JP3348259B2 - 薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜形成方法、特に、
液晶表示装置を構成する絶縁性基板の上に非晶質シリコ
ン薄膜と多結晶薄膜を形成する方法に関する。現在、薄
型の表示装置として非晶質シリコン薄膜を用いた液晶表
示装置が脚光を浴びている。
【0002】そして、小型の液晶表示装置においては、
多結晶シリコン薄膜を用いた周辺回路を液晶表示領域と
一体的に形成することが実施化されている。また、精細
画像を得るために画素が微細化されるにつれて、高画質
を保つために画素部での駆動用TFT素子にはオフ電流
をより下げるという要求が高まり、画素部には非晶質シ
リコン薄膜を用い、周辺回路の駆動部には移動度が高い
多結晶シリコン薄膜を用いる方式が検討され始めてい
る。
【0003】
【従来の技術】従来の同一基板の上に非晶質シリコン薄
膜と多結晶シリコン薄膜を形成する方法としては、基板
の上にまず非晶質シリコン薄膜をP−CVD(プラズマ
CVD)法あるいはLP−CVD(低圧CVD)法によ
って形成し、多結晶化したい領域をレーザアニールする
のが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このレーザ
アニールは、間欠的に放射されるレーザ光を一次元的、
あるいは二次元的に走査することによって行われていた
ため、レーザ光の強度の変動によって、またはレーザ光
の走査境界の輝度むらによって、多結晶化領域に生じる
均一性や再現性に技術的なネックがあった。本発明は、
同一基板の上に非晶質シリコン薄膜と多結晶シリコン薄
膜を、均一性や再現性の問題を伴うことなく形成する方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に依る薄膜形成方
法に於いては、 (1) 絶縁性基板の上に非晶質シリコン薄膜を形成する工程
と、該非晶質シリコン薄膜の上に選択的に第の膜を形
成する工程と、第の膜によって覆われていない領域の
該非晶質シリコン薄膜の表面に酸素が接触しない状態で
熱処理を加えることによって第1の膜によって覆われて
いない領域の該非晶質シリコン薄膜を多結晶シリコン薄
に相構造を変換する工程を含み、同一の絶縁性基板の
上に非晶質シリコン薄膜と多結晶薄膜を形成することを
特徴とするか、或いは、 (2) 前記(1)に於いて、第1の膜はシリコン酸化膜または
シリコン窒化膜からなることを特徴とするか、或いは、 (3) 前記(1)に於いて、第1の膜によって覆われていない
領域の該非晶質シリコン薄膜に加える熱処理を600
〔℃〕以下で行うことを特徴とするか、或いは、 (4) 絶縁性基板の上に多結晶シリコン薄膜を形成する工程
と、該多結晶シリコン薄膜の上に選択的に第1の膜を形
成する工程と、第1の膜によって覆われていない領域の
該多結晶シリコン薄膜にイオンを注入することによって
該多結晶シリコン薄膜を非晶質シリコン薄膜に相構造を
変換する工程と、該非晶質シリコン薄膜に水素を添加す
る工程とを含み、同一の絶縁性基板の上に非晶質シリコ
ン薄膜と多結晶薄膜とを形成することを特徴とするか、
或いは、 (5) 前記(4)に於いて、第1の膜によって覆われていない
領域の該多結晶シリコン薄膜にシリコンイオンを注入す
ることを特徴とするか、或いは、 (6) 前記(4)に於いて、絶縁性基板の上に形成した非晶質
シリコン薄膜および多結晶シリコン薄膜に水素プラズマ
もしくは水素イオンシャワー注入によって水素 を添加す
ることを特徴とするか、或いは、 (7) 前記(5)に於いて、第1の膜によって覆われていない
領域の該多結晶シリコン薄膜にSiH 4 ガスを用いたイ
オンシャワー注入を行い該多結晶シリコン薄膜を非晶質
シリコン薄膜に相構造の変換を行うとともに非晶質シリ
コン薄膜および多結晶シリコン薄膜の水素化を行うこと
を特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】図1は、本発明の第1の薄膜形成方法の原理説
明図であり、(Ap ),(As)〜(Dp ),(Ds
は各工程を示している。この図において、例えば
(Ap )は基板の上に薄膜を形成する過程の平面を示
