JPH0719411B2 - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

Info

Publication number
JPH0719411B2
JPH0719411B2 JP63207625A JP20762588A JPH0719411B2 JP H0719411 B2 JPH0719411 B2 JP H0719411B2 JP 63207625 A JP63207625 A JP 63207625A JP 20762588 A JP20762588 A JP 20762588A JP H0719411 B2 JPH0719411 B2 JP H0719411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
motor
tape
magnetic tape
capstan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63207625A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0256760A (ja
Inventor
文成 斉藤
淳 小玉
直人 弓木
知一 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63207625A priority Critical patent/JPH0719411B2/ja
Publication of JPH0256760A publication Critical patent/JPH0256760A/ja
Publication of JPH0719411B2 publication Critical patent/JPH0719411B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダ(以後VTRと略称する)
等に用いることの出来る磁気テープ装置に関するもので
ある。
従来の技術 近年、VTRの需要増加に伴い、VTRの低価格化の進行が著
しく高価格の電気部品の使用数を減少させて、1個の部
品で複数の動作を行なわせる方向にある。例えば特開昭
58−200459号公報に示されているようにシリンダへの磁
気テープを装架するテープローディング動作とキャスプ
タンへのピンチローラの圧着動作を一つのモータにより
行なうなどの機構がある。
以下従来例を図面を参照しながら説明する。
第4図は磁気テープをシリンダに装架する前の状態の磁
気テープ装置の平面図、第5図は磁気テープをシリンダ
に装架した後の磁気テープ装置の平面図、第6図はピン
チローラ圧着機構の説明図である。第4図において201
はシャーシ、202はテープカセットであり、前記テープ
カセット202内には供給側テープリール203および巻取側
テープリール204とが収納されており、両リール間に
は、磁気テープ205が206a〜206fの6本の案内ピンによ
り張架されている。そして前記テープカセット202が装
着された状態において、前記案内ピン206a〜206fにより
形成された磁気テープループ内にキャプスタン207、入
側テープガイド群208、出側テープガイド群209及びテン
ションピン210が挿入される。シャーシ201上には、磁気
ヘッド(図示せず)を装着した回転ヘッドシリンダ21
1、テンションピン210への磁気テープ205の巻き付け角
を確保するための固定ガイド212a、212b、磁気テープ20
5の全幅にわたって消去するための消去ヘッド213、磁気
テープ205により磁気テープ205の走行速度と同じ周速で
回転駆動されることにより磁気テープ205の走行方向の
縦振動を減衰させるインピーダンスローラ214、磁気テ
ープ205の走行速度及び位相を制御する信号を記録・再
生するためのコントロールヘッド215及び前記キャプス
タン207との間に磁気テープ205を駆動するピンチローラ
206がそれぞれ載置されている。なお、回転ヘッドシリ
ンダ211は、この回転ヘッドシリンダ211の下部に設けら
れたシリンダモータ211mにより一方向に回転させられ、
キャプスタン207は、このキャプスタン207と同軸に一体
的に構成されたキャプスタンモータ207mにより回転させ
られる。第5図は磁気テープ205がローディングされた
状態を示している。入側テープガイド群208、出側テー
プガイド群209は矢印Aおよび矢印Bで示した経路をそ
れぞれ移動し、磁気テープ205をシリンダ211に所定の角
度にわたって、ねじれのない状態で巻装する位置に固定
保持される。テンションピン210は矢印C方向に回動
