JPH11167787A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH11167787A
JPH11167787A JP33426797A JP33426797A JPH11167787A JP H11167787 A JPH11167787 A JP H11167787A JP 33426797 A JP33426797 A JP 33426797A JP 33426797 A JP33426797 A JP 33426797A JP H11167787 A JPH11167787 A JP H11167787A
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JP33426797A
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Inventor
Yoshiaki Hosaka
好昭 保坂
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在の記録媒体で、情報記録中に電源が断た
れた場合であっても、電源が断たれるまで記録されたそ
の記録媒体の情報内容を救済できるようにする。 【解決手段】 オーディオや映像などの情報をミニ・デ
ィスク5の所定のトラック領域5aに書き込んだ後に、
その情報の書き込み開始アドレス及び書き込み最終アド
レスをトラック情報D2としてU−TOC領域5bに記
録する記録再生装置100であって、ミニ・ディスク5
の所定のトラック領域5aに情報を書き込む毎に、書き
込み終了アドレスを発生するアドレスデコーダ31と、
このアドレスデコーダ31で発生される最新の書き込み
終了アドレスを順次更新記録するEEPROM51とを
備え、このEEPROM51から読み出された書き込み
終了アドレスを情報の書き込み最終アドレスとしてミニ
・ディスク5のU−TOC領域5bに記録するようにな
されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はオーディオや映像
などの情報の記録再生が可能な記録再生装置等に適用し
て好適な記録再生装置に関する。詳しくは、オーディオ
情報などの書き込み終了アドレスを順次更新記録する不
揮発性メモリが設けられ、現在の記録媒体で、情報記録
中に電源が断たれた場合であっても、その電源供給が断
たれる直前の書き込み終了アドレスを、その情報の付帯
情報として記録媒体の特定のトラック領域に記録するこ
とにより、その電源が断たれるまで記録されていた記録
媒体の情報内容を救済できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近頃、録音・再生可能な光磁気ディスク
(Mini Disc:以下単にミニ・ディスクともいう)を
搭載したオーディオ機器(以下MD記録再生装置ともい
う)が市販されている。このMD記録再生装置ではオー
ディオ信号などの録音情報をミニ・ディスクの所定のト
ラック領域に書き込んだ後に、その録音情報の付帯情報
として書き込み開始アドレス及び書き込み最終アドレス
を、U−TOC(User−Table Of Contents)と呼
ばれる特定のトラック領域(以下U−TOC領域とい
う)に記録するようになされている。
【0003】このU−TOC領域はコンパクトディスク
などにおいて、ユーザがそのトラック領域に何を記録し
たかを整理しておくために割当られた記録領域である。
この記録領域は以後その録音情報を読み出すときに制御
系によって識別されるものである。
【0004】図8はこの種の従来方式のMD記録再生装
置10の構成を示すブロック図である。MD記録再生装
置10は図8に示す入力端子1a及び出力端子1bを有
している。入力端子1a及び出力端子1bには信号処理
装置2が接続されている。信号処理装置では、信号制御
データD3に基づいて、図に示さないオーディオ回路か
らのオーディオ信号S1が例えば8ビットのオーディオ
データにアナログ・デジタル変換される。変換後のオー
ディオデータは例えば人間の耳に聞こえない周波数を整
理するように圧縮される。圧縮後のオーディオデータは
14ビットのMD書き込みデータ(圧縮データともい
う)D1に変調処理される。
【0005】また、信号処理装置2にはヘッド&光学ピ
ックアップ駆動装置3及びシステムコントローラ6が接
続されている。ヘッド&光学ピックアップ駆動装置3で
は、変調後のMD書き込みデータD1に基づいてMD書
き込み信号S2が発生される。このMD書き込み信号S
2はヘッド&光学ピックアップ駆動装置3に接続された
記録ヘッド4に出力される。記録ヘッド4ではMD書き
込み信号S2に基づいてオーディオ信号S1に関する録
音情報がミニ・ディスク5の所定のトラック領域に記録
される。
【0006】このとき、ヘッド&光学ピックアップ駆動
装置3ではシテムコントローラ6から受けたサーボ制御
データD4と光学ピックアップ13の出力とに基づいて
モータ制御信号S4,S5及びピックアップ制御信号S
6が発生される。ヘッド&光学ピックアップ駆動装置3
にはスピンドルモータ11,送りモータ12及び光学ピ
ックアップ13が接続されている。スピンドルモータ1
1は記録・再生時にモータ制御信号S4に基づいてミニ
・ディスク5を回転する。送りモータ12は同様に、モ
ータ制御信号S5に基づいて光学ピックアップ13をミ
ニ・ディスク5の半径方向に移動する。
【0007】更に、ヘッド&光学ピックアップ駆動装置
3にはアドレスデコーダ31が設けられ、光学ピックア
ップ13の出力を増幅したRF検出信号S3によって、
書き込み開始アドレス及び書き込み終了アドレス(以下
トラック情報D2ともいう)が発生される。光学ピック
アップ13はピックアップ制御信号S6に基づいて駆動
する。トラック情報D2はミニ・ディスク5の所定のト
ラック領域に録音情報が書き込まれる毎に発生される。
RF検出信号S3は信号処理装置2に出力され、記録前
の圧縮データD1に復元される。
【0008】一方、システムコントローラ6にはRAM
61が設けられ、アドレスデコーダ31で発生されたト
ラック情報D2が一時記録される。そして、録音情報が
ミニ・ディスク5に全部記録された後に、その録音情報
の付帯情報としてRAM61から読み出したトラック情
報D2がミニ・ディスク5のU−TOC領域に記録され
る。
【0009】また、ミニ・ディスク5から録音情報を読
み出す場合は、システムコントローラ6に接続されたサ
ポートツール7を操作する。この操作によるキー入力デ
ータD51がシステムコントローラ6に入力されると、
キー入力データD51によりその録音情報のトラック情
報D2が読み出される。このトラック情報D2に基づい
て光学ピックアップ13が移動し、その録音情報が読み
出される。従って、ヘッド&光学ピックアップ駆動装置
3及び信号処理装置2によって、オーディオ信号S1を
再生することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
記録再生装置10によれば、ミニ・ディスク5に録音情
報を全部記録するまで、その録音情報の付帯情報をRA
M61に一時記録している。
【0011】このため、現在、ディスク記録中に停電な
どで電源が切断されて書き込みエラーが生じた場合に、
RAM61の記録内容が全て失われてしまう。しかも、
この時点におて、U−TOC領域には全くトラック情報
D2が書き込まれていない。従って、電源断以前に記録
した録音情報がミニ・ディスク5に残っていても、その
録音情報を読み出すことができない。これは再生時に、
制御系がU−TOC領域からトラック情報D2を読み出
そうとしても、そのU−TOC領域には何も書き込まれ
ていなため、このミニ・ディスク(以下記録媒体ともい
う)5はブラックディスクと見なされるからである。
【0012】なお、停電などの電源エラーに対して完璧
に録音内容をバックアップしようとすると、大きな内蔵
電源(電池)が必要となる。
【0013】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、現在の記録媒体で、情報記録
中に電源が断たれた場合であっても、その電源が断たれ
るまで記録されていた記録媒体の情報内容を救済できる
ようにした記録再生装置を提案するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係る記録再生装置はオーディオや映像な
