JP3315307B2 - 排水横管の消泡装置 - Google Patents
排水横管の消泡装置Info
- Publication number
- JP3315307B2 JP3315307B2 JP08258996A JP8258996A JP3315307B2 JP 3315307 B2 JP3315307 B2 JP 3315307B2 JP 08258996 A JP08258996 A JP 08258996A JP 8258996 A JP8258996 A JP 8258996A JP 3315307 B2 JP3315307 B2 JP 3315307B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- pressure
- horizontal
- main pipe
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水横管の消泡装
置に関する。
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】高層建物等では、各階を貫いて立て配管
された排水立管に連なる横主管（排水立管の下端部に接
続された排水横管）内で洗剤等による泡が管内を閉塞す
る、いわゆる泡栓現象が生じると、その後、この排水管
内を排液と一緒に流される空気が上記泡栓部分で滞留
し、その上流管内が異常昇圧することがある。
された排水立管に連なる横主管（排水立管の下端部に接
続された排水横管）内で洗剤等による泡が管内を閉塞す
る、いわゆる泡栓現象が生じると、その後、この排水管
内を排液と一緒に流される空気が上記泡栓部分で滞留
し、その上流管内が異常昇圧することがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように管内が異
常昇圧すると、排水立管に接続された横枝管内も昇圧す
るようになるので、横枝管に接続された便器や流し台の
トラップ部等で、封水の噴出、悪臭の発生等を招来する
おそれがある。そこで、本発明は、排水横管内に生ずる
泡を迅速に除去し得る消泡装置を提供することを目的と
する。
常昇圧すると、排水立管に接続された横枝管内も昇圧す
るようになるので、横枝管に接続された便器や流し台の
トラップ部等で、封水の噴出、悪臭の発生等を招来する
おそれがある。そこで、本発明は、排水横管内に生ずる
泡を迅速に除去し得る消泡装置を提供することを目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の技術的手段を講じた。すなわち、本
発明の特徴とするところは、排水立管の下部に接続され
た排水横主管内に発生した泡を消すための消泡装置にお
いて、前記横主管内の上部側に設けられて下流側へ向け
て液体を噴出して、横主管内の泡を下流側に吹き飛ばす
噴出口を備え、前記噴出口は、液体送出装置に接続され
ており、前記横主管の前記噴出口が位置付けられている
部位よりも上流側に管内圧力を検出する圧力検出器が設
けられ、該圧力検出器には、検出圧力が予め設定した異
常昇圧レベルに達した場合に前記液体送出装置を作動さ
せる自動制御器が接続されている点にある。本発明によ
れば、噴出口から液体が下流側へ向けて噴出されると、
かかる液体により排水横管の上部側にまで充満する泡を
下流側に吹き飛ばしながら消泡して通気路が確保され、
管内が異常昇圧することが防止される。
に、本発明は、次の技術的手段を講じた。すなわち、本
発明の特徴とするところは、排水立管の下部に接続され
た排水横主管内に発生した泡を消すための消泡装置にお
いて、前記横主管内の上部側に設けられて下流側へ向け
て液体を噴出して、横主管内の泡を下流側に吹き飛ばす
噴出口を備え、前記噴出口は、液体送出装置に接続され
ており、前記横主管の前記噴出口が位置付けられている
部位よりも上流側に管内圧力を検出する圧力検出器が設
けられ、該圧力検出器には、検出圧力が予め設定した異
常昇圧レベルに達した場合に前記液体送出装置を作動さ
せる自動制御器が接続されている点にある。本発明によ
れば、噴出口から液体が下流側へ向けて噴出されると、
かかる液体により排水横管の上部側にまで充満する泡を
下流側に吹き飛ばしながら消泡して通気路が確保され、
管内が異常昇圧することが防止される。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図１に示すように、建物の各階
を上下に貫くように立て配管された排水立管１の下端部
には、排水集合管２及びベンド管３を介して排水横主管
４（排水横管）が接続されている。
面に基づいて説明する。図１に示すように、建物の各階
を上下に貫くように立て配管された排水立管１の下端部
には、排水集合管２及びベンド管３を介して排水横主管
４（排水横管）が接続されている。
【０００６】本実施形態の消泡装置は、排水横主管４の
上方に配設されて水（液体）をノズル管５先端部の噴出
口６から噴出する液体送出装置７を備えている。この噴
出口６は、横主管４の管内の上部側に位置付けられ、下
流側に向けて水（流体）を噴出するように配設されてい
る。液体送出装置７としては、貯水タンクに溜められた
水をポンプにより送出するものや、あるいは、貯水タン
クを横主管４の上方に配設して弁の開閉により貯水タン
ク内の水が噴出するように構成することができる。後者
によれば、位置エネルギーを有効利用できるため、維持
コストを低減できる。
上方に配設されて水（液体）をノズル管５先端部の噴出
口６から噴出する液体送出装置７を備えている。この噴
出口６は、横主管４の管内の上部側に位置付けられ、下
