JPH0762925B2 - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JPH0762925B2
JPH0762925B2 JP1158967A JP15896789A JPH0762925B2 JP H0762925 B2 JPH0762925 B2 JP H0762925B2 JP 1158967 A JP1158967 A JP 1158967A JP 15896789 A JP15896789 A JP 15896789A JP H0762925 B2 JPH0762925 B2 JP H0762925B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はビデオテープレコーダ等の磁気テープ装置に
関し、特にモード切換時に発生する磁気テープのたるみ
を吸収(防止)する手段にかかわるものである。
〔従来の技術〕
第7図及び第8図は例えば特開昭62−189662号公報に示
された従来の磁気テープ装置を示す図であり、第7図は
通常再生状態を示す平面図、第8図は逆転再生状態を示
す平面図である。図において、(1)はシャーシ、
(2)は信号の記録再生を行う磁気ヘッド(図示せず)
を搭載した回転磁気ヘッドドラム、(3)はキャプスタ
ン軸、(4)はキャプスタン軸(3)に一体成形された
キャプスタン歯車、(5)はキャプスタン軸(3)とキ
ャプスタン歯車(4)とを任意の方向に回転せしめるキ
ャプスタンモーター、(6)は磁気テープ、(7)はシ
ャーシ(1)上に植設されたピン(8)に枢持されたピ
ンチレバーで、一端にピン(9)が立設されている。
(10)はピン(9)に枢持されたピンチローラーで、ピ
ンチレバー(7)の揺動動作によりキャプスタン軸
(3)に対して磁気テープ(6)を挟んで圧接又は離間
の状態をとり得る。(11)はシャーシ(1)上に植設さ
れたピン(12)に枢持された第1の歯車付プーリーで、
その歯車部(11a)はキャプスタン歯車(4)と噛合し
ている。(13)はシャーシ(1)上に植設されたピン
(14)に枢持された第2の歯車付プーリーで、そのプー
リー部(13a)は第1の歯車付プーリー(11)のプーリ
ー部(11b)とゴムベルト(15)を介して回転連動状態
にある。(16)は第2の歯車付プーリー(13)と同軸上
にピン(14)に枢持されたアイドラーアームで、一端に
はピン(17)が立設されている。(18)はピン(17)に
枢持されたアイドラー歯車で、第2の歯車付プーリー
(13)の歯車部(13b)と噛合している。アイドラーア
ーム(16)と第2の歯車付プーリー(13)との間にはフ
リクション機構(図示せず)が介在されており、キャプ
スタンモーター(5)の回転方向によりアイドラーアー
ム(16)はピン(14)を中心として揺動できる。(1
9),(20)はシャーシ(1)上に植設されたピン(2
1),(22)に枢持された一対のトルクリミッターで、
入力歯車(19a),(20a)と出力歯車(19b),(20b)
との間には摩擦部材(図示せず)とバネ部材(図示せ
ず)とが介在されており、一定のトルクが伝達できる構
造となっている。(23),(24)はシャーシ(1)上に
植設されたピン(25),(26)に枢持された一対の巻取
リール台および供給リール台で、その外周に形成された
歯車部(23a),(24a)はトルクリミッター(19),
(20)の出力歯車(19b),(20b)に噛合している。な
お、トルクリミッター(19),(20)の入力歯車(19
a),(20a)はアイドラー歯車(18)と選択的に噛合で
きる位置関係にある。
次に動作について説明する。第7図に示す通常再生状態
では、キャプスタン軸(3)とピンチローラー(10)と
に挟持された磁気テープ(6)はキャプスタンモーター
(5)が図中時計方向(矢印A方向)に一定回転するこ
とにより、矢印B方向に一定の速度で移送される。ま
た、キャプスタンモーター(5)によりアイドラー歯車
(18)は図中C方向に揺動され、トルクリミッター(1
9)を介して巻取リール台(23)は一定のトルクで回転
させられ、磁気テープ(6)はカセットに内蔵されたリ
ール(図示せず)に巻回回収される。
次に、第7図に示す通常再生状態から第8図に示す逆転
再生状態への移行動作について説明する。第8図におい
て、キャプスタンモーター(5)が逆転すなわち図中D
方向に回転すると、キャプスタン軸(3)とピンチロー
ラー(10)とに挟持された磁気テープ(6)はピンチロ
ーラー(10)がキャプスタン軸(3)に圧着した状態に
て矢印E方向に一定の速度で移送される。またキャプス
タンモーター(5)によりアイドラー歯車(18)は図中
F方向に揺動され、トルクリミッター(20)を介して供
給リール台(24)は一定のトルクで回転されられる。そ
して磁気テープ(6)はカセットに内蔵されたリール
(図示せず)に巻回回収され、第8図に示す逆転再生状
態となる。第7図から第8図に至る経過を詳しく説明す
る。磁気テープ(6)はピンチローラー(10)とキャプ
スタン軸(3)とにて挟持された状態を保っているた
め、キャプスタンモーター(5)の回転方向が図中A方
向からD方向に逆転した時、磁気テープ(6)は即時に
走行方向が図中B方向からE方向に変更される。一方、
アイドラー歯車(18)はキャプスタンモーター(5)が
逆転すると、図中F方向に回動しトルクリミッター(2
0)と係合するまでは供給リール台(24)を回転駆動で
きない。すなわち、キャプスタン軸(3)から回転磁気
ヘッドドラム(2)を経て供給リール台(24)に至るテ
ープパス系において、磁気テープ(6)のたるみが発生
することになる。このたるみは時間が経過するにしたが
って供給リール台(24)の回転により回収されていく
が、一時的なたるみの発生により回転磁気ヘッドドラム
(2)での適切なテープ張力が得られないという現象が
発生することになる。
以上は第7図から第8図に至る動作説明すなわち通常再
生状態から逆転再生状態に至るまでの動作を説明した
が、これとは逆に第8図から第7図に至る場合も同様に
磁気テープ(6)のたるみが発生する。すなわち、キャ
プスタンモーター(5)が図中D方向からA方向に逆転
することにより、キャプスタン軸(3)による磁気テー
プ(6)の走行の変更は即時に行われるが、アイドラー
歯車(18)による巻取リール台(23)の駆動開始時間が
遅れるため、キャプスタン軸(3)から巻取リール台
(23)に至るまでのテープパス系において磁気テープ
(6)のたるみが発生することになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の磁気テープ装置は以上のように構成されているの
で、キャプスタン軸(3)にピンチローラー(10)の圧
着した状態にて通常再生と逆転再生の状態を相方向に切
換える時、磁気テープ(6)のたるみが発生するという
現象が生じた。従って、このたるみによって磁気テープ
(6)がガイド部のフランジ部に乗り上げて正常にテー
プ張力が復帰する際、このフランジにてテープ端部に損
傷を与えるという問題点があった。また、通常再生から
逆転再生に切換わる時このテープたるみが発生している
期間中、磁気テープ(6)上の信号を回転磁気ヘッドド
ラム(2)に搭載された磁気ヘッドにて忠実に再生でき
ず、VTR等では画面のノイズとなってしまうという問題
点もあった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、キャプスタン軸にピンチローラーを圧着した
状態にて通常再生と逆転再生との状態を相方向に切換え
る時すなわちアイドラー歯車の揺動動作中に発生する磁
気テープのたるみを吸収(防止)できる磁気テープ装置
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る磁気テープ装置は、磁気テープの巻取、
供給を行う一対のリール台に係合して一体的に回転する
回転体と、所定のトルク以上で回転駆動される摩擦負荷
回転体と、前記回転体もしくは摩擦負荷回転体を前記摩
擦負荷回転体もしくは回転体上に設けたストッパーに当
接するように回転付勢する付勢部材とから構成される回
転力貯蔵部材を備えたものである。
〔作用〕
この発明においては、回転力貯蔵部材を備えているの
で、片方のリール台が磁気テープを供給動作中に、その
リール台の回転方向とは逆方向に回転せしめるトルクを
チャージし、モード切換時に上記リール台は磁気テープ
が架張される方向に回転することにより磁気テープのた
るみを吸収する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図および第2図につい
て説明する。第1図は通常再生状態を示す平面図、第2
図は逆転再生状態を示す平面図であり、前記従来装置と
同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略す
る。図において、(4A)はキャプスタン軸(3)に一体
成形されたキャプスタンプーリー、(13A)は歯車付プ