し、回動後の位置において磁気テープ張力を一定に保つ
ために磁気テープ205の張力を検出し供給側リール203へ
付与する回転負荷トルクを制御する。一方ピンチローラ
216は矢印Dの方向に回動し、キャプスタン207に圧接し
て磁気テープ205を駆動する。第6図において、217は駆
動モータ(図示せず)より動力が与えられる駆動ギア、
218は入り側のローディング歯車219に動力を伝達するた
めのアイドラー歯車、220は入り側のローディング歯車2
19と出側のローディング歯車221の回転方向を逆転する
ためのアイドラー歯車、222はローディング長の異なる
入り側と出側において、ローディング時間を合わせるた
めの減速歯車である。入り側のローディング歯車219に
は、ピン219aが植設されており、入り側テープガイド群
208が載置されたベース208a上に植設されたピン208aと
の間を2本のアーム223及び224により連結している。そ
してアーム223に設けた係止用の穴223aとアーム224上に
植設したピン224aとの間に圧着用バネ225が張架されて
いる。出側についても同様で、出側ローディング歯車22
1には、ピン221aが植立されており、出側テープガイド
群209を載置したベース209a上に植設されたピン209bと
の間を2本のアーム226、227により連結している。そし
てアーム226に設けた係止用の穴226aとアーム227上に植
設したピン227aとの間に圧着用バネ228が張架されてい
る。一方229はピンチローラ216にキャプスタン207への
圧接動作を行わせるためのカム溝229aを設けたカム歯車
であり、230、231および232はカム溝229aの変位をピン
チローラアーム233に伝達するための連結スライダ及び
連結レバーである。駆動モータ(図示せず)からの動力
を受けて、駆動歯車217が矢印Dの方向に回転すること
により入側ローディング歯車219及び出側ローディング
歯車221はそれぞれ矢印E及び矢印F方向に回転し、そ
れに伴って各々のローディング歯車219、221に連結され
た入側テープガイド群208及び出側テープガイド群209
は、所定の位置まで移動した後、係止部材(図示せず)
により移動を阻止されるが、入り側及び出側のローディ
ング歯車219及び221は更に回転し続けるため、圧着用バ
ネ225及び228が引き伸ばされ、このバネ力により入側テ
ープガイド群208及び出側テープガイド群209は上記係止
部材に強く押し当てられ所定位置に固定保持されること
になる。一方駆動歯車217が矢印Aの方向に回転する
と、カム歯車229も同時に矢印Dの方向に回転し、カム
溝229aが回転することにより溝の半径方向位置が変位す
る。この変位が連結スライダ230及び連結レバー231、23
2を経てピンチローラアーム233に伝達され、これにより
ピンチローラ216は回動され、キャプスタン207に圧着さ
れる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成ではシリンダ211へ磁気
テープ205を装架するテープローディング動作とキャプ
スタン207へのピンチローラ216を圧着する圧着動作に代
表される動作態様切り換え動作を行うモータと、テープ
を定速移送するためのモータと、シリンダを回転するた
めのモータの三個のモータが必要となるため、装置が高
価になると同時に重く大きくなるという問題点を有して
いた。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、
シリンダの駆動、テープローディング動作、動作態様切
り換え動作、磁気テープ移送と巻き取りをシリンダを駆
動するためのモータと、キャプスタンを駆動するための
のモータの二個のモータのみで行なえるようにした磁気
テープ装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために、本発明の磁気テープ装置
は、回転ヘッドシリンダを正逆いずれの方向にも回転駆
動させる第1のモータと、磁気テープを巻回したテープ
リールを内蔵したテープカセットから前記磁気テープを
引き出して前記回転ヘッドシリンダに添接させるテープ
ローディング手段と、前記磁気テープをピンチローラと
協働して定速移送するキャプスタンと、このキャプスタ
ンを正逆いずれの方向にも回転駆動させる第2のモータ
と、装置の動作態様を切り換える動作切り換え手段と、
前記テープリールと係合して一体的に回転するリール台
と、前記第1のモータの回転方向に関連して前記テープ
ローディング手段および前記動作切り換え手段への前記
