JP3348452B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、例えば、再生（Ｐ
Ｂ）モードからリバース再生（ＲＶＳ）モードにモード
を切り換えるモード遷移時に、ドラム回りのテープテン
ションを所定値に保つ機構を有するビデオテープレコー
ダ（ＶＴＲ）等の磁気記録再生装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、磁気記録再生装置としてのＶＴ
Ｒには、一対のリール台をキャプスタンモータの駆動力
を利用して駆動させるようにしたものが知られている。
即ち、上記一対のリール台のいずれか一方のリール台の
歯部に噛合する振り子ギヤを、上記キャプスタンモータ
の駆動によりいずれか一方のリール台側に揺動させて各
リール台を駆動させている。この構造のＶＴＲでは、例
えば、再生モードからリバース再生モードにモードを切
り換えるモード遷移時において回転ヘッドドラム回りの
テープテンションを所定値に保つ機構を有している。こ
れを、図１５によって簡単に説明すると、１００は所謂
ＶＨＳ方式のＶＴＲのモード遷移時において図示しない
回転ヘッドドラム回りのテープテンションを所定値に保
つ機構である。この機構１００は、再生モードからリバ
ース再生モードへモードを切り換えるモード遷移時にア
ーム部材１０１が図中矢印の方向に回転し、引張りコイ
ルバネ１０２に発生する力によって供給リール台１１０
を図中矢印の方向に回転させるようにしている。そし
て、回転ヘッドドラム回りのテープテンションと引張り
コイルバネ１０２の吊り合いによってテープテンション
が所定値に保持される。尚、図中１０３はリミッタ部
材、１０４は供給リール台１１０の歯部１１０ａに噛合
する爪、１０５は解除用の引張りコイルバネである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の機構１００では、リミッタ部材１０３側に解除用の
引張りコイルバネ１０５等を設けなければならないた
め、部品点数が多くなる不利点があり、また、他の方式
によってはテープテンションを保持することができずに
画ぬけを起こす問題点があった。

【０００４】そこで、この発明は、簡単な構造によりモ
ード遷移時にドラム回りのテープテンションを所定値に
保持することができる磁気記録再生装置を提供するもの
である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】磁気記録再生装置の構成
は、一対のリール台の間に、いずれか一方の上記リール
台の歯部に噛合するように揺動するとともにキャプスタ
ンモータにより駆動される振り子ギヤを備えた磁気記録
再生装置において、モード遷移時にテープ巻き取り側と
なるリール台を数度だけ回転させる駆動機構を、先端が
上記テープ巻き取り側のリール台に近接，離反するアー
ム部材と、このアーム部材の先端側に一定範囲だけ回動
自在に取付けられて上記テープ巻き取り側のリール台の
歯部に噛合，離反し該噛合時には上記テープ巻き取り側
のリール台を数度回転させ、上記テープ巻き取り側のリ
ール台が前記キャプスタンモータにより巻き取り方向へ
駆動されると上記歯部により回動させられて上記歯部か
ら逃げる爪と、上記爪により回転させられる上記歯部か
ら上記テープ巻き取り側リール台に伝わるトルクを制限
するトルクリミッタ機構とで構成したことを特徴とす
る。

【０００６】

【作用】アーム部材と爪とから成る極めて簡単な構造の
駆動機構により、例えば、再生モードからリバース再生
モードへのモード遷移時に、振り子ギヤが他方のリール
台（例えば巻取りリール台）の歯部から一方のリール台
（例えば供給リール台）の歯部に噛合するまでの間に、
一方のリール台は爪によりリバース再生方向へ数度だけ
回転され、その後にキャプスタンモータの回転により送
り出されるテープは一方のリールにより巻き取られる。
これにより、ドラム回りのテープテンションは所定値の
テープテンションに保持される。

