔26から函体22内を経て吸気管2
1内に吸引され、集合管1内に流入して圧力が上昇し、
負圧が解消されるようになっている。
【0015】図3は、吸気弁20の別の実施例を示し、
吸気管21の上端に函体22が連通状に接続され、函体
22の天板22Bに空気導入管兼用の弁座25が貫通状
に設けられ、ゴムなどの弾性材料により略半球形に成形
された弁体23が上方凸状に嵌装されており、該弁体2
3外周に通気切欠部27が設けられている。したがっ
て、吸気管21内圧力が負圧になると、弁体23が図3
に二点鎖線で示すように変形して弁座25から離れ、大
気が弁座25から函体22内に吸引され、弁体23の通
気切欠部27を通って吸気管21から横枝管16内に流
入し、負圧が解消される。
【0016】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のでなく、例えば、吸気弁は噴出口6より上流側でかつ
破封を防止しなければならない最下流部のトラップまで
の管路途中に設けることができ、具体的には横主管の上
流側端部近傍や集合管などに設けることができる。ま
た、流体噴出装置7として、噴出口6から水を下流側に
向けて噴出するものを採用することもできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
噴出口から噴出される加圧空気によって排水横管に発生
する泡を消すことができ、管内が異常昇圧することを防
止することができるとともに、加圧空気を噴出すること
により噴出口の上流側で管内が負圧になっても、吸気弁
から外気が採り入れられて即座に負圧が解消し、排水横
管の上流側に接続されている横枝管の封水トラップを破
る等の不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体を示す一部断面側面
図である。
【図2】吸気弁の一実施例を示す縦断面図である。
【図3】吸気弁の別の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 排水立管 4 排水横管(横主管) 6 噴出口 20 吸気弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−247434(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水横枝管(16)が接続されている排
    水立管(1)の下部に接続された排水横主管(4)内の
    上部側に設けられて下流側へ向けて加圧空気を噴出する
    噴出口(6)と、前記横枝管(16)に設けられて該横
    枝管(16)の管内が負圧になると外気を管内に吸引す
    る吸気弁(20)とを備え、 前記噴出口(6)は、前記横主管(4)の外部に設けら
    れた送気装置(7)に接続されており、 前記横主管(4)の前記噴出口(6)が位置付けられて
    いる部位よりも上流側に管内圧力を検出する圧力検出器
    (8)が設けられ、 該圧力検出器(8)には、検出圧力が予め設定した異常
    昇圧レベルに達した場合に前記送気装置(7)を作動さ
    せる自動制御器(9)が接続されており、前記噴出口(6)からの加圧空気の噴出により、前記横
    主管(4)内を塞ぐ泡を吹き飛ばして該横主管(4)内
    に通気通路を確保すると共に、前記 吸気弁(20)は、
    前記噴出口(6)からの加圧空気の噴出により、前記横
    枝管(16)内が負圧になると作動するものであること
    を特徴とする排水横管の消泡装置。
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