第2のモータの回転駆動力の伝達を前記第2のモータの
回転駆動力を用いて離接しかつ前記第2のモータの一定
方向の回転で前記離接し得る駆動力伝達手段とを具備す
るものである。
作用 本発明は前記した構成により、前記第1のモータの回転
方向に関連して前記テープローディング手段および動作
切り換え手段への前記第2のモータの回転駆動力の伝達
をこの第2のモータの回転駆動力を用い、かつこの第2
のモータの一定方向の回転で接離し得る駆動力伝達手段
とを具備し、テープローディング動作、動作態様切り換
え動作、テープ移送と巻取りを、シリンダを駆動するた
めのモータと、キャプスタンを駆動するためのモータの
二個のモータのみで行うことが出来る。
実施例 以下本発明の一実施例の磁気テープ装置について図面を
参照しながら説明する。
第1図は、本発明の磁気テープ装置のアンローディング
状態における要部平面図である。第2図は、本発明の磁
気テープ装置の記録・再生態様における要部平面図であ
る。第1図において、一点鎖線で示す1は回転ヘッドシ
リンダである。2は回転ヘッドシリンダ1を回転駆動す
るためのシリンダモータであり、回転軸3を回転ヘッド
シリンダ1と同軸とする、いわゆるダイレクト・ドライ
ブ構成となっていて、回転ヘッドシリンダ1を記録・再
生時の回転方向である矢印A方向と逆方向の矢印B方向
に回転させることが出来る。4は回転軸3と一体に回転
するプーリである。5はプーリ4と6の間に張架され、
シリンダモータ2の回転をプーリ6に伝達するベルトで
ある。6は第3図に示すように、シャーシ15上に植立さ
れた軸13に回転自在に支持され、一方向クラッチを内蔵
したプーリであって、ベルト5の巻架されたプーリ部6a
と作動部6bで構成されている。そしてこのプーリ部6aと
作動部6bとは前記一方向クラッチの作用によって、シリ
ンダモータ2の矢印A方向の回転によっては結合され
ず、矢印B方向の回転によってのみ結合されるようにな
っている。第3図に示すように7はプーリ6の作動部6b
に植立されたピンであって、シャーシ上のガイドピン9
に摺動自在にガイドされたスライダー8の端面8aに当接
可能な位置関係にある。このスライダー8は、バネ10に
より第1図右方向に付勢力を与えられ、スライダー8の
端部11が、シャーシ15上の軸42に回転自在に支持され,
外周歯車部の180゜対向の位置に2カ所の切り欠き部44a
と44bを設けた切り欠き歯車41の一端面に設けた凹部45a
あるいは45bと係合し、この切り欠き歯車41の回転を阻
止するようになっている。そしてこの凹部45aと45bとは
180゜対向の位置関係にあり切り欠き歯車41の停止位置
を第1図あるいは第2図のいずれかの状態に保持する。
そしてシリンダモータ2が矢印B方向に回転したときシ
リンダモータ2の回転力をピン7と端面8aとの係合によ
りスライダー8に伝え、スライダー8をバネ10の力に抗
して第1図左方向に移動させ、スライダー8の端部11と
切り欠き歯車41の凹部45aあるいは45bとの係合関係を解
除することにより切り欠き歯車41を回転可能な状態とす
ることができる。また、切り欠き歯車41の一端面部には
更に第1の端面カム48があって、この端面カム48にシャ
ーシ15上の軸46に保持されたねじりバネ47の一端が当接
することによって第1図あるいは第2図における切り欠
き歯車41に反時計方向の回転力を与えている。
21は磁気テープ(図示せず)を定速移送するためのキャ
プスタンである。22はキャプスタン21と回転軸を同じに
したキャプスタンモータである。23はキャプスタンと同
軸で一体的に回転するプーリである。25はシャーシ15上
の軸26に回転自在に支持されたセンタープーリーであ
り、プーリ23との間にベルト24が張架されキャプスタン
モータ22の回転が伝達される。27はセンタープーリ25と
一体のセンター歯車である。28はセンタープーリ25の軸
26を中心に回動可能なレバーで、その一端に植立した軸
30にはセンター歯車27と噛み合っている転接歯車29が回
転自在に支持されている。この転接歯車29は公知のごと
く、キャプスタンモータ22の回転方向によって選択的に
巻取り側リール台31あるいは供給側リール台32方向に転
接し、必要に応じていづれかのリール台31あるいは32に
噛み合い駆動する構成になっている。
57はシャーシ15上に植立された軸56に回転自在に支持さ
れたアイドラー歯車であり、センター歯車27に常時噛み
合っている。そしてスライダー8の端部11が切り欠き歯
車41の凹部45aあるいは45bと係合し、切り欠き歯車41の
停止状態を保持しているときは、第1図及び第2図に示
すようにアイドラー歯車57は切り欠き歯車41の切り欠き
部44aあるいは44bと対向する位置関係にあって、アイド
ラー歯車57の回転が切り欠き歯車41に伝達されることの
ないようにしている。しかし前記したように、スライダ
ー8が第1図左方向に移動して、端部11と凹部45aある
いは45bとの係合関係を離脱すれば、ねじりバネ47の第
1の端面カム48への当接により与えられる回転力によっ
て、切り欠き歯車41は反時計方向に回転し、アイドラー
歯車57と切り欠き歯車41は噛み合いを開始し、切り欠き
歯車41は次の切り欠き部44aあるいは44bとアイドラー歯
車57とが対向するまで180゜回転して停止するようにな
っている。
一方、切り欠き歯車41の他端面には第2の端面カム43が
一体的に設けられている。そして、この端面カム43に
は、シャーシ15上の軸54に回転自在に支持され、引っ張
りバネ53によって第1図時計方向に回動付勢されている
レバー51の端面52が当接している。そして軸54にはアイ
ドラー歯車57と常時噛み合っている伝達歯車55が回転自
在に支持されている。更に伝達歯車55はレバー51の端部
に植立した軸58に回転自在に支持されたクラッチ歯車59
とも常時噛み合っている。そして、第1図のようにレバ
ー51の端面52が第2の端面カム43の大径部と当接してい
る時は、クラッチ歯車59が、シャーシ15上の軸72によっ
て回転自在に支持されているカム歯車71と噛み合うこと
になり、キャプスタンモータ22の回転力をカム歯車71へ
伝達可能な状態になる。また、第1図の状態から切り欠
き歯車41がアイドラー歯車57と噛み合って反時計方向に
180゜回転すると、第2図に示すように、引っ張りバネ5
3の付勢力によりレバー51は軸54を中心に時計方向に回
転して第2の端面カム43の小径部に当接し、クラッチ歯
車59とカム歯車71は離間するようになっている。
カム歯車71にはローディング歯車74が噛み合い、このロ
ーディング歯車74には公知のごとく磁気テープを引き出
すためのガイドポスト(図示せず)と連動するローディ
ングリング75が噛み合い、カム歯車71の回転でローディ
ング動作が行われるようになっている。
また、カム歯車71の端面には溝カム73が形成されてお
り、シャーシ15上に植立した軸82に回動自在に支持され
ているレバー81の一端に固定されたカムフォロアー83が
係合している。そして、カム歯車71の反時計方向の回転
によりレバー81は時計方向に回動し、連結ロッド84を介
してピンチローラレバー85を軸86を中心に時計方向に回
動させピンチローラ87をキャプスタン21に圧着し、反対
にカム歯車71の時計方向の回転でピンチローラ87をキャ
プスタン21から離間するように構成している。
次に本実施例の磁気テープ装置の動作について説明す
る。第1図に示すような、磁気テープ(図示せず)を引
き出す前のアンローディング状態で、再生ボタン(図示
せず)を押すと、シリンダモータ2が矢印A方向に回転
を始める。プーリ4、ベルト5を介してプーリ6のプー
リ部6aを反時計方向に回転させるが、一方向クラッチが
内蔵されているので作動部6bに回転力を伝えることはな
い。従ってスライダー8は移動することなく端部11と切
り欠き歯車41の凹部45aの係合状態を保ち、レバー51の
端面52は第2の端面カム43の大径部に当接したままであ
る。そして、キャプスタンモータ22も矢印C方向に回転
を始めるが、アイドラー歯車57は切り欠き部44aと対向
しているので、切り欠き歯車41が回転することもない。
キャプスタンモータ22の回転はプーリ23、ベルト24、セ
ンタープーリ25、センター歯車27、アイドラー歯車57、
伝達歯車55を介してクラッチ歯車59を時計方向に回転す
る。このとき、クラッチ歯車59はカム歯車71と噛み合っ
ているので、カム歯車71は反時計方向に回転を始め、同
時にローディングリング75も回転し、公知のごとくガイ
ドポスト(図示せず)が移動して磁気テープ(図示せ
ず)を引き出し、シリンダ1に巻回していく。また、カ
ム歯車71の回転でレバー81は時計方向に回動し、ピンチ
ローラレバー85を時計方向に回動させ、ピンチローラ87
をキャプスタン21に近接させる。さらにカム歯車71が回
転し、ローディングリング75が所定の回転をしてローデ
ィング動作を完了する直前で、またピンチローラ87がキ
ャプスタン21への圧着を完了する直前で、カム歯車71の
回転角を検出する回転角検出スイッチ(図示せず)で再
生態様に対応する回転位置を検出すると、シリンダモー
タ2が所定の短い時間あるいは所定の角度だけ矢印Bの
方向に回転する。するとプーリ6のプーリ部6aと作動部
