JP3401638B2 - オーディオ情報の記録再生装置 - Google Patents

オーディオ情報の記録再生装置

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JP3401638B2
JP3401638B2 JP22179699A JP22179699A JP3401638B2 JP 3401638 B2 JP3401638 B2 JP 3401638B2 JP 22179699 A JP22179699 A JP 22179699A JP 22179699 A JP22179699 A JP 22179699A JP 3401638 B2 JP3401638 B2 JP 3401638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のオーディオ
プレーヤに装填されてオーディオ情報を再生するととも
に、外部機器との間でディジタル形式のオーディオ情報
の記録や再生ができるようにしたオーディオ情報の記録
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープを用いるオーディオプレーヤ
としては、ラジオ付カセットプレーヤ(ラジカセ)、ホ
ームオーディオ装置あるいはカーステレオなど、各種の
ものが広く普及し少なくとも一人一台ぐらいは所有する
ようになってきた。
【0003】しかし、磁気式のカセットテープでは、一
般にアナログデータとしての記録しかできず、また、外
部磁界によって、テープの記録データが消失するおそれ
がある。そこで、このような磁気テープに代えて、カセ
ット形状の筐体に半導体メモリを内蔵し、この半導体メ
モリにオーディオデータを記録した記録再生装置が提案
されている。
【0004】たとえば、実公平7−20781号公報や
実開昭64−39554号公報には、カセットテープレ
コーダに適合するように形成されたカセットケース内
に、ICメモリ等からなる固体メモリおよび磁気ヘッド
を内蔵し、磁気ヘッドを介して固体メモリの情報を再生
し、また固体メモリに情報を記録するようにした記録再
生装置が開示されている。
【0005】また、特開平9−102189号公報に
は、固体メモリおよび磁気ヘッドに加えてマイクを内蔵
し、マイクから録音した音声データを固体メモリに記憶
するとともに、固体メモリに記録された音声データを磁
気ヘッドを介して再生するようにしたカセットケース内
蔵の記録再生装置が開示されている。
【0006】一方、オーディオ情報の圧縮技術はMPE
G−1に代表されるような圧縮率の高い技術が実用化さ
れて、パーソナル・コンピュータ(以下PC)内の記憶
媒体に格納したオーディオ情報をそのような高い圧縮率
で加工したデジタル形式のデータを、ダウンロードし、
圧縮されたデジタル情報を解凍して通常のデジタル信号
に戻しさらにDA変換してアナログオーディオ信号に再
生することで比較的小容量のメモリで実現したダイヤモ
ンドマルチメディア社製RioPMP300が提案され
ている。デジタル形式のオーディオ情報はインターネッ
トなどの通信回線を介しても容易にPC等の端末に取込
めるためそれを活用しようという需要はますます増える
傾向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平7−20781号公報および実開昭64−3955
4号公報のものでは、固体メモリへの情報の記録は、カ
セットテープレコーダのオーディオ信号をA/D変換し
たデジタル信号だけを用いるものであるし、特開平9−
102189号公報のものでは、記録される情報は内蔵
マイクのアナログオーディオ信号をD/A変換したデジ
タル形式のオーディオ情報であり、マイク以外から固体
メモリに情報を記録することはできない。
【0008】一方、ダイヤモンドマルチメディア社製R
ioPMP300は外部の機器からのデジタル形式のオ
ーディオ信号を活用するものであるが既存のオーディオ
カセットレコーダを活用するものではない。
【0009】本発明は上記のような問題点を解決するも
のであって、既存のカセット式オーディオプレーヤで再
生するためにとすることに加えて、このオーディオプレ
ーヤとは別の外部機器からのデジタル形式のオーディオ
情報を授受できる記録再生装置を提供することを課題と
