JP3348316B2 - 再生装置、再生方法及びカセット - Google Patents

再生装置、再生方法及びカセット

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JP3348316B2
JP3348316B2 JP30813393A JP30813393A JP3348316B2 JP 3348316 B2 JP3348316 B2 JP 3348316B2 JP 30813393 A JP30813393 A JP 30813393A JP 30813393 A JP30813393 A JP 30813393A JP 3348316 B2 JP3348316 B2 JP 3348316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばVTR(ビデオ
テープレコーダ)に適用して好適な再生装置及び再生方
法、並びにその再生装置に装着されるカセットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRなどに使用されるテープカ
セットに半導体メモリを取付け、このテープカセットを
VTRなどの記録・再生装置に装着したとき、カセット
に取付けられたメモリが記録・再生装置側の制御部と電
気的に接続されるようにして、メモリを使用したカセッ
トの管理ができるようにしたものが各種提案されてい
る。この場合、メモリにはテープの記録に付随するデー
タ(記録内容,記録日時など)を記憶させておく。
【0003】このようなメモリ付テープカセットを使用
することで、テープの再生を行わなくても、メモリへの
アクセスが出来れば記録内容などが判り、テープカセッ
トの管理が容易になる。
【0004】ここで、従来から提案されているメモリ付
テープカセットとその記録・再生装置の構成を図11及
び図12に示すと、まずテープカセットの構成として
は、図11に示すように、内部に磁気テープが巻装され
たリール(図示せず)が配されたテープカセット1の一
端側に蓋2が取付けられ、このテープカセット1を記録
・再生装置にローディングさせたとき、蓋2が開いて内
部の磁気テープが引き出されて、この磁気テープを使用
した記録や再生が行われる。そして、このテープカセッ
ト1の他端側3に、誤消去防止検出用窓4が設けてある
と共に、この窓4の下側に1チップのICで構成された
半導体メモリ5が埋め込まれ、このメモリ5の端子6が
外部に露出している。
【0005】そして、このように構成されるテープカセ
ット1は、記録・再生装置内で図12に示す状態に配置
される。即ち、所定のローディング機構(図示せず)に
より、シャーシ10のカセット配置位置に配された状態
で、蓋2が開けられた箇所から磁気テープ7が引き出さ
れて、回転ヘッドドラム11に所定角度巻き付けられ、
この回転ヘッドドラム11に取付けられて回転する磁気
ヘッドにより、磁気テープ7への記録及び再生が行われ
る。そして、この位置にカセットが配された状態で、カ
セット側のメモリ5の端子6が、記録・再生装置側のメ
モリ接続端子部12と接触するようにしてあり、このメ
モリ接続端子部12に端子6の配列状態に対応した接片
(図示せず)が設けられ、この接片が各端子6と圧接し
て導通状態となる。そして、このメモリ接続端子部12
は記録・再生装置側の制御部と電気的に接続され、この
制御部が装着されたカセット1のメモリ5に記憶された
データを読出すことが出来ると共に、メモリ5の記憶デ
ータを更新することができる。そして、メモリ5から読
出されたデータは、例えば記録・再生装置が備える表示
パネルに、文字,数字などで表示される。
【0006】このように、メモリ付カセットに取付けら
れたメモリと記録・再生装置側との接続は、カセット内
のテープに記録や再生ができる状態にローディングされ
たときに行われ、テープからの再生時に再生する内容等
に関するメモリの記憶データを読出したり、テープへの
記録時に付随するデータをメモリに書込ませたりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、VTRなど
のテープカセットを使用する記録・再生装置の場合に
は、装置のカセット挿入口からカセットを挿入させて、
図12に示すようにローディングさせた状態になるまで
に数秒〜十数秒の時間を要する。従って、カセットに取
付けられたメモリに記憶されたデータを装置で読出す場
合にも、同じだけ時間がかかる不都合がある。例えば、
テープを再生させるのではなく、単に記録内容等を確認
するためにメモリの記憶データを読出したい場合でも、
装置のカセット挿入口からカセットを挿入させてからロ
ーディングが完了するまで待つ必要があり、時間がかか
って作業効率が悪い不都合があった。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、セットに取付けられたメモリと簡単にアクセスで
きる装置及び方法、並びにそのようなアクセスに使用さ
れるカセットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体に記
録されているデータを再生する場合に、記録媒体を収納
しているカセットを、当該記録媒体に記録されているデ
ータを再生可能とする所定の再生位置に装着するように
構成した上で、カセットが所定の再生位置に装着される
前に、カセットに設けられている半導体メモリと通信
し、当該半導体メモリから、記録媒体に記録されている
データに関する情報を読み出すようにしたものである。
【0010】また本発明は、記録媒体に記録されている
データを再生する場合に、記録媒体を収納しているカセ
ットを、当該記録媒体に記録されているデータを再生可
能とする所定の再生位置に装着するように構成した上
で、カセットが所定の再生位置に装着されたときに、そ
のカセットに設けられている半導体メモリと通信し、当
該半導体メモリから、記録媒体に記録されているデータ
に関する情報を読み出す読み出し手段を設け、さらに、
カセットが所定の再生位置に装着されてない状態で、カ
セットに設けられている半導体メモリと通信し、当該半
導体メモリから、記録媒体に記録されているデータに関
する情報を読み出すようにしたものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】上述せる本発明によれば、カセットが所定の再
生位置に装着される前に、カセットに設けられている半
導体メモリと通信し、当該半導体メモリから、記録媒体
に記録されているデータに関する情報を読み出すことが
できるので、直ちに半導体メモリと通信ができ、カセッ
トが所定の再生位置に装着される前に、半導体メモリか
らの記憶データの読出し及び半導体メモリへのデータの
書込みができる。
【0014】また本発明によれば、カセットが所定の再
生位置に装着される位置とは別の位置で、カセットに設
けられている半導体メモリと通信し、当該半導体メモリ
から、記録媒体に記録されているデータに関する情報を
読み出すことができるので、直ちに半導体メモリと通信
ができ、カセットを所定の再生位置に装着させることな
く、半導体メモリからの記憶データの読出し及び半導体
メモリへのデータの書込みができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】以下に、図1〜図5を参照して本発明の第1
の実施例について詳細に説明する。
【0018】本例においてはメモリ付テープカセットが
装着されるVTRに適用したもので、図1に示すように
構成する。尚、本例のVTRに装着されるメモリ付テー
プカセットは、従来例として図11及び図12に示した
テープカセット1が適用され、その詳細説明は省略す
る。
【0019】図1において10はVTRを示し、このV
TR10は前面にテープカセットの挿入口21を有す
る。本例の場合には、このカセット挿入口21に取付け
られたトレイ22を、キー操作などに基づいて挿入口2
1から引き出した状態(図1に示す状態)で、トレイ2
2の上にテープカセット1を載せるようにしてある。
【0020】また、このVTRの前面には、数字,文字
などが表示できる表示パネル23と、VTRの各種操作
を指示する操作キー24とが、所定のレイアウトで配置
してある。
【0021】そして本例においては、カセット挿入口2
1から引き出されたトレイ22にテープカセット1を載
せてから、このトレイ22を挿入口21内に移動させる
ことで、このVTRに設けられたローディング機構によ
る駆動で、テープカセット1がVTR10内の所定の位
置(図2に破線で示す位置)に配置され、この位置でテ
ープカセット1内の磁気テープが引き出されて回転ヘッ
ドドラムに巻装されて記録や再生ができる状態になる。
【0022】そして、図2に破線で示すように、このV
TR内のローディングされた位置にカセット1を配置し
た場合に、内蔵メモリ5の端子6が位置する箇所に、メ
モリ接続端子部12を配置し、このメモリ接続端子部1
2内の接片(図示せず)により、後述するVTRの制御
部と通信ができる状態に接続させ、メモリ5が制御部に
よりアクセスできる状態にされる。ここまでは従来例と
して図12に示した構成と同じである。
【0023】そして本例においては、図2に示すよう
に、このメモリ接続端子部12とは別に、トレイ22に
メモリ接続端子部30を設け、トレイ22を挿入口21
から引き出した状態でテープカセット1をトレイ22に
載せたとき、このテープカセット1に内蔵されたメモリ
5の端子6が、このメモリ接続端子部30に配した接片
と接触するようにする。
【0024】このメモリ接続端子部30は、図3に示す
ように4本の接片31,32,33,34が若干突出し
た状態で平行に配置され、このそれぞれの接片31〜3
4がメモリ5の4個の端子6と個別に圧接する。
【0025】そして、このメモリ接続端子部30に配さ
れたそれぞれの接片31〜34が、このVTR20の制
御部側と接続させてあり、トレイ22にテープカセット
1が載置された状態では、このメモリ接続端子部30を
使用してVTR20の制御部がメモリ5とアクセスでき
る。
【0026】次に、本例のVTR20の回路構成を図4
に示すと、この図4において41はVTRの各部の動作
を制御する制御部を示し、この制御部41はマイクロコ
ンピュータで構成され、操作キー24の操作情報が供給
されると共に、表示パネル23での文字,数字などの表
示を制御する。
【0027】そして、テープカセット1から引き出され
た磁気テープが巻装される回転ヘッドドラム11に取付
けられた磁気ヘッドは、記録・再生処理回路42と接続
され、映像入力端子43から入力された映像信号が記録
・再生処理回路42で記録処理され、この記録処理され
た映像信号が磁気ヘッドに供給されて磁気テープに記録
される。また、磁気ヘッドで再生された信号が記録・再
生処理回路42で再生処理され、キャラクタ信号混合部
44を介して映像出力端子45に再生映像信号が供給さ
れ、この出力端子45から再生映像信号が出力される。
この記録や再生は制御部41の制御に基づいて行われ
る。
【0028】また、制御部41の制御に基づいて、キャ
ラクタ信号発生回路46が文字,数字,図形などのキャ
ラクタ信号を発生するようにしてあり、このキャラクタ
信号発生回路46が出力するキャラクタ信号を、キャラ
クタ信号混合部44に供給する。このキャラクタ信号発
生回路46が出力するキャラクタ信号としては、このV
TRの動作状態などに関するデータの他に、装着された
テープカセット1のメモリ5に記憶されたデータ(記録
内容,記録日時,記録モード等)を示す文字,数字等の
キャラクタがある。そして、キャラクタ信号混合部44
では、記録・再生処理回路42から出力される再生映像
信号にキャラクタ信号を混合して、再生映像にキャラク
タをスーパーインポーズした状態の映像信号として、出
力端子45から出力させる。従って、この出力端子45
から出力される映像信号を受像するモニタ受像機(図示
せず)の画面には、テープから再生した映像の他に、メ
モリ5に記憶されたデータなどが文字等で表示される。
このキャラクタの表示(即ちキャラクタ信号発生回路4
6からのキャラクタ信号の出力)は、キー操作などに応
じて必要なときだけ行われる。
【0029】ここで、このキャラクタ信号混合部44の
詳細な構成を図5に示すと、本例の場合には、記録・再
生処理回路42から出力される映像信号を、切換スイッ
チ53の第1の固定接点53aに供給する。また、垂直
同期信号及び水平同期信号を発生する同期信号発生回路
52を有し、この同期信号発生回路52が出力する同期
信号を、切換スイッチ53の第2の固定接点53bに供
給する。
【0030】この切換スイッチ53の切換えは、同期検
出回路51により制御される。即ち、同期検出回路51
では、記録・再生処理回路42の出力に、水平同期信号
(又は垂直同期信号)が含まれるか否かを検出する。そ
して、同期信号が含まれる場合(即ち映像信号が出力さ
れている場合)には、切換スイッチ53の可動接点53
mを第1の固定接点53aと接続させ、同期信号が含ま
れない場合(即ち映像信号が出力されていない場合)に
は、切換スイッチ53の可動接点53mを第2の固定接
点53bと接続させる。
【0031】そして、このように切換えが制御される切
換スイッチ53の可動接点53mを混合器54に接続
し、この混合器54で切換スイッチ53から供給される
映像信号にキャラクタ信号発生回路46から出力される
キャラクタ信号を混合し、混合された映像信号を出力端
子45から出力させる。
【0032】このようにキャラクタ信号混合部44が構
成されていることで、記録・再生処理回路42から再生
等による映像信号が出力されている場合には、この出力
映像信号にキャラクタ信号が混合された映像信号が出力
端子45から出力される。また、記録・再生処理回路4
2から映像信号が出力されていない場合には、同期信号
発生回路52が出力する同期信号にキャラクタ信号が混
合されて形成された映像信号が出力端子45から出力さ
れる。従って、再生信号の有無等に係わらず、出力端子
45からキャラクタ情報が重畳された映像信号を出力で
きる。
【0033】ここで、図4の説明に戻ると、本例のVT
Rはローディング用駆動手段47を有し、この駆動手段
47による駆動で、挿入口21(図1参照)から挿入さ
れたテープカセット1を、ローディングされた状態にな
る位置に移動させると共に、このローディングされた状
態を解除して挿入口21から排出させる。このローディ
ング用駆動手段47によるテープカセット1の駆動は、
制御部41の制御に基づいて行われる。
【0034】そして、ローディングされた状態のテープ
カセット1に内蔵されたメモリ5の端子6と接続される
メモリ接続端子部12は、インターフェース回路48を
介して制御部41と接続される。同様に、トレイ22に
配されたメモリ接続端子部30も、インターフェース回
路48を介して制御部41と接続される。
【0035】次に、このように構成されたVTR20に
テープカセット1を装着させた場合の動作について説明
する。このテープカセット1をVTR20に装着させる
場合には、まず挿入口21からトレイ22を引き出し
て、このトレイ22にテープカセット1を載せる。この
状態で、トレイ22を閉じさせるキー(操作キー24の
中の何れかのキー)を押すと、VTR20の制御部41
の制御により、トレイ22を閉じさせると共に、ローデ
ィング用駆動手段47による駆動でテープカセット1が
VTRの内部のローディングさせる位置に移動させる。
【0036】このとき、本例においてはトレイ22にメ
モリ接続端子部30が設けてあるので、トレイ22にテ
ープカセット1を載せた段階で、直ちに制御部41がテ
ープカセット1に内蔵されたメモリ5の記憶データを読
出すことができる。従って、ローディング用駆動手段4
7によるローディングが完了する以前に、メモリ5の記
憶データに基づいたテープの記録内容などを表示パネル
23に文字,数字などで表示させることができ、メモリ
5に記憶されたデータの表示を迅速に行うことができる
ようになる。
【0037】尚、ローディング用駆動手段47によるロ
ーディングが完了した後は、テープカセット1に内蔵さ
れたメモリ5は、メモリ接続端子部12を介して制御部
41と接続され、この制御部41がメモリ接続端子部1
2を介して常時メモリ5とアクセスできる状態となり、
必要に応じて随時書込み,読出しが行われる。
【0038】このように本例のVTR20によると、テ
ープカセット1内のメモリ5の記憶データを、ローディ
ングが完了するまでの数秒間待つことなく、VTR20
に挿入させてから直ちに読出すことができ、この記憶デ
ータに基づいた表示などを迅速に行うことができる。従
って、挿入したテープカセット1に記録された内容など
を迅速に判断することができ、VTRとしての使い勝手
が向上する。
【0039】また本例においては、この記憶データによ
る文字等を、再生映像を表示するモニタ受像機に表示さ
せる場合に、図5に示したように、再生映像が無いとき
にVTR内で同期信号を発生させて、この同期信号にキ
ャラクタ信号を混合するようにしたので、このVTR2
0から再生などによる映像信号が出力されてない場合で
も、文字,数字等が表示された映像を安定して表示させ
ることができる。尚、上述実施例では同期信号だけを発
生させるようにしたが、文字,数字等の背景に所定の色
が表示されるような映像信号を発生させるようにしても
良い。
【0040】尚、この第1の実施例においては、VTR
の挿入口21の箇所にトレイ22を設けて、このトレイ
22に挿入するテープカセット1を載せるようにした
が、トレイ22の無い形式のVTRであっても、挿入口
21から挿入されたテープカセット1のメモリ5と、こ
の挿入直後に接続できる何れかの位置にメモリ接続端子
部を設ければ、同様に迅速に記憶データを読出すことが
できる。
【0041】次に、図6及び図7を参照して本発明の第
2の実施例について詳細に説明する。本例においてもメ
モリ付テープカセットが装着されるVTRに適用したも
ので、図6及び図7において、上述した第1の実施例及
び従来例で説明した部分には同一の符号を付し、その詳
細説明は省略する。
【0042】本例のVTR20′は、図6に示すよう
に、記録や再生のためのカセット挿入口21とは別に、
メモリアクセス専用カセット挿入口25を、このカセッ
ト挿入口21の脇に設けたものである。このメモリアク
セス専用カセット挿入口25は、図7に断面で示すよう
に、回動できる蓋25aが設けられ、この蓋25aの内
側の空間26にテープカセット1の先端部を挿入するこ
とができるようにしてある。そして、このカセット挿入
口25の内側の空間26には、所定位置にメモリ接続端
子部30′が設置してある。このメモリ接続端子部3
0′は、インターフェース回路を介してVTRの制御部
と接続してある。
【0043】そして、記録や再生のためのカセット挿入
口21に挿入されたカセット1内のメモリ5は、図12
に示すように、ローディングが完了した段階でメモリ接
続端子部12と接続されるようにしてある。
【0044】その他の部分は、第1の実施例で説明した
VTR20と同様に構成する。
【0045】このように構成されるVTR20′による
と、テープカセット1の先端部をメモリアクセス専用カ
セット挿入口25から挿入させたとき(但し挿入口21
から挿入させる場合とは逆方向から挿入)には、このテ
ープカセット1の先端部に設けられた内蔵メモリ5の端
子6が、メモリ接続端子部30′の接片と接触し、VT
Rの制御部が挿入されたカセット内のメモリ5とアクセ
スできる。従って、メモリアクセス専用カセット挿入口
25から挿入されたテープカセット1に内蔵されたメモ
リ5の記憶データを、このVTRが備える表示パネルや
接続されたモニタ受像機の画面などに直ちに表示させる
ことができる。
【0046】この図6,図7の例のように、記録や再生
のためのカセット挿入口21とは別にメモリアクセス専
用カセット挿入口25を設けることで、テープに記録や
再生を行うのではなく、単にテープに記録された内容な
どを確認したい場合に、このメモリアクセス専用カセッ
ト挿入口25にカセットを挿入させることで、直ちにV
TRの制御部が内蔵メモリ5の記憶データを読出して、
記録内容などのデータを表示させることができ、記録内
容などの確認作業がカセットのローディング作業を行う
ことなく短時間で簡単に行えるようになる。
【0047】尚、この実施例では、記録や再生のための
カセット挿入口21側に挿入されたテープカセット1
は、ローディングが完了する位置にカセットが配される
場合にだけ、内蔵メモリ5がメモリ接続端子部12と接
続されるようにしたが、上述した第1の実施例の場合と
同様に、このメモリ接続端子部12とは別に、カセット
挿入口21から挿入されたカセットと一時的に接続され
るメモリ接続端子部を設けるようにしても良い。このよ
うにすることで、更にVTRとしての使い勝手が向上す
る。
【0048】また、本例の場合には、メモリアクセス専
用カセット挿入口25に蓋25aを設けたが、この蓋2
5aはなくても良い。
【0049】次に、図8〜図10を参照して本発明の第
3の実施例について詳細に説明する。本例においてもメ
モリ付テープカセットが装着されるVTRに適用したも
ので、図8〜図10において、上述した第1,第2の実
施例及び従来例で説明した部分には同一の符号を付し、
その詳細説明は省略する。
【0050】本例のVTR20″は、図8に示すよう
に、VTR本体とは別体のリモートコントローラ60を
設けたもので、このリモートコントローラ60はVTR
20″の各種操作などを行うための操作キー61が配置
してあると共に、VTRの動作状態などを表示するため
の表示パネル62を有し、リモートコントローラ60と
VTR20″とが信号線28で接続してあり、この信号
線28を使用して、リモートコントローラ60の制御部
とVTR20″の制御部との間で通信ができるようにし
てある。なお、この信号線28としては、例えば図10
に示すように、VTR20″からリモートコントローラ
60側への電源供給ラインVDDと、リモートコントロー
ラ60の制御部からVTR20″の制御部へのデータ伝
送ラインD INと、VTR20″の制御部からリモートコ
ントローラ60の制御部へのデータ伝送ラインD
OUT と、接地電位ラインGNDとで構成される。
【0051】そして本例においては、リモートコントロ
ーラ60の側面に、図8に示すようにカセット装着部6
3を設け、このカセット装着部63内の所定の位置にメ
モリ接続端子部64を設ける。そして、カセット装着部
63にテープカセット1の先端部を挿入して装着させる
ことで、このテープカセット1に内蔵されたメモリ5の
端子6がメモリ接続端子部64と接続され、このメモリ
接続端子部64を介してリモートコントローラ60内の
制御部がメモリ5とアクセスできるようになる。
【0052】ここで、このVTR20″とリモートコン
トローラ60の回路構成を図9に示すと、リモートコン
トローラ60は、マイクロコンピュータで構成される制
御部65を備え、操作キー61の操作情報がこの制御部
65に供給される。また、表示パネル62での文字,数
字などの表示が、制御部65により制御される。更に、
メモリ接続端子部64がインターフェース回路66を介
して制御部65と接続してあり、メモリ接続端子部64
により接続されたテープカセット1内のメモリ5が、制
御部65と接続される。そして、所定の操作キー61の
操作により、制御部65がメモリ5の記憶データを読出
して、表示パネル62に記憶データに基づいた文字,数
字などを表示できるようにしてある。また、所定の操作
キー61の操作に基づいた制御部65の制御で、メモリ
5に新たなデータを記憶できるようにしてある。
【0053】また、このリモートコントローラ60側の
制御部65は、VTR20″側の制御部41と双方向で
通信ができる状態に接続してあり、リモートコントロー
ラ60からの制御指令に基づいたVTR内の制御を行
う。そして、リモートコントローラ60からVTR2
0″の制御部41に、リモートコントローラ60側から
メモリ5の記憶データ等による表示データが供給される
場合には、この表示データに基づいた文字などを表示パ
ネル23で表示させると共に、キャラクタ発生回路46
から対応したキャラクタデータを出力させる。
【0054】なお、このVTR20″側には、カセット
1がローディングされる位置で接続されるメモリ接続端
子部12を備え、カセット1がローディングされた状態
で、制御部41をインターフェース48を介して内蔵メ
モリ5とアクセスでき、この装着されたカセット1の内
蔵メモリ5の記憶データに基づいた表示もできるように
してある。
【0055】その他の部分は、第1の実施例で説明した
VTR20と同様に構成する。
【0056】このように構成されるVTR20″及びそ
のリモートコントローラ60によると、VTR20″に
装着されたテープカセット1の内蔵メモリ5の記憶デー
タに基づいた表示などが、VTR20″側でできるのは
勿論であるが、リモートコントローラ60に設けられた
カセット装着部63に装着されたテープカセット1の内
蔵メモリ5の記憶データに基づいた表示が、このリモー
トコントローラ60の表示パネル62(或いはVTR2
0″側の表示パネルなど)で可能である。
【0057】この場合、リモートコントローラ60のカ
セット装着部63は、装着されたカセットのメモリと直
ちに接続されるので、制御部61は装着されたカセット
1のメモリ5と迅速にアクセスを行うことができ、メモ
リ5に記憶されたデータを確認したり、或いはメモリ5
に新たなデータを書込ませることが、迅速にできる。ま
た、このリモートコントローラ60側での内蔵メモリ5
とのアクセスは、VTR20″側に装着されたカセット
とは無関係に行うことができるので、VTR20″側で
ビデオテープの記録や再生を行っている最中であって
も、他のカセットのメモリとアクセスさせて内容の確認
等ができ、メモリ付カセットの使い勝手が向上する。
【0058】尚、この実施例ではVTR20″とリモー
トコントローラ60とを信号線28で接続するようにし
たが、リモートコントローラ60を赤外線信号などの無
線送信で遠隔制御が行われるワイヤレスリモートコント
ローラとしても良い。
【0059】また、この実施例では、VTR20″側の
メモリ接続端子は、ローディングが完了する位置にカセ
ットが配される場合にだけ、内蔵メモリ5が接続される
メモリ接続端子部12だけを設けるようにしたが、上述
した第1の実施例の場合と同様に、このメモリ接続端子
部12とは別に、カセット挿入口21から挿入されたカ
セットと一時的に接続されるメモリ接続端子部を設ける
ようにしても良い。このようにすることで、更にVTR
としての使い勝手が向上する。
【0060】また、上述各実施例ではVTR用のテープ
カセットにメモリを内蔵させた例について説明したが、
他のデータが記録されるメモリ付テープカセットが使用
される記録装置や再生装置に適用できることは勿論であ
る。
【0061】また、上述の各実施例は本発明の一例であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
【0062】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、カセットが所
定の再生位置に装着される前に、カセットに設けられて
いる半導体メモリと通信し、当該半導体メモリから、記
録媒体に記録されているデータに関する情報を読み出す
ことができるので、直ちに半導体メモリと通信ができ、
カセットが所定の再生位置に装着される前に、半導体
モリからの記憶データの読出し及び半導体メモリへのデ
ータの書込みができ、半導体メモリに記憶されたデータ
の表示などが迅速にできるようになる効果を有する。
【0063】また本発明によれば、カセットが所定の再
生位置に装着される位置とは別の位置で、カセットに設
けられている半導体メモリと通信し、当該半導体メモリ
から、記録媒体に記録されているデータに関する情報を
読み出すことができるので、直ちに半導体メモリと通信
ができ、カセットを所定の再生位置に装着させることな
く、半導体メモリからの記憶データの読出し及び半導体
メモリへのデータの書込みができ、記録内容などの確認
が簡単にできるようになる効果を有する。
【0064】
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例が適用されるVTRを示
す斜視図である。
【図2】図1のVTRの要部の構成を示す側面図であ
る。
【図3】図1のVTRの端子部の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】図1のVTRの回路構成を示す構成図である。
【図5】図1のVTRのキャラクタ信号混合部の構成を
示す構成図である。
【図6】本発明の第2の実施例が適用されるVTRを示
す斜視図である。
【図7】図6のVTRの要部の構成を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例が適用されるVTRを示
す斜視図である。
【図9】図8のVTRの回路構成を示す構成図である。
【図10】図8のVTRとコントローラとの間の伝送路
の構成を示す説明図である。
【図11】メモリ付テープカセットの一例を示す斜視図
である。
【図12】従来のメモリ付テープカセットのローディン
グ状態の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 5 内蔵メモリ 6 内蔵メモリの端子 12 メモリ接続端子部 20,20′,20″ VTR(ビデオテープレコー
ダ) 21 カセット挿入口 22 トレイ 23 表示パネル 24 操作キー 25 メモリアクセス専用カセット挿入口 30 メモリ接続端子部 60 リモートコントローラ 63 カセット装着部 64 メモリ接続端子部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/07 G11B 23/30 G11B 33/02 502

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されているデータを再生
    する再生装置において、 上記記録媒体を収納しているカ
    セットを、当該記録媒体に記録されているデータを再生
    可能とする所定の再生位置に装着する装着手段と、 上記カセットが上記所定の再生位置に装着される前に、
    上記カセットに設けられている半導体メモリと通信し、
    当該半導体メモリから、上記記録媒体に記録されている
    データに関する情報を読み出す読み出し手段と を有した
    ことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に記録されているデータを再生
    装置において再生する再生方法において、 上記再生装置は、上記記録媒体を収納しているカセット
    を当該記録媒体に記録されているデータを再生可能とす
    る所定の再生位置に装着するための手段を備えている装
    置であって、 上記カセットが上記所定の再生位置に装着される前に、
    上記カセットに設けられている半導体メモリと通信する
    ステップと、 上記半導体メモリから、上記記録媒体に記録されている
    データに関する情報を読み出すステップと を有している
    ことを特徴とする再生方法。
  3. 【請求項3】 データが記録されている記録媒体を収納
    するカセットにおいて、 上記カセットは、上記記録媒体
    に記録されているデータが再生装置によって再生される
    ようにするために、当該再生装置の所定の再生位置に装
    着可能なカセットであって、 上記記録媒体に記録されているデータに関する情報が記
    憶されている半導体メモリと、 上記半導体メモリに記憶されている情報を上記再生装置
    側に読み出すための当該再生装置側に設けられている読
    み出し手段と通信する通信手段と、 上記カセットが上記再生装置の所定の再生位置に装着さ
    れる前に、上記半導体メモリが上記読み取り手段によっ
    て読み取られるような位置に、上記通信手段が設けられ
    ていることを特徴とするカセット。
  4. 【請求項4】 記録媒体に記録されているデータを再生
    する再生装置において、 上記記録媒体を収納しているカ
    セットを、当該記録媒体に記録されているデータを再生
    可能とする所定の再生位置に装着する手段と、 上記カセットが上記所定の再生位置に装着されたとき
    に、上記カセットに設けられている半導体メモリと通信
    し、当該半導体メモリから、上記記録媒体に記録されて
    いるデータに関する情報を読み出す第1の読み出し手段
    と、 上記カセットが上記所定の再生位置に装着されてない状
    態で、上記カセットに設けられている半導体メモリと通
    信し、当該半導体メモリから、上記記録媒体に記録され
    ているデータに関する情報を読み出す第2の読み出し手
    段と を有したことを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に記録されているデータを再生
    装置において再生する再生方法において、 上記再生装置は、上記記録媒体を収納しているカセット
    を当該記録媒体に記録されているデータを再生可能とす
    る所定の再生位置に装着するための手段を備えている装
    置であって、 上記カセットが上記所定の再生位置に装着された状態
    で、上記カセットに設けられている半導体メモリと通信
    する第1の通信ステップと、 上記カセットが上記所定の通信位置に装着されてない状
    態で、上記カセットに設けられている半導体メモリと通
    信する第2の通信ステップと、 上記第1又は第2の通信ステップでの通信で、上記半導
    体メモリから、上記記録媒体に記録されているデータに
    関する情報を読み出すステップと を有していることを特
    徴とする再生方法。
  6. 【請求項6】 データが記録されている記録媒体を収納
    するカセットにおいて、 上記カセットは、上記記録媒体に記録されているデータ
    が再生装置によって再生されるようにするために、当該
    再生装置の所定の再生位置に装着可能なカセットであっ
    て、 上記記録媒体に記録されているデータに関する情報が記
    憶されている半導体メモリと、 上記半導体メモリに記憶されている情報を上記再生装置
    側に読み出すための当 該再生装置側に設けられている読
    み出し手段と通信する通信手段と、 上記カセットが上記再生装置の所定の再生位置に装着さ
    れた状態で、上記半導体メモリが上記読み取り手段によ
    って読み取られるような位置であると共に、上記カセッ
    トが上記再生装置の所定の再生位置に装着されることな
    く、上記半導体メモリが上記読み取り手段によって読み
    取られるような位置に、上記通信手段が設けられている
    ことを特徴とするカセット。
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