6bが、内蔵する一方向クラッチによって結合して一体的
に時計方向に回転し、ピン7がスライダー8の端面8aを
押してスライダー8は左方向へ移動する。その結果、凹
部45aと端部11の係合が外れ、切り欠き歯車41はねじり
バネ47の押圧力によって反時計方向に僅かに回転する。
この時、キャプスタンモータ22が矢印C方向に回転して
いるので、時計方向に回転しているアイドラー歯車57が
切り欠き歯車41と噛み合い、切り欠き歯車41を反時計方
向に回転させる。そして第2の端面カム43の大径部に当
接していたレバー51が軸54を中心に時計方向に回転し
て、クラッチ歯車58はカム歯車71から離間する動作には
いる。そして前記検出スイッチ(図示せず)が所定の位
置を検出してからも、クラッチ歯車58とカム歯車71が完
全に離間するまでカム歯車71は回転を続け、この回転に
よってローディング動作およびピンチローラ圧着動作が
完了することになる。この時シリンダモータ2は再び矢
印A方向に回転を始めておりスライダー8はバネ10によ
って右方向に付勢されている。切り欠き歯車41がさらに
回転し切り欠き部44bとアイドラー歯車57が対向を始め
ると、ねじりバネ47の付勢力で切り欠き歯車41は反時計
方向にさらに回転し、凹部45bと端部11が係合すると同
時に切り欠き部44bとアイドラー歯車57が完全に対向
し、切り欠き歯車41の回転は停止する。クラッチ歯車59
とカム歯車71は完全に離間しカム歯車71も回転を停止
し、第2図の状態が完成され再生態様が実現される。こ
の時、キャプスタン21とピンチローラ87によって移送さ
れる磁気テープは、巻取り側リール台31に転接歯車29が
駆動することにより弛みなく巻取り側リール(図示せ
ず)に巻取られることは言うまでもない。
第2図の状態で停止ボタン(図示せず)を押すと、信号
処理回路(図示せず)の動作が停止し、見苦しい映像の
再生されることを防止した後、シリンダモータ2が所定
の短い時間あるいは所定の角度だけ矢印Bの方向に回転
する。すると、プーリ6のプーリ部6aと作動部6bが内蔵
する一方向クラッチによって結合して一体的に時計方向
に回転し、ピン7がスライダー8の端面8aを押してスラ
イダー8は左方向へ移動する。その結果、凹部45bと端
部11の係合が外れ、切り欠き歯車41はねじりバネ47の押
圧力によって反時計方向に僅かに回転する。この時、キ
ャプスタンモータ22が矢印C方向に回転しているので、
時計方向に回転しているアイドラー歯車57が切り欠き歯
車41と噛み合い、切り欠き歯車41を反時計方向に回転さ
せる。そして第2の端面カム43の小径部に当接していた
レバー51が、この第2の端面カム43の回転で軸54を中心
に反時計方向に回転して、クラッチ歯車59はカム歯車71
に噛み合う動作にはいる。再生態様に移行した時と同様
な動作で凹部45aと端部11が係合し、同時に切り欠き部4
4aとアイドラー歯車57が対向し切り欠き歯車41の回転は
停止する。そしてキャプスタンモータ22を矢印D方向に
反転させる。この時、クラッチ歯車59がカム歯車71と噛
み合いを始めてから噛み合いが完了して、キャプスタン
モータ22が反転するまでの間、カム歯車71は反時計方向
に僅かに回転することになるが、溝カム73に余裕を設け
ているので大きな問題はない。クラッチ歯車59とカム歯
車71は噛み合っているので、カム歯車71は時計方向に回
転し、ローディングリング75及びピンチローラ87は前記
したローディング動作と反対の方向に移動しアンローデ
ィング動作が実現される。この時、キャプスタンモータ
22の矢印D方向の回転で転接歯車29は供給側リール台32
と噛み合いを駆動するので、ガイドポスト(図示せず)
の移動によっても磁気テープを弛みなく供給側リール
(図示せず)に巻取って行く。さらにカム歯車71が回転
を続け停止態様に対応した回転位置を検出スイッチ(図
示せず)で検出するとキャプスタンモータ22は停止して
第1図に示す停止態様が実現される。
なお、本実施例では再生態様について説明したが、記録
態様、キュー、レビュー等の態様も、再生態様と同様に
本実施例の構成で容易に実現されることは言うまでもな
い。また、動作態様切り換え動作をピンチローラ圧着動
作で代表させたが、ブレーキ手段など動作切り換えに伴
って動作させるべき部材を本実施例におけるカム歯車な
どの動作切り換え手段で動作させ得ることも自明であ
る。
発明の効果 以上のように本発明によれば、回転ヘッドシリンダを正
逆いずれの方向にも回転駆動させる第1のモータと、磁
気テープを巻回したテープリールを内蔵したテープカセ
ットから前記磁気テープを引き出して前記回転ヘッドシ