している。
【0010】つまり、前述のように、デジタル形式のオ
ーディオ情報源は多く存在するようになってきているの
に、身のまわりにあるオーディオ製品はラジカセに代表
されるような、アナログ形式で記録された媒体(カセッ
トテープ)の再生用機器ばかりであることから、上記デ
ジタル形式のオーディオ情報をダウンロードして再生し
て楽しむためにそれらを活用できるようにすることであ
る。本発明は、上記のような問題点も解決するものであ
って、身のまわりにあるデジタル形式のオーディオ情報
源から直接ダウンロードでき、かつそれ自身を既存のオ
ーディオプレーヤに装填することができ、もちろんその
既存のオーディオプレーヤでもって再生することができ
るオーディオ情報の記録再生装置を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るオーディオ情報の記録再生装置は、各
種のオーディオプレーヤに装填されるカセット形状の記
録再生装置であって、デジタル形式のオーディオ情報が
格納できるメモリと、このメモリから読み出されたオー
ディオ情報を前記オーディオプレーヤの再生ヘッドに与
える出力ヘッドと、当該カセット形状の記録再生装置が
前記オーディオプレーヤに装填されたことを検出する装
填状態検出手段と、前記オーディオプレーヤが再生状態
かどうかを検出する再生状態検出手段と、前記メモリか
らのデジタル情報の読出し及び前記メモリへのデジタル
情報の書込みを制御する制御部と、駆動電源を供給する
ためのバッテリとを内蔵し、前記装填状態検出手段が記
録再生装置のオーディオプレーヤへの装填を検出したこ
とに基づいて、前記バッテリにより制御部へ電圧が供給
されて制御部が能動化され、前記再生状態検出手段が前
記オーディオプレーヤの再生状態を検出したことに基づ
いて、前記バッテリにより各部へ駆動電源が供給される
ことを特徴とするオーディオ情報の記録再生装置であ
る。
【0012】また、別の発明は、さらに前記バッテリ出
力は電源コントロール回路および昇圧回路を介して前記
制御部を除く各回路へ給電しており、前記制御部へ前記
再生状態検出手段からの再生状態検出信号が入力するこ
とにより、制御部は前記電源コントロール回路をオン制
御してバッテリからの給電出力を昇圧回路へ入力するオ
ーディオ情報の記録再生装置である。
【0013】また、別の発明は、さらに前記オーディオ
プレーヤ以外の外部機器が接続されるコネクタを備え、
当該コネクタを介して前記外部機器との間でオーディオ
情報を授受するようにしたオーディオ情報の記録再生装
置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図を参照しながら説明する。図1は、本発明のコンセプ
トを説明する概略構成図である。本発明の構成要素は、
カセット形状をしたオーディオ情報の記録再生装置10
0と、この記録再生装置100が装填されるオーディオ
プレーヤ200と、記録再生装置100が装填されるア
ダプタ300と、アダプタ300に接続される外部機器
400とからなる。
【0015】記録再生装置100はカセット形状をして
おり、後述するように、内部に半導体メモリが内蔵され
ていて、この半導体メモリにオーディオ情報が記録され
ている。
【0016】オーディオプレーヤ200は、たとえば、
ラジカセ25やホームオーディオ装置26、あるいはカ
ーステレオ27などの既存の各種アナログデータの再生
装置からなる。
【0017】アダプタ300は、携帯型の録音再生機の
ような形状をしており、後述するように、マイクロコン
ピュータや充電器などが内蔵されているとともに、既存
の外部機器400が接続されるコネクタを有している。
【0018】外部機器400は、たとえば、パーソナル
コンピュータ(以下、PCと略記する)23やヘッドホ
ン24などの既存の機器からなる。
【0019】以上の構成において、記録再生装置100
はカセット形状となっているので、既存の各種オーディ
オプレーヤ200に装填することができる。そして、装
填後オーディオプレーヤ200を再生動作させると、記
録再生装置100の半導体メモリからオーディオ情報が
読み出されて、従来のカセットテープと同様に、音楽再
生が行なわれる。
【0020】また、記録再生装置100をPC23から