【０００７】

【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。

【０００８】図１において、１は所謂８ミリ方式のＶＴ
Ｒ（磁気記録再生装置）であり、シャーシ２（図４にの
み示す）上に図示しないモータにより駆動される回転ヘ
ッドドラム３を回転自在に支持してある。このシャーシ
２上には、所定の間隔をおいて供給リール台４と巻取り
リール台４′を回転自在に支持してある。この一対のリ
ール台４，４′の後述する各リール台本体４０，４０′
は、キャプスタンモータ５からタイミングベルト９等を
介して駆動すると共に左右に揺動する振り子ギヤ（首振
りギヤ）２０によりいずれか一方が図示しないテープカ
セット内の磁気テープ１０を巻き取る方向に回転駆動す
るようになっている。尚、図１中、符号１１はキャプス
タンモータ５に圧接するピンチローラであり、符号１２
〜１８はテープガイドである。

【０００９】上記キャプスタンモータ５に連結された駆
動プーリ６とシャーシ２に支軸７を介して支持された従
動プーリ８との間には環帯状のタイミングベルト９を架
け渡してある。また、図１，２に示すように、上記シャ
ーシ２の支軸７に併設された支軸２１には金属板製の揺
動板２２の基部を回転自在に支持してある。この揺動板
２２の略中央の下面側には軸２３を介して合成樹脂製の
上記振り子ギヤ２０を回転自在に支持してある。この振
り子ギヤ２０と揺動板２２との間には円板環状のフェル
トマット２４を介在してあり、振り子ギヤ２０と軸２３
との間に介在された圧縮コイルバネ２５により振り子ギ
ヤ２０はフェルトマット２４側に付勢されている。ま
た、この振り子ギヤ２０は支軸２１の軸受２６に回転自
在に支持された中間ギヤ２７に噛合されていると共に、
この中間ギヤ２７は上記従動プーリ８の外周面の一部に
形成された歯部８ａに噛合されている。

【００１０】また、上記供給リール台４の下側のシャー
シ２の下面側には、図３に示すように、再生（ＰＢ）モ
ードからリバース再生（ＲＶＳ）モードに切り換わるモ
ード切換時としてのモード遷移時に磁気テープ１０を巻
き取る供給リール台４を数度（例えば、３０°）回転さ
せる駆動機構３０を配設してある。この機構駆動３０
は、先端が上記供給リール台４の後述するリミッタギヤ
４５側に近接，離反する金属板製のアーム部材３１と、
このアーム部材３１の先端側に軸部３２ａを介して水平
方向に回動自在に支持されてリミッタギヤ４５の歯部４
５ｃに噛合する爪３２とで構成されている。

【００１１】アーム部材３１の基部には孔部３１ａが形
成してある。図１１に示すように、アーム部材３１の孔
部３１ａにはシャーシ２の下面側においてスライド板３
３を左右にスライドさせる際に支持する一対の支軸３
４，３４の一方の支軸３４を挿通してある。この一方の
支軸３４を中心にしてアーム部材３１は回動自在に支持
されている。また、アーム部材３１の基端部の下面側に
はカムフォロアとしての突起３１ｂを突設してある。こ
の突起３１ｂはスライド板３３に形成されたカム溝３３
ａに遊嵌されている。これにより、スライド板３３が左
右にスライドすると、アーム部材３１が一方の支軸３４
を中心にその先端側が供給リール台４のリミッタギヤ４
５側に近接，離反する方向に回動するようになってい
る。

【００１２】また、爪３２は合成樹脂により側面略Ｌ字
型に形成してある。図３に示すように、爪３２の左側面
の後側に突設した脚部３２ｂがアーム部材３１の先端上
面に突設した突起３１ｃに当たることにより図中時計方
向（ＣＷ方向）の回転が規制されるようになっていると
共に、その左側面の前側に突設した脚部３２ｃがアーム
部材３１の突起３１ｃに当たることにより、図中反時計
方向（ＣＣＷ方向）の回転が規制されるようになってい
る。