リンダに添接させるテープローディング手段と、前記磁
気テープをピンチローラと協働して定速移送するキャプ
スタンと、このキャプスタンを正逆いずれの方向にも回
転駆動させる第2のモータと、装置の動作態様を切り換
える動作切り換え手段と、前記テープリールと係合して
一体的に回転するリール台と、前記第1のモータの回転
方向に関連して前記テープローディング手段および動作
切り換え手段への前記第2のモータの回転駆動力の伝達
をこの第2のモータの回転駆動力を用い、かつこの第2
のモータの一定方向の回転で接離し得る駆動力伝達手段
とを具備し、テープローディング動作、動作態様切り換
え動作、テープ移送と巻取りを、シリンダを駆動するた
めのモータと、キャプスタンを回転するためのモータの
二個のモータのみで行うことが出来、磁気テープ装置の
重量、大きさの大幅な軽減が可能となる。更に、電気回
路部も含め高価な部品を省略することができ大きな合理
化が可能となる。また、回転精度の厳しいシリンダモー
タを伝達手段の切り換えの為トリガーのみに利用し、伝
達手段の切り換え動力は、比較的大きな出力を得ること
の出来るキャプスタン用モータから取り出すようにした
ので、切り換え動作を安定に、しかも信号の記録・再生
性能を犠牲にすることなく実現可能とする。更に、キャ
プスタンモータの一定方向の回転によって駆動力伝達手
段を動作させているので、駆動力伝達手段の構成が簡単
で、動作切り換えの応答性も高くなり装置の操作性や信
頼性の向上と小型化、低コスト化に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における磁気テープ装置の停
止態様を示す概略平面図、第2図は再生態様を示す概略
平面図、第3図は切り換え手段の要部側面図、第4図、
第5図は従来の磁気テープ装置の平面図、第6図は従来
のピンチローラ圧着機構の説明図である。 1……回転ヘッドシリンダ、2……シリンダモータ、6a
……プーリ部、6b……作動部、8……スライダー、22…
…キャプスタンモータ、41……切り欠き歯車、43……第
2の端面カム、44a,44b……切り欠き部、44a,45b……凹
部、48……第1の端面カム、59……クラッチ歯車、71…
…カム歯車、87……ピンチローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 知一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−256250(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号の記録/再生を行なう回転ヘッドシリ
    ンダと、この回転ヘッドシリンダを正逆いずれの方向に
    も回転駆動させる第1のモータと、磁気テープを巻回し
    たテープリールを内蔵したテープカセットから前記磁気
    テープを引き出して前記回転ヘッドシリンダに添接させ
    るテープローディング手段と、前記磁気テープをピンチ
    ローラと協働して定速移送するキャプスタンと、このキ
    ャプスタンを正逆いずれの方向にも回転駆動させる第2
    のモータと、装置の動作態様を切り換える動作切り換え
    手段と、前記テープリールと係合して一体的に回転する
    リール台と、前記第1のモータの回転方向に関連して前
    記テープローディング手段および前記動作切り換え手段
    への前記第2のモータの回転駆動力の伝達を前記第2の
    モータの回転駆動力を用いて離接しかつこの第2のモー
    タの一定方向の回転で前記離接し得る駆動力伝達手段と
    を具備し、前記第2のモータでテープローディング動
    作、動作態様切り換え動作、テープ移送と巻取りを行う
    ようにしたことを特徴とする磁気テープ装置。
JP63207625A 1988-08-22 1988-08-22 磁気テープ装置 Expired - Fee Related JPH0719411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63207625A JPH0719411B2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22 磁気テープ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63207625A JPH0719411B2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22 磁気テープ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0256760A JPH0256760A (ja) 1990-02-26