流側に向けて水（流体）を噴出するように配設されてい
る。液体送出装置７としては、貯水タンクに溜められた
水をポンプにより送出するものや、あるいは、貯水タン
クを横主管４の上方に配設して弁の開閉により貯水タン
ク内の水が噴出するように構成することができる。後者
によれば、位置エネルギーを有効利用できるため、維持
コストを低減できる。
【０００７】さらに、液体送出装置７として、上水道
や、中水道の加圧配管を取付けたものによっても構成で
きる。横主管４に対し、液体送出装置７のノズル端（噴
出口）６が位置付けられる部位よりも上流側適所には、
管内圧力を検出する圧力検出器８が取付けられており、
この圧力検出器８には、検出圧力が予め設定した異常昇
圧レベルに達した場合に液体送出装置７を作動させる自
動制御器９が電気的に接続されている。なお、圧力検出
器８としてはダイアフラム弁等の圧力スイッチを用いる
ことも可能であり、このようにすれば自動制御器９を用
いなくとも液体送出装置７の自動起動が可能となる。な
お、液体送出装置７は手動により作動・停止させるよう
にしておくことも可能である。
や、中水道の加圧配管を取付けたものによっても構成で
きる。横主管４に対し、液体送出装置７のノズル端（噴
出口）６が位置付けられる部位よりも上流側適所には、
管内圧力を検出する圧力検出器８が取付けられており、
この圧力検出器８には、検出圧力が予め設定した異常昇
圧レベルに達した場合に液体送出装置７を作動させる自
動制御器９が電気的に接続されている。なお、圧力検出
器８としてはダイアフラム弁等の圧力スイッチを用いる
ことも可能であり、このようにすれば自動制御器９を用
いなくとも液体送出装置７の自動起動が可能となる。な
お、液体送出装置７は手動により作動・停止させるよう
にしておくことも可能である。
【０００８】そして、圧力検出器８によって検出される
圧力値に対して自動制御器９が異常昇圧を判断した場
合、自動制御器９が液体送出装置７を自動的に作動させ
るように構成されている。そのため、横主管４内には排
液流れＰに沿ってこれを加勢する方向に水が噴出され、
ノズル端の噴出口６よりも下流側の泡栓部分には押込み
力が、また噴出口６よりも上流側の泡栓部分には引き込
み力が、それぞれ作用して、これらを下流側へ吹き飛ば
して横主管４内の上部に通気路が確保されることにな
る。
圧力値に対して自動制御器９が異常昇圧を判断した場
合、自動制御器９が液体送出装置７を自動的に作動させ
るように構成されている。そのため、横主管４内には排
液流れＰに沿ってこれを加勢する方向に水が噴出され、
ノズル端の噴出口６よりも下流側の泡栓部分には押込み
力が、また噴出口６よりも上流側の泡栓部分には引き込
み力が、それぞれ作用して、これらを下流側へ吹き飛ば
して横主管４内の上部に通気路が確保されることにな
る。
【０００９】自動制御器９は、異常昇圧が解消されたと
判断した後又は液体送出装置７の作動後における所定時
間の経過後に、液体送出装置７を自動的に停止させるよ
うになり、再び、圧力検出器８の検出値を監視するよう
になる。前記排水集合管２は、管軸方向上端には排水立
管接合部１０が、管軸方向下端にはベンド管接合部１１
が設けられ、上部に排水立管１よりも大径の径大部１２
が設けられると共に、径大部１２とベンド管接合部１１
との間にテーパー管部１３が形成されている。
判断した後又は液体送出装置７の作動後における所定時
間の経過後に、液体送出装置７を自動的に停止させるよ
うになり、再び、圧力検出器８の検出値を監視するよう
になる。前記排水集合管２は、管軸方向上端には排水立
管接合部１０が、管軸方向下端にはベンド管接合部１１
が設けられ、上部に排水立管１よりも大径の径大部１２
が設けられると共に、径大部１２とベンド管接合部１１
との間にテーパー管部１３が形成されている。
【００１０】また、径大部１２には枝管接合部１４が側
方に突設されており、該枝管接合部１４に、トラップ部
１５を有する排水横枝管１６が接続されている。本実施
の形態によれば、液体を噴出口６から噴出することによ
り消泡するものであるから、エアー等の気体を用いた場
合に生ずる噴出口６上流側の負圧が殆ど生ずることがな
く、負圧発生によりトラップ封水を破ることが防止され
る。
方に突設されており、該枝管接合部１４に、トラップ部
１５を有する排水横枝管１６が接続されている。本実施
の形態によれば、液体を噴出口６から噴出することによ
り消泡するものであるから、エアー等の気体を用いた場
合に生ずる噴出口６上流側の負圧が殆ど生ずることがな
く、負圧発生によりトラップ封水を破ることが防止され
る。
【００１１】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のでなく、例えば、液体噴出装置７として、水以外に、
泡を消すために有効な成分を含有する液体を噴出口６か
ら噴出させるようにすることもできる。
のでなく、例えば、液体噴出装置７として、水以外に、
泡を消すために有効な成分を含有する液体を噴出口６か
ら噴出させるようにすることもできる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
噴出口から噴出される液体によって排水横管に発生する
泡を迅速に消すことができ、管内が異常昇圧することを
防止することができるとともに、噴出口上流側で負圧が
生じることをも防止できる。
噴出口から噴出される液体によって排水横管に発生する
泡を迅速に消すことができ、管内が異常昇圧することを
防止することができるとともに、噴出口上流側で負圧が
生じることをも防止できる。
【図１】本発明の実施の形態の全体を示す一部断面側面
図である。
図である。