し、(As )は断面を示している。この図において、1
は絶縁性基板、2は非晶質シリコン薄膜、21 は多結晶
シリコン薄膜、3はSiO2 膜である。この原理説明図
によって、本発明の第1の薄膜形成方法を説明する。
【0014】第1工程(図1(Ap ),(As )参照) 絶縁性基板1の上に、非晶質シリコン薄膜2を形成す
る。
【0015】第2工程(図1(Bp ),(Bs )参照) 非晶質シリコン薄膜2の上の中央部の画素を駆動するT
FTを形成する領域にSiO2 膜3を形成する。
【0016】第3工程(図1(Cp ),(Cs )参照) 非晶質シリコン薄膜2の周辺部のSiO2 膜3が形成さ
れていない領域に酸素が吸着されない状態にして550
℃程度の熱処理を加えることによって、SiO 2 膜3が
形成されていない領域の非晶質シリコン薄膜2を結晶化
して、多結晶シリコン薄膜21 に相構造を変換する。
【0017】この際、結晶化温度より低い熱処理によっ
て、非晶質シリコン薄膜2のシリコン原子の運動が盛ん
になり、表面から結晶化が進行するが、この非晶質シリ
コン薄膜2の表面にSiO2 膜3あるいは、シリコン以
外の物質が付着していると、シリコン原子の運動が妨げ
られて表面からの結晶化が始まらないため非晶質シリコ
ン薄膜2の状態を維持する。
【0018】第4工程(図1(Dp ),(Ds )参照) 最後に、SiO2 膜3を除去する。
【0019】この場合、SiO2 膜3に代えて、SiN
膜等を用いることができる。この方法によると、一度の
熱処理によって、同一基板の上に非晶質シリコン薄膜と
多結晶シリコン薄膜を形成することができる。
【0020】図2は、本発明の第2の薄膜形成方法の原
理説明図であり、(Ap ),(As)〜(Dp ),(D
s )は各工程を示している。この図において、例えば
(Ap )は基板の上に薄膜を形成する過程の平面を示
し、(As )は断面を示している。この図において、1
1は絶縁性基板、12は多結晶シリコン薄膜、121
非晶質シリコン薄膜、13はSiO2 膜である。この原
理説明図によって、本発明の第2の薄膜形成方法を説明
する。
【0021】第1工程(図2(Ap ),(As )参照) 絶縁性基板11の上に、多結晶シリコン薄膜12を形成
する。
【0022】第2工程(図2(Bp ),(Bs )参照) 多結晶シリコン薄膜12の上の周辺部の周辺回路のTF
Tを形成する領域にSiO2 膜13を形成する。
【0023】第3工程(図2(Cp ),(Cs )参照) 多結晶シリコン薄膜12の中央部のSiO2 膜13が形
成されていない領域にシリコンイオンを注入して、この
領域の多結晶シリコン薄膜12を非晶質シリコン薄膜1
1 に相構造を変換する。
【0024】この工程において、シリコンイオンの注入
によって、多結晶シリコン薄膜12が非晶質化するが、
この多結晶シリコン薄膜12の表面にSiO2 膜13が
ある領域ではシリコンイオンが注入されないため、多結
晶シリコン薄膜12の状態が維持される。
【0025】第4工程(図2(Dp ),(Ds )参照) 最後に、SiO2 膜13を除去する。多結晶シリコン薄
膜12が結晶化しない程度の低温で熱処理を施すことに
よって、多結晶シリコン薄膜12および非晶質シリコン
薄膜121 に生じている欠陥を改善する。
【0026】この場合、SiO2 膜13に代えて、Si
N膜、レジスト膜等のマスクを用いることができる。ま
た、シリコンイオンに代えて、アルゴン、キセノン等の
質量が大きいイオンを用いることもできるが、注入され
たアルゴン、キセノン等が電気特性に悪影響を与える場
合は、その恐れがないシリコンイオンを用いる。この方
法によると、一度の処理によって、同一基板の上に非晶
質シリコン薄膜と多結晶シリコン薄膜を形成することが
できる。
【0027】上記のように、本発明によると、一度の処
理によって一括して非晶質シリコン薄膜と多結晶シリコ
ン薄膜を形成することができるため、前記従来技術にお
いて問題になっていたレーザアニールで生じるビーム間
の境界の相構造の不均一性を除くことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (第1実施例)図3は、第1実施例の薄膜形成方法の工
程説明図であり、(Ap ),(As )〜(Dp ),(D
s )は各工程を示している。この図において、例えば
(Ap )は基板の上に薄膜を形成する過程の平面を示
し、(As )は断面を示している。この図において、2
1は石英基板、22は非晶質シリコン薄膜、221 は多
結晶シリコン薄膜、23はSiO2 膜である。この実施
例の薄膜形成方法は、前記の本発明の第1の薄膜形成方
法の原理に基づくものである。
【0029】第1工程(図3(Ap ),(As )参照) 石英基板21の上に、LP−CVD法によって500℃
で膜厚1500Åの非晶質シリコン薄膜22を形成す
る。
【0030】第2工程(図3(Bp ),(Bs )参照) 非晶質シリコン薄膜22の上にLP−CVD法によって
400℃で膜厚1000ÅのSiO2 膜を形成し、液晶
表示装置に用いることを予定して、画素部に当たる中心
部に矩形状のSiO2 膜23が残るように、SiO2
の周囲をフォトリソグラフィー技術によってエッチング
除去する。
【0031】第3工程(図3(Cp ),(Cs )参照) SiO2 膜23によって覆われていない領域の非晶質シ
リコン薄膜22の表面に付着している酸素をHF処理し
て除去し、この領域が空気に触れないように注意して、
非酸化性雰囲気を満たした熱処理炉に導入して、550
℃で2時間熱処理を行う。
【0032】この熱処理によって、SiO2 膜23によ
って覆われていない領域の非晶質シリコン薄膜22の表
面から結晶化が起こり、(111)の面方位で多結晶化
した多結晶シリコン薄膜221 が形成される。
【0033】前述したように、この際、結晶化温度より
低い熱処理によって、非晶質シリコン薄膜22のシリコ
ン原子の運動が盛んになり、表面から結晶化が進行する
が、この非晶質シリコン薄膜22に表面にSiO2 膜2
3あるいは、シリコン以外の物質が付着していると、シ
リコン原子の運動が妨げられて表面からの結晶化が始ま
らないため非晶質シリコン薄膜22の状態を維持する。
【0034】第4工程(図3(Dp ),(Ds )参照) 最後に、SiO2 膜23を除去する。そして、330℃
で水素プラズマ処理を行って、非晶質シリコン薄膜22
と多結晶シリコン薄膜221 に水素を添加してシリコン
原子のダングリングボンドを補償する。
【0035】この場合、SiO2 膜23に代えて、Si
N膜等を用いることができる。この方法によると、一度
の熱処理によって、同一基板の上に非晶質シリコン薄膜
と多結晶シリコン薄膜を形成することができる。この実
施例においては、非晶質シリコン薄膜を550℃で熱処
理して多結晶シリコン薄膜に相構造を変換したが、温度
を600℃程度より高くすると、非晶質シリコン薄膜の
底面からも結晶化が進行して全体的に多結晶化すること
になり、所期の目的を達成することができなくなるた
め、この熱処理温度を600℃以下に抑えることが必要
である。
【0036】(第2実施例)図4は、第2実施例の薄膜
形成方法の工程説明図であり、(Ap ),(As )〜
(Dp ),(Ds )は各工程を示している。この図にお
いて、例えば(Ap )は基板の上に薄膜を形成する過程
の平面を示し、(As )は断面を示している。この図に
おいて、31は石英基板、32は多結晶シリコン薄膜、
321 は非晶質シリコン薄膜、33はSiO2 膜であ
る。
【0037】この実施例の薄膜形成方法は、前記の本発
明の第2の薄膜形成方法の原理に基づくものである。
【0038】第1工程(図4(Ap ),(As )参照) 石英基板31の上に、LP−CVD法によって500℃
で膜厚800Åの非晶質シリコン薄膜を形成する。その
後、600℃で25時間の熱処理を加えることによっ
て、全面を多結晶化して、多結晶シリコン薄膜32を形
成する。
【0039】第2工程(図4(Bp ),(Bs )参照) 前工程で形成した多結晶シリコン薄膜32の上に、LP
−CVD法によって400℃で、膜厚1000ÅのSi
2 膜33を形成し、液晶表示装置に用いることを予定
して、周辺回路のTFTを形成する領域に枠状のSiO
2 膜33が残るように、SiO2 膜の中心部をフォトリ
ソグラフィー技術によってエッチング除去する。
【0040】第3工程(図4(Cp ),(Cs )参照) 多結晶シリコン薄膜32の中央部のSiO2 膜33が形
成されていない領域に加速電圧30kV以下で約5×1
15ion/cm2 の密度でシリコンイオンを注入し
て、この領域の多結晶シリコン薄膜32を非晶質シリコ
ン薄膜321 に相構造を変換する。
【0041】この工程において、シリコンイオンの注入
によって、多結晶シリコン薄膜32が非晶質化するが、
この多結晶シリコン薄膜32の表面にSiO2 膜33が
ある領域ではシリコンイオンが注入されないため、多結
晶シリコン薄膜32の状態が維持される。
【0042】第4工程(図4(Dp ),(Ds )参照) 最後に、SiO2 膜33を除去する。非晶質シリコン薄
膜321 が結晶化しない330℃程度の低温で水素プラ
ズマ処理を行うことによって、多結晶シリコン薄膜32
および非晶質シリコン薄膜321 に水素を添加して特性
を改善する。
【0043】この場合、前述のように、SiO2 膜33
に代えて、SiN膜、レジスト膜等のマスクを用いるこ
とができ、シリコンイオンに代えて、アルゴン、キセノ
ン等の質量が大きいイオンを用いることもできるが、注
入されたイオンが電気特性に悪影響を与える恐れがない
シリコンイオンを用いることが望ましい。この方法によ
ると、一度の処理によって、同一基板の上に非晶質シリ
コン薄膜と多結晶シリコン薄膜を形成することができ
る。
【0044】(第3実施例)第1実施例と第2実施例に
おいては、非晶質シリコン薄膜をLP−CVD法によっ
て形成したが、この非晶質シリコン薄膜をスパッタ法、
P−CVD法によって形成した場合でも、同様の効果を
奏した。スパッタ法によって非晶質シリコン薄膜を形成
する場合、その温度を、室温もしくは300℃程度の広
い範囲で実施することができる。P−CVD法によって
非晶質シリコン薄膜を形成する場合は、300℃以下に
することができる。
【0045】(第4実施例) 第2実施例においては、質量分離されたシリコン原子を
用いるイオン注入法を適用したが、イオン注入法に代え
て、SiH4 ガスを用いるイオンドーピング法(イオン
シャワー法)を用いることができる。この場合は、多結
晶シリコン薄膜をシリコン原子によって非晶質シリコン
薄膜に変換した所に水素が導入され、シリコン原子の注
入によって発生した欠陥を補償してa−Si:H薄膜が
形成されるため、P−CVD法によって形成した非晶質
シリコン薄膜と同等の特性を持たせることができる。
こで、第2実施例の説明に用いた図4を参照すると、下
地である多結晶シリコン薄膜32上には枠状の第1の膜
であるSiO 2 膜33が存在しているのであるが、その
状態でSiH 4 ガスのイオンシャワーを浴びせると、S
iO 2 膜33で覆われている部分、即ち、多結晶シリコ
ン薄膜32の部分も水素化することができる。 その理由
は、SiH 4 ガスのイオンシャワーを実施した場合、S
iとHとが同時に注入されるのであるが、Hは軽いので
深く入り、そして、Siは深く入ることができず、その
結果、多結晶シリコン薄膜32がSiO 2 膜33に覆わ
れていても、Hのみが注入されて水素化が行われるので
ある。勿論、SiO 2 膜33に覆われていない領域には
Si(及び水素)が注入され、結晶が壊れて非晶質にな
る。
【0046】上記の各実施例によって説明したように、
本発明によると、一度の処理によって一括して非晶質シ
リコン薄膜と多結晶シリコン薄膜を形成することができ
るため、前記従来技術において問題になっていたレーザ
アニールで生じるビーム間の境界の相構造の不均一性を
除くことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
同一基板の上に形成した非晶質シリコン薄膜あるいは多
結晶シリコン薄膜を、簡単な工程によって、多結晶シリ
コン薄膜あるいは非晶質シリコン薄膜に相構造を変換す
ることが可能になり、液晶表示装置等の技術分野におい
て寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の薄膜形成方法の原理説明図であ
り、(Ap ),(As )〜(D p ),(Ds )は各工程
を示している。
【図2】本発明の第2の薄膜形成方法の原理説明図であ
り、(Ap ),(As )〜(D p ),(Ds )は各工程
を示している。
【図3】第1実施例の薄膜形成方法の工程説明図であ
り、(Ap ),(As )〜(Dp),(Ds )は各工程
を示している。
【図4】第2実施例の薄膜形成方法の工程説明図であ
り、(Ap ),(As )〜(Dp),(Ds )は各工程
を示している。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2 非晶質シリコン薄膜 21 多結晶シリコン薄膜 3 SiO2 膜 11 絶縁性基板 12 多結晶シリコン薄膜 121 非晶質シリコン薄膜 13 SiO2 膜 21 石英基板 22 非晶質シリコン薄膜 221 多結晶シリコン薄膜 23 SiO2 膜 31 石英基板 32 多結晶シリコン薄膜 321 非晶質シリコン薄膜 33 SiO2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筧 達也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 植松 達也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−55142(JP,A) 特開 平6−97074(JP,A) 特開 平1−253972(JP,A) 特開 平7−283134(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/20 H01L 21/265 P H01L 29/78

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板の上に非晶質シリコン薄膜を
    成する工程と、 該非晶質シリコン薄膜の上に選択的に第の膜を形成す
    る工程と、 第の膜によって覆われていない領域の該非晶質シリコ
    ン薄膜の表面に酸素が接触しない状態で熱処理を加える
    ことによって第1の膜によって覆われていない領域の該
    非晶質シリコン薄膜を多結晶シリコン薄膜に相構造を変
    換する工程を含み、 同一の絶縁性基板の上に非晶質シリコン薄膜と多結晶薄
    膜を形成することを特徴とする薄膜形成方法。
  2. 【請求項2】第1の膜はシリコン酸化膜またはシリコン
    窒化膜からなることを特徴とする請求項1記載の薄膜形
    成方法。
  3. 【請求項3】第1の膜によって覆われていない領域の該
    非晶質シリコン薄膜に加える熱処理を600〔℃〕以下
    で行うことを特徴とする請求項1記載の薄膜形成方法。
  4. 【請求項4】絶縁性基板の上に多結晶シリコン薄膜を形
    成する工程と、 該多結晶シリコン薄膜の上に選択的に第1の膜を形成す
    る工程と、 第1の膜によって覆われていない領域の該多結晶シリコ
    ン薄膜にイオンを注入することによって該多結晶シリコ
    ン薄膜を非晶質シリコン薄膜に相構造を変換する工程
    と、 該非晶質シリコン薄膜に水素を添加する工程とを含み、 同一の絶縁性基板の上に非晶質シリコン薄膜と多結晶薄
    膜とを形成することを特徴とする 薄膜形成方法。
  5. 【請求項5】第1の膜によって覆われていない領域の該
    多結晶シリコン薄膜にシリコンイオンを注入すること
    特徴とする請求項4記載の薄膜形成方法。
  6. 【請求項6】絶縁性基板の上に形成した非晶質シリコン
    薄膜および多結晶シリコン薄膜に水素プラズマもしくは
    水素イオンシャワー注入によって水素を添加することを
    特徴とする請求項4記載の薄膜形成方法。
  7. 【請求項7】第の膜によって覆われていない領域の該
    多結晶シリコン薄膜にSiH4 ガスを用いたイオンシャ
    ワー注入を行い該多結晶シリコン薄膜を非晶質シリコン
    薄膜に相構造の変換を行うとともに非晶質シリコン薄膜
    および多結晶シリコン薄膜の水素化を行うことを特徴と
    する請求項5記載の薄膜形成方法。
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