JPH04103332U - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH04103332U
JPH04103332U JP163991U JP163991U JPH04103332U JP H04103332 U JPH04103332 U JP H04103332U JP 163991 U JP163991 U JP 163991U JP 163991 U JP163991 U JP 163991U JP H04103332 U JPH04103332 U JP H04103332U
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tape
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magnetic
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JP163991U
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English (en)
Inventor
幾一郎 縄
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ミツミ電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は携帯用として用いて好適な磁気記録再
生装置に関し、使用状態に拘わらず適正な磁気記録再生
処理を行いうると共に製品コストの低減及び小型化を図
ることを目的とする。 【構成】テープカセットより磁気テープ26を引き出す
ガイドローラ16,17を設けた一対のローディングベ
ース12,13をローディングさせて、磁気テープ26
を回転シリンダに添接させて記録再生処理を行う磁気記
録再生装置において、上記ローディングベース12,1
3が所定ローディング位置までローディングされた際当
接し位置決めされる位置決めピン20,21に、上端部
に鍔部22を形成してなるテープ脱落防止ポール28,
29を立設し、かつ上記一対のローディングベース1
2,13が上記ローディング位置にある状態において上
記鍔部22がガイドローラ16,17上端部と近接対向
する位置にあり、平面的に見て鍔部22がガイドローラ
16,17と重なるよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は磁気記録再生装置に係り、特に携帯用として用いて好適な磁気記録再 生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気記録再生装置として所謂DAT(デジタルオーディオテープレコーダ)が 知られている。このDATは小型テープカセットからテープローディング機構に より磁気テープを引き出し、回転シリンダに所定範囲(例えば135 °)にわたり 巻回してデジタル記録再生を行う構成となっている。また、従来にけるDATは その全てが据え置きタイプであったが、昨今では携帯用として持ち運べることが できる程度まで小型薄型化が図られている。
【0003】 据え置き型のDATのように使用状態が一定であるDATでは、テープローデ ィング状態も一定で安定しているが、携帯用として持ち運ぶことができるDAT では、使用状態が種々の態様をとることが考えられる。例えば鞄等に入れて携帯 するような場合には、上下反対にされた状態で使用される等正規の状態と異なる 状態で使用されることが考えられる。また、この様な使用状態では据え置き型と 異なり、外部振動を大きく受けることも考えられる。
【0004】 このため、小型薄型化が図られ携帯用とされたDATでは、上下反対とされて 使用され、かつ外部振動を受けたような場合には、テープローディング及びテー プ走行を案内するガイドローラから磁気テープが離脱してしまい正常な磁気記録 再生が出来なくなるおそれがある。
【0005】 そこで、従来では、DATを携帯用として使用しても磁気テープがガイドロー ラから離脱しないように、図4に示されるテープ離脱防止機構が設けられていた 。図中、30はローディングベースであり、その上部にガイドローラ31及び傾 斜ポール32が植設されている。また、33は磁気記録再生装置のシャーシであ り、その上部にはローディングベース30が所定ローディング位置までローディ ングされた際当接しこれを位置決めする位置決めピン34が配設されている。図 4はローディングベース30が位置決めピン34と当接した状態を示している。
【0006】 従来では、ガイドローラ31から磁気テープが離脱するのを防止するために、 シャーシ33上にZ形状を有するテープ離脱防止用金具35をネジ36により固 定し、このテープ離脱防止用金具35の延出部35aがガイドローラ31の上部 近接位置まで延出するよう構成していた。この構成とすることにより、ガイドロ ーラ31から磁気テープが離脱しようとすると、磁気テープは延出部35aと当 接し、これにより磁気テープの離脱が防止される構成とされていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに上記記従来の構成では,テープ離脱防止のためにテープ離脱防止用金 具35及びネジ36を必要とし、部品点数が多くなり製品コストが高くなると共 に、組立てが面倒であるという問題点があった。また、テープ離脱防止用金具3 5をシャーシ33上に固定するのに、ネジ36を締結する領域が必要となり、こ 領域分だけ磁気記録再生装置が大型化してしまうという問題点があった。携帯用 の磁気記録再生装置では小型化の要望が強く、上記ネジ36を締結するような小 さな領域でも大型化してしまうことは望ましくない。
【0008】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、使用状態に拘わらず適正な磁 気記録再生処理を行いうると共に製品コストの低減及び小型化を図りうる磁気記 録再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案では、 テープカセットより磁気テープを引き出すガイドローラを設けた一対のローデ ィングベースをローディングさせて、磁気テープを回転シリンダに添接させて記 録再生処理を行う磁気記録再生装置において、 上記ローディングベースが所定ローディング位置までローディングされた際当 接し位置決めされる位置決め部材に、上端部に鍔部を形成してなるテープ脱落防 止ポールを立設し、 かつ上記一対のローディングベースが上記ローディング位置にある状態におい て上記鍔部がガイドローラ上端部と近接対向する位置にあり、平面的に見て鍔部 がガイドローラと重なるよう構成したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
上記構成とされた磁気記録再生装置では、ローディングベースの位置決めを行 う位置決め部材に磁気テープの離脱を防止するテープ脱落防止ポールが設けられ ているため、部品点数を削減することができる。また、テープ脱落防止ポールは 位置決め部材上に設けられているため、位置決め部材の取付けスペースと別個に テープ脱落防止ポールを配設する取付けスペースをもうける必要はない。また、 磁気テープの離脱はガイドローラに近傍に位置するテープ脱落防止ポールに形成 された鍔部により確実に防止される。
【0011】
【実施例】
次に本考案の実施例について図面と共に説明する。図2は本考案の一実施例で ある磁気記録再生装置1(以下、単に装置という)の全体図である。同図に示す 装置1は、ロータリタイプのデジタルオーディオテープレコーダであり、シャー シ2上にカセット装着脱機構3、リール駆動機構4、回転シリンダ5、テープロ ーディング機構6等が配設されている。これらの機構・装置は全てシャーシ2の 上部よりシャーシ2に組付けることができる構成とされており、組立て工程の簡 易化が図られている。
【0012】 カセット装着脱機構3は、テープカセット7(図3に一点鎖線で示す)を装置 1内の所定記録再生処理位置に装着するためのものであり、本実施例では所謂カ ンガルーポケットタイプのカセット装着脱機構を用いている。テープカセット7 は、図3に示すイジェクト状態においてカセットホルダ8に挿入脱され、またカ セットホルダ8に挿入された状態で図中矢印A方向に回動されることによりテー プカセット7は装置1内の所定記録再生処理位置に装着される。
【0013】 リール駆動機構4は、供給側リール9及び巻取り側リール10を回転駆動する ための機構であり、またその駆動源はキャプスタンモータ11とされている。各 リール9,10は、装置1のモード(例えば記録・再生モード、早送り・巻き戻 しモード、サーチモード等)によりその回転速度,回転方向等が制御される構成 となっている。このためリール駆動機構4内には種々の歯車,プーリ、アイドラ 等(図に現れず)がコンパクトに配設されている。これらのリール駆動機構4を 構成する各部品は、強度の高い樹脂等により構成されており、よって多数の部品 により構成されている機構であるにも拘わらず薄型化が図られている。
【0014】 テープローディング機構6は、テープカセット7より磁気テープを引き出し上 記の回転シリンダ5に所定角度(本実施例では135°)にわたり巻き付けるた めの機構である。このテープローディング機構6は、所謂Mローディングを採用 しており、図示しないリンク機構により一対のローディングベース12,13を ガイド溝14,15に沿って移動させ、これに伴い磁気テープをローディング或 いはアンローディングする構成とされている。
【0015】 ローディングベース12,13は、その上部にガイドローラ16,17と傾斜 ポール18,19を立設した構造とされている。これらのガイドローラ16,1 7及び傾斜ポール18,19はローディングベース12,13の移動に伴い磁気 テープをテープカセットより引き出すと共に、ローディング完了状態において磁 気テープが所定のテープパスを形成させる機能を奏する。図2はローディング完 了状態の装置1を示している。
【0016】 上記ローディングベース12,13は、ローディング状態において、シャーシ 2に植設された位置決めピン20,21に当接することにより位置決めが行われ る構成となっている。図1はローディングベース12(13)が位置決めピン2 0(21)に当接した状態を拡大して示す図である。
【0017】 同図に示すように、位置決めピン20(21)の上部にはテープ脱落防止ポー ル28(29)が配設されている。このテープ脱落防止ポール28(29)は滑 性の高い樹脂により成形されており、その上端部には鍔部22が形成されている 。また、テープ脱落防止ポール28(29)は中空とされた筒上の部材であり、 位置決めピン20(21)の上部に形成された装着部23に圧入或いは接着され ることにより、位置決めピン20(21)に固定される。
【0018】 また、ローディングベース12(13)が位置決めピン20(21)と当接す る位置には係合溝27が形成されており、この係合溝27が位置決めピン20( 21)の下方に下部に進入し、位置決めピン20(21)の下部と当接すること により、ローディングベース12(13)のローディング方向(図中矢印Bで示 す方向)の位置決めが行われ、かつこの係合溝27の周縁が装着部23の下部に 形成されている鍔部24と係合することにより、ローディングベース12(13 )の上下方向の位置決めが行われる。
【0019】 ローディングベース12(13)が上記ローディング位置にある状態において 、テープ脱落防止ポール28(29)の上端部に形成された鍔部22は、ガイド ローラ16(17)の上端部と近接対向する位置にあり、図1の(A)に示すよ うに平面的に見て鍔部22がガイドローラ16(17)と重なるよう(重なった 部分を矢印Cで示す)構成されている。従って、装置1を携帯することにより磁 気テープ26(図1(B)に一点鎖線で示す)がガイドローラ16(17)から 離脱する方向にずれたとしても、このずれはテープ脱落防止ポール28(29) に形成された鍔部22により規制され、磁気テープ26がガイドローラ16(1 7)から離脱するようなことはない。
【0020】 このように鍔部22はテープ離脱防止部として機能するため、装置1を携帯用 として使用し仮に装置1を上下逆さにして記録再生処理を行ったとしても、磁気 テープ26は所定のテープパスを形成した状態を維持し、使用状態に拘わらず安 定した記録再生処理を行うことができる。また、テープ脱落防止ポール28(2 9)とガイドローラ16(17)は直接接触することがないため、両者が接触す ることに起因した経時的な摩耗等を防止でき、装置1の信頼性を向上することが できる。また、テープ脱落防止ポール28(29)は位置決めピン20(21) の上部に配設されているため、テープ脱落防止ポール28(29)を設けるため に、シャーシ2上にテープ脱落防止ポール28(29)の配設スペースを設ける 必要はなく、従って従来に比べて装置1に小型化を図ることができる。
【0021】 尚、上記した実施例ではテープ脱落防止ポール28(29)と位置決めピン2 0(21)を別個の構成としたが、これに限らず、テープ脱落防止ポールと位置 決めピンを一体構成としてもよい。この構成とすることにより、更に部品点数を 削減することができる。
【0022】 また、上記実施例では、テープ脱落防止ポール28(29)の上端部に形成さ れる鍔部22の形状を、単にフランジ状(円板)形状としたが、これに限らず、 磁気テープ26と対向する部分にのみ鍔部を形成してもよく、また磁気テープ2 6の離脱をより有効に防止するため、鍔部を下方向け若干傾斜させた構成として もよい。
【0023】 また、上記した実施例では、装置1としてDAT用の磁気記録再生装置を示し たが、本考案はDAT以外の磁気記録再生装置についても適用しうることは勿論 である。
【0024】
【考案の効果】
上述の如く本考案によれば、ローディングベースの位置決めを行う位置決め部 材に磁気テープの離脱を防止するテープ脱落防止ポールが設けられているため、 部品点数を削減することができる。また、テープ脱落防止ポールは位置決め部材 上に設けられているため、位置決め部材の取付けスペースと別個にテープ脱落防 止ポールを配設する取付けスペースをもうける必要はない。また、磁気テープの 離脱はガイドローラに近傍に位置するテープ脱落防止ポールに形成された鍔部に より確実に防止される等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の一実施例である装置の位置決
めピンの近傍を拡大して示す平面図であり、また(B)
はその側面図である。
【図2】本考案の一実施例である装置を示す平面図であ
る。
【図3】テープローディング機構がイジェクト状態とさ
れた装置を示す図である。
【図4】(A)は従来における装置の位置決めピンの近
傍を拡大して示す平面図であり、また(B)はその側面
図である。
【符号の説明】
1 装置 2 シャーシ 5 回転シリンダ 6 テープローディング機構 12,13 ローディングベース 14,15 ガイド溝 16,17 ガイドローラ 20,21 位置決めピン 22 鍔部 23 装着部 26 磁気テープ 28,29 テープ脱落防止ポール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセットより磁気テープを引き出
    すガイドローラを設けた一対のローディングベースをロ
    ーディングさせて、該磁気テープを回転シリンダに添接
    させて記録再生処理を行う磁気記録再生装置において、
    該ローディングベースが所定ローディング位置までロー
    ディングされた際当接し位置決めされる位置決め部材
    に、上端部に鍔部を形成してなるテープ脱落防止ポール
    を立設し、かつ該一対のローディングベースが上記ロー
    ディング位置にある状態において該鍔部が該ガイドロー
    ラ上端部と近接対向する位置にあり、平面的に見て該鍔
    部が該ガイドローラと重なるよう構成してなる磁気記録
    再生装置。
JP163991U 1991-01-23 1991-01-23 磁気記録再生装置 Pending JPH04103332U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236771A (ja) * 1985-08-10 1987-02-17 Sanyo Electric Co Ltd テ−プ案内体の固定保持装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236771A (ja) * 1985-08-10 1987-02-17 Sanyo Electric Co Ltd テ−プ案内体の固定保持装置

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