１ 排水立管 ４ 排水横管（横主管） ６ 噴出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−247434（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E03C 1/122
Claims (1)
- 【請求項１】 排水立管（１）の下部に接続された排水
横主管（４）内に発生した泡を消すための消泡装置にお
いて、 前記横主管（４）内の上部側に設けられて下流側へ向け
て液体を噴出して、横主管（４）内の泡を下流側に吹き
飛ばす噴出口（６）を備え、前記噴出口（６）は、液体
送出装置（７）に接続されており、 前記横主管（４）の前記噴出口（６）が位置付けられて
いる部位よりも上流側に管内圧力を検出する圧力検出器
（８）が設けられ、 該圧力検出器（８）には、検出圧力が予め設定した異常
昇圧レベルに達した場合に前記液体送出装置（７）を作
動させる自動制御器（９）が接続されている ことを特徴
とする排水横管の消泡装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08258996A JP3315307B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 排水横管の消泡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08258996A JP3315307B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 排水横管の消泡装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273196A JPH09273196A (ja) | 1997-10-21 |
| JP3315307B2 true JP3315307B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=13778679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08258996A Expired - Fee Related JP3315307B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 排水横管の消泡装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3315307B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3620654B1 (ja) * | 2003-12-10 | 2005-02-16 | 隆文 和田 | 強制排水装置 |
-
1996
- 1996-04-04 JP JP08258996A patent/JP3315307B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09273196A (ja) | 1997-10-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100434984B1 (ko) | 습식 스프링클러 장치 | |
| KR910003225A (ko) | 변기의 세정수 공급장치 | |
| KR101254133B1 (ko) | 부력흡출기를 가지는 급수장치 | |
| TWI542380B (zh) | Vacuum wet sprinkler equipment | |
| KR101671225B1 (ko) | 압력탱크 내부 이물질 제거 기능을 구비하는 수배관 시스템 | |
| KR950007213B1 (ko) | 수중의 용존산소의 탈기장치 | |
| JP3315307B2 (ja) | 排水横管の消泡装置 | |
| JPS622135B2 (ja) | ||
| US6098648A (en) | Intake for whirlpool-type bathtub | |
| JP3349035B2 (ja) | 排水横管の消泡装置 | |
| JP2918466B2 (ja) | 排液管の維持管理装置 | |
| JPH09268618A (ja) | ベント管 | |
| JP2014145246A (ja) | 腰掛便器自動吐水システムおよび電子腰掛便器 | |
| JP3632485B2 (ja) | サイホン式大便器の洗浄方法とサイホン式大便器 | |
| JP3970472B2 (ja) | 汚水槽用スカム除去装置 | |
| JP3079439B2 (ja) | スプリンクラ消火設備 | |
| JPH10195948A (ja) | 排水横主管および排水横主管の消泡方法 | |
| JPH1170151A (ja) | 気体溶解装置およびそれを用いたシャワー装置 | |
| JP3170631B2 (ja) | 二層管内の消泡装置 | |
| JP7171882B2 (ja) | 負圧湿式予作動スプリンクラー設備 | |
| JP3315309B2 (ja) | 排水横主管 | |
| JP3489195B2 (ja) | 温水洗浄便座の温水装置 | |
| CN217265578U (zh) | 一种消泡聚结分离器 | |
| JPH07178193A (ja) | スプリンクラー消火設備の遅延機構 | |
| JP2006169767A (ja) | 便器洗浄装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |