JP2001357359A - Icカードの記録及び/又は再生装置 - Google Patents

Icカードの記録及び/又は再生装置

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JP2001357359A
JP2001357359A JP2000177643A JP2000177643A JP2001357359A JP 2001357359 A JP2001357359 A JP 2001357359A JP 2000177643 A JP2000177643 A JP 2000177643A JP 2000177643 A JP2000177643 A JP 2000177643A JP 2001357359 A JP2001357359 A JP 2001357359A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のICカードを、ICカードに貼着され
たラベルの記載内容を視認することができる状態で挿入
することで、操作性の向上を図る。 【解決手段】 装置本体21の上面21aに設けられ、
フラッシュメモリ11が内蔵された板状のICカード1
を複数収納する収納凹部36と、収納凹部36に収納可
能なICカードの数に対応して収納凹部36に設けら
れ、ICカード1を保持してデータの送受信を行うコネ
クタ37と、コネクタ37を、ICカード1の背面を収
納凹部36より突出させ挿脱を行う挿脱位置と、収納凹
部36にICカード1を収納し、データの記録又は再生
を行う記録再生位置とに亘って回動可能に支持する支軸
45とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のICカード
を装着されるICカードの記録及び/又は再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、フラッシュメモリ等の半導体メモ
リを記憶素子に用いるICカードの記録及び/又は再生
装置は、装置本体の操作面にICカードの挿脱口が設け
られ、装置本体の内部に、この挿脱口より挿入されたI
Cカードを記録再生位置にローディングするローディン
グ機構が設けられている。また、複数枚のICカードを
装着することができる記録及び/又は再生装置では、こ
の挿脱口が複数設けられ、この挿脱口に対応してローデ
ィング機構が設けられている。この種の記録及び/又は
再生装置で利用者がICカードに記録されている内容を
確認するには、装置本体に装着されたICカードを一度
装置本体から取り出しICカードに貼着されたラベルに
記載された記載内容を確認するか、又は、装置本体に装
着されたICカードよりデータを読み出し、装置本体に
設けられた表示部で読み出したデータを確認するかによ
って行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た記録及び/又は再生装置では、装置本体に挿入された
ICカードの記録内容を確認するため、ICカードを装
置本体より一度取り出さなければならず、操作が面倒で
ある。また、ICカードの記録内容を確認するため、装
置本体に装着されたICカードのデータを読み出しこの
内容を表示部に表示させるのも操作が面倒である。
【0004】また、装置本体に装着されたICカードの
記録内容を確認するたびにICカードを装置本体から取
り出す場合には、記録及び/又は再生装置側のコネクタ
の接続端子とICカードの端子部との接触が繰り返され
ることになり、端子部同士の摩擦により端子部が速く損
傷してしまうことになる。
【0005】そこで、本発明は、装置本体の装着部に装
着された複数枚のICカードを容易に確認することがで
きることで、操作性の向上を図ることができるICカー
ドの記録及び/又は再生装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るICカード
の記録及び/又は再生装置は、上述した課題を解決すべ
く、装置本体の何れかの面に設けられ、半導体メモリが
内蔵された略板状のICカードを複数収納する収納手段
と、収納手段に収納可能なICカードの数に対応して収
納手段に設けられ、ICカードを保持してデータの送受
信を行う送受信手段と、送受信手段を、ICカードの少
なくとも一部を収納手段より突出させ挿脱を行う挿脱位
置と、収納手段にICカードを収納し、データの記録又
は再生を行う収納生位置とに亘って回動可能に支持する
支持手段とを備える。
【0007】また、本発明に係るICカードの記録及び
/又は再生装置は、上述した課題を解決すべく、装置本
体に設けられ、半導体メモリが内蔵された略板状のIC
カードを複数収納するトレイと、トレイに収納可能なI
Cカードの数に対応して設けられ、ICカードを保持し
てデータの送受信を行う送受信手段と、送受信手段を、
ICカードの少なくとも一部をトレイより突出させ挿脱
を行う挿脱位置と、トレイにICカードを収納し、デー
タの記録又は再生を行う収納位置とに亘って回動可能に
支持する支持手段と、トレイを装置本体の内外に亘って
移動する移動操作手段とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るICカードの
記録及び/又は再生装置が適用されたICカードの記録
再生装置について、図面を参照して説明する。
【0009】この記録再生装置は、図1及び図2に示す
ようなICカード1を用いるものである。このICカー
ド1は、合成樹脂をモールド成型したメモリ本体を構成
する略板状の筐体2を備え、この筐体2の内部に、4メ
ガバイト(以下、単にMBともいう。)以上、例えば4
MB、16MB、32MB、64MB、128MBとい
った大きな記憶容量を有するフラッシュメモリ等の半導
体メモリ素子が設けられている。ICカード1は、例え
ば、図1に示すように、短辺の長さW1を略21.45
mmとなし、長辺の長さL1を略50mmとなし、厚さ
1を略2.8mmとなす略矩形状に形成されている。
【0010】ICカード1を構成する筐体2の一方の短
辺側である前面2a側には、図1及び図2に示すよう
に、前面2aから底面2bに亘るように、端子部3が形
成されている。この端子部3には、互いに仕切壁3aに
分離された複数の電極3bが設けられている。筐体2内
に設けられたメモリ素子に対する情報の読み出し又は書
き込み動作は、端子部3に設けられた電極3bを介して
行われる。また、端子部3は、仕切壁3aにより係合凹
部3cが区画され、電極3bは、係合凹部3cの底面に
配設されることで、手指等が直接触れないように保護さ
れている。なお、電極3bは、係合凹部3cに区画され
て10本(3b1〜3b10)設けられている。
【0011】ここで、電極3b1〜3b10について説明
すると、図3に示すように、電極3b1と電極3b
10は、検出電圧VSS端子として用いられ、電極3b
2は、シリアルプロトコルバスステート信号BSの入力
端子として用いられ、電極3b3と電極3b9は、電源電
圧VCC端子として用いられ、電極3b4は、データ端
子、すなわちシリアルプロトコルデータ信号の入出力端
子として用いられ、電極3b5と電極3b7は、リザーブ
(予備)端子として用いられ、電極3b6は、ICカー
ド1が記録再生装置に装着されたか否かを検出するため
の検出端子として用いられ、電極3b8は、シリアルク
ロックSCLKの入力端子として用いられる。
【0012】また、筐体2の端子部3が形成された前面
2a側の一方のコーナ部には、図1及び図2に示すよう
に、略円弧状に切り欠かれた記録再生装置への挿入方向
を示す切欠部4が設けられている。筐体2の切欠部4が
形成された側の一方の側面2cには、図2に示すよう
に、筐体2の底面2b側を開放した誤挿入防止溝5が切
欠部4に連続して形成されている。この切欠部4及び誤
挿入防止溝5は、ICカード1を記録再生装置に装着す
るとき、記録再生装置に対する挿入方向を規制して誤挿
入を防止する。
【0013】筐体2の底面2b側には、端子部3の近傍
に位置して、誤って情報信号を半導体メモリに記録する
ことを防止する誤記録防止スイッチ6が設けられてい
る。誤記録防止スイッチ6は、筐体2内の操作子に連結
され、一方にスライドされたとき、情報信号の記録を可
能となし、他方にスライドされたとき、新たな情報信号
が上書きされないようにしている。また、筐体2の一方
の側面2cには、記録再生装置に挿入されたとき、記録
再生装置側に設けた弾性係合片に係合して記録再生装置
からの脱落を防止する脱落防止用凹部7が形成されてい
る。また、筐体2の他方の側面2d側の略中央部には、
装着検出用の係合凹部8が形成されている。この係合凹
部8は、記録再生装置側に設けられる検出部が係合する
ことによって、ICカード1の記録再生装置への装着の
有無を検出する。また、筐体2の他方の側面2dの端子
部3側には、挿入ガイド溝13が設けられている。この
挿入ガイド溝13は、記録再生装置に挿入されるとき
に、ICカード1の挿入をガイドするとともに、誤挿入
を防止している。
【0014】ICカード1の筐体2には、図1及び図2
に示すように、平面2e側から背面2fに亘り、さらに
底面2b側に亘ってラベル貼着部9が設けられている。
ラベル貼着部9は、筐体2の平面2e側から背面2fに
亘り、さらに底面2bに亘る部分に凹状部を形成して構
成されている。ラベル貼着部9は、ラベル10を貼着し
たとき、ラベル10が筐体2の外周面から突出しない若
しくは面一となる深さに形成されている。また、ラベル
貼着部9の平面2e側部分は、図1に示すように、筐体
2の背面2f側から前面2a側の近傍まで設けられてい
る。ラベル貼着部9に貼着されるラベル10には、この
ICカード1を用いることができる機種名やICカード
1に記録される記録内容等を示す表示が施される。
【0015】以上のようなICカード1は、データの記
録又は再生のシステムとしてFAT(file allocation
table)システムが用いられている。また、ICカード
1の書き込み速度は、1500KB/sec〜330K
B/secであり、読み出し速度は、2.45MB/s
ecであり、書き込み単位は、512バイトであり、消
去ブロックサイズは、8KB又は16KBである。ま
た、電源電圧VCCは、2.7〜3.6V、シリアルクロ
ックSCLKは、最高20MHzである。
【0016】このようなICカード1の回路構成につい
て説明すると、ICカード1は、図3に示すように、デ
ータが記録されるフラッシュメモリ11と、このフラッ
シュメモリ11に対するデータの書き込み又は読み出し
を制御する制御部12とを備える。
【0017】このフラッシュメモリ11には、記録再生
装置から供給される動画データ、静止画データ、音声デ
ータ、制御データ、コンピュータで処理される処理デー
タ等のデータが記憶される。
【0018】この制御部12は、フラッシュメモリ11
へのデータの書き込み又はフラッシュメモリ11からの
データの読み出しを制御するメモリコントローラ12a
と、データの書き込み又は読み出しのための各種パラメ
ータを有するレジスタ12bと、データを一時的に記憶
するページバッファ12cと、記録再生装置とのデータ
のやり取りを行うためのシリアルインターフェース12
dとを有する。メモリコントローラ12aは、レジスタ
12bに設定されたパラメータに基づいてフラッシュメ
モリ11とページバッファ12cとの間のデータの伝送
を行う。
【0019】このような制御部12のメモリコントロー
ラ12aには、電極3b2からシリアルプロトコルバス
ステート信号BS、電極3b8からシリアルクロックS
CLKが供給される。そして、フラッシュメモリ11に
データを書き込むとき、メモリコントローラ12aは、
シリアルプロトコルバスステート信号BSとシリアルク
ロックSCLKに従って、電極3b4から入力されるデ
ータをシリアルインターフェース12dを介してページ
バッファ12cに一時的に記憶し、次いで、フラッシュ
メモリ11にデータを記憶する。また、フラッシュメモ
リ11に記憶されたデータを読み出すとき、メモリコン
トローラ12aは、シリアルプロトコルバスステート信
号BSとシリアルクロックSCLKに従って、フラッシ
ュメモリ11よりデータをページバッファ12cに読み
出し、次いで、シリアルインターフェース12dを介し
て電極3b4から記録再生装置に出力する。また、検出
電圧VSSは、電極3b6に供給され、記録再生装置は、
抵抗Rによって電極3b6の電圧を検出して、ICカー
ド1が確実に装着されているか否かを検出する。
【0020】次に、以上のようなICカード1を記録媒
体に用いる記録再生装置20について図面を参照して説
明する。この記録再生装置20は、図4に示すように、
据え置き型の装置である。この記録再生装置20は、略
矩形状の装置本体21を有し、この装置本体21には、
例えばスピーカやディスク記録再生装置等が接続され
る。この装置本体21には、天板を構成する上面21a
の前面側の一方のコーナ部に記録媒体となるICカード
1が装着される装着部22が設けられている。装着部2
2は、ICカード1が6枚、コネクタに装着されて収納
される。ICカード1は、データの記録又は再生を行う
とき、他方の側面2dが装置本体21の上面21aと略
面一となし、背面2fが前面21bと略面一となすよう
にコネクタに保持され、ICカード1の挿脱を行うと
き、背面2fに指等により背面2fが装置本体21の上
面21aより突出するように回動さた後、コネクタに対
する着脱が行われる。このように、装着部22は、装置
本体21の前面側コーナ部に設け、ICカード1の背面
2fを外部に臨ませることで、ICカード1の回動操作
をする際指等をかけ易くしている。なお、この装着部2
2については、詳細は後述する。
【0021】また、装置本体21には、操作面となる前
面21bに、液晶表示パネル等からなる表示部23が設
けられている。この表示部23には、例えばICカード
1から音声データを読み出したとき、この音声データの
タイトル等のコンテンツに関連する情報や操作のガイド
情報等のメッセージが表示される。
【0022】また、装置本体21の前面21bには、電
気音響変換素子を内蔵したヘッドホンが接続されるヘッ
ドフォン端子24や音声を集音するマイクロフォンが接
続されるマイク端子25が設けられている。例えばヘッ
ドフォンがヘッドフォン端子24に接続されていると
き、利用者は、ICカード1に録音された音声データを
聞くことができ、また、マイクロフォンがマイク端子2
5に接続されているとき、利用者は、音声をICカード
1に録音することができる。
【0023】また、装置本体21の前面21bには、ス
ピーカ、光ディスク記録再生装置等の外部機器が接続さ
れるライン出力端子26及びライン入力端子27が設け
られている。また、ディジタル入力端子28が設けられ
ている。ライン出力端子26にスピーカを接続したとき
には、ICカード1に記録されている音声データをスピ
ーカより聞くことができ、光ディスク記録再生装置を接
続したときには、ICカード1に記録されている音声デ
ータを光ディスク記録再生装置に装着されている記録可
能な光ディスクにダビングすることができる。また、ラ
イン入力端子27に光ディスク記録再生装置が接続され
たときには、光ディスク記録再生装置に装着された光デ
ィスクに記録された音楽データ等のデータをICカード
1にダビングすることができる。更に、ディジタル入力
端子28には、光ディスク記録再生装置等のディジタル
出力対応機器が光ケーブル等により接続されとき、光デ
ィスクのディジタルデータをICカードにディジタルダ
ビングすることができる。
【0024】また、装置本体21の前面21bには、U
SB(Universal Serial Bus)コネクタ29が設けられ
ている。USBコネクタ29は、例えばUSBインター
フェースを備えたコンピュータ等が接続され、ICカー
ド1にコンピュータの処理データを記録し、また、IC
カード1に記録されたデータをコンピュータに読み出す
ことができる。勿論、装置本体21には、SCSI(Sm
all Computer SystemInterface)コネクタ、RS−23
2C(Recommendation Standard 232C)コネクタ、IE
EE(Institute of Electrical and Electronics Engi
neers)1394コネクタ等を設けてもよい。
【0025】また、装置本体21の前面21bには、操
作部31が設けられている。操作部31は、電源のオン
オフを制御する電源釦、ICカード1に記録されたデー
タを再生するための再生釦、ICカード1にデータを記
録するための記録釦、音量を調節するための音量釦、I
Cカード1に記録されたデータを編集するための編集
釦、装置本体21の動作メニューを選択するためのメニ
ュー選択釦等から構成されている。このような操作部3
1からの操作信号は、CPUに入力され、CPUは、操
作信号に対応した機能を実行する。
【0026】また、装置本体21には、装置本体21に
電源を供給するための電源コネクタ32が設けられてい
る。装置本体21は、商用交流電源を動作電源として用
いている。勿論、動作電源としては、一次電池や二次電
池を用いるようにしてもよい。
【0027】ところで、上述した装置本体21の上面2
1aに設けられた装着部22は、図5及び図6に示すよ
うに、複数枚、例えば6枚のICカード1が収納される
収納凹部36と、この収納凹部36に収納されるICカ
ード1を保持するとともに送受信手段となるコネクタ3
7a〜37fとを有する。
【0028】図5に示すように、収納凹部36は、装置
本体21の上面21aの一方のコーナ部に設けられてい
る。この収納凹部36には、ICカード1が、前面2a
を装置本体21の背面21c側とし、背面2fを装置本
体21の前面21bとし、他方の側面2dが装置本体2
1の上面21aと略面一となるように、立てた状態で収
納される。すなわち、この収納凹部36は、深さDが短
辺の長さW1と略同じになるように形成され、奥行きL
がICカード1の長辺の長さL1より長くなるように形
成され、幅WがICカード1を6枚並べて収納できる大
きさに形成されている。
【0029】このような収納凹部36には、収納するI
Cカード1の枚数、すなわち6枚に対応してコネクタ3
7a〜37f(以下、単にコネクタ37ともいう。)が
設けられている。これらコネクタ37a〜37fは、略
矩形状に形成され、前面に、内部にICカード1の端子
部3を挿入するための挿入口38が設けられている。こ
のコネクタ37a〜37fは、ICカード1の端子部3
が挿入されたとき、筐体2に貼着されたラベル10を被
覆し隠してしまわないような大きさに形成されている。
また、コネクタ37a〜37fの内部の底面には、端子
部3を構成する電極3b1〜3b10に電気的に接続され
る接続端子391〜3910が設けられている。接続端子
391〜3910は、ICカード1の端子部3を構成する
電極3b1〜3b10の数に対応して設けられている。こ
れら接続端子391〜3910は、略L字状に折曲して形
成され、この折曲部が上方に突出し、ICカード1の電
極3b 1〜3b10に押圧されて弾性変位するように設け
られている。接続端子391〜3910は、ICカード1
がコネクタ37a〜37fの内部に挿入されたとき、I
Cカード1の端子部3を構成する係合凹部3cの開放側
より進入し、折曲部が電極3b1〜3b10に押圧された
状態で接触することで、電極3b1〜3b10と電気的に
接続する。なお、図示しないが、接続端子391〜39
10は、フレキシブルプリント基板により装置本体21の
電気回路に接続されている。
【0030】ここで、接続端子391〜3910について
説明すると、接続端子391と接続端子3910とは、図
8に示すように、検出電圧VSS端子であり、電極3b1
と電極3b10に電気的に接続され、接続端子392は、
シリアルプロトコルバスステート信号BSの入力端子で
あり、電極3b2に電気的に接続され、接続端子393
接続端子399とは、電源電圧VCC端子とされ、電極3
3と電極3b9に電気的に接続され、接続端子39
4は、データ端子、すなわちシリアルプロトコルデータ
信号の入出力端子とされ、電極3b4に電気的に接続さ
れ、接続端子395と接続端子397とは、リザーブ(予
備)端子であり、電極3b5と電極3b7に電気的に接続
され、接続端子396は、ICカード1が記録再生装置
に装着されたか否かを検出するための検出端子であり、
電極3b6に電気的に接続され、接続端子398は、シリ
アルクロックSCLKの入力端子であり、電極3b8
電気的に接続される。
【0031】また、コネクタ39の一方の側面には、図
6に示すように、ICカード1の挿入ガイド溝13に係
合されるガイド片41が設けられ、他方の側面には、I
Cカード1の脱落防止用凹部7に係合される弾性係合片
42が設けられている。ガイド片41は、挿入口38よ
りICカード1の端子部3が挿入されるとき、挿入ガイ
ド溝13に係合されることで、挿入のガイドを行い、弾
性係合片42は、ICカード1がコネクタ37a〜37
fに収納されたとき、脱落防止用凹部7に係合されるこ
とで収納位置からICカード1の収納位置がずれること
を防止する。
【0032】以上のようなコネクタ37a〜37fは、
ICカード1が挿入されたとき、端子部3の係合凹部3
cに接続端子391〜3910が係合し、弾性係合片42
が脱落防止用凹部7に係合することで、ICカード1を
保持する。
【0033】また、このようなコネクタ37a〜37f
の背面には、コネクタ37a〜37fを回動支持するた
めの回動支持片43が設けられ、この回動支持片43に
は、支持孔44が設けられている。また、収納凹部36
の背面壁36a側には、コネクタ37a〜37fが取り
付けられる支軸45が側壁36b,側壁36cに亘って
設けられている。支軸45は、コネクタ37a〜37f
の回動支持片43に設けられた支持孔44に挿通され、
等間隔に取り付けられる。そして、ICカード1が挿入
されたコネクタ37a〜37fは、支軸45を中心とし
て、ICカード1を収納凹部36に収納した収納位置
と、ICカード1の背面2fを収納凹部36より突出さ
せた挿脱位置とに亘って回動する。
【0034】次に、ICカード1をコネクタ37a〜3
7fに挿入する一連の動作について図6を参照して説明
する。ICカード1をコネクタ37に挿入するとき、コ
ネクタ37は、支軸45を支点として、図6中反矢印A
方向に回動され、挿入口38が上方を向いたICカード
1の挿脱位置にある。この挿脱位置にあるコネクタ37
に対して、ICカード1は、図6中矢印B方向から端子
部3を挿入端としてコネクタ37に挿入される。する
と、ICカード1は、係合凹部3cに接続端子391
3910が係合されるとともに、電極3b1〜3b10が接
続端子391〜391 0に電気的に接続された状態とな
る。また、コネクタ37に挿入されとき、ICカード1
は、挿入ガイド溝13にガイド片41が係合されること
で、ICカード1の挿入がガイドされ、また、弾性係合
片42が脱落防止用凹部7に係合されることで、脱落が
防止される。挿脱位置にあるコネクタ37に挿入された
ICカード1は、背面2fが装置本体21の上面21a
より突出し、ラベル10を目視することができる状態に
ある。
【0035】この後、挿脱位置にあるICカード1が挿
入されたコネクタ37は、指等により図6中矢印A方向
に回動されることにより、収納凹部36内の収納位置に
移動される。この収納位置において、ICカード1は、
データの記録又は再生が行われる。以上のように収納凹
部36にICカード1が複数枚収納されているとき、収
納されたICカード1に何が記録されているが知るため
利用者がラベル10を見る場合には、収納位置にあるI
Cカード1が挿入されたコネクタ37を図6中反矢印A
方向に回動されることによって挿脱位置まで移動され
る。この挿脱位置では、ICカード1は装置本体21の
上面21aより突出されていることから、利用者は、I
Cカード1のラベル10を容易に見ることができる。
【0036】そして、ICカード1を収納凹部36より
取り出す場合には、先ず、ICカード1が挿入された収
納位置にあるコネクタ37が指等により図6中反矢印A
方向に回動される。この後、ICカード1は、図6中反
矢印B方向に利用者によりコネクタ37より引き抜かれ
ることにより取り出される。
【0037】以上のような装着部22は、装置本体21
の上面21aの一方のコーナ部に設けられていることか
ら、ICカード1の挿入側となる前面21bと一方の側
面21dに切欠部46,47が設けられている。したが
って、利用者は、ICカード1の挿脱操作を容易に行う
ことができる。また、利用者は、収納凹部36の最も側
面21d側に装着されたICカード1のラベル10の記
載を切欠部47より容易に見ることができる。また、装
着部22は、収納凹部36に収納された一のICカード
1のラベル10の記載を確認するとき、指等で該当する
ICカード1が装着されたコネクタ37を図6中反矢印
A方向に回動されることによって、ラベル10を外部に
臨ませる。したがって、利用者は、ICカード1のラベ
ル10の記載を容易に確認することができる。また、挿
脱位置にコネクタがあるときにも、利用者は、ICカー
ド1がコネクタ37に確実に接続されていれば、データ
の記録再生を行うことができる。さらに、装着部22に
は、複数枚のICカード1が一度に収納することができ
ることから、小型化が図られたICカード1の管理を容
易に行うことができるようになる。
【0038】次に、この記録再生装置20の具体的な回
路構成について説明すると、図7に示すように、この記
録再生装置20は、ディジタル入力端子28より入力さ
れた光信号を光電変換する光入力部51と、光入力部5
1で生成された電気信号の入力インターフェース処理を
行うディジタル入力部52とを有する。光ディスク記録
再生装置から光ケーブルを介してディジタル入力端子2
8に入力された光信号は、光入力部51で光電変換され
て、ディジタル入力部52で送信フォーマットに応じた
受信処理がなされる。
【0039】また、記録再生装置20は、マイク端子2
5に入力された音声データを増幅するマイクアンプ53
と、ヘッドフォン端子24やライン出力端子26より出
力する音声データ等からなる出力信号を増幅するパワー
アンプ54と、マイクアンプ53やライン入力端子27
から入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換す
るとともに、ディジタル信号をアナログ信号に変換し、
ヘッドフォン端子24やライン出力端子26よりパワー
アンプ54を介してアナログ信号を出力するAD/DA
コンバータ55と、AD/DAコンバータ55から供給
されたディジタルデータを圧縮するとともに、ICカー
ド1に記録された圧縮されたデータを伸長し、AD/D
Aコンバータ55に出力するDSP(Digital Signal P
rocessor)56と、データを暗号化するとともに暗号化
されたデータを展開するSAM(Securty Application
Module)57とを有する。
【0040】DSP56は、信号の入力のとき、ディジ
タル入力部52より入力されたディジタル信号やAD/
DAコンバータ55でディジタル信号に変換されたデー
タを例えばJPEG(Joint Photographic Experts Gro
up)形式やMPEG(motionpicture expert group)
1,2形式に圧縮し、この圧縮したデータを暗号化する
ためSAM57に供給する。また、DSP56は、信号
の出力のとき、SAM57で展開されたデータやICカ
ード1等に圧縮されて保存されているデータを展開し、
AD/DAコンバータ55に出力する。
【0041】SAM57は、データの暗号化を行うとと
もに、暗号化されたデータの展開を行う。すなわち、S
AM57は、DSP56から供給されたデータを暗号化
するとともに、ICカード1等に記録された暗号化され
たデータを展開し、DSP56に出力する。なお、暗号
キーは、後述するフラッシュメモリ64に記憶されてお
り、CPU66との間でこの暗号キーのやり取りをおこ
なうことで、データの暗号化及び展開を行う。
【0042】また、記録再生装置20は、USBコネク
タ29に接続されたUSBインターフェース58と、日
時を計数するリアルタイムクロック59と、表示部23
にデータを表示するための表示ドライバ61とを有す
る。USBインターフェース58は、USBコネクタ2
9に接続されたコンピュータ等の外部機器との間の通信
インターフェースであり、外部機器と制御データやコン
ピュータで処理される処理デーや、画像データ、音声デ
ータ等の各種データのやり取りを行う。また、表示ドラ
イバ61は、表示部23に、ICカード1に記録されて
いる画像データ等ICカード1に記録されている情報や
ICカード1に記録されている情報に関連する情報を表
示させる。
【0043】更に、記録再生装置20は、電源部とし
て、電源コネクタ32からの交流電源を直流電源に整流
するレギュレータ62と、レギュレータ62からの電圧
を各回路の動作電圧に変換するDC/DCコンバータ6
3とを有する。
【0044】更に、記録再生装置20は、システム情報
等が記録されたフラッシュメモリ64と、ICカード1
のデータを一時的に記憶するバッファメモリ65と、全
体の動作を制御するCPU(Central Processing Uni
t)66と、上述した装着部22の6つのコネクタ37
a〜37fが接続されるメモリインターフェース67と
を有する。フラッシュメモリ64には、例えばICカー
ド1に音楽データを記録するための記録モードやICカ
ード1に記録された音楽データを再生するための再生モ
ードやICカード1に記録された画像データを表示部2
3に表示させるための表示モード等装置本体21の動作
に関するシステム情報が記録されている。また、フラッ
シュメモリ64には、上述したSAM57によってデー
タを暗号化しまた暗号化されたデータを展開する際に用
いる暗号キーが記憶されている。また、バッファメモリ
65は、例えば装着部22に装着された一方のICカー
ド1から他のICカード1にデータをダビングする際
に、一時的に一方のICカード1から読み出されたデー
タを記憶する。
【0045】CPU66は、装置全体を制御するもので
あり、装置本体21の動作プログラムを記憶したROM
(Read Only Memory)66aと、ROM66aに記憶さ
れたプログラムが一時読み出されるワーク領域となるR
AM(Random Access Memory)66bとを有する。この
ようなCPU66は、操作部31からの操作信号に基づ
いて、ROM66aからプログラムをRAM66bに読
み出し、このプログラムを実行することで、装置全体を
制御する。また、CPU66は、装着部22に装着され
たICカード1のファイル管理を行うファイルマネージ
ャ71を有する。このファイルマネージャ71は、IC
カード1にあるメインデータの管理のための管理ファイ
ルを読み込んで形成される。そして、CPU66は、こ
のファイルマネージャ71に従って装着部22に装着さ
れた一又は複数のICカード1にアクセスする。
【0046】装着部22の6つのコネクタ37a〜37
fとのインターフェースとなるメモリインターフェース
67は、図3及び図8に示すように、ICカード1のレ
ジスタ12bやページバッファ12cへのアクセスを実
行する転送プロトコルインターフェース72と、3つの
信号線、すなわちシリアルクロックSCLKとバスステ
ートBSとシリアルデータ入出力SDIOにおいてデー
タ転送を行うためのプロトコルを規定するシリアルイン
ターフェース73と、コネクタ37a〜37fにICカ
ード1が確実に装着されたかを検出する挿入検出部74
と、シリアルインターフェース73とコネクタ37a〜
37fに装着されたICカード1との接続を確立するた
めのセレクト部75とを有する。
【0047】シリアルインターフェース73は、シリア
ルクロックSCLKとバスステートBSとシリアルデー
タ入出力SDIOによってデータ転送を行う。これらの
信号線は、セレクト部75を介して装着部22のコネク
タ37a〜37fの接続端子392,394,398に接
続されている。そして、図6に示すように、ICカード
1が装着部22の挿脱位置にあるコネクタ37a〜37
fに収納されたとき、ICカード1と装置本体21、す
なわち図3に示すシリアルインターフェース12dとシ
リアルインターフェース73とが接続される。
【0048】ICカード1がコネクタ37a〜37fに
装着されているかを検出する挿入検出部74は、各コネ
クタ37a〜37fの接続端子396に接続されてお
り、ICカード1の端子部3を構成する電極3b6の端
子電圧を検出することでコネクタ37a〜37fへのI
Cカード1の装着状況を検出する。すなわち、ICカー
ド1がコネクタ37a〜37fに装着されたとき、挿入
検出部74がICカード1の端子部3を構成する電極3
6の端子電圧を検出することが可能な状態となり、電
極3b6の端子電圧を検出することで何れのコネクタ3
7a〜37fにICカード1が装着されているかを検出
する。そして、挿入検出部74は、この検出信号をCP
U66内のファイルマネージャ71に供給するととも
に、この検出信号に基づいてセレクト部75を構成する
イネーブルスイッチを切換制御する。
【0049】セレクト部75は、図8に示すように、装
着部22のコネクタ37a〜37fを選択する選択スイ
ッチ76a〜76f(以下、単に選択スイッチ76とも
いう。)と、ICカード1が装着されていないコネクタ
37が選択されることを禁止するイネーブルスイッチ7
7a〜77fとを有する。これら選択スイッチ76a〜
76fとイネーブルスイッチ98a〜77f(以下、単
にイネーブルスイッチ77ともいう。)とは、直列に接
続され、シリアルインターフェース73と各コネクタ3
7a〜37fの接続端子392,394,398との間に
設けられている。選択スイッチ76は、装着部22のコ
ネクタ37a〜37fの数に対応して設けられ、一端が
イネーブルスイッチ77a〜77fに接続され、他端が
シリアルインターフェース73に接続されている。そし
て、各選択スイッチ76a〜76fは、CPU66内の
ファイルマネージャ71により切換制御されることによ
り、ICカード1が装着されたコネクタ37a〜37f
の中で再生するICカード1のコネクタ37を選択す
る。
【0050】また、イネーブルスイッチ77a〜77f
は、一端が装着部22a〜22fのコネクタ37a〜3
7fの接続端子392,394,398に接続され、他端
が選択スイッチ76a〜76fに接続されている。イネ
ーブルスイッチ77a〜77fは、ICカード1が装着
されていないコネクタ37を選択することを防止するた
めのものであり、挿入検出部74により制御される。す
なわち、選択スイッチ76a〜76fは、イネーブルス
イッチ77a〜77fによりICカード1が装着されて
いると判断されたコネクタ37a〜37fの中で記録又
は再生するICカード1が装着されたコネクタ37を選
択する。
【0051】なお、CPU66及びメモリインターフェ
ース67の各機能は、ハードウェア、ソフトウェアの何
れの何れで形成するようにしてもよい。
【0052】次に、メモリインターフェース67のコネ
クタ37にICカード1が装着されてから所望のICカ
ード1を選択するまでの一連の動作について説明する
と、先ず、装置本体21の電源が投入されると、挿入検
出部74は、コネクタ37に装着されたICカード1の
端子部3を構成する電極3b6の端子電圧を検出する。
ここで、挿入検出部74は、コネクタ37のそれぞれの
端子部3を構成する電極3b6の端子電圧が閾値より大
きいとき、コネクタ37にICカード1が装着されてい
ると判断し、閾値より小さいときコネクタ37にICカ
ード1が装着されていないと判断する。すなわち、挿入
検出部74は、6つのコネクタ37a〜37fの中で何
れのコネクタ37にICカード1が装着されているかを
判断する。そして、挿入検出部74は、どのコネクタ3
7にICカード1が装着されており、どのコネクタ37
にICカード1が装着されていないかを示す検出信号を
CPU66のファイルマネージャ71に供給する。これ
と同時に、挿入検出部74は、検出信号をセレクト部7
5に供給する。
【0053】そして、挿入検出部74は、この検出信号
に基づいてイネーブルスイッチ77a〜77fのオンオ
フを切換制御する。具体的に、挿入検出部74は、IC
カード1が装着されているコネクタ37のイネーブルス
イッチ77a〜77fを利用者が選択することができる
ようにオンとし、ICカード1が装着されていないコネ
クタ37のイネーブルスイッチ77a〜77fを利用者
が選択できないようにオフにする。これと同時に、検出
信号が供給されたCPU66は、この検出信号に基づい
て、表示ドライバ61を介して表示部23に、選択可能
な番地の装着部22を表示する。
【0054】そして、利用者が表示部23の表示又は装
置本体21の上面21aのICカード1が装着されたコ
ネクタ37を回動操作をしラベル10を見ることにより
所望の番地のコネクタ37a〜37fを選択する選択操
作を操作部31で行い、操作部31よりCPU66に操
作信号が入力されると、CPU66のファイルマネージ
ャ71は、この操作信号に基づいて選択スイッチ76を
制御する。すなわち、ファイルマネージャ71は、利用
者が選択した番地のコネクタ37の選択スイッチ76を
オンとし、その他の選択スイッチ76をオフとする。す
なわち、利用者によって選択されたコネクタ37は、選
択スイッチ76とイネーブルスイッチ77がともにオン
となり、利用者によって選択されていないコネクタ37
は、選択スイッチ76若しくはイネーブルスイッチ77
の何れかがオフ又は選択スイッチ76とイネーブルスイ
ッチ77とが共にオフの状態となる。
【0055】利用者によってICカード1が装着された
コネクタ37が選択された後、例えば利用者が選択した
装着部22に装着されたICカード1に記録されている
音楽データを再生するように操作部31を操作すると、
CPU66には、操作部31より操作信号が入力され
る。すると、CPU66のファイルマネージャ71は、
シリアルインターフェース12dとシリアルインターフ
ェース73とが接続されることで、シリアルクロックS
CLKとバスステートBSとシリアルデータ入出力SD
IOを用いてICカード1のフラッシュメモリ11より
音楽データを読み出し、この音楽データをDSP56に
供給する。DSP56は、圧縮された音楽データを伸長
し、AD/DAコンバータ55に供給する。AD/DA
コンバータ55は、ディジタル信号である音楽データを
アナログ信号に変換し、パワーアンプ54に出力する。
そして、この音楽データは、ライン出力端子26に接続
されたスピーカ若しくはヘッドフォン端子24に接続さ
れたヘッドフォンより出力される。
【0056】また、利用者によってICカード1が装着
されたコネクタ37が選択された後、例えば利用者が選
択したコネクタ37に装着されたICカード1に外部装
置である光ディスク記録再生装置よりディジタルコンテ
ンツ、例えば音楽データをダビングするときについて説
明すると、先ず、CPU66には、操作部31より光デ
ィスク記録再生装置に装着された磁気ディスクよりIC
カード1に音楽データをダビングするための操作信号が
入力される。光ディスク記録再生装置から光信号がディ
ジタル入力端子28を介して光入力部51に入力され
る。そして、光入力部51は、光信号を電気信号に光電
変換し、ディジタル入力部52は、この電気信号の受信
処理を行う。そして、DSP56は、データの圧縮処理
を行い、CPU66は、圧縮処理が施されたデータを、
利用者が選択したコネクタ37に装着されたICカード
1にデータを記録する。
【0057】次に、6つのコネクタ37a〜37fの幾
つかに音楽データが記録されたICカード1が装着され
ており、これらICカード1に記録された音楽データを
連続再生するときについて、図9を参照して説明する。
【0058】先ず、ステップS1において、利用者によ
って連続再生モード処理を実行するように操作部31が
操作されると、CPU66に操作部31より操作信号が
入力され、CPU66は、連続再生モード処理を開始
し、ステップS2に進み、操作信号が入力されないと
き、ステップS1を繰り返す。
【0059】ステップS2において、CPU66は、コ
ネクタ37a〜37fに装着されたICカード1の枚数
Nを算出する。すなわち、CPU66は、図6に示すよ
うに、挿入検出部74がコネクタ37a〜37fに装着
されたICカード1の端子部3を構成する電極3b6
端子電圧を検出し、挿入検出部74より入力された検出
信号に基づいて、コネクタ37a〜37fに装着された
ICカード1の枚数Nを算出する。ここで、本実施例で
は、コネクタ37a〜37fが6つ設けられていること
から、最大値が6であり、また、1のときは連続再生モ
ードを実行することができないことから、最小値が2で
ある。そして、CPU66は、ICカード1の枚数Nを
算出すると、ステップS3に進む。
【0060】ステップS3において、CPU66は、コ
ネクタ37a〜37fのどの番地にICカード1が装着
されているかを判定する。すなわち、CPU66は、挿
入検出部74より入力された検出信号に基づいて、どの
コネクタ37a〜37fにICカード1が装着されてい
るかを判定する。このとき、挿入検出部74は、セレク
ト部75にも検出信号を出力し、ICカード1が装着さ
れていないコネクタ37のイネーブルスイッチ77をオ
フにし、利用者がICカード1が装着されていないコネ
クタ37の番地を選択できないようにする。そして、C
PU66は、ICカード1の装着されたコネクタ37の
番地を判定した後、ステップS4に進む。
【0061】ステップS4において、CPU66は、表
示部23に表示ドライバ61を介して、ICカード1が
装着されたコネクタ37の番地を表示する。また、CP
U66は、表示部23に、ICカード1に記録された音
楽データに関連した情報、例えば曲のタイトルを表示す
る。そして、CPU66は、利用者の操作部31の操作
に基づいて、どの順番でICカード1を再生するかの再
生順序を設定し、ステップS5に進む。なお、再生順序
は、ランダムに再生したり、装着部22a〜22fの番
地の小さい順に再生するようにしてもよい。また、利用
者は、装置本体21の上面21aのICカード1が装着
されたコネクタ37を回動操作しラベル10を見ること
により再生順序を設定する。
【0062】ステップS5において、CPU66は、最
初に再生するように設定されたコネクタ37のICカー
ド1を再生するため変数nを1に設定し、ステップS6
に進む。ステップS6において、CPU66のファイル
マネージャ71は、この変数nに基づいて、利用者が選
択したコネクタ37に対応した選択スイッチ76をオン
に切り換え、他の選択スイッチ76をオフに切り換え、
利用者が最初に再生することにした番地のICカード1
のみを再生可能な状態にし、ステップS7に進む。
【0063】ステップS7において、CPU66は、I
Cカード1より読み出す音楽データのアドレスを設定
し、ステップS8において、読み込みアクセスを実行す
る。すると、CPU66は、シリアルインターフェース
12dとシリアルインターフェース73とが接続される
ことで、シリアルクロックSCLKとバスステートBS
とシリアルデータ入出力SDIOを用いてICカード1
のフラッシュメモリ11より音楽データを読み出し、こ
の音楽データをDSP56に供給する。DSP56は、
圧縮された音楽データを伸長し、AD/DAコンバータ
55に供給する。AD/DAコンバータ55は、ディジ
タル信号である音楽データをアナログ信号に変換し、パ
ワーアンプ54に出力する。そして、この音楽データ
は、ライン出力端子26に接続されたスピーカ若しくは
ヘッドフォン端子24に接続されたヘッドフォンより出
力される。
【0064】ステップS9において、利用者によって操
作部31で連続再生処理の停止操作がされたとき、CP
U66は、ステップS14に進み、連続再生処理の停止
操作がなされなかったとき、ステップS10に進む。
【0065】ステップS10において、CPU66は、
最初に再生しているICカード1に記録された全音楽デ
ータの再生が終了すると、ステップS11に進み、IC
カード1に記録された全音楽データの再生が終了してい
ないとき、ステップS7に戻り、処理を繰り返す。
【0066】ステップS11において、ICカード1に
記録された全音楽データの再生が終了したと判定したと
き、CPU66は、ステップS11において、再生の終
了したICカード1が装着されているコネクタ37の選
択スイッチ76をオフにし、ステップS12に進む。
【0067】ステップS12において、CPU66は、
変数nが装着部22に装着されたICカード1の枚数N
以上であるか否かを判定し、変数nが変数N以上である
とき、ステップS13に進み、変数nが変数Nより小さ
いとき、ステップS15に進む。
【0068】ステップS13において、CPU66は、
装着部22に装着された全てのICカード1についての
連続再生が終了したものとして、連続再生処理を終了す
る。また、ステップS9において、利用者によって操作
部31で連続再生処理の停止操作がされたとき、CPU
66は、ステップS14において、現在再生中のICカ
ード1の読み出し動作を停止、すなわち選択スイッチ7
6をオフにし、ステップS13において、連続再生処理
を終了する。
【0069】また、ステップS12で変数nが変数Nよ
り小さいと判定したとき、CPU66は、ステップS1
5において、次のICカード1を再生するため、変数n
をインクリメントし、ステップS6に戻り、次に再生す
るICカード1が装着されたコネクタ37の選択スイッ
チ76をオンにする。
【0070】以上のように、装着部22に装着された複
数枚のICカード1に記録された音楽データを連続再生
するためICカード1を選択するとき、利用者は、指等
で該当するICカード1が装着されたコネクタ37a〜
37fを図6中反矢印A方向に回動することによって、
外部に臨まされたラベル10の記載を確認することがで
きる。
【0071】次に、一のICカードに記録されたデータ
を他のICカードに転送し記録する転送モード処理につ
いて図10を参照して説明する。先ず、ステップS21
において、利用者によって、転送モード処理を実行する
ように操作部31が操作されると、CPU66に操作部
31より操作信号が入力され、CPU66は、転送モー
ド処理を開始し、ステップS22に進み、操作信号が入
力されていないとき、ステップS21を繰り返す。
【0072】ステップS22において、CPU66は、
転送元となるICカード1が装着された装着部22のコ
ネクタ37a〜37fの番地を選択する旨の要求と転送
元のICカード1内の記録トラックの指定要求と転送先
となるICカード1が装着された装着部22のコネクタ
37の番地を選択する旨の要求を行う。具体的に、CP
U66は、これらの要求を、表示ドライバ61を介して
表示部23で行う。なお、ここで、CPU66は、挿入
検出部74での検出結果に基づいて、ICカード1が装
着されたコネクタ37の中で転送元と転送先を指示する
ように表示部23で指示を行う。
【0073】そして、ステップS23において、上記ス
テップS22における要求に応答する操作、すなわち転
送となるICカード1が装着された装着部22のコネク
タ37a〜37fの番地の指定と、転送元のICカード
1の記録トラックの指定と、転送先となるICカード1
が装着されたコネクタ37a〜37fの番地の指定が行
われると、CPU66は、ステップS24に進み、この
操作が行われないとき、ステップS22に戻り、転送元
と転送先の番地の指定要求を行う。
【0074】ステップS24において、CPU66は、
ファイルマネージャ71に転送元のICカード1の番地
と転送元のICカード1の記録トラックの番地と転送先
のICカード1の番地を設定する。そして、CPU66
は、ステップS25に進む。
【0075】ステップS25において、CPU66は、
転送元のICカード1の転送対象となる記録トラックの
アドレスを読み出しアドレスとして設定し、ステップS
26に進む。そして、ステップS26において、CPU
66は、転送元のICカード1が装着されたコネクタ3
7の選択スイッチ76をオンにし、所定の記録トラック
のデータを読み出し可能な状態にする。そして、CPU
66は、選択スイッチ76をオンにすると、ステップS
27に進む。
【0076】ステップS27において、CPU66は、
転送元のICカード1よりデータを読み出し、バッファ
メモリ65に格納する。ここで、この読み出し処理は、
バッファメモリ65に格納可能なデータ容量を超えない
データ量単位で行われる。
【0077】CPU66は、所定のデータをバッファメ
モリ65に格納すると、ステップS28において、読み
出し中のICカード1が装着されたコネクタ37の選択
スイッチ76をオフにする。次いで、ステップS29に
おいて、CPU66は、バッファメモリ65に格納され
たデータを転送先のICカード1に出力するため、転送
先のICカード1が装着されたコネクタ37の選択スイ
ッチ76をオンにし、ステップS30において、転送先
のICカード1の空き領域にバッファメモリ65に格納
されているデータを転送する。
【0078】次いで、バッファメモリ65から転送先の
ICカード1へのデータの転送が終了すると、CPU6
6は、ステップS31において、転送先のICカード1
が装着されたコネクタ37の選択スイッチ76をオフに
し、ステップS32に進む。CPU66は、ステップS
32において、ステップS30における転送先のICカ
ード1への書き込みで全転送データの転送が終了したか
否かを判定し、完了しているとき、ステップS33に進
み、転送処理を終了し、完了していないとき、ステップ
S34に進む。
【0079】全データの伝送が終了していないとき、ス
テップS34において、CPU66は、次の読み出しア
ドレス、すなわち転送元のICカード1のアドレスを設
定し、ステップS26に戻り、再度、転送元のICカー
ド1が装着されたコネクタ37の選択スイッチ76をオ
ンにし、続きのデータのバッファメモリ65への読み出
しを行う。
【0080】以上のように、記録再生装置20では、装
置本体21に複数枚のICカード1を装着することがで
きることから、複数のICカード1を使った操作、例え
ば複数枚のICカード1に記録されたデータの連続再生
やICカード1間のデータのダビングを行うことができ
る。また、装着部22に装着された複数枚のICカード
1間でデータ伝送を行うとき、利用者は、指等で該当す
るICカード1が装着されたコネクタ37a〜37fを
図6中反矢印A方向に回動することによって、外部に臨
まされたラベル10の記載を確認することができる。
【0081】なお、以上、装置本体21の上面21aに
設けられた装着部22に6枚のICカード1を装着する
ことが可能な例について説明したが、装着部22に装着
できるICカードの枚数は、これに限定されるものでは
なく、また、上面21a以外の面、例えば操作面となる
前面21bや側面に設けるようにしてもよい。
【0082】また、以上のような記録再生装置20は、
次のように構成することもできる。この記録再生装置8
1は、図11に示すように、装置本体82の内外に亘っ
て移動するトレイ83を有し、このトレイ83に複数
枚、例えば6枚のICカード1が装着される装着部84
が設けられてなる。
【0083】トレイ83は、図11に示すように、装置
本体82の操作面となる前面82aに設けられた挿脱口
85を介して装置本体82の内外に亘って移動操作され
る。この挿脱口85は、ICカード1が装着されたトレ
イ83を装置本体82の内外に亘って移動することがで
きるように大きさで略矩形状に形成されている。この挿
脱口85に設けられるトレイ83は、図11及び図12
に示すように、複数枚のICカード1が装着される装着
部84が設けられる略矩形状のトレイ本体86と、この
トレイ本体86の一端に略トレイ本体86に対して略垂
直に設けられ、挿脱口85を閉塞する蓋部87とを有す
る。トレイ本体86は、トレイ83の移動方向に略直交
するように略矩形のICカード1を並べて6枚装着する
ことができる大きさに形成されている。このトレイ本体
86の長手方向の両側には、装置本体82の内外に亘っ
て移動する際のガイドを行うガイドレール部88,89
が設けられている。また、一方のガイドレール88に
は、トレイ83を移動するための移動操作機構95との
接続を図るためのラックギヤ91が設けられている。一
方、装置本体82側には、図12に示すように、ガイド
レール88,89が係合されるガイド凹部92,93が
略C字状に設けられている。ガイド凹部92には、ガイ
ドレール88が係合され、ガイド凹部93には、ガイド
レール89が係合される。また、ガイド凹部92の一端
部は、切欠部94が設けられ、ラックギヤ91の一部を
外部に臨ませ、移動操作機構95と接続できるように形
成されている。
【0084】このようなトレイ83を移動する移動操作
機構95は、図12に示すように、駆動モータ96と、
この駆動モータ96の駆動軸に取り付けられた第1のプ
ーリ98と、装置本体82側に設けられた第2のプーリ
99と、第1のプーリ98と第2のプーリ99に掛け渡
される無端ベルト100と、第2のプーリ99に一体的
に設けられたギヤ部99aに噛合される大径の第1のギ
ヤ部101aと第1のギヤ部101aより小径で、上述
したガイド凹部92の切欠部94より外部に臨まされた
ラックギヤ91に噛合される第2のギヤ部101bとか
らなる駆動ギヤ101とを有する。
【0085】トレイ83は、駆動モータ96が一方向に
駆動され、駆動ギヤ101が図12中矢印C方向に駆動
されることによって、装置本体82の外部に移動する図
12中矢印D方向に移動される。また、トレイ83は、
駆動モータ96が他方向に駆動され、駆動ギヤ101が
図12中反矢印C方向に駆動されることによって、装置
本体82の内部に移動する図12中反矢印D方向に移動
される。
【0086】ところで、このトレイ83のトレイ本体8
6には、複数枚、例えば6枚のICカード1が装着され
る装着部84が設けられている。この装着部84には、
上述した装着部22と同様に、コネクタ103a〜10
3f(以下、単にコネクタ103ともいう。)と、この
コネクタ103を回動可能に支持する支持機構104が
設けられている。これらコネクタ103a〜103f
は、トレイ83の移動方向に沿って一列に並んで、IC
カード1の挿入方向がトレイ83の移動方向と略直交す
る方向となるように設けられている。
【0087】また、これらコネクタ103a〜103f
を回動支持する支持機構104は、トレイ本体86に一
体的に設けられた一対の支持片105,105に軸支さ
れる支軸106が、コネクタ103の背面に設けられた
回動支持片107に穿設された支持孔108に挿通され
てなる。そして、各コネクタ103は、支軸106を中
心にして挿脱位置と収納位置とに亘って回動される。
【0088】以上のような記録再生装置81では、次の
ようにICカード1の挿脱操作が行われる。先ず、IC
カード1の交換等を行うため、トレイ83は、装置本体
82の前面82aに設けられた操作釦が押されると、駆
動モータ96が一方向に駆動され、駆動ギヤ101が図
12中矢印C方向に回転されることによって、ラックギ
ヤ91で駆動ギヤ101に噛合されたトレイ83は、装
置本体82の外部に突出する図12中矢印C方向に移動
し、トレイ本体86に設けられた装着部84を外部に臨
ませる。ここで、利用者がICカード1を挿入しようと
する番地のコネクタ103は、支軸106を支点とし
て、図12中反矢印E方向方向に回動され、挿脱位置に
されると、この挿脱位置で、ICカード1が図12中矢
印F方向より端子部3を挿入端として挿入される。この
後、ICカード1が挿入されたコネクタ137は、支軸
106を中心にして、収納位置まで移動される。
【0089】この後、操作釦が押されると、駆動モータ
96が一方向に駆動され、駆動ギヤ101が図12中反
矢印C方向に回転されることによって、ラックギヤ91
で駆動ギヤ101に噛合されたトレイ83は、装置本体
82の内部、すなわち図12中反矢印C方向に移動し、
装置本体82内に収納される。なお、この記録再生装置
80においても、ICカード1に対するデータの記録又
はICカード1に記録されたデータの再生は、上述した
図7乃至図10と同様に行われる。
【0090】以上のような記録再生装置81では、トレ
イ83に複数枚のICカード1を装着することができる
ことから、複数のICカード1に跨って、データの連続
再生を行ったりダビングをすることができる。このと
き、装着部84のコネクタ103に装着されたICカー
ド1の確認は、所望のICカード1が装着されたコネク
タ103を収納位置から挿脱位置に移動させることによ
ってラベル10の内容を視認可能な状態とすることで行
うことができる。
【0091】なお、以上、装着部84について説明した
が、装着されるICカード1の枚数はこれに限定される
ものではない。
【0092】また、以上、ICカード1の記録再生装置
20,80について、図面を参照して説明したが、本発
明は、これに限定されるものではなく、例えば、ICカ
ード1の端子部とコネクタとの間のデータの送受信は、
無線で行うようにしてもよい。また、本発明は、ICカ
ード1の記録装置又は再生装置であってもよい。
【0093】
【発明の効果】本発明に係るICカードの記録及び/又
は再生装置によれば、装置本体に複数枚のICカードを
装着することができることから、複数のICカードを使
った操作、例えば複数枚のICカードに記録されたデー
タの連続再生やICカード間のデータのダビングを行う
ことができる。また、送受信手段をICカードの挿脱位
置の収納位置とに亘って移動可能に設けることで、IC
カードのラベルを確認する際、ラベルの記載を見ること
ができる挿脱位置に容易に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された記録再生装置に用いられる
ICカードを示す斜視図である。
【図2】上記ICカードを底面側から見た斜視図であ
る。
【図3】上記ICカードのブロック図である。
【図4】本発明が適用された記録再生装置の斜視図であ
る。
【図5】上記記録再生装置の装着部を説明するための要
部斜視図である。
【図6】ICカードが装着される装着部を説明する図で
ある。
【図7】記録再生装置のブロック図である。
【図8】ICカードと記録再生装置とのインターフェー
スを説明する図である。
【図9】複数のICカードを連続して再生する連続再生
モード処理を説明するフローチャートである。
【図10】一のICカードに記録されたデータを他のI
Cカードに転送し記録する転送モード処理を説明するフ
ローチャートである。
【図11】本発明が適用された記録再生装置の他の例を
説明する要部斜視図である。
【図12】上記記録再生装置の装着部を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 ICカード、3 端子部、3b 電極、10 ラベ
ル、20 記録再生装置、21 装置本体、22 装着
部、36 収納凹部、37 コネクタ、39 接続端
子、43 回動支持片、44 支持孔、45 支軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の何れかの面に設けられ、半導
    体メモリが内蔵された略板状のICカードを複数収納す
    る収納手段と、 上記収納手段に収納可能な上記ICカードの数に対応し
    て上記収納手段に設けられ、上記ICカードを保持して
    データの送受信を行う送受信手段と、 上記送受信手段を、上記ICカードの少なくとも一部を
    上記収納手段より突出させ挿脱を行う挿脱位置と、上記
    収納手段に上記ICカードを収納し、データの記録又は
    再生を行う収納生位置とに亘って回動可能に支持する支
    持手段とを備えるICカードの記録及び/又は再生装
    置。
  2. 【請求項2】 上記送受信手段は、上記ICカードに貼
    着されたラベルを外部に臨ませた状態で保持することを
    特徴とする請求項1記載のICカードの記録及び/又は
    再生装置。
  3. 【請求項3】 装置本体に設けられ、半導体メモリが内
    蔵された略板状のICカードを複数収納するトレイと、 上記トレイに収納可能な上記ICカードの数に対応して
    設けられ、上記ICカードを保持してデータの送受信を
    行う送受信手段と、 上記送受信手段を、上記ICカードの少なくとも一部を
    上記トレイより突出させ挿脱を行う挿脱位置と、上記ト
    レイに上記ICカードを収納し、データの記録又は再生
    を行う収納位置とに亘って回動可能に支持する支持手段
    と、 上記トレイを装置本体の内外に亘って移動する移動操作
    手段とを備えるICカードの記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 上記送受信手段は、上記ICカードに貼
    着されたラベルを外部に臨ませた状態で保持することを
    特徴とする請求項3記載のICカードの記録及び/又は
    再生装置。
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