JP3348585B2 - 中子造型用エアー抜き装置 - Google Patents

中子造型用エアー抜き装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造用の中子金型
に用いられるエアー抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋳造用中子の造型は、中子造型機にセッ
トした上型と下型の間に形成するキャビティに、鋳物砂
を圧搾空気で吹込んで充填する方式により行われてい
る。この方式ではエアー抜き装置を必要とし、鋳物砂と
共に吹き込まれた空気はこのエアー抜き装置から外部に
排出される。
【0003】図3は、従来の中子造型機の断面を示す。
マガジン11に貯溜した鋳物砂12は、上部から圧縮空
気によりブローノズル13を経て、ブローブッシュ14
の開口部から上型15、下型16の間に形成されたキャ
ビティ17内に吹込まれる。鋳物砂はキャビティ17に
残留して充填造型され、空気は下型押出しピン19と下
型16との隙間を通過して外部に、また上型の空所17
aの上部に設けたスリットノズル18を通過し、排気路
15aを経て外部に排出される。
【0004】図に示すキャビティ17の複数の空所17
a,17bには充分に鋳物砂が吹込まれ、これに相当す
る中子の突起部として造型される必要があるが、図に示
すようにブローブッシュ14先端のブロー面20より上
に空所17aを設け、その上方にスリットノズル18を
設置する場合には、スリットが鋳物砂により目詰まりし
て排出不充分となり、中子突起部の形成不良となり易
い。鋳物砂の造型固化完了後に型を開き、押出しピン1
9が造型された中子を押上げ、下型から中子を取出す。
【0005】図4は、図1のスリットノズル18部の拡
大図を示す。スリットノズル18には複数のスリット1
8aを設け、各スリットの巾Lは0.15〜0.20mm
としている。空気はこのスリットを通じて流出し、空気
により移動する鋳物砂はスリットノズル18の下面に留
まって充填され、中子の突起部を形成する。
【0006】特開平3−3584号公報には、鋳物砂層
に接する表面側から裏面側に通ずる細孔を有し型に設け
たベントホールに取り付けられるベントホール部材と、
このベントホール部材の裏面側に設けられ前記細孔を通
じて表面側の空気を吸引する吸引手段を備えた造型用ベ
ントホール装置が記載されている。
【0007】また、実開平2−76645号公報には、
中子造型機の金型に形成したエア抜き孔に挿入するベン
トプラグを、エア抜き孔に挿入される、内部が中空部と
なった筒状の外筒と、この外筒内に挿入され、かつ、外
径が外筒の内径より若干小径となった棒状の内筒とによ
って構成し、外筒の後端外周に、ベントプラグを金型に
ビス止めするためのビス穴を有するフランジ部、及びこ
のフランジ部外周と外筒中空部とを連通するための連通
孔とを形成し、内筒の先端等配位置に、軸方向に延び、
かつ、頂部が外筒の内周面と接触するリブを設け、外筒
と内筒の間とにエア抜き用のスリットを形成したベント
プラグが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3に示すような従来
の中子造型機で連続造型を行うと、スリットに鋳物砂が
詰まり、空気の流出が不充分となり中子の造型不良とな
る。また、鋳物砂の中には砂を結合するための樹脂が混
入してあるので、これが固着して鋳物砂と共にスリット
18aを詰まらせる要因となっている。
【0009】前記特開平3−3584号公報に記載され
たものは、ベントホールの裏側からキャビティ内の空気
を吸引し、空気の流出を促進するものであって、鋳物砂
や結合樹脂によるベントホール細孔の目詰まりを積極的
に除去するものではなく、目詰まりをなくすことは不可
能である。
【0010】また、前記実開平2−76645号公報に
記載されたものは、空気抜きスリットの鋳物砂による目
詰まりを防止するものではなく、スリット保持部材の型
からの着脱を容易とし、目詰まりを復帰する作業の容易
化を図るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上型と下型で
形成するキャビティに該キャビティに開口するブローブ
ッシュから鋳物砂を空気とともに吹込み、中子を形成す
るむ中子金型において、前記キャビティのブローブッシ
ュ開口部より高い突起形状部に空気の流出口を設け、該
流出口に所定の隙間を形成するローターを嵌合するとと
もに、該ローターを空気の流出方向を軸として回動させ
る駆動手段を設けた中子造型用エアー抜き装置である。
空気流出口とローターの隙間に詰まる鋳物砂や結合樹脂
は、ローターの回動により剥落するので目詰まりの発生
を防ぎ、キャビティ内の空気の流出不良による中子の造
型不良を防止する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1、図2に本発明の実施の形態