ーリーで、シャーシ(1)を挟んで表面側に歯車部(13
a)かつ裏面側にプーリー部(13b)がそれぞれピン(1
4)で連結されている。プーリー部(13b)はキャプスタ
ンプーリー(4A)とゴムベルト(15)とを介して回転連
動状態にある。(16A)は歯車付プーリー(13A)と同軸
上にピン(14)に枢持されたアイドラーアームで、一端
にはピン(17)が立設されている。(18A)はピン(1
7)に枢持されたアイドラー歯車で、歯車付プーリー(1
3A)の歯車部(13a)と噛合している。アイドラーアー
ム(16A)と歯車付プーリー(13A)との間にはフリクシ
ョン機構(図示せず)が介在されており、キャプスタン
モーター(5)の回転方向によりアイドラーアーム(16
A)はピン(14)を中心として揺動できる。(27),(2
8)はシャーシ(1)上に植設されたピン(29),(3
0)に枢持された回転力貯蔵部材である。
次に、第3図および第4図は供給リール台(24)と回転
力貯蔵部材(28)とを詳細に示した図で、図において
(24c)は供給リール台(24)のハウジング、(24a)は
前記したようにハウジング(24c)に枢持された回転入
力用歯車部、(24b)は前記したようにハウジング(24
c)に嵌合された回転出力用歯車である。この両歯車部
(24a),(24b)の間には摩擦部材(24d)とバネ部材
(24e)が介在されており、一定のトルクT4が伝達でき
る構造となっている。また、回転入力用歯車部(24a)
はアイドラー歯車(18A)が選択的に噛合できる位置関
係にある。次に、回転力貯蔵部材(28)において、(10
1)は供給リール台(24)の回転出力用歯車部(24b)と
噛合しかつピン(30)にて枢持される回転体、(102)
はピン(30)に回転体(101)と同軸に枢持された摩擦
負荷回転体、(101a)は回転体(101)に設けられた凸
部で、摩擦負荷回転体(102)の第1のストッパー(102
b)と第2のストッパー(102a)との間に位置してい
る。(105)は押え板(107)と摩擦負荷回転体(102)
との間に介在された圧縮コイルばねから成るばね部材、
(103)は摩擦負荷回転体(102)と当接するように設け
られた摩擦部材で、ばね部材(105)の押圧力によりシ
ャーシ(1)上の摩擦摺動部材(104)に圧接されかつ
その間でT2なる摩擦トルクを発生している。(108)は
ピン(30)に嵌合された止め輪、(106)は摩擦負荷回
転体(102)と回転体(101)との間に設けられたねじり
ばねから成る付勢部材で、回転体(101)上に設けられ
た凸部(101a)が摩擦負荷回転体(102)上の第1のス
トッパー(102b)に当接するように第4図において回転
体(101)を図中J方向にかつ摩擦負荷回転体(102)を
図中K方向にそれぞれ回転付勢し、両者間にT1なるトル
クを付与している。
ここで、カセットリール(図示せず)のロストルク(負
荷)をピン(30)まわりのトルクに換算した値(テープ
巻径最大時)をT3とした時、 T3<T1<T2 なる関係が保てるように付勢部材(106)の荷重値及び
摩擦負荷回転体(102)の摩擦トルクは設定されてい
る。また、以後の説明の都合上、上記T1,T2,T3をピン
(26)まわりのトルクに換算した値をT1′,T2′,T3′と
定義しておく。
以上においては、供給リール台(24)とそれぞれ係合す
る回転力貯蔵部材(28)について説明したが、巻取リー
ル台(23)とそれに係合する回転力貯蔵部材(27)につ
いても同様に構成され、一部の違いを第4図にて説明す
ると、図において回転力貯蔵部材(27)の回転体(10
1)上に設けられた凸部(101a)は、摩擦負荷回転体(1
02)上に設けられた第2のストッパー(102a)に当接す
るように回転体(101)に図中反J方向にかつ摩擦負荷
回転体(102)は図中反K方向にそれぞれ付勢部材(10
6)により回転付勢されている。
次に動作について説明する。第1図は通常再生状態を示
す図であり、キャプスタン軸(3)とピンチローラー
(10)とに挟持された磁気テープ(6)はキャプスタン
モーター(5)が図中時計方向(矢印A方向)に一定回
転することにより、磁気テープ(6)は矢印B方向に一
定の速度で移送される。また、キャプスタンモーター
(5)によりアイドラー歯車(18A)は図中C方向に揺
動され、巻取リール台(23)は一定のトルクT4で回転さ
せられ、磁気テープ(6)はカセットに内蔵されたリー
ル(図示せず)に(T4−T2′−T3′)なるトルクで巻回
回収される。この時の回転力貯蔵部材(28)の動作を第
5図にて説明する。供給リール台(24)は磁気テープ
(6)により図中時計方向(矢印H方向)に回転されら
れ、その回転出力用歯車部(24b)と噛合している回転
力貯蔵部材(28)の回転体(101)は図中反時計方向
(矢印I方向)に回転させられるが、この回転は回転体
(101)の凸部(101a)が摩擦負荷回転体(102)の第2
のストッパー(102a)からT2なるトルクの負荷を受けな
がら行われる。また、供給リール台(24)は回転体(10
1)と摩擦負荷回転体(102)との間に介在された付勢部
材(106)によりT1なるトルクで図中反時計方向(矢印
反H方向)に回転付勢されながら図中時計方向(矢印H
方向)に回転されられている。
次に、通常再生から逆転再生への移行動作について説明
する。第2図においてキャプスタンモーター(5)が逆
転すなわち図中D方向に回転すると、キャプスタン軸
(3)とピンチローラー(10)とに挟持された磁気テー
プ(6)は、ピンチローラー(10)がキャプスタン軸
(3)に圧着した状態にて矢印E方向に一定の速度で移
送される。また、キャプスタンモーター(5)によりア
イドラー歯車(18A)は図中F方向に揺動され、供給リ
ール台(24)は一定のトルクで回転させられる。
以上の動作を更に詳しく説明すると、キャプスタンモー
ター(5)の回転方向が図中A方向からD方向に逆転し
た時、磁気テープ(6)は即時に走行方向が図中B方向
からE方向に変更されるが、アイドラー歯車(18A)は
供給リール台(24)の回転入力用歯車部(24a)をと係
合するまでは供給リール台(24)を回転駆動できないた
め、その期間中供給リール台(24)は回転力貯蔵部材
(28)の回転体(101)が第5図中時計方向(矢印反I
方向)にT1なるトルクで回転することにより、第5図中
反時計方向(矢印反H方向)に回転され、キャプスタン
軸(3)から供給リール台(24)までのテープパス系に
おいて磁気テープ(6)は架張された状態に保持され
る。一方、巻取リール台(23)側に設けられた回転力貯
蔵部材(27)は磁気テープ(6)の走行方向が変更され
ると、第6図において回転力貯蔵部材(27)の回転体
(101)は図中時計方向(矢印N方向)に回転させら
れ、回転体(101)の凸部(101a)は摩擦回転体(102)
の第2のストッパー(102a)との当接状態から、所定の
遊び時間を経て摩擦回転体(102)の第1のストッパー
(102b)と当接状態となるまで回転し、当接後、この回
転体(101)の凸部(101a)は摩擦負荷回転体(102)の
第1のストッパー(102b)からT2なるトルクの負荷を受
けながら摩擦負荷回転体(102)と一緒に回転し、この
負荷トルク(T2)によりキャプスタン軸(3)から巻取
リール台(23)までのテープパス系において、磁気テー
プ(6)は張力を付加される。また、巻取リール台(2
3)は回転体(101)と摩擦負荷回転体(102)との間に
介在された付勢部材(106)によりT1なるトルクで図中
時計方向(矢印反M方向)に回転付勢されながら図中反
時計方向(矢印M方向)に回転させられる。
以上が第1図から第2図に至る動作説明、すなわち通常
再生から逆転再生に至る動作であるが、これとは逆に第
2図から第1図に至る場合もキャプスタンモーター
(5)が図中D方向からA方向に逆転することにより、
キャプスタン軸(3)による磁気テープ(6)走行方向
の変更は即時に行われるが、アイドラー歯車(18A)に
よる巻取リール台(23)の駆動開始時間が遅れるため、
その期間中巻取リール台(23)は回転力貯蔵部材(27)
の回転体(101)が第6図中反時計方向(矢印反N方
向)にT1なるトルクで回転することにより、図中時計方
向(矢印反M方向)に回転され、キャプスタン軸(3)
から巻取リール台(23)までのテープパス系において磁
気テープ(6)は架張された状態に保持される。
次に通常再生から停止状態への移行、すなわちスチル状
態への移行動作について説明する。第1図においてキャ
プスタンモーター(5)が停止すると磁気テープ(6)
の移送は停止される。この時、供給リール台(24)は回
転力貯蔵部材(28)の回転体(101)と摩擦負荷回転体
(102)との間に介在された付勢部材(106)によりT1
るトルクで図中反時計方向(矢印反B方向)に回転付勢
され、キャプスタン軸(3)から供給リール台(24)ま
でのテープパス系において磁気テープ(6)は張力を付
加され、磁気テープ(6)上の信号は回転磁気ヘッドド
ラム(2)により忠実に再生される。
なお、上記実施例では一対のリール台(23),(24)に
一対の回転力貯蔵部材(27),(28)を係合させたもの
を示したが、モード切替え時に発生する磁気テープ
(6)のたるみは、アイドラーアーム(16A)の揺動動
作量を極力小さく設定するか、または揺動動作感度(ア
イドラーアーム(16A)の角速度/キャプスタン軸
(3)の角速度)を大きい設定すれば微少な量に抑圧で
き、従来装置の問題点の中で説明したような磁気テープ
(6)がガイド部材のフランジ部に乗り上げてテープ端
部に損傷を与えるといった問題は、設計裕度にもよるが
基本的には回避可能である。しかし、上記の対策(対
処)は磁気テープ(6)のたるみを極力抑えるものであ
って、決して吸収(防止)するものではないため、特に
VTR等の通常再生から逆転再生の切換え時に発生する画
面ノイズ(再生信号の欠落)は阻止できない。以上のこ
とから回転磁気ヘッドドラム(2)まわりのテープたる
みは最低限防止するという意味で、回転力貯蔵部材(2
8)を少なくとも供給リール台(24)側には設ける必要
がある。
また、回転力貯蔵部材(27),(28)の付勢部材(10
6)に関しては、コイル径の変化による弾性力で回転付
勢するねじりばねを示したが、コイルバネや板バネ等の
一般的な付勢部材であってもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば一対のリール台の回転
出力部に一対の回転力貯蔵部材を係合させたことによ
り、通常再生と逆転再生とを相方向に切換える際に発生
する磁気テープのたるみを吸収(防止)できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による通常再生状態におけ
る平面図、第2図はこの発明の逆転再生状態の平面図、
第3図は第1図の供給リール台付近の縦断側面図、第4
図は第3図の分解斜視図、第5図は第3図の平面図、第
6図は第1図の巻取リール台付近の平面図、第7図は従
来装置を示す通常再生状態における平面図、第8図は逆
転再生状態における平面図である。 図において、(3)はキャプスタン軸、(6)は磁気テ
ープ、(10)はピンチローラー、(18A)はアイドラー
歯車、(23),(24)は一対のリール台、(23b),(2
4b)は一対のリール台の回転出力部、(27),(28)は
回転力貯蔵部材、(102a)は第2のストッパー、(102
b)は第1のストッパーを示す。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャプスタンモーターにより駆動されるキ
    ャプスタンとピンチローラとにより挟持されてこのキャ
    プスタンの回転により走行される磁気テープと、この磁
    気テープを巻取る1対のリールに係合して回転力を伝達
    する1対のリール台と、前記キャプスタンの回転方向に
    応じて前記1対のリール台に選択的に係合してリール台
    に前記キャプスタンモーターの回転力を伝達するアイド
    ラー歯車とから構成される磁気テープ装置において、 前記1対のリール台の少なくとも磁気テープ供給側に係
    合して一体的に回転しかつシャーシ上のピンにて枢持さ
    れた回転体と、前記ピンに前記回転体と同軸に枢持され
    た摩擦負荷回転体と、前記回転体に設けられて前記摩擦
    負荷回転体の第1のストッパーと第2のストッパーとの
    間に移動可能に位置した凸部と、前記摩擦負荷回転体を
    ピン方向に押圧するばね部材と、前記摩擦負荷回転体と
    当接するように設けられて前記ばね部材の押圧力により
    シャーシ上の摩擦摺動部材に圧接されその間に摩擦トル
    ク(T2)を発生する摩擦部材と、前記摩擦負荷回転体と
    回転体との間に設けられて前記凸部が前記第1のストッ
    パーに当接するように前記摩擦負荷回転体と回転体とを
    相反する方向に回転付勢し両者間にトルク(T1)を付与
    する付勢部材とから構成される回転力貯蔵部材を備え、 カセットリールのロストルク(負荷)を前記ピンまわり
    のトルクに換算した値(テープ巻径最大時)を(T3)と
    したとき、T3<T1<T2となる関係が保てるように前記付
    勢部材の荷重値および前記摩擦トルク(T2)を設定した
    ことを特徴とする磁気テープ装置。
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