【００１３】供給リール台４は、シャーシ２に立設した
軸２９に円筒状の軸部４０ａを介して回転自在に支持さ
れている略円板状のリール台本体４０と、このリール台
本体４０の軸部４０ａに圧縮コイルバネ４１により常に
上方に付勢されているリール爪４２と、上記リール台本
体４０の円板部４０ｂの下面側にインサート成形により
支持されているヨーク板４３と、このヨーク板４３に吸
着されているプラスチックマグネット４４と、上記軸２
９の下部に略円筒状の軸部４５ａを介して回転自在に支
持されているリミッタギヤ４５と、このリミッタギヤ４
５にアウトサート成形により一体化されている磁性板４
６と、上記プラスチックマグネット４４とリミッタギヤ
４５の軸部４５ａとの間に介在されているスラストワッ
シャ４７とで構成されている。

【００１４】図４に示すように、リール台本体４０は合
成樹脂により形成され、その円板部４０ｂの下面側にイ
ンサート成形により円板状のヨーク板４３を支持してあ
る。このヨーク板４３の下面には異方性を有するプラス
チックマグネット４４を吸着により取付けてある。ま
た、リール台本体４０の軸部４０ａの上部には軸方向に
図６に示す合成樹脂製のリール爪４２を摺動自在に嵌挿
していると共に、その円板部４０ｂの外周部に歯部４０
ｃを一体成形してある。また、リミッタギヤ４５は合成
樹脂により形成してあり、アウトサート成形により円板
状の磁性板４６を一体化してある。さらに、このリミッ
タギヤ４５の外周部に歯部４５ｃを一体成形してある。
スラストワッシャ４７は非磁性材により円環板状に形成
してあり、リール台本体４０とリミッタギヤ４５との相
対的な回転が発生した場合に摩擦摺動を減少安定させる
ものである。

【００１５】上記ヨーク板４３とプラスチックマグネッ
ト４４と磁性板４６及びスラストワッシャ４７とでトル
クリミッタ機構５０が構成されている。この磁性板４６
（リミッタギヤ４５）とプラスチックマグネット４４
（リール台本体４０）との間で相対的な回転が発生した
場合、この間で定常的なロストルクが発生するようにな
っている。また、プラスチックマグネット４４の摩耗を
防ぐために、プラスチックマグネット４４と磁性板４６
との間には所定のクリアランスを設けてある。このクリ
アランスは、プラスチックマグネット４４をヨーク板４
３とリミッタギヤ４５の軸部４５ａの段差状の水平部４
５ｂとの間でスラストワッシャ４７を介して挾持するこ
とにより常に所定値に確保されている。そして、リール
台本体４０とリミッタギヤ４５はプラスチックマグネッ
ト４４と磁性板４６との間に生じる磁気吸引力によって
軸２９を中心にして共に回転するようになっている。

【００１６】尚、トルクリミッタ機構５０は２０〜２８
ｇ・ｃｍのリミッタトルクを発生する。また、図８，９
に巻取りリール台４′を示す。この巻取りリール台４′
はリール台本体４０′の最外周面に歯部が形成されてい
ない点以外は供給リール台４と同様であるので、同一部
分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。さら
に、図１，１０中符号６０は周知のテープテンション調
整機構である。このテープテンション調整機構６０は、
テンションアーム６１と、供給リール台４のリミッタギ
ヤ４５の外周面４５ｄに接触，離反するバンドブレーキ
６２等から構成されている。そして、磁気テープ１０の
回転ヘッドドラム３回りのテープテンションが緩むと、
テンションアーム６１が軸６３を中心に図１０中Ａ方向
に回転すると共に、テープテンションが張ると図１０中
Ｂ方向に回転して回転ヘッドドラム３に対する磁気テー
プ１０の入口側のテープテンションを一定に保つように
調整するようになっている。