延びたケーブル23aでもってPC23に接続するか、
あるいはアダプタ300に装填し、このアダプタ300
にPC23を接続すると、たとえばPC23において作
成したデジタル形式の音楽データを、記録再生装置10
0のメモリにデジタル形式のままダウンロードすること
ができる。さらに、アダプタ300にヘッドホン24を
接続すると、記録再生装置100のメモリに格納された
オーディオ情報をヘッドホン24を通して再生すること
ができる。
【0021】以上が基本的なコンセプトであるが、次
に、記録再生装置100の詳細につき説明する。図2
は、本発明に係るオーディオ情報の記録再生装置100
の電気的構成を示したブロック図であって、既存のオー
ディオプレーヤ200の一部とともに示されている。
【0022】記録再生装置100は、フラッシュメモリ
1、データ伸張用デコーダ2aを内蔵する制御部2、D
/Aコンバータ3、フィルタ4、出力ヘッド5、ミュー
ト回路6、ヘッド検出スイッチ7、キャプスタン検出ス
イッチ8、バッテリ9、電源コントロール回路10、昇
圧回路11、およびコネクタ12を含んで構成されてい
る。
【0023】フラッシュメモリ1は、たとえば32MB
(もしくは64MB等)の記憶容量をもつ書換え可能な
半導体メモリであって、楽曲などのオーディオ情報がデ
ジタルデータ形式で格納されている。このオーディオ情
報は、たとえばMPEG−1オーディオレイヤー3(以
下、MP3と略記する)のフォーマットにより、約10
分の1に圧縮されて格納されている。
【0024】制御部2は前述のとおり、デコーダ2aを
内蔵すると共にフラッシュメモリ1からのオーディオ情
報の読み出しやメモリ1へのオーディオ情報の書き込み
を制御するものである。この制御部2は、ICで構成さ
れており、デコーダ2aによってメモリ1内の圧縮デー
タを伸張してもとのデータに復元する。
【0025】D/Aコンバータ3は、制御部2によって
読み出されて伸張復元されたデータをアナログデータに
変換するものである。また、フィルタ4は、変換された
アナログデータからノイズを除去するためのものであ
る。出力ヘッド5は、コアにコイルを巻回した周知の構
造のものが採用される。ミュート回路6は、電源がオン
したときに発生する雑音を消音するために設けられてい
るもので、そのミュートオン、オフのタイミングは前記
制御部2により制御される。
【0026】ヘッド検出スイッチ7は、オーディオプレ
ーヤ200の再生ヘッド13の動きを検出して、プレー
ヤ200が再生状態となったことを検出するスイッチで
ある。ヘッド検出スイッチ7の出力aは、制御部2に与
えられる。このスイッチの詳細については後述する。
【0027】キャプスタン検出スイッチ8は、オーディ
オプレーヤ200のキャプスタン(図示省略)を検出し
て、プレーヤ200に記録再生装置100が装填された
ことを検出するスイッチである。キャプスタン検出スイ
ッチ8の出力bは、制御部2に与えられる。このスイッ
チの詳細についても後述する。
【0028】バッテリ9は、たとえばニッケル水素電池
からなり、キャプスタン検出スイッチ8を介して、制御
部2を能動化するための電源(たとえば1.6V)を供
給するとともに、電源コントロール回路10を介して、
昇圧回路11へ電力を供給する。
【0029】電源コントロール回路10は電子スイッチ
回路からなり、制御部2からの信号cに基づきオンし
て、バッテリ9を昇圧回路11へ接続する働きをする。
昇圧回路11は、DC/DCコンバータから構成され、
バッテリ9の電圧をたとえば直流3.3Vdに昇圧し
て、各部へ供給する。
【0030】コネクタ12は、たとえば24ピンからな
るコネクタであり、制御部2の入出力、フィルタ4の出
力、バッテリ9の入力e、昇圧回路11の入力fとそれ
ぞれ接続されている。このコネクタは、後述するアダプ
タ300のコネクタに接続されると供に、PC23から
のデジタル形式データの出力としてのケーブル23aに
も接続可能である。gは前記外部機器400から入力さ
れるすでに圧縮されたデジタル音楽データを示し、hは
後述するアダプタのマイクロコンピュータ15との間で
の入出力を示す。
【0031】図3は、上述した記録再生装置100の概
略構造を示す図であり、図2と同一部分には同一符号を
付してある。カセット形状の筐体30の内部には、プリ
ント配線基板31が設けられており、この基板31上
に、上述したフラッシュメモリ1、制御部2、D/Aコ
ンバータ3、ミュート回路6、昇圧回路11などの回路
部品と、出力ヘッド5、バッテリ9およびコネクタ12
が搭載されている。
【0032】32はオーディオプレーヤ200側の回転
駆動軸(図示省略)が挿通される貫通孔、33はオーデ
ィオプレーヤ200側のキャプスタン(図示省略)が挿
通されるキャプスタン穴であって、それぞれ1対設けら
れている。なお、オーディオプレーヤ200側の回転駆
動軸やキャプスタンは、本発明の記録再生装置100を
動作させる上では本来必要ないものであるが、既存のオ
ーディオプレーヤ200に装填できるようにするため
に、貫通孔32やキャプスタン穴33を設けてある。
【0033】また、基板31の裏側には、ヘッド検出ス
イッチ7が取り付けられている。オーディオプレーヤ2
00の再生スイッチ(図示省略)が押されると、プレー
ヤ200の再生ヘッド13が実線位置から点線位置まで
移動し、出力ヘッド5と対向する。このときの再生ヘッ
ド13の移動が、ヘッド検出スイッチ7により検出され
る。
【0034】すなわち、図4に示すように、再生ヘッド
13が点線位置まで移動すると、ヘッド検出スイッチ7
のアクチュエータ7aが再生ヘッド13によって押さ
れ、これによって検出スイッチ7はオン状態となる。な
お、ヘッド検出スイッチ7としては、機械的なスイッチ
に限らず、光電式のスイッチなどを用いることも可能で
ある。
【0035】また、キャプスタン穴33の近傍には、キ
ャプスタン検出スイッチ8が配設されている。記録再生
装置100がオーディオプレーヤ200に装填される
と、キャプスタン穴33にプレーヤ側のキャプスタンが
挿通され、このキャプスタンがキャプスタン検出スイッ
チ8により検出される。
【0036】すなわち、図5に示すように、キャプスタ
ン穴33にキャプスタン34が挿通されると、キャプス
タン検出スイッチ8のアクチュエータ8aがキャプスタ
ン34によって押され、これによって検出スイッチ8は
オン状態となる。この場合も、キャプスタン検出スイッ
チ8として、光電式のスイッチなどを用いることも可能
である。なお、35は再生時にキャプスタン34と接す
るピンチローラである。
【0037】図6は、キャプスタン検出スイッチ8の他
の実施形態を示すもので、(a)は要部の概略側面図、
(b)は同平面図である。キャプスタン検出スイッチ8
は、1対の接触片81a、81aと、これらの先端部に
設けられた接点81b、81bとで構成される。通常状
態においては、接触片81a、81aがその弾性により
内方へ付勢されていて、接点81b、81bが互いに接
触しているが、キャプスタン穴33にキャプスタン34
が挿通されると、同図(b)のように、キャプスタン3
4に固着された絶縁部材34aによって、接触片81
a、81aが外方へ拡開され、接点81b、81bが開
離する。この結果、接触片81a、81aは非導通とな
り、これによってキャプスタン34が挿通されたことが
検出される。
【0038】次に、以上のような構成からなる記録再生
装置100の動作について説明する。まず、記録再生装
置100をオーディオプレーヤ200に装填して、フラ
ッシュメモリ1に記録されているオーディオ情報をオー
ディオプレーヤ200で再生する場合の動作を説明す
る。
【0039】図2において、記録再生装置100がオー
ディオプレーヤ200に装填されると、キャプスタン3
4が検出されて、キャプスタン検出スイッチ8の出力b
がオンとなる。このスイッチ8がオンすることで、制御
部2にはバッテリ9からたとえば1.6Vの電圧が供給
され、これによって制御部2は能動化される。ただし、
この状態では、まだ再生動作は行なわれない。
【0040】ついで、ユーザーがオーディオプレーヤ2
00の再生スイッチ(図示省略)を押すと、前述のよう
に、再生ヘッド13が移動して、ヘッド検出スイッチ7
がこれを検出する。この検出信号aは制御部2へ送られ
る。制御部2では、ヘッド検出スイッチ7からの検出信
号aを受けて、電源コントロール回路10に信号cを送
出し、電源コントロール回路10のスイッチをオンさせ
る。このスイッチのオンによって、バッテリ9の電圧は
昇圧回路11へ供給され、昇圧回路11でたとえば3.
3Vに昇圧された電圧が、駆動電源dとして各部へ供給
される。
【0041】この駆動電源の供給により、再生動作が開
始される。すなわち、制御部2は、フラッシュメモリ1
から圧縮されたオーディオ情報を読み出し、これをデコ
ーダ2aにより伸張して、もとのデータに復元する。復
元されたデジタルデータは、D/Aコンバータ3によっ
てアナログデータに変換され、フィルタ4でノイズが除
去された後、出力ヘッド5へ与えられる。このとき、ミ
ュート回路6が一定時間動作して電源の立上がりに伴っ
て発生する雑音が消音される。出力ヘッド5は、与えら
れたアナログの電気信号を磁気信号に変換して、これを
出力する。
【0042】出力ヘッド5には、オーディオプレーヤ2
00の再生ヘッド13が近接して対向しており、出力ヘ
ッド5から出力される磁気信号は、再生ヘッド13によ
って電気信号に変換される。変換された電気信号は、オ
ーディオプレーヤ200内の再生回路(図示省略)へ送
られて信号処理され、プレーヤ200のスピーカ(図示
省略)から出力される。
【0043】オーディオプレーヤ200が再生を停止す
ると(ユーザーが停止スイッチを押すと)、再生ヘッド
13がもとの位置に復帰するので、ヘッド検出スイッチ
7はオフとなる。制御部2は、ヘッド検出スイッチ7が
オフとなったことで(検出信号aが入力されなくなるこ
とで)再生が停止されたことを判別し、電源コントロー
ル回路10のスイッチをオフにする。これによって、バ
ッテリ9から昇圧回路11への電源供給がなくなり、駆
動電源dはオフ状態となる。
【0044】このようにして、ラジカセやホームオーデ
ィオ装置などの既存のオーディオプレーヤ200を用い
て、記録再生装置100のメモリ1に蓄積されたオーデ
ィオ情報を再生することができる。そして、ヘッド検出
スイッチ7を設けて、オーディオプレーヤ200側の再
生動作と連動させて、駆動電源dを入切するようにして
いるので、ユーザーは通常のオーディオカセットを利用
している時と全く同じ感覚で操作が行え、さらに再生が
行なわれている間だけバッテリ9の電力が消費されるこ
ととなり、バッテリ9の消耗を最小限にすることができ
る。
【0045】次に、記録再生装置100をアダプタ30
0に装填して、外部機器400から本記録再生装置10
0へ情報をダウンロードする場合、あるいはアダプタ3
00を介してダウンロードした情報の再生を行なう場合
について説明する。図7は、本発明に係る記録再生用ア
ダプタと記録再生システムの実施形態を示すブロック図
である。まず、アダプタ300の構成を説明する。アダ
プタ300は、コネクタ14、マイクロコンピュータ1
5、操作キー16、表示器17、充電器18、コネクタ
19〜21、バッテリ28を含んで構成される。
【0046】コネクタ14は、たとえば24ピンからな
るコネクタであって、記録再生装置100のコネクタ1
2と接続される
【0047】マイクロコンピュータ15は、操作キー1
6の操作に基づいて、再生動作の開始・停止や音量調節
などの制御を行なうものである。表示器17は、たとえ
ば液晶ディスプレイから構成され、トラック番号や時
間、あるいは曲名などが表示される。
【0048】充電器18は、公知の直流安定化電源から
構成される。充電器18には、コネクタ19に接続され
るACアダプタ22などから電源が供給され、この電源
供給を受けて充電器18は、バッテリ9およびバッテリ
28を充電するための直流電源を供給する。なお、充電
器18の動作は、マイクロコンピュータ15によって制
御される。
【0049】コネクタ19〜21は外部機器を接続する
ためのものである。コネクタ19にはACアダプタ22
(またはカーアダプタ)のジャックが接続される。コネ
クタ20は、たとえば16ピンのコネクタから構成さ
れ、ケーブルによってPC23のパラレルポートと接続
できるようになっている。コネクタ21は、たとえば4
ピンのコネクタから構成され、ヘッドホン24のジャッ
クが接続される。
【0050】バッテリ28は、バッテリ9と同様にニッ
ケル水素電池などからなり、充電器18により充電され
て、アダプタ300のマイクロコンピュータ15や表示
器17などへ電源を供給するとともに、コネクタ14を
介して、記録再生装置100側へも電源を供給する。
【0051】記録再生装置100がアダプタ300に装
填された状態においては、コネクタ12とコネクタ14
とが接続され、これによって、記録再生装置100が外
部機器と接続される。すなわち、フィルタ4からの出力
(オーディオ出力)iは、コネクタ12、14、21を
介して、ヘッドホン21に与えられる。また、制御部2
はコネクタ12、14を介してマイクロコンピュータ1
5と双方向接続されるとともに、コネクタ12、14、
20を介して、PC23と双方向接続される。hはその
データバスを示す。
【0052】一方、充電器18の出力jは、バッテリ2
8へ与えられるとともに、コネクタ14、12を介して
バッテリ9へ与えられる。また、バッテリ28は、コネ
クタ14、12を介して昇圧回路11へ接続される。
【0053】次に、図7のシステムの動作について説明
する。記録再生装置100をアダプタ300に装填する
と、コネクタ12とコネクタ14とが接続される。アダ
プタ300側には再生ヘッドやキャプスタンがなく、ヘ
ッド検出スイッチ7やキャプスタン検出スイッチ8は働
かないため、バッテリ9からの電源供給は行なわれない
が、コネクタ12、14が接続されることで、バッテリ
28から昇圧回路11を介して、記録再生装置100へ
駆動電力dが供給される。
【0054】この状態で、コネクタ21にヘッドホン2
4を接続した場合は、アダプタ300の操作キー16を
操作することにより、再生動作を行なわせることができ
る。すなわち、操作キー16における再生キーを押す
と、マイクロコンピュータ15にキー信号が入力され、
マイクロコンピュータ15は再生キーが押されたことを
判別して、記録再生装置100の制御部2に対してバス
hを通じ再生指令信号を与える。
【0055】制御部2は、この再生指令信号を受けて、
フラッシュメモリ1から圧縮されたオーディオ情報を読
み出し、これをデコーダ2aにより伸張して、もとのデ
ータに復元する。復元されたデジタルデータは、D/A
コンバータ3によってアナログデータに変換され、フィ
ルタ4でノイズが除去された後、コネクタ12、14、
21を介してヘッドホン24に与えられ、ヘッドホン2
4で再生される。
【0056】なお、ヘッドホン24にリモートコントロ
ーラ(図示省略)を接続し、このリモートコントローラ
のキーを操作することにより、マイクロコンピュータ1
5に信号を入力するようにしてもよい。
【0057】また、コネクタ20にPC23を接続した
場合は、PC23から記録再生装置100へオーディオ
情報をダウンロードすることができる。すなわち、PC
23において作成したデジタル形式のオーディオ情報
を、コネクタ20、14、12を介して、制御部2へ送
りg、制御部2を通ってフラッシュメモリ1へ格納す
る。この場合、メモリ1へ格納されるデータは、例えば
MP3形式で圧縮されたデータであり、制御部2内のメ
モリインターフェイスを介してメモり1へ格納される。
【0058】なお、PC23からメモリ1にダウンロー
ドする場合、書き込む曲のデータサイズとメモリ1の空
き容量とをPC23側でチェックして、もしメモリ1の
空き容量のほうが小さければ、PC23のモニタ画面に
警告を表示するようにしてもよい。
【0059】こうして外部のPC23からダウンロード
されたオーディオ情報は、図1のようにオーディオプレ
ーヤ200で再生することもできるし、あるいは上述し
たように、アダプタ300を用いて、ヘッドホン24に
よって再生することもできる。
【0060】以上のようにして、図7のシステムによれ
ば、アダプタ300を介して、PC23やヘッドホン2
4などの外部機器と記録再生装置100との間で、オー
ディオ情報の記録・再生を行なうことができるため、記
録再生装置100は、図2のような使い方以外にもいろ
いろな使い方が可能となり、用途が拡大する。
【0061】次ぎに、記録再生装置100をアダプタに
装填せず、PC23から延びるケーブル23aに接続し
て、PC23から直接記録再生装置100へデジタルデ
ータを直接ダウンロードする場合について説明する。
【0062】PC23から延びるケーブル23aは図2
において一点鎖線で示すように前記コネクタ12に接続
可能であり、PC23からのデジタル形式の音楽データ
と共にPC23からの制御データが該ケーブル23aを
通じて記録再生装置内の制御部2に内蔵されたマイクロ
コンピュータに入力される。前述のように、図2におけ
るgはデジタル形式のデータを示し、hは制御データを
示す。
【0063】この状態で、PC23から制御部2のマイ
クロコンピュータへダウンロードを開始する信号が入力
されると、制御部2は電源コントロール回路10へスイ
ッチオンの信号cを発するので、バッテリ9からの電圧
が昇圧回路11を通じて3.3Vへ昇在され各部へ供給
される。
【0064】その後、PC23から圧縮されたデジタル
形式のデータがダウンロード開始されて、コネクタ1
2、および制御部2内のメモリインターフェイスを介し
てフラッシュメモリ1へ格納される。メモリ1の容量が
満杯になると、制御部2内のマイクロコンピュータはそ
れ(満杯信号)をバスhを通じてPC23へ発し、PC
23はダウンロードを停止する。
【0065】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、他にも種々の形態を採用することが
できる。たとえば、上記実施形態においては、オーディ
オプレーヤ200によってオーディオ情報を再生する場
合を例に挙げたが、制御部2内にデータを圧縮するため
のエンコーダを内蔵すると共にオーディオプレーヤ20
0として録音再生機能を有するものを用い、オーディオ
プレーヤ200から記録再生装置100のメモリ1へオ
ーディオ情報を記録することも可能である。
【0066】また、上記実施形態では、再生状態を検出
する手段として、再生ヘッド13の動きを検出するヘッ
ド検出スイッチ7を例に挙げたが、これに代えて、再生
スイッチと連動して動くヘッド以外の部材を検出するス
イッチを設けてもよい。
【0067】また、上記実施形態では、記録再生装置1
00の装填を検出する手段として、キャプスタン34を
検出するキャプスタン検出スイッチ8を例に挙げたが、
これに代えて、記録再生装置がオーディオプレーヤに装
填されたときに、プレーヤの装填部の内壁によって押さ
れるスイッチを記録再生装置側に設けてもよい。
【0068】さらに、記録再生装置100へダウンロー
ドするオーディオ情報は、PC23において作成された
ものに限らず、ネットワークを通じて配信されるオーデ
ィオ情報であってもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、既存のオーディオプレ
ーヤを用いて従来どおりの操作により記録再生が行なえ
るだけでなく、その他の外部機器からオーディオ情報を
取り込んだり、あるいは外部機器でオーディオ情報を再
生したりすることが可能となり、記録再生装置の用途の
拡大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンセプトを説明する概略構成図であ
る。
【図2】本発明に係るオーディオ情報の記録再生装置の
電気的構成を示したブロック図である。
【図3】本発明に係るオーディオ情報の記録再生装置の
概略構造図である。
【図4】ヘッドの検出を説明する概略構成図である。
【図5】キャプスタンの検出を説明する概略構成図であ
る。
【図6】キャプスタンの他の検出例を説明する概略構成
図である。
【図7】本発明に係る記録再生用アダプタと記録再生シ
ステムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 フラッシュメモリ 2 制御部 3 D/Aコンバータ 5 出力ヘッド 7 ヘッド検出スイッチ 8 キャプスタン検出スイッチ 9 バッテリ 12 コネクタ 13 再生ヘッド 14 コネクタ 15 マイクロコンピュータ 18 充電器 19〜21 コネクタ 23 PC 24 ヘッドホン 28 バッテリ 34 キャプスタン 100 記録再生装置 200 オーディオプレーヤ 300 アダプタ 400 外部機器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種のオーディオプレーヤに装填されるカ
    セット形状の記録再生装置であって、デジタル形式のオ
    ーディオ情報が格納できるメモリと、このメモリから読
    み出されたオーディオ情報を前記オーディオプレーヤの
    再生ヘッドに与える出力ヘッドと、当該カセット形状の
    記録再生装置が前記オーディオプレーヤに装填されたこ
    とを検出する装填状態検出手段と、前記オーディオプレ
    ーヤが再生状態かどうかを検出する再生状態検出手段
    と、前記メモリからのデジタル情報の読出し及び前記メ
    モリへのデジタル情報の書込みを制御する制御部と、駆
    動電源を供給するためのバッテリとを内蔵し、 前記装填状態検出手段が記録再生装置のオーディオプレ
    ーヤへの装填を検出したことに基づいて、前記バッテリ
    により制御部へ電圧が供給されて制御部が能動化され、
    前記再生状態検出手段が前記オーディオプレーヤの再生
    状態を検出したことに基づいて、前記バッテリにより各
    部へ駆動電源が供給される ことを特徴とするオーディオ
    情報の記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のオーディオ情報の記録再
    生装置であって、前記バッテリ出力は電源コントロール
    回路および昇圧回路を介して前記制御部を除く各回路へ
    給電しており、前記制御部へ前記再生状態検出手段から
    の再生状態検出信号が入力することにより、制御部は前
    記電源コントロール回路をオン制御してバッテリからの
    給電出力を昇圧回路へ入力するオーディオ情報の記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のオーディオ情報
    の記録再生装置であって、前記オーディオプレーヤ以外
    の外部機器が接続されるコネクタを備え、当該コネクタ
    を介して前記外部機器との間でオーディオ情報を授受す
    るようにしたオーディオ情報の記録再生装置。
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