JP2001014773A

JP2001014773A - 情報記録／再生装置

Info

Publication number: JP2001014773A
Application number: JP11179866A
Authority: JP
Inventors: Masaru Takayama; 勝高山; Sukeyoshi Ito; 祐義伊藤; Yuuji Tanamura; 悠爾店村; Mitsuru Ishibashi; 満石橋
Original assignee: TDK Corp
Current assignee: TDK Corp
Priority date: 1999-06-25
Filing date: 1999-06-25
Publication date: 2001-01-19

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、回転して情報を読み出す情報記録媒
体から再生用データを取得する情報記録／再生装置に関
し、ＰＣを介さずに音楽情報のコピーが可能で、且つ音
質の劣化を抑えつつコピーに要する時間を大幅に短縮さ
せた情報記録／再生装置を提供することを目的とする。【解決手段】システム制御部７により制御され、回転系
記録媒体との間でデータ転送を行う第１のインターフェ
ース３と、メモリカード２ａ、２ｂとの間でデータ転送
を行う第２のインターフェース４ａ、４ｂとを有してい
る。また、デジタルデータを加工するＤＳＰ８と、デジ
タルデータとアナログデータとの変換を行うコーデック
９とを有している。そして、これらの回路に電力を供給
する２次電池１１が内蔵されているように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、回転させて情報を
読み出す情報記録媒体から再生用データを取得する情報
記録／再生装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】音声や音楽の情報を記録／再生する情報
記録／再生装置の情報記録媒体として、一般に、磁気テ
ープ、コンパクトディスク（以下、ＣＤという）、ミニ
ディスク（以下、ＭＤという）、あるいは光磁気ディス
ク（以下、ＭＯという）等が用いられる。また、それら
の情報記録媒体を利用した情報記録／再生装置として種
々のオーディオ機器が用いられている。磁気テープ、Ｃ
Ｄ、ＭＤ、あるいはＭＯ等は回転させて音楽情報を再生
するため、オーディオ機器はこれら回転系記録媒体から
音楽情報を再生するための駆動機構を備えている。駆動
機構により記録媒体を回転させて情報を読み出すことに
より、記録媒体に記録された音楽をスピーカ等から再生
できるようになっている。

【０００３】これらオーディオ機器のうち、卓上型や据
え置き型のものは一般に複数の駆動機構を有しており、
一方の記録媒体に記録された音楽情報を他方の記録媒体
に複製する機能を備えている。また、音楽鑑賞用の携帯
型のオーディオ再生器は、一般に駆動機構が１つで、専
ら記録媒体から音楽情報を再生する機能だけを有してい
る。従って、記録媒体に新たに音楽情報を記録しようと
するには、卓上型や据え置き型のオーディオ機器が用い
られる。

【０００４】卓上型や据え置き型のオーディオ機器を用
いて、例えばＣＤに記録されたデジタルの音楽情報をＭ
Ｄにコピーしようとする場合には、ＣＤ及びＭＤをそれ
ぞれの駆動機構に載置して同時に回転駆動させ、ＣＤか
ら読み出した音楽情報をＭＤに書き込んでいく。また例
えば、磁気テープに記録された音楽情報をＭＤにコピー
する場合も同様に、それぞれを駆動機構に載置して同時
に回転駆動させ、磁気テープから読み出した音楽情報を
ＭＤに書き込んでいく。

【０００５】ところがこの方法では、コピーに要する時
間が音楽の再生時間とほぼ同じ程度かかるため、情報量
が大きい場合にはコピーに膨大な時間がかかってしまう
という問題がある。ＭＤへ情報を記録するには、ＭＤの
磁気記録面の所定位置にレーザ光を照射し、当該位置の
磁気記録素材の温度をキュリー点まで上昇させる必要が
あるが、このキュリー点に至るまでに要する時間を短縮
させるには種々の困難が伴う。従って、ＣＤ及びＭＤの
駆動系を同期させて回転速度を上げ、データの転送速度
を速くするだけではコピーに要する時間を大幅に短縮さ
せることはできない。また、アナログデータが記録され
た磁気テープを高速に回転させた場合には、無視できな
いノイズ成分がアナログデータに重畳してしまい音楽情
報が劣化してしまう。

【０００６】これに対して近年、短時間でデータを転送
可能な半導体素子からなる固体メモリを情報記録媒体と
して用いた携帯型のオーディオ再生装置が登場してい
る。このオーディオ再生装置は、パーソナル・コンピュ
ータ（以下、ＰＣと略称する）内の磁気ディスク装置
（以下、ＨＤＤという）に格納した音楽データを固体メ
モリに転送して記憶させ、スピーカあるいはイヤホンか
ら当該音楽データを再生して聴けるようになっている。

【０００７】音楽データは、ＷＡＶＥ（ＡＤＰＣＭ方
式：アナログ−デジタル・パルス・コード・モジュレー
ション方式）ファイルとして記憶すると、例えば１分間
の音楽で１０ＭＢ（メガバイト）程度の記憶容量が必要
となる。そこで、例えばＩＳＯ（国際標準化機構）が定
めたオーディオ圧縮技術の国際標準方式であるＭＰ３
（ＭＰＥＧ１ＡｕｄｉｏＬａｙｅｒ３）等を用い
て１ＭＢ／１分程度に音楽データを圧縮して固体メモリ
に記憶させるようにしている。

【０００８】この携帯型オーディオ再生装置を利用する
には、ＭＰ３の音楽データをＨＤＤに蓄積したＰＣが必
須である。ＰＣとオーディオ再生装置とはパラレル・イ
ンターフェース（Ｉ／Ｆ）、シリアルＩ／Ｆ、あるいは
ＰＣＭＣＩＡ（ＰｅｒｓｏｎａｌＣｏｍｐｕｔｅｒ
ＭｅｍｏｒｙＣａｒｄＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ
Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）規格に準拠したＰＣカード
Ｉ／Ｆ等により接続され、ＰＣ上で起動した転送ソフト
ウエアを用いてＨＤＤに記憶されたＭＰ３の音楽データ
を再生装置側のフラッシュメモリ等に転送するようにな
っている。このような固体メモリを搭載した携帯型オー
ディオ再生装置によれば、高い転送レートで音楽データ
をコピーできるようになる。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この携
帯型オーディオ再生装置に音楽データをコピーするため
には上述のようにＰＣを必ず接続しなければならないと
いう制約がある。さらに、コピーすべき音楽データは予
めＨＤＤ内に格納しておく必要があるため、ＣＤに記録
された音楽情報をコピーするには、ＰＣに取り付けられ
ているＣＤ駆動装置でＣＤを回転駆動してＨＤＤ内に音
楽データを取り込み、所定のソフトウエアを起動させて
当該音楽データをＭＰ３データに変換しておく作業が必
要となる。これらの作業は繁雑で面倒で時間もかかり、
結局のところ、コピーに要する時間を大して短縮するこ
とができないという問題を有している。

【００１０】本発明の目的は、ＰＣを介さずに音楽情報
のコピーが可能で、且つ音質の劣化を抑えつつコピーに
要する時間を大幅に短縮させた情報記録／再生装置を提
供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的は、回転させて
情報を読み出す情報記録媒体から再生用データを転送す
る第１のインターフェースと、前記再生用データに所定
の加工を施す処理装置と、加工された前記再生用データ
を固体メモリに転送して記録する第２のインターフェー
スと、前記再生用データを出力する再生部とを有するこ
とを特徴とする情報記録／再生装置によって達成され
る。本発明の情報記録／再生装置における前記処理装置
は、前記再生用データを圧縮又は伸長することを特徴と
する。また、前記再生用データは、音楽情報を含んでい
ることを特徴とする。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による情報
記録／再生装置を図１を用いて説明する。図１は本実施
の形態による情報記録／再生装置１の概略構成を示すブ
ロック図である。図１に示すように、情報記録／再生装
置１は、回転させて情報を読み取る情報記録媒体として
例えばＣＤ１８を駆動する駆動装置（図示せず）との間
でデジタルデータの転送を行う第１のインターフェース
３を有している。なお、本実施の形態では、情報記録／
再生装置１がＣＤ１８の駆動装置を内蔵しているものと
して説明するが、駆動装置を別ユニットとして第１のイ
ンターフェース３で接続するようにしてももちろんよ
い。

【００１３】さらに、情報記録／再生装置１は、情報記
録媒体として固体メモリを備えた２つのメモリカード２
ａ、２ｂとの間でデジタルデータの転送を行う第２のイ
ンターフェース４ａ、４ｂを有している。メモリカード
２ａ、２ｂはそれぞれ第２のインターフェース４ａ、４
ｂに対して抜き差し可能に取り付けられるようになって
いる。メモリカード２ａ、２ｂとしては、各種のメモリ
カード２、例えば、「ＣｏｍｐａｃｔＦｌａｓｈ（サ
ンディスク社の登録商標）（以下、ＣＦという）」や
「ＳｍａｒｔＭｅｄｉａ（（株）東芝の登録商標）」等
を用いることができる。ＣＦは、ＣＦＡ（Ｃｏｍｐａｃ
ｔＦｌａｓｈＡｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）により提唱
され、外形寸法が３６．４（ｍｍ）×４２．８（ｍｍ）
×３．３（ｍｍ）の小型フラッシュメモリカードであ
る。ＳｍａｒｔＭｅｄｉａは、ＳＳＦＤＣＦｏｒｕｍ
で規格化され、外形寸法が３７（ｍｍ）×４５（ｍｍ）
×０．６７（ｍｍ）で例えば２ＭＢ〜１６ＭＢ程度の容
量のフラッシュＥＥＰＲＯＭカードである。

【００１４】これらのメモリカード以外にも、外形寸法
が４５．０（ｍｍ）×４２．８（ｍｍ）×５．０（ｍ
ｍ）で、長さが従来のＰＣカードの約半分の大きさの
「ＳｍａｌｌＰＣＣａｒｄ」や、外形寸法が３８
（ｍｍ）×３３（ｍｍ）×３．５（ｍｍ）の「Ｍｉｎｉ
ａｔｕｒｅＣａｒｄ」、外形寸法が２４（ｍｍ）×３
２（ｍｍ）×１．４（ｍｍ）でＭｕｌｔｉＭｅｄｉａ
ＣａｒｄＡｓｓｏｃｉａｔｉｏｎの提唱する「ＭＭＣ
（ＭｕｌｔｉＭｅｄｉａＣａｒｄ）」、あるいは、外
形寸法が２１．５（ｍｍ）×５０（ｍｍ）×２．８（ｍ
ｍ）の「メモリースティック（ソニー（株）の商標）」
等のフラッシュＥＥＰＲＯＭカードを用いることも可能
である。

【００１５】さて、第１及び第２のインターフェース
３、４ａ、４ｂはシステム制御部７により制御され、ま
た、各インターフェースから転送される音楽データはシ
ステム制御部７を介して別のインターフェース、あるい
は再生出力部へ転送されるようになっている。システム
制御部７は、第１及び第２のインターフェース３、４
ａ、４ｂの制御の他、装置１内の各回路に対する制御も
行うようになっている。

【００１６】情報記録／再生装置１は、例えば液晶表示
装置からなる表示器６を有している。表示器６は、表示
制御部５と電気的に接続され、再生している音楽の曲
名、曲の再生時間、電池の残量等を表示することができ
るようになっている。これらの表示データは、第２のイ
ンターフェース４ａ、４ｂを介してメモリカード２ａ、
２ｂから読み出される音楽データに含まれている。シス
テム制御部７は、読み出した音楽データからこれらの表
示データを表示制御部５に送る。表示制御部５は送られ
てきた表示データが表示器６上で所定の表示がなされる
ように液晶表示装置を制御する。

【００１７】また、情報記録／再生装置１はオーディオ
用ＤＳＰ８とコーデック９とを有している。オーディオ
用ＤＳＰ８及びコーデック９はシステム制御部７から制
御されるようになっている。ＤＳＰ８は、システム制御
部７の制御により、システム制御部７から入力された音
楽データの圧縮／伸長処理や、必要に応じてエフェクト
処理などのデータの加工を行う。加工したデータは、シ
ステム制御部７に再び戻されるか、あるいはコーデック
９に出力される。本実施の形態によるＤＳＰ８は、種々
のデータフォーマットで作成された複数の音楽データを
再生できるようにするため、各データフォーマットに対
応した複数のデコーダ機能を有している。従って例え
ば、メモリカード２ａにＭＰ３データが記録され、メモ
リカード２ｂにＴｗｉｎＶＱ（ＮＴＴ社が開発したデー
タ圧縮方式）による音楽データが記録され、ＣＤ１８に
はＷＡＶＥデータが記録されているとしても、システム
制御部７の制御によりそれら全てに対応して記録／再生
ができるようになっている。

【００１８】コーデック９の出力端は入出力端子１４に
接続されている。この入出力端子１４からアナログデー
タとして音楽を出力したり、逆にアナログの音楽データ
を入力してデジタルデータに変換するように、コーデッ
ク９には、Ｄ／Ａ（デジタル−アナログ）コンバータと
Ａ／Ｄ（アナログ−デジタル）コンバータが内蔵されて
いる。

【００１９】音楽を再生する際にシステム制御部７が受
け取った音楽データは、ＭＰ３等の圧縮処理がされてい
ればＤＳＰ８に送られて伸長処理が行われる。伸長処理
された音楽データは、コーデック９に送られて入出力端
子１４からアナログの音楽信号として出力される。圧縮
処理を受けていない音楽データは、システム制御部７か
ら直接コーデック９に入力され、入出力端子１４からア
ナログの音楽信号として出力される。

【００２０】入出力端子１４に入力したアナログ音楽デ
ータは、コーデック９でデジタルデータに変換された
後、データ圧縮を施して記録する場合にはＤＳＰ８に送
られる。ＤＳＰ８に送られた音楽データは、所定の圧縮
処理を施された後システム制御部７に送られる。非圧縮
データとして記録する場合には、ＤＳＰ８を介さず直接
システム制御部７にデータが出力される。システム制御
部７に送られた記録用の音楽データは、システム制御部
７の制御により、第２の入出力インターフェース４ａ、
４ｂのいずれかを介してメモリカード２ａ又は２ｂに出
力されて記録される。

【００２１】また、システム制御部７には、情報記録／
再生装置１の使用者が利用する制御スイッチ１６からの
信号が入力するようになっている。制御スイッチ１６
は、具体的には、情報記録／再生装置１の筐体外部に設
けられた機械的なスイッチでもよいし、入出力端子１４
の出力端子に接続されたヘッドフォンやイヤフォンのケ
ーブル途中に設けたリモコンスイッチ等であってもよ
い。制御スイッチ１６には必要に応じて種々のスイッチ
ング機能を備えることが可能である。例えば、情報記録
／再生装置１の電源のオン／オフを切り替えたり、記録
モードと再生モードとを切り替えたり、再生する音楽デ
ータを切り替えたり、あるいは曲飛ばしを行ったりする
ための信号をシステム制御部７に送出するようにしても
よい。あるいは、既に説明した表示器６に表示させる表
示データを切り替えるための信号をシステム制御部７に
送出してもよい。システム制御部７は、制御スイッチ１
６からの信号を受けて所望の状態になるように各回路を
制御する。

【００２２】次に、情報記録／再生装置１の電源につい
て説明する。情報記録／再生装置１には、情報記録／再
生装置１内の各回路に電力を供給するための２次電池１
１が内蔵されている。２次電池１１としては、例えばニ
ッケル水素電池やリチウムイオンなどを用いることがで
きる。また、情報記録／再生装置１は、２次電池１１を
充電するための充電回路１０も内蔵している。充電回路
１０は外部ＡＣアダプタ端子１３に接続されている。外
部ＡＣアダプタ端子１３にＡＣアダプタの出力端子を接
続することにより充電回路１０に所定の電圧を印加して
２次電池１１を充電することができるようになってい
る。

【００２３】また、２次電池１１を充電しつつ２次電池
１１側から各回路に対して、例えば２．４Ｖの電圧を印
加することができるようになっている。また、２次電池
１１の出力端は昇圧回路１２にも接続されており、昇圧
回路１２からは３．３Ｖの電圧が各回路に印加できるよ
うになっている。

【００２４】次に、本実施の形態による情報記録／再生
装置１の動作について説明する。まず、制御スイッチ１
６を使用者が操作することにより、情報記録／再生装置
１の電源をオンにする指令が入力されると、２次電池１
１から各回路に電力が供給される。第１のインターフェ
ース３は、図示しないＣＤ駆動装置から入力されたＣＤ
１８の音楽情報のデータ信号のエラー検出やプロトコル
処理を行い、また、ＣＤ駆動装置から送出されたデータ
をシステム制御部７が解釈できる形式に変換したり、シ
ステム制御部７に適した電気的インタフェースに変換す
る処理を行う。

【００２５】第２のインターフェース４ａ、４ｂは、メ
モリカード２から入力された音楽情報のデータ信号のエ
ラー検出やプロトコル処理を行い、また、メモリカード
２側が情報記録／再生装置１をデバイス認識するための
制御を行ったりする。このとき、第２のインターフェー
ス４ａ、４ｂは、システム制御部７とメモリカード２
ａ、２ｂとの制御手順を実現するために、システム制御
部７から送出されたデータをメモリカード２ａ、２ｂ側
のインターフェースに適するデータに変換する。また、
第２のインターフェース４ａ、４ｂは、メモリカード２
ａ、２ｂから送出されたデータやコマンドをシステム制
御部７が解釈できる形式に変換したり、システム制御部
７に適した電気的インタフェースに変換する処理を行
う。

【００２６】上述のようなインターフェース動作が完了
したら、ＣＤ１８に記憶されている音楽データを第１の
インターフェース３、システム制御部７、及び第２のイ
ンターフェース４ａ、４ｂを経由してメモリカード２
ａ、２ｂの何れかの固体メモリヘ記録することが可能に
なる。メモリカード２ａ、２ｂの何れのカードにデータ
を記録させるのかは制御スイッチ１６と表示器６により
設定する。

【００２７】また、ＣＤ１８からの音楽データにデータ
圧縮処理を施す場合には、システム制御部７に入力した
音楽データをＤＳＰ８に渡して圧縮処理を施してから第
２のインターフェース４ａ、４ｂを経由してメモリカー
ド２ａ、２ｂの何れかに記録する。さらに、ＣＤ１８の
音楽情報をメモリカード２ａ、２ｂに転送する際、転送
される音楽データに対してシステム制御部７を用いて暗
号化処理を施すことも可能である。ＣＤ１８とメモリカ
ード２ａ、２ｂとの間で音楽データの転送をする際の制
御はシステム制御部７で行うが、システム制御部７によ
る制御は制御スイッチ１６からの指示により開始され
る。

【００２８】次に、入出力端子１４の入力端子から音楽
データを入力して記録する場合について説明する。ま
ず、入力したアナログの音楽データはコーデック９によ
りデジタルデータに変換される。必要であれば既に説明
したＤＳＰ８によりデータ圧縮を行い、データの書き込
みが可能なＣＤ（以下、ＣＤ−Ｒという）を図示しない
ＣＤ駆動装置が制御可能であれば、システム制御部７を
介して第１のインターフェース３を活性化してＣＤ−Ｒ
に音楽データを出力する。メモリカード２ａ、２ｂに記
録する場合にも、必要であればＤＳＰ８によりデータ圧
縮を行い、システム制御部７を介して第２のインターフ
ェース４ａ、４ｂを活性化してメモリカード２ａ、２ｂ
の少なくともいずれか一方に音楽データを出力する。

【００２９】次に、入出力端子１４の出力端子にイヤフ
ォン等を接続して音楽を再生して聴く場合について説明
する。まず、ＣＤ駆動装置内のＣＤ１８に記録された音
楽データを再生するには、第１のインターフェース３を
介して音楽データを入力する。入力された音楽データが
ＷＡＶＥデータならシステム制御部７を経由してコーデ
ック９によりアナログの音楽データに変換して入出力端
子１４の出力端子から出力する。メモリカード２ａ、２
ｂに記録された音楽データを再生する場合は、第２のイ
ンターフェース４を介して音楽データを入力する。入力
された音楽データがＭＰ３データであればシステム制御
部７を介してＤＳＰ８に入力してデータ伸長を施した
後、コーデック９によりアナログの音楽データに変換し
て入出力端子１４の出力端子から出力する。メモリカー
ド２ａ、２ｂに記録された音楽データに圧縮処理がなさ
れていない場合には、ＤＳＰ８による伸長処理は行わな
いので、当該音楽データはシステム制御部７から直接コ
ーデック９に出力される。

【００３０】以上の動作において、システム制御部７
は、制御スイッチ１６を通じて使用者からの記録／再生
モードを切り替えたり、記録／再生の媒体をＣＤ１８に
するかメモリカード２ａ、２ｂにするかを切り替えたり
する制御を行う。また、システム制御部７は表示制御部
５を制御して、制御スイッチ１６からの指示に応じて表
示器６に適宜必要な情報を表示させる。

【００３１】また、以上の動作の最中において、ＡＣア
ダプタが外部ＡＣアダプタ入力端子１３に接続されてい
る場合には、充電回路１０に電圧が印加されており、２
次電池１１は充電されながら情報記録／再生装置１内の
各回路に電力を供給している。以上の動作において、シ
ステム制御部７は、制御スイッチ１６を通じて使用者か
らの記録／再生モードを切り替えたり、記録／再生媒体
を別のメモリカード２に切り替えるための制御を行う。
また、システム制御部７は表示制御部５を制御して、制
御スイッチ１６からの指示に応じて表示器６に適宜必要
な情報を表示させる。以上の動作が実行されている間、
２次電池１１から各回路に対して電力が供給され続け
る。

【００３２】以上説明したように、本実施の形態による
情報記録／再生装置である情報記録／再生装置１によれ
ば、音楽データをコピーする際にＰＣを必要とせず、例
えばＣＤに記録された音楽情報を直接転送してＭＰ３デ
ータに変換して固体メモリに記録することができるよう
になる。この作業は極めて簡単なスイッチ操作で行うこ
とができるため、コピーに要する時間を大幅に短縮する
ことができるようになる。

【００３３】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態において
は、第２のインターフェース４ａ、４ｂを用いてメモリ
カード２ａ、２ｂに音楽データを記録する例を示した
が、本発明はこれに限られない。例えば、情報記録／再
生装置１に固体メモリからなる記憶装置を内蔵するよう
にしてもよい。この場合、第２のインターフェース４
ａ、４ｂを設けずに、つまり情報記録／再生装置１内の
みに音楽等を記憶する記憶装置を設けてもよいし、第２
のインターフェース４ａ、４ｂと共に外部のメモリカー
ド２ａ、２ｂと併用するようにしてもよい。

【００３４】また、上記実施の形態では、２次電池１１
は情報記録／再生装置１内に固定されているが、本発明
はこれに限られず、２次電池１１を取り外し可能に搭載
するようにしてもよい。２次電池１１を取り外し可能に
すると、外部のＡＣアダプタ及び充電器を用いて予備の
２次電池１１を充電させることができるようになる。

【００３５】さらに、２次電池１１の代わりに乾電池を
利用することも可能である。但し、２次電池１１と乾電
池を併用するには、乾電池が用いられる際に充電回路１
０の充電機能を停止させる機構を設けることが望まし
い。

【００３６】また、上記実施の形態は、最良の実施形態
として音楽情報を記録／再生する場合を例にとって説明
したが、本発明はこれに限られず、ワード・プロセッシ
ングや表計算のデータ、あるいはデジタル・カメラなど
のデジタル画像データなど音楽データとは異なる各種デ
ータに対して記録／再生を行う場合に適用することが可
能である。

【００３７】

【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ＰＣを介
さずに音楽情報のコピーが可能で、且つ音質の劣化を抑
えつつコピーに要する時間を大幅に短縮させた情報記録
／再生装置を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態による情報記録／再生装
置の概略の構成を示すシステムブロック図である。

【符号の説明】

１情報記録／再生装置２ａ、２ｂメモリカード３第１のインターフェース４ａ、４ｂ第２のインターフェース５表示制御部６表示器７システム制御部８ＤＳＰ９コーデック１０充電回路１１２次電池１２昇圧回路１３外部ＡＣアダプタ端子１４入出力端子１６制御スイッチ１８ＣＤ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者店村悠爾東京都中央区日本橋一丁目13番１号ティーディーケイ株式会社内 (72)発明者石橋満東京都中央区日本橋一丁目13番１号ティーディーケイ株式会社内Ｆターム(参考） 5D066 EA01 EA19 EA27 9A001 BZ03 EE04 HH15 KZ43

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】回転させて情報を読み出す情報記録媒体か
ら再生用データを転送する第１のインターフェースと、前記再生用データに所定の加工を施す処理装置と、加工された前記再生用データを固体メモリに転送して記
録する第２のインターフェースと、前記再生用データを出力する再生部とを有することを特
徴とする情報記録／再生装置。
【請求項２】請求項１記載の情報記録／再生装置であっ
て、前記処理装置は、前記再生用データを圧縮又は伸長する
ことを特徴とする情報記録／再生装置。
【請求項３】請求項１又は２に記載の情報記録／再生装
置であって、前記再生用データは、音楽情報を含んでいることを特徴
とする情報記録／再生装置。