【００１７】以上実施例のＶＴＲ１によれば、再生（Ｐ
Ｂ）モードからリバース再生（ＲＶＳ）モードへ切り換
えるモード遷移（図１４中の再生ポーズとリバース再生
ポーズ）時において、キャプスタンモータ５が図１中時
計方向に回転して磁気テープ１０をＲＶＳ方向に送り出
す直前に、スライド板３３を図１１，図１２に示すよう
に図中左側にスライドさせる。これにより、図１０の１
点鎖線から実線で示すように、駆動機構３０のアーム部
材３１の先端に取付けられた爪３２が供給リール台４側
に移動する。この時、駆動機構３０の爪３２が供給リー
ル台４のリミッタギヤ４５の歯部４５ｃに噛合してリミ
ッタギヤ４５を図１０中反時計方向に数度回転させる。
このリミッタギヤ４５の回転によりトルクリミッタ機構
５０により供給リール台４のリール台本体４０が図１０
中反時計方向に回転して磁気テープ１０を巻き取る。こ
れにより、テープテンション調整機構６０のテンション
アーム６１が軸６３を中心にして図１０中Ｂ方向へ移動
する。尚、リミッタギヤ４５が回転すると、該リミッタ
ギヤ４５に一体化された磁性板４６とリール台本体４０
側に一体化されたプラスチックマグネット４４との間に
生じる磁気吸引力によってリミッタトルクが発生し、リ
ミッタギヤ４５と共にリール台本体４０は軸２９を中心
に回転することにより、磁気テープ１０が巻き取られ
る。

【００１８】そして、キャプスタンモータ５により磁気
テープ１０をＲＶＳ方向に送り出すと、回転ヘッドドラ
ム３回りのテープテンションが緩む。この時、上記テン
ションアーム６１が軸６３を中心にして図１０中Ａ方向
に移動してテープテンションを維持するための力を蓄積
する。このように、再生モードからリバース再生モード
へのモード遷移時に、振り子ギヤ２０が巻取りリール台
４′のリミッタギヤ４５から供給リール台４のリミッタ
ギヤ４５に噛合するまでの間、キャプスタンモータ５か
ら送り出される磁気テープ１０を駆動機構３０の爪３２
による供給リール４の回転により巻き取ることができる
ので、図１４に示すように、回転ヘッドドラム３回りの
テープテンションは大きく減衰するような変化はなく、
１０ｇ・ｃｍ前後の所定値にテープテンションを保つこ
とができ、モード遷移時の所謂画ぬけを防ぐことができ
る。

【００１９】また、振り子ギヤ２０が巻取りリール台
４′のリミッタギヤ４５からはなれて供給リール台４の
リミッタギヤ４５に噛合するまでの間は、駆動機構３０
の爪３２は図１１，１２に示すように供給リール台４の
リミッタギヤ４５から完全に外れない所で止まり、テー
プテンションを維持するための力はテープテンション調
整機構６０により蓄積され、テープテンションは所定値
に保持される。そして、図１３に示すように、振り子ギ
ヤ２０が供給リール台４のリミッタギヤ４５に噛合して
該振り子ギヤ２０により供給リール台４が磁気テープ１
０を巻き取る方向に回転すると、駆動機構３０の爪３２
は図３の実線から２点鎖に示すように供給リール台４の
負荷にならないように図１０中矢印Ｃ方向に回転して、
供給リール台４のリミッタギヤ４５からはなれる。

【００２０】このように、アーム部材３１と爪３２とか
ら成る極めて簡単な構造の駆動機構３０により、再生モ
ードからリバース再生モードへのモード遷移時に振り子
ギヤ２０が巻取りリール台４′のリミッタギヤ４５から
供給リール台４のリミッタギヤ４５に噛合するまでの間
キャプスタンモータ５から送り出される磁気テープ１０
を供給リール４を回転させて巻き取ることができるの
で、回転ヘッドドラム３回りのテープテンションは極端
に緩むことがなくて所定値に保たれる。これにより、信
頼性の高いＶＴＲ１を提供することができる。また、部
品点数を従来の構造のものに比べて大幅に削減すること
ができるので、ＶＴＲ１全体の小型軽量化及び低コスト
化を一段と図ることができる。

【００２１】尚、前記実施例によれば、マグネットを利
用したトルクリミッタ機構を有するリール台を用いた
が、フェルトマットを利用したトルクリミッタ機構を有
するリール台に適用してもよい。また、８ミリ方式のＶ
ＴＲに適用した場合について説明したが、ＶＨＳ方式の
ＶＴＲに適用してもよい。