を示し、図1は中子金型の断面図である。この金型によ
って造型する中子は、図3に示す従来の金型が造型する
中子と同形のものであり、図1において、図3に付した
符号と同一符号を付した部材は、図3のもと同一構造で
あり、鋳物砂マガジン等は省略してある。上型1のキャ
ビティ17の空所17aの上部にブッシュ2を設け、ブ
ッシュ2の内径部にローター3を嵌設して回動自在と
し、ローター3にロータープレート3aを回動軸と直角
方向に一体的に形成し、上型1の上面で揺動可能に設置
する。
【0013】上型プレート5に設けた溝5aにロッド4
を長手方向に移動可能に設置し、ロッド4の上型プレー
ト5の外部に突出した部分をエアーシリンダー6に連結
し、ロッド4は、エアーシリンダー6の作動により溝5
a内を長手方向に往復動可能としてある。ロッド4に設
けた切欠き部にロータープレート3aを係合し、ロッド
4の往復動に応じてローター3を回動駆動する。
【0014】図2は図1の一部の拡大図を示し、図2A
はローター3付近の拡大図、図2Bは図2AのX−X線
の断面図を示す。ロータープレート3aの先端部は、ロ
ッド4の切欠き部4aと係合し、ロッド4の矢印Oの往
復動に応じて矢印Pで示す範囲の回動を可能としてい
る。ローター3の下端とこれに嵌合するブッシュ2の下
端内径との隙間Mは、0.15〜0.20mmとし、その
上部は、ブッシュ2に大径部2aを設けて空気の流出を
容易としてある。上型プレート5には、ロータープレー
ト3aの回動を可能とする空所7を設け、この空所7
は、ブッシュ2の大径部2aに連通するとともに、型外
部への排気路7aに接続する。
【0015】次に、本発明の実施の形態の作動について
説明する。圧搾空気により、鋳物砂マガジンに貯溜した
鋳物砂を空気と共にキャビティ17に吹込む。キャビテ
ィ17に流入した空気は、下型押出しピン19と下型1
6との隙間及び上型1のキャビティの空所17aに設置
したローター3の外径とブッシュ2の内径の隙間からブ
ッシュ2の大径部2a、空所7、排気路7aを通じて型
の外部に排出する。キャビティ17内には、下型の空所
17bは勿論のこと上型の空所17aにも鋳物砂が充分
に充填し、これを加熱焼成、固形化した後、上下型を分
離するとともに、押出しピン19で造型した中子を押上
げ、離型してこれを取り出す。
【0016】エアーシリンダー6によりロッド4を適宜
な回数往復動し、これと係合するロータープレート3a
を揺動しローター3を回動する。この際、ローター3の
外径とブッシュ2の内径の間のスリットに詰まった鋳物
砂や結合樹脂があれば、ローター3の回動により剥取ら
れ、空気の流出を妨げるスリットの目詰まりを除去す
る。次いで型を閉じ、引続く造型動作で中子の造型と目
詰まりの除去動作を行い、これを継続して中子の連続造
型を行う。
【0017】
【発明の効果】本発明は、中子金型のエアー抜き装置に
おいて、キャビティから空気を流出するスリットにおけ
る鋳物砂や結合樹脂の目詰まりを除去するので、連続造
型を行っても空気の流出不良による造型不良を生ずるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の断面図。
【図2】図1の一部の拡大図。
【図3】従来の中子金型の断面図。
【図4】図3の一部の拡大図。
【符号の説明】
1 上型 2 ブッシュ 3 ローター 3a ロ
ータープレート 4ロッド 4a ロッドの切欠き
部 5 上型プレート 6 エアーシリンダー
7 空所 7a 排気路
フロントページの続き (72)発明者 瀬沼 輝夫 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1 号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内 (56)参考文献 特開 平5−138297(JP,A) 特開 平7−116777(JP,A) 特開 昭58−205648(JP,A) 実開 昭63−101145(JP,U) 実開 平6−9742(JP,U) 実公 昭47−34731(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 11/00 - 25/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下型で形成するキャビティに該キャビ
    ティに開口するブローブッシュから鋳物砂を空気ととも
    に吹込み中子を形成する中子金型において、前記キャビ
    ティのブローブッシュ開口部より高い突起形状部に空気
    の流出口を設け、該流出口に所定の隙間を形成するロー
    ターを嵌合するとともに、該ローターを空気の流出方向
    を軸として回動させる駆動手段を設けたことを特徴とす
    る中子造型用エアー抜き装置。
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