JP2001005497A - 音楽再生装置 - Google Patents

音楽再生装置

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JP2001005497A
JP2001005497A JP11179865A JP17986599A JP2001005497A JP 2001005497 A JP2001005497 A JP 2001005497A JP 11179865 A JP11179865 A JP 11179865A JP 17986599 A JP17986599 A JP 17986599A JP 2001005497 A JP2001005497 A JP 2001005497A
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Masaru Takayama
勝 高山
Sukeyoshi Ito
祐義 伊藤
Yuuji Tanamura
悠爾 店村
Mitsuru Ishibashi
満 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、音楽データが記憶された情報記憶装
置から音楽を再生する音楽再生装置に関し、ユーザ自身
が操作しなくても曲毎に所望のイコライザー機能が働く
音楽再生装置を提供することを目的とする。 【解決手段】ID情報が付随したデジタルの音楽データ
をPC1から取り込む第1の入出力インターフェース3
と、音楽データの圧縮又は伸長処理を行うDSP8と、
圧縮された音楽データをメモリカード2へ転送する第2
の入出力インターフェース4と、予め記憶した複数の周
波数パターンを格納した音楽テーブル18と、ID情報
に基づいて音楽テーブルから所定の周波数パターンを選
択して音楽データを加工する加工部としてのDSP8又
はコーデック9と、加工された音楽データをアナログデ
ータとして出力する入出力端子14とを有するように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声や音楽等のデ
ータ(以下、音楽データという)が記憶された情報記憶
装置から音楽を再生する音楽再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音楽データを記録/再生する情報記録/
再生装置の情報記録媒体として、一般に磁気テープある
いは、読み書き可能な光磁気ディスク、コンパクトディ
スク、またはミニディスク(以下、MDと総称する)等
が用いられているが、近年の半導体集積技術の向上に伴
い、大容量で小型の書き換え可能なフラッシュメモリ等
の半導体記憶装置(固体メモリ)が音楽データの記録媒
体として注目を集めている。それに伴い半導体記憶装置
を記録媒体として本体に内蔵した音楽再生装置(携帯型
オーディオ再生装置)が登場してきている。この再生装
置は、カセットテープやMDのような回転させて情報を
転送する記録媒体を用いないので、回転機構系を設ける
必要がないだけ振動にも強い。特にMD等は振動による
音飛びの問題を有しており、装置内に音飛び防止用のバ
ッファを設ける必要が生じているが、上記の再生装置で
はその必要もないので装置構成を簡単にすることがで
き、コスト面でも利点を有している。
【0003】ところで、情報処理装置(例えば、パーソ
ナル・コンピュータ、以下PCと略称する)に内蔵され
た磁気ディスク装置(以下、HDDという)に音楽デー
タを記憶させ、音楽再生ソフトウエアを用いてPCに接
続されたスピーカあるいはイヤホンジャックから音楽を
再生して聴くことができるようになっている。音楽デー
タは、WAV(ADPCM方式:アナログ−デジタル・
パルス・コード・モジュレーション方式)ファイルとし
て記憶すると、例えば1分間の音楽で10MB程度の記
憶容量が必要となる。そこで、例えばISO(国際標準
化機構)が定めたオーディオ圧縮技術の国際標準方式で
あるMP3(MPEG1 AudioLayer 3)
等を用いて1MB/1分程度に音楽データを圧縮してH
DDに記憶させるようにしている。
【0004】このオーディオ圧縮技術を用いると、高品
質を維持しながら音楽データの記憶容量を1/10程度
に小さくできるため、最近では、フラッシュメモリ等を
内蔵した上述の携帯型オーディオ再生装置にPCのHD
Dに蓄えられたMP3の音楽データを転送して記憶さ
せ、屋外などで再生して聴くことができるようになって
きている。
【0005】この携帯型オーディオ再生装置を利用する
には、MP3の音楽データをHDDに蓄積したPCが必
須である。PCとオーディオ再生装置とはパラレル・イ
ンターフェース(I/F)、シリアルI/F、あるいは
PCMCIA(Personal Computer
Memory Card International
Association)規格に準拠したPCカード
I/F等により接続され、PC上で起動した転送ソフト
ウエアを用いてHDDに記憶されたMP3の音楽データ
を再生装置側のフラッシュメモリ等に転送するようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般に、再生
データが原音を忠実に再現して高品質であるほど再生装
置のイコライザー機能が重視される。イコライザー機能
は、音楽データの再生時に音楽データの元の周波数を変
更することができる機能であり、曲のジャンル(例え
ば、ジャズ、ブルースなど)の雰囲気に最も合うように
原音の周波数を変更したり、車載用オーディオ再生装置
等における再生スピーカの配置場所に依存した音質の変
化を補正したり、あるいは、ユーザ独自の好みで曲の質
感を変更したり、さらには、再生装置固有の再生音のバ
ラツキを補正したりするために用いることができる。
【0007】ところが現状の携帯型オーディオ再生装置
には、イコライザー機能が設けられていないか、設けら
れているとしても低音域から高音域までを数段階に分け
てレベル調整する程度の機能しか有していない。これ
は、携帯性を重視するために再生装置筐体や装置に付随
するリモコンの筐体はできるだけ小型にする必要があ
り、これら小型の筐体に十分な機能を備えたイコライザ
ーを配置するのが困難であると共に、通常のユーザが屋
外等でイコライザーを操作して曲毎に正確に音質を合わ
せたり、音質を補正したりするのは現実には困難であ
り、結局あまり利用されないことが一因であると考えら
れる。車載用オーディオ再生装置の場合にも、運転中に
イコライザーを操作するのは危険でもあり結局利用され
ない場合が多いと考えられる。しかしながら、一方で、
上述のイコライザー機能を十分活用した優れた音質の音
楽を屋外にいても聴きたいというユーザの欲求は強い。
【0008】本発明の目的は、ユーザ自身が操作しなく
ても曲毎に所望のイコライザー機能が働く音楽再生装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ID情報が
付随したデジタルの音楽データを情報処理装置から取り
込む第1の入出力インターフェースと、前記音楽データ
の圧縮又は伸長処理を行う圧縮/伸長処理部と、圧縮さ
れた前記音楽データを記録媒体へ転送する第2の入出力
インターフェースと、予め記憶した複数の周波数パター
ンを格納した音楽テーブルと、前記ID情報に基づいて
前記音楽テーブルから所定の前記周波数パターンを選択
して前記音楽データを加工する加工部と、加工された前
記音楽データをアナログデータに変換して出力する出力
部とを有することを特徴する音楽再生装置によって達成
される。
【0010】本発明は、予め記憶した複数の周波数パタ
ーンを格納した音楽テーブルを有しており、曲毎のID
情報に基づいて所定の周波数パターンが選択されて当該
曲の音楽データを加工するので、ユーザ自身が操作しな
くても曲毎に所望のイコライザー機能を働かせることが
できる。
【0011】上記本発明の音楽再生装置であって、前記
周波数パターンは、前記第1の入出力インターフェース
を介して前記情報処理装置から前記音楽テーブルに格納
されることを特徴とする。
【0012】このように本発明によれば、音楽再生装置
内の音楽テーブルに記憶される周波数パターンは、情報
処理装置上でユーザが新規に作成し、あるいは既存の周
波数パターンを編集して音楽テーブル内に格納すること
ができる。
【0013】また、前記記録媒体は固体メモリで構成さ
れていることを特徴とする。さらに、前記記録媒体は前
記第2の入出力インターフェースから抜き差し可能に設
けられていることを特徴とする。固体メモリを抜き差し
可能に用いることにより、屋外でも複数の音楽を聴くこ
とができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による音楽
再生装置を図1及び図4を用いて説明する。本実施の形
態による音楽再生装置はPCカードとして実現されてい
るので、最初にPCカードの概略について説明する。P
Cカードは、音声や音楽、あるいは文字や画像情報等の
種々の情報を処理するPCを初めとして民生用オーディ
オ機器やデジタル・スチル・カメラ等の情報処理装置に
着脱可能に装着されて使用され、情報処理装置が行う種
々の処理の処理能力の向上や処理機能の拡張のために使
われている。
【0015】PCカードは、当初、PC用のメモリカー
ドの規格を作成するために設けられた団体であるPCM
CIA(Personal Computer Mem
ory Card International As
sociation)が発表した統一規格(PC Ca
rd Standard)に基づいて国際標準化されて
いる。PCカードは、主として携帯可能な小型PCに利
用されている。PCMCIAの規格に基づくPCカード
の物理的仕様(外観形状)は、長さが85.6mm、幅
が54.0mmのカード型であり、厚さの相違によりタ
イプI、タイプII、タイプIIIに区分されている。
PCカードのコネクタには68ピンを有するツーピース
コネクタが採用されている。PCカードは、携帯可能な
PC等に設けられたPCカードインターフェースのPC
カードスロットに当該コネクタを差し込んで使用され、
使用しない場合にはPCカードスロットから引き抜くこ
とができるようになっている。
【0016】このようにPCカードは容易に着脱できて
小型で携帯性に優れているため、その用途は補助記憶装
置としての半導体メモリカードだけでなく、磁気ディス
ク等のハードディスク装置を備えた補助記憶装置、ある
いはモデム機能やLAN(Local Area Ne
twork)機能等の通信、ネットワーク関連分野、さ
らには音楽観賞用のミュージックカードとしても拡がっ
てきている。さらに、PCカードが使用される適用分野
も拡大しつつあり、携帯型の小型PCに限られず、例え
ばデジタル・オーディオ機器やデジタル・スチル・カメ
ラ等の音楽、画像情報処理装置に用いられて、着脱可能
で携帯性に優れた音楽、画像記憶装置として、あるいは
カメラに記憶した画像をPC等に転送するためのデータ
転送装置としても使用されるようになってきている。
【0017】また従来、情報処理装置に対して所望の処
理能力や処理機能を与えるには、拡張バス・スロットに
所定の機能を有する基板を取り付けたり、PCのマザー
ボードに接続する内蔵基板モジュールを取り付けたりし
なければならず、基板の差し替えや携帯性に困難を伴っ
ていたのに対し、PCカードであれば、PCカードスロ
ットに差し込むPCカードを交換するだけで即座に所望
の処理能力、機能を得ることができるという取り扱いの
容易さを有している。なお、情報処理装置に対するPC
カードの着脱は、差し込んで引き抜く方式や置いて固定
したりする方式等がある。
【0018】近年、半導体素子の高集積化技術の発展と
共に、より小型化されたPC、あるいはデジタル・スチ
ル・カメラ、デジタル・ビデオ・カメラ、あるいは携帯
型オーディオ機器等の民生用機器も含めた情報処理装置
が開発され、PCへの利用を意図したPCMCIAの規
格に基づく従来のPCカードに加えて、より小型化され
たPCカードの出現が要望されるに至った。このため現
在以下のような小型カードの規格が提唱され現実に製品
として市場に登場している。
【0019】まず第1にCFA(Compact Fl
ash Association)が提唱する「Com
pact Flash(サンディスク社の登録商標)」
であり、これは外形寸法が36.4(mm)×42.8
(mm)×3.3(mm)の小型フラッシュメモリカー
ドである。第2に松下電池工業(株)、(社)日本電子
工業振興協会(JEIDA: Japan Elect
ronic Industry Developmen
t Association)、PCMCIAが提唱す
る「Small PC Card」であり、これは外形
寸法が45.0(mm)×42.8(mm)×5.0
(mm)で、長さが従来のPCカードの約半分の大きさ
である。第3は、Miniature Card Im
plementers Forum、PCMCIAによ
る「Minituare Card」であり、これは外
形寸法が38(mm)×33(mm)×3.5(mm)
の小型カードである。
【0020】第4には、SSFDC Forumの「S
martMedia((株)東芝の登録商標)」であ
り、これは外形寸法が37(mm)×45(mm)×
0.67(mm)で例えば2MB〜16MB程度の容量
のフラッシュEEPROMカードである。第5は、Mu
ltiMedia Card Association
の提唱する「MMC(MultiMedia Car
d)」であり、これは外形寸法が24(mm)×32
(mm)×1.4(mm)で例えば10MB程度の容量
のフラッシュEEPROMカードである。第6には、ソ
ニー株式会社が提唱する「メモリースティック(ソニー
(株)の商標)」であり、これは外形寸法が21.5
(mm)×50(mm)×2.8(mm)で例えば8M
B程度の容量のフラッシュEEPROMカードである。
その他、磁気記録によるハードディスク・ドライブを備
えた小型PCカードも開発されている。本願において
は、以上説明した機能を有する小型カード、さらに、こ
れらに類するカードを含めてPCカードと総称する。ま
た、PCのインターフェースとしては、シリアル、パラ
レル、USB、IEEE1394等を用いることができ
る。
【0021】本実施の形態では、PCMCIAの規格に
基づいたPCカードの音楽再生装置を例にとって説明す
る。図1は、平面方向から見た音楽再生装置15内部の
概略構成を複数のブロックで示している。図1に示すよ
うに、音楽再生装置15は、情報処理装置としての例え
ばPC1との間でデジタルデータの転送を行う第1の入
出力インターフェース3を有している。PC1は、図示
を省略したが、PCカードインターフェース及びPCカ
ードスロットを有している。第1の入出力インターフェ
ース3は、PC1のPCカードインターフェースと物理
的に接続するPCカード物理層インターフェースとして
68ピンのツーピースコネクタを有している。
【0022】音楽再生装置15は、外部の情報記録媒体
との間でデジタルデータの転送を行う第2の入出力イン
ターフェース4を有している。外部の情報記録媒体とし
ては、各種のメモリカード2、例えば、上述の「Com
pact Flash(以下、CFという)」や「Sm
artMedia」等を用いることができる。本実施の
形態においては、物理層インターフェースとして50ピ
ンコネクタを有するCFをメモリカード2に用いた場合
で説明する。従って、第2の入出力インターフェース4
は、メモリカード(CF)2を物理的に接続する50ピ
ンのコネクタからなる物理層インターフェースを有して
いる。
【0023】第1及び第2の入出力インターフェース
3、4間には信号線50が接続されている。ここで、信
号線50は複数の信号線の集合体を示しており、図1で
は便宜上1本の実線で示している。これ以降に説明する
他の信号線の図示も同様である。この信号線50の少な
くとも一部は分岐して、信号線52としてシステム制御
部7に接続されている。システム制御部7は、信号線5
2を介して第1及び第2の入出力インターフェース3、
4を制御するようになっている。また、システム制御部
7は、第1の入出力インターフェース3を介してPC1
との間でデータを送受したり、第2の入出力インターフ
ェース4を介してメモリカード2との間でデータを送受
することができるようになっている。さらに、システム
制御部7の制御により、信号線50を介して第1及び第
2の入出力インターフェース3、4を直結してPC1と
メモリカード2との間で直接データの送受を行うように
することもできるようになっている。
【0024】このように信号線50、52は、PC1、
メモリカード2、及びシステム制御部7との間で転送さ
れるべきデータ信号あるいはアドレス信号が流れるデー
タ/アドレス・バスラインとして用いられている。ま
た、信号線52は、第1及び第2の入出力インターフェ
ース3、4を制御するための制御信号が伝送される制御
信号線も有している。システム制御部7は、第1及び第
2の入出力インターフェース3、4の制御の他、音楽再
生装置15内の各回路に対する制御も行うようになって
いる。
【0025】音楽再生装置15は、例えば液晶表示装置
からなる表示器6を有している。表示器6は、表示器制
御部5と電気的に接続され、再生している音楽の曲名、
曲の再生時間、電池の残量等を表示することができるよ
うになっている。これらの表示データのうち少なくとも
曲名は、第1または第2の入出力インターフェース3、
4を介してPC1またはメモリカード2から読み出され
る音楽データに含まれている。例えば、音楽データがM
P3フォーマットで記録されている場合には、データフ
ァイルに「ID3タグ」と呼ぶ情報が書き込まれてい
る。ID3タグには、演奏家の名前や曲名の他に、0〜
147の148個に分類された曲のジャンルを示すイン
デックスバイト(以下、ID情報という)が格納されて
いる。システム制御部7は、読み出した音楽データから
これらの表示データを表示器制御部5に送る。表示器制
御部5は送られてきた表示データが表示器6上で所定の
表示がなされるように液晶表示装置を制御する。
【0026】また、音楽再生装置15はオーディオ用D
SP8とコーデック9とを有している。オーディオ用D
SP8は信号線54によりシステム制御部7から制御さ
れるようになっている。また、コーデック9は信号線5
6によりシステム制御部7から制御されるようになって
いる。DSP8とコーデック9との間は信号線58で接
続されている。これら信号線54、56、58は、シス
テム制御部7とDSP8、コーデック9との間で音楽デ
ータ信号あるいはアドレス信号を送受するデータ/アド
レス・バスラインを有している。
【0027】コーデック9の出力端は入出力端子14に
接続されている。この入出力端子14からアナログデー
タとして音楽を出力したり、逆にアナログの音楽データ
を入力してデジタルデータに変換するように、コーデッ
ク9には、D/A(デジタル−アナログ)コンバータと
A/D(アナログ−デジタル)コンバータが内蔵されて
いる。なお、DSP8には、MIDIを再生するための
サウンドROMや、エコー処理などでWAVファイルを
加工するためのエフェクト用DRAM等が接続されてい
るが図示は省略している。
【0028】音楽を再生する際にシステム制御部7が信
号線52を介して受け取った音楽データは、MP3等に
より圧縮処理がされていれば信号線54を介してDSP
8に送られて伸長処理が行われる。伸長処理された音楽
データは、信号線58を介してコーデック9に送られて
入出力端子14からアナログの音楽信号として出力され
る。圧縮処理を受けていない音楽データは、システム制
御部7から信号線56を介して直接コーデック9に入力
され、入出力端子14からアナログの音楽信号として出
力される。
【0029】また、システム制御部7は音楽テーブル1
8を有している。音楽テーブル18には、再生される音
楽データの元の周波数特性に変更を加えるイコライザー
として機能する複数の周波数パターンが格納されてい
る。ここで、周波数パターンの例について図2を用いて
説明する。図2(a)は、曲のジャンルが「ブルース」
の周波数パターンを示している。横軸は、可聴範囲の2
0Hzから20kHzまでの周波数をリニア表示してい
る。縦軸は、音圧レベルをログ表示している。この例で
は、「ブルース」に対して、低音と中音の間、及び中音
と高音の間が相対的に他より低い音圧レベルになるよう
に調整されている。同様にして図2(b)は曲のジャン
ルが「ディスコ」の場合であり、図2(c)は「ジャ
ズ」の場合の周波数パターンを示している。
【0030】音楽テーブル18内には、例えば上記のM
P3タグに記述されたID情報に1対1に対応付けられ
てそれぞれ異なる周波数パターンが格納されている。音
楽データの再生が開始されると、曲毎のID情報に基づ
いてシステム制御部7により音楽テーブル18から所定
の周波数パターンが選択されて当該曲の音楽データを加
工するようになっている。所定の周波数パターンに基づ
く音楽の加工は、システム制御部7の制御に基づき、D
SP8あるいはコーデック9において行われる。
【0031】このように本実施の形態による音楽再生装
置では、ID情報が付随したデジタルの音楽データをP
C1から取り込む第1の入出力インターフェース3と、
音楽データの圧縮又は伸長処理を行うDSP8と、圧縮
された音楽データをメモリカード2へ転送する第2の入
出力インターフェース4と、予め記憶した複数の周波数
パターンを格納した音楽テーブル18と、ID情報に基
づいて音楽テーブルから所定の周波数パターンを選択し
て音楽データを加工する加工部としてのDSP8又はコ
ーデック9と、加工された音楽データをアナログデータ
として出力する入出力端子14とを有している。
【0032】このように本実施の形態による音楽再生装
置では、予め記憶した複数の周波数パターンを格納した
音楽テーブルを有しており、曲毎のID情報に基づいて
所定の周波数パターンが選択されて当該曲の音楽データ
を加工するので、ユーザ自身が操作しなくても曲毎に所
望のイコライザー機能を働かせることができる。
【0033】また、音楽テーブル18に格納される周波
数パターンは、第1の入出力インターフェース3を介し
てPC1から音楽テーブル18に格納することができる
ようになっている。すなわち、音楽テーブル18に格納
される周波数パターンは、PC1上でユーザが新規に作
成し、あるいは既存の周波数パターンを編集して音楽テ
ーブル18内に格納することができるようになってい
る。得られた周波数パターンは第1の入出力インターフ
ェース3を介してPC1から音楽テーブル18に格納さ
れるので、音楽再生装置15を使用する際、ユーザが音
楽再生装置15に対して直接的にイコライザーの調整な
どをする必要は全く生じない。
【0034】次に、入出力端子14に入力するアナログ
音楽データを記録する場合について簡単に説明する。ま
ず、入出力端子14に入力した音楽データは、コーデッ
ク9でデジタルデータに変換された後、データ圧縮を施
して記録する場合には信号線58を介してDSP8に送
られる。DSP8に送られた音楽データは、所定の圧縮
処理を施された後、信号線54を通ってシステム制御部
7に送られる。非圧縮データとして記録する場合には、
DSP8を介さず信号線56から直接システム制御部7
にデータが出力される。システム制御部7に送られた記
録用の音楽データは、システム制御部7の制御により、
第1または第2の入出力インターフェース3、4のいず
れかを介してPC1またはメモリカード2に出力されて
記録される。
【0035】システム制御部7には、音楽再生装置15
のユーザが利用する制御スイッチ16からの信号が入力
するようになっている。制御スイッチ16は、具体的に
は、音楽再生装置15の筐体外部に設けられた機械的な
スイッチでもよいし、入出力端子14の出力端子に接続
されたヘッドフォンやイヤフォンのケーブル途中に設け
たリモコンスイッチ等であってもよい。制御スイッチ1
6には必要に応じて種々のスイッチング機能を備えるこ
とが可能である。例えば、音楽再生装置15の電源のオ
ン/オフを切り替えたり、記録モードと再生モードとを
切り替えたり、再生する音楽データを切り替えたり、あ
るいは曲飛ばしを行ったりするための信号をシステム制
御部7に送出するようにしてもよい。あるいは、既に説
明した表示器6に表示させる表示データを切り替えるた
めの信号をシステム制御部7に送出してもよい。システ
ム制御部7は、制御スイッチ16からの信号を受けて所
望の状態になるように各回路を制御する。例えば、イコ
ライザー機能を用いずに音楽再生をする際には、制御ス
イッチ16からのユーザの指示に基づいて、システム制
御部7は使用する周波数パターンを周波数特性がフラッ
トなパターンに強制的に切り替えるようになっている。
【0036】次に、音楽再生装置15の電源について説
明する。音楽再生装置15には、音楽再生装置15内の
各回路に電力を供給するための2次電池11が内蔵され
ている。2次電池11としては、ニッケル水素電池やリ
チウムイオンなどを用いることができる。また、音楽再
生装置15は、2次電池11を充電するための充電回路
10を内蔵している。充電回路10は電源線60に接続
されている。電源線60は第1の入出力インターフェー
ス3のコネクタの所定のピンに接続されている。音楽再
生装置15がPC1の図示しないPCカードスロットに
差し込まれて、第1の入出力インターフェース3がPC
1のPCMCIA−インターフェースに接続されると、
第1の入出力インターフェース3のコネクタの所定のピ
ンにはPC1側から例えば5Vあるいは3.3Vの電圧
が供給されるようになっている。従って、音楽再生装置
15がPC1に接続されると、信号線60を介してPC
1側から充電回路10に所定の電圧が印加され、それに
基づいて2次電池11を充電することができるようにな
っている。
【0037】また、2次電池11を充電しつつ2次電池
11側から各回路に対して、例えば2.4Vの電圧を印
加することができるようになっている。また、2次電池
11の出力端は昇圧回路12にも接続されており、昇圧
回路12からは3.3Vの電圧が各回路に印加できるよ
うになっている。このように、本実施の形態による音楽
再生装置15では、PC1から電源の供給を受けること
ができるので内蔵の2次電池11の消耗はない。なお、
外部ACアダプタ(図示せず)を用いる必要が生じる場
合には、図中破線で示したように外部ACアダプタ端子
13を設けるようにしてももちろんよい。
【0038】次に、本実施の形態による音楽再生装置1
5の構造例を図3を用いて説明する。図3(a)は、P
CMCIAの規格に基づくPCカードの物理的仕様にお
けるタイプIIで構成した音楽再生装置15の分解斜視
図である。図3(b)は本実施の形態による音楽再生装
置15に差し込んで使用されるメモリーカード2として
のCFの構造を示す分解斜視図である。図3(a)、
(b)において、メモリカード(CF)2は、基板上に
実装されたメモリコントローラやメモリチップ等の電子
部品26と、50ピンのコネクタ17と、筐体の表裏両
面を形成する金属パネル19とを備えている。金属パネ
ル19を固定すると、筐体の図中矢印方向の両側面に、
音楽再生装置15のフレーム20で形成されるガイドに
沿ってメモリカード2を差し込むことができるガイド溝
38が形成されるようになっている。
【0039】音楽再生装置15は、基板22上に図1で
説明したシステム制御部7や充電回路等を含む複数の電
子部品23が実装されている。また、基板22上には2
次電池11も搭載されている。基板22の一端面に第1
の入出力インターフェース3の物理層インターフェース
を構成するコネクタが取り付けられ、対向する他端面に
第2の入出力インターフェース4の物理層インターフェ
ースを構成するコネクタが取り付けられる。
【0040】これらの部品が実装された基板22の周縁
をフレーム20の2本のフォーク部39内方にはめ込
み、筐体の表裏両面を構成する金属パネル21をフレー
ム20の上下から挟み込んで固定する。フレーム20の
2本のフォーク部39と基板22の第2の入出力インタ
ーフェース4側のコネクタ部とで、メモリーカード2を
差し込むことができる空間が構成される。メモリカード
2のガイド溝とフレーム20の各フォーク内方のガイド
とを位置合わせしてこの空間にメモリカード2を差し込
むと、コネクタ17と第2の入出力インターフェース4
側のコネクタ部とを接続することができる。
【0041】また、フレーム20の両フォーク先端部に
はヘッドホンやマイクなどを接続可能な入出力端子14
と、制御スイッチ16が設けられている。フレーム20
の両フォーク内にはフレーム20から絶縁された金属配
線が施されており、この金属配線により入出力端子14
や制御スイッチ16は基板22上の電子部品23の所定
回路と電気的に接続されている。
【0042】次に、本実施の形態による音楽再生装置1
5の動作について図1乃至図4を用いて説明する。図4
は、PC1、音楽再生装置15、及びメモリカード2の
抜き差しの状態を示す図である。まず、図4に示す音楽
再生装置15がPC1のPCカードスロット31に挿入
され、メモリカード2が音楽再生装置15に差し込まれ
ている状態での動作について説明する。第1の入出力イ
ンターフェース3は、PC1から入力された例えばデー
タ信号のエラー検出/プロトコル処理等を行ったり、P
C1側が音楽再生装置15をデバイス認識するための制
御を行ったりする。このとき、第1の入出力インターフ
ェース3は、システム制御部7とPC1との第1の入出
力インターフェース3を介した制御手順を実現するため
に、システム制御部7から送出されたデータをPC1側
のPCMCIA−インターフェースに適するデータに変
換する。また、第1の入出力インターフェース3は、P
C1から送出され第1の入出力インタフェース3を介し
てパラレル変換されたデータやコマンドをシステム制御
部7が解釈できる形式に変換したり、システム制御部7
に適した電気的インタフェースに変換する処理を行う。
【0043】第2の入出力インターフェース4は、メモ
リカード2から入力された例えばデータ信号のエラー検
出/プロトコル処理等を行ったり、メモリカード2側が
音楽再生装置15をデバイス認識するための制御を行っ
たりする。このとき、第2の入出力インターフェース4
は、システム制御部7とメモリカード2との第2の入出
力インターフェース4を介した制御手順を実現するため
に、システム制御部7から送出されたデータをメモリカ
ード2側のインターフェースに適するデータに変換す
る。また、第2の入出力インターフェース4は、メモリ
カード2から送出されたデータやコマンドをシステム制
御部7が解釈できる形式に変換したり、システム制御部
7に適した電気的インタフェースに変換する処理を行
う。
【0044】このように本実施の形態による音楽再生装
置15は、PC1に設けられたPCカードドライブ装置
のスロット31に挿入して接続することにより、従来の
PCカードと同様のインターフェース動作を行う。な
お、本実施の形態では、第1の入出力インターフェース
3にPCMCIAの規格に準拠したPCカードインタフ
ェースを有する場合を例にとって説明しているが、既に
説明した他のPCカード、例えば、「Compact
Flash」、「Small PC Card」、「M
inituare Card」、「SmartMedi
a」、「MultiMedia Card」、「メモリ
ースティック」に用いられるインターフェースを第1の
入出力インターフェース3に持たせるようにしてもちろ
んよい。さらに第1の入出力インターフェース3は、P
Cカードインターフェースに限られず、USB(Uni
versal Serial Bus)規格に対応した
インターフェースでもよいし、あるいは、IEEE13
94規格に対応したインターフェース等で構成してもも
ちろんよい。
【0045】このように、メモリカード2を音楽再生装
置15に挿入後、PC1のPCカードスロット31に音
楽再生装置15を挿入して電気的に接続すると、PC1
のCPUと、メモリカード2内のコントローラを介して
カード認識情報のやり取りが行われる。そして、メモリ
カード2の接続を確認すると同時に、PC1から第1の
入出力インターフェース3のコネクタ内の所定の電源ピ
ンを介して、充電回路10に電圧が印加され、2次電池
11に電源が供給されると共に、2次電池11から各回
路に電力が供給される。
【0046】さて、上述のようなインターフェース動作
が完了したら、PC1に内蔵された磁気ディスク装置に
記憶されている音楽データを取り出して、第1の入出力
インターフェース3、信号線50、及び第2の入出力イ
ンターフェース4をこの順に経由してメモリカード2の
固体メモリヘ記録することが可能になる。
【0047】また、その逆に、メモリカード2内の音楽
データを取り出して、第2の入出力インターフェース
4、信号線50、及び第1の入出力インターフェース3
をこの順に経由してPC1に内蔵された磁気ディスク装
置に記録することが可能である。なお、これらのPC1
とメモリカード2との直接的なデータ転送において、転
送される音楽データに対してシステム制御部7を用いて
暗号化処理を施すことも可能である。PC1とメモリカ
ード2との間で音楽データの転送をする際の制御はシス
テム制御部7で行うが、システム制御部7による制御
は、PC1からの指示または制御スイッチ16からの指
示により開始される。
【0048】次に、入出力端子14の入力端子から音楽
データを入力して記録する場合について説明する。ま
ず、入力したアナログの音楽データはコーデック9によ
りデジタルデータに変換される。必要であれば既に説明
したDSP8によりデータ圧縮を行い、PC1の磁気デ
ィスク装置に記録する場合には、システム制御部7を介
して第1の入出力インターフェース3を活性化してPC
1側に音楽データを出力する。メモリカード2に記録す
る場合にも、必要であればDSP8によりデータ圧縮を
行い、システム制御部7を介して第2の入出力インター
フェース4を活性化してメモリカード2に音楽データを
出力する。なお、入出力端子14から入力する音楽デー
タには「ID3タグ」等の情報は付加されていない。そ
こで、制御スイッチ16を操作して、音楽テーブル18
に既に格納されている多数の周波数パターンから任意の
パターンを選択して、メモリカード2に記録される音楽
データに当該周波数パターンを示す情報を付加すること
も可能である。
【0049】次に、入出力端子14の出力端子にイヤフ
ォン等を接続して音楽を再生して聴く場合について説明
する。まず、PC1内の磁気ディスク装置に記録された
音楽データを再生するには、第1の入出力インターフェ
ース3を介して音楽データを入力する。入力された音楽
データは信号線52を通ってシステム制御部7を経由し
て、必要であれば既に説明したDSP8によるデータ伸
長を行い、コーデック9によりアナログの音楽データと
して出力する。メモリカード2に記録された音楽データ
を再生する場合も、第2の入出力インターフェース4を
介して音楽データを入力する点以外は上述と同様であ
る。
【0050】以上の動作においてシステム制御部7は、
音楽データの再生開始の指示を受け取ると、再生する曲
のID情報に基づいて音楽テーブル18から所定の周波
数パターンを選択し、当該曲の音楽データを所定の周波
数パターンで加工するようにDSP8あるいはコーデッ
ク9に指示する。DSP8あるいはコーデック9は指定
された周波数パターンに基づき原音に対するイコライザ
ーとして機能する。このように、曲毎のID情報に基づ
いて所定の周波数パターンが選択されて当該曲の音楽デ
ータを加工するので、ユーザ自身は何らの操作をしなく
ても自動的にイコライザー機能が働くようになる。
【0051】次に、PC1を用いて音楽テーブル18に
所望の周波数パターンを格納する手順について説明す
る。音楽テーブル18に格納される周波数パターンは、
PC1上でユーザが新規に作成し、あるいは既存の周波
数パターンを編集して音楽テーブル18内に格納するこ
とができるようになっている。従って、曲のジャンルの
雰囲気に合わせたり、再生スピーカの配置場所に依存し
た音質の変化を補正したり、ユーザ独自の好みで曲の質
感を変更したり、さらには、再生装置固有の再生音のバ
ラツキを補正したりする周波数パターンの新規作成ある
いは編集は、PC1上でシミュレーション等を用いて容
易に得ることができる。得られた周波数パターンは第1
の入出力インターフェース3を介してPC1から音楽テ
ーブル18に格納される。
【0052】また、システム制御部7は、制御スイッチ
16を通じてユーザからの記録/再生モードを切り替え
たり、記録/再生の媒体をPC1の磁気ディスクにする
かメモリカード2にするかを切り替えたりする制御を行
う。また、システム制御部7は表示器制御部5を制御し
て、制御スイッチ16からの指示に応じて表示器6に適
宜必要な情報を表示させる。また、以上の動作の最中に
おいて、PC1側から第1の入出力インターフェース3
を介して充電回路10に電圧が印加されており、2次電
池11は充電されながら音楽再生装置15内の各回路に
電力を供給している。
【0053】次に、図4において、音楽再生装置15が
PC1のPCカードスロット31から引き抜かれてお
り、メモリカード2は音楽再生装置15に差し込まれて
いる状態で音楽再生装置15を動作させる場合について
説明する。まず、制御スイッチ16をユーザが操作する
ことにより、音楽再生装置15の電源をオンにする指令
が入力されると、2次電池11から各回路に電力が供給
される。このとき、第1の入出力インターフェース3は
実質的に機能を停止するようにシステム制御部7による
制御が行われる。一方、第2の入出力インターフェース
4は、上述と同様の動作で、メモリカード2からのデー
タ信号等のエラー検出/プロトコル処理等を行ったり、
音楽再生装置15側がメモリカード2をデバイス認識す
るための制御を行ったりする。
【0054】入出力端子14の出力端子にイヤフォン等
を接続して、メモリカード2に記録されている音楽デー
タを再生する際には、第2の入出力インターフェース
4、信号線52、及びシステム制御部7を経由して、ま
た、必要であればDSP8によるデータ伸長も行って、
コーデック9を介してアナログ音楽データを出力する。
【0055】また、入出力端子14の入力端子から音楽
データを入力して記録する場合は、入力されたアナログ
の音楽データをコーデック9でデジタルデータに変換す
る。必要であればDSP8によりデータ圧縮を行い、シ
ステム制御部7を介して第2の入出力インターフェース
4を活性化してメモリカード2に音楽データを出力す
る。
【0056】以上の動作において、システム制御部7は
音楽データの再生が開始されると、曲毎のID情報に基
づいて音楽テーブル18から所定の周波数パターンを選
択して当該曲の音楽データを加工するようにDSP8あ
るいはコーデック9に対し、選択した周波数パターンの
データを出力する。この場合においても曲毎のID情報
に基づいて所定の周波数パターンが選択されて当該曲の
音楽データが加工されので、ユーザ自身は何らの操作を
しなくても曲毎に所望のイコライザー機能を働かせるこ
とができる。
【0057】また、以上の動作において、システム制御
部7は、制御スイッチ16を通じてユーザからの記録/
再生モードを切り替えたり、記録/再生媒体を別のメモ
リカード2に切り替えるための制御を行う。また、シス
テム制御部7は表示器制御部5を制御して、制御スイッ
チ16からの指示に応じて表示器6に適宜必要な情報を
表示させる。以上の動作が実行されている間、2次電池
11から各回路に対して電力が供給され続ける。また、
本実施の形態による音楽再生装置15によれば、メモリ
カード2を差し替えることにより、複数の音楽データを
差し替えて聞くことができる。
【0058】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態において
は、第2の入出力インターフェース4を用いてメモリカ
ード2に音楽データを記録する例を示したが、本発明は
これに限られない。例えば、音楽再生装置15内に別の
記憶装置を内蔵するようにしてもよい。この場合、第2
の入出力インターフェース4を設けずに、つまり音楽再
生装置15内のみに音楽等を記憶する記憶装置を設けて
もよいし、第2の入出力インターフェース4と共に外部
のメモリカード2と併用するようにしてもよい。このよ
うな記憶装置を内蔵させることにより、PC1から音楽
再生装置15が引き抜かれて、且つメモリカード2がな
い場合でも音楽等の記録/再生ができるようになる。
【0059】また、上記実施の形態では、2次電池11
は音楽再生装置15内に固定されているが、本発明はこ
れに限られず、2次電池11を取り外し可能に搭載する
ようにしてもよい。2次電池11を取り外し可能にする
と、外部のACアダプタ及び充電器を用いて予備の2次
電池11を充電させることができるようになる。さら
に、2次電池11の代わりに乾電池を利用することも可
能である。但し、2次電池11と乾電池を併用するに
は、乾電池が用いられる際に充電回路10の充電機能を
停止させる機構を設けることが望ましい。
【0060】また、上記実施の形態では、MP3による
データ圧縮方式を例にとって説明した。従って、音楽テ
ーブル18内の周波数パターンを選択する際にMP3デ
ータファイル内のIDタグ3のID情報を利用している
が、本発明はもちろんこれに限られず、別のデータファ
イル形式でのID情報を利用することも可能である。
【0061】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ユーザ自
身が操作しなくても曲毎に所望のイコライザー機能が働
く音楽再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による音楽再生装置の概
略の構成を示すシステムブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による音楽再生装置で用
いられる周波数パターンの例を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態による音楽再生装置の概
略の構造を説明する図である。
【図4】本発明の一実施の形態による音楽再生装置の使
用方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 PC 2 メモリカード(CF) 3 第1の入出力インターフェース 4 第2の入出力インターフェース 5 表示器制御部 6 表示器 7 システム制御部 8 DSP 9 コーデック 10 充電回路 11 2次電池 12 昇圧回路 13 外部ACアダプタ端子 14 入出力端子 15 音楽再生装置 16 制御スイッチ 17 コネクタ 18 音楽テーブル 19、21 金属パネル 20 フレーム 22 基板 23 電子部品 38 ガイド溝 39 フォーク部 50、52、54、56、58 信号線 60 電源線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 店村 悠爾 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 石橋 満 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB05 CC08 FG02 FG18 GK04 GK07 JJ02 5D045 DB10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ID情報が付随したデジタルの音楽データ
    を情報処理装置から取り込む第1の入出力インターフェ
    ースと、 前記音楽データの圧縮又は伸長処理を行う圧縮/伸長処
    理部と、 圧縮された前記音楽データを記録媒体へ転送する第2の
    入出力インターフェースと、 予め記憶した複数の周波数パターンを格納した音楽テー
    ブルと、 前記ID情報に基づいて前記音楽テーブルから所定の前
    記周波数パターンを選択して前記音楽データを加工する
    加工部と、 加工された前記音楽データをアナログデータに変換して
    出力する出力部とを有することを特徴する音楽再生装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の音楽再生装置であって、 前記周波数パターンは、前記第1の入出力インターフェ
    ースを介して前記情報処理装置から前記音楽テーブルに
    格納されることを特徴とする音楽再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の音楽再生装置であ
    って、 前記記録媒体は固体メモリで構成されていることを特徴
    とする音楽再生装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の音楽再生装置であって、 前記記録媒体は前記第2の入出力インターフェースから
    抜き差し可能に設けられていることを特徴とする音楽再
    生装置。
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