【００２２】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、一対
のリール台の間に、いずれか一方の上記リール台の歯部
に噛合するように揺動するとともにキャプスタンモータ
により駆動される振り子ギヤを備えた磁気記録再生装置
において、モード遷移時にテープ巻き取り側となるリー
ル台を数度だけ回転させる駆動機構を、先端が上記テー
プ巻き取り側のリール台に近接，離反するアーム部材
と、このアーム部材の先端側に一定範囲だけ回動自在に
取付けられて上記テープ巻き取り側のリール台の歯部に
噛合，離反し該噛合時には上記テープ巻き取り側のリー
ル台を数度回転させ、上記テープ巻き取り側のリール台
が前記キャプスタンモータにより巻き取り方向へ駆動さ
れると上記歯部により回動させられて上記歯部から逃げ
る爪と、上記爪により回転させられる上記歯部から上記
テープ巻き取り側リール台に伝わるトルクを制限するト
ルクリミッタ機構とで構成したので、簡単な構造によ
り、例えば再生モードからリバース再生モードへのモー
ド遷移時に振り子ギヤが他方のリール台（例えば巻取り
リール台）の歯部から一方のリール台（例えば供給リー
ル台）の歯部に噛合するまでの間に一方のリール台を上
記爪によりリバース再生方向へ数度だけ回転させること
ができ、キャプスタンモータの回転により送り出される
テープを一方のリールに巻き取ることができる。これに
より、モード遷移時にドラム回りのテープテンションを
所定値に保つことができ、画ぬけの発生を防ぐことがで
きる。また、部品点数を従来のものより削減することが
できるので、低コストで信頼性の高い磁気記録再生装置
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例を示すＶＴＲの概略平面図。

【図２】上記ＶＴＲに用いられる振り子ギヤの断面図。

【図３】上記ＶＴＲのモード遷移時に、供給リール台を
数度回転させる駆動機構の斜視図。

【図４】上記ＶＴＲに用いる供給リール台の断面図。

【図５】上記供給リール台に用いられるリール台本体の
平面図。

【図６】上記供給リール台に用いられるリール爪の平面
図。

【図７】上記供給リール台に用いられるリミッタギヤの
断面図。

【図８】上記ＶＴＲに用いられる巻取りリール台の断面
図。

【図９】上記巻取りリール台に用いられるリール台本体
の平面図。

【図１０】上記ＶＴＲの供給リール台側の拡大平面図。

【図１１】上記ＶＴＲの再生モード時の振り子ギヤとリ
ール台等の関係を示す平面図。

【図１２】上記ＶＴＲのリバース再生モードの開始直前
の振り子ギヤとリール台等の関係を示す平面図。

【図１３】上記ＶＴＲのリバース再生モード時の振り子
ギヤとリール台等の関係を示す平面図。

【図１４】上記ＶＴＲのモード遷移時のドラム回りのテ
ープテンションの状態を示す説明図。

【図１５】従来のＶＴＲのモード遷移時のテープテンシ
ョンを調整する機構を示す概略構成図。

【符号の説明】

１…ＶＴＲ（磁気記録再生装置） ４…供給リール台４´…巻取りリール台 ５…キャプスタンモータ ２０…振り子ギヤ ３０…駆動機構 ３１…アーム部材３２…爪 ４５ｃ…歯部 ５０…トルクリミッタ機構

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一対のリール台の間に、いずれか一方の
   上記リール台の歯部に噛合するように揺動するとともに
   キャプスタンモータにより駆動される振り子ギヤを備え
   た磁気記録再生装置において、 モード遷移時にテープ巻き取り側となるリール台を数度
   だけ回転させる駆動機構を、先端が上記テープ巻き取り
   側のリール台に近接，離反するアーム部材と、このアー
   ム部材の先端側に一定範囲だけ回動自在に取付けられて
   上記テープ巻き取り側のリール台の歯部に噛合，離反し
   該噛合時には上記テープ巻き取り側のリール台を数度回
   転させ、上記テープ巻き取り側のリール台が前記キャプ
   スタンモータにより巻き取り方向へ駆動されると上記歯
   部により回動させられて上記歯部から逃げる爪と、上記
   爪により回転させられる上記歯部から上記テープ巻き取
   り側リール台に伝わるトルクを制限するトルクリミッタ
   機構とで構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。