JPH0719411B2 true JPH0719411B2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=16542896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63207625A Expired - Fee Related JPH0719411B2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22 磁気テープ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719411B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2675601B2 (ja) * 1988-12-27 1997-11-12 株式会社東芝 定速カセットローディング装置
KR940000640B1 (ko) * 1991-04-24 1994-01-26 주식회사 금성사 자기기록 및 재생기의 데크 메카니즘
KR930006685A (ko) * 1991-09-04 1993-04-21 강진구 Vtr의 드럼 및 테이프 구동장치

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62256250A (ja) * 1986-04-28 1987-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd トルク伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0256760A (ja) 1990-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4562496A (en) Magnetic tape recording and/or reproducing apparatus
US5295638A (en) Reel driving apparatus for a videocassette recorder
EP0057921B1 (en) Magnetic recording/playback device
EP0381081B1 (en) Cassette tape slack-preventing apparatus for use in magnetic recording/reproducing apparatus
JPH0719411B2 (ja) 磁気テープ装置
JPH071581B2 (ja) 磁気テープ装置
US5428488A (en) Head drum and tape transport driving device for a video tape recorder
JP2555952Y2 (ja) ビデオカセットテープレコーダのテープローディング装置
JPS6238783B2 (ja)
JPS58147835A (ja) 磁気テ−プ装置
JPH0210499B2 (ja)
JPH02168409A (ja) 磁気記録再生装置
JPH02116050A (ja) クロムめっきシリンダの製造方法
US5833164A (en) Tape reel driving device
JPS63298851A (ja) 磁気テ−プ装置
JP2607724B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2551801B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2954739B2 (ja) 磁気記録再生装置のカム操作機構
JP2564380B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR0133682Y1 (ko) 테이프 레코더의 테이프 텐션장치
JPH0614291Y2 (ja) 磁気記録再生装置におけるブレ−キ装置
JPS6412022B2 (ja)
JPS61105758A (ja) リ−ル駆動装置
JPH0525073Y2 (ja)
JPH0232696B2 (ja) Teepurekooda

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees