JPH0963179A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH0963179A
JPH0963179A JP21362395A JP21362395A JPH0963179A JP H0963179 A JPH0963179 A JP H0963179A JP 21362395 A JP21362395 A JP 21362395A JP 21362395 A JP21362395 A JP 21362395A JP H0963179 A JPH0963179 A JP H0963179A
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JP
Japan
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recording
toc information
circuit
static ram
ram
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JP21362395A
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Inventor
Yukihiko Haikawa
幸彦 配川
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TOC情報のバックアップに、バックアップ
専用のスタティックラムを設けると、装置のコストアッ
プ、及び部材点数の増加を招来する。そこで、記録再生
処理に用いられているスタティクラムを用いてTOC情
報をバックアップし、装置のコスト削減、部材点数の削
減を図る。 【解決手段】 システムコントローラ12の指示によ
り、ショックプルーフ用ダイナミックRAM5のTOC
情報をデータ圧縮伸長回路6のワーク用スタティックR
AM18に転送するDMA制御回路部17と、ワーク用
スタティックRAM18を電気的にバックアップするバ
ックアップ用電池19とを設ける。システムコントロー
ラ12は、停電検出回路16にて電源電圧の低下が検出
されると、ショックプルーフ用ダイナミックRAM5か
らワーク用スタティックRAM18へとTOC情報の転
送を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽信号を時間軸
圧縮した後に記録媒体に記録し、また該記録媒体に圧縮
記録されているデータを伸長して音楽信号を再生する、
例えばミニディスク(MD)装置等の記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】記録媒体である例えばMDは、その記録
領域に、音楽データを記録する音楽データ領域と、ここ
に記録された音楽データを管理するためのTOC(Tabl
e Of Contents)情報を記録するTOC領域とを有してい
る。
【0003】このようなMDに対して記録再生を行う従
来のMD装置は、例えば図3に示すように、光ピックア
ップ21、RFアンプ22と、エンコーダ/デコーダ信
号処理回路23と、メモリコントローラ24と、ショッ
クプルーフ用ダイナミックRAM(Random Access Memo
ry) 25と、データ圧縮伸長回路26と、コンバータ2
7と、送りモータ28と、スピンドルモータ29と、ド
ライブ回路30と、サーボ回路31と、システムコント
ローラ32と、通常電源33と、磁気ヘッド35と、停
電検出回路36と、ワーク用スタティックRAM37
と、バックアップ用スタティックRAM38と、バック
アップ用電池39とを備えている。
【0004】このようなMD装置では、再生時、システ
ムコントローラ32の制御下、MD34の音楽データ領
域から時間軸圧縮された音楽データのRF信号が光ピッ
クアップ21にて読み取られ、RFアンプ22、エンコ
ーダ/デコーダ信号処理回路23を通過して所定の信号
処理が施された後、メモリコントローラ24により一時
的にショックプルーフ用ダイナミックRAM25に保持
され、その後、データ圧縮伸長回路26にて時間軸伸長
され、コンバータ27を経てディジタル信号からアナロ
グ信号に変換された後、曲として出力される。
【0005】一方、記録時は、システムコントローラ3
2の制御下、曲はコンバータ27を経てディジタル化さ
れた後、データ圧縮伸長回路26にて時間軸圧縮され、
システムコントローラ24にて一時的にショックプルー
フ用ダイナミックRAM25に保持され、その後、エン
コーダ/デコーダ信号処理回路23、RFアンプ22を
通過して所定の処理が施された後、記録手段である磁気
ヘッド35と光ピックアップ21とでMD34の音楽デ
ータ領域に記録される。
【0006】上記ショックプルーフ用ダイナミックRA
M25は、音楽データの記録再生時に、データを一時的
に記憶させることで、エンコーダ/デコーダ信号処理回
路23側とデータ圧縮伸長回路26側における処理速度
の差を吸収すると共に、この速度差を利用して外乱等の
衝撃発生時の圧縮データの保護を行うことを目的として
設けられたものであり、その書き込み動作及び読み出し
動作は、メモリコントローラ24にて制御される。
【0007】また、このショックプルーフ用ダイナミッ
クRAM25は、システムコントローラ32の外部RA
Mとしても用いられている。システムコントローラ32
は、MD34がローディングされると、直ちにMD34
からTOC情報を読み出させ、読み出させたTOC情報
を外部RAMであるショックプルーフ用ダイナミックR
AM25に記憶させ、MD34を管理する。また、記録
時においては、音楽信号や操作者のキー操作によってT
OC情報を生成し、生成したTOC情報を、外部RAM
であるショックプルーフ用ダイナミックRAM25に一
時的に退避させ、音楽データのMD34への記録終了時
にMD34のTOC領域に記録させる。
【0008】このようなショックプルーフ用ダイナミッ
クRAM25に記憶されているTOC情報は、たとえ再
生途中や記録途中に電源が切れても失われないようにバ
ックアップすることが必要である。もしも、TOC情報
のバックアップ機能が無いと、記録時に電源が切れた場
合、既にMD34に記録した音楽データと、MD34に
記録されているTOC情報とに食い違いが発生すること
となり、また、再生時に電源が切れた場合は、次に電源
がONされたときに一々MD34のTOC情報を読み出
さなければならなくなる。
【0009】そこで、上述したように、従来のMD装置
には、TOC情報をバックアップするために、停電検出
回路36、バックアップ用スタティックRAM38、及
びバックアップ用電池39が備えられている。停電検出
回路36にて電源電位が所定の値より低下したことが検
出されると、システムコントローラ32は、ショックプ
ルーフ用ダイナミックRAM25のTOC情報をバック
アップ用スタティックRAM38に転送させる。バック
アップ用スタティックRAM38は、バックアップ用電
池39にて電気的にバックアップされるので、ここに転
送されたTOC情報は保持される。そして、次に電源が
ONになったときに、システムコントローラ32は、バ
ックアップ用スタティックラム38のTOC情報を再び
ショックプルーフ用ダイナミックRAM25に転送させ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のMD装置では、TOC情報をバックアップするた
めに、バックアップ用スタティック38といった、バッ
クアップ専用の高価なスタティックRAMが必要であ
る。そのため、装置のコストアップ、及び部品点数の増
加を招来するといった問題が発生している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
記録再生装置は、上記の課題を解決するために、音楽デ
ータ等の主情報を記録する領域の他に、該主情報を管理
するTOC情報を記録する領域が設けられた記録媒体の
記録再生装置において、主情報の記録再生処理とTOC
情報の管理処理とに兼用されるダイナミックラムに記憶
されているTOC情報を、主情報の記録再生処理に用い
られるスタティックラムに転送させるTOC情報転送手
段と、上記スタティックラムを電気的にバックアップす
るバックアップ手段と、TOC情報のバックアップが必
要となった場合に、ダイナミックラムのTOC情報がス
タティックラムに転送されるように上記TOC情報転送
手段を制御する制御手段とが備えられていることを特徴
としている。
【0012】本発明は、電源が切られ、TOC情報のバ
ックアップが必要なとき、主情報の記録再生処理は行わ
れず、記録再生処理に用いられるスタティックラムが使
用されていないことに着目して成されたものである。こ
れによれば、TOC情報のバックアップが必要な場合、
制御手段の指示により、TOC情報転送手段がダイナミ
ックラムのTOC情報を主情報の記録再生処理に用いら
れるスタティックラムに転送する。このスタティックラ
ムは、バックアップ手段にて電気的にバックアップされ
ており、転送されたTOC情報は保持される。したがっ
て、TOC情報を記録再生処理に用いられるスタティッ
クラムを利用してバックアップするので、従来の装置の
ように、TOC情報をバックアップするためだけの専用
のスタティックラムを別途設ける必要がなく、コスト削
減が可能となる。
【0013】本発明の請求項2記載の記録再生装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1の構成におい
て、上記のスタティックラムは、データ圧縮伸長回路に
備えられたワーク用スタティックラム、又はエンコーダ
/デコーダ信号処理回路に備えられたワーク用スタティ
ックラムであり、上記のTOC情報転送手段は、上記ダ
イナミックラムを制御するメモリコントローラ、上記エ
ンコーダ/デコーダ信号処理回路、及び上記データ圧縮
伸長回路を搭載する大規模集積回路に搭載されているこ
とを特徴としている。
【0014】これによれば、TOC情報転送手段が、エ
ンコーダ/デコーダ信号処理回路、データ圧縮伸長回
路、及びダイナミックラムを制御するメモリコントロー
ラを搭載する大規模集積回路に一緒に搭載されるので、
部品点数の削減が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明をMD(ミニディスク)装
置に適用した実施の一形態について図1、図2に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
【0016】本実施の形態に係るMD装置は、図1に示
すように、光ピックアップ1、RFアンプ2と、エンコ
ーダ/デコーダ信号処理回路3と、メモリコントローラ
4と、ショックプルーフ用ダイナミックRAM5と、デ
ータ圧縮伸長回路6と、コンバータ7と、送りモータ8
と、スピンドルモータ9と、ドライブ回路10と、サー
ボ回路11と、システムコントローラ12と、通常電源
13と、磁気ヘッド15と、停電検出回路16と、DM
A(Direct Memory Access) 制御回路部17と、ワーク
用スタティックRAM18と、バックアップ用電池19
とを備えており、記録媒体であるMD14に対して、情
報の記録再生を行うものである。
【0017】MD14は、音楽データ(主情報)を記録
する記録領域である音楽データ領域と共に、音楽データ
を管理するためのTOC情報を記録するTOC領域を備
えている。
【0018】光ピックアップ1は、再生時、上記MD1
4に光を照射し、MD14からの反射光を取り込むこと
で、MD14の音楽データ領域に記録されたRF信号
(変調された音楽データ)を、例えば毎秒1.4Mビッ
トの速度で読み取るようになっている。また、光ピック
アップ1は、MD14がローディングされた際、同様
に、MD14のTOC領域に記録されたRF信号(変調
されたTOC情報)を読み取るようになっている。ま
た、光ピックアップ1は、記録時、MD14に光を照射
して、RFアンプ2から転送されたRF信号が磁気ヘッ
ド15にて書き込まれるべき位置を示すようになってい
る。
【0019】RFアンプ2は、再生時、光ピックアップ
1により読み取られた音楽データ領域のRF信号を増幅
して、エンコーダ/デコーダ信号処理回路3に転送する
と共に、RF信号からフォーカスエラー信号およびトラ
ッキングエラー信号等のサーボ制御信号を生成してサー
ボ回路11に転送するようになっている。また、RFア
ンプ2は、同様に、光ピックアップ1により読み取られ
たTOC領域のRF信号も増幅して、エンコーダ/デコ
ーダ信号処理回路3に転送するようになっている。ま
た、RFアンプ2は、記録時、エンコーダ/デコーダ信
号処理回路3からの音楽データやTOC情報の信号を増
幅し、光ピックアップ1と磁気ヘッド15とに転送する
ようになっている。
【0020】エンコーダ/デコーダ信号処理回路3は、
再生時、音楽データ領域のRF信号を復調して音楽デー
タに変換し、その音楽データに誤り訂正等の所定の処理
を施してメモリコントローラ4に転送するようになって
いる。また、エンコーダ/デコーダ信号処理回路3は、
TOC情報の処理等を行うためにシステムコントローラ
12と通信可能に設けられており、TOC領域のRF信
号を復調してTOC情報に変換し、誤り訂正等の所定の
処理を施してメモリコントローラ4に転送するようにな
っている。また、エンコーダ/デコーダ信号処理回路3
は、記録時、メモリコントローラ4から入力される音楽
データ、TOC情報を変調してRF信号に変換すると共
に誤り訂正信号を付加して、RFアンプ2に転送するよ
うになっている。
【0021】メモリコントローラ4は、システムコント
ローラ12の指示に従ってショックプルーフ用ダイナミ
ックRAM5の書き込み動作及び読み取り動作を制御す
るものである。メモリコントローラ4は、再生時、エン
コーダ/デコーダ信号処理回路3から転送された音楽デ
ータをショックプルーフ用ダイナミックRAM5に書き
込むと共に、ショックプルーフ用ダイナミックRAM5
から出力された音楽データをデータ圧縮伸長回路6に転
送するようになっている。また、メモリコントローラ4
は、MD14のローディング時、エンコーダ/デコーダ
信号処理回路3から転送されたTOC情報をショックプ
ルーフ用ダイナミックRAM5に書き込むようになって
いる。また、メモリコントローラ4は、記録時、データ
圧縮伸長回路6から転送された音楽データをショックプ
ルーフ用ダイナミックRAM5に書き込むと共に、ショ
ックプルーフ用ダイナミックRAM5から出力された音
楽データをエンコーダ/デコーダ信号処理回路3に転送
するようになっている。また、メモリコントローラ4
は、システムコントローラ12にて生成されたTOC情
報を、ショックプルーフ用ダイナミックRAM5に転送
するようになっている。さらに、メモリコントローラ4
は、音楽データのMD14への記録が終了した時点で、
ショックプルーフ用ダイナミックRAM5からTOC情
報を読み出して、エンコーダ/デコーダ信号処理回路3
へと転送するようになっている。
【0022】ショックプルーフ用ダイナミックRAM5
(ダイナミックラム)は、エンコーダ/デコーダ信号処
理回路3、もしくはデータ圧縮伸長回路6から転送され
た音楽データを一時的に保持する半導体メモリであり、
通常1Mビットのものが用いられる。このショックプル
ーフ用ダイナミックRAM5は、エンコーダ/デコーダ
信号処理回路3とデータ圧縮伸長回路6との間に配され
ており、再生時は、エンコーダ/デコーダ信号処理回路
3から出力される音楽データの転送速度と、データ圧縮
伸長回路6に入力される音楽データの転送速度との差を
吸収すること、及び振動等の外乱にて再生の中断を防止
するために音楽データを保護することを目的として設け
られ、記録時は、データ圧縮伸長回路6から出力される
音楽データの転送速度と、エンコーダ/デコーダ信号処
理回路3に入力される音楽データの転送速度との差を吸
収することを目的として設けられている。そして、ショ
ックプルーフ用ダイナミックRAM5は、再生時、入力
側でのデータ転送速度により約4秒の書き込みでメモリ
容量が満たされ、出力側でのデータ転送速度によりメモ
リ内の満たされた音楽データを約12秒で読み出すよう
に制御される。また、記録時は、入力側でのデータ転送
速度により約12秒の書き込みでメモリ容量が満たさ
れ、出力側でのデータ転送速度によりメモリ内の満たさ
れた音楽データを約4秒で読み出すように制御される。
【0023】また、このショックプルーフ用ダイナミッ
クRAM5は、システムコントローラ12の外部RAM
としても使用され、ローディング時、MD14のTOC
領域から読みだ出されたTOC情報が書き込まれるよう
になっている。また、ショックプルーフ用ダイナミック
RAM5には、記録時、音楽信号又は操作者のキー操作
によってシステムコントローラ12によって生成された
MD14に記録すべきTOC情報が一時的に書き込まれ
るようになっている。
【0024】データ圧縮伸長回路6は、再生時、ATR
AC(Adaptive Transform Acoustic Coding) 方式によ
り時間軸圧縮された音楽データの圧縮を解いて、音楽デ
ータを元の大きさに伸長する回路であり、毎秒0.3M
ビットの速度でデータ伸長処理を行い、コンバータ7の
D/Aコンバータに転送するようになっている。また、
データ圧縮伸長回路6は、記録時、コンバータ7のA/
Dコンバータから転送される音楽データを、ATRAC
方式にて時間軸圧縮し、メモリコントローラ4に転送す
るようになっている。
【0025】このデータ圧縮伸長回路6は、DSP(Di
gital Signal Process) 構成になっており、ワーク用ス
タティックRAM8(スタティックラム)18を備えて
いる。そして、本MD装置の場合、このワーク用スタテ
ィックRAM18にはバックアップ用電池(バックアッ
プ手段)19がスイッチSW1を介して接続されてお
り、ワーク用スタティックRAM18は通常電源13が
OFFされたとき、このバックアップ用電池19により
電気的にバックアップされるようになっている。
【0026】コンバータ7は、D/AコンバータとA/
Dコンバータとからなり、D/Aコンバータは、再生時
にデータ圧縮伸長回路6から転送された音楽データをデ
ィジタル信号からアナログ信号に変換し、一方、A/D
コンバータは記録時に音楽信号等のアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するものである。
【0027】送りモータ8は、光ピックアップ1をMD
14の記録トラック(図示せず)に直交する方向へ移動
させるためのモータであり、スピンドルモータ9は、M
D14を回転させるためのモータである。ドライブ回路
10は、送りモータ8と、スピンドルモータ9と、光ピ
ックアップ1の対物レンズ1aを駆動する図示しない駆
動装置とを動作させるために、これらに電力を供給する
ものである。
【0028】サーボ回路11は、光ピックアップ1から
出射される光をMD14の目標の記録トラックに追従さ
せる等の動作が正確に行われるように、ドライブ回路1
0により駆動される上記の各装置をフィードバック制御
する回路である。このサーボ回路11は、システムコン
トローラ12の指示に従って、RFアンプ2から転送さ
れたサーボ信号に基づいてフォーカス、トラッキングお
よびスピン等の制御量を決定し、その制御量を制御信号
としてドライブ回路10に転送するようになっている。
【0029】磁気ヘッド15は、記録時に、MD14の
記録領域における所定部位に磁界をかけて、MD14に
RFアンプ2から転送される音楽データやTOC情報の
RF信号を、上記光ピックアップ1が示す位置に記録す
るものである。通常電源13は、光ピックアップ1、R
Fアンプ2、エンコーダ/デコーダ信号処理回路3、ド
ライブ回路10、システムコントローラ12、及びサー
ボ回路11等の各部に電力を供給するものである。停電
検出回路16は、通常電源13の電圧を監視し、通常電
源13が所定電圧以下になると信号をシステムコントロ
ーラ12に転送するものである。
【0030】DMA制御回路部(TOC情報転送手段)
17は、図2に示すように、二つのスイッチSW2・S
W3と、DMA転送回路17aとを備えており、スイッ
チSW2は、ショックプルーフ用ダイナミックRAM5
の接続を、システムコントローラ12の指示により、メ
モリコントローラ4とDMA転送回路17aとの間で切
り換えるものである。また、スイッチSW3は、ワーク
用スタティックRAM18の接続を、システムコントロ
ーラ12の指示によりデータ圧縮伸長回路6とDMA転
送回路17aとの間で切り換えるものである。通常、ス
イッチSW2は、ショックプルーフ用ダイナミックRA
M5とメモリコントローラ4とを接続し、スイッチSW
3は、ワーク用スタティックRAM18とデータ圧縮伸
長回路6とを接続させている。DMA転送回路17a
は、ショックプルーフ用ダイナミックRAM5に記憶さ
れているTOC情報を、データ圧縮伸長回路6に設けら
れたワーク用スタティックRAM18へと転送し、ま
た、ワーク用スタティックRAM18に記憶されている
TOC情報をショックプルーフ用ダイナミックRAM5
へと転送するものである。
【0031】システムコントローラ12は、エンコーダ
/デコーダ信号処理回路3、メモリコントローラ4、サ
ーボ回路11を集中管理するマイクロコンピュータであ
る。そして、本MD装置の場合、このシステムコントロ
ーラ12は、本発明の制御手段として機能するものでも
あり、停電検出回路16からの信号入力により、ショッ
クプルーフ用ダイナミックRAM5に記憶されているT
OC情報を、データ圧縮伸長回路6に設けられたワーク
用スタティックRAM18へと転送する一方、次に電源
がONになったとき、ワーク用スタティックRAM18
に記憶されているTOC情報を、ショックプルーフ用ダ
イナミックRAM5に転送するように、上記DMA制御
回路部17を制御するようになっている。
【0032】そして、上記エンコーダ/デコーダ信号処
理回路3、メモリコントローラ4、データ圧縮伸長回路
5、及びDMA制御回路部17は、一つの大規模集積回
路に搭載されている。
【0033】次に、上記構成のMD装置におけるローデ
ィング時の動作、再生動作、記録動作、サーボ動作、T
OC情報のバックアップ動作を順に説明する。
【0034】ローディング時の動作: MD装置にMD
14が装着されると、システムコントローラ12の指示
により、光ピックアップ1がMD14のTOC領域に記
録されたRF信号を読み出す。読み出されたRF信号
は、RFアンプ2で増幅された後、エンコーダ/デコー
ダ信号処理回路3に送られ、復調、誤り訂正等の信号処
理が行われる。そして、復調されたTOC情報は、メモ
リコントローラ4にてショックプルーフ用ダイナミック
RAM5に記憶される。尚、このときの経路は、以下に
示す再生時の音楽データがショックプルーフ用ダイナミ
ックRAM5に記憶されるまでの経路と同じである。
【0035】再生動作: まずは、光ピックアップ1が
MD14の音楽データ領域のRF信号を読み出し、読み
出されたRF信号は、RFアンプ2で増幅されてエンコ
ーダ/デコーダ信号処理回路3に送られ、ここで復調、
誤り訂正等の所定の信号処理が施される。そして、復調
された音楽データは、メモリコントローラ4に転送され
る。メモリコントローラ4は、エンコーダ/デコーダ信
号処理回路3から転送された音楽データを、ショックプ
ルーフ用ダイナミックRAM5に書き込むと共に、書き
込んだ順に読み出してデータ圧縮伸長回路6に転送す
る。データ圧縮伸長回路6にて時間軸伸長された音楽デ
ータは、コンバータ7のD/Aコンバータにより元のア
ナログ信号に変換された後、図示しない出力部に転送さ
れ、音楽信号として出力される。
【0036】記録動作: 音声信号のアナログ信号が図
示しない入力部に入力されると、このアナログ信号はコ
ンバータ7のA/Dコンバータでディジタル信号に変換
された後、データ圧縮伸長回路6に転送される。データ
圧縮伸長回路6は、転送されてきた音楽データを所定の
圧縮率で時間軸圧縮してメモリコントローラ4に転送
し、メモリコントローラ4は、転送されてきた音楽デー
タを、ショックプルーフ用ダイナミックRAM5に書き
込むと共に、書き込んだ順に読み出してエンコーダ/デ
コーダ信号処理回路3に転送する。ここで、転送された
音楽データは、変調、誤り訂正符号を付加する等の所定
の信号処理が施された後、RFアンプ2に転送され、R
Fアンプ2にて増幅される。そして、光ピックアップ1
と磁気ヘッド15とが、RF信号をMD14における音
楽データ領域に記録する。そして、音楽データの記録が
終了した時点で、音楽データと同じ経路を通って、ショ
ックプルーフ用ダイナミックRAM5に記憶されていた
TOC情報が、MD14のTOC領域に記録される。シ
ョックプルーフ用ダイナミックRAM5のTOC情報
は、上述したように、音楽信号や操作者によるキー操作
にてシステムコントローラ12が生成し、ショックプル
ーフ用ダイナミックRAM5に一時的に退避させていた
ものである。
【0037】サーボ動作: 光ピックアップ1にて読み
取られ、RFアンプ2で増幅されたRF信号は、フィー
ドバック制御に用いるサーボ信号としてサーボ回路11
にも転送される。サーボ回路11は、システムコントロ
ーラ12の指示により、入力されたサーボ制御信号に基
づいて制御量を決定し、ドライバ回路10に対し制御信
号を転送する。この信号入力により、ドライバ回路10
は、その制御信号の大きさに応じて送りモータ8と、ス
ピンドルモータ9と、光ピックアップ1の対物レンズ1
aの駆動装置とをそれぞれ動作させる。これにより、光
ピックアップ1が目標の記録トラックにまで送られ、M
D14の回転数が所定の値に制御されると共に、対物レ
ンズ1aの位置が記録トラックを正確に追従するように
駆動されることとなる。
【0038】TOC情報のバックアップ動作: 電源が
切られ、通常電源13の電位が所定電位より低下する
と、停電検出回路16は、システムコントローラ12に
信号を出力する。システムコントローラ12は、停電検
出回路16から信号が入力されると、図2に示すよう
に、DMA制御回路部17のスイッチSW2・SW3を
それぞれa側からb側へと切り換え、DMA転送回路1
7aが動作して、ショックプルーフ用ダイナミックRA
M5のTOC情報をデータ圧縮伸長回路6のワーク用ス
タティックRAM18へと転送する。ワーク用スタティ
ックRAM18の電源は、スイッチSW1にて通常電源
13からバックアップ用電池19に切り換えられている
ので、ワーク用スタティックRAM18のメモリは保持
される。そして、次に電源がONになったときに、シス
テムコントローラ12は、上記とは逆にスイッチSW2
・SW3を切り換え、DMA転送回路17aが動作し
て、ワーク用スタティックRAM18に記録されている
TOC情報を再びショックプルーフ用ダイナミックRA
M5へと転送する。
【0039】以上のように、本MD装置においては、T
OC情報のバックアップが必要な場合、システムコント
ローラ12の指示により、DMA制御回路部17がショ
ックプルーフ用ダイナミックRAM5に記憶されている
TOC情報を、バックアップ用電池19にて電気的にバ
ックアップされる、データ圧縮伸長回路6のワーク用ス
タティックRAM18に転送するようになっている。し
たがって、従来の装置のように、TOC情報をバックア
ップするためだけのスタティックラムを別途設ける必要
がなく、コスト削減が可能となる。
【0040】さらに、本MD装置の場合、DMA制御回
路部17は、エンコーダ/デコーダ信号処理回路3、デ
ータ圧縮伸長回路6、及びメモリコントローラ4を搭載
する大規模集積回路に搭載されているので、部品点数や
コストの上昇を伴うことなく追加できる。
【0041】尚、この場合、DMA転送回路17aを動
作させる電源としては、転送処理が短時間で終了するた
め、通常電源13でもバックアップ用電池19の何れで
あってもよい。また、本実施の形態においては、データ
圧縮伸長回路6のワーク用スタティックRAM18を用
いてTOC情報のバックアップを行うものについて説明
したが、エンコーダ/デコーダ信号処理回路にワーク用
スタティックRAMが備えられている回路では、エンコ
ーダ/デコーダ信号処理回路のスタティックRAMを用
いることも可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の記録再生装置
は、以上のように、主情報の記録再生処理とTOC情報
の管理処理とに兼用されるダイナミックラムに記憶され
ているTOC情報を、主情報の記録再生処理に用いられ
るスタティックラムに転送させるTOC情報転送手段
と、上記スタティックラムを電気的にバックアップする
バックアップ手段とが設けられると共に、TOC情報の
バックアップが必要となった場合に、ダイナミックラム
のTOC情報がスタティックラムに転送され、スタティ
ックラムが電気的にバックアップされるように上記TO
C情報転送手段及びバックアップ手段を制御する制御手
段が備えられている構成である。
【0043】これにより、TOC情報をバックアップす
るためだけのスタティックラムを別途設ける必要がない
ので、コスト削減が可能であるという効果を奏する。
【0044】本発明の請求項2記載の記録再生装置は、
以上のように、請求項1の構成において、上記のスタテ
ィックラムは、データ圧縮伸長回路に備えられたワーク
用スタティックラム、又はエンコーダ/デコーダ信号処
理回路に備えられたワーク用スタティックラムであり、
上記のTOC情報転送手段は、上記ダイナミックラムを
制御するメモリコントローラ、上記エンコーダ/デコー
ダ信号処理回路、及び上記データ圧縮伸長回路を搭載す
る大規模集積回路に搭載されていることを特徴としてい
る。
【0045】これにより、請求項1の構成による効果に
加え、部品点数の削減が可能となるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における記録再生装置と
してのMD装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】上記のMD装置におけるDMA制御回路部の処
理内容を説明する図である。
【図3】従来のMD装置の概略の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ 2 RFアンプ 3 エンコーダ/デコーダ信号処理回路 4 メモリコントローラ 5 ショックプルーフ用ダイナミックRAM(ダイナミ
ックラム) 6 データ圧縮伸長回路 12 システムコントローラ(制御手段) 14 ミニディスク(記録媒体) 17 DMA制御回路部(TOC情報転送手段) 18 ワーク用スタティックRAM(スタティックラ
ム) 19 バックアップ用電池(バックアップ手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音楽データ等の主情報を記録する領域の他
    に、該主情報を管理するTOC情報を記録する領域が設
    けられた記録媒体の記録再生装置において、 主情報の記録再生処理とTOC情報の管理処理とに兼用
    されるダイナミックラムに記憶されているTOC情報
    を、主情報の記録再生処理に用いられるスタティックラ
    ムに転送させるTOC情報転送手段と、 上記スタティックラムを電気的にバックアップするバッ
    クアップ手段と、 TOC情報のバックアップが必要となった場合に、ダイ
    ナミックラムのTOC情報がスタティックラムに転送さ
    れるように上記TOC情報転送手段を制御する制御手段
    とが備えられていることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記のスタティックラムは、データ圧縮伸
    長回路に備えられたワーク用スタティックラム、又はエ
    ンコーダ/デコーダ信号処理回路に備えられたワーク用
    スタティックラムであり、 上記のTOC情報転送手段は、上記ダイナミックラムを
    制御するメモリコントローラ、上記エンコーダ/デコー
    ダ信号処理回路、及び上記データ圧縮伸長回路を搭載す
    る大規模集積回路に搭載されていることを特徴とする請
    求項1記載の記録再生装置。
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