どの情報を記録媒体の所定のトラック領域に書き込んだ
後に、その情報の書き込み開始アドレス及び書き込み終
了アドレスをその情報の付帯情報として記録媒体の特定
のトラック領域に記録する記録再生装置において、記録
媒体の所定のトラック領域に情報を書き込む毎に、書き
込み終了アドレスを発生するアドレス発生手段と、この
アドレス発生手段で発生された書き込み終了アドレスを
順次更新記録する不揮発性メモリとを備え、この不揮発
性メモリから読み出された最新の書き込み終了アドレス
を付帯情報として記録媒体の特定のトラック領域に記録
するようになされたものである。
【0015】この発明の記録再生装置によれば、現在の
記録媒体で、情報記録中に停電などの事故が発生して電
源が断たれた場合であっても、その電源供給が断たれる
直前の最新の書き込み終了アドレスを、その電源が断た
れるまで記録媒体に記録された情報の付帯情報として記
録媒体の特定のトラック領域に記録することができる。
従って、その電源が断たれるまで記録されていた記録媒
体の情報内容を救済することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る記録再生
装置の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明
する。
【0017】(1)第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態としての記録再生装置1
00の構成を示すブロック図である。
【0018】この実施形態ではオーディオや映像などの
情報の書き込み終了アドレスを順次更新記録する不揮発
性メモリが設けられ、現在の記録媒体でこれらの情報を
記録中に電源が断たれた場合であっても、その電源供給
が断たれる直前の最新の書き込み終了アドレスを、その
情報の付帯情報として記録媒体の特定のトラック領域に
記録することにより、その電源が断たれるまで記録され
ていた記録媒体の情報内容を救済できるようにしたもの
である。
【0019】この記録再生装置100はMDプレーヤな
どに適しており、そのシステムコントローラ15には不
揮発性メモリとして、電気的な消去及び書き込み可能な
読み出し専用メモリ(以下EEPROMという)51が
設けられ、ヘッド&光学ピックアップ駆動装置3のアド
レスデコーダ31で発生された書き込み終了アドレスが
順次更新記録される。EEPROM51は例えばフロー
ティングゲート等を有した電界効果トランジスタからな
り、そのフローティングゲートに一旦情報が書き込まれ
ると、電源が断たれても情報の保持が可能なメモリであ
る。
【0020】書き込み終了アドレスは付帯情報としての
トラック情報D2となるものであり、記録媒体としての
図2に示すミニ・ディスク5の所定のトラック領域5a
にオーディオ情報を書き込む毎に発生される。ミニ・デ
ィスク5は録音再生時間が最大74分であり、ディスク
直径は64mm、厚さは1.2mmとコンパクトであ
る。
【0021】本実施の形態では停電などの電源エラーが
無い場合には、オーディオ情報を所定のトラック領域5
aに書き込んだ後に、EEPROM51から読み出され
た書き込み終了アドレスをそのオーディオ情報のトラッ
ク情報D2として図2に示すミニ・ディスク5のU−T
OC領域5bに記録するようになされたものである。
【0022】また、システムコントローラ15には図1
に示すCPU52、ROM53、RAM54及びI/O
ポート55が設けられ、これらがデータバス56で接続
されている。CPU52はオーディオ情報が所定のトラ
ック領域5aに全部書き込まれたかを判断したり、EE
PROM51、ROM53の読み出しを制御したり、R
AM54の書き込み読み出しを制御したり、I/Oポー
ト55の入出力を制御する。ROM53には記録モード
などを実行する際の制御プログラムデータD0が格納さ
れる。RAM54はワーク用メモリとして使用され、信
号制御データD3、サーボ制御データD4、キー入力デ
ータD51、表示制御データD52などが一時記憶され
る。勿論、EEPROM51と共にトラック情報D2を
一時記憶してもよい。
【0023】この例ではI/Oポート55に表示部17
及びキースイッチ18が接続され、キースイッチ18を
操作することにより、キー入力データD51が入力され
る。このキー入力データD51によって読み出された表
示制御データD52に基づいて曲のタイトル等が表示さ
れる。
【0024】また、I/Oポート55には電源監視回路
16が接続され、この記録再生装置100の電源の供給
状態が監視される。例えば、ミニ・ディスク5にオーデ
ィオ情報を記録中に、停電などで電源が断たれた場合で
あって、その後、電源が再投入されたとき、その立ち上
がりが検出されてハイ・レベルの電源監視データD6が
CPU52に出力される。
【0025】CPU52では電源監視データD6に基づ
いてEEPROM51から書き込み終了アドレスが読み
出され、電源断前のオーディオ情報のトラック情報D2
としてその書き込み終了アドレスがU−TOC領域5b
に記録される。
【0026】このようなEEPROM51を備えた記録
再生装置100によれば、現在のミニ・ディスク5でオ
ーディオ情報を記録中に停電などの事故が発生して電源
が断たれた場合であっても、その電源供給が断たれる直
前の最新の書き込み終了アドレスを、その電源が断たれ
るまでミニ・ディスク5に記録されていたオーディオ情
報のトラック情報D2としてU−TOC領域5bに記録
することができる。従って、その電源が断たれるまで記
録されていたミニ・ディスク5のオーディオ情報内容を
救済することができる。
【0027】ここで、例えば、図3Aに示す書き込み開
始アドレスが「32」で書き込み終了アドレスが「3
7」となる1曲目のオーディオ情報がトラック領域T1
に記録され、その書き込み開始アドレスが「37」で書
き込み終了アドレスが「45」となる2曲目のオーディ
オ情報が既にトラック領域T2に記録され、その後、書
き込み開始アドレス「45」とする3曲目のオーディオ
情報に関して書き込み終了アドレス60を発生したと
き、停電して電源が断たれた場合を仮定する。
【0028】この場合には、図3Bに示す一連のオーデ
ィオ情報を記録したトラック領域T1〜T3が1つの情
報記録領域T1として取り扱われる。これは制御系が書
き込み開始アドレスが「32」で書き込み最終アドレス
が「60」と認識するためである。その後、図3Bに示
す情報記録領域T1について、周知の情報編集機能を用
いて情報内容を整理すると、トラック領域T1〜T3を
停電前の状態に戻すことができる。
【0029】上述した信号処理装置2には図4に示す入
力端子1a及び出力端子1bが設けられている。入力端
子1aにはA/Dコンバータ21が接続され、図示しな
いオーディオ回路からのオーディオ信号S1が例えば8
ビットのオーディオデータD11にアナログ・デジタル
変換される。
【0030】A/Dコンバータ21の出力段には音声圧
縮ユニット22が接続される。音声圧縮ユニット22は
ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Codin
g)エンコーダ及びデコーダを有している。A/Dコン
バータ21からのオーディオデータD11はATRAC
エンコーダによって例えば人間の耳に聞こえない周波数
を整理するように1/5に圧縮される。
【0031】音声圧縮ユニット22にはショックプルー
フメモリコントロールユニット23が接続され、1Mb
it程度の容量のDRAM24に圧縮後のオーディオデ
ータ(以下圧縮データという)D12が一時記憶され
る。ショックプルーフメモリコントロールユニット23
にはEFM(Eight to Fourteen Modulation)&C
IRC(Cross Interleave Reed -Solomon Code)
ユニット25が接続され、DRAM24から読み出され
た8ビットの圧縮データD12が14ビットのMD書き
込みデータD1に変調処理される。
【0032】EFM&CIRCユニット25には図5に
示すヘッド駆動回路34が接続され、MD書き込みデー
タD1に基づいてMD書き込み信号S2が発生される。
ヘッド駆動回路34の出力段には記録ヘッド4が接続さ
れ、MD書き込み信号S2によってオーディオ信号S1
に関する録音情報がミニ・ディスク5に記録される。
【0033】一方、システムコントローラ15では録音
情報がミニ・ディスク5に記録された後に、EEPRO
M51から読み出されたトラック情報D2としての書き
込み終了アドレスが、システムコントローラ15からの
信号制御データD3を受けたショックプルーフメモリコ
ントロールユニット23及びEFM&CIRCユニット
25によって信号処理される。この信号処理によってト
ラック情報D2がヘッド駆動回路34でMD書き込み信
号S2に変換される。MD書き込み信号S2を入力した
記録ヘッド4によって、ミニ・ディスク5のU−TOC
領域にトラック情報D2として書き込み終了アドレスが
記録される。
【0034】なお、システムコントローラ15には図5
に示すサーボ回路33が接続され、システムコントロー
ラ15から受けたサーボ制御データD4と、RFアンプ
32からのRF検出信号S3とに基づいてモータ制御信
号S4,S5及びピックアップ制御信号S6が発生され
る。サーボ回路33の出力段にはスピンドルモータ1
1,送りモータ12及び光学ピックアップ13が接続さ
れる。スピンドルモータ11は記録・再生時にモータ制
御信号S4に基づいてミニ・ディスク5を回転する。送
りモータ12は同様に、モータ制御信号S5に基づいて
光学ピックアップ13をミニ・ディスク5の半径方向に
移動する。
【0035】光学ピックアップ13は情報書き込み時
に、ピックアップ制御信号S6に基づいて、ミニ・ディ
スク5を瞬間的にピンポイントで暖める。このとき光学
ピックアップ13からのレーザー光が対物レンズ14を
介してミニ・ディスク5に照射される。この照射によっ
て、ディスクは磁性体としての性質が失われるキューリ
ー温度(180゜程度)まで暖められる。そして、磁性
体としてニュートラルな状態となったとき、反対側から
記録ヘッド4で磁気が与えられる。そして、ディスクが
キューリー温度以下に冷えると、磁性体としての性質を
とりもどす。このように上下からディスクを挟んだ状態
で録音される。
【0036】情報読み出し時には、レーザー光が光学ピ
ックアップ13からミニ・ディスク5へ対物レンズ14
を介して照射される。ミニ・ディスク5からの反射光は
偏光面によって変化する。偏光面は磁化の方向がS極か
N極かによって変化する。この偏光面の変化を利用して
反射光が検出される。この反射光は図5に示すRFアン
プ32で検出された後、デジタルのRF検出信号S3と
なって出力される。ディスクからの情報の読み出し速度
は1.4Mbit程度である。
【0037】RFアンプ32の出力段にはアドレスデコ
ーダ31が接続され、RF検出信号S3から光学ピック
アップ13の位置を示すトラック情報D2としての書き
込み開始アドレスや書き込み終了アドレスがデコードさ
れる。RF検出信号S3を入力したEFM&CIRCユ
ニット25では、システムコントローラ15の制御に基
づいてRF検出信号S3のエラー訂正とデータ復調処理
とが行われる。エラー訂正・復調処理後の8ビットの復
調データはオーディオデータD12となって、ショック
プルーフメモリコントロールユニット23を介して残ら
ずDRAM24に一時記憶(3秒間分)される。DRA
M24に一時記憶するのは、光学ピックアップ13のジ
ャンプ等による読み出しエラーや再生時の音飛びを防止
するためである。
【0038】DRAM24に一時記憶されたオーディオ
データD12は0.3Mbit/秒程度でシステムコン
トローラ15から音声圧縮ユニット22へ読み出され
る。音声圧縮ユニット22ではATRACデコーダによ
って、オーディオデータD12が圧縮前のオーディオデ
ータD11に復号化された後、D/Aコンバータ26に
よって、デジタル・アナログ変換される。変換後のオー
ディオ信号S1は出力端子1bからオーディオ回路へ出
力される。
【0039】このように、本実施の形態ではオーディオ
情報の最新の書き込み終了アドレスを順次更新記録する
EEPROM51が設けられ、電源エラーなどのない正
常書き込み時には、そのオーディオ情報がミニ・ディス
ク5に全部記録された後に、EEPROM51から読み
出された書き込み最終アドレスが、そのオーディオ情報
のトラック情報D2としてミニ・ディスク5のU−TO
C領域5bに記録することができる。
【0040】また、停電などで電源エラーが生じた異常
書き込み時には、電源が再投入されて電源監視データD
6が検出されたとき、EEPROM51から読み出され
た書き込み終了アドレスを、そのオーディオ情報のトラ
ック情報D2としてミニ・ディスク5のU−TOC領域
5bに記録することができる。
【0041】従って、電源断以前にミニ・ディスク5に
記録したオーディオ情報を再現性良く読み出すことがで
きる。これにより、停電などの電源エラーによる書き込
みエラーをバックアップする大きな内蔵電源(電池)が
不要となる。
【0042】(2)第2の実施形態 図6は第2の実施形態としての記録再生装置200の構
成を示すブロック図である。この実施形態では上述の電
源監視回路16に代わってヘッド監視手段が設けられ、
記録ヘッド4の位置によって、EEPROM51の読み
出しを制御するようにしたものである。
【0043】この記録再生装置200のI/Oポート5
5にはヘッド監視手段としてのヘッド監視回路19が接
続され、記録ヘッド4の位置が検出されると、CPU5
2にヘッド監視データD7が出力される。記録ヘッド4
は停電などで電源が断たれると、例えば、ミニ・ディス
ク5上に落ちるタイプのものがある。この状態をヘッド
監視回路19によって検出させると、例えば、ロー・レ
ベルのヘッド監視データD7がCPU52に出力される
ので、異常書き込み状態を検出できる。ヘッド監視回路
19は記録ヘッド4の支点となる駆動軸に連動させた簡
単なスイッチでもよく、また、フォトカプラを利用した
スイッチ回路でもよい。
【0044】この例では停電等で電源が切断された場合
に、記録ヘッド4はディスク上に落ちたままシステムは
停止するが、電源断直前までの記録済みのオーディオ情
報に対する書き込み終了アドレスはEEPROM51に
記録されている。そして、再度電源が投入されたとき
は、記録ヘッド4がディスク上に落ちた状態なので、C
PU52は録音中に停電したものと判断される。
【0045】この場合にはEEPROM51から読み出
した書き込み終了アドレスがトラック情報D2としてミ
ニ・ディスク5のU−TOC領域5bに記録される。な
お、第1の実施形態と同じ記号又は同じ名称のものは同
じ機能を有するためその説明を省略する。
【0046】このように、本実施の形態では記録ヘッド
4を監視するヘッド監視回路19が設けられ、ディスク
記録中に電源が断たれた場合であって、その後、電源が
再投入され、ヘッド監視回路19によって記録ヘッド4
の書き込みエラーが検出されたとき、電源断前のオーデ
ィオ情報のトラック情報D2としてEEPROM51か
ら読み出された書き込み終了アドレスをミニ・ディスク
5のU−TOC領域5bに記録することができる。これ
により、第1の実施形態と同様にミニ・ディスク5に記
録済みのオーディオ情報を救済することができる。
【0047】(3)第3の実施形態 図7は第3の実施形態としての記録再生装置300の構
成を示すブロック図である。この実施形態では2つのE
EPROM51a、51bが設けられ、書き込み終了ア
ドレスを交互に記録するようになされたものである。
【0048】この記録再生装置300のデータバス56
には図7に示す2つのEEPROM51a、51bが接
続され、アドレスデコーダ31から出力された書き込み
終了アドレスが交互に記録される。書き込み終了アドレ
スを交互に記録するのは、一方のEEPROM51aに
書き込み終了アドレスを記録しているときに、偶然に停
電などの電源エラーを生じる場合が想定されるからであ
る。停電などの電源エラーは予想できない突発的な事象
である。従って、このような場合に、他方のEEPRO
M51bは既に書き込み動作が確定しているので、そこ
から書き込み終了アドレスを読み出すことができる。
【0049】この例でEEPROM51aに書き込み終
了アドレスを記録しているときに、停電等で電源が切断
された場合に、第2の実施形態と同様に記録ヘッド4は
ディスク上に落ちたままシステムは停止する。しかし、
電源断直前のトラック領域の1つ前のトラック領域まで
の記録済みのオーディオ情報に対する書き込み終了アド
レスがEEPROM51bに記録されている。そして、
再度電源が投入されたときは、記録ヘッド4がディスク
上に落ちた状態なので、CPU52は録音中に停電した
ものと判断される。
【0050】この結果、CPU52によって、EEPR
OM51bから読み出した書き込み終了アドレスがトラ
ック情報D2としてミニ・ディスク5のU−TOC領域
5bに記録される。なお、第2の実施形態と同じ記号又
は同じ名称のものは同じ機能を有するためその説明を省
略する。
【0051】このように本実施の形態では2つのEEP
ROM51a、51bが設けられ、書き込み終了アドレ
スを交互に記録するようにしたので、ディスク記録中に
電源が断たれた場合であって、その後、電源が再投入さ
れ、記録ヘッド4の書き込みエラーが検出されたとき、
電源断前のトラック情報の1つ前のトラック情報D2と
してEEPROM51から読み出された書き込み終了ア
ドレスをミニ・ディスク5のU−TOC領域5bに記録
することができる。
【0052】勿論、アドレスを分けるようにして1つの
EEPRROMに書き込み終了アドレスを交互に記録す
るようにしてもよい。この場合には1つのEEPRRO
Mを用いて書き込み終了アドレスをU−TOC領域5b
に記録することができる。これにより、第1の実施形態
とほぼ同様にミニ・ディスク5に記録されたオーディオ
情報を救済することができる。
【0053】この実施形態において、2つのEEPRO
M51a、51bの記録内容が例えば常に1番地の差
(チェックサム)をもって記録されるものとすると、こ
のチェックサムを常に監視するデータ監視手段を設けて
もよい。上述したCPU52にこのデータ監視手段の機
能を持たせるよにしてもよい。そして、このチェックサ
ムが一致している場合は、最新の書き込み終了アドレス
を記録した例えばEEPROM51bの出力を許可する
ようにし、そのチェックサムが不一致の場合に限って1
つ前のトラック領域に係る書き込み終了アドレスを他の
EEPROM51aから読み出すようする。
【0054】このようにすると、例えばEEPROM5
1aの書き込みエラーが電源断によって偶然に生じたと
きに以外は、常に、最新の書き込み終了アドレスをU−
TOC領域5bに記録することができる。これは2つの
EEPROM51a、51bの記録動作が既に双方共に
確定しているときに、電源が断される状態も想定される
からである。従って、チェックサム方式を導入しないタ
イプに比べてオーディオ信号などの録音情報をより多く
救済することができる。
【0055】上述した各々の実施形態では記録媒体にミ
ニ・ディスクを適用する場合について説明したが、これ
に限られることはなく、いわゆるCDやMOの記録装置
に本発明を適用して場合も、同様な効果が得られる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の記録再
生装置によれば、オーディオや映像などの情報記録時に
最新の書き込み終了アドレスを更新記録する不揮発性メ
モリが設けられ、不揮発性メモリから読み出された書き
込み終了アドレスが、その情報の書き込み最終アドレス
として記録媒体の特定のトラック領域に記録されるよう
にしたものである。
【0057】この構成により、現在の記録媒体で、情報
記録中に停電などの事故が発生して電源が断たれた場合
であっても、その電源供給が断たれる直前の書き込み終
了アドレスを、その電源が断たれるまで記録媒体に記録
された情報の書き込み最終アドレスとして記録媒体の特
定のトラック領域に記録することができる。これによ
り、その電源が断たれるまで記録されていた記録媒体の
情報内容を救済することができる。
【0058】従って、この発明はオーディオや映像など
の情報の記録再生が可能な記録再生装置等に適用して極
めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態としての記録再生装置100の
構成を示すブロック図である。
【図2】ミニディスク5のトラック領域の説明図であ
る。
【図3】(A)は停電時のトラック領域の説明図、
(B)は電源再投入時のトラック領域の説明図である。
【図4】信号処理装置2の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】ヘッド&光学ピックアップ駆動装置3の構成を
示すブロック図である。
【図6】第2の実施形態としての記録再生装置200の
構成を示すブロック図である。
【図7】第3の実施形態としての記録再生装置300の
構成を示すブロック図である。
【図8】従来方式のMD記録再生装置10の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
2 信号処理装置 3 ヘッド&光学ピックアップ駆動装置 4 記録ヘッド 5 ミニ・ディスク 6,15,20 システムコントローラ 11 スピンドルモータ 12 送りモータ 13 光学ピックアップ 16 電源監視回路 19 ヘッド監視回路 31 アドレスデコーダ 51,51a,51b EEPROM 54,61 RAM 100,200,300 記録再生装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオや映像などの情報を記録媒体
    の所定のトラック領域に書き込んだ後に、前記情報の書
    き込み開始アドレス及び書き込み終了アドレスを付帯情
    報として前記記録媒体の特定のトラック領域に記録する
    記録再生装置において、 前記記録媒体の所定のトラック領域に前記情報を書き込
    む毎に書き込み終了アドレスを発生するアドレス発生手
    段と、 前記アドレス発生手段で発生される書き込み終了アドレ
    スを順次更新記録する不揮発性メモリとを備え、 前記不揮発性メモリから読み出された最新の書き込み終
    了アドレスを前記情報の付帯情報として前記記録媒体の
    特定のトラック領域に記録するようになされたことを特
    徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記不揮発性メモリが設けられる場合で
    あって、 当該記録再生装置の電源の供給状態を監視する電源監視
    手段が設けられ、 前記記録媒体に情報を記録中に電源が断たれた場合であ
    って、その後、電源が再投入され、前記電源監視手段に
    よって電源再投入が検出されたとき、 電源断前の前記情報の付帯情報として前記不揮発性メモ
    リから読み出された書き込み終了アドレスを前記記録媒
    体の特定のトラック領域に記録するようになされたこと
    を特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記不揮発性メモリと、前記記録媒体に
    情報を記録する記録ヘッドとが設けられる場合であっ
    て、 前記記録ヘッドを監視するヘッド監視手段が設けられ、 前記情報を記録中に電源が断たれて前記記録ヘッドが書
    き込みエラーを生じた場合であって、その後、電源が再
    投入され、前記ヘッド監視手段によって前記記録ヘッド
    の書き込みエラーが検出されたとき、 電源断前の前記情報の付帯情報として前記不揮発性メモ
    リから読み出された書き込み終了アドレスを前記記録媒
    体の特定のトラック領域に記録するようになされたこと
    を特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記アドレス発生手段で発生される書き
    込み終了アドレスを交互に更新記録する2つの不揮発性
    メモリが設けられる場合であって、 一方の前記不揮発性メモリに書き込み終了アドレスを記
    録しているときに、前記電源が断たれた場合であって、
    その後、電源が再投入された場合には、 電源断前の前記情報の付帯情報として他方の前記不揮発
    性メモリから読み出された書き込み終了アドレスを前記
    記録媒体の特定のトラック領域に記録するようになされ
    たことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記2つの不揮発性メモリに交互に書き
    込み終了アドレスが記録される場合であって、 前記2つの不揮発性メモリの記録内容を監視するデータ
    監視手段を設け、 前記データ監視手段の出力に応じて2つの不揮発性メモ
    リから読み出す書き込み終了アドレスを決定するように
    なされたことを特徴とする請求項4記載の記録再